JP2008094632A - パネル分断方法およびその装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ガラスサイズが大型化しても、装置の設置スペースを小さくすることができ、装置価格低減、装置サイズの縮小ができるパネルの分断方法及びその装置を提供することを目的とする。
【解決手段】パネル分断装置は、矩形状のガラス基板からなるパネル2を立てた状態として、その表面に上下方向の縦切断線3を左右方向に所定のピッチで形成する縦スクライブ処理部と、前記パネル2の表面に左右方向の横切断線10を形成する横スクライブ処理部と、前記横切断線10より下方の前記パネル2を分断する分断部とを有する。
【選択図】図7
【解決手段】パネル分断装置は、矩形状のガラス基板からなるパネル2を立てた状態として、その表面に上下方向の縦切断線3を左右方向に所定のピッチで形成する縦スクライブ処理部と、前記パネル2の表面に左右方向の横切断線10を形成する横スクライブ処理部と、前記横切断線10より下方の前記パネル2を分断する分断部とを有する。
【選択図】図7
Description
本発明は、ガラス基板を用いたフラットパネルディスプレイの製造方法等におけるパネル分断方法およびその装置に関する。
ガラス板の切断方法およびその装置として、たとえば特許文献1(特開平8ー119654号公報)に記載のものが公知である。
この従来の技術は、ガラス板を保持する保持手段と、前記保持手段を搬送する搬送手段と、前記保持手段により保持されたガラス板に切断線を切削する切削手段と、前記切断線が切削されたガラス板にひねりを加えて該ガラス板を切断する切断手段と、から構成されたガラス板の切断装置であった。
この従来のものは、搬送中のガラス板に切断線を切削し、切断線が切削されたガラス板にひねりを加えて該ガラス板を切断する作業を自動的に行なうものであり、したがって、単一の装置で切断線の切削と切断が可能であり、切断対象のガラス板の取り扱いが容易であり、生産効率を高めることができるものであった。
しかし、この従来のものは、切断線を一方向にしか入れることができないものであったので、切断線を縦横に入れて、大型のマザーガラスから、多数のガラス基板を分断するものには適用できなかった。
切断線を縦横に入れて、大型のマザーガラスから、多数のガラス基板を分断するものとして、たとえば、特許文献2(特開2001ー302264号公報)に記載のものが公知である。
この特許文献2記載の従来のものは、コンベヤにより下縁を受架して立て掛けた姿勢で切断対象物を搬入するように設けた搬入装置と、この搬入装置の前方に立て掛けた姿勢の上記切断対象物の下縁を受架するように設けた荷受けコンベヤと、上記搬入装置と前方との間で適宜のガイド手段によって案内され、かつ適宜の進退駆動手段によって進退走行すると共に、上記荷受けコンベヤ上の切断対象物の裏面を吸引支持するように設けた走行体と、この走行体の間歇走行停止時点に上下方向に適宜のガイド手段と走行駆動手段により走行するように設けたスライダと、このスライダに切断対象物に縦方向の切断線を入れるように設けた第1カッタと、前記スライダに横方向に切断線を入れる第2カッタとを設けた切断装置であった。
前記特許文献2に記載のものは、切断対象物であるマザーガラスを立てた状態で分断することが可能であるが、しかし、当該文献には第1カッタおよび第2カッタで切断線を入れるところまでしか開示がなく、切断線を入れた後、短冊状のガラス基板に分断する方法および手段は開示されていない。この従来技術において、吸引支持する走行体からマザーガラスを取り外した後、欠けや割れを生じさせることなく、短冊形に分断することは極めて困難なことである。
一方、特許文献3(特開2004ー167833号公報)には、マザーガラスに縦横に切断線(けがき線)を入れて、クランプ装置によってクランプすることにより、多数のガラス基板を分断する装置が開示されている。
この特許文献3記載のものは、矩形の板ガラスを立てた状態でその底辺を支持し、水平方向に搬送するためのベルトコンベアを有し、板ガラスに分断用のけがき線を形成するためのスクライブユニットと、板ガラスをこのけがき線から割る(分断する)ための分断ユニットとを、当該コンベアによる搬送方向に沿ってその上流側から相互に離間して配置したものであった。
特開平8−119654号公報
特開2001−302264号公報
特開2004−167833号公報
前記特許文献3に記載のものは、板ガラスに分断用のけがき線を形成するためのスクライブユニットと、板ガラスをこのけがき線から割る(分断する)ための分断ユニットとを、コンベアの搬送方向に沿って相互に離間して配置したものであったので、装置の全長が長くなり、装置の大型化を招いていた。
そこで、本発明は、ガラスサイズが大型化しても、装置の設置スペースを小さくすることができ、装置価格低減、装置サイズの縮小ができるパネルの分断方法およびその装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、次の手段を講じた。即ち、本発明のパネル分断方法の特徴とするところは、矩形状のガラス基板からなるパネルを分断するパネル分断方法において、前記パネルを立てた状態として、その上下端部を保持して、前記パネルの表面に上下方向の縦切断線を左右方向に所定のピッチで形成する縦スクライブ工程と、前記パネルを上下一対の保持部で保持し、その保持部間において、左右方向の横切断線を前記パネルの表面に形成する横スクライブ工程と、前記上下一対の保持部の内、下側の保持部により、前記横切断線より前記パネルを分断する分断工程とを有し、前記縦スクライブ工程の後、横スクライブ工程と分断工程を繰り返す点にある。
前記分断工程は、前記下側の保持部を下方に移動させるか、または、前後方向に捻りを加えることにより行なわれるのが好ましい。
前記縦スクライブ工程におけるパネルの上下端部の保持は、パネル両面を挟み込むか、または、片面を吸着することにより行なうのが好ましい。
前記横スクライブ工程における前記保持部は、パネル両面を挟み込むか、または、片面を吸着することにより行なうものであるのが好ましい。
また、本発明のパネル分断装置の特徴とするところは、矩形状のガラス基板からなるパネルを立てた状態として、その表面に上下方向の縦切断線を左右方向に所定のピッチで形成する縦スクライブ処理部と、前記パネルの表面に左右方向の横切断線を形成する横スクライブ処理部と、前記横切断線より下方の前記パネルを分断する分断部とを有する点にある。
前記パネルは、ガラス基板2枚を重合状に貼り合わせてなるものであるのが好ましい。
前記縦スクライブ処理部は、前記パネルの上端部を保持する上端部保持部と、下端部を保持する下端部保持部と、前記パネルに対し上下方向および左右方向に相対移動自在な縦カッター部とを有するのが好ましい。
前記縦スクライブ処理部は、前記パネルの上端部を保持する上端部保持部と、下端部を保持する下端部保持部と、前記パネルに対し上下方向および左右方向に相対移動自在な縦カッター部とを有するのが好ましい。
前記上端部または下端部保持部は、前記パネルの両面を挟み込んで保持するものであるのが好ましい。
前記上端部保持部または下端部保持部は、前記パネルの片面を吸着して保持するものであるのが好ましい。
前記横スクライブ処理部は、前記パネルを保持する上下一対の保持部と、該上下保持部の間に配置されて、パネル表面に横切断線を形成する横カッター部とを有するのが好ましい。
前記下保持部は、前記下端部保持部を兼用しているのが好ましい。
前記縦カッター部または横カッター部は、前記パネルの両面側に対向状に配置された一対の切断刃を有するのが好ましい。または、前記縦または横カッター部は、前記パネルの一方の片面側に配置された切断刃と、該切断刃と対向状に他方の片面側に配置されたバックアップ部材とを有することもできる。
前記縦カッター部または横カッター部は、前記パネルの両面側に対向状に配置された一対の切断刃を有するのが好ましい。または、前記縦または横カッター部は、前記パネルの一方の片面側に配置された切断刃と、該切断刃と対向状に他方の片面側に配置されたバックアップ部材とを有することもできる。
前記分断部は、前記下保持部を下方に移動させるための、または、前後方向に捻るための駆動装置と、分断されたパネルを搬送するための搬送装置とを有するのが好ましい。
本発明によれば、パネルのサイズが大型化しても、装置の設置スペースを小さくすることができ、装置価格低減、装置サイズの縮小ができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1において、本発明のパネル分断装置は、縦スクライブ処理部1を有する。この縦スクライブ処理部1は、矩形状のガラス基板からなるパネル2を立てた状態として、その表面に上下方向の縦切断線3を左右方向に所定のピッチで形成するものである。
図1において、本発明のパネル分断装置は、縦スクライブ処理部1を有する。この縦スクライブ処理部1は、矩形状のガラス基板からなるパネル2を立てた状態として、その表面に上下方向の縦切断線3を左右方向に所定のピッチで形成するものである。
本実施の形態では、前記パネル2は、ガラス基板2枚を重合状に貼り合わせてなるものであるが、1枚ものから構成されるものであっても良い。
前記パネル2は、基板搬送装置(図示省略)によって立てた状態で、縦スクラブ処理部1に搬送される。この基板搬送装置は、パネル2の下端面を移動自在に支持するロール治具を有する。
前記縦スクライブ処理部1は、前記パネル2の上端部を保持する上端部保持部4と、下端部を保持する下端部保持部5とを有する。パネル2の周囲の幅10mm〜20mmはパネル領域外の捨て基板部分になっている。この上下の捨て基板部分が、前記上端部保持部4と下端部保持部5とによって保持される。
本実施の形態では、前記上端部保持部4または下端部保持部5は、前記パネル2の両面を挟み込んで保持するものである。したがって、この上下端部保持部4,5は、パネル2を挟み込むことができるように、前後一対クランプ治具6を有し、このクランプ治具6が開閉自在な構成とされている。
前記クランプ治具6は、鉄、アルミ、ステンレス等の金属製または樹脂のものに、表面にガラスを保護するための樹脂、ゴム類を施したものを用いる。更に真空吸着孔を設けて、真空吸着させてもよい。または、粘着性のある不飽和ブタジエン、ゴム類といった樹脂を用いても良い。
なお、本発明においては、前記挟み込み構造に限らず、前記上端部保持部4または下端部保持部5は、前記パネル2の片面を吸着して保持するものであってもよい。
前記縦スクライブ処理部1は、前記パネル2に対し上下方向および左右方向に相対移動自在な縦カッター部7を有する。
図2に示すように、前記縦カッター部7は、前記パネル2の両面側に対向状に配置された前後一対の切断刃8を有する。この切断刃8として、ダイヤモンドホイールカッター、浸炭鋼ホイールカッターなどが用いられる。
前記パネル2と縦カッター部7との相対移動の構造は、切断刃8を移動させるか、パネル2を移動させるかの何れであってもよいが、この実施の形態では、切断刃8を移動させる構成としている。
前記パネル2を挟んで対向状に前後一対配置された切断刃8は、上下方向に同期して移動するよう構成されている。上下方向に移動(一方向でも、往復でも良い)することにより、パネル2の表面をスクライブ(けがき線または切断線を入れること)して、パネル2の両面に縦切断線3を形成する。
前記縦方向スクライブ時は、パネル2の上下の捨て基板部分を上下端部保持部4,5により保持させる。
切断刃8は、パネル2に対して0.1MPa〜0.3MPa程度で押し当てる。この時、捨て基板部分にはスクライブを行なわない。
前記縦カッター部7は、切断刃8をパネル2に押し当てない状態において、左右方向に移動自在とされている。この切断刃8とパネル2との左右方向の相対移動は、パネル2を移動させることによっても達成可能である。
一対の切断刃8を左右方向に所定ピッチ移動させた後、切断刃8をパネル2に押し当てて、上下方向に移動させて、縦切断線3を入れる。この動作を繰り返して、パネルの両面に左右方向に所定ピッチの縦切断線3を多数形成する。
図3に示すものは、縦カッター部7の他の実施の形態であり、パネル2の片面に縦切断線3を形成するものである。当該縦カッター部7は、前記パネル2の一方の片面側に配置された切断刃8と、該切断刃8と対向状に他方の片面側に配置されたバックアップ部材9とを有する。この図3に示す切断刃8は、前記図2に示すものと同じである。
前記バックアップ部材9としては、鉄、アルミ、ステンレス等の金属製または、ゴム類、樹脂性のローラー状のものを用いる。
切断刃8とバックアップ部材9との一対で構成される当該縦カッター部7は、表裏両側において反対配置になるように2組設けられている。
パネル2の表面に押し当てられた切断刃8とバックアップ部材9は、対向配置を保ち且つ一定間隔を保ったまま上下方向にスクライブする。
図4に示すように、本発明のパネル分断装置は、前記パネル2の表面に左右方向の横切断線10を形成する横スクライブ処理部11を有する。
前記横スクライブ処理部11は、前記パネル2を保持する上下一対の保持部12,13と、該上下保持部12,13の間に配置されて、パネル2表面に横切断線10を形成する横カッター部14とを有する。
前記上保持部12と下保持部13は、前記上端部保持部4や下端部保持部5と同じ構造をしている。この実施の形態では、前記下保持部13は、前記下端部保持部5を兼用している。
図5に示すように、前記横カッター部14は、前記パネル2の両面側に対向状に配置された前後一対の切断刃15を有する。この切断刃15として、ダイヤモンドホイールカッター、浸炭鋼ホイールカッターなどが用いられる。
前記パネル2と横カッター部14との相対移動の構造は、切断刃15を移動させるか、パネル2を移動させるかの何れであってもよいが、この実施の形態では、切断刃15を移動させる構成としている。
前記パネル2を挟んで対向状に前後一対配置された切断刃15は、左右方向に同期して移動するよう構成されている。左右方向に移動(一方向でも、往復でも良い)することにより、パネル2の表面をスクライブ(けがき線または切断線を入れること)して、パネルの両面に横切断線10を形成する。
前記横方向スクライブ時は、パネル2はその両側を上下保持部12,13により挟持保持される。
切断刃15は、パネル2に対して0.1MPa〜0.3MPa程度で押し当てる。
前記横カッター部14は、切断刃15をパネル2に押し当てない状態において、上下方向に移動自在とされている。この切断刃15とパネル2との上下方向の相対移動は、パネル2を移動させることによっても達成可能である。
前記横カッター部14は、切断刃15をパネル2に押し当てない状態において、上下方向に移動自在とされている。この切断刃15とパネル2との上下方向の相対移動は、パネル2を移動させることによっても達成可能である。
図6に示すものは、横カッター部14の他の実施の形態であり、パネル2の片面に横切断線10を形成するものである。当該横カッター部14は、前記パネル2の一方の片面側に配置された切断刃15と、該切断刃15と対向状に他方の片面側に配置されたバックアップ部材16とを有する。この図6に示す切断刃15は、前記図5に示すものと同じである。
前記バックアップ部材16としては、切断刃15に替えて、鉄、アルミ、ステンレス等の金属製または、ゴム類、樹脂性のローラー状のものを用いる。
なお、この切断刃15とバックアップ部材16との一対で構成される横カッター部14は、前記図3のものと同様に、表裏両面において反対配置された2組が設けられる。
パネル2の表面に押し当てられた切断刃15とバックアップ部材16は、対向配置を保ち且つ一定間隔を保ったまま左右方向にスクライブする。
なお、前記縦カッター部7と横カッター部14とは、切断刃8または15およびバックアップ部材9または16の向きを上下と左右に変更自在とすることにより、兼用することができる。
図7および図8に示すように、本発明のパネル分断装置は、前記横切断線10より下方の前記パネル2を分断する分断部17を有する。
前記分断部17は、前記下保持部13を下方に移動させるための、または、前後方向に捻るための駆動装置(図示省略)と、分断されたパネル18を搬送するための搬送装置19とを有する。
横方向の分断に関して、スクライブライン(横切断線)の上下に設置された上下保持部12,13のクランプ治具により保持され、縦方向同様に0.1MPa〜0.3MPa程度押し当てた状態でスクライブされる。
スクライブ後、スクライブライン下側の下保持部13が、駆動装置(図示省略)によって下側に0.3MPa〜0.5MPa程度の負荷を加え、切断を行なう。この際、前後に同様の負荷をかけて切断しても良い。
切断されたパネル18は下保持部13のクランプ治具が駆動装置(図示省略)によって前方あるいは後方に90度倒れることにより、その先に設置された搬送装置18に移され、搬送される。
搬送後、次のスクライブラインの上下に上記上下保持部12,13のクランプ治具が上昇し同様にパネル2の保持を行ない、次の横スクライブを実施する。
図9に示すように、前記搬送装置19に移送された分断パネル18は、縦切断線3を介して、固定クランプ20と移動クランプ21とにより上下方向からクランプされ、移動クランプ21を上下方向か、引張り方向に力を加えることにより、前記縦切断線3より分断する。縦切断線3より分離された短冊状パネル22は、カセット23に収納される。
図10は、本発明のパネル分断方法のフローチャートを示す。本発明のパネル分断方法は、縦スクライブ工程24と、横スクライブ工程25と、分断工程26とを有する。
前記縦スクライブ工程24は、前記パネル2を立てた状態として搬送するパネル搬送工程27を有する。
搬送されてきたパネル2を立てた状態として、その上下端部を上下端部保持部4,5により保持する保持工程28が行なわれる。
次に、パネル2と縦カッター部7との相対位置合わせを行なうアライメント工程29が行なわれる。
そして、縦カッター部7により、前記パネル2の表面に上下方向の縦切断線3を左右方向に所定のピッチで形成する縦方向スクライブ30が行なわれる。
次の横スクライブ工程25は、前記パネル2を上下一対の保持部12,13で保持する横方向基板保持工程31と、その保持部12,13間において、左右方向の横切断線10を前記パネル2の表面に形成する横方向スクライブ32とを有する。
その次の分断工程26は、下保持部13のクランプ治具により最下端のパネル2を前記横切断線10から切断する工程33を有する。そして、分断されたパネル18を搬送装置19に送る工程34を有し、分断パネル18は、次の短冊状の基板22に分離されるパネル搬送工程35に送られる。
そして、本発明では、前記縦スクライブ工程24の後、横スクライブ工程25と分断工程26を繰り返す。
前記分断工程26は、前記下側の保持部13を下方に移動させるか、または、前後方向に捻りを加えることにより行なわれる。
前記縦スクライブ工程24におけるパネル2の上下端部の保持は、パネル両面を挟み込むか、または、片面を吸着することにより行なう。
前記横スクライブ工程32における前記上下保持部12,13は、パネル両面を挟み込むか、または、片面を吸着することにより行なう。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明は、ガラス基板を用いたフラットパネルディスプレイの製造等に利用可能である。
1 縦スクライブ処理部、2 パネル、3 縦切断線、4 上端部保持部、5 下端部保持部、7 縦カッター部、8 切断刃、9 バックアップ部材、10 横切断線、11 横スクライブ処理部、12 上保持部、13 下保持部、14 横カッター部、15 切断刃、16 バックアップ部材、17 分断部、18 分断されたパネル、19 搬送装置。
Claims (14)
- 矩形状のガラス基板からなるパネルを分断するパネル分断方法において、
前記パネルを立てた状態として、その上下端部を保持して、前記パネルの表面に上下方向の縦切断線を左右方向に所定のピッチで形成する縦スクライブ工程と、
前記パネルを上下一対の保持部で保持し、その保持部間において、左右方向の横切断線を前記パネルの表面に形成する横スクライブ工程と、
前記上下一対の保持部の内、下側の保持部により、前記横切断線より前記パネルを分断する分断工程とを有し、
前記縦スクライブ工程の後、横スクライブ工程と分断工程を繰り返すことを特徴とするパネル分断方法。 - 前記分断工程は、前記下側の保持部を下方に移動させるか、または、前後方向に捻りを加えることにより行なわれることを特徴とする請求項1記載のパネル分断方法。
- 前記縦スクライブ工程におけるパネルの上下端部の保持は、パネル両面を挟み込むか、または、片面を吸着することにより行なうことを特徴とする請求項1または2記載のパネル分断方法。
- 前記横スクライブ工程における前記保持部は、パネル両面を挟み込むか、または、片面を吸着することにより行なうものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のパネル分断方法。
- 矩形状のガラス基板からなるパネルを立てた状態として、その表面に上下方向の縦切断線を左右方向に所定のピッチで形成する縦スクライブ処理部と、
前記パネルの表面に左右方向の横切断線を形成する横スクライブ処理部と、
前記横切断線より下方の前記パネルを分断する分断部とを有することを特徴とするパネル分断装置。 - 前記パネルは、ガラス基板2枚を重合状に貼り合わせてなるものである請求項5記載のパネル分断装置。
- 前記縦スクライブ処理部は、前記パネルの上端部を保持する上端部保持部と、下端部を保持する下端部保持部と、前記パネルに対し上下方向及び左右方向に相対移動自在な縦カッター部とを有することを特徴とする請求項5または6記載のパネル分断装置。
- 前記上端部または下端部保持部は、前記パネルの両面を挟み込んで保持するものであることを特徴とする請求項7記載のパネル分断装置。
- 前記上端部保持部または下端部保持部は、前記パネルの片面を吸着して保持するものであることを特徴とする請求項7記載のパネル分断装置。
- 前記横スクライブ処理部は、前記パネルを保持する上下一対の保持部と、該上下保持部の間に配置されて、パネル表面に横切断線を形成する横カッター部とを有することを特徴とする請求項5〜9のいずれか一つに記載のパネル分断装置。
- 前記下保持部は、前記下端部保持部を兼用していることを特徴とする請求項10記載のパネル分断装置。
- 前記縦カッター部または横カッター部は、前記パネルの両面側に対向状に配置された一対の切断刃を有することを特徴とする請求項10または11記載のパネル分断装置。
- 前記縦または横カッター部は、前記パネルの一方の片面側に配置された切断刃と、該切断刃と対向状に他方の片面側に配置されたバックアップ部材とを有することを特徴とする請求項10または11記載のパネル分断装置。
- 前記分断部は、前記下保持部を下方に移動させるための、または、前後方向に捻るための駆動装置と、分断されたパネルを搬送するための搬送装置とを有することを特徴とする請求項10〜13のいずれか一つに記載のパネル分断装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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