JP2006118727A - エジェクタサイクル - Google Patents
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Abstract
【課題】 蒸発温度帯が異なる複数の蒸発器を備えるエジェクタサイクルにおけるCOPを向上させる。
【解決手段】 エジェクタ12の冷媒流出側と圧縮機10の吸入側との間に気液分離器13を配置し、気液分離器13の液相冷媒出口部13bとエジェクタ12の冷媒吸引口12cとの間を結合する分岐通路14を形成し、分岐通路14の上流側に第1蒸発器16を配置するとともに、分岐通路14のうち、第1蒸発器16の下流側に、第1蒸発器16よりも冷媒蒸発圧力が低い第2蒸発器18を配置する。
【選択図】 図1
【解決手段】 エジェクタ12の冷媒流出側と圧縮機10の吸入側との間に気液分離器13を配置し、気液分離器13の液相冷媒出口部13bとエジェクタ12の冷媒吸引口12cとの間を結合する分岐通路14を形成し、分岐通路14の上流側に第1蒸発器16を配置するとともに、分岐通路14のうち、第1蒸発器16の下流側に、第1蒸発器16よりも冷媒蒸発圧力が低い第2蒸発器18を配置する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、冷媒減圧手段および冷媒循環手段をなすエジェクタを有するエジェクタサイクルに関するものであり、例えば、車両用冷凍冷蔵装置等の冷凍サイクルに適用して有効である。
本出願人は、特許文献1において冷媒減圧手段および冷媒循環手段をなすエジェクタを使用した蒸気圧縮式冷凍サイクル(エジェクタサイクル)を提案している。この特許文献1では、エジェクタと、エジェクタ下流側に配置される気液分離器との間に第1蒸発器を配置するとともに、気液分離器の液相冷媒出口側とエジェクタの冷媒吸引口側との間の分岐通路に第2蒸発器を設けるものが実施形態の1つとして記載されている。
この従来技術では、エジェクタの昇圧部で昇圧した後の冷媒が第1蒸発器を通過して気液分離器内に流入し、ここで冷媒の気液が分離され、液相冷媒が第2蒸発器を通過してエジェクタの冷媒吸引口に吸引される。この冷媒吸引作用は、エジェクタのノズル部からで高速で噴出する冷媒流の減圧作用(エジェクタ効果)によって行われる。
特許第3322263号公報
ところで、上記従来技術では、分岐通路に設けられた第2蒸発器の通過冷媒は、エジェクタに吸引され、昇圧されるので、エジェクタによる昇圧効果を利用している。しかし、第1蒸発器側は、エジェクタの昇圧部で昇圧した後の冷媒が通過するので、エジェクタによる昇圧効果を利用していない。
このことがエジェクタサイクルによるCOP(成績係数)の向上効果が不十分となる原因になっている。
本発明は、上記点に鑑み、蒸発温度帯が異なる複数の蒸発器を備えるエジェクタサイクルにおけるCOPの向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、高圧冷媒の放熱を行う放熱器(11)下流側の冷媒を減圧膨張させるノズル部(12a)、このノズル部(12a)から噴射する高い速度の冷媒流により冷媒が内部に吸引される冷媒吸引口(12c)、および高い速度の冷媒流と冷媒吸引口(12c)からの吸引冷媒とを混合した冷媒流の速度エネルギーを圧力エネルギーに変換する昇圧部(12b)を有するエジェクタ(12)と、
エジェクタ(12)の冷媒流出側と圧縮機(10)の吸入側との間に配置された気液分離器(13)と、
気液分離器(13)の液相冷媒出口部(13b)とエジェクタ(12)の冷媒吸引口(12c)との間を結合する分岐通路(14)とを備え、
分岐通路(14)の上流側に第1蒸発器(16)を配置するとともに、分岐通路(14)のうち、第1蒸発器(16)の下流側に、第1蒸発器(16)よりも冷媒蒸発圧力が低い第2蒸発器(18)を配置することを特徴としている。
エジェクタ(12)の冷媒流出側と圧縮機(10)の吸入側との間に配置された気液分離器(13)と、
気液分離器(13)の液相冷媒出口部(13b)とエジェクタ(12)の冷媒吸引口(12c)との間を結合する分岐通路(14)とを備え、
分岐通路(14)の上流側に第1蒸発器(16)を配置するとともに、分岐通路(14)のうち、第1蒸発器(16)の下流側に、第1蒸発器(16)よりも冷媒蒸発圧力が低い第2蒸発器(18)を配置することを特徴としている。
これによると、第1、第2蒸発器(16、18)を通過して蒸発した気相冷媒の全部をエジェクタ(12)により吸引し、昇圧できる。これにより、両蒸発器(16、18)の冷媒蒸発圧力よりも圧縮機(10)の吸入圧の方を高くすることができるので、圧縮機(10)の動力低減効果が、第2蒸発器側の通過冷媒のみをエジェクタにより吸引し、昇圧する従来技術に比較して大きくなり、サイクルのCOPを向上できる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のエジェクタサイクルにおいて、気液分離器(13)の液相冷媒出口部(13b)と第1蒸発器(16)との間に第1絞り機構(15)を配置し、第1蒸発器(16)と第2蒸発器(18)との間に第2絞り機構(17)を配置したことを特徴とする。
これによると、第1絞り機構(15)および第2絞り機構(17)の減圧作用により第1蒸発器(16)および第2蒸発器(18)の冷却作用にそれぞれ適合した冷媒蒸発圧力(冷媒蒸発温度)を容易に設定できる。
請求項3に記載の発明のように、請求項1または2に記載のエジェクタサイクルにおいて、第1蒸発器(16)により冷蔵室を冷却し、第2蒸発器(18)により冷凍室を冷却すれば、冷蔵、冷凍の2温度帯の冷却機能を良好に発揮できる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関
係を示すものである。
係を示すものである。
以下本発明の一実施形態を図に基づいて説明する。図1は本実施形態によるエジェクタサイクルを示しており、本実施形態は車両用冷凍冷蔵装置の冷凍サイクルに適用した例を示す。
圧縮機10は冷媒を吸入し、圧縮するもので、本実施形態では、この圧縮機10を図示しない車両走行用エンジンによりベルト等を介して回転駆動するようになっている。なお、圧縮機10として吐出容量を変化できる可変容量型圧縮機を使用すれば、吐出容量の制御により冷媒吐出能力を制御できる。また、圧縮機10として固定容量型圧縮機を使用する場合は、電磁クラッチにより圧縮機作動のオンオフ制御を行ってオンオフ作動の比率を制御することにより冷媒吐出能力を制御できる。
この圧縮機10の冷媒流れ下流側には放熱器11が配置されている。放熱器11は圧縮機10から吐出された高圧冷媒と図示しない冷却ファンにより送風される外気(車室外空気)との間で熱交換を行って高圧冷媒を冷却する。
放熱器11の冷媒流れ下流側部位にはエジェクタ12が配置されている。このエジェクタ12は流体を減圧する減圧手段であるとともに、高速で噴出する作動流体の巻き込み作用によって流体輸送を行う運動量輸送式ポンプである(JIS Z 8126 番号2.1.2.3等参照)。
エジェクタ12には、放熱器11から流入する高圧冷媒の通路面積を小さく絞って、高圧冷媒を等エントロピ的に減圧膨張させるノズル部12aと、ノズル部12aの冷媒噴出口と同一空間に配置され、後述する第2蒸発器18からの気相冷媒を吸引する吸引口12cが備えられている。
さらに、ノズル部12aおよび吸引口12cの冷媒流れ下流側部位には、昇圧部をなすディフューザ部12bが配置されている。このディフューザ部12bは冷媒の通路面積を徐々に大きくする形状に形成されており、冷媒流れを減速して冷媒圧力を上昇させる作用、つまり、冷媒の速度エネルギーを圧力エネルギーに変換する作用を果たす。
エジェクタ12のディフューザ部12bの冷媒流出側は気液分離器13に接続される。この気液分離器13はタンク形状からなり、エジェクタ12から流出した冷媒の気液を密度差により分離して、気液分離器13のタンク形状内部の上方側に気相冷媒が溜まり、下方側に液相冷媒が溜まる。
そこで、気液分離器13のタンク形状の上方部に気相冷媒の出口13aを設けて圧縮機10の吸入側に接続している。一方、気液分離器13のタンク形状の下方部に液相冷媒の出口13bを設けて、この液相冷媒の出口13bとエジェクタ12の冷媒吸引口12cとの間を分岐通路14により結合している。
この分岐通路14には冷媒流れの上流側から下流側へ向かって、第1絞り機構15、第1蒸発器16、第2絞り機構17および第2蒸発器18が順次直列に接続されている。ここで、第1絞り機構15は気液分離器13からの液相冷媒を減圧して第1蒸発器16での冷媒蒸発圧力を調節するものである。
同様に、第2絞り機構17も第1蒸発器16出口の冷媒(気液2相冷媒)を減圧して第2蒸発器18での冷媒蒸発圧力を調節するものである。この第1、第2絞り機構15、17は、具体的には、キャピラリチューブやオリフィス等からなる固定絞り、あるいは絞り開度を調節できる可変絞りのいずれで構成してもよい。
ここで、第1絞り機構15を可変絞りで構成する場合は第1蒸発器16での冷媒蒸発圧力や冷媒蒸発温度を可変絞りの絞り開度により調節することが好ましい。また、第2絞り機構17を可変絞りで構成する場合は、第2蒸発器18での冷媒蒸発圧力や冷媒蒸発温度、あるいは第2蒸発器18出口での冷媒過熱度を可変絞りの絞り開度の調節により調節することが好ましい。
分岐通路14の上流側に位置する第1蒸発器16の冷媒蒸発圧力(冷媒蒸発温度)に比較して、下流側に位置する第2蒸発器18の冷媒蒸発圧力(冷媒蒸発温度)が低くなる。そこで、本実施形態では、車両用冷凍冷蔵装置における冷蔵庫の冷却手段として第1蒸発器16を用い、車両用冷凍冷蔵装置における冷凍庫の冷却手段として第2蒸発器18を用いている。
第1蒸発器16および第2蒸発器18には、それぞれ第1、第2送風機19、20により庫内空気が送風されるようになっている。この第1、第2送風機19、20はモータ回転数制御により風量が制御可能な電動送風機である。
次に、上記構成において本実施形態の作動を説明する。圧縮機10を車両エンジンにより駆動すると、圧縮機10は気液分離器13内の気相冷媒を吸入して圧縮し、吐出する。この吐出冷媒(高温高圧状態の冷媒)は放熱器11に流入して外気により冷却され凝縮する。
放熱器11から流出した液相冷媒は、エジェクタ12に流入しノズル部12aで減圧され、膨張する。このノズル部12aで高圧冷媒の圧力エネルギーが速度エネルギーに変換され、冷媒は高速度となってノズル噴出口から噴出する。この際に生じるノズル噴出口付近の圧力低下により、吸引口12cから第2蒸発器18にて蒸発した気相冷媒を吸引する。
ノズル部12aから噴出した冷媒と吸引口12cに吸引された冷媒は、ノズル部12a下流側で混合してディフューザ部12bに流入する。このディフューザ部12bでは通路面積の拡大により、冷媒の速度(膨張)エネルギーが圧力エネルギーに変換されるため、冷媒の圧力が上昇する。
そして、エジェクタ12のディフューザ部12bから流出した冷媒は気液分離器13内に流入して、気相冷媒と液相冷媒とに分離される。気液分離器13内の気相冷媒は圧縮機10に吸入され、圧縮される。
一方、気液分離器13内の液相冷媒は分岐通路14側へ流れる。この液相冷媒は先ず第1絞り機構15で減圧されて第1蒸発器16に流入し、ここで第1送風機19の送風空気から吸熱して蒸発する。これにより、第1送風機19の送風空気を冷却して冷蔵室内を冷却できる。
第1蒸発器16を通過した冷媒(気液2相冷媒)は第2絞り機構17で再度減圧されて第2蒸発器18に流入し、ここで第2送風機20の送風空気から吸熱して蒸発する。これにより、第2送風機20の送風空気を冷却して冷凍室内を冷却できる。第2蒸発器18を通過した気相冷媒は吸引口12cに吸引され、ノズル部12aからの高速噴出流(駆動流)と混合する。
前述のごとく第1蒸発器16の冷媒蒸発圧力(冷媒蒸発温度)よりも第2蒸発器18の冷媒蒸発圧力(冷媒蒸発温度)が低くなるので、第1蒸発器16により冷却される冷蔵庫の冷却温度よりも第2蒸発器18により冷却される冷凍庫の冷却温度を低くすることができる。従って、冷凍冷蔵装置の冷蔵庫と冷凍庫とを所定の温度差を付けた2つの温度帯で良好に冷却できる。
ところで、本実施形態では、気液分離器13の液相冷媒出口部13bとエジェクタ12の吸引口12cとの間を結合する分岐通路14に第1、第2の2つの蒸発器16、18を直列接続しているから、この両蒸発器16、18を通過して蒸発した気相冷媒の全部をエジェクタ12により吸引し、昇圧できる。
これにより、両蒸発器16、18の冷媒蒸発圧力よりも圧縮機10の吸入圧の方を高くすることができるので、圧縮機10の動力低減効果が、第2蒸発器側の通過冷媒のみをエジェクタにより吸引し、昇圧する従来技術に比較して大きくなり、その結果、サイクルのCOPを向上できる。
(他の実施形態)
なお、本発明は上述の一実施形態に限定されることなく、以下述べるごとく種々変形可能である。
なお、本発明は上述の一実施形態に限定されることなく、以下述べるごとく種々変形可能である。
(1)上述の実施形態では、分岐通路14に第1、第2の2つの蒸発器16、18を直列接続しているが、例えば、第1蒸発器16に別の蒸発器を並列接続するとか、あるいは第2蒸発器18に別の蒸発器を並列接続するようにしてもよい。
また、分岐通路14に3つ以上の蒸発器を直列接続してもよい。また、エジェクタ12のディフューザ部12bと気液分離器13の冷媒入口部との間に別の蒸発器を追加設置してもよい。
(2)第1、第2の2つの蒸発器16、18は構造的には1つの蒸発器であってもよい。すなわち、1つの蒸発器の冷媒流路の途中に第2絞り機構17を配置し、1つの蒸発器の冷媒流路のうち第2絞り機構17の上流側部分を第1蒸発器16として構成し、1つの蒸発器の冷媒流路のうち第2絞り機構17の下流側部分を第2蒸発器18として構成してもよい。
(3)第1、第2の2つの蒸発器16、18間の冷媒蒸発圧力の差は第2絞り機構17により設定できるので、第1絞り機構15を廃止してもよい。
(4)上述の実施形態では、第1絞り機構15および第2絞り機構17を固定絞りあるいは可変絞りにより構成しているが、第1絞り機構15および第2絞り機構17として特別の絞り手段を設定せずに、例えば、第1蒸発器16の入口側冷媒配管の流路長さによる圧損を利用して、第1蒸発器16の入口側冷媒配管自体により第1絞り機構15を構成してもよい。
同様に、第2蒸発器18の入口側冷媒配管の流路長さによる圧損を利用して、第2蒸発器18の入口側冷媒配管自体により第2絞り機構17を構成してもよい。
また、第1、第2蒸発器16、18の実際の搭載位置に基づく重力方向の高さ位置の差(ヘッド差)による圧損を利用して、第1、第2蒸発器16、18の入口側冷媒配管自体により第1、第2絞り機構15、17を構成してもよい。
(5)上述の実施形態では、車両用冷凍冷蔵装置における冷蔵庫内を第1蒸発器16で冷却し、冷凍庫内を第2蒸発器18で冷却する例を説明したが、例えば、第1蒸発器16で車室内を冷房し、第2蒸発器18で冷蔵庫内を冷却する用途に本発明を適用してもよい。また、熱負荷の異なる複数部位の冷房のために本発明を適用してもよい。また、本発明は車両用に限らず、定置用等の用途の冷凍サイクルにも適用できる。このように、本発明は複数の温度帯で冷却が必要な種々な用途に適用できる。
(6)上述の実施形態では、冷媒の種類を特定しなかったが、冷媒はフロン系、HC系の代替フロン、二酸化炭素(CO2)など蒸気圧縮式の超臨界サイクルおよび亜臨界サイクルのいずれに適用できるものであってもよい。
なお、ここでフロンとは炭素、フッ素、塩素、水素からなる有機化合物の総称であり、冷媒として広く使用されているものである。フロン系冷媒には、HCFC(ハイドロ・クロロ・フルオロ・カーボン)系冷媒、HFC(ハイドロ・フルオロ・カーボン)系冷媒等が含まれており、これらはオゾン層を破壊しないため代替フロンと呼ばれる冷媒である。
また、HC(炭化水素)系冷媒とは、水素、炭素を含み、自然界に存在する冷媒物質のことである。このHC系冷媒には、R600a(イソブタン)、R290(プロパン)などがある。
(7)上述の実施形態において、エジェクタ12として、ノズル14aの冷媒流路面積、つまり流量を調節する可変流量型のエジェクタを使用してもよい。
10…圧縮機、11…放熱器、12…エジェクタ、12a…ノズル部、
12b…ディフューザ部(昇圧部)、12c…冷媒吸引口、13…気液分離器、
14…分岐通路、15…第1絞り機構、16…第1蒸発器、17…第2絞り機構、
18…第2蒸発器。
12b…ディフューザ部(昇圧部)、12c…冷媒吸引口、13…気液分離器、
14…分岐通路、15…第1絞り機構、16…第1蒸発器、17…第2絞り機構、
18…第2蒸発器。
Claims (3)
- 冷媒を吸入し圧縮する圧縮機(10)と、
前記圧縮機(12)から吐出された高圧冷媒の放熱を行う放熱器(11)と、
前記放熱器(11)下流側の冷媒を減圧膨張させるノズル部(12a)、前記ノズル部(12a)から噴射する高い速度の冷媒流により冷媒が内部に吸引される冷媒吸引口(12c)、および前記高い速度の冷媒流と前記冷媒吸引口(12c)からの吸引冷媒とを混合した冷媒流の速度エネルギーを圧力エネルギーに変換する昇圧部(12b)を有するエジェクタ(12)と、
前記エジェクタ(12)の冷媒流出側と前記圧縮機(10)の吸入側との間に配置され、前記エジェクタ(12)から流出した冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して前記気相冷媒を前記圧縮機(10)に吸入させる気液分離器(13)と、
前記気液分離器(13)の液相冷媒出口部(13b)と前記冷媒吸引口(12c)との間を結合する分岐通路(14)とを備え、
前記分岐通路(14)の上流側に第1蒸発器(16)を配置するとともに、
前記分岐通路(14)のうち、前記第1蒸発器(16)の下流側に、前記第1蒸発器(16)よりも冷媒蒸発圧力が低い第2蒸発器(18)を配置することを特徴とするエジェクタサイクル。 - 前記気液分離器(13)の液相冷媒出口部(13b)と前記第1蒸発器(16)との間に第1絞り機構(15)を配置し、前記第1蒸発器(16)と前記第2蒸発器(18)との間に第2絞り機構(17)を配置したことを特徴とする請求項1に記載のエジェクタサイクル。
- 前記第1蒸発器(16)により冷蔵室を冷却し、前記第2蒸発器(18)により冷凍室を冷却するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のエジェクタサイクル。
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