JP4577365B2 - エジェクタを用いたサイクル - Google Patents

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Description

本発明は、冷媒を減圧膨張させて蒸発器にて蒸発した気相冷媒を吸引すると共に、膨張エネルギー(通常の蒸気圧縮式冷凍サイクルでは膨張弁等の減圧手段で捨てられていた運動エネルギー)を圧力エネルギーに変換して圧縮機の吸入圧を上昇させるエジェクタを用いたエジェクタを用いたサイクルに関するものであり、特にエジェクタから流出する冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮する第1蒸発器と、エジェクタに流入する冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮する第2蒸発器とを備えるエジェクタを用いたサイクルに関するものである。
従来技術として、例えば特許文献1に示されるように、圧縮機・凝縮器・エジェクタ・エジェクタ下流の第1蒸発器・エジェクタ上流の第2蒸発器および気液分離器を備えた冷媒循環回路が提案されている。
特開昭52−30951号公報
しかしながら、上記従来技術で示すようなエジェクタを用いたサイクルでは、エジェクタでの圧力上昇が小さく蒸発器の圧力損失が大きいことより第2蒸発器に冷媒が流れにくく、冷凍サイクルが成立しにくいという問題があった。また、冷凍サイクルとして成立したうえでも、第1蒸発器と第2蒸発器との間に圧力差がほとんど無いため異なる温度帯を作り出すことが難しいという問題があった。
本発明の目的は、エジェクタのディフューザ部の周りでも熱交換するエジェクタを用いたサイクルを提供することにある。
本発明の目的は、エジェクタと蒸発器とが一体となり、省スペースが図れるエジェクタを用いたサイクルを提供することにある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、エジェクタでの圧力上昇を増加させて第2蒸発器に冷媒が流れ易くすると共に、第1・第2蒸発器にそれぞれ異なる温度帯を作ることが容易なエジェクタを用いたサイクルを提供することにある。
また、請求項1に記載の発明では、エジェクタから流出する冷媒を蒸発させて熱交換用空気と熱交換する第1蒸発器と、エジェクタに流入する冷媒を蒸発させて熱交換用空気と熱交換する第2蒸発器とを備えるエジェクタを用いたサイクルにおいて、エジェクタ(3)のディフューザ部(3d)の周りにも熱交換用空気と熱交換する熱交換フィン(44)を設けたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明では、エジェクタから流出する冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮する第1蒸発器と、エジェクタに流入する冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮する第2蒸発器とを備えるエジェクタを用いたサイクルにおいて、エジェクタ(3)のディフューザ部(3d)の周りにも熱交換用空気と熱交換する熱交換フィン(44)を設けたことを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明では、冷媒を吸入して圧縮する圧縮機(1)と、圧縮機(1)が吐出する冷媒を冷却して凝縮する凝縮器(2)と、凝縮器(2)から流出する高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して冷媒を減圧膨張させるノズル(31)、ノズル(31)から噴射する高い速度の冷媒流により冷媒を吸引し、ノズル(31)から噴射する冷媒と吸引した冷媒とを混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させる昇圧部(3c、3d)を有するエジェクタ(3)と、エジェクタ(3)から流出する冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮する第1蒸発器(4)と、冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮し、蒸発した気相冷媒がエジェクタに吸引される第2蒸発器(7)と、第1蒸発器(4)から流出する冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して液相冷媒を蓄えると共に、液相冷媒を第2蒸発器(7)に供給し、気相冷媒を圧縮機(1)に供給する気液分離器(5)とを備え、エジェクタ(3)の昇圧部(3c、3d)のディフューザ部(3d)の周りにも熱交換用空気と熱交換する熱交換フィン(44)を設けたことを特徴としている。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する参考例と実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(参考例)
以下、本発明の参考例について図面を用いて説明する。本参考例は、エジェクタを用いたサイクルを家庭用などの冷凍冷蔵庫に適用したものであり、図1は参考例に係るエジェクタを用いたサイクルの模式図である。1は冷媒を吸入して圧縮する圧縮機であり、駆動源として図示しない電動モータが一体となっている。そして電動モータは、後述する制御装置(制御手段)8により運転が制御される。2は圧縮機1が吐出した冷媒と、図示しない送風手段から送られる庫外空気とを熱交換して冷媒を冷却して凝縮するコンデンサ(凝縮器)である。
7は冷凍庫内に吹き出す空気と液相冷媒とを熱交換させて液相冷媒を蒸発させることにより冷凍能力を発揮する第2蒸発器である。この第2蒸発器7には熱交換用空気を通風させるための第2送風ファン(第2送風手段)71と、吹出空気温度を検出する第2温度センサ(第2吹出空気温度検出手段)72とを備えている。そして、この第2温度センサ72での検出温度は制御装置8に入力され、第2送風ファン71は制御装置8により運転が制御される。また3は、コンデンサ2から流出する高圧冷媒を減圧膨張させて第2蒸発器7にて蒸発した気相冷媒を吸引すると共に、膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して圧縮機1の吸入圧を上昇させるエジェクタである。
ここで、エジェクタ3は、コンデンサ2から流出した高圧冷媒の圧力エネルギー(圧力ヘッド)を速度エネルギー(速度ヘッド)に変換して冷媒を減圧膨張させるノズル31、ノズル31から噴射する高い速度の冷媒流(ジェット流)により第2蒸発器7にて蒸発した気相冷媒を低圧流入部3aから吸引する吸引部3b、及びノズル31から噴射する冷媒と第2蒸発器7から吸引した冷媒とを混合させる混合部3c、速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させるディフューザ部3d等からなるものである。
この時、混合部3cにおいては、駆動流の運動量と吸引流の運動量との和が保存されるように駆動流と吸引流とが混合するので、混合部3cにおいても冷媒の圧力(静圧)が上昇する。一方、ディフューザ部3dにおいては、通路断面積を徐々に拡大することにより冷媒の速度エネルギー(動圧)を圧力エネルギー(静圧)に変換するので、エジェクタ3においては、混合部3cおよびディフューザ部3dの両者にて冷媒圧力を昇圧する。そこで、混合部3cとディフューザ部3dとを合わせて昇圧部と呼ぶ。
ちなみに、本参考例では、ノズル51から噴出する冷媒の速度を音速以上まで加速するために、通路途中に通路面積が最も縮小した図示しない喉部を有するラハールノズル(流体工学(東京大学出版会)参照)を採用しているが、勿論、先細りノズルを採用しても良いことは言うまでもない。そして、本参考例では、ノズル31の出口相当直径に対する混合部3cの相当直径の比である相当直径比を1.05以上となるようにノズル31及び混合部3cの穴径が選定されている。
尚、相当直径とは、冷媒通路の断面積を円に換算したときの直径を言うもので、本参考例では、ノズル31の出口及び混合部3cは円形であるので、相当直径はノズル31の出口及び混合部3cとなる。ちなみに、本参考例では、混合部3cの相当直径はディフューザ部3dまで一定であるが、混合部3cの断面積をディフューザ部3dに向かうほど大きくなるようにテーパ状としても良い。但し、この場合は、混合部3cの相当直径を混合部3cの入口で規定する。
また本エジェクタ3は、負荷変動に応じて絞り径、つまりノズル出口部径を冷媒の循環流量に応じて最適に制御する可変絞り機構32を有しており、図示しないニードル弁によりノズル出口部径(絞り径)を可変できる可変ノズルを有したエジェクタ3となっている。そしてこの可変絞り機構32は、制御装置8により絞り開度が制御される。
4はエジェクタ3から流出する冷媒と冷蔵庫内に吹き出す空気とを熱交換させて冷媒を蒸発させることにより冷凍能力を発揮する第1蒸発器である。この第1蒸発器4には熱交換用空気を通風させるための第1送風ファン(第1送風手段)41と、吹出空気温度を検出する第1温度センサ(第1吹出空気温度検出手段)42とを備えている。そして、この第1温度センサ42での検出温度は制御装置8に入力され、第1送風ファン41は制御装置8により運転が制御される。
また、図1中の5は、第1蒸発器4から流出する冷媒が流入し、その流入した冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して液相冷媒を蓄える気液分離器であり、分離された気相冷媒は圧縮機1に吸引され、分離された液相冷媒は第2蒸発器7側に吸引される。尚、気液分離器5と第2蒸発器7とを結ぶ冷媒通路には第2蒸発器7に吸引される冷媒を減圧して第2蒸発器7内の圧力(蒸発圧力)を確実に低下させるため絞り弁6が設けられている。尚、この絞り弁6は例えば電磁式であり、流通する冷媒の圧力損失が可変できるよう、また必要に応じて流通を閉塞できるようになっており、制御装置8により絞り開度が制御される。
そして上述した各機器を制御する制御装置8は、CPU、ROM、RAM、I/Oポート等の機能を含んで構成され、それ自体は周知の構造を持つマイクロコンピュータを内蔵している。尚、第1・第2蒸発器4・7からの吹出空気温度を検出する第1・第2温度センサ42・72からのセンサ信号は、図示しない入力回路(A/D変換回路)によってA/D変換された後に、マイクロコンピュータに入力されるように構成されている。
次に、本エジェクタを用いたサイクルの概略作動を述べる。圧縮機1が起動すると気液分離器5から気相冷媒が圧縮機1に吸入され、圧縮された冷媒がコンデンサ2に吐出される。そして、コンデンサ2にて冷却された冷媒は、エジェクタ3のノズル31にて略等エントロピ(断熱)的に減圧膨張して第2蒸発器7内の冷媒を吸引する。次に、第2蒸発器7から吸引された冷媒とノズル31から吹き出す冷媒とは、混合部3cにて混合しながらディフューザ部3dにてその動圧が静圧に変換されてエジェクタ3から吐出される。
つまり、ノズル31から流出したジェット流(駆動流冷媒)は、第2蒸発器7から冷媒を吸引加速させながら、自らはその流速を低下させていく。このとき、混合部3cの冷媒出口部(ディフューザ部3dの冷媒入口部)において、第2蒸発器7から吸引した吸引ガス(吸引流冷媒)の流速と駆動流冷媒の流速とが略等しくなるように混合し、その混合した冷媒は、ディフューザ部3d内に流入してその流速を低下させながら、圧力を上昇させる。
エジェクタ3から吐出された冷媒は第1蒸発器4に流入し、冷蔵室内に吹き出す空気から吸熱して蒸発しながら気液分離器5に戻る。一方、エジェクタ3にて第2蒸発器7内の冷媒が吸引されるため、第2蒸発器7には絞り弁6を介して気液分離器5から液相冷媒が流入し、その流入した冷媒は、冷凍室内に吹き出す空気から吸熱して蒸発する。
図3は、本発明の参考例に係るエジェクタを用いたサイクルのp−h線図である。図3に示すp−h線図から明らかなように、エジェクタを用いたサイクルにおいては、エジェクタ3(ノズル31)にて等エントロピ変化するので、高圧冷媒を等エンタルピ膨張(減圧)させる通常の蒸気圧縮式冷凍サイクルに比べて、減圧直後の冷媒の乾き度が小さくなる。したがって、気液分離器5に乾き度の小さい気液二相冷媒(液相冷媒が多い気液二相冷媒)を気液分離器5に供給することができる。
また、気液分離器5により第2蒸発器7に液相冷媒が供給されるが、気液分離器5に気液分離器5に乾き度の小さい気液二相冷媒(液相冷媒が多い気液二相冷媒)供給されるので、気液分離器5から第2蒸発器7に供給される冷媒中に含まれる気相冷媒の割合が極めて小さくなり、気液分離器5から第2蒸発器7に冷媒が供給される際に発生する圧力損失の変動幅が小さくなる。したがって、第2蒸発器7内の圧力変動が小さくなるので、第2蒸発器7内の冷媒温度(蒸発温度)の変化を小さくすることができる。ひいては、第2蒸発器7での冷凍能力(吸熱能力)を向上させることができる。
次に、本参考例の特徴(作用効果)を述べる。まず、冷媒としてハイドロカーボンのイソブタン、もしくはアンモニア、もしくは二酸化炭素を用いている。これによれば、従来と同様のエジェクタを用いたサイクルにおいて、膨張損失の大きいハイドロカーボンのイソブタン、もしくはアンモニア、もしくは二酸化炭素を冷媒として用いている。図2は、各冷媒のエンタルピ差Δieの比較(周囲温度25℃、庫内温度−18℃での比較)を示す表である。
表に示すように、従来冷蔵庫などに用いられているR134a冷媒と比べて上記の冷媒(イソブタン・アンモニア・二酸化炭素)はエジェクタ3の入力であるエンタルピ差Δieが高い。このようにエジェクタ3の入力が大きい冷媒を用いるため、エジェクタ3の圧力上昇を大きくすることができ、第2蒸発器7に冷媒が流れ易くなる。またこれにより、第1・第2蒸発器4・7にそれぞれ異なる温度帯を作ることが容易となり、より効率的な運転が可能となる。
図3は、本発明の参考例に係るエジェクタを用いたサイクルのp−h線図である。エジェクタを用いたサイクルが成立するためには,エジェクタ3の圧力上昇(a→b)をΔPeje、第1蒸発器の圧力損失(b→c)ΔPeva1、第2蒸発器の圧力損失(d→e)をΔPeva2とすると、ΔPeje>ΔPeva1+ΔPeva2を常に満足する必要がある。特に,第1蒸発器4では駆動流量・吸引流量が共に流れるため圧力損失(ΔPeva1)が大きく、従来ではサイクルの成立が困難であった。
そこで第2蒸発器7を冷凍域で用いている。これによれば、第2蒸発器7を空調域ではなく、冷凍域で用いることで、低圧側の圧力が下がる(図3中のPL1→PL2)。これにより、エジェクタ3の入力にあたる等エンタルピ線(図3中の太点線)との差が、空調域で用いる場合のエンタルピ差Δie1に比べて冷凍域で用いる場合のエンタルピ差Δie2が大きくなり、エジェクタ3の効率を向上させることができる。
尚、エジェクタ3の効率とは、コンデンサ(高圧側熱交換器)2を流通する冷媒流量とノズル31の出入口のエンタルピ差Δieとの積を分母とし、分子には、圧縮機1の仕事としてエネルギーがどの程度回収されたかを示す前記冷媒流量と第2蒸発器(低圧側熱交換器)7を流通する冷媒流量との和とエジェクタ3での圧力回復を置いて定義するものである。
また、第2蒸発器7を冷凍域として−18℃以下で用いると共に、第1蒸発器4を冷蔵域として5℃以下で用いている。これによれば、圧力が低くなる第2蒸発器7を冷凍用とし、やや高圧の第1蒸発器4を異なる温度帯として冷蔵用に用いることで、例えば冷凍冷蔵庫などに適用容易である。
また、気液分離器5と第2蒸発器7との間に絞り弁6を備えると共に、絞り弁6を全閉とすることにより第1蒸発器4による冷蔵単独運転を行っている。また、第1蒸発器4へ熱交換用空気を送風する第1送風ファン41を備えると共に、第1送風ファン41による送風を停止することにより第2蒸発器7による冷凍単独運転を行っている。これらによれば、圧縮機の数を増やして2つのサイクルとすることなく、従来と同様のエジェクタを用いたサイクルにおいて、冷凍単独運転もしくは冷蔵単独運転が可能となる。
(第1実施形態)
図4は、本発明の第1実施形態におけるエジェクタ3と第1蒸発器4との一体構造を示す断面模式図である。図4の例ではエジェクタ3の昇圧部であるディフューザ部3dを第1蒸発器4内部の冷媒通路43と熱交換的に合体、もしくは一体としている。ちなみに44は熱交換フィンであり、ディフューザ部3dの周りにも設けて第1送風ファン41から送られる熱交換用空気と熱交換するようにしている。これによれば、エジェクタ3と第1蒸発器4とが一体となるので、省スペースが図れる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、本エジェクタを用いたサイクルを冷凍冷蔵庫に適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、冷凍装置、冷蔵装置、冷房装置およびこれらを組み合わせた装置などに適用しても良い。また、ハイドロカーボンもイソブタンに限らずプロパンであっても良い。
本発明の参考例に係るエジェクタを用いたサイクルの模式図である。 各冷媒のエンタルピ差Δieの比較を示す表である。 本発明の参考例に係るエジェクタを用いたサイクルのp−h線図である。 本発明の第1実施形態におけるエジェクタ3と第1蒸発器4との一体構造を 示す断面模式図である。
1・・・圧縮機
2・・・コンデンサ(凝縮器)
3・・・エジェクタ
3c・・・混合部(昇圧部)
3d・・・ディフューザ部(昇圧部)
4・・・第1蒸発器
5・・・気液分離器
6・・・絞り弁
7・・・第2蒸発器
31・・・ノズル
41・・・第1送風ファン(第1送風手段)

Claims (3)

  1. エジェクタから流出する冷媒を蒸発させて熱交換用空気と熱交換する第1蒸発器と、エジェクタに流入する冷媒を蒸発させて熱交換用空気と熱交換する第2蒸発器とを備えるエジェクタを用いたサイクルにおいて、
    前記エジェクタ(3)のディフューザ部(3d)の周りにも熱交換用空気と熱交換する熱交換フィン(44)を設けたことを特徴とするエジェクタを用いたサイクル。
  2. エジェクタから流出する冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮する第1蒸発器と、エジェクタに流入する冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮する第2蒸発器とを備えるエジェクタを用いたサイクルにおいて、
    前記エジェクタ(3)のディフューザ部(3d)の周りにも熱交換用空気と熱交換する熱交換フィン(44)を設けたことを特徴とするエジェクタを用いたサイクル。
  3. 冷媒を吸入して圧縮する圧縮機(1)と、 前記圧縮機(1)が吐出する冷媒を冷却して凝縮する凝縮器(2)と、 前記凝縮器(2)から流出する高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して冷媒を減圧膨張させるノズル(31)、前記ノズル(31)から噴射する高い速度の冷媒流により冷媒を吸引し、前記ノズル(31)から噴射する冷媒と吸引した前記冷媒とを混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させる昇圧部(3c、3d)を有するエジェクタ(3)と、前記エジェクタ(3)から流出する冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮する第1蒸発器(4)と、冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮し、蒸発した気相冷媒が前記エジェクタに吸引される第2蒸発器(7)と、前記第1蒸発器(4)から流出する冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して前記液相冷媒を蓄えると共に、前記液相冷媒を前記第2蒸発器(7)に供給し、前記気相冷媒を前記圧縮機(1)に供給する気液分離器(5)とを備え、
    前記エジェクタ(3)の前記昇圧部(3c、3d)のディフューザ部(3d)の周りにも熱交換用空気と熱交換する熱交換フィン(44)を設けたことを特徴とするエジェクタを用いたサイクル。
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