JP2006119854A - 再生装置、カメラ、及びコンテンツデータの選択及び再生方法 - Google Patents

再生装置、カメラ、及びコンテンツデータの選択及び再生方法 Download PDF

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順一 伊藤
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和宏 佐藤
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Abstract

【課題】タッチパネル上の操作状態を確実に検出し、その操作に応じて所望の動作を確実に実行することができるようにする。
【解決手段】再生装置を有するデジタルカメラは、タッチパネル7上に直交座標系を定め、タッチパネル7上の操作位置を検出すると、その操作位置の位置データを直交座標系で出力するタッチパネル検出回路19と、液晶モニタ18にコンテンツデータと操作領域を示す操作支援マークとを表示し、タッチパネル検出回路19からの位置データが操作支援マークで示される領域に在るときは、この位置データに対して操作支援マークの形状に応じた座標変換を行い、その変換後の位置データから操作量を算出し、その操作量に応じて記録メディア13からコンテンツデータを選択し表示するよう制御するシステムコントローラ12等を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像,音楽,書籍等の電子データを選択再生する装置、及び方法に関する。
従来、画像,音楽,書籍等の電子データを再生する装置がある。このような再生装置では、一般に、メモリに記録された画像,音楽,書籍等の電子データを、ユーザの指示に応じて再生することができるようになっている。近年においては、そのメモリの価格が低下したことにより、大容量のメモリが使用されるようになってきている。
例えば、画像再生装置でもあるデジタルカメラでは、一つのメモリに記録可能な画像数が益々増えており、そのため、大量の画像が記録されたメモリから所望の画像を短時間で検索するための効率的な検索手段が必要になっている。この画像検索のための手段として良く知られ且つ実際に利用されているものは、複数のサムネイル画像を一括表示させ、これを十字キー等の操作に応じて順次送るようにした手段である。また、これ以外の手段としてジョグダイヤルを利用するものもある。例えば、特許文献1には、LCD( Liquid Crystal Display )搭載面の反対側の面にジョグダイヤルを設け、このジョグダイヤルの回転操作に応じてLCDに表示させる画像を順次切り換えるようにした手段が提案されている。
一方、公知の入力手段として、タッチパネルがある。タッチパネルは、一般に、操作面積が必要になることから表示画面が小さい携帯型の機器には不向きであったが、最近ではLCDの価格が下がり、例えばデジタルカメラ等のような携帯型の機器であってもサイズが大きいLCDが搭載されるようになり、併せてタッチパネルも利用し易い環境になってきている。
タッチパネルを利用して各種操作を行うことが可能な例えばデジタルカメラにおいては、画像検索のための手段として、一般に、押し釦的形式による画像送りが知られているが、これ以外にも、例えば特許文献2には、タッチパネル面が水平になぞり操作されると、そのときのなぞり方向と速度に応じて画像再生速度を変化させるようにした手段が提案されている。
特開平11−231989号公報 特開2004−104594号公報
ところで、表示画面に重ねて配置されたタッチパネル使い、例えば指で特許文献1のようにジョグダイヤルを操作する如くなぞることで、所望のデータを選択することができると操作し易い。
一般的に、タッチパネルの操作位置を示すデータは、タッチパネル上に設定された直交座標系で定義され、座標軸はタッチパネルの縁に平行に定義される。従って特許文献2の如くタッチパネルの縁に平行な直線上をなぞる操作は、直交座標系の座標軸に平行な操作となる。従って、なぞる操作は一次元の情報として処理可能になり操作状態の検出は容易である。
一方、ジョグダイヤルの如く略円形の軌跡のなぞる操作を検出することは容易ではない。さらにタッチパネル上の任意の位置でこのような操作を検出することは更に容易ではない。
本発明は、上記実情に鑑み、タッチパネル上の操作状態を確実に検出し、その操作に応じて所望の動作を確実に実行することができる、装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様に係るコンテンツデータの再生装置は、コンテンツデータを記録した記録メディアと、コンテンツデータを表示する表示モニタと、前記表示モニタに重ねて配置されたタッチパネルと、前記タッチパネル上に直交座標系を定め、前記タッチパネル上の操作位置を検出すると、該検出した操作位置に係る位置データを直交座標系で出力する検出回路と、前記表示モニタにコンテンツデータと操作領域を示す操作支援マークとを表示し、前記検出回路からの位置データが前記操作支援マークで示される領域に在るときは、当該位置データから操作量を算出し、該算出した操作量に応じて前記記録メディアからコンテンツデータを選択し表示する制御回路と、を有し、前記制御回路は、前記検出回路からの位置データに対して前記操作支援マークの形状に応じた座標の変換動作を実行後、操作量の算出を行う、構成である。
本発明の第2の態様に係るコンテンツデータの再生装置は、上記第1の態様において、前記座標の変換動作は、直交座標系から極座標系へ変換する動作である、とした構成である。
本発明の第3の態様に係るコンテンツデータの再生装置は、上記第2の態様において、前記極座標系の基準位置は、前記操作支援マークの中央に定義される、とした構成である。
本発明の第4の態様に係るコンテンツデータの再生装置は、上記第1の態様において、前記操作支援マークは、ドーナツ状の形状を有する、とした構成である。
本発明の第5の態様に係るコンテンツデータの再生装置は、上記第1の態様において、前記座標の変換動作は、座標軸を所定角度で回転させる回転移動を行う動作である、とした構成である。
本発明の第6の態様に係るコンテンツデータの再生装置は、上記第5の態様において、前記回転移動によって前記操作支援マークの中心線が座標軸のいずれか一方と重なる、とした構成である。
本発明の第7の態様に係るコンテンツデータの再生装置は、上記第1の態様において、前記操作支援マークは、前記表示モニタの対角線にそって配置された帯状の形状を有する、とした構成である。
本発明の第8の態様に係るコンテンツデータの再生装置は、コンテンツデータを記録した記録メディアと、コンテンツデータを表示する表示モニタと、前記表示モニタに重ねて配置されたタッチパネルと、前記タッチパネル上に直交座標系を定め、前記タッチパネル上の操作位置を検出すると、該検出した操作位置に係る位置データを直交座標系で出力する検出回路と、前記表示モニタにコンテンツデータとタップ操作を受け付ける領域を示す第一の操作支援マークと摺動操作を受け付ける領域を示す第二の操作支援マークとを表示し、前記検出回路からの位置データが前記第一又は第二の何れかの操作支援マークで示される領域に在るときは、該領域に応じてタップ操作又は摺動操作を検出し、前記記録メディアからコンテンツデータを選択し表示する制御回路と、を有し、前記制御回路は、前記第一の操作支援マークで示される領域に前記位置データが存在するかを前記検出回路の直交座標系に基づいて判定し、前記第二の操作支援マークで示される領域に前記位置データが存在するかを判定する際には、前記第二の操作支援マークの形状に応じて座標の変換動作を実行する、構成である。
本発明の第9の態様に係るコンテンツデータの再生装置は、上記第8の態様において、前記制御回路は、前記第一の操作支援マークで示される領域でタップ操作を検出すると、コンテンツデータを観賞する第一状態とコンテンツデータをスクロール表示できる第二状態との何れか一方を選択し、前記第二状態において前記第二の操作支援マークで示される領域で摺動操作を検出すると、検出した摺動操作の操作量と方向に応じて前記記録メディアからコンテンツデータを選択して表示する、構成である。
本発明の第10の態様に係るコンテンツデータの再生装置は、上記第8の態様において、前記第二の操作支援マークは、ドーナツ状の形状或いは前記表示モニタの対角線に沿って配置された帯状の形状を有する、とした構成である。
本発明の第11の態様に係るコンテンツデータの再生装置は、コンテンツデータを記録した記録メディアと、コンテンツデータを表示する表示モニタと、前記表示モニタに重ねて配置されたタッチパネルと、前記タッチパネル上の位置を複数の座標系で定義可能であって、検出した前記タッチパネル上の操作位置を、指定された座標系の位置データとして出力する検出回路と、前記表示モニタにコンテンツデータと操作領域を示す操作支援マークとを表示し、前記検出回路からの位置データが前記操作支援マークで示される領域に在るときは、当該位置データから算出した操作量に応じて前記記録メディアからコンテンツデータを選択し表示する制御回路と、を有し、前記制御回路は前記操作支援マークの形状に適した座標系を前記検出回路へ指定し、前記検出回路は前記タッチパネルに予め定められた直交座標系で検出した位置データを座標変換して前記指定された座標系の位置データとして前記制御回路へ出力する、構成である。
尚、本発明は、上記装置に限らず、上記のコンテンツデータの再生装置を備えたカメラとして構成することもでき、また、再生装置におけるコンテンツデータの選択及び再生方法として構成することもできる。
本発明によれば、表示画面に重ねて配置されたタッチパネルを操作できる電子機器において、操作領域を示す操作支援マークを表示し、このマークで示された領域で操作する際に適した座標系を設定して、タッチパネル上の操作位置データを検出し、操作領域と操作方法に適した座標系で定義された操作位置データを用いることによって、操作状態を確実に検出することができ、その操作に応じた所望の動作を確実に実行することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
図1A及び図1Bは、本発明の実施例1に係る再生装置を適用したデジタルカメラの外観斜視図である。
同図A及びBに示したように、デジタルカメラ1は、当該カメラ正面に撮影レンズ2を備え、当該カメラ上面に撮影指示を行うためのレリーズSW(スイッチ)3を備え、当該カメラ左側面にヘッドフォン等が接続されるジャック4を備えている。また、当該カメラ背面には、撮影モードの設定指示を行うためのRECモードSW5と、再生モードの設定指示等を行うためのPLAYモードSW6と、指や専用のペン或いはスティック等でタップ或いはなぞる等の操作により当該カメラへの各種の入力や指示等を可能にする、液晶モニタ上に設けられたタッチパネル7を備えている。尚、タップ操作には、触れる,押圧する,若しくはタッチする等の操作も含まれ、また、なぞる操作には、擦る,摺動する,若しくは摺接する等の操作も含まれる。
図2は、デジタルカメラ1の主要構成を示す図である。
同図において、CCD( Charge Coupled Devices )8は、撮影レンズ2により結像された被写体像を電気信号(アナログ電気信号)に光電変換する。CCDインターフェース回路9は、CCD8により光電変換された電気信号に対し所定の撮像処理を行い一定形式の画像データ(デジタル電子データ)を得る。
FlashRom10には、当該カメラ1全体の動作を制御するための制御プログラムやその制御プログラムの実行に必要な各種データが記録されている。
SDRAM( Synchronous DRAM )11は、CCDインターフェース回路9により得られた画像データの一時格納用、及びシステムコントローラ12のワークエリア等として使用される。
システムコントローラ12は、内部にCPUを備え、当該CPUがFlashRom10に記録されている制御プログラムを読み出し実行することにより、当該カメラ1全体の動作を制御する。また、システムコントローラ12は、所定の画像処理や、画像データの圧縮/伸長処理等も行う。
記録メディア(メディアカード)13は、例えばメモリカードや小型HDD(ハードディスク)等、当該カメラ1に着脱自在の記録媒体である。
マイク(マイクロフォン)14は、音声を電気信号(アナログ電気信号)に変換する。音声コーデック回路15は、マイク14により変換された電気信号に対し所定のコード処理を行い一定形式の音声データ(デジタル電子データ)を得る。また、音声コーデック回路15は、その音声データに対し所定のデコード処理を行いヘッドフォン16等の外部の発音装置が発音可能な形式の音声信号(アナログ電気信号)を得る。ジャック17は、音声コーデック回路15とヘッドフォン16等の外部の発音装置とを接続するためのコネクターである。ヘッドフォン16は、入力された音声信号に応じて発音する。
タッチパネル7は、透明のスクリーン状であって、液晶モニタ18に重ねて配置され、指や専用のペン或いはスティック等で当該パネルをタップ或いはなぞる等の操作により当該カメラ1への各種の入力や指示を可能にするものである。タッチパネル検出回路19は、指や専用のペン或いはスティック等がタッチパネル7に触れられているときに、その接触位置(操作位置とも言う)を検出する。
液晶モニタ駆動回路20は、液晶モニタ18を駆動し、液晶モニタ18は、液晶モニタ駆動回路20による駆動に応じて画像や各種メニュー等を表示する。
白黒LCD21は、当該カメラ1の設定状態を表示する。カメラ操作SW22は、前述のレリーズSW3,RECモードSW5,PLAYモードSW6等を含み、当該カメラ1への所定の指示を行うためのSWである。USB( Universal Serial Bus )コントローラ23は、当該カメラ1とUSBにより接続されている外部機器との間でデータの送受を行うための制御を行う。
このような構成により、例えばRECモードSW5が操作される等して撮影モードが設定されているときにレリーズSW3が操作されると、結像面に結像されている被写体像がCCD8により電気信号に光電変化され、更にCCDインターフェース回路9により所定の画像処理が行われて一定形式の画像データが得られる。この画像データは、システムコントローラ12により、所定の画像処理が行われた後、更に画像圧縮処理が行われて、記録メディア13に記録される。尚、この記録の際には、画像データと駒番号(フレーム番号とも言う)とが対応付けされて記録される。ここで、記録される画像データと駒番号を対応付けさせる方法は次のようなものがある。1:駒番号がファイル名の一部を含む形式で画像データを記録する。2:画像データの属性情報に駒番号を記録する。本実施例では、記録される画像データと駒番号の対応付けが前記1の方法で行われるものとする。このような方法で記録メディア13へ画像データを記録することで、後に駒番号に基づく検索が可能になる。
また、撮影モードであるときに、所定の操作により当該カメラに録音指示が行われると所定時間の録音が可能になっており、この場合には、音声がマイク14により電気信号に変換され、音声コーデック回路15によりコード処理が行われて一定形式の音声データが得られる。そして、その音声データが記録メディア13に記録される。
一方、例えばPLAYモードSW6が操作される等して再生モードが設定されているときに、後述する、指や専用のペン或いはスティック等によるタッチパネル7の操作によって記録メディア13に記録されている特定の画像データの選択、再生指示が為されると、その画像データが記録メディア13から読み出される。そして、読み出された画像データは、システムコントローラ12により画像伸長処理が行われて、液晶モニタ18に表示される。
また、同様にして記録メディア13に記録されている特定の音声データの選択、再生指示が為されると、その音声データが記録メディア13から読み出される。そして、読み出された音声データは、音声コーデック回路15によりデコード処理が行われ、例えばジャック17に接続されているヘッドフォン16により発音される。
図3は、このデジタルカメラ1の液晶モニタ18の表示画面に表示されるデータ(例えば撮影された画像データに係る画像)と共に合成されて表示される操作支援マークの一例を示す図である。
同図に示したように、液晶モニタ18の表示画面26には、例えば撮影された画像データに係る画像(不図示)と共に第一の操作支援マーク25(以下単に「操作支援マーク25」という)と第二の操作支援マーク24(以下単に「操作支援マーク24」という)とが合成されて表示される。尚、これらの操作支援マーク24,25は、液晶モニタ18上に重ねて配置されたタッチパネル7の操作をし易くするために表示される。
操作支援マーク24は、ドーナツ状の形状を有しており、液晶モニタ18の表示画面中央に配置される。この操作支援マーク24の同図網掛部分は、画像に合成されて表示されても画像の確認が可能になるようにハーフトーン状(半透明状)に表示される。このときに、カメラ操作者は、この操作支援マーク24の領域(同図網掛部分)に対応するタッチパネル7の操作領域を指や専用のペン或いはスティック等で同図矢印方向(CW方向:時計回り方向又はCCW方向:反時計回り方向)になぞる(或いは擦る,摺動する,摺接する)ことによって、すなわち、操作支援マーク24をタッチパネル7の上から指等で同図矢印方向になぞることによって、当該カメラ1に対して、所定の動作を指示することができる。
一方、操作支援マーク25は、四角形の形状を有しており、操作支援マーク24の周囲に配置される。この操作支援マーク25も、操作支援マーク24と同様に、ハーフトーン状に表示される。このときに、カメラ操作者は、この操作支援マーク25の領域に対応するタッチパネル7の操作領域を指や専用のペン或いはスティック等でタップする(或いは触れる,押圧する,タッチする)ことによって、すなわち、操作支援マーク25をタッチパネル7の上から指等でタップすることによって、当該カメラ1に対して、所定の動作を指示することができる。
尚、同図に示したこれらの操作支援マーク24,25の配置は一例であり、例えば、操作支援マーク25は、配置上の支障が無ければ複数設けるようにすることもでき、また、必要に応じて操作支援マーク24は、液晶モニタ18の表示画面中央から移動させて配置することもできる。
図4は、カメラ操作者がタッチパネル7を介して所望の画像データを検索或いは選択する際の、液晶モニタ18に表示される画面の変化の一例を示す図である。
同図において、表示画面27は、駒番号10の画像データに係る画像が表示されたときの画面である。表示画面27内の右下には、画像の駒番号が10であることを示す”N=010”が表示される。また、この表示画面には、図3を用いて説明したように、画像と共に操作支援マーク24,25が表示される。
この表示画面27において、例えば、カメラ操作者が、操作支援マーク24の領域に対応するタッチパネル7の操作領域をCW方向になぞると、駒番号がカウントアップされ、該当する駒番号を含むファイル名の画像データが記録メディア13から読み出される。そして、表示画面28に示したように、駒番号10の画像に代わって駒番号11の画像データに係る画像が表示される。
このように、カメラ操作者が、操作支援マーク24に対応するタッチパネル7の操作領域をCW方向になぞることによって駒番号がカウントアップされ、カウントアップ前の画像に代わってカウントアップ後の駒番号の画像データに係る画像が表示されるようになる。また、このようなCW方向へのなぞり操作が継続して行われることによって、駒番号がカウントアップする方向に画像がスクロール表示(単にスクロールアップともいう)されるようになる。
また、表示画面27において、例えば、カメラ操作者が、操作支援マーク24の領域に対応するタッチパネル7の操作領域をCCW方向になぞると、駒番号がカウントダウンされ、該当する駒番号を含むファイル名の画像データが記録メディア13から読み出される。そして、表示画面29に示したように、駒番号10の画像に代わって駒番号9の画像データに係る画像が表示される。
このように、カメラ操作者が、操作支援マーク24に対応するタッチパネル7の操作領域をCCW方向になぞることによって駒番号がカウントダウンされ、カウントダウン前の画像に代わってカウントダウン後の駒番号の画像データに係る画像が表示されるようになる。また、このようなCCW方向へのなぞり操作が継続して行われることによって、駒番号がカウントダウンする方向に画像がスクロール表示(単にスクロールダウンともいう)されるようになる。
これにより、カメラ操作者は、操作支援マーク24をタッチパネル7の上から所望の方向になぞることによって、画像のスクロールアップ又はスクロールダウンを行うことが可能になる。
また、カメラ操作者は、このようにして所望の画像を表示させたところで、当該カメラ1に所定の操作を行うことで、例えば表示画面30に示したように、画像と操作支援マーク25のみを表示させることも可能になっている。これにより、カメラ操作者は所望の画像を操作支援マーク24の無い状態で鑑賞することができる。また、この状態であるときに、カメラ操作者が、再度所定の操作を行うと、表示画面27に示したように、再び操作支援マーク24が表示されるようになり、再び画像の検索或いは選択が可能な状態となる。
尚、画像の選択が可能な状態(例えば表示画面27,28,29)と画像を鑑賞するための状態(例えば表示画面30)を切り替えるための操作手段としては、例えばカメラ操作SW22やタッチパネル7等を利用することが可能である。本実施例では、タッチパネル7を利用して、これらの状態を切り替えるものとする。すなわち、表示されている操作支援マーク25の領域に対応するタッチパネル7の操作領域をタップすることによって、これらの状態を切り替えるものとする。
図5は、本実施例に係るデジタルカメラ1の動作を示すフローチャートである。尚、本動作は、システムコントローラ12が、FlashRom10に記録されている制御プログラムを読み出し実行することによって行われる動作である。
同図において、カメラ操作SW22の一つである不図示のPowerSWがONされると本動作が開始し、システムコントローラ12は、まず、カメラ起動直後の動作モードとして撮影モードを設定する(ステップ(以下単に「S」という)1)。
尚、撮影モードが設定されているときには、カメラ操作SW22の一つであるレリーズSW3が操作されると、撮影動作を実行し、撮影された画像データが記録メディア13に記録される。一方、記録メディア13に記録された画像データに係る画像の閲覧は、再生モードが設定されているときに可能になっている。再生モードへの設定切り替えは、カメラ操作SW22の一つであるPLAYモードSW5の操作により可能である。また、撮影モードへの設定切り替えは、カメラ操作SW22の一つであるRECモードSW4の操作により可能である。
S1の後、続いて、PLAYモードSW5が操作されたか否かを判定し(S2)、その判定結果がYesの場合にはS3へ進み、Noの場合にはS1へ戻る。尚、S2がNoとなって処理がS1へ戻ったときには、S1にて、あらためて撮影モードの設定が行われることはない。
S2がYesの場合、続いて、動作モードを撮影モードから再生モードへ切り替え、そして駒番号Nxの初期設定を行う(S3)。
尚、駒番号Nxは、液晶モニタ18に表示する画像に係る画像データの駒番号である。本実施例では、S3で初期設定される駒番号Nxを、最後に撮影された画像データの駒番号とする。従って、再生モードに設定した直後の液晶モニタ18には、最後に撮影された画像データに係る画像が表示される。但し、対応する画像データが存在するのであれば、初期設定される駒番号Nxを他の駒番号とすることも可能である。
続いて、タッチパネル検出回路19の動作を許可する(S4)。これは、例えば、タッチパネル検出回路19への電力供給を制御する不図示の半導体SWを、OFFからONにすることによって行われる。
続いて、フラグの一つである選択許可フラグをセットする(S5)。選択許可フラグは、前述の図4を用いて説明した、再生モードにおける二つの状態の何れかを指示するために存在する。具体的には、選択許可フラグがセット(”1”)されている場合には、画像と共に操作支援マーク24,25が表示され、この時にカメラ操作者が操作支援マーク24をタッチパネル7を介してCW或いはCCW方向になぞることにより、駒番号Nxがインクリメント或いはデクリメントされ、そのインクリメント或いはデクリメントされた駒番号Nxに対応する画像データが記録メディア13から読み出され液晶モニタ18に表示されるようになる。一方、選択許可フラグがクリア(”0”)されている場合には、操作支援マーク24が液晶モニタ18に表示されないで画像と操作支援マーク25のみが表示されるようになる。これは、画像鑑賞或いは画像観察の際には操作支援マーク24が不要となり目障りとなるからである。尚、この場合には、操作支援マーク24が表示されないことから、画像の選択が出来ないことになる。
S5の後、続いて、S4で設定された駒番号Nxの画像データを記録メディア13から読み出し(S6)、この読み出した画像データを液晶モニタ18の表示サイズへ変換し、この変換後の画像データに、操作支援マーク24,25と撮影情報(例えば駒番号等)を合成し、この合成後の画像データを液晶モニタ駆動回路20へ出力して液晶モニタ18に表示する(S7)。
これらのS4乃至7の処理によって、動作モードが再生モードに切り替えられた後は、タッチパネル7の操作によって画像の選択が可能な状態となる。
S7の後、続いて、タッチパネル検出回路19から、この時のタッチパネル7の操作位置に係る位置データ(操作位置データともいう)を読み出し(S8)、この時の操作位置データの有無を判定する。すなわち、タッチパネル7の操作が行われているか否かを判定し(S9)、その判定結果がYes(有り)の場合にはS10へ進み、No(無し)の場合にはS25へ進む。
尚、カメラ操作者がタッチパネル7を操作すれば、操作位置に係る位置データがタッチパネル検出回路19から出力されるので、S8及びS9の処理を周期的に実行することで、タッチパネル7の操作状態を監視するようにしている。
S9がYesの場合、続いて、S8で読み出した操作位置に係る位置データが、操作支援マーク25の領域に対応するタッチパネル7の操作領域上に存在するか否かを判定する。すなわち、操作支援マーク25上で操作されているか否かを判定し(S10)、その判定結果がYesの場合にはS11へ進み、Noの場合にはS15へ進む。
S10がYesの場合、続いて、選択許可フラグの状態を反転する(S11)。すなわち、選択許可フラグが”1”ならば”0”に、”0”ならば”1”に設定する。
続いて、選択許可フラグが”1”であるか”0”であるかを判定し(S12)、その判定結果が”1”の場合には、駒番号Nxの画像データに係る画像と撮影情報(例えば駒番号等)と操作支援マーク24,25とを合成し該合成画像を液晶モニタ18に表示し(S13)、その判定結果が”0”の場合には、駒番号Nxの画像データに係る画像と撮影情報(例えば駒番号等)と操作支援マーク24のみを合成し該合成画像を液晶モニタ18に表示する(S14)。そして、処理がS25へ進む。
これらのS8乃至14の処理により、再生モードにおいて、カメラ操作者が、表示されている操作支援マーク25の領域に対応するタッチパネル7の操作領域をタップ操作することにより、画像の選択が可能な状態(画像のスクロールが可能な状態)と画像を鑑賞するための状態とを切り替えることが可能になる。
一方、S10がNoの場合、続いて、選択許可フラグが”1”であるか”0”であるかを判定し(S15)、その判定結果が”1”の場合にはS16へ進み、”0”の場合にはS25へ進む。このように、選択許可フラグが”0”である場合には、液晶モニタ18に操作支援マーク24は表示されておらず画像を鑑賞するための状態であるので、S16乃至S24の処理をスキップしてS25へ進むようになっている。
S15が”1”の場合、続いて、S8で読み出された操作位置に係る位置データを直交座標から極座標(極軸座標ともいう)に座標変換する(S16)。
ここで、直交座標から極座標への座標変換の手法を図6(a),(b) を用いて説明する。
同図(a) は、操作支援マーク24,25と操作位置との、タッチパネル7上での関係を示す図である。
同図(a) に示したように、タッチパネル7上には仮想の座標軸が設定されている。例えば、液晶モニタ18の表示画面(タッチパネル)の左下角に基準点Pxyを設定し、直交座標の基準点Pxyとする。このPxyを基準にX軸とY軸が設定される。この直交座標系を基に、タッチパネル検出回路19は操作位置を直交座標データとして出力する。
操作支援マーク25で規定される操作領域は、2つの点Pt1(x1,y1)とPt2(x2,y2)とで定義される。このとき、次の式(1),式(2)の条件を満たせば、操作位置P(x,y)は、操作支援マーク25上にある。
x1<x<x2 式(1)
y1<y<y2 式(2)
このように、四角形の形状を有する操作支援マーク25は、直交座標系上での定義は容易であり、また、操作支援マーク25上に操作位置を示す座標データが存在するか否かの判定も容易である。
一方、操作支援マーク24で規定される操作領域は、2つの円Ca,Cbで定義される。ここで、2つの円の中央の座標をPrθ(xc,yc)とし、Caの半径をRa、Cbの半径をRbとする。このとき、次の式(3),式(4)の条件を満たせば、操作位置Pg(x,y)は、操作支援マーク24上にある。
(Ra)^2>(x−xc)^2+(y−yc)^2 (3)
(Rb)^2<(x−xc)^2+(y−yc)^2 (4)
このように、操作支援マーク24上の操作位置を検出することは、操作支援マーク25上の操作位置を検出することより煩雑である。一方で、操作支援マーク24上の操作位置の軌跡(例えば同図(a) の操作軌跡31)は、操作支援マーク24で規定される操作領域の中心Prθを中心とする円弧状或いは円周状の曲線に近似することが可能である。従って、このような軌跡となる位置データを取り扱う場合には、直交座標より極座標を用いる方が好ましい。
そこで、同図(b) に示す如く極座標を設定する。この場合、同図(b) に示したように、極座標の基準位置を、操作支援マーク24で規定される操作領域の中心点Prθとし、基準軸を仮にPrθからX軸に水平に設定する。
これにより、直交座標系のX,Yは、次式(5),(6)により、極座標系(極軸座標系ともいう)のR,θに変換することができる。
R=((X−Xc)^2+(Y−Yc)^2)^(1/2) (5)
θ=arctan((Y−Yc)/(X−Xc)) (6)
図5に戻り、このようにしてS16で位置データが直交座標から極座標に変換されると、続いて、この極座標に変換された位置データが操作支援マーク24上に存在するか否かを判定する。すなわち、操作支援マーク24上で操作されているか否かを判定する(S17)。このS17では、S16で座標変換を行うことで、タッチパネル7上の操作位置を極座標系で判断することができる。具体的には、S16で座標変換された位置データPg(r,θ)を、2つの円Ca,Cbの半径Ra,Rbと比較し、次の式(7)に基づき、操作位置が操作支援マーク25内に存在するか否かを判定する。
Rb < r < Ra 式(7)
このように、操作位置Pgの座標を直交座標から極座標に変換することによって、判定が容易になる。
このS17の判定において、その判定結果がYesの場合(式(7)の条件を満たす場合)にはS18へ進み、Noの場合(式(7)の条件を満たさない場合)にはS25へ進む。尚、カメラ操作者が、操作支援マーク24で規定される操作領域外を操作した場合には、S17がNoとなり、操作が無いと判定される。
S17がYesの場合、続いて、タッチパネル7上の操作軌跡(操作量と操作方向)の算出を行う(S18)。尚、タッチパネル検出回路19からの操作位置データの読み込みは所定周期で実行されており、S18では、これらの操作位置データを基に、操作軌跡として操作量(操作角度)と操作方向とを求める。
続いて、S18で求めた操作量(θx)が所定値(θx0)を超えたか否か(θx>θx0であるか否か)を判定し、その判定結果がYesの場合にはS20へ進み、Noの場合にはS25へ進む。
S19がYesの場合、続いて、S18で求めた操作方向がCW方向であるかCCW方向であるかを判定し(S20)、その判定結果がCW方向の場合には駒番号Nxをカウントアップし(S21)、その判定結果がCCW方向の場合には駒番号Nxをカウントダウンし(S22)、そして駒番号Nxの画像データを記録メディア13から読み出す(S23)。
図7は、操作支援マーク24上の操作軌跡の一例を示す図である。同図において、操作軌跡32は、複数の操作位置(P0,P1,P2,…,Pn)により形成される操作軌跡を示している。ここで、操作位置P0を角度(θx)の測定開始基準位置として仮定し、P0の極座標(R0,θ0)を基準に、P1(R1,θ1)からP3(R3,θ3)まで順に各々の位置で角度θxの測定を行い、P3における角度θx(=θ0−θ3)が所定値θx0を超えたとする。すると、この時の駒番号Nxの変更動作が実行される。本例では、これらの操作位置データから操作方向がCW方向と判定されるので、駒番号Nxがカウントアップされる。そして、次にP3を新たな測定開始基準位置として設定し再び順に角度θxの測定を行い、P7におけるθxが所定値θx0を超えたとすると、ここで更に駒番号Nxの変更動作が行われる。このように、操作軌跡の角度θxが所定値以上になる毎に駒番号Nxの変更が行われる。従って、操作支援マーク24上での操作が続く限り、この動作が繰り返し行われる。尚、所定値θx0や、操作方向とカウント方向との関係は、固定でも良いし、カメラ使用者が好みで設定できるようにしても良い。このようにすると、カメラ操作者の使い勝手を更に向上させることができる。
S23の後、続いて、S23で読み出された画像データを液晶モニタ18の表示サイズに変更し、これに操作支援マーク24,25を合成して液晶モニタ18に表示する(S24)。
S24の後(又はS9がNoの場合,S13若しくはS14の後、S15が”0”の場合,或いはS17若しくはS19がNoの場合)、続いて、RECモードSW4が操作されたか否かを判定し(S25)、その判定結果がYesの場合にはS26へ進み、Noの場合にはタッチパネル7の状態を検出するためS8へ戻る。
S25がYesの場合、続いて、動作モードを再生モードから撮影モードに切り替え、タッチパネル検出回路19の動作(タッチパネル検出回路19への電力供給)を停止し(S26)、液晶モニタ18上の表示を消す(S27)。そして、処理がS1へ戻る。
以上、本実施例によれば、直交座標系で表現されたタッチパネル7の操作位置データを、ドーナツ状の操作支援マーク24の中央を基準とした極座標系へ変換する座標変換動作を行うことで、そのドーナツ状の操作支援マーク24に沿ってタッチパネル7をなぞる操作を確実に検出することが可能になる。
前述の実施例1では、ダイヤル相当の回転操作部材を類推させる操作方法をタッチパネル上で実行可能にする方法を開示したが、タッチパネル上の操作軌跡を直線状にすることも可能である。そこで、本実施例ではタッチパネル上の操作軌跡を直線状にした態様を説明する。
図8は、タッチパネル上を直線状に操作(直線操作)する際の操作支援マークの一例を示す図である。
同図において、帯状の形状を有する操作支援マーク33は、液晶モニタ18の表示画面34のほぼ対角線の上に位置する。この操作支援マーク33の同図網掛部分は、画像に合成されて表示されても画像の確認が可能になるようにハーフトーン状(半透明状)に表示される。カメラ操作者は、この操作支援マーク33の領域(同図網掛部分)に対応するタッチパネル7の操作領域を指や専用のペン或いはスティック等でなぞる(或いは擦る,摺動する,摺接する)ことによって、すなわち、操作支援マーク33をタッチパネル7の上から指等でなぞることによって、当該カメラ1に対して、所定の動作を指示することができる。
このときの直線操作の方向は、液晶モニタ18の表示画面の略対角線上に沿っている。このように対角線上に操作領域を設定することで、操作量を最大に設定することができる。このことにより、小型の液晶モニタであっても操作し易くなる。またカメラを保持した状態で指を動かすには、人間工学上斜めに動かす方が操作し易いので好適である。
尚、同図に示したように、操作支援マーク33中に操作方向を示す印(矢印35,36)を表示することによって、カメラ操作者に対して操作方法をわかり易く告知することができる。この場合、例えば、ユーザが矢印35の方向になぞり操作を行うと表示画像の駒番号がカウントアップし、矢印36の方向になぞり操作を行うと表示画像の駒番号がカウントダウンする。
また、操作支援マーク25は、実施例1で説明したとおりである。
図9は、カメラ操作者がタッチパネル7を介して所望の画像データを検索或いは選択する際の、液晶モニタ18に表示される画面の変化の一例を示す図である。
同図において、表示画面37は、駒番号10の画像データに係る画像が表示されたときの画面である。表示画面37内の右下には、画像の駒番号が10であることを示す”N=010”が表示される。また、この表示画面37には、図8を用いて説明したように、画像と共に操作支援マーク33,25が表示される。また、この表示画面内37の上下には、操作方向とカウントの方向との対応関係をカメラ操作者に告知するための支援記号(図9の”CountUp”,”CountDown”)も表示される。
この表示画面37において、例えば、カメラ操作者が、操作支援マーク33の領域に対応するタッチパネル7の操作領域を右上から左下へなぞると、駒番号がカウントダウンされる。そして、駒番号09の画像データに係る画像が、表示画面38に示す如く液晶モニタ28に表示される。
また、表示画面37において、例えば、カメラ操作者が、操作支援マーク33の領域に対応するタッチパネル7の操作領域を左下から右上へなぞると、駒番号がカウントアップされる。そして、駒番号11の画像データに係る画像が、表示画面39に示す如く液晶モニタ28に表示される。
つまり、操作領域を所望の方向になぞることで液晶モニタ28に表示される画像がスクロールアップ或いはスクロールダウンする。
また、カメラ操作者は、このようにして所望の画像を表示させたところで、当該カメラ1に所定の操作を行うことで、例えば表示画面40に示したように、画像と操作支援マーク25のみを表示させることも可能になっている。これにより、カメラ操作者は所望の画像を操作支援マーク33と操作支援記号との無い状態で鑑賞することができる。また、この状態であるときに、カメラ操作者が、再度所定の操作を行うと、表示画面37に示したように、再び操作支援マーク33と操作支援記号が表示されるようになり、再び画像の検索或いは選択が可能な状態となる。
尚、画像の選択が可能な状態(例えば表示画面37,38,39)と画像を鑑賞するための状態(例えば表示画面40)を切り替えるための操作手段としては、例えばカメラ操作SW22やタッチパネル7等を利用することが可能である。本実施例においても、実施例1と同様に、表示されている操作支援マーク25の領域に対応するタッチパネル7の操作領域をタップすることによって、これらの状態を切り替えるものとする。
図10は、本実施例に係るデジタルカメラ1の動作を示すフローチャートである。
同図において、S31乃至45では、操作支援マーク24を操作支援マーク33に置き換えた以外、図5のS1乃至15と同じ処理が行われる。但し、S37,S43では、更に図9に示した操作支援記号(”CountUp”,”CountDown”)も合成表示される。
そして、S45がYesの場合、続いて、S38で読み出された操作位置に係る位置データの座標を回転移動し、座標変換を行う(S46)。
ここで、この座標変換の手法を図11(a),(b) を用いて説明する。
同図(a) は、操作支援マーク33,25と操作位置との、タッチパネル7上での関係を示す図である。
同図(a) に示したように、タッチパネル7上には、前述の図6(a) に示したもの同様に、仮想の座標軸が設定されている。ここでも、液晶モニタ18の表示画面(タッチパネル)の左下角に基準点Pxyを設定し、直交座標の基準点Pxyとする。このPxyを基準にX軸とY軸が設定される。タッチパネル検出回路19は、この直交座標系を基に、操作位置を直交座標データとして出力する。
操作支援マーク25で規定される操作領域は、前述の図6(a) に示したものと同様に、2つの点Pt1(x1,y1)とPt2(x2,y2)とで定義される。このとき、前述の式(1),式(2)の条件を満たせば、操作位置P(x,y)は、操作支援マーク25上にある。このように、四角形の形状を有する操作支援マーク25は、前述でも述べたとおり、直交座標系上での定義は容易であり、また、操作支援マーク25上に操作位置を示す座標データが存在するか否かの判定も容易である。
一方、帯状の操作支援マーク33で規定される操作領域は、2つの直線L1,L2で定義される。尚、Lは操作支援マーク33の長手方向長さを示し、Wは長手方向に直交する方向の長さを示している。このとき、次の式(8),式(9)の条件を満たせば、操作位置Pg(x,y)は、操作支援マーク33上に存在する。
y<a・x+b1 (8)
y>a・x+b2 (9)
ここで、a,b1,b2は所定の定数である。
このように、操作支援マーク33上の操作位置を検出することは、操作支援マーク25上の操作位置を検出することより容易ではない。これは、操作支援マーク33上の操作軌跡(例えば図11(a) の操作軌跡41)はほぼ直線上にあるが、操作支援マーク33がX軸に対して所定の角度θで傾斜しているために操作軌跡の検出を難しくしているからである。従って、このような操作軌跡データを取り扱うために、座標軸に対する傾斜を無くすことが好ましい。すなわち、角度θをゼロにすることが好ましい。
そこで、本実施例では、図11(b) に示す如く座標系を設定する。この場合、同図(b) に示したように、XY座標軸を、原点を中心に角度θ回転し、新たな座標軸としてU軸,V軸を設定する。これにより、操作支援マーク33の中心線LcはU軸に重なる。XY座標系の位置データPg(x,y)は、次の式(10),式(11)によってUV座標系の位置データPg(u,v)へ変換される。
u= cosθ・x+sinθ・y (10)
v=−sinθ・x+cosθ・y (11)
図10に戻り、このようにしてS46で座標変換が行われた後、続いて、この座標変換された位置データが操作支援マーク33上に存在するか否かを判定する。すなわち、操作支援マーク33上で操作されているか否かを判定する(S47)。このS47では、S46で座標変換を行うことで、タッチパネル7上の操作位置をUV座標系で判断することができる。具体的には、次の式(12)に基づき、S46で座標変換された位置データPg(u,v)が操作支援マーク33内に存在するか否かを判定する。
−1/2W < v <1/2W 式(12)
ここで、Wは、図11(a) に示したとおり、操作支援マーク33の幅を示す。
このように操作位置Pgの座標軸を回転することによって、判定が容易になる。
このS47の判定において、その判定結果がYesの場合(式(12)の条件を満たす場合)にはS48へ進み、Noの場合(式(12)の条件を満たさない場合)にはS55へ進む。尚、カメラ操作者が、操作支援マーク33で規定される操作領域外を操作した場合には、S47がNoとなり、操作が無いと判定される。
S47がYesの場合、続いて、タッチパネル7上の操作軌跡(操作量と操作方向)の算出を行う(S48)。尚、タッチパネル検出回路19からの操作位置データの読み込みは所定周期で実行されており、S48では、これらの操作位置データを基に、操作軌跡として操作量と操作方向とを求める。
続いて、S48で求めた操作量(Ux)が所定値(Ux0)を超えたか否か(Ux>Ux0であるか否か)を判定し(S49)、その判定結果がYesの場合にはS50へ進み、Noの場合にはS55へ進む。
S49がYesの場合、続いて、S48で求めた操作方向が、左下から右上の方向(同図の”up”)であるか右上から左下の方向(同図の”down”)であるかを判定し(S50)、その判定結果が”up”の場合には駒番号Nxをカウントアップし(S51)、その判定結果が”down”の場合には駒番号Nxをカウントダウンし(S52)、そして駒番号Nxの画像データを記録メディア13から読み出す(S53)。
図12は、操作支援マーク33上の操作軌跡の一例を示す図である。同図において、操作軌跡42は、複数の操作位置(P0,P1,P2,…,Pn)により形成される操作軌跡を示している。ここで、操作位置P1を長さ(Ux)の測定開始基準位置と仮定し、P0の座標(u0,v0)を基準に、P1(u1,v1)からP3(u3,v3)まで順に各々の位置で長さUxの測定を行い、P3におけるが長さUx(=u0−u3)が所定値Ux0を超えたとする。すると、この時の駒番号Nxの変更動作が実行される。本例では、これらの操作位置データから操作方向が左下から右上の方向と判定されるので、駒番号Nxがカウントアップされる。そして、次にP3を新たな測定開始基準座標として設定し再び順に長さUxの測定を行う。例えば、P6におけるUxが所定値Ux0を超えたとすると、ここで更に駒番号Nxの変更動作が行われる。このように、操作軌跡の長さ(U軸成分)が所定値以上になる毎に駒番号Nxの変更が行われる。従って、操作支援マーク33上での操作が続く限り、この動作が繰し行われる。尚、所定値Ux0や、操作方向とカウント方向との関係は、固定でも良いし、カメラ使用者が好みで設定できるようにしても良い。このようにすると、カメラ操作者の使い勝手を更に向上させることができる。
S53後、続くS54乃至57では、操作支援マーク24を操作支援マーク33に置き換えた以外、図5のS24乃至27と同じ処理が行われる。但し、S54では、更に図9に示した操作支援記号(”CountUp”,”CountDown”)も合成表示される。
尚、本フローのS46乃至47において、XY座標軸を、原点を中心に角度θ´回転し、V軸が操作支援マーク33の中心線Lcと重なるように設定するようにすることも可能である。この場合には、前述の式(10),式(11)に対応する2つの式を用いて、XY座標系の位置データをUV座標系の位置データへ変換し、前述の式(12)に対応する式を用いて、UV座標系の位置データが操作支援マーク33内に存在するか否かを判定するようにする。
以上、本実施例によれば、液晶モニタ18の表示画面に対して傾いた帯状の操作支援マーク上の操作位置データを検出する際に、この傾きに応じてタッチパネルに予め規定されている座標軸を回転移動することで、任意に画面上に帯状の操作支援マークを配置しても、この操作支援マーク上をなぞる操作を確実に検出することが可能になる。
以上、実施例1及び2について説明したが、実施例1において、タッチパネルの操作状態を確実に検出するためには、上述の直交座標系のデータを極座標系のデータへ変換する変換式(5),(6)を高速に演算する必要があるが、システムコントローラ12の中に組み込まれたCPUの演算能力が低い場合或いはCPUをこの演算処理に占有できない場合には、変換式(5),(6)を所望の時間で実行できない。また、実施例2においても、上述の座標系を回転移動させるための変換式(10),(11)において、同様の状況が発生する。
そこで、このような状況に対応するために、タッチパネル検出回路19の中に座標変換のための専用の演算回路を設けるようにすることも可能である。この演算回路は、ハードウェアのみの構成でもよいし、変換式の計算を行う専用のCPUであってもよい。
図13は、座標変換のための専用の演算回路を設けたタッチパネル検出回路の構成を示すブロック図である。
同図において、タッチパネル検出回路19´の制御&通信回路43は、システムコントローラ12からの命令を受けてタッチパネル7上の操作位置データを測定する。そして命令に応じて操作位置データを所望の座標系へ変換して送信する。タッチパネル7からは、操作位置に応じてX軸に対応した電圧VxとY軸に対応した電圧Vyが出力される。この電圧は、マルチプレクサ(MPX)44を介してA/Dコンバータ45へ入力される。A/Dコンバータ45の出力は、座標値変換回路46によって直交座標系の位置データ(x,y)に変換される。
システムコントローラ12が直交座標における位置データの送信を要求すると、位置データ(x,y)が送信される。
また、システムコントローラ12が極座標の位置データを要求すると、位置データ(x,y)は極座標変換回路47へ入力される。そして、式(5),式(6)の変換動作を専用に実行する回路によって極座標系の位置データ(r,θ)が演算される。そして、制御&通信回路43によってシステムコントローラ12へ送信される。極座標系の原点座標(図6(a),(b) 上のPrθ(Xc,Yc))はシステムコントローラ12から送信される。従って、操作支援マーク24の配置位置に応じて座標の原点を変更することができる。
また、システムコントローラ12が座標軸の回転移動を要求すると、位置データ(x,y)は、座標回転移動回路48へ入力される。そして、式(10),式(11)の変換動作を専用に実行する回路によって回転された座標系の位置データ(u,v)が演算される。そして制御&通信画路43によってシステムコントローラへ送信される。座標の回転角度(図11(b) のθ)はシステムコントローラ12から送信される。従って、操作支援マーク33の配置位置に応じて座標の回転移動ができる。
このような構成のタッチパネル検出回路19´を実施例1に適用した場合、図5に示したフローチャートは次のように変更される。すなわち、図5のS16は、図14に示したS16a及びS16bに置き換えられる。
同図において、S16aでは、タッチパネル検出回路19´に対して極座標系の原点データ(Xc,Yc)を送り、そして極座標系の操作位置データを要求する。すると、タッチパネル検出回路19´がタッチパネル7から検出した位置データ(x,y)を極軸系の位置データ(r,θ)へ変換して送信する。この位置データの受信は、S16bで行われる。
また、このタッチパネル検出回路19´を実施例2に適用した場合、図10に示したフローチャートは次のように変更される。すなわち、図10のS46は、図15に示したS46a及びS46bに置き換えられる。
同図において、S46aでは、タッチパネル検出回路19´に対して座標の回転角度θを送り、そして回転移動された直交座標系の操作位置データを要求する。すると、タッチパネル検出回路19´がタッチパネル7から検出した位置データ(x,y)を回転移動し、新たな位置データ(u,v)へ変換して送信する。この位置データの受信は、S46bで行われる。
このように、座標変換に必要な演算を専門に実行する演算回路をタッチパネル検出回路に設けることによって、タッチパネルの操作状態を高速に検出できる。また、システムコントローラ12の負荷が減るので、タッチパネル7の状態検出動作と平行して別の処理を実行できる。
また、上述した実施例1及び2では、画像データの選択と表示に関する技術を示したが、この技術はコンテンツデータの選択と表示に利用することも出来る。例えば音楽データの選択と再生に応用することも可能である。この場合、画像の選択が可能な状態において音楽データの選択を行い、画像の観賞が可能な状態において音楽データの再生を行うようにすればよい。また、例えば電子データとして配布される小説や漫画の選択に応用することも可能である。この場合、画像の選択が可能な状態において小説や漫画のタイトルを表示し、画像の観賞が可能な状態において、選択された小説や漫画の内容を表示すればよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
本発明に係る再生装置を適用したデジタルカメラの外観斜視図である。 本発明に係る再生装置を適用したデジタルカメラの外観斜視図である。 デジタルカメラの主要構成を示す図である。 実施例1に係る、デジタルカメラの液晶モニタの表示画面に表示されるデータと共に合成されて表示される操作支援マークの一例を示す図である。 実施例1に係る、カメラ操作者がタッチパネルを介して所望の画像データを検索或いは選択する際の、液晶モニタに表示される画面の変化の一例を示す図である。 実施例1に係るデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。 (a),(b) は直交座標から極座標への座標変換の手法を説明する図である。 ドーナツ形状を有する操作支援マーク上の操作軌跡の一例を示す図である。 実施例2に係る、タッチパネル上を直線状に操作する際の操作支援マークの一例を示す図である。 実施例2に係る、カメラ操作者がタッチパネルを介して所望の画像データを検索或いは選択する際の、液晶モニタに表示される画面の変化の一例を示す図である。 実施例2に係るデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。 (a),(b) は、実施例2に係る座標変換の手法を説明する図である。 帯状の形状を有する操作支援マーク上の操作軌跡の一例を示す図である。 座標変換のための専用の演算回路を設けたタッチパネル検出回路の構成を示すブロック図である。 座標変換のための専用の演算回路を設けたタッチパネル検出回路を実施例1に適用したときのS16の処理例を示す図である。 座標変換のための専用の演算回路を設けたタッチパネル検出回路を実施例2に適用したときのS46の処理例を示す図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 撮影レンズ
3 レリーズSW
4 RECモードSW
5 PLAYモードSW
6 タッチパネル
7 ジャック
8 CCD
9 CCDインターフェース回路
10 FlashRom
11 SDRAM
12 システムコントローラ
13 記録メディア
14 マイク
15 音声コーデック回路
16 ヘッドフォン
17 ジャック
18 液晶モニタ
19、19´ タッチパネル検出回路
20 液晶モニタ駆動回路
21 白黒LCD
22 カメラ操作SW
23 USBコントローラ
24 第二の操作支援マーク
25 第一の操作支援マーク
26、27、28、29、30 表示画面
31、32 操作軌跡
33 操作支援マーク
34 表示画面
35、36 矢印
37,38,39,40 表示画面
41,42 操作軌跡
43 制御&通信回路
44 MPX
45 A/Dコンバータ
46 座標値変換回路
47 極座標変換回路
48 座標回転移動回路

Claims (15)

  1. コンテンツデータを記録した記録メディアと、
    コンテンツデータを表示する表示モニタと、
    前記表示モニタに重ねて配置されたタッチパネルと、
    前記タッチパネル上に直交座標系を定め、前記タッチパネル上の操作位置を検出すると、該検出した操作位置に係る位置データを直交座標系で出力する検出回路と、
    前記表示モニタにコンテンツデータと操作領域を示す操作支援マークとを表示し、前記検出回路からの位置データが前記操作支援マークで示される領域に在るときは、当該位置データから操作量を算出し、該算出した操作量に応じて前記記録メディアからコンテンツデータを選択し表示する制御回路と、
    を有し、
    前記制御回路は、前記検出回路からの位置データに対して前記操作支援マークの形状に応じた座標の変換動作を実行後、操作量の算出を行う、
    ことを特徴とするコンテンツデータの再生装置。
  2. 前記座標の変換動作は、直交座標系から極座標系へ変換する動作である、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツデータの再生装置。
  3. 前記極座標系の基準位置は、前記操作支援マークの中央に定義される、
    ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツデータの再生装置。
  4. 前記操作支援マークは、ドーナツ状の形状を有する、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツデータの再生装置。
  5. 前記座標の変換動作は、座標軸を所定角度で回転させる回転移動を行う動作である、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツデータの再生装置。
  6. 前記回転移動によって前記操作支援マークの中心線が座標軸のいずれか一方と重なる、
    ことを特徴とする請求項5記載のコンテンツデータの再生装置。
  7. 前記操作支援マークは、前記表示モニタの対角線にそって配置された帯状の形状を有する、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツデータの再生装置。
  8. コンテンツデータを記録した記録メディアと、
    コンテンツデータを表示する表示モニタと、
    前記表示モニタに重ねて配置されたタッチパネルと、
    前記タッチパネル上に直交座標系を定め、前記タッチパネル上の操作位置を検出すると、該検出した操作位置に係る位置データを直交座標系で出力する検出回路と、
    前記表示モニタにコンテンツデータとタップ操作を受け付ける領域を示す第一の操作支援マークと摺動操作を受け付ける領域を示す第二の操作支援マークとを表示し、前記検出回路からの位置データが前記第一又は第二の何れかの操作支援マークで示される領域に在るときは、該領域に応じてタップ操作又は摺動操作を検出し、前記記録メディアからコンテンツデータを選択し表示する制御回路と、
    を有し、
    前記制御回路は、前記第一の操作支援マークで示される領域に前記位置データが存在するかを前記検出回路の直交座標系に基づいて判定し、前記第二の操作支援マークで示される領域に前記位置データが存在するかを判定する際には、前記第二の操作支援マークの形状に応じて座標の変換動作を実行する、
    ことを特徴とするコンテンツデータの再生装置。
  9. 前記制御回路は、前記第一の操作支援マークで示される領域でタップ操作を検出すると、コンテンツデータを観賞する第一状態とコンテンツデータをスクロール表示できる第二状態との何れか一方を選択し、前記第二状態において前記第二の操作支援マークで示される領域で摺動操作を検出すると、検出した摺動操作の操作量と方向に応じて前記記録メディアからコンテンツデータを選択して表示する、
    ことを特徴とする請求項8記載のコンテンツデータの再生装置。
  10. 前記第二の操作支援マークは、ドーナツ状の形状或いは前記表示モニタの対角線に沿って配置された帯状の形状を有する、
    ことを特徴とする請求項8記載のコンテンツデータの再生装置。
  11. コンテンツデータを記録した記録メディアと、
    コンテンツデータを表示する表示モニタと、
    前記表示モニタに重ねて配置されたタッチパネルと、
    前記タッチパネル上の位置を複数の座標系で定義可能であって、検出した前記タッチパネル上の操作位置を、指定された座標系の位置データとして出力する検出回路と、
    前記表示モニタにコンテンツデータと操作領域を示す操作支援マークとを表示し、前記検出回路からの位置データが前記操作支援マークで示される領域に在るときは、当該位置データから算出した操作量に応じて前記記録メディアからコンテンツデータを選択し表示する制御回路と、
    を有し、
    前記制御回路は前記操作支援マークの形状に適した座標系を前記検出回路へ指定し、前記検出回路は前記タッチパネルに予め定められた直交座標系で検出した位置データを座標変換して前記指定された座標系の位置データとして前記制御回路へ出力する、
    ことを特徴とするコンテンツデータの再生装置。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載のコンテンツデータの再生装置を備えた、
    ことを特徴とするカメラ。
  13. コンテンツデータを記録した記録メディアと、コンテンツデータを表示する表示モニタと、前記表示モニタに重ねて配置されたタッチパネルと、を有する再生装置におけるコンテンツデータの選択及び再生方法であって、
    前記表示モニタに、コンテンツデータと操作領域を示す操作支援マークとを表示し、
    前記タッチパネル上の操作位置を検出すると、該検出した操作位置に係る位置データを前記タッチパネル上に予め定められた直交座標系で出力し、
    該出力した位置データが前記操作支援マークで示される領域に在るときは、当該位置データに対して前記操作支援マークの形状に応じた座標の変換動作を実行し、
    該座標の変換動作を実行した後の位置データから操作量を算出し、
    該算出した操作量に応じて前記記録メディアからコンテンツデータを選択し表示する、
    ことを特徴とするコンテンツデータの選択及び再生方法。
  14. コンテンツデータを記録した記録メディアと、コンテンツデータを表示する表示モニタと、前記表示モニタに重ねて配置されたタッチパネルと、を有する再生装置におけるコンテンツデータの選択及び再生方法であって、
    前記表示モニタに、コンテンツデータとタップ操作を受け付ける領域を示す第一の操作支援マークと摺動操作を受け付ける領域を示す第二の操作支援マークとを表示し、
    前記タッチパネル上の操作位置を検出すると、該検出した操作位置に係る位置データを、前記タッチパネル上に予め定められた直交座標系で出力し、
    該出力した位置データが前記第一の操作支援マークで示される領域に存在するかを、前記直交座標系に基づいて判定し、
    前記出力した位置データが前記第二の操作支援マークで示される領域に存在するかを、前記第二の操作支援マークの形状に応じた座標の変換動作の実行結果に基づいて判定し、
    前記出力した位置データが前記第一又は第二の何れかの操作支援マークで示される領域に存在するときは、該領域に応じてタップ操作又は摺動操作を検出し、前記記録メディアからコンテンツデータを選択し表示する、
    ことを特徴とするコンテンツデータの選択及び再生方法。
  15. コンテンツデータを記録した記録メディアと、コンテンツデータを表示する表示モニタと、前記表示モニタに重ねて配置されたタッチパネルと、を有する再生装置におけるコンテンツデータの選択及び再生方法であって、
    前記表示モニタに、コンテンツデータと操作領域を示す操作支援マークとを表示し、
    前記操作支援マークの形状に適した座標系を指定し、
    前記タッチパネル上に予め定められた直交座標系で検出した前記タッチパネル上の操作位置に係る位置データを座標変換して前記指定した座標系の位置データとして出力し、
    該出力した位置データが前記操作支援マークで示される領域に在るときは、当該位置データから算出した操作量に応じて前記記録メディアからコンテンツデータを選択し表示する、
    ことを特徴とするコンテンツデータの選択及び再生方法。
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