JP5007205B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
(1)A駅まで回送運転を行った後にA駅からB駅に向かう列車1003として運行する
(2)B駅まで回送運転を行った後にB駅からC駅に向かう列車1005として運行する
(3)C駅で折り返し列車1002として運行する
等が考えられる。
図2は、情報処理装置(コンピュータ)のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示されるように、情報処理装置1は、ハードウェア構成として、入力装置11と、表示装置12と、記録媒体ドライブ装置13と、ROM(Read Only Memory)15と、RAM(Random Access Memory)16と、CPU(Central Processing Unit)17と、インターフェース装置18と、HD(Hard Disk)19と、を含む。
なお、属性設定部23は、運行情報及び編成情報に基づき、あるスジの後、前記スジに係る駅(又は前記スジに係る駅の番線)で最も早く運行する(又は運行可能な)スジが存在する場合、前記あるスジの前記駅に係る属性として「回し」を設定可能であると判断する。例えば、ある4両編成の列車が到着し、その後に8両編成と4両編成の列車が出発する場合に、編成情報の車両数から8両編成との「回し」は設定不可能と判断し、4両編成との「回し」の設定可否を判断する。その中で、最も早く運行するスジの前記駅に係わる属性として「回し」を設定可能と判断する。
また、属性設定部23は、例えば、運行情報及び編成情報に基づき、前記スジの前記駅に係る属性として「回し」を設定不可能なスジの内、前記スジの後、前記スジに係る駅(又は前記スジに係る駅の番線)に列車が入ってこない等、行路の終了とすることができるスジが存在する場合、そのスジの前記駅に係る属性として「終端」を設定可能であると判断する。
、前記スジの前記駅に係る属性として「引上げ」を設定する。また、属性設定部23は、前記スジの前記駅に係る属性として「据付け」を設定可能であると判断した場合、前記スジの前記駅に係る属性として「据付け」を設定する。
また、属性設定部23は、運行情報及び編成情報に基づき、前記スジの前記駅に係る属性として「回し」も「始端」又は「終端」も設定不可能なスジの内、車両基地(又は他の駅)から列車を据付ける(列車を持ってくる)ことができるスジが存在すると判定した場合、そのスジの前記駅に係る属性として「据付け」を設定可能であると判断する。なお、属性設定部23は、例えば、列車を据付けることができると判定した車両基地(又は他の駅)の情報を前記「据付け」を属性として設定したスジに関連付ける。
(1)予め定められた車両基地以外の別の車両基地への「引上げ」又は「据付け」の設定が可能であれば、「引上げ」又は「据付け」を設定する
(2)その時点で処理を終了し、その様子のままをユーザに提示(出力)する
(3)判断した箇所を警告という形でユーザに示すが予め定められた車両基地以外の車両基地へ設定することで処理を継続する
等の処理を行う。これら(1)〜(3)は単独の機能或いは併用してユーザにより選択できる機能として実装しておく。
これは、本実施形態の情報処理装置1は、運行ダイヤ図又は行路表の案を、ユーザに提示することを目的としているからである。よって、提示した案に対して修正、又は変更等が行われるであろうことを前提としている。なお、情報処理装置1に、ユーザからの修正指示、又は変更指示に応じて、提示した運行ダイヤ図又は行路表に対して修正を行う修正機能、又は変更を行う変更機能を設けるようにしてもよい。
以下、図4及び図5を用いて、属性設定部23及びスジ設定部24の処理を説明する。
回し可能なスジとして関連付けられる。
なお、属性設定部23は、113のスジにも「回し」の属性を設定し、113のスジに106のスジがD駅において回し可能なスジとして関連付けてもよいし、106のスジに113のスジがD駅において回し可能なスジであると関連付けた時点で113のスジに属性を設定する等の処理は行わないようにしてもよい。本実施形態では説明の簡略化のため、106のスジに113のスジがD駅において回し可能なスジであると関連付けた時点で113のスジに属性を設定する等の処理は行わないものとして説明を行う。
また、105、107、115のスジにはD駅に係る属性として「据付け」が設定され、据付け用の車両基地としてC駅が関連付けられる。
これの結果、運行ダイヤ図は、上述したように図5となる。
その結果、運行ダイヤ図は、図6のようになる。図6は、運行ダイヤ図の一例を示す図(その3)である。
評価部27がこのような評価を行うことにより、情報処理装置1は、予め決まっている数以上の行路が存在する運行ダイヤ図又は行路表を排除、或いはこのような運行ダイヤ図又は行路表に対して警告を表示することができる。
また、評価部27は、運行ダイヤ図又は行路表に基づいて、各行路の走行距離のばらつきが予め定められた指標となる値より少ないか否かに応じて、運行ダイヤ図又は行路表を評価するようにしてもよい。例えば行路1では、スジ100とスジ105とスジ108の走行距離を合計した数値が行路1の走行距離となる。地震等で運行が大規模に乱れた場合に遅延を回復させるために他の編成を代替させることがある。各行路の走行距離が揃っていると各車両の走行距離も均一化され代替しやすくなる。この点を重視したい場合には走行距離のばらつきによる評価が活かされる。
また、評価部27は、運行ダイヤ図又は行路表に基づいて、走行していない時間も含めたその日の行路の運行開始から終了までの運用時間のばらつきが予め定められた指標となる値より少ないか否かに応じて、運行ダイヤ図又は行路表を評価するようにしてもよい。これも走行距離のばらつきと同様に大規模に乱れた場合に、運用時間の長い行路があると遅延の影響を長い時間受けることになるためである。
ステップS10において、運行情報取得部21は、運行情報を取得する。
ステップS11において、編成情報取得部22は、編成情報を取得する。
上述したように、属性設定部23は、例えば、図4において、D駅に関するスジとして、105、107、104、106、113、115、112、117、114、116の各スジに、D駅に係る属性を設定しようと、どのような属性が設定できるか否か判断する。より具体的に説明すると、属性設定部23は、「回し」→「始端」又は「終端」→「引上げ」又は「据付け」の順に属性として設定できるか否かを判断する。
に係る属性として「引上げ」又は「据付け」が設定されたスジが存在するか否かを判断する。スジ設定部24は、存在する場合、処理をステップS14に進め、存在しない場合、処理をステップS15に進める。
実施形態1の情報処理装置1は、運行情報と編成情報とに基づいて「回し」を設定し、運行ダイヤ図又は行路表の評価を行った。しかしながら、本実施形態の情報処理装置1は、「回し」を一旦仮決めし、仮決めした「回し」について別の設定が行なえる場合は別の設定を行い、複数の行路を作成し、ユーザに提供するものとする。
また、実施形態1の情報処理装置1は、編成情報に基づいて到着したスジとその後「回し」を設定するスジとでは編成の車両数が一致したものを抽出した。しかしながら、本実施形態の情報処理装置1は、車両数が少ない場合には列車と列車とを併合により連結することで車両数を一致させたり、車両数が多い場合には併合している列車を分割により切り離すことで車両数を一致させたりして、早く運行するスジに仮に「回し」を設定するよう
にしてもよい。
「回し」→若しくは「始端」又は「終端」→若しくは「引上げ」又は「据付け」
の順に設定可能か否か判断するよう説明を行ったが、
「回し」→若しくは「引上げ」又は「据付け」→若しくは「始端」又は「終端」
の順に属性を設定可能か否か判断するようにしてもよい。
22 編成情報取得部
23 属性設定部
24 スジ設定部
25 割り当て部
26 行路表作成部
27 評価部
Claims (9)
- 複数のスジで構成された列車の運行情報を取得する運行情報取得手段と、
複数の前記列車の編成情報を取得する編成情報取得手段と、
前記運行情報と、前記編成情報と、に基づいて、前記運行情報に係る駅に関するスジの前記駅の属性として設定可能な複数の属性のうち「回し」を最優先に設定可能か否か判断し、設定可能であると判断した場合、前記スジの前記駅の属性として「回し」を設定する属性設定手段と、
前記属性設定手段において前記運行情報に係る駅に関する前記スジの前記駅の属性として「回し」を設定された前記スジに、回し可能なスジを割り当てる割り当て手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記属性設定手段は、前記運行情報に係る駅に関するスジの前記駅の属性として「回し」を設定不可能であると判断した場合、前記運行情報と、前記編成情報と、に基づいて、「始端」又は「終端」、若しくは「引上げ」又は「据付け」、を前記運行情報に係る駅に関するスジの前記駅の属性として設定可能か否か、順に判断し、設定可能であると判断した属性を設定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記属性設定手段において「引上げ」が前記運行情報に係る駅に関するスジの前記駅の属性として設定された前記スジに、前記運行情報と、前記編成情報と、に基づいて、前記駅に係る引上げ用のスジを、
前記属性設定手段において「据付け」が前記運行情報に係る駅に関するスジの前記駅の属性として設定された前記スジに、前記運行情報と、前記編成情報と、に基づいて、前記駅に係る据付け用のスジを、
関連付け、設定するスジ設定手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記属性設定手段は、
前記運行情報に係る駅に関する前記スジの前記駅の属性として「回し」を設定した前記スジに、前記運行情報と、前記編成情報と、に基づいて、前記駅に係る回し可能なスジを関連付け、
前記割り当て手段は、
前記属性設定手段において「回し」が前記運行情報に係る駅に関するスジの前記駅の属性として設定された前記スジに、前記属性設定手段において前記スジと関連付けられた前記回し可能なスジを割り当てることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記属性設定手段は、
前記運行情報に係る駅に関する前記スジの前記駅の属性として「回し」を設定した前記スジに、前記運行情報と、前記編成情報と、に基づいて、前記駅に係る回し可能なスジを関連付け、
前記割り当て手段は、
前記属性設定手段において「回し」が前記運行情報に係る駅に関するスジの前記駅の属性として設定された前記スジに、前記属性設定手段において前記スジと関連付けられた前記回し可能なスジを割り当て、
前記属性設定手段において「引上げ」が前記運行情報に係る駅に関するスジの前記駅の属性として設定された前記スジに、前記スジ設定手段において前記スジと関連付けられた前記引上げ用のスジを割り当て、
前記属性設定手段において「据付け」が前記運行情報に係る駅に関するスジの前記駅の属性として設定された前記スジに、前記スジ設定手段において前記スジと関連付けられた前記据付け用のスジを割り当て
ることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記割り当て手段においてスジとスジとが割り当てられ、作成された行路に基づいて、行路毎の行路表を作成する行路表作成手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 前記割り当て手段においてスジとスジとが割り当てられ、作成された行路に係る情報に基づいて、複数の行路を含む運行ダイヤ図又は行路毎の行路表を評価する評価手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
- 情報処理装置における情報処理方法であって、
複数のスジで構成された列車の運行情報を取得する運行情報取得ステップと、
複数の前記列車の編成情報を取得する編成情報取得ステップと、
前記運行情報と、前記編成情報と、に基づいて、前記運行情報に係る駅に関するスジの前記駅の属性として設定可能な複数の属性のうち「回し」を最優先に設定可能か否か判断し、設定可能であると判断した場合、前記スジの前記駅の属性として「回し」を設定する属性設定ステップと、
前記属性設定ステップにおいて前記運行情報に係る駅に関する前記スジの前記駅の属性として「回し」を設定された前記スジに、回し可能なスジを割り当てる割り当てステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータを、
複数のスジで構成された列車の運行情報を取得する運行情報取得手段と、
複数の前記列車の編成情報を取得する編成情報取得手段と、
前記運行情報と、前記編成情報と、に基づいて、前記運行情報に係る駅に関するスジの前記駅の属性として設定可能な複数の属性のうち「回し」を最優先に設定可能か否か判断し、設定可能であると判断した場合、前記スジの前記駅の属性として「回し」を設定する属性設定手段と、
前記属性設定手段において前記運行情報に係る駅に関する前記スジの前記駅の属性として「回し」を設定された前記スジに、回し可能なスジを割り当てる割り当て手段と、
して機能させることを特徴とするプログラム。
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