JP2006123749A - 運行ダイヤ管理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数日を跨って運行される列車などのダイヤ情報を、営業単位日に関係なく連続して扱うことができる運行ダイヤ管理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】 列車等が実際に運行される日の列車日付情報と列車等がいくつ日を跨って運行されてきたかという日跨り値を含んだ列車駅情報を、運行列車等の駅毎に格納する。特定の日のダイヤ情報を抽出する時には、列車日付情報に基づいてデータを抽出することで、例えば平日から休日に跨って運行されるような列車等についても、平日ダイヤとして抽出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バス・航空機・列車などの運行ダイヤを管理するためのシステムに関し、特に、日を跨って運行されるダイヤ情報を管理する際に好適な運行ダイヤ管理装置及びプログラムに関するものである。
従来よりバス・航空機・列車などを運行する輸送機関では、運行ダイヤを作成し当該運行ダイヤに沿って運行機材を運行している。また、臨時運行など既存運行ダイヤに載っていない便を運行する際には、既存運行ダイヤに追加や修正を行い対応している。近年は運行ダイヤを作成したり管理したりする際にはコンピュータ資源の支援を受けた運行ダイヤ作成装置や運行ダイヤ管理装置が用いられ、作成時・運用時の効率化が図られている。以下、列車の運行を例に説明する。
ところで、輸送会社では営業単位として午前0時からの24時間を1営業日と設定する企業もあれば午前1時からの24時間を1営業単位日とすることもある。一般的にはこのような1営業単位日の開始時刻として設定した午前0時や午前1時で翌日の列車ダイヤに切り替えている。
これら列車ダイヤは上記のように運行ダイヤ作成装置で作成されており、24時間を1営業単位日として作成されている。また列車のなかには、営業単位日を跨って運行される夜行列車なども存在する。これら日跨り運行される列車も同様に24時間を1営業単位日として作成し、営業日を跨る際には2つの営業日のそれぞれの完成した列車ダイヤをつなげて閲覧することで日跨り運行されることが把握できるようになっている。このように、たとえ日を跨って運行される列車であっても、伝統的に列車ダイヤは24時間を1営業単位日として作成する慣例がある。
このような日跨り運行される列車のダイヤを作成支援するシステムとして、営業単位日を跨って運行されるような列車が存在する場合、日跨りコードを付与してダイヤ作成者の作成ミスを防止する技術が開示されている(例えば特許文献1を参照)。例えば日曜日に運行される列車が日を跨って月曜日まで運行される場合、日跨りコードが付与される。ダイヤ作成の担当者が、日曜日と月曜日とで異なる場合であっても、月曜日のダイヤ作成担当者は、日跨りコードによりこの列車が日曜日に発車していることが把握できるというものである。月曜日のダイヤ作成担当者は、日を跨って運行されていることに注意を払いながら自己の担当である月曜日の列車ダイヤを作成できるというものである。
特開2000−219135号公報
このように輸送会社では、1営業単位日の24時間で運行ダイヤを作成して、営業単位日の開始時刻を境にダイヤを切り替えている。そして、日跨り運行される列車については、2つの営業日の列車ダイヤを使うことによって1つの列車の連続的な情報を合成している。
確かに、2つの営業日の列車ダイヤの情報を合成するという方法は、1営業単位日の24時間で運行ダイヤを作成するような装置には適用しやすいものであるが、1つの運行列車について、複数の営業日にダイヤ情報が登録されると、人為的なミスなどにより2営業日の列車ダイヤ間で不整合が生じてしまうおそれは未だ残っている。
このような不都合から、鉄道会社などではできれば1つの運行列車に対しては連続したデータとして管理したいという要望があったが、現状のダイヤ情報はそのように構成できていない為、実現することができないという問題がある。
また別の問題として、実際に列車ダイヤを利用する場面を考えると、列車ダイヤは平日ダイヤと土日休日ダイヤとを使い分けているケースが多く見られる。例えば金曜日の終電車が日を跨って土曜日の1:00頃終着するような場合、終着駅の土曜日の列車ダイヤを抽出しようとすると、土曜日の0:00〜24:00が切り出されるため、平日ダイヤで運行された列車であるにもかかわらず、1:00に到着する列車は土曜日の列車ダイヤとして抽出されることになってしまう。
つまり、駅単位で単純に列車ダイヤを切り出してしまうと、営業単位の24時間で区切るため、平日ダイヤと休日ダイヤのような別の運行が一緒に切り出されてしまうという問題が生じる。従って従来の運行ダイヤ管理装置では実質的に駅単位で列車情報を抽出することができなかった。
また、平日の23:00に始発駅を出発し翌日の1:00に終着駅に到着するような列車の場合、同じ列車番号の列車が、0:00〜24:00の24時間の間に、2つ出現することになる。1つ目は日を跨って運行されてきた列車が0:00〜1:00まで運行され、2つ目は23:00に始発駅を出発する列車である。本来この2つの列車は全く別の運行である。
本発明は、上記のような問題に基づくものであり、その目的は、複数日を跨って運行される列車などの運行ダイヤ情報を、営業単位日に関係なく連続して扱うことができる運行ダイヤ管理装置及びプログラムを提供することである。
また本発明の別の目的は、設備(駅など)単位などで運行ダイヤ情報を切り出した場合、日を跨って運行される運行機材(列車など)についても、その運行機材が日を跨って運行されたことを認識して、本来ユーザが抽出しようとした情報を取り出せるようにする運行ダイヤ管理装置及びプログラムを提供することである。
上記の課題を解決するための請求項1に記載の発明は、輸送機関の運行ダイヤを管理するための装置であって、運行ダイヤ情報を1運行単位の1設備毎に運行設備情報として格納するダイヤ情報格納手段と、日時情報を基に前記ダイヤ情報格納手段に格納された運行ダイヤ情報を管理するためのダイヤ情報管理手段とを備え、前記運行設備情報は、運行機材が運行を開始した日或いは運行を開始したとみなす日である不変の日付情報を含み、ダイヤ情報管理手段は、運行機材が前記不変の日付情報に基づき、運行ダイヤ情報を前記ダイヤ情報格納手段から抽出することを特徴とするものである。
上記の課題を解決するための請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の運行ダイヤ管理装置において運行設備情報は更に、運行機材が何日の営業日を跨って運行されたかを示す日跨り値情報を含み、ダイヤ情報管理手段は、日跨り値情報に基づき運行ダイヤ情報をダイヤ情報格納手段から抽出することを特徴とするものである。
上記の課題を解決するための請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の運行ダイヤ管理装置において日跨り値情報は、運行機材が何日の営業日を跨って運行されて設備に到着したかという着日跨り値情報と、設備を出発する日が営業日を何日跨った後であるかという発跨り値情報とを含み、ダイヤ情報管理手段は、着日跨り値情報及び/又は発跨り値情報に基づき運行ダイヤを前記ダイヤ情報格納手段から抽出することを特徴とするものである。
上記の課題を解決するための請求項4に記載の発明に係るダイヤデータは運送機関の運行ダイヤ管理データベースに用いられるダイヤデータであって、1運行で使用される運行機材が運行を開始した日或いは運行を開始したとみなす日である不変の日付情報と、前記運行機材が営業日を何日跨って運行されたかを示す日跨り値情報とを組み合わせて、1運行の1設備毎に1レコードとして構成されたものである。
本発明によれば、1運行単位(1列車番号など)の1設備(駅など)毎に運行設備情報を管理し、運行設備情報内に「日付情報」と「日跨り値情報」を設定したことにより日を跨って運行される運行機材についても連続的に1運行として情報を扱うことが可能となり、例えば設備位で運行ダイヤ情報を切り出したり、平日休日を区別して運行ダイヤ情報を抽出したりする際に、ピンポイントで目的の情報を抽出できるようになる。
また、本発明によれば、「日付情報」と「日跨り値情報」を設定したことにより日を跨って運行される列車についても連続的に1運行として情報を扱うことが可能となり、従来の運行ダイヤ管理装置では扱えなかったダイヤ改正日を跨った運行ダイヤ情報を連続的に扱えるようになる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態でも列車ダイヤを例に説明するが、列車に限らずバスや航空機など、運行ダイヤを用いて輸送機材や設備の運用管理がなされるものに適用できる。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る運行ダイヤ管理装置の構成を概略的に示した図である。図1において、運行ダイヤ管理装置10は、日跨り値管理部11と、ダイヤ情報格納部12と、ユーザ要求管理部13、有効期限管理部14と、出力部20と、入力部30、ネットワークインターフェイス40等から構成される。運行ダイヤ管理装置10は、ワークステーションやパーソナルコンピュータなどのコンピュータで構成されるものであって、出力部20は画面表示を行うCRT、LCD、印刷用のプリンターなどの機器であり、入力部30はキーボードやマウスなどの機器である。
日跨り値管理部11は本願発明の特徴部の1つであり、コンピュータのメモリ上で機能する。そしてダイヤ情報格納部12は、ハードディスクドライブなどの記憶装置であり、物理的に運行ダイヤ管理装置10の内部に備わっていてもよく、或いはネットワーク50上で接続されている記憶装置であっても良いもので、いわゆるデータベースシステムとして構築されたものである。
ユーザ要求管理部13は、本運行ダイヤ管理装置10を使用するユーザが入力部30などを介して要求してきた処理の指示内容を受信し、要求に応じたデータの登録・検索・加工などの処理や他の各手段に対して処理命令を行う機能を持つ。このユーザ要求管理部13もコンピュータのメモリ上で機能する。
一般的に列車ダイヤはスジ呼ばれる単位で1つの運行が定義される。本実施形態では、1営業単位日は、0:00から24:00までの24時間として説明する。また、1つの列車のスジには列車番号が1つ対応付けて付与されている。
図2は、列車のスジの一例を示した図である。すなわち、スジとは、運行ダイヤを図に表わしたときの折れ線状の線をいう。列車番号1001Mの列車は、19:00にA駅を発車し、20:00頃にB駅、21:00頃にD駅を着発し、最終的には22:00にE駅に到着する。同様に、列車番号1002Mは、21:00にE駅を発車し、22:00頃にD駅、23:00頃にC駅、0:30頃にB駅を着発し、2:00にA駅に到着する。つまり、列車番号1001Mの列車は1営業単位日内で運行が完了する列車で、列車番号1002Mは営業単位日を跨って運行される列車であることがわかる。
従来であれば、列車番号1002Mについては、21:00から24:00までのダイヤ情報と、翌日の0:00から2:00までのダイヤ情報とが作成され、0:00から2:00までのダイヤ情報に対して、日跨りコードが付与されていた。従って、0:00から2:00までのダイヤ情報を見たユーザはそこに付与されている日跨りコードによって、その列車が前日に発車した列車の0:00以降の部分的なダイヤ情報であることが分るようになっている。従って、この列車番号1002Mの0:00までのダイヤを知りたいという場合には、このダイヤの前につながるべきダイヤを抽出してつなげて見るということになる。つまり従来は1営業単位日内の1つのスジに対して1つの情報として‘列車情報’を管理していたので、日を跨って運行されると2日分の列車情報に同列車番号の列車が登録されていた。
それに対して、本発明では運行される1つの列車番号の各駅に対して1つの連続的な情報を管理している。以下、1つの列車番号の駅毎に持つ情報を‘列車駅情報’と称して説明する。更に本発明では従来の列車情報に加えて列車日付情報と日跨り値情報がさらに新たな情報として設定されている。
図3は、図2に示された列車番号1002MのC駅での列車駅情報120と、B駅での列車駅情報120を示す図である。この表の1つの列(1レコード)が1つの列車駅情報120としてダイヤ情報格納部12に登録されている。1つの列車駅情報120には、「列車番号」「有効期限」「列車日付」「日跨り値」「駅名」「番線」「到着時刻」「発車時刻」などが設定登録されている。「列車番号」は1つのスジに対して1つの番号が対応付けられている。「有効期限」は、この各列車駅情報120自体が有効である期間を示すデータである。例えば、今後予定されているダイヤ改正の為に作成する列車ダイヤのスジであれば、その改正日を開始日としてから任意の終了日までを設定する。また、夏休みや冬休み期間だけ運行するような臨時列車であれば、その期間が設定される。
「列車日付」は本発明で新たに導入した情報の1つで、各列車が実際に運行される日付情報が代入される。原則的には、始発駅を出発する日の情報が代入される。図3では、列車番号1002Mの列車は2004年1月9日に始発駅であるE駅を出発しているため、「列車日付」は‘2004年1月9日’が代入される。この「列車日付」情報は、列車番号1002Mが終着駅に到着するまで一意で変わらない情報である。
なお、「列車日付」は列車ダイヤを作成するときに固定的に付与されるものではなく、図示しないカレンダー情報や運転日パターン情報などにリンクして代入されるものである。例えば運転日パターンとしては‘平日のみ運行’、‘土曜日のみ運行’、‘休日のみ運行’などが考えられる。仮に列車番号1002Mが平日にのみ運行される列車であると設定されている時にはカレンダー情報により平日に該当する日付の情報と列車番号1002Mのダイヤ情報とがリンクされる。ユーザが、「2004年1月9日の20:00以降にE駅を始発とする列車」という条件で列車ダイヤを検索すると、2004年1月9日の21:00にE駅を始発とする列車番号1002Mが検出できる。なお、運転日パターン情報や日付の情報を別途持たずに、各列車駅情報120内個々に持たせるようにしてもよい。
「日跨り値」は、列車が日を跨った回数を示す値である。図2では、列車番号1002Mは、C駅を23:00に出発した後B駅に到着する前に日を跨っている。そこで、B駅の列車駅情報120では、図3に示すように「日跨り値」として‘1’が設定されている。仮に列車が日を2回跨って運行される場合、その列車駅情報120には、「日跨り値」として‘2’が設定される。「日跨り値」は、列車ダイヤを作成するときに設定される。設定された「日跨り値」は検索や出力時に、日が跨っているかどうかが日跨り値管理部11によって判断される。
「駅名」は、実際の駅名や駅を示すコードが格納される。また、「番線」は、その列車が当該駅で使用する番線を特定する情報が格納される。「到着時刻」「発車時刻」は文字通り、その列車が当該駅に到着する時刻及び当駅を出発する時刻が格納される。
このような構成の駅列車情報を、1つの列車番号の1つの駅毎にレコードとして格納することで、1つのスジで運行される列車としては、列車番号が特定されれば始発駅から終着駅までの連続した列車ダイヤを設定することができる。この列車駅情報120を全列車番号に対してダイヤ情報格納部12に格納する。従来のように営業単位日毎に区切られることがなく、同じ営業日内に同じ列車番号の列車が2つ存在していても、「列車日付」が異なる為、容易に区別できるようになる。
次に、格納された列車駅情報120を実際に使用する場面について説明する。本発明では、列車番号毎に駅毎の情報が格納され、且つ列車日付と日跨りの情報までが格納されている為、列車ダイヤの様々な活用が可能となる。特に「列車日付」と「日跨り値」を導入したことにより従来は不可能であった以下のような列車ダイヤの活用ができるようになった。
「列車日付」情報は、実際に列車がどの日のダイヤに基づいて運行されたかを示す情報であるため、平日ダイヤ・休日ダイヤの区別を容易に行うことができる。例えば図2が、平日ダイヤであるとしたときに『2004年1月9日(金)に運行されるB駅の19:00以降の列車』を知りたい場合、『2004年1月9日』『B駅』『19:00以降』などを条件に従来の運行ダイヤ管理装置でダイヤを検索すると、20:00にB駅を着発する列車番号1001Mは検出できるが、列車番号1002Mは翌営業日の0:30にB駅に着発するため検出できない。このような検索ミスが発生することが考えられるため、従来であればやはりスジを辿って1つ1つ探すことになる。
一方、本発明では、『2004年1月9日』『B駅』『19:00以降』という条件で列車番号1002Mを検出できる。ユーザが入力部30から当該条件を入力し、検索要求すると当該入力されたユーザの要求をユーザ要求管理部13が受信して検索を実行する。まず、「列車日付」が2004年1月9日である列車駅情報120全てが検索対象となる。
次いで、検索対象の列車駅情報120の中から『B駅』に該当する列車駅情報120が抽出され、その中から「到着時刻」或は「発車時刻」が『19:00以降』である列車駅情報120が抽出される。結果的に、2004年1月9日の20:00にB駅を着発する列車番号1001Mの列車と、2004年1月9日の21:00にE駅を発車し翌日0:30にB駅に着発する列車番号1002Mの列車を検出することができる。実際には列車番号1002Mの列車は土曜日である2004年1月10日にB駅に着発するが、始発駅E駅の出発日である2004年1月9日が代入された「列車日付」によって検出される。
同様に、『平日ダイヤで運行される列車の内、B駅に19:00以降に着発する列車』を検索した場合、月曜日から金曜日の列車番号1001Mと1002Mの列車計10運行を検出することができる。なお、上記検索の手順は一例であり、例えばまず列車駅情報120の中から『B駅』に該当する列車駅情報120を抽出して、その中から『2004年1月9日』或は『19:00以降』の列車を抽出しても良い。
更に、本発明の効果がより効果的にあらわれるのは、0:00時以降に始発駅を発車するような深夜列車である。例えば、E駅を0:10に始発出発し、D駅に1:00に到着して運行を終える平日のみ運行の列車がある場合、営業日を過ぎてから運行されるため、従来の運行ダイヤ管理装置で単純に平日ダイヤだけを検索すると、実際の時刻で火曜日から金曜日の0:30〜1:00に運行される4つの列車は検出できるが、土曜日の0:30〜1:00に運行される実質的には金曜日の深夜列車は検出できないという事態が発生していた。それに対して、本発明では、平日運行として考慮したいこのような深夜列車にはE駅とD駅の列車駅情報120中の「列車日付」に‘2004年1月9日’を付与することで、平日ダイヤとして検出されるようにできる。すなわち、かかる深夜列車の出発日は、本来は2004年1月10日であるが、2004年1月9日とみなして処理する。この時「日跨り値」にも‘1’を設定することにより、日跨り値管理部11での判断の結果としてE駅とD駅では2004年1月10日に着発しているという状態まで反映できるようになる。
更に、ダイヤ改正日を跨って運行されるような列車についても、連続したダイヤ情報として扱うことができるようになり、ダイヤ改正でのダイヤ作成負荷が大幅に軽減できるようになる。従来は改正日を境にこれまで使用していた現列車ダイヤと改正後に運用される改列車ダイヤとを切り替えて使用していた。従ってダイヤ改正日を跨って運行される列車は途中駅までは現列車ダイヤ、それ以降は改列車ダイヤを使うなど複雑な運用を強いられていた。
それに対し、本発明では列車駅情報120に「列車日付」と「日跨り値」を導入し更に「有効期限」情報を組み合わせることで、ダイヤ改正に柔軟に対応できる列車ダイヤを管理することができる。「有効期限」情報は、その列車駅情報120を有効とする期間を定義するものであり、コンピュータのメモリ上で機能する有効期限管理部14によって管理される。例えばダイヤ改正日を境に有効期限を設定する。現行の運行ダイヤの有効期限を改正日前までとして、改正後の運行ダイヤは有効期限を改正日以降と設定する。現列車ダイヤ(改正日前日まで有効)と改列車ダイヤ(改正日以降有効)とは、ダイヤ情報格納部12に共存させて管理してよい。
改正日前に始発駅を出発した列車は「列車日付」として改正日前日の日付が割り当てられる。そして、この列車が本ダイヤ改正で廃止するものであるときには、有効期限として改正日前日を終了日として設定しておく。運行中に日を跨り改正日を迎えても現列車ダイヤのまま、つまり終着駅まで運行することができる。本来であれば、有効期限が改正日前日までとなっているため、改正日を跨った時点で現列車ダイヤは無効化されるが、本発明では「列車日付」に基づいて列車が運行されるため、たとえ改正日に跨って運行されても終着駅までは現列車ダイヤで運行されることになる。更にこの時終着駅では、実際の日時は改正日となっているが、この駅の列車駅情報120では「日跨り値」に基づいて、改正日前日の列車が運行されて当該駅で終着を迎えたということが日跨り値管理部11で判断できるようになる。そして、改正日以降は、「有効期限」情報が有効な情報だけが有効期限管理部14により判断されて採用される。
以上説明したように、本発明では1営業日のスジ単位で列車ダイヤを管理するのではなく、1列車番号の1駅毎に列車駅情報120を管理し、列車駅情報120内に「列車日付」と「日跨り値」を設定したことにより日を跨って運行される列車についても連続的に1運行として情報を扱うことが可能となり、例えば駅単位で列車ダイヤを切り出したり、平日休日を区別して列車ダイヤを抽出したりする際に、スジを辿ることなくピンポイントで目的の情報を抽出できるという優れた効果を発するものである。
そして、ダイヤ改正のように、列車そのものの運行が無くなってしまうため、従来の運行ダイヤ管理装置では扱えなかったダイヤ改正日を跨った列車ダイヤを連続的に扱えるという優れた操作性をもつ。
次に本発明の第二の実施形態について説明する。図4は、本発明の第二の実施形態を説明するための図であり、図4(a)は列車番号1004Mの列車がB駅に停車中に日を跨る様子をスジで表現したものである。列車番号1004Mの列車はC駅を22:00に発車し、B駅に23:00に到着する。B駅で2時間停車した後1:00にB駅を発車して最終的にA駅に2:00に到着する。第一の実施形態では、列車が走行中に日を跨っていたため、列車駅情報120としては日を跨った後の駅について「日跨り値」として‘1’や‘2’などが付与された。これに対して本実施形態では、各駅への到着や各駅からの出発に対してそれぞれ「着日跨り値」、「発日跨り値」を付与するようにする。
図4(b)は、列車番号1004MのB駅での駅列車情報を示す図である。図3とほぼ同様であるが、図3で「日跨り値」であった部分が「着日跨り値」「発日跨り値」となっている。「着日跨り値」は列車がその駅に到着する時刻が出発日時から何度日を跨っているかという情報であり、「発日跨り値」は列車がその駅から発車する時刻が出発日時から何度日を跨っているかという情報である。図4(b)では、列車番号1004Mの列車はB駅に到着する時点ではまだ日を跨っていないため「着日跨り値」は‘0’であるが、発車する際には既に日を跨っているため「発日跨り値」は‘1’となっている。
このように、駅に停車中の列車について細かく日跨り値を設定することにより、正確に各駅での列車ダイヤ情報を参照することができる。例えば図4の列車が平日にのみ運行されるものとして、B駅に着発する列車を検索した時に、従来であると列車番号1004Mについては23:00にB駅に到着するものの、その後発車せずに当該平日の営業日を終えてしまうことになる。一方本発明であれば「列車日付」と「発日跨り値」により、列車番号1004Mは運行日が土曜日に跨っていても1:00にB駅を出発して2:00にA駅に到着するという運行まで管理できるようになる。
以上説明したように、本発明の運行ダイヤ管理装置は、運行ダイヤを営業日単位に区切って管理するのではなく、1運行の1駅毎の列車駅情報として列車日付情報や日跨り値情報を含ませて格納することで連続的に管理し、1つの運行に関する情報をとぎれることなく扱えるようになった。
これにより平日・休日ダイヤに跨って運行される列車やダイヤ改正前後に跨って運行される列車についても、とぎれることなく1つの運行に関する情報として抽出したり表示したりできるようになった。更に、実質的には翌営業日に運行されるような深夜運行についても、日を跨る前の営業日の運行として扱えるようになった。
上記実施形態は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現することができる。また、プログラムをコンピュータに供給するための手段は、プログラムを記録したCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体やプログラムを伝送するインターネット等の伝送媒体であってもよい。以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
以上説明したように、本発明の運行ダイヤ管理装置は、1運行単位(1列車番号など)の1設備(駅など)毎に運行設備情報を管理し、運行設備情報内に「日付情報」と「日跨り値情報」を設定したことにより日を跨って運行される運行機材についても連続的に1運行として情報を扱うことが可能となり、例えば設備位で運行ダイヤ情報を切り出したり、平日休日を区別して運行ダイヤ情報を抽出したりする際に、ピンポイントで目的の情報を抽出できるようになる。したがって、本発明の運行ダイヤ管理装置は、バス・航空機・列車などの運行ダイヤを管理するためのシステムに適用することができる。
本発明の一実施形態に係る運行ダイヤ管理装置の構成を概略的に示した図である。 スジデータの一例を示した図である。 列車駅情報の一例を示した図である。 本発明の二実施形態を説明する為のスジデータと列車駅情報の一例を示した図である。
符号の説明
10 運行ダイヤ管理装置
11 日跨り値管理部
12 ダイヤ情報格納部
13 ユーザ要求管理部
14 有効期限管理部
20 出力部
30 入力部
40 ネットワークインターフェイス
50 ネットワーク
120 列車駅情報

Claims (5)

  1. 輸送機関の運行ダイヤを管理するための装置であって、
    運行ダイヤ情報を1運行単位の1設備毎に運行設備情報として格納するダイヤ情報格納手段と、
    日時情報を基に前記ダイヤ情報格納手段に格納された運行ダイヤ情報を管理するためのダイヤ情報管理手段とを備え、
    前記運行設備情報は、運行機材が運行を開始した日或いは運行を開始したとみなす日である不変の日付情報を含み、
    前記ダイヤ情報管理手段は、前記運行機材が前記不変の日付情報に基づき、運行ダイヤを前記ダイヤ情報格納手段から抽出する
    ことを特徴とする運行ダイヤ管理装置。
  2. 前記運行設備情報は更に、前記運行機材が何日の営業日を跨って運行されたかを示す日跨り値情報を含み、
    前記ダイヤ情報管理手段は、前記日跨り値情報に基づき運行ダイヤ情報を前記ダイヤ情報格納手段から抽出することを特徴とする請求項1に記載の運行ダイヤ管理装置。
  3. 前記日跨り値情報は、前記運行機材が何日の営業日を跨って運行されて前記設備に到着したかという着日跨り値情報と、前記設備を出発する日が営業日を何日跨った後であるかという発跨り値情報とを含み、
    前記ダイヤ情報管理手段は、前記着日跨り値情報及び/又は前記発跨り値情報に基づき運行ダイヤを前記ダイヤ情報格納手段から抽出することを特徴とする請求項2に記載の運行ダイヤ管理装置。
  4. 運送機関の運行ダイヤ管理データベースに用いられるダイヤデータであって、
    1運行で使用される運行機材が運行を開始した日或いは運行を開始したとみなす日である不変の日付情報と、前記運行機材が営業日を何日跨って運行されたかを示す日跨り値情報とを組み合わせて、1運行の1設備毎に1レコードとして構成されたダイヤデータ。
  5. 請求項1に記載の各手段の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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