JP2006123549A - インクジェット不良検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクジェットの不良を、システムリソース及びユーザリソースの無駄なく効率的に解決する方法を提供する。
【解決手段】インクジェット装置のインクジェットの不良検査方法は、1つ以上のインクジェットが不良である可能性に基づいて、インクジェット不良検査を実行すべきかどうかを判定するステップ(S405)を含む。方法はまた、インクジェット不良検査を実行すべきと判定されれば(S410)、各インクジェットの特性に基づいてどのインクジェットを検査するかを特定するステップ(S415)と、特定されたインクジェットの不良を、画像センサを用いて検査するステップ(S420)とを含み、特定されるインクジェットの数は、インクジェット装置のインクジェット総数よりも少ない。
【選択図】図4

Description

本発明は、インクジェットの不良を検査する方法に関する。
インクジェットプリントヘッドが中間基板に対して移動し、中間基板にマーキング材料を噴射して、中間基板上に画像を形成するプリンタが公知である。インクジェットプリントヘッドは多数のインクジェットを備え、それぞれのインクジェットがある量のマーキング材料を噴射する。その後、画像は中間基板から媒体シートに転写される。媒体シート上に形成される画像の品質は、特に各インクジェットが一貫してインクを噴射する能力によって左右される。
固体インクジェットプリントヘッドは、インクジェットの目詰まり等の不良を起こしやすい。例えばプリントヘッド内のインクジェットが詰まってインクが一貫して噴射されない場合がある。インクジェットの不良が発生すると、不良が補修されるまでインクジェットは不良のままとなる。すなわち、インクジェットの不良は時間が経過すれば自ら直るものではなく、ほぼ不変である。一般的には、インクジェットの不良の補修には、何らかのメンテナンスが必要である。このようにインクジェットの不良はメンテナンスが行われるまでそのままとなる。メンテナンスは、不良インクジェットを詰まらせている物質または空気を押し出すパージング動作を含みうる。
従来、1つ以上のインクジェットの不良の有無を調べるには、インクジェットプリントヘッドのすべてのインクジェットを使って媒体シート上に画像を印刷し、この画像を視覚的に検査してインクジェットの不良を検出していた。もし画像に不備があれば、ユーザはプリントヘッドのメンテナンスを開始できる。だがテスト画像を別途印刷し、メンテナンスを手動で開始することは、システムリソース(生産的な出力のために使用できた媒体、インク、および時間等)とユーザリソース(テスト画像の開始と検査、およびメンテナンス開始に要する時間等)の両方を消費する。
電子写真装置では、このシステムリソースおよびユーザリソースの無駄の問題に対処するため、テスト画像を中間基板上の文書と文書の間の領域に印刷する。一般的なシステム構築に基づいて電子写真装置の中間基板上に画像が配置される場合、中間基板上の画像間には印刷する画像間にテスト画像を印刷する十分なスペースが設けられる。内部画像センサを用いて、電子写真装置はテスト画像の不良を評価し、もし不良と判定されれば、プリントヘッドにメンテナンスを実施できる。
例えば、特許文献1には、インクジェット記録装置を備えたカラーファクシミリ装置が、また、特許文献2には、マルチディスプレイシステムであっても表示画像の画像データに応じた最適な画像を観察することを可能とした画像表示装置の品質管理システムが開示されている。
特開平3−267867号公報 特開2004−163823号公報
上記のように、インクジェット画像再現装置内のインクジェットは、時間の経過によるマーキング濃度属性(インク滴の質量、インク滴の速度、方向性等)のドリフトによって不良となりうる。一般的には、インクジェットの不良は、ある量のマーキング材料が不良インクジェットをすべてまたは部分的に詰まらせることによって生じる。例えば、すべてまたは部分的に目詰まりしたジェット(噴射口)は、インク滴の質量、インク滴の速度、および/またはインク滴がインクジェットのノズルから噴射される方向を変化させうる。
不良インクジェットの検出のため、装置がインクジェットの不良(インクジェットの目詰まり等)を測定して自己補修するイメージオンドラム(IOD)センサという一般的な概念が提案されている。IODセンサは、例えば中間基板上にプリントヘッドのインクジェットによって噴射されるマーキング材料の有無、濃度、および/または位置等をモニタするように構成されたセンサである。IODセンサは一般に、例えば1つの光源と、中間基板上のマーキング材料を検出するように配置した1つ以上の光学検出器とを含む。
これによりユーザは、テスト画像を手動で評価して手動でプリントヘッドメンテナンス手順を開始しなくてもよい。だが、インクジェット検出手順は時間を要し、インクを消費し、その他の貴重なシステムリソースを使用するので、単にIODを用いた基本的なインクジェット不良検出を標準手順として設けるだけでは、もし不良が頻発した場合は、もっとも効率的なシステム解決策とは言えない。
マルチパスインクジェット装置のタイミングおよびドラムサイズは一般に、中間基板上の文書間領域の全領域が転写ローラと接触するように構成されているので、IODを用いた基本的なインクジェット不良検出を標準手順とすることは、もっとも効率的なシステム解決策とはならない。転写ローラは、媒体シートが中間基板と転写ローラ間を搬送される間に、媒体シートの裏面に圧力をかける。文書間領域とは、中間基板上で媒体に転写されるべき画像がマークされる領域と領域との間の部分をさす。文書間領域では中間基板と接触する媒体シートはないので、中間基板上の文書間領域にマークされたテスト画像は、その後、転写ローラに転写される。画像が転写ローラに転写されるため、次の媒体シートが中間基板と転写ローラ間に搬送されると、転写ローラ上の画像は媒体シートの裏面に転写される。このようにテスト画像は、印刷ジョブとは関係ないテストサイクル中に、中間基板上にマークされなければならない。このため、独立テストサイクル専用のシステムリソースが無駄になる(すなわち印刷サイクルには使用できない)。
インクジェットの故障率(すなわちインクジェットが不良になる率)は、インクジェットの使用頻度と関係があることがわかっている。従来、インクジェット不良検査は、インクジェットの故障率を考慮しない間隔で実行されていた。従って、最も故障率の高いインクジェットを維持するのに十分な頻度間隔でプリントヘッドのすべてのインクジェットが検査されれば、故障率の低いインクジェットも頻繁に検査することになり、システムリソースの無駄となる。
また、プリントヘッド中のいくつかのインクジェットが、目詰まり等によって同プリントヘッド中の他のインクジェットよりも故障しやすいこともわかっている。従来、プリントヘッドのすべてのインクジェットの故障検査は同時に行われていた。プリントヘッドのすべてのインクジェットが、もっとも不良が発生しやすいインクジェットを維持するのに十分な頻度間隔で検査されれば、故障しにくいインクジェットも頻繁に検査することになり、システムリソースの無駄となる。
上記目的を達成するため、本発明に係るインクジェット不良検出方法は、インクジェット装置のインクジェット不良検査方法であって、1つ以上のインクジェットが不良である可能性に基づいて、インクジェット不良検査を実行すべきかどうか判定するステップと、インクジェット不良検査を実行すると判定された場合、画像センサを用いてインクジェット不良検査を実行するステップとを含む方法を提供する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係るインクジェット不良検出方法は、インクジェット装置のインクジェット不良検査方法であって、インクジェットの特性に基づいて、どのインクジェットを検査するかを特定するステップであって、特定されるインクジェットの数はインクジェット装置のインクジェットの総数よりも少ないステップと、特定されたインクジェットの不良を画像センサを用いて検査するステップとを含む方法を提供する。
また、本発明は、インクジェット装置のインクジェット不良検査方法であって、インクジェットの特性に基づいて、どのインクジェットを検査するかを特定するステップであって、特定されるインクジェットの数はインクジェット装置のインクジェットの総数よりも少ないステップと、特定されたインクジェットの不良を画像センサを用いて検査するステップとを含む方法を提供する。
本発明の特徴が適用可能なインクジェット装置、例えば固体インクジェットプリンタ、インクジェットプリンタ、またはインクジェットファックス機等の概要を理解するため、図1〜図3を参照する。インクジェットの不良を検出するための本発明の各実施形態は、上記のような装置に適用するのに特に適しているが、以下に記載する各実施形態は例示にすぎない。本発明の各実施形態の各態様は、中間画像基板上に画像を転写することを意図した、インクジェットを備えた最低1つのプリントヘッドを含む任意の媒体供給メカニズムおよび/または画像再現装置において達成可能である。
図1に示すように、インクジェット装置100の実施例は、その一部に、プリントヘッド110と、1つ以上のインクジェット120と、中間転写基板(中間転写ドラム130)と、転写ローラ140と、画像センサ150と、プリントヘッドメンテナンスユニット160と、ドラムメンテナンスユニット170と、媒体供給路の一部を構成する媒体プレヒータ180と、コントローラ195と、メモリ199とを含む。メモリ199には、例えば書換え可能な揮発性もしくは不揮発性メモリ、または書換え不可もしくは固定メモリを任意に適切に組み合わせたものがある。書換え可能メモリは、揮発性/不揮発性にかかわらず、1つ以上のスタティックもしくはダイナミックRAM、フロッピー(登録商標)ディスクおよびディスクドライブ、書込み可能または再書込み可能な光ディスクおよびディスクドライブ、ハードドライブ、ならびにフラッシュメモリ等を用いて実現できる。同様に、書換え不可もしくは固定メモリは、1つ以上のROM,PROM,EPROM,EEPROM、ならびにCD−ROMもしくはDVD−ROMディスクのような光ROMディスクおよびディスクドライブ等を用いて実現できる。コントローラ195および/またはメモリ199は、多数のコンポーネントコントローラを組み合わせて、そのすべてまたは一部をインクジェット装置100外部に配置してもよい。
プリントヘッド110は画像を中間転写ドラム130上にマークするように構成され、図1に示すように、コントローラ195の制御下で中間転写ドラム130に近接した位置に配置される。これによりインクジェット120は、コントローラ195の制御下で、マーキング材料を中間転写ドラム130上に堆積して画像を形成する。マーキング材料は、ポーションごとに中間転写ドラム130上に堆積される。ポーションごとに1つ以上のインクジェット120がコントローラ195からインク噴射信号を受信し、ほぼ同時にマーキング材料を中間転写ドラム130上に噴射する。こうして、中間転写ドラム130上に画像全体が形成されるまで、マーキング材料がポーションごとに噴射される。マーキング材料が中間転写ドラム130上に堆積されている間は、転写ローラ140は中間転写ドラム130とは接触しない。
本発明の他の実施形態によれば、1つの画像が中間転写ドラム130全体をカバーしてもよい(シングルピッチ)。本発明の他の実施形態によれば、複数の画像が中間転写ドラム130上にマークされてもよい(マルチピッチ)。さらに、画像は1回のパスでマークされてもよいし(シングルパス法)、または複数回のパスでマークされてもよい(マルチパス法)。
マルチパス法に従って画像が中間転写ドラム130上にマークされる場合、コントローラ195の制御下で、画像を表す少量のマーキング材料(上述したようにポーションごとにマークされる)が、中間転写ドラム130の最初の回転時にインクジェット120によってマークされる。その後、後続する1回以上の中間転写ドラム130の回転中に、コントローラ195の制御下で、同じ画像を表すマーキング材料が最初の画像の上に重ねられ、こうして中間転写ドラム130上の画像を表すマーキング材料の総量が増やされていく。
例えば、ある種類のマルチパスマーキング構成を用いて、複数のカラー分解から画像を蓄積してもよい。中間基板(中間転写ドラム130)の回転ごとに、1つのカラー分解のマーキング材料(コンポーネント画像)が中間転写ドラム130の表面上に堆積され、最終的に最後のカラー分解が堆積されて画像を完成させる。また別の種類のマルチパスマーキング構成を用いて、プリントヘッド120の複数回のスワースによって画像を蓄積してもよい。中間転写ドラム130の回転ごとに、1回のスワース分のマーキング材料(コンポーネント画像)が中間転写ドラム130の表面に付与され、最終的に最後のスワースが行われて画像を完成させる。上記の2つのマルチパスマーキング構成の例は、どちらも「ページ印刷」として一般によく知られている。各種コンポーネント画像からなる各画像が媒体シート190全量分のマーキング材料を表し、以下に説明するように、その後、中間転写ドラム130から媒体シート190へ転写される。
マルチピッチマーキング構成では、中間基板(中間転写ドラム130等)の表面が、フルページ画像(すなわちシングルピッチ)と文書間領域とを含む複数の区画に区分けされる。例えば、2ピッチの中間転写ドラム130は、そのドラムが一回転する間に、それぞれ1枚の媒体シート190に対応する2つの画像をマークする能力をもつ。同様に、3ピッチ中間転写ドラム130は、ベルトの1回のパスまたは回転中に、それぞれ1枚の媒体シート190に対応する3つの画像をマークする能力をもつ。
シングルパス法またはマルチパス法に従って中間転写ドラム130上に1つまたは複数の画像がマークされると、コントローラ195の制御下で、インクジェット装置100の本実施例では、画像を中間転写ドラム130から媒体シート190へ転写する構成に切り替わる。この構成では、図2に示すように、媒体シート190は、コントローラ195の制御下で媒体プレヒータ180を通過して中間転写ドラム130に近接かつ接触する位置まで搬送される。媒体シート190が中間転写ドラム130に接触すると、コントローラ195の制御下で転写ローラ140の位置が変更され、媒体シート190の裏面に圧力をかけて、中間転写ドラム130に対して媒体シート190を押す(図2)。転写ローラ140によって媒体シート190の裏面にかけられた圧力によって、マークされた画像を中間転写ドラム130から媒体シート190上へ転写するのが容易になる。
中間転写ドラム130と転写ローラ140の回転によって(図2の矢印で示す)、1枚または複数枚の媒体シート190がインクジェット装置100の本実施例において(図2の矢印で示す方向に)搬送される間に、中間転写ドラム130上の1つまたは複数の画像が媒体シート190上に転写される。
上述のように画像が中間転写ドラム130から媒体シート190に転写されると、中間転写ドラム130は回転を続け、中間転写ドラム130上に残されたマーキング材料は、コントローラ195の制御下でドラムメンテナンスユニット170によって除去される。
本実施形態では、例えば、米国特許出願(代理人ドケット番号第119519号)に記載された方法に従って、中間転写ドラム130のブランク部分上にテスト画像をマークすることができる。テスト画像のマーキングは、不良と考えられるインクジェット120のみを用いて行われる。このため不良の可能性のないインクジェット120でテスト画像をマーキングするのに要する時間とインクが無駄にならない。その後、テスト画像は画像センサ150によって評価され、検査したインクジェット120の不良が測定される。測定値に基づいて、コントローラ195はプリントヘッドメンテナンスサイクルを開始できる(図3参照)。
プリントヘッドのメンテナンスが必要と判定されると(すなわちテストシーケンス中にインクジェット120またはプリントヘッド110の不良が確認されると)、インクジェット装置100の本実施例では、コントローラ195の制御下で、例えば図3に示すプリントヘッドメンテナンスモードに入る。プリントヘッドのメンテナンス時には、プリントヘッドは、コントローラ195の制御下で中間転写ドラム130から引き下げられ(図3の矢印参照)、プリントヘッドメンテナンスユニット160が、コントローラ195の制御下でインクジェット120の近傍に配置される。プリントヘッドメンテナンスユニット160は、コントローラ195の制御下でインクジェット120をパージして、完全または部分的に詰まったインクジェットを補修する。
次に、図4〜図6、図9および図10を参照して、本発明に係るインクジェットプリントヘッドおよびインクジェットの不良検出方法の一実施形態を説明する。図4〜図6、図9および図10に示す実施形態によれば、プリントヘッド110内のすべてのインクジェット120を定期的に検査するのではなく、統計的データを用いて検査間隔を調整する。さらに、インクジェット検査を行うことになれば、各インクジェット120の評価が行われ、そのインクジェット120を検査に含めるべきか否かが判定される。検査頻度と検査するインクジェット数を減じることにより、インクジェットの検査に費やされるシステムリソースが少なくてすむ。
図4に示すように、この方法の動作はステップS400で開始される。ステップS405では、インクジェット不良検査を実行すべきか否かが判定される。判定は、例えば、図5に示すインクジェット不良検査を実行すべきか否かを判定する方法等によって行うことができる。
図5では、方法の動作はステップS500で開始される。ステップS505では、故障確率データが評価される。故障確率データは、回収されたインクジェット装置100の故障パターンを示すデータであり、統計学的に調整または分析されたものでもよいし、されていないものでもよい。故障確率データはメモリ199等に保存できる。例えば、インクジェット装置の故障確率データは、観察した故障データをワイブル分布または対数正規分布等のパラメータ表示した故障分布に当てはめて入手してもよいし、またはカプラン−メイヤー推定等を用いて故障データから直接推定してもよい。この種類の故障確率データは、前回の故障からのプリント回数の関数として回復可能な故障が発生する確率を予測するのに利用できる。「故障」とは、1つまたは複数のインクジェットが目詰まり等によって不良となることをさす。故障は、故障した1つまたは複数のインクジェットがプリントヘッドのメンテナンス等によって修理可能な場合は「回復可能な故障」である。
図9は、従来の固体インクジェットプリントヘッドの検査によって得たインクジェット装置100の一般的な故障データの例である。この確率グラフは、1つ以上のインクジェット120が不良(故障)となる確率パーセントと前回の故障からのプリント回数とをグラフにしたもので、経験的な故障データを、故障分布、この場合はワイブル分布にあてはめる手段となる。これにより2つのパラメータ(シェイプとスケール)を抽出でき、これはワイブル分布によれば故障間隔の分布を特徴づけるもので、かつ図10に示す故障確率データのグラフに使用できる。
図10に示す故障確率データは、故障確率レート(1回のプリントあたりの故障確率の上昇)と、故障間のプリント間隔との関数であると解釈できる。例えば、図10に示すように、直近の故障からプリント6万回後では、故障発生の確率は1回のプリントあたり0.0005(すなわち0.05%)である。図10の例では、プリント間隔が短ければ、新たな故障の確率は比較的高くなることがわかる。だが、もしプリントヘッドがある長さの間隔後に故障を経験しなければ、故障の確率は急速に減少する。すなわち、インクジェット装置が故障すると考えられるレートは、プリント回数が増えれば下がっていく。ただしプリント回数の増大に伴って故障確率レートは下がるが、全体的な故障の確率は高くなる。従って、故障が発生してからの現在のプリント間隔と対応する故障発生の確率とを比較すると、故障発生の確率を例えば倍増するにはかなり長いプリント間隔を要する。
例えば、仮にインクジェット装置100が1000ページ印刷するごとにインクジェットの不良を検査するように初期設定されていたとする。その後、この実施形態に従って、インクジェット120の最初の検査後に不良が発見されなければ、検出間隔が調整され、次回の検査は1500ページの印刷後となる。これは、図10に示す故障データによれば、故障確率の上昇率は、故障間のプリント間隔が長くなるほど下がるためである。だが最初のインクジェット検査で不良が発見されれば、次回の検査は500ページ印刷後に行うよう検出間隔が調整される。インクジェット120の次回の検査後に不良が見つからなければ、750ページ印刷後にインクジェット検査を行うように検出間隔が延ばされる。これは、図10の故障データから、故障確率の上昇率は、元の間隔である1000ページの場合に比べて500ページでのほうが高いためである。他の実施形態では、検出間隔の調整は、標準的な間隔に基づいて行っても故障データに基づいてインクジェットの不良を検出しそうにないインクジェット不良検査を防止するように、適切な場合に検出間隔が延長される間は、故障データに応じて様々に調整することができる。
動作はステップS510へ進み、故障確率データに基づいて検出間隔が調整される。その後、ステップS599へ進み、方法の動作が終了する。
検出間隔は、例えば故障が発生すると無駄になると予想される時間リソース、インクジェットの不良を検査することで無駄になると予想される時間リソース、および/または故障確率データ等の多数の要因に基づいて設定できる。さらに、検出間隔は、インクジェット装置100の予想される設定に応じて調整できる。例えば、インクジェット装置100が非常に大きなジョブを出力すると予想される場合は、故障が発生すれば大量の時間とリソースが無駄になるので、許容可能な故障率が下げられる。同様に、インクジェット装置100が小さなジョブを出力すると予想される場合は、不良の発生によって無駄になる時間とリソースが少量なので、許容可能な故障率は上げられる。
図4を参照すると、ステップS410で、例えば図5の方法に従って調整された検出間隔に達したか否かに基づいて、インクジェット不良検査を実行するか否かが判定される。インクジェット不良検査を実行すべきであれば、動作はステップS415へ進む。インクジェット不良検査を行わない場合は、動作はステップS499へ飛ぶ。ステップS415では、検査するインクジェットが特定される。検査するインクジェット120の特定は、例えば図6に示すどのインクジェット120を検査するかを特定する方法によって行うことができる。説明を簡潔にするため、図6に示す方法は、インクジェット装置100が複数のインクジェット120を備えた1つのプリントヘッド110を有すると仮定する。ただし、複数のプリントヘッド110を有するインクジェット装置100については、この方法を必要に応じて反復することができる。
図6に示すように、方法の動作はステップS600で開始される。その後、動作はステップS605へ進んで、すべてのインクジェット120が現在のインクジェットとして選択されているか否かが判定される。すべてのインクジェット120が現在のインクジェット120として選択されていれば、すべてのインクジェット120が考慮されており、動作はステップS699へ飛ぶ。だが、すべてのインクジェット120が現在のインクジェット120として選択されていない場合は、動作はステップS610へ進む。ステップS610では、すぐ次のインクジェット120が現在のインクジェットとして選択される。動作はステップS615へ進む。
ステップS615では、例えば現在のインクジェット120に割当てられたビットカウンタが所定限度を超えているかどうかを判定することにより、現在のインクジェット120の不良検査を行うべきか否かが判定される。ビットカウンタを用いてインクジェット120の特性をモニタする方法の実施例を図7および図8を参照して以下に説明する。現在のインクジェット120のビットカウンタが所定限度を超えていなければ、動作はステップS605へ戻る。現在のインクジェットのビットカウンタが所定限度を超えていれば、動作はステップS620へ進む。ステップS620では、そのインクジェットカウンタがインクジェット不良検査用にマークされる。その後、動作はステップS605へ戻る。
図6に示す方法は、ステップS605でプリントヘッド110内のすべてのインクジェット120が現在のインクジェット120として選択されていると判定されるまで繰り返される。その後、動作はステップS699へ飛び、ここで方法は終了する。上述のようにインクジェット装置100が複数のプリントヘッドを有する場合は、すべてのプリントヘッド110内のすべてのインクジェット120が現在のインクジェットとして選択されるまで、各プリントヘッドについて図6の方法を反復できる。
図4に戻って、検査すべきインクジェット120が特定されると(すなわちステップS620でビットカウンタの値に基づいてインクジェットがマークされると)、動作はステップS420へ進み、特定されたインクジェット120の不良検査が行われる。このように各プリントヘッド110のすべてのインクジェット120を用いて中間転写ドラム130上に検査画像をマーキングするのではなく、故障している可能性があると特定されたインクジェット120のみを用いて、中間転写ドラム130上に検査画像がマーキングされる。従って、故障の可能性がないと判定された残りのインクジェット120に要するインクと時間が節約できる。検査によって1つ以上のインクジェット120が不良であるとわかれば、不良ジェットを含む各プリントヘッド110がパージされ目詰まりを除去する。この一実施形態によれば、インクジェット120がパージされると、そのインクジェット120のビットカウンタはリセットされる。だが他の実施形態では、ビットカウンタはリセットされず、代わりにジェットが直近にパージされたことを示す値に調整される。これは、インクジェット装置100によっては、詰まっていないインクジェット120をパージすると、状況によってはそのインクジェットが詰まる可能性を実際には高めてしまうためである。
図7および図8は、ビットカウンタを用いてインクジェット120の特性をモニタする方法の実施例を示す。図7および図8に示す方法は、図4〜図6、図9および図10に示す方法から独立したもので、通常印刷中に個々のインクジェット120をどのようにモニタできるかの実施例を示す。通常印刷中にインクジェット120の特性を継続してモニタすることにより、プリントヘッド110のどのインクジェット120群が、それ以外のインクジェット120よりも故障しやすいかを予測することができる。こうしてインクジェット120ごとに、インクジェット120の故障を引き起こす可能性を高めるある種の行動が、例えばインクジェット120に対応したビットカウンタによって記録されうる。その後、インクジェット検査を実行する時間(例えばステップS410で決められた時間)になると、その履歴から故障の可能性があると示されたインクジェットのみが検査される。本明細書では、「ビットカウンタ」とは、各インクジェット120の行動を例えばある種の行動に数値を割当てて記録を維持する、かかる行動の数値を加算する、もしくはそれ以外の方法によって記録可能な任意のメモリまたはメモリの一部(メモリ199等)から構成できる。
この一実施形態によれば、インクジェット装置100の各インクジェット120に対応するビットカウンタは、メモリ199中に格納できる。図7および図8に示すように、方法の動作はステップS700で開始される。次に、動作はステップS705へ進み、ほぼ同時にインクを噴射する一群がインク噴射信号を受信する。各インク噴射信号により、1つ以上のインクジェット120にほぼ同時にインクを噴射させて、印刷中の画像の小部分を形成させる。これら画像の小部分のすべてが集められると、完全な画像となる。このように、この小部分ごとに、コントローラ195は、インクを噴射してその画像部分を形成する各種インクジェット120にインク噴射信号を送信する。
インク噴射信号を受信すると、動作はステップS710へ進む。ステップS710では、すぐ次のインクジェット120が現在のインクジェットとして選択される。その後、ステップS715では、現在のインクジェットが出力インクジェットであるか否か、すなわち現在のインクジェットが、受信したインク噴射信号に応答してインクを噴射して画像の一部を形成するか否かが判定される。現在のインクジェットが出力インクジェットでなければ、動作はステップS735へ飛ぶ。もし現在のインクジェットが出力インクジェットならば、動作はステップS720へ進む。ステップS720では、現在のインクジェット用のビットカウンタが所定値だけ増加される。従って、例えば、インクジェット120が出力インクジェットとして用いられるたびに、その目詰まりの可能性が増大していく。この目詰まりの可能性の相対的な上昇は、当該インクジェット120に対応するビットカウンタ値の増加(所定値を加えることによって)に反映される。ステップS720の所定値は、インクジェット120が使用によって詰まる可能性に応じて決定され、かつ本明細書で説明する目詰まりを生じうる他の各種要因に従って設定できる。動作はステップS725へ進む。
ステップS725では、インクジェット120がストレスフルな(stressful)噴射パターンの一部であるか否かが判定される。ある種の出力パターン、例えばインクジェット120が、エアバブルを吸い込み目詰まりを生じうる可能性のあるパターンでは、インクジェット120の目詰まりの可能性を増大させうる。このようなストレスフルパターンには、例えば所与のインクジェットが単純に噴射のオン/オフを繰り返すパターンがある。現在のインクジェットがストレスフルパターンの一部でなければ、動作はステップS735へ飛ぶ。現在のインクジェットがストレスフルパターンの一部であれば、動作はステップS730へ進む。
ステップS730では、現在のインクジェット用のビットカウンタが所定値だけ増やされる。ここでもまた、目詰まりの可能性の相対的な上昇は、当該インクジェット120に対応するビットカウンタの値の増加に反映される。ステップS730の所定値は、インクジェット120がストレスフルパターンに基づいて目詰まりする可能性に応じて決定され、かつ本明細書で説明する目詰まりを生じうる他の各種要因に従って設定できる。さらに、所定値は、ストレスフルパターンが現在のインクジェットの目詰まりに寄与する相対的な可能性に基づいて、異なるストレスフルパターンごとに異なる値に設定してもよい(噴射パターンのストレス度が増すと、所定値は大きくなる)。動作はステップS735へ進む。
ステップS735では、現在のインクジェットに回復可能な故障の履歴があるか否かが判定される。判定は、例えば現在のインクジェットのビットカウンタがステップS615で所定値を超えた回数および/または頻度、もしくは現在のインクジェットが、例えば記憶されたインクジェット不良検査結果に基づいて実際に不良となった回数に基づいて行うことができる。もし現在のインクジェットに回復可能な故障の履歴がなければ、動作はステップS745へ飛ぶ。現在のインクジェットに回復可能な故障の履歴がある場合は、動作はステップS740へ進む。
ステップS740では、現在のインクジェット用のビットカウンタが所定値だけ増やされる。現在のインクジェット120がインク噴射信号に従ってインクを出力しない場合でも、このステップで現在のインクジェット120のビットカウンタを増やすことができる。所定値は、故障の履歴をもつすべてのインクジェット120に付与される一般的な値でもよく、かつビットカウンタが一般にインクジェット120の過去の故障をどの程度正確に予測したか等に基づいて決定できる。または、所定値は、特定のインクジェット120のビットカウンタの誤りを補正するための、故障履歴のある各インクジェット120固有の個別値でもよい。例えば、あるインクジェット120が、その対応ビットカウンタが所定限度に達するよりかなり前に故障する傾向があると仮定する。この場合、ステップS740の所定値がコントローラ195等によって調整され、インクジェット120が次に故障した場合に対応ビットカウンタを所定限度により近づけ、こうして当該ビットカウンタの精度を改善する。
同様に、もし現在のインクジェット120に故障なしの通常動作の履歴がある場合、加えられる所定値は負の値をとりうる。例えば、あるインクジェット120が、対応ビットカウンタが所定限度に達してからかなり後に故障する傾向があるとする。この場合、ステップS740の所定値がコントローラ195によって調整され、インクジェット120が次に故障した場合に対応ビットカウンタをより所定限度により近づけ、こうして当該ビットカウンタの精度を改善する。動作はステップS745へ進む。
ステップS745では、現在のインクジェット120が媒体シート190の端から所定距離だけ離れているかどうかが判定される。様々なサイズの媒体が使用されるため、同じインクジェット120群が必ずしも媒体シート190の端から同じ距離のところにあるとは限らない。インクジェット120が媒体シート190の端から所定距離内に位置する場合は、媒体シート190の粒子がプリントヘッド110上およびその周囲に堆積され、端から所定距離内の1つ以上のインクジェット120の目詰まりを引き起こす可能性がある。現在のインクジェットが媒体シート190の端から所定距離内にない場合は、動作はステップS755へ飛ぶ。現在のインクジェットが媒体シート190の端から所定距離内にある場合は、動作はステップS750へ進む。
ステップS750では、現在のインクジェット用のビットカウンタが所定値だけ増やされる。ここでもやはり、現在のインクジェット120がインクジェット噴射信号に従ってインクを出力しない場合でも、このステップで現在のインクジェット120のビットカウンタを増やすことができる。さらに、所定値は、例えばインクジェット120が媒体シート190の端からどれだけ近いかを基にインクジェット120が詰まる可能性に基づいて決定され、かつ本明細書で説明する目詰まりを生じうる他の各種要因に従って設定できる。所定値は、所定距離内のすべてのインクジェット120について一定でもよいし、または所定距離内の正確な距離によって傾斜させてもよい(すなわち媒体シート190に近づくほど所定値が大きくなる)。動作はステップS755へ進む。
ステップS755では、すべてのインクジェット120が現在のインクジェット120として選択されているか否かが判定される。すべてのインクジェット120が現在のインクジェット120として選択されていない場合は、動作はステップS710へ戻って、次のインクジェット120が現在のインクジェット120として選択され、方法が繰り返される。すべてのインクジェット120が現在のインクジェット120として選択されている場合は、動作はステップS799へ進んで、動作が終了する。
説明を簡潔にするため、図7および図8に示す方法は、1つのインク噴射信号について説明した。ただし、後続の各インク噴射信号について、必要に応じて方法を繰り返してもよい。さらに、もしインクジェット装置100が複数のプリントヘッド110を有する場合は、すべてのプリントヘッド110内のすべてのインクジェット120が現在のインクジェットとして選択されるまで、図7および図8の方法を繰り返すことができる。また、この実施形態によれば、メンテナンスサイクル中にインクジェット120がパージされると必ず、その部分のインクジェットのビットカウンタが、例えばコントローラ195の制御下でリセットされる。
図7および図8に示すビットカウンタを用いてインクジェット120の特性をモニタする一実施形態では、経費およびリソースの観点から、またはインクジェット不良検査の結果として蓄積された記憶した故障データに応じて、1つ以上のステップを追加、組み合わせ、分離、または省略してもよい。さらに、ステップS720,S730,S740およびS750の各種所定値は、ビットカウンタが特定のインクジェット120の回復可能な故障をより正確に予測する可能性を高めるため、インクジェット不良検査の結果として蓄積された記憶した故障データの分析、統計、その他に基づいて、必要に応じて調整してもよい。
以上のように、上述した実施形態によれば、故障確率データのレートに従って故障検出頻度を調整することにより(ステップS405および図5、図9、図10)、回復可能な故障がより高い頻度で予想される場合に、インクジェット不良検査が行われる。逆に、故障確率レートが下がり始めれば、検査頻度を減らして(すなわちインクジェット不良検査サイクル間の間隔を延ばして)、インクと時間を節約する。これにより、故障の検出と故障からの回復を最適化させて、プリントヘッド110およびプリンタの信頼性を高めるという全体的な効果が得られる。
さらに、上述した実施形態によれば、インクジェット不良検査を実行すべきと判定されれば、故障した、または故障状態に近いと考えられるインクジェット120のみが検査される(ステップS415、図6〜図8)。従って、故障していないと考えられると判定された残りのインクジェット120に要するインクと時間が節約される。この実施形態により、インクジェット120に故障が発生したと考えられる場合にのみ、かつその故障が発生したと考えられるインクジェット120にのみ、インクジェット不良検査が行われるという全体的な効果が得られる。
上述した実施形態は、増加ビットカウンタを用いて特定のインクジェット120が故障しやすいか否かを判定したが、他の実施形態では、インクジェット120のビットカウンタがインクジェットの行動によって増加および/または減少するようにしてもよい。例えば、ある種の行動が、インクジェットが不良となる可能性を下げると判定される場合があり、かかる行動を用いてインクジェット120のビットカウンタを減少させてもよい。さらに、各種インクジェット120の実施パラメータに基づいて確率を予測する多変数公式、等式、および/またはアルゴリズム等の他の方法またはメカニズムを用いて、各インクジェット120の行動を追跡してもよい。インクジェット120の実施パラメータには、例えばプリントヘッド110上のインクジェット120の位置、インクジェット120の故障履歴、インク滴の噴射がストレスフルパターンの一部であったか否かを含むインク滴噴射履歴、媒体の位置および媒体の端とインクジェット120との位置関係を含む印刷された用紙もしくは出力媒体のページ数およびページ長、インクジェットによる作像表面のパス回数、噴射間の頻度、インクジェット120から発射されたインク滴の質量(およびその履歴)、ならびにその他のインクジェット性能に関わると考えられるマシン構成もしくは動作パラメータ等が含まれる。
また、上述したビットカウンタを増加させる(または他の方法で個々のインクジェット120の行動を追跡するメカニズムを調整する)各種要因は、実施例にすぎない。各ジェットが不良になる可能性を求めると公知またはその後判定される任意の要因を用いることができる。例えば、各実施形態では、ジェットが媒体シート190上に位置するか、または媒体シート190からはずれた位置にあるかに応じて、すなわちジェットと媒体シート190との相対位置に応じて、ビットカウンタまたは他の追跡メカニズムを増加、減少、または適正に調整してもよい。
最後に、上述した実施形態は、その上に噴射を行い、その後、そこから最終媒体へ画像が転写される中間基板を利用したインクジェットプリンタを用いて説明したが、他の実施形態では、インク滴を最終媒体上に直接印刷および噴射する等の、インクを最終媒体へ印刷する他の方法を用いてもよい。
画像ドラム上に画像をマークするように構成されたインクジェット装置の一実施形態を示す図である。 図1のインクジェット装置の一実施形態において、ドラム上にマークされた画像を媒体シートに転写する態様を示す図である。 図1および図2のインクジェット装置の一実施形態において、プリントヘッド上でメンテナンスを実行する態様を示す図である。 不良インクジェットを検出する方法の実施例を示すフローチャートである。 インクジェットの不良検査を実行するかどうかを判定する方法の実施例を示すフローチャートである。 プリントヘッド中のどのインクジェットを検査すべきかを特定する方法の実施例を示すフローチャートである。 インクジェットの不良に関係した行動を追跡する方法の実施例を示すフローチャートである。 インクジェットの不良に関係した行動を追跡する方法の実施例を示すフローチャートである。 一般的な故障データの実施例を示すグラフである。 故障確率データの実施例を示すグラフである。
符号の説明
100 インクジェット装置、110 プリントヘッド、120 インクジェット、130 中間転写ドラム、140 転写ローラ、150 画像センサ、160 プリントヘッドメンテナンスユニット、170 ドラムメンテナンスユニット、180 媒体プレヒータ、190 媒体シート、195 コントローラ、199 メモリ。

Claims (2)

  1. インクジェット装置のインクジェット不良検査方法であって、
    1つ以上のインクジェットが不良である可能性に基づいて、インクジェット不良検査を実行すべきかどうか判定するステップと、
    インクジェット不良検査を実行すると判定された場合、画像センサを用いてインクジェット不良検査を実行するステップと、
    を含む方法
  2. インクジェット装置のインクジェット不良検査方法であって、
    インクジェットの特性に基づいて、どのインクジェットを検査するかを特定するステップであって、特定されるインクジェットの数はインクジェット装置のインクジェットの総数よりも少ないステップと、
    特定されたインクジェットの不良を、画像センサを用いて検査するステップと、
    を含む方法。

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