JP2006123383A - 化粧シート - Google Patents

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Kazuteru Kato
一照 加藤
Kahei Murata
嘉平 村田
Takashi Ishikawa
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Abstract

【課題】湿度変化、温度変化等によって発生する反りを防止する機能を有する化粧シートであって、表面の耐磨耗性を有し、かつ耐油性も有し、絵柄の意匠も妨げない化粧シートを提供すること。
【解決手段】紙基材の上面に、絵柄模様層と透明酸化物蒸着薄膜及び/または透明無機物蒸着薄膜フィルムからなる防湿層とを、少なくともこの順に設けてなること、前記化粧シートの最表面に透明保護層を設けてなること、前記透明保護層が、グロス調及び/又はマット調を有する層であることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、室内扉、キッチン扉、収納扉、襖などの建具に用いられる化粧シートに関する。より詳しくは、化粧シートを貼り合わせた化粧板基材などが、湿度変化や温度変化等によって発生する反りを防止する為の、防湿機能等を有した化粧シートに関する。
室内扉、キッチン扉、収納扉、襖などの建具において、湿度、温度の関係で使用中に徐々に反りが発生することがあった。反りを防止する為、建具の枠体に金属製の支持体を使用したり、化粧板の裏面に防湿性能を有するシート例えば塩化ビニルシートや金属箔等を貼り合わたりするなどの対策が行われていた。しかしながら、作業工程が増えるとともに、材料費、加工費が増加しコスト高となる。また塩化ビニルシートの場合、シート中の可塑剤が経時でブリードして、接着基材との間に滲みでて接着不良を起こすことがあった。
そこで、反りを防ぐ為に、建具に用いられる化粧シートの層構成中に防湿層を設けて、表裏両面貼り合わせ、片方に反らないようにしたものが知られている。
前記防湿層としては、金属薄膜、金属酸化物薄膜、特にはアルミ箔やアルミ蒸着薄膜が多く用いられている。そのため、化粧シートの絵柄層上に設けると絵柄の意匠の妨げとなるため、化粧シートの基材となる紙層の下に設けたり、紙層と絵柄層の間に設けたりしていた。その場合は適宜アンカーコート層を設けていた。しかしながら、このような構成の場合、化粧シート表面の防湿性は得られないものであり、耐性が弱く、また紙層の下に設ける場合は浸透するのが水分あれば問題ないが、油性の場合、紙面に浸透すると劣化等の問題があった。
特開平9−248882号公報 特開2004−174738号公報
発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、湿度変化、温度変化等によって発生する反りを防止する機能を有する化粧シートであって、表面の耐磨耗性を有し、かつ耐油性も有し、絵柄の意匠も妨げない化粧シートを提供することにある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、請求項1記載の発明は、紙基材の上面に、絵柄模様層と透明酸化物蒸着薄膜及び/または透明無機物蒸着薄膜フィルムからなる防湿層とを、少なくともこの順に設けてなることを特徴とする化粧シートである。
また請求項2記載の発明は、前記化粧シートの最表面に透明保護層を設けてなることを特徴とする請求項1記載の化粧シートである。
また請求項3記載の発明は、前記透明保護層が、グロス調及び/又はマット調を有する層であることを特徴とする請求項2記載の化粧シートである。
請求項1記載の発明により、透明酸化物蒸着薄膜及び/または透明無機物蒸着薄膜フィルムからなる防湿層により、絵柄の意匠を妨げることなく表面耐磨耗性を発揮でき、かつ紙層上に設けられるので、耐油性を有するものとなる。
また、請求項2記載の発明により、より表面の耐候性、耐磨耗性のあるものとすることができる。
また、請求項3記載の発明により、グロスマットにより意匠性を付加し、透明層の厚みにより下の絵柄に立体感をもたせることが可能となる。
以下本発明を図面に基づき詳細に説明する。図1に本発明の化粧シートの一実施例の断面の構造を示す。紙基材1に絵柄模様層2が設けられ、接着剤層3を介して透明な無機酸化物蒸着薄膜フィルム4が設けられ、表面にグロスマット処理が施された透明保護層5が設けられてなる。
本発明における紙基材1としては、坪量11〜120g/mのグラビア印刷用原紙が適用可能であるが、特に強度が求められる場合には紙間強化紙や含浸紙などの強化紙が好適に用いられる。
本発明における絵柄模様層2としては、用いるインキは耐候性を有するものであれば特に制限はなく、硝化綿樹脂系、アクリル/塩化酢酸ビニル樹脂系、2液硬化型ウレタン樹脂系、塩化酢酸ビニル樹脂系、アクリル樹脂系及びこれらの混合物の樹脂系やグラビア印刷用インキが使用可能である。また、染料系、顔料系のインキジェット方式によるインキも使用可能であるが、この場合は特に耐候性が考慮される。
本発明における接着剤層3としては、後述するフィルムとの接着性により適宜選択されるものであり、透明性を有するものが好ましく、具体的には、酢酸ビニル系接着剤、ウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤、エポキシ系接着剤、アクリル系接着剤、合成ゴム系接着剤等の公知のもののなかから選択可能である。
本発明における透明な無機酸化物蒸着薄膜フィルム4としては、透明熱可塑性樹脂に透明酸化膜及び/または透明無機薄膜を蒸着してなるフィルムが適用可能である。
透明熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、セロファン、などが適用可能であるが、蒸着加工性、表面硬度の観点から、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが好適に用いられる。
透明酸化膜及び/または透明無機薄膜としては、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム等の無機物薄膜層を真空蒸着法又はスパッタリング法等により形成することによって、酸素遮断性及び水蒸気遮断性を付与してなる透明な無機酸化物蒸着薄膜フィルム4を得る事ができる。
本発明における透明保護層5としては、耐候性を得られる透明樹脂であれば特に限定するものではないが、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂などが好適に用いられる。さらに必要に応じてシリコン添加剤、抗菌剤、防カビ剤、耐候添加剤、消臭剤、耐傷添加剤などを適宜使用する事も可能である。また、グロス/マットを用いた導管意匠、高固形分樹脂を使用した立体意匠、ハイグロス意匠など、従来公知の方法により意匠表現を追加することが好適に行われる。
紙基材として30g/mの紙間強化紙を用い、絵柄層として硝化綿系インキをグラビア印刷にて木目柄印刷を行った。一方、透明酸化物蒸着薄膜及び/または透明無機物蒸着薄膜フィルムからなる防湿層として酸化ケイ素を真空蒸着法により厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート(以下、PETとする)フィルムに蒸着したものを用いた。前記紙の印刷面と前記フィルムの蒸着面とを、ポリエステル系ドライラミ接着剤3g/mによりドライラミして接着した。さらに防湿層側の表面に表面保護層としてアクリルポリオールからなるウレタン系樹脂を乾燥後の塗布厚が7g/mとなるように塗布、乾燥し、グロスマットの印刷を施し、図1に示す構成の化粧シートを得た。
<比較例1>
紙基材として30g/mの紙間強化紙を用い、絵柄層として硝化綿系インキをグラビア印刷にて木目柄印刷を行った。一方、透明酸化物蒸着薄膜及び/または透明無機物蒸着薄膜フィルムからなる防湿層として酸化ケイ素を真空蒸着法により厚さ12μmのPETフィルムに蒸着したものを用いた。前記紙の紙の裏面と前記フィルムの蒸着面とを、ポリエステル系ドライラミ接着剤3g/mによりドライラミして接着した。さらに前記紙の印刷面に表面保護層としてアクリルポリオールからなるウレタン系樹脂を乾燥後の塗布厚が7g/mとなるように塗布、乾燥し、グロスマットの印刷を施し、図2に示す構成の化粧シートを得た。
<比較例2>
紙基材として30g/mの紙間強化紙を用い、この一面に、透明酸化物蒸着薄膜及び/または透明無機物蒸着薄膜フィルムからなる防湿層として酸化ケイ素を真空蒸着法により厚さ12μmのPETフィルムに蒸着した蒸着面を、ポリエステル系ドライラミ接着剤3g/mによりドライラミして接着した。このフィルム面上に絵柄層として硝化綿系インキをグラビア印刷にて木目柄印刷を行い、さらにこの上に表面保護層としてアクリルポリオールからなるウレタン系樹脂を乾燥後の塗布厚が7g/mとなるように塗布、乾燥し、グロスマットの印刷を施し、図3に示す構成の化粧シートを得た。
<性能評価>
本実施例、比較例の構成と性能評価を以下の表1に示す。
Figure 2006123383
本発明の化粧シートの一実施例の断面の構造を示す説明図である。 比較例1の化粧シートの断面の構造を示す説明図である。 比較例2の化粧シートの断面の構造を示す説明図である。
符号の説明
1…紙基材
2…絵柄模様層
3…接着剤層
4…透明な無機酸化物蒸着薄膜フィルム
5…透明保護層

Claims (3)

  1. 紙基材の上面に、絵柄模様層と透明酸化物蒸着薄膜及び/または透明無機物蒸着薄膜フィルムからなる防湿層とを、少なくともこの順に設けてなることを特徴とする化粧シート。
  2. 前記化粧シートの最表面に透明保護層を設けてなることを特徴とする請求項1記載の化粧シート。
  3. 前記透明保護層が、グロス調及び/又はマット調を有する層であることを特徴とする請求項2記載の化粧シート。
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