JP2003304675A - ステップモータ - Google Patents

ステップモータ

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JP2003304675A
JP2003304675A JP2002104577A JP2002104577A JP2003304675A JP 2003304675 A JP2003304675 A JP 2003304675A JP 2002104577 A JP2002104577 A JP 2002104577A JP 2002104577 A JP2002104577 A JP 2002104577A JP 2003304675 A JP2003304675 A JP 2003304675A
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JP
Japan
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magnet
yokes
step motor
central portion
pole teeth
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JP2002104577A
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English (en)
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Yutaka Ishizuka
豊 石塚
Toshiharu Matsushima
俊治 松島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で発生トルクが大きく、かつ低振動で位
置決め精度の良い、広範囲で利用できるステップモータ
を提案する。 【解決手段】 1相内の1対のヨークは相対向する方向
から向き合う事ができように、外ヨーク7はモータケー
ス4の軸方向中央部分に係合され、その極歯はマグネッ
ト9の中心部から側端に沿って延設し、一方内ヨーク6
はコイル8の端面に当接され、その極歯は逆向きに延設
されている。更にモータケース4と内ヨーク6は磁性体
のリング5で係合され、2つのモータケース4の当接面
を接合することにより、2相のステップモータを構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、DVD-ROMやDVD-RAM
等のコンピュータ周辺機器における光ヘッドをキャッリ
ジする用途や、或いはデジタルカメラなどのズーミング
やオートフォーカス機構に用いられる永久磁石型の小型
ステッピングモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】DVD−RAMやCR-R/Wなどのコンピュータ用
周辺機器の小型化や高容量化に伴い、これら機器に使用
される信号読み取りヘッドを駆動させるためのステッピ
ングモータに対する小型・小径化への要求はますます高
まってきている。一方、前記の光学ヘッドにおいては、
多機能化を実現するために軽量化するのが困難であり、
従って前記のステッピングモータは、小型・小径化する
とともに、強い発生トルクを確保する必要があり、この
相矛盾した要求を達成しなければならない。これら要求
を達成するために、特開2002−27726や、特開
平11−252890などが提案されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】しかし、特開2002−27726に開示
されている構造では、所詮内側ヨーク9b、10aの更
に内側に永久磁石7を配置せねばならず、トルクが発生
する半径が非常に小さくなり、かつ前記永久磁石7の表
面積も小さく、従ってトルク発生に寄与する永久磁石の
総磁束量を大きく出来ないため、発生トルクを充分に大
きくする事は困難であった。
【0004】また、特開平11−252890において
は、コイル組立22がマグネット23と軸方向に重なら
ないよう配置されているため、前記特開2002−27
726のような課題は克服することはできるが、それぞ
れのコイル組立22の軸方向の前後に配置される外ヨー
ク12と内ヨーク13の延長上で構成されるそれぞれの
極歯は、同じ方向から挿入され、互いに入れ違いになる
ように角度をずらして位置決めする構造となっているた
め、第3図に示すように双方のヨークを組立時にお互い
干渉しないようにそれぞれの極歯にテーパを付けるに
は、内ヨーク大径部27の極歯の形状は先端を幅広く、
かつ根元の幅を狭くして加工せねばならない。しかし、
極歯の長さLを確保するためには、プレス等の塑性加工
時にP方向に素材を流動させながらLを長くしていく方法
を講じる事になるが、根元の幅が狭いと極歯の厚さ、t
を一定にすることができず、この場合先端に行くほど極
端にその厚さtが薄くなってしまい、当該部分で磁気的
な飽和が発生するためモータの特性の劣化を招くことに
なる。従ってそれぞれの極歯はマグネットの回転方向に
対して最適なテーパを付ける事ができず、矩形状になら
ざるを得ないため、コギングトルクやトルクリップルが
大きくなり、位置決め精度が劣化したり、振動が大きく
なるなどの課題が残されていた。
【0005】更に1対の内ヨーク27と外ヨーク12
は、もう1対の2つのヨークに対し、極歯同士が空隙を
介して軸方向に対向している構造のため、お互いを連結
し2相モータとして構築するためには、コの字状の取付
板14が必須となり、リードスクリュー等を備え、取付
板が一体型となったような構造に限定されてしまうた
め、上記の取付板などを必要とせず、モータ本体の両端
に配置した軸受を介して導出された軸に直接ピニオンギ
アを固定するような一般的な用途には不向きであった。
【課題を解決するための手段】
【0006】上記目的を達成するため本発明において
は、外周面に多極着磁された円筒状のマグネットと、そ
の中心部分を貫通し前記マグネットに固定された軸から
なるロータと、前記マグネットの外周面に対向する位置
に配置され、くし歯状に加工された2対の外ヨークと内
ヨークと、前記マグネットと軸方向に重ならないように
配置された2つのコイル組立からなる磁気回路を持つ2
相のPM型ステップモータにおいて、前記2つの外ヨーク
は前記コイル組立の外周を覆う1対のケースの軸方向の
当接部分にその一端が固定され、くし歯状に加工された
極歯が前記マグネット外周面の軸方向中心部分から両端
側に向かって沿うように配置され、かつ前記2つの内ヨ
ークは前記コイル組立の軸方向内側の側端面から曲げ加
工によって延設されたくし歯状に加工された極歯が前記
マグネットの軸方向の両端から中心部分に向かって沿う
ように配置する構造としてある。また、前記のケースと
前記の内ヨークは、前記コイル組立の内径部分におい
て、磁性体からなるリング状の部品によって係合する構
造を提案する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照し本発明によ
るステップモータの一例を説明する。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すステップモ
ータの断面図であって、その中心部分に軸1が挿入固定
され、外周面に多極着磁を施したマグネット9に対し、
前記マグネットと軸方向に重ならないように配置された
1対のコイル組立8a、8bの軸方向の両端面から延設
された1対の内ヨーク6a、6bと外ヨーク7a、7b
がお互いにその極歯が入れ違うように角度をずらして向
き合う位置に固定され、前記の極歯群が前記マグネット
9の外周面を外側から包み込むような形で磁気回路上で
のエアーギャップを構成する。また、前記2つの外ヨー
ク7a、7bは前記コイル組立8a、8bの外周を覆う
ケース4a、4bの軸方向のほぼ中心部分にその一端が
固定され、くし歯状に加工された極歯が前記マグネット
外周面の軸方向中心部分から両端側に向かって沿うよう
に配置され、一方前記2つの内ヨーク6a、6bは前記
コイル組立8a、8bの軸方向内側の側端面から曲げ加
工によって延設された、くし歯状に加工された極歯が前
記マグネット9の軸方向の両端から中心部分に向かって
沿うように配置されている。更に、前記の外ヨーク7
a、7bと前記の内ヨーク6a、6bは、前記コイル組
立8a、8bの内径部分において、磁性体からなるリン
グ状の部品5a、5bによって係合される構造としてあ
る。
【0009】一方、前記1対のケース4a、4bは、モ
ータの軸方向のほぼ中心部分で当接され、この当接面上
で溶接を行うことにより、前記1対のケース同士を強固
に接合できる構造とした。
【0010】更に、前記1対のケース4a、4bの両外
側端面には、取付板3a、3bが固定されこの取付板3
a、3bには、1対の軸受2a、2bが固定されてお
り、その中心部分を貫通し前記マグネット9に固定され
た軸1は、前記の軸受2a,2bによって回転自在に支
承される構造とした。
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば2つ
の外ヨークは前記コイル組立の外周を覆うケースの軸方
向のほぼ中心部分にその一端が固定され、くし歯状に加
工された極歯が前記マグネット外周面の軸方向中心部分
から両端側に向かって沿うように配置され、かつ前記2
つの内ヨークは前記コイル組立の軸方向内側の側端面か
ら曲げ加工によって延設されたくし歯状に加工された極
歯が前記マグネットの軸方向の両端から中心部分に向か
って沿うように配置される構造となっているため、内ヨ
ークの極歯と外ヨークの極歯それぞれの先端はお互いに
向き合った状態で組み立てることが可能となり、従っ
て、第4図にしめすように極歯の形をマグネットの回転
方向においてテーパ形状に構成できることにより、モー
タのコギングトルクやトルクリップル及び振動を低減す
ることができる。また、同時にマグネットの外径を非常
に大きくすることができるため、小型でも非常にトルク
の大きいステップモータを実現できる。
【0011】また、外ヨークと内ヨークを、前記コイル
組立の内径部分において、磁性体からなるリング状の部
品によって係合される構造としたことによって、内ヨー
クとリングを一体で製造する場合の構造に比較すると、
内ヨークの軸方向長さを短くすることが可能となり、極
く小さな直径の内ヨークであっても、容易にプレス等の
塑性加工で精度良く製造することができる。また、前記
のリング状部品の両端部分で外ヨーク及び内ヨークと係
合する構造となっているため、これら係合部分の接合強
度を充分高めることにより剛性の高いモータを容易に生
産できる。
【0012】さらに、1対のケースは、モータの軸方向
のほぼ中心部分で当接され、この当接面上で溶接を行う
ことができる構造にしたため、前記1対のケース同士を
強固に接合することが可能となり、特開平11−252
890に開示されている如く、円筒状のモータ本体エン
ジン部分を固定するための取付板14などは必要がなく
なり、円筒状のモータ本体のみで充分な機械的剛性が得
られるため、コの字状の取付板など必要としない、モー
タの出力軸にピニオンギアーを付加して使用するような
用途などにも幅広く応用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステップモータの断面図である。
【図2】本発明に係るステップモータの分解図である。
【図3】公知例、特開平11−252890による、内
ヨーク大径部27の極歯形状を表す図である。
【図4】本発明による、ヨーク6a、7aの極歯形状を
表す図である。
【符号の説明】
1 軸 2a、2b 軸受 3a、3b 取付板 4a、4b ケース 5a、5b リング 6a、6b 内ヨーク 7a、7b 外ヨーク 8a、8b コイル組立 9 マグネット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その外周面に多極着磁された円筒状のマグ
    ネットと、その中心部分を貫通し前記マグネットに固定
    された軸からなるロータと、前記マグネットの外周面に
    対向する位置に配置され、くし歯状に加工された2対の
    外ヨークと内ヨークと、前記マグネットと軸方向に重な
    らないように配置された2つのコイル組立からなる磁気
    回路を持つ2相のPM型ステップモータにおいて、前記2
    つの外ヨークは前記コイル組立の主に外周を覆う1対の
    ケースの軸方向当接部分にその一端が固定され、くし歯
    状に加工された極歯が前記マグネット外周面の軸方向中
    心部分から両端側に向かって沿うように配置され、かつ
    前記2つの内ヨークは前記コイル組立の軸方向内側の側
    端面から曲げ加工によって延設されたくし歯状に加工さ
    れた極歯が前記マグネットの軸方向の両端から中心部に
    向かって沿うように配置されたことを特徴とするステッ
    プモータ。
  2. 【請求項2】前記のケースと前記の内ヨークは、前記コ
    イル組立の内径部分において、磁性体からなるリング状
    の部品によって係合されていることを特徴とする請求項
    1に記載のステップモータ。
JP2002104577A 2002-04-05 2002-04-05 ステップモータ Pending JP2003304675A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006118150A1 (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Valeo Thermal Systems Japan Corporation ステッピングモータ
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KR100923561B1 (ko) * 2005-01-06 2009-10-27 니덱 코팔 가부시키가이샤 스테핑 모터

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