JP7018722B2 - チャットボットを活用した旅費精算支援システムおよび方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献1に記載された発明は、イベントスケジュールと記録媒体(ICカード)に蓄積された情報とを照合して、旅費精算するものであることから、緊急出張の発生やイベントスケジュールの入力漏れがある場合、イベントスケジュールやICカードに蓄積された情報からは旅費精算に必要な入力情報を取得できない場合、或いはバスやタクシーの利用において現金精算のみで手持ちのICカードで精算できなかった場合、発着地の情報を蓄積できないICカードおよび事業者が存在する場合、ICカードの履歴上限を超えた場合、など、における旅費精算処理ついては想定されていない。そのため、固定場所において、予め事前に把握している情報に限っての効率的な精算に留まる。
ユーザが使用する携帯端末と、旅費申請を受けて旅費精算業務を実行する旅費精算システムを含む既存業務システムと、前記携帯端末と前記既存業務システムの間に配置され、前記旅費精算システムの旅費精算業務を支援するチャットボットを活用した旅費精算支援システムにおいて、
前記チャットボットは、
ログイン処理手段と、機能メニュー処理手段と、申請可能予定一覧処理手段と、最寄り駅検索処理手段と、駅検索処理手段と、適用経路決定処理手段と、申請経路検索・表示処理手段と、旅費申請情報登録処理手段と、申請済予定一覧処理手段と、を有し、
前記ログイン処理手段は、
ユーザが前記携帯端末を介して入力したログイン情報を受信したとき、当該ログイン情報のユーザID、パスワードを元に、人事DBを検索し、当該人事DBからユーザID、パスワードに対応する人事DBデータを取得し、前記人事DBデータは、出張先駅名、勤務先駅名、定期区間始点、定期区間終点、旅費精算認証用ユーザID、旅費精算認証用パスワード、予定表認証用ユーザID、予定表認証用パスワード、を含み、
前記機能メニュー処理手段は、
前記人事DBデータを参照し、「旅費申請」、「申請済予定一覧」を含む機能メニューを、前記携帯端末を介してユーザに提示し、
前記申請可能予定一覧処理手段は、
ユーザが前記機能メニューを元に前記携帯端末を介して選択した「旅費申請」を受信したとき、ユーザが入力した予定表認証用ユーザID、予定表認証用パスワードを元に予定表から「申請可能予定」を含む申請可能予定一覧を取得し、前記携帯端末を介してユーザに提示し、申請可能予定一覧は、開始日時、終了日時、訪問先、目的、を含み、
前記最寄り駅検索処理手段は、
ユーザが前記申請可能予定一覧から前記携帯端末を介して選択した一つの申請対象予定である「申請可能予定」に含まれるユーザID、訪問先、目的、を元に履歴DBを検索し、当該履歴DBから出張先最寄り駅を取得し、特定し、
前記駅検索処理手段は、
ユーザが前記携帯端末を介して入力した「出張先最寄り駅名」、又はユーザが前記携帯端末を介して入力した「出張先最寄り駅候補」を受信したとき、当該出張先最寄り駅を元に乗換案内を検索し、当該乗換案内から駅名一覧を取得し、前記携帯端末を介してユーザに提示し、
前記適用経路決定処理手段は、
ユーザが前記駅名一覧の中から前記携帯端末を介して選択した「出張先最寄り駅」、又はユーザが修正した「出張先最寄り駅」、を受信し、当該出張先最寄り駅を元に適用する経路を決定し、前記携帯端末を介してユーザに提示し、
前記申請経路検索・表示処理手段は、
ユーザが前記携帯端末を介して入力した出発日時、到着日時、出発駅、到着駅、経由駅情報、定期区間情報、を元に前記乗換案内を検索し、出発日時、到着日時、出発駅、到着駅、経由駅情報、金額を含む検索結果を申請経路の申請内容として前記携帯端末を介してユーザへ提示し、
前記旅費申請情報登録処理手段は、
ユーザが前記携帯端末を介して前記申請内容を確認し、前記申請内容の登録を決定したとき、ユーザが前記携帯端末を介して入力した旅費精算ログイン情報を元に前記旅費精算システムを呼び出すと共にユーザが前記携帯端末を介して入力した更新予定条件、更新情報を元に前記予定表を更新し、ユーザが前記携帯端末を介して入力した訪問先、目的、最寄り駅名を前記履歴DBに登録し、前記旅費精算ログイン情報は、日時、訪問先、目的、発着地、金額、日当、を含み、
前記申請済予定一覧処理手段は、
ユーザが前記携帯端末を介して入力した予定表取得条件を元に前記予定表を検索し、当該予定表から申請済予定一覧を取得し、前記携帯端末を介してユーザに提示し、ユーザが前記携帯端末を介して「旅費申請する」、「終了する」の何れかを選択可能とする
ことを特徴とする。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
旅費精算システム203は、ユーザから携帯端末10を介して旅費申請を受けたとき、旅費精算支援システム30の旅費精算システム203を呼出し、旅費申請情報を登録する機能を有する。
自然言語分析システム204は、後述する履歴DB332の履歴情報からユーザの出張先最寄駅を検索したとき、特定できない場合、ユーザの訪問先を元に自然言語分析システム204における自然言語分析DB2041の自然言語分析の結果を呼出し、出張先最寄駅を特定する機能を有する。
公共交通機関情報検索システム205は、出張先最寄駅名を元に公共交通機関情報検索システム205における公共交通機関DB2051から駅名一覧を検索する機能、経路を検索する機能を有する。
ステップS3111:チャットボット31は、処理待機状態(ステップS300)において、ログイン要求処理を実行し、ステップS3112のログイン処理へ進む。
申請可能予定一覧データの項目は、開始日時、終了日時、訪問先名、目的、などを含んでいる。
例えば、訪問先名検索ワード:「H社」の場合、ヒットワード:「H社(大森)」、「H社(大手町)、とし、
目的検索ワード:「打ち合わせ」の場合、ヒットワード:「A社打ち合わせ」、「打合せ」とする。
そして、ユーザによる駅情報の選択、つまり、出張先最寄り駅候補を選択(駅指定)することにより、駅を決定する。
経路パターン判定は、出張先最寄り駅名、予定の出張開始時刻、出張終了時刻から、予め決められている時間を閾値として、直行、直帰、直行直帰と経路パターンを自動判別し、経路パターン情報を取得する。これにより、出発駅や到着駅の入力を省略する。
設定値は、経路パターンや日当を判別するための閾値(経路パターン条件や日当条件)のことである。
旅費申請は、旅費申請可能一覧処理(ステップS3114)へフィードバックする。
申請済予定一覧の処理後は処理待機状態(ステップS3110)に戻る。
(1)旅費申請情報登録を携帯端末から行うことで作業場所を固定しないで、移動によるリソース消費を回避する。
(2)携帯端末とチャットボットとの間で、確認が必要な項目を1問1答方式で簡単かつ迅速に入力することにより、旅費精算処理を効率的に行うことができ、システムが期待する理想的な利用状況と利用者の利用実態の乖離を埋める。
(3)ICカードなどを携帯する必要もなく、また、ICカードに蓄積できないような情報、例えば、バスやタクシーの利用において現金精算した場合、これらの情報を、携帯端末を介して入力することが可能であり、その入力を効率化する。
(4)携帯端末から作業場所や時間を問わず速やかに入力および確認が可能となり、また、履歴情報の上限を気にすることがなく、イベントスケジュールとの照合による不整合を防止する。
20 既存業務システム
201 インターフェース
202 予定表作成システム(含スケジューラ)
2021 予定表DB
203 旅費精算システム
204 自然言語分析システム
2041 自然言語分析DB
205 公共交通機関情報検索システム
2051 公共交通機関DB
30 業務支援システム
31 チャットボット
32 既存業務アクセス装置
33 記憶装置
331 人事DB
332 履歴DB
Claims (3)
- ユーザが使用する携帯端末と、旅費申請を受けて旅費精算業務を実行する旅費精算システムを含む既存業務システムと、前記携帯端末と前記既存業務システムの間に配置され、前記旅費精算システムの旅費精算業務を支援するチャットボットを活用した旅費精算支援システムにおいて、
前記チャットボットは、
ログイン処理手段と、機能メニュー処理手段と、申請可能予定一覧処理手段と、最寄り駅検索処理手段と、駅検索処理手段と、適用経路決定処理手段と、申請経路検索・表示処理手段と、旅費申請情報登録処理手段と、申請済予定一覧処理手段と、を有し、
前記ログイン処理手段は、
ユーザが前記携帯端末を介して入力したログイン情報を受信したとき、当該ログイン情報のユーザID、パスワードを元に、人事DBを検索し、当該人事DBからユーザID、パスワードに対応する人事DBデータを取得し、前記人事DBデータは、出張先駅名、勤務先駅名、定期区間始点、定期区間終点、旅費精算認証用ユーザID、旅費精算認証用パスワード、予定表認証用ユーザID、予定表認証用パスワード、を含み、
前記機能メニュー処理手段は、
前記人事DBデータを参照し、「旅費申請」、「申請済予定一覧」を含む機能メニューを、前記携帯端末を介してユーザに提示し、
前記申請可能予定一覧処理手段は、
ユーザが前記機能メニューを元に前記携帯端末を介して選択した「旅費申請」を受信したとき、ユーザが入力した予定表認証用ユーザID、予定表認証用パスワードを元に予定表から「申請可能予定」を含む申請可能予定一覧を取得し、前記携帯端末を介してユーザに提示し、申請可能予定一覧は、開始日時、終了日時、訪問先、目的、を含み、
前記最寄り駅検索処理手段は、
ユーザが前記申請可能予定一覧から前記携帯端末を介して選択した一つの申請対象予定である「申請可能予定」に含まれるユーザID、訪問先、目的、を元に履歴DBを検索し、当該履歴DBから出張先最寄り駅を取得し、特定し、
前記駅検索処理手段は、
ユーザが前記携帯端末を介して入力した「出張先最寄り駅名」、又はユーザが前記携帯端末を介して入力した「出張先最寄り駅候補」を受信したとき、当該出張先最寄り駅を元に乗換案内を検索し、当該乗換案内から駅名一覧を取得し、前記携帯端末を介してユーザに提示し、
前記適用経路決定処理手段は、
ユーザが前記駅名一覧の中から前記携帯端末を介して選択した「出張先最寄り駅」、又はユーザが修正した「出張先最寄り駅」、を受信し、当該出張先最寄り駅を元に適用する経路を決定し、前記携帯端末を介してユーザに提示し、
前記申請経路検索・表示処理手段は、
ユーザが前記携帯端末を介して入力した出発日時、到着日時、出発駅、到着駅、経由駅情報、定期区間情報、を元に前記乗換案内を検索し、出発日時、到着日時、出発駅、到着駅、経由駅情報、金額を含む検索結果を申請経路の申請内容として前記携帯端末を介してユーザへ提示し、
前記旅費申請情報登録処理手段は、
ユーザが前記携帯端末を介して前記申請内容を確認し、前記申請内容の登録を決定したとき、ユーザが前記携帯端末を介して入力した旅費精算ログイン情報を元に前記旅費精算システムを呼び出すと共にユーザが前記携帯端末を介して入力した更新予定条件、更新情報を元に前記予定表を更新し、ユーザが前記携帯端末を介して入力した訪問先、目的、最寄り駅名を前記履歴DBに登録し、前記旅費精算ログイン情報は、日時、訪問先、目的、発着地、金額、日当、を含み、
前記申請済予定一覧処理手段は、
ユーザが前記携帯端末を介して入力した予定表取得条件を元に前記予定表を検索し、当該予定表から申請済予定一覧を取得し、前記携帯端末を介してユーザに提示し、ユーザが前記携帯端末を介して「旅費申請する」、「終了する」の何れかを選択可能とする
ことを特徴とするチャットボットを適用した旅費精算支援システム。 - 請求項1に記載されたチャットボットを適用した旅費精算支援システムにおいて、
前記最寄り駅検索処理手段は、さらに
前記履歴DBを検索し、出張先最寄り駅を特定できない場合、自然言語分析を呼び出し、出張先最寄り駅特定する処理を実行し、
前記申請経路検索・表示処理手段は、さらに、
ユーザが前記携帯端末を介して入力した出張先最寄り駅名、出張開始時刻、出張終了時刻から、予め決められている時間を閾値として、直行、直帰、直行直帰と経路パターンを自動判別し、経路パターン情報を取得する経路パターン判定処理を実行し、
ユーザが前記携帯端末を介して入力した乗車時間元に日当条件を判定し、WEBサービスから日当情報を取得する日当判定処理を実行する
ことを特徴とするチャットボットを適用した旅費精算支援システム。 - ユーザが使用する携帯端末と、旅費申請を受けて旅費精算業務を実行する旅費精算システムを含む既存業務システムと、前記携帯端末と前記既存業務システムの間に配置され、前記旅費精算システムの旅費精算業務を支援するチャットボットを活用した旅費精算支援方法において、
前記チャットボットは、
ログイン処理ステップと、機能メニュー処理ステップと、申請可能予定一覧処理ステップと、最寄り駅検索処理ステップと、駅検索処理ステップと、適用経路決定処理ステップと、申請経路検索・表示処理ステップと、旅費申請情報登録処理ステップと、申請済予定一覧処理ステップと、を有し、
前記ログイン処理ステップは、
ユーザが前記携帯端末を介して入力したログイン情報を受信したとき、当該ログイン情報のユーザID、パスワードを元に、人事DBを検索し、当該人事DBからユーザID、パスワードに対応する人事DBデータを取得し、前記人事DBデータは、出張先駅名、勤務先駅名、定期区間始点、定期区間終点、旅費精算認証用ユーザID、旅費精算認証用パスワード、予定表認証用ユーザID、予定表認証用パスワード、を含み、
前記機能メニュー処理ステップは、
前記人事DBデータを参照し、「旅費申請」、「申請済予定一覧」を含む機能メニューを、前記携帯端末を介してユーザに提示し、
前記申請可能予定一覧処理ステップは、
ユーザが前記機能メニューを元に前記携帯端末を介して選択した「旅費申請」を受信したとき、ユーザが入力した予定表認証用ユーザID、予定表認証用パスワードを元に予定表から「申請可能予定」を含む申請可能予定一覧を取得し、前記携帯端末を介してユーザに提示し、申請可能予定一覧は、開始日時、終了日時、訪問先、目的、を含み、
前記最寄り駅検索処理ステップは、
ユーザが前記申請可能予定一覧から前記携帯端末を介して選択した一つの申請対象予定である「申請可能予定」に含まれるユーザID、訪問先、目的、を元に履歴DBを検索し、当該履歴DBから出張先最寄り駅を取得し、特定し、
前記駅検索処理ステップは、
ユーザが前記携帯端末を介して入力した「出張先最寄り駅名」、又はユーザが前記携帯端末を介して入力した「出張先最寄り駅候補」を受信したとき、当該出張先最寄り駅を元に乗換案内を検索し、当該乗換案内から駅名一覧を取得し、前記携帯端末を介してユーザに提示し、
前記適用経路決定処理ステップは、
ユーザが前記駅名一覧の中から前記携帯端末を介して選択した「出張先最寄り駅」、又はユーザが修正した「出張先最寄り駅」、を受信し、当該出張先最寄り駅を元に適用する経路を決定し、前記携帯端末を介してユーザに提示し、
前記申請経路検索・表示処理ステップは、
ユーザが前記携帯端末を介して入力した出発日時、到着日時、出発駅、到着駅、経由駅情報、定期区間情報、を元に前記乗換案内を検索し、出発日時、到着日時、出発駅、到着駅、経由駅情報、金額を含む検索結果を申請経路の申請内容として前記携帯端末を介してユーザへ提示し、
前記旅費申請情報登録処理ステップは、
ユーザが前記携帯端末を介して前記申請内容を確認し、前記申請内容の登録を決定したとき、ユーザが前記携帯端末を介して入力した旅費精算ログイン情報を元に前記旅費精算システムを呼び出すと共にユーザが前記携帯端末を介して入力した更新予定条件、更新情報を元に前記予定表を更新し、ユーザが前記携帯端末を介して入力した訪問先、目的、最寄り駅名を前記履歴DBに登録し、前記旅費精算ログイン情報は、日時、訪問先、目的、発着地、金額、日当、を含み、
前記申請済予定一覧処理ステップは、
ユーザが前記携帯端末を介して入力した予定表取得条件を元に前記予定表を検索し、当該予定表から申請済予定一覧を取得し、前記携帯端末を介してユーザに提示し、ユーザが前記携帯端末を介して「旅費申請する」、「終了する」の何れかを選択可能とする
ことを特徴とするチャットボットを適用した旅費精算支援方法。
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