JP2006124194A - ガラス板の切断分離方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガラス板を切断分離するに際して、ガラス板の保持等による汚れや微小傷の発生を抑制すると共に、切断面における欠け等の発生やガラスチッピングの発生を抑制し、切断後のガラス板の品質向上を図る。
【解決手段】 スクライブ線Sが上下方向に延びるように配置されたガラス板2を、そのスクライブ線Sの両側を吊支手段3により吊り下げ支持した状態で、スクライブ線Sに沿う一部領域に、クラック基部形成手段4によりガラス板2の表面から裏面に達するクラック基部Cを形成し、その後、引き裂き力発生手段5によりガラス板2にスクライブ線Sを基準とする引き裂き力を作用させることにより、クラック基部を出発点としてスクライブ線Sに沿って切断を進行させてガラス板2を分離させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス板の切断分離方法及びその装置に係り、特に、スクライブ線が刻設されたガラス板をそのスクライブ線に沿って効率良く切断して分離させるための技術に関する。
周知のように、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイなどの各種画像表示機器用のガラスパネルの製作や、建築用の窓ガラスの製作に際しては、複数枚のガラスパネルや窓ガラスが一枚の素板ガラスから作り出される手法が採用されるに至っている。そして、これに伴ってガラスメーカー等で成形および加工される素板ガラスは、大板化が推進されているのが現状である。
詳述すると、例えば液晶ディスプレイのガラスパネルの製造に際しては、製造コストの低減ならびに生産効率(スループット)の向上を目的として、大板の素板ガラスに多数のガラスパネルを作り込むマルチ方式が採用されるに至ったことから、ガラスメーカーで製作する素板ガラスをできるだけ大きくすることが試みられ或いは実用化が図られている。
具体的には、実用化量産の初期には、素板ガラスの大きさが300×400mmサイズ程度であったが、その後、ガラスパネルの採り枚数の増加に伴って、370×470mmサイズ、550×650mmサイズ、680×680mmサイズ、1000×1200mmサイズ等への大板化が進み、現在は1500×1850mmサイズ(厚み0.7mm程度)の素板ガラスが製作されるに至り、今後においても更なる大板化が推進される傾向にある。
この場合、上述の例示列挙した各種製品の製作に使用される素板ガラス(ガラス板)及びこれらに準じるガラス板は、複数枚に分離されてそれぞれが使用に供されたり、或いは不要部分が分離されて廃棄処分されたりすることから、この種のガラス板に対しては、成形後の所定の時期に切断工程が実行される。
この切断工程では、先ず、図4に示すように、ガラス板10の一方の面(表面)にスクライブカッター11によりスクライブ線S1を刻設した後、このスクライブ線S1を分割基準として切断が行なわれる。この場合の切断方式の代表例としては、例えば下記の特許文献1に開示されているようにスクライブ線を基準として折り割る所謂曲げ折り式と、スクライブ線に衝撃力を作用させて分断する所謂パンチ式とが公知となっている。
詳述すると、前者の曲げ折り式は、図5に示すように、ガラス板10のスクライブ線S1が刻設された面の裏側に支持部材12を配設し、且つ支持部材12の端面12aとガラス板10のスクライブ線S1とを合致させた状態で、そのガラス板10の支持部材12からの張り出し側部分10aに、矢印A方向への押圧力を作用させることにより、スクライブ線S1を境界としてガラス板10を分断させるものである。この場合、下記の特許文献1に開示の切断分離方法によれば、ガラス板10の支持部材12からの張り出し部分10aが、複数の負圧吸引パッドにより保持されている。また、後者のパンチ式は、図6に示すように、鋭角部13aを有する切断部材13と、衝撃力を付与する撃打部材14とを、ガラス板10のスクライブ線S1の刻設部位を表裏両側から挟持するように配設し、切断部材13に対して撃打部材14を衝撃力を伴わせて押し付けることにより、スクライブ線S1を境界としてガラス板10を分断させるものである。
更に、これらの切断方式以外にも、例えば下記の特許文献2に開示されているように、スクライブ線が上下方向に延びるように配列されたガラス板に、ひねりを加えてそのガラス板をスクライブ線で切断分離させる方式が公知となっている。
特開2002−137930号公報 特開平8−119654号公報
ところで、上述の図5に示す曲げ折り式の切断手法では、支持部材12をガラス板10のスクライブ線S1に沿う広い領域に配設した上で、負圧吸引パッドも同じくガラス板10の張り出し部分10aの広い領域に配備せねばならないため、ガラス板10に対する支持部材12や負圧吸引パッド等の接触箇所が不当に多くなり或いは接触面積が不当に広くなる。また、上述の図6に示すパンチ式の切断手法においても、切断部材13と撃打部材14とをガラス板10のスクライブ線S1に沿う広い領域に配設する必要があるのみならず、分断後のガラス板10が落下しないように、負圧吸引パッド等の保持部材を同じくガラス板10の広い領域に配備せねばならなくなり、これらの部材とガラス板10との接触箇所が不当に多くなる。
この場合、ガラス板10の表裏両面(特に表面)は、高い清浄度が要求されるにも拘らず、上記両者の切断手法のように他部材との接触箇所が多くなれば、ガラス板10における汚れや微小傷等の発生頻度が多くなり、切断分離後におけるガラス板の品質低下や不良品の発生過多等の不具合を招く。しかも、上記両者の切断手法は、ガラス板10をスクライブ線S1の全長に亘って一挙同時に分断するものであるため、切断面に欠けが発生し易いという難点があると共に、分断直後に切断部でガラス粉末等からなるガラスチッピングが発生して、ガラス板の製品部分に付着するという事態を招き、製品価値を低下させる要因ともなっていた。
一方、上記の特許文献2に開示されているように、ガラス板にひねりを加えて切断する手法によるにしても、ガラス板の上端部の複数箇所と下端部の複数箇所とを強固に保持する必要があり、しかも保持したガラス板にひねりを加えねばならないため、その保持部に汚れや微小傷が付き易くなる。更に、このようにひねりによりガラス板を切断する場合には、分断が進行していく過程で、その分断された両側の切断面がひねりにより相互に接触することに起因して、切断面に欠けや割れ等が発生するおそれが生じ、綺麗或いは滑らかな切断面を得ることができなくなると共に、ガラスチッピングの発生による問題をも招来し、従ってこの場合にも品質低下等の不具合を招く。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ガラス板を切断分離するに際して、ガラス板の保持等による汚れや微小傷の発生を抑制すると共に、切断面における欠け等の発生やガラスチッピングの発生を抑制し、ひいては切断後のガラス板の品質向上を図ることを技術的課題とする。
上記技術的課題を解決するためになされた本発明に係るガラス板の切断分離方法は、スクライブ線が刻設されたガラス板を、該スクライブ線が上下方向に延びるように配置し且つ該スクライブ線を境としてその両側を吊り下げ支持した状態で、前記スクライブ線に沿う一部領域に、前記ガラス板の表面から裏面に達するクラック基部を形成し、その後、前記ガラス板に前記スクライブ線を基準とする引き裂き力を作用させることにより、前記クラック基部を出発点として前記スクライブ線に沿って切断を進行させて前記ガラス板を分離させることを特徴とするものである。
ここで、上記の「スクライブ線」とは、ガラス板の肉厚の例えば1/10程度の深さを有し且つ直線上に沿って延びる線状の溝を意味する。また、上記の「スクライブ線を基準とする引き裂き力」とは、スクライブ線を中心としてガラス板をその両側に引き裂く力を意味する。尚、上記の「クラック基部」は、スクライブ線に沿って0.5〜50mm、更には0.5〜30mmの長さの領域に形成されることが好ましく、換言すれば、クラック基部のスクライブ線に沿う長さは、0.5〜50mm、更には0.5〜30mmであることが好ましい。また、上記の「ガラス板」としては、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイなどの各種画像表示機器用のガラスパネルの製作に使用される素板ガラスや、建築用の窓ガラスの製作に使用される素板ガラスが挙げられる。
このような方法によれば、従来の曲げ折り式やパンチ式の切断手法のようにガラス板をスクライブ線の全長に亘って一挙同時に切断分離するわけではなく、先ず、スクライブ線に沿う一部領域のみに、ガラス板の表面から裏面に達するクラック基部(微小な分断部)を形成するものであることから、このクラック基部の形成時にその切断面に欠け等が発生したり或いはガラスチッピングが発生する確率は極めて低くなる。そして、このクラック基部を形成した後は、スクライブ線を基準とする引き裂き力をガラス板に作用させ、クラック基部を出発点としてスクライブ線に沿って切断(分断)を進行させていくので、この切断が進行する過程において、不当な衝撃等が作用しなくなると共に、ガラス板は、引き裂き力つまり分断後の両切断面を相互に離反させる引き裂き力によって、その切断が進行することになるので、両切断面が相互に接触或いは干渉することもない。これにより、ガラス板の分断後における切断面に欠け等が発生する確率が極めて低くなり、綺麗で滑らかな切断面が得られると共に、ガラスチッピングが発生してガラス板に付着する確率も極めて低くなり、分断後におけるガラス板の品質向上に寄与することができる。また、このような作業は、ガラス板を広い領域で保持せずとも、ガラス板をスクライブ線の両側で吊り下げ支持するための保持のみで行なえるため、ガラス板の保持部位を可及的に少なくすることができ、これによりガラス板を不当に多くの箇所で保持することによる汚れや微小傷の発生を効果的に抑制することが可能となる。そのため、特に汚れや微小傷が問題となりやすい画像表示機器用の素板ガラスの切断分離に有用である。また、引き裂き力をガラス板に作用させるためには、ガラス板の厚みが小さい方が好ましく、具体的には、0.25〜1.10mmの厚みが好適である。
上記の方法において、ガラス板は、前記スクライブ線の両側における上端部のみで吊り下げ支持されると共に、前記クラック基部は、ガラス板の下端部のみに形成され、且つ、前記引き裂き力の作用による切断の進行は、ガラス板の下端部から上端部に向かってのみ行なわれることが好ましい。
このようにすれば、ガラス板の切断時及び切断後に、ガラス板を保持する箇所は、最低限で上端部の二箇所のみとすることができ、ガラス板の保持による汚れや微小傷の発生をより確実に抑制することが可能となる。しかも、クラック基部はガラス板の下端部のみに形成すればよいので、クラック基部を例えばガラス板の中央部或いは上下方向途中に形成する場合(このような場合も本発明に含まれる)等と比較して、クラック基部の形成を容易に且つ簡易な作業設備で行なうことが可能となる。更に、引き裂き力の作用による切断の進行は、ガラス板の下端部から上端部に向かってのみ行なわれるため、切断の進行を簡易な設備で円滑に行なわせることが可能となるばかりでなく、切断面の綺麗さや滑らかさをより確実に確保することが可能となる。
上記の方法において、クラック基部を形成するためのクラック基部形成手段は、ガラス板の下端部のみに対して接触することが好ましい。
このようにすれば、クラック基部形成手段をガラス板の下端部周辺に配備できることから、既述のようにガラス板を上端部のみで吊り下げ支持する場合のように吊り下げ支持部(保持部)をガラス板の上端部周辺に配備すればよい構造としておけば、ガラス板の中央部には切断に必要な手段を配備する必要がなくなり、切断作業をスムーズに且つ邪魔物の存在なく行なえると共に、スペース面において有利となる。この場合、クラック基部形成手段が接触するガラス板の下端部は、その接触による傷や欠け等の発生が問題とならない領域、すなわちガラス板の中央部周辺における有効面を逸脱した領域であることが好ましい(ガラス板の吊り下げ支持部となる上端部も同様)。なお、ここでいう「接触」は、ガラス板を保持する場合のように切断作業時や切断後における常時或いは長時間に亘る接触を意味するものではなく、切断作業時の中のクラック基部形成時のみの接触であればよい。したがって、この接触が原因となって、ガラス板を保持する場合のような汚れや微小傷は発生し難くなる。
上記の方法において、ガラス板にスクライブ線を境界とする引き裂き力を作用させるための引き裂き力発生手段は、ガラス板の下端部のみに対して接触することが好ましい。
このようにすれば、引き裂き力発生手段をガラス板の下端部周辺に配備できることから、上記と同様に、ガラス板の中央部には切断に必要な手段を配備する必要がなくなり、切断作業をスムーズに且つ邪魔物の存在なく行なえると共に、スペース面において有利となる。また、この場合にも、引き裂き力発生手段が接触するガラス板の下端部は、ガラス板の有効面を逸脱した領域であることが好ましい。更に、ここでいう「接触」も、ガラス板を保持する場合のように切断作業時や切断後における常時或いは長時間に亘る接触を意味するものではなく、切断作業時の中の引き裂き時のみの接触であればよい。
一方、上記技術的課題を解決するためになされた本発明に係るガラス板の切断分離装置は、スクライブ線が刻設されたガラス板を該スクライブ線が上下方向に延びるように配置した状態で該スクライブ線を境としてその両側を吊り下げ支持する吊支手段と、前記スクライブ線に沿う一部領域に前記ガラス板の表面から裏面に達するクラック基部を形成するクラック基部形成手段と、前記ガラス板に前記スクライブ線を基準とする引き裂き力を作用させるための引き裂き力発生手段とを有することを特徴とするものである。
このような構成によっても、従来の曲げ折り式やパンチ式の切断手法のようにガラス板をスクライブ線の全長に亘って一挙同時に切断分離することにはならず、先ず、スクライブ線に沿う一部領域のみに、クラック基部形成手段によってガラス板の表面から裏面に達するクラック基部(微小の分断部)が形成されることから、このクラック基部の形成時にその切断面に欠け等が発生したり或いはガラスチッピングが発生する確率は極めて低くなる。そして、このクラック基部を形成した後は、引き裂き力発生手段がスクライブ線を基準とする引き裂き力をガラス板に作用させることにより、ガラス板には、クラック基部を出発点としてスクライブ線に沿って切断(分断)が進行していくことになる。この場合にも、切断が進行する過程においては、不当な衝撃等が作用しなくなると共に、分断後の両切断面が相互に接触或いは干渉することもなくなることから、切断面における欠け等の発生確率やガラスチッピングの発生付着確率が極めて低くなり、分断後におけるガラス板の品質向上に寄与することができる。また、このような作業は、ガラス板を広い領域で保持せずとも、ガラス板をスクライブ線の両側で吊支手段により吊り下げ支持するのみで行なえるため、ガラス板を不当に多くの箇所で保持することによる汚れや微小傷の発生を効果的に抑制することが可能となる。
上記の装置において、クラック基部形成手段は、ガラス板のスクライブ線に沿う前記一部領域の裏側に相当する裏側部分領域が当接可能とされ且つその当接時にガラス板の裏側部分領域の移動を規制する規制部材と、ガラス板のスクライブ線が刻設された面側から前記一部領域の両側を押圧する押圧部材とを備え、押圧部材による押圧時に前記裏側部分領域が前記規制部材に当接し且つその押圧力によって前記一部領域から前記裏側部分領域に達するクラック基部が形成されるように構成することが好ましい。
このようにすれば、クラック基部形成手段によってガラス板にクラック基部を形成する際には、ガラス板のスクライブ線に沿う一部領域の裏面側に規制部材を配設し且つ表面側に押圧部材を配設した状態で、押圧部材を規制部材に対して接近動させれば、ガラス板におけるスクライブ線の裏側部分領域が規制部材に当接してその移動が規制されると共に、その当接部の両側が押圧部材により押圧される。これにより、規制部材を支点としてガラス板のスクライブ線に沿う一部領域のみが折り割りされ、この折り割り部がクラック基部となる。この場合、押圧部材は、スクライブ線が刻設されているガラス板の面側から、スクライブ線の刻設部分が凸状になるように曲げ変形を生じさせて折り割りすることになるので、その切断面に欠け等が生じ難くなり、良好な切断面を有するクラック基部が形成される。したがって、このクラック基部の形成作業が原因となってガラス板の切断面の性状が悪化するという事態は効果的に回避される。
上記の装置において、クラック基部形成手段の規制部材及び押圧部材は、ガラス板の下端部のみに接触可能となるように配備されていることが好ましい。
このようにすれば、クラック基部形成手段をガラス板の下端部周辺に配備できることから、上記の方法に係る説明でこれに対応する構成について既に述べた事項と同様の作用効果を享受することができる。
上記の装置において、引き裂き力発生手段は、ガラス板に形成されたクラック基部の両側を前記スクライブ線が刻設された面の裏側から押し移動させることによりガラス板にスクライブ線を基準とする引き裂き力を作用させる押動部材を備え、前記押動部材の押し移動によって前記クラック基部を出発点としてスクライブ線に沿って切断を進行させてガラス板を分離させるように構成することが好ましい。
このようにすれば、引き裂き力発生手段の押動部材が、ガラス板に形成されたクラック基部の両側を、スクライブ線が刻設された面の裏側から押し移動させるだけで、スクライブ線を基準とする引き裂き力が発生して、クラック基部を出発点としてスクライブ線に沿って切断が進行していく。したがって、引き裂き力発生手段としては、把持機能等を有する必要がなくなり、単にガラス板のクラック基部の両側を押し移動させることが可能なピン部材やロッドによって構成することができ、引き裂き力発生手段の構成の大幅な簡素化や設備費の低廉化を図ることが可能となる。しかも、ガラス板のスクライブ線が刻設された面の裏側から押動部材がガラス板のクラック基部の両側を押し移動させる構成であるから、ガラス板は、スクライブ線の刻設側部分が凸状となるように折り曲げられつつ、引き裂き力によって切断が進行することになり、これによっても切断面に欠けやガラスチッピング等が発生し難くなると共に、より円滑な切断の進行が可能となる。
上記の装置において、引き裂き力発生手段の押動部材は、ガラス板の下端部のみに接触可能となるように配備されていることが好ましい。
このようにすれば、引き裂き力発生手段をガラス板の下端部周辺に配備できることから、上記の方法に係る説明でこれに対応する構成について既に述べた事項と同様の作用効果を享受することができる。
上記の装置において、吊支手段は、ガラス板のスクライブ線の両側における上端部をそれぞれ個別に支持し且つ相接近動及び相離反動可能な個別支持部材を備えていることが好ましい。
このようにすれば、ガラス板のスクライブ線の両側における上端部がそれぞれ個別支持部材により支持されているので、ガラス板の切断分離作業が終了した後、その分離された各ガラス板を搬送する際には、各個別支持部材を相離反動させることにより、分離後のガラス板の相互間に隙間が形成され、この結果、分離後のガラス板の各切断面が搬送時に接触或いは干渉してその切断面に傷が付く等の不具合が生じなくなる。
以上のように本発明によれば、先ず、スクライブ線に沿う一部領域のみに、ガラス板の表面から裏面に達するクラック基部が形成されることから、そのクラック基部の切断面における欠け等の発生或いはガラスチッピングの発生確率が極めて低くなり、しかもスクライブ線を基準とする引き裂き力をガラス板に作用させることにより、クラック基部を出発点として切断が進行していくことから、この切断が進行する過程において、不当な衝撃等が作用しなくなると共に、両切断面が相互に接触或いは干渉することもなくなる。これにより、ガラス板の分断後における切断面に欠け等が発生する確率が極めて低くなり、綺麗で滑らかな切断面が得られると共に、ガラスチッピングが発生してガラス板に付着する確率も極めて低くなり、分断後におけるガラス板の品質が改善される。更に、この切断分離作業時には、ガラス板を広い領域で保持せずとも、ガラス板をスクライブ線の両側のみで吊り下げ支持すれば済むため、ガラス板を不当に多くの箇所で保持することによる汚れや微小傷の発生を効果的に抑制することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係るガラス板の切断分離装置を示す概略斜視図である。なお、同図においては、便宜上、透明のガラス板によって遮られている部分についても実線で図示している。
図1に示すように、本実施形態に係る切断分離装置1は、スクライブ線Sが刻設されたガラス板2を吊り下げ支持する吊支手段3と、このガラス板2のスクライブ線Sに沿う下端部(スクライブ線S上の下端部)にガラス板2の表面から裏面に達するクラック基部を形成するクラック基部形成手段4と、このガラス板2にスクライブ線Sを基準とする引き裂き力を作用させるための引き裂き力発生手段5とを備えてなる。この場合、ガラス板2は、スクライブ線Sが上下方向に延びるように吊り下げ支持されると共に、スクライブ線Sは、ガラス板2の表面(同図における手前側の面)に刻設されている。そして、この実施形態では、ガラス板2として、上下方向寸法(縦方向寸法)が700〜3200mm、左右方向寸法(横方向寸法)が700〜3000mm、厚みが0.25〜1.10mmの液晶ディスプレイ用ガラスパネルの素板ガラスが用いられている。
前記吊支手段3は、ガラス板2のスクライブ線Sの両側における上端部をそれぞれ個別に支持し且つ相接近動及び相離反動可能となるようにレール部材3aに保持された一対の個別支持部材3bを備えてなる。この個別支持部材3bとしては、例えば、ガラス板2の片面のみを負圧で吸着して保持することが可能な負圧吸引パッドや、表裏両側からガラス板2を挟持して保持することが可能な弾性パッド等が用いられる。
前記クラック基部形成手段4は、吊支手段3により吊り下げ支持された状態にあるガラス板2の裏面側に固定され且つそのガラス板2の下端部に当接可能な円柱状の規制部材4aと、この状態にあるガラス板2の表面側に配設され且つそのガラス板2に対して接近動(前進動)及び離反動(後退動)可能な二本のロッドからなる押圧部材4bとを備えてなる。詳述すると、規制部材4aは、このガラス板2の裏面から10〜50mmの間隙を隔てた状態となる位置に立設され且つ基台又は床面に対して固定されると共に、ガラス板2のスクライブ線Sの下端部に当接可能となる高さに寸法が設定されている。一方、二本の押圧部材4bは、吊支手段3により吊り下げ支持された状態にあるガラス板2のスクライブ線Sを中心としてその両側であって且つそのガラス板2の下端部を押圧することが可能となるように位置決めされている。この場合、押圧部材4bは、規制部材4aの上端部(規制部材4aのガラス板2との当接部)と同一高さ位置に保持されている。そして、この実施形態では、押圧部材4bを移動させる駆動手段4cは、ガラス板2の下方に配設され且つガラス板2と直交する方向に延びるガイドレール4caと、このガイドレール4caにスライド可能に保持されたスライダ4cbと、このスライダ4cbを移動させる駆動源(例えば駆動モータ4ccやエアシリンダ等のシリンダ)とを有し、スライダ4cbの上部に押圧部材4bが保持されている。尚、この押圧部材4bは、二本が一体となって移動する構成とされているが、個々の押圧部材4bがそれぞれ独立して移動する構成であってもよい。また、二本の押圧部材4bの相互離間寸法は、例えば20〜100mm、好ましくは40〜80mmの範囲とされ、この寸法範囲内で可変調整可能に構成されていることが好ましく、更に各押圧部材4bの先端面はそれぞれ球面とされていることが好ましい。
前記引き裂き力発生手段5は、吊支手段3により吊り下げ支持された状態にあるガラス板2の裏面側に配設され且つそのガラス板2に対して接近動(前進動)及び離反動(後退動)可能な二本のロッドからなる押動部材5aを備えてなる。この二本の押動部材5aは、上記の状態にあるガラス板2のスクライブ線Sを中心としてその両側であって且つそのガラス板2の下端部分を押し移動させることが可能となるように位置決めされている。この場合、押動部材5aと押圧部材4bとは、同一高さ位置、又は押動部材5aが押圧部材4bよりも僅かに高い(または低い)位置に保持されている。そして、この実施形態では、押動部材5aを移動させる駆動手段5bは、ガラス板2の下方に配設され且つガラス板2と直交する方向に延びるガイドレール5ba(上述の押圧部材4b用のガイドレール4caと同一または別体のガイドレール)と、このガイドレール5baにスライド可能に保持されたスライダ5bbと、このスライダ5bbを移動させる駆動源(例えば駆動モータやエアシリンダ等のシリンダ)とを有し、スライダ5bbの上部に押動部材5aが保持されている。尚、この押動部材5aも、二本が一体となって移動する構成とされているが、個々の押動部材5aがそれぞれ独立して移動する構成であってもよい。また、二本の押動部材5aの相互離間寸法は、例えば20〜100mm、好ましくは40〜80mmの範囲とされ、その寸法範囲内で可変調整可能に構成されていることが好ましく、更に各押動部材5aの先端面はそれぞれ球面とされていることが好ましい。
次に、上記構成からなるガラス板の切断分離装置の作用、換言すればガラス板の切断分離方法を説明する。
吊支手段3の個別支持部材3bがレール部材3aに沿ってスライドすることにより、この個別支持部材3bに吊り下げ支持されているガラス板2がその面に沿う方向に搬送され、図1に示す位置で停止した後、押圧部材4bがガラス板2に接近動して、ガラス板2の下端部におけるスクライブ線Sの両側を押圧する。この押圧する過程においては、先ず図2(a)に示すように、ガラス板2の裏面におけるスクライブ線Sの刻設部に対応する位置に規制部材4aが当接し、更に押圧部材4bが前進動することにより、図2(b)に示すように、ガラス板2が規制部材4aとの当接部を支点として折れ曲がり、これに伴ってその当接部でガラス板2の表面から裏面に達するクラック基部(スリット状の割れ)Cが形成される。この後、押圧部材4bがガラス板2から離反動して、当初の退避位置に到達した時点或いは到達しつつある時点で、図2(c)に示すように、ガラス板2の下端部におけるスクライブ線Sに沿う長さ30mm程度の領域にクラック基部Cが形成された状態となる。
このような状態の下で、次いで押動部材5aがガラス板2に接近動して、ガラス板2の裏面側からクラック基部Cの両側を押し移動させることにより、クラック基部Cの上方位置のスクライブ線Sを中心として引き裂き力を作用させ、図3(a)に示すように、クラック基部Cの上方位置をスクライブ線Sに沿って引き裂く。この場合、二本の押動部材5aは、ガラス板2のスクライブ線Sが刻設された面の裏側から、ガラス板2のクラック基部Cの両側を押し移動させるので、ガラス板2は、スクライブ線Sの刻設側部分が凸状となるように折り曲げられつつ、引き裂かれた状態となる。そして、このような押動部材5aによる引き裂き力が持続してスクライブ線Sに作用することにより、図3(b)に示すように、ガラス板2のクラック基部Cを出発点としてスクライブ線Sに沿って切断が進行し、この切断がガラス板2の上端部に達した時点で、ガラス板2が二枚に分離された状態となる。この後、押動部材5aがガラス板2から離反動して、当初の退避位置に到達した時点或いは到達しつつある時点で、吊支手段3の個別支持部材3bが相離反動すると共に、レール部材3aに沿って次工程での作業位置に向かってスライドすることにより、図1に示す切断分離位置から二分割されたガラス板2が退避する。これと同時に、後続のガラス板2が、図1に示す切断分離位置に搬送され、上記と同様の切断分離作業が実行されると共に、このような動作が更に後続のガラス板2に対して連続的に繰り返して行なわれる。
尚、上記実施形態は、左右方向中央部にスクライブ線Sが刻設されたガラス板2の切断分離装置(切断分離方法)を例示したものであるが、スクライブ線Sが左右方向中央部から偏倚した位置にスクライブ線Sが刻設されたガラス板2であっても同様にして切断分離を行なうことが可能である。
本発明に係るガラス板の切断分離方法及びその装置は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイ等の各種画像表示機器用のガラスパネルの製作に用いられるガラス板や、各種電子表示機能素子や薄膜を形成するための基材として用いられるガラス板、更には建築用の窓ガラスに用いられるガラス板の製造工程で使用されるのが好適である。
本発明の実施形態に係るガラス板の切断分離装置の概略構成を示す斜視図である。 図2(a)、(b)は、それぞれ本発明の実施形態に係るガラス板の切断分離装置の作用を示す要部横断平面図、図2(c)は、同じくその作用を示す要部斜視図である。 図3(a)は、本発明の実施形態に係るガラス板の切断分離装置の作用を示す要部横断平面図、図3(b)は、同じくその作用を示す要部斜視図である。 一般的なスクライブ線を説明するためのガラス板の要部拡大斜視図である。 従来のガラス板の切断分離手法(曲げ折り式)を示す要部概略斜視図である。 従来のガラス板の切断分離手法(パンチ式)を示す要部概略斜視図である。
符号の説明
1 切断分離装置
2 ガラス板
3 吊支手段
3b 個別支持部材
4 クラック基部形成手段
4a 規制部材
4b 押圧部材
5 引き裂き力発生手段
5a 押動部材
C クラック基部
S スクライブ線

Claims (10)

  1. スクライブ線が刻設されたガラス板を、該スクライブ線が上下方向に延びるように配置し且つ該スクライブ線を境としてその両側を吊り下げ支持した状態で、前記スクライブ線に沿う一部領域に、前記ガラス板の表面から裏面に達するクラック基部を形成し、その後、前記ガラス板に前記スクライブ線を基準とする引き裂き力を作用させることにより、前記クラック基部を出発点として前記スクライブ線に沿って切断を進行させて前記ガラス板を分離させることを特徴とするガラス板の切断分離方法。
  2. 前記ガラス板は、前記スクライブ線の両側における上端部のみで吊り下げ支持されると共に、前記クラック基部は、前記ガラス板の下端部のみに形成され、且つ、前記引き裂き力の作用による切断の進行は、前記ガラス板の下端部から上端部に向かってのみ行なわれることを特徴とする請求項1に記載のガラスの切断分離方法。
  3. 前記クラック基部を形成するためのクラック基部形成手段は、前記ガラス板の下端部のみに対して接触することを特徴とする請求項1または2に記載のガラス板の切断分離方法。
  4. 前記ガラス板にスクライブ線を基準とする引き裂き力を作用させるための引き裂き力発生手段は、前記ガラス板の下端部のみに対して接触することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のガラス板の切断分離方法。
  5. スクライブ線が刻設されたガラス板を該スクライブ線が上下方向に延びるように配置した状態で該スクライブ線を境としてその両側を吊り下げ支持する吊支手段と、前記スクライブ線に沿う一部領域に前記ガラス板の表面から裏面に達するクラック基部を形成するクラック基部形成手段と、前記ガラス板に前記スクライブ線を基準とする引き裂き力を作用させるための引き裂き力発生手段とを有することを特徴とするガラス板の切断分離装置。
  6. 前記クラック基部形成手段は、前記ガラス板のスクライブ線に沿う前記一部領域の裏側に相当する裏側部分領域が当接可能とされ且つその当接時に前記ガラス板の裏側部分領域の移動を規制する規制部材と、前記ガラス板のスクライブ線が刻設された面側から前記一部領域の両側を押圧する押圧部材とを備え、前記押圧部材による押圧時に前記裏側部分領域が前記規制部材に当接し且つその押圧力によって前記一部領域から前記裏側部分領域に達するクラック基部が形成されるように構成したことを特徴とする請求項5に記載のガラス板の切断分離装置。
  7. 前記クラック基部形成手段の規制部材及び押圧部材は、前記ガラス板の下端部のみに接触可能となるように配備されていることを特徴とする請求項6に記載のガラス板の切断分離装置。
  8. 前記引き裂き力発生手段は、前記ガラス板に形成されたクラック基部の両側を前記スクライブ線が刻設された面の裏側から押し移動させることにより前記ガラス板に前記スクライブ線を基準とする引き裂き力を作用させる押動部材を備え、前記押動部材の押し移動によって前記クラック基部を出発点として前記スクライブ線に沿って切断を進行させて前記ガラス板を分離させるように構成したことを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載のガラス板の切断分離装置。
  9. 前記引き裂き力発生手段の押動部材は、前記ガラス板の下端部のみに接触可能となるように配備されていることを特徴とする請求項8に記載のガラス板の切断分離装置。
  10. 前記吊支手段は、前記ガラス板のスクライブ線の両側における上端部をそれぞれ個別に支持し且つ相接近動及び相離反動可能な個別支持部材を備えていることを特徴とする請求項5〜9の何れかに記載のガラス板の切断分離装置。
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