JP4016711B2 - 蒸気圧縮式冷凍機 - Google Patents
蒸気圧縮式冷凍機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4016711B2 JP4016711B2 JP2002134155A JP2002134155A JP4016711B2 JP 4016711 B2 JP4016711 B2 JP 4016711B2 JP 2002134155 A JP2002134155 A JP 2002134155A JP 2002134155 A JP2002134155 A JP 2002134155A JP 4016711 B2 JP4016711 B2 JP 4016711B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- ejector
- vapor compression
- pressure
- compression refrigerator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04F—PUMPING OF FLUID BY DIRECT CONTACT OF ANOTHER FLUID OR BY USING INERTIA OF FLUID TO BE PUMPED; SIPHONS
- F04F5/00—Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow
- F04F5/02—Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow the inducing fluid being liquid
- F04F5/04—Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow the inducing fluid being liquid displacing elastic fluids
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B41/00—Fluid-circulation arrangements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B9/00—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
- F25B9/002—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant
- F25B9/008—Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant the refrigerant being carbon dioxide
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2309/00—Gas cycle refrigeration machines
- F25B2309/06—Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide
- F25B2309/061—Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide with cycle highest pressure above the supercritical pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2341/00—Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
- F25B2341/001—Ejectors not being used as compression device
- F25B2341/0012—Ejectors with the cooled primary flow at high pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B40/00—Subcoolers, desuperheaters or superheaters
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気圧縮式冷凍機のうち、低圧側の冷媒を循環させるポンプ手段としてエジェクタを用いた冷凍機、いわゆるエジェクタサイクルに関するものである。
【0002】
なお、エジェクタとは、例えばJIS Z 8126 番号2.1.2.3定義されているように、高速で噴出する作動流体の巻き込み作用によって流体輸送を行う運動量輸送式ポンプである。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
エジェクタサイクルは、周知のごとく、冷媒を減圧膨張させて蒸発器にて蒸発した気相冷媒を吸引するとともに、通常の蒸気圧縮式冷凍機では膨張弁等の減圧器で捨てられていた運動エネルギである膨張エネルギーをエジェクタにて圧力エネルギーに変換して圧縮機の吸入圧を上昇させて圧縮機の消費動力低減を図った蒸気圧縮式冷凍機の一種である。
【0004】
ここで、通常の蒸気圧縮式冷凍機とは、冷媒を等エンタルピ的に減圧する冷凍機であり、冷媒を循環させるポンプ手段は圧縮機のみであるのに対して、エジェクタサイクルでは、エジェクタのノズルにて冷媒を等エントロピ的に減圧するとともに、低圧側の冷媒はエジェクタのポンプ作用により循環させられ、高圧側の冷媒は圧縮機により循環させられる。
【0005】
本発明は、上記点に鑑み、エジェクタ効果、つまりエジェクタでの動力回収量を向上させて蒸気圧縮式冷凍機の効率を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
エジェクタサイクルは、後述する図5に示すように、エジェクタ(40)にて冷媒を等エントロピ的に減圧させることにより得られる断熱熱落差分のエンタルピを回収して圧縮機(10)の消費動力を低減するものである。
【0007】
一方、図5に示すp−h線図から明らかなように、エンタルピが小さくなるほど、等エントロピ線の傾きが大きくなって圧力の変化量に対するエンタルピの変化量、すなわち断熱熱落差が小さくなるため、減圧膨脹時に回収可能なエネルギの最大理論値が小さくなっていく。
【0008】
そして、本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、冷媒を減圧膨張させて蒸発器にて蒸発した気相冷媒を吸引するとともに、膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して圧縮機の吸入圧を上昇させるエジェクタ(40)を有し、低温側の熱を高温側に移動させる蒸気圧縮式冷凍機であって、放熱器(20)とエジェクタ(40)とを繋ぐ冷媒通路(60)を、雰囲気から断熱的に隔離したことを特徴とする。
【0009】
これにより、エジェクタ(40)にて減圧される前の高温の冷媒が雰囲気により冷却されてエンタルピが低下してしまうことを防止できるので、減圧膨脹時に回収可能なエネルギの最大理論値が小さくなることを防止できる。
【0010】
したがって、エジェクタ効果、つまりエジェクタ(40)での動力回収量を向上させて圧縮機(10)の消費動力を低減することができるので、エジェクタサイクルを効率よく運転することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明では、冷媒を減圧膨張させて蒸発器にて蒸発した気相冷媒を吸引するとともに、膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して圧縮機の吸入圧を上昇させるエジェクタ(40)を有し、低温側の熱を高温側に移動させる蒸気圧縮式冷凍機であって、放熱器(20)とエジェクタ(40)とを繋ぐ冷媒通路を構成する冷媒配管(60)は、断熱材(61)で覆われていることを特徴とする。
【0012】
これにより、エジェクタ(40)にて減圧される前の高温の冷媒が雰囲気により冷却されてエンタルピが低下してしまうことを防止できるので、減圧膨脹時に回収可能なエネルギの最大理論値が小さくなることを防止できる。
【0013】
したがって、エジェクタ効果、つまりエジェクタ(40)での動力回収量を向上させて圧縮機(10)の消費動力を低減することができるので、エジェクタサイクルを効率よく運転することができる。
【0014】
請求項3に記載の発明では、冷媒を減圧膨張させて蒸発器にて蒸発した気相冷媒を吸引するとともに、膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して圧縮機の吸入圧を上昇させるエジェクタ(40)と、放熱器(20)から流出した冷媒と圧縮機(10)に吸入される冷媒とを熱交換する熱交換器(70)と、放熱器(20)とエジェクタ(40)とを繋ぐ冷媒通路(60)とを有し、低温側の熱を高温側に移動させる蒸気圧縮式冷凍機であって、熱交換器(70)、冷媒通路(60)のうち放熱器(20)と熱交換器(70)とを繋ぐ冷媒通路、および、冷媒通路(60)のうち熱交換器(70)とエジェクタ(40)とを繋ぐ冷媒通路を、雰囲気から断熱的に隔離したことを特徴とする。
【0015】
これにより、エジェクタ(40)にて減圧される前の高温の冷媒が雰囲気により冷却されてエンタルピが低下してしまうことを防止できるので、減圧膨脹時に回収可能なエネルギの最大理論値が小さくなることを防止できる。
【0016】
したがって、エジェクタ効果、つまりエジェクタ(40)での動力回収量を向上させて圧縮機(10)の消費動力を低減することができるので、エジェクタサイクルを効率よく運転することができる。
【0017】
なお、請求項4に記載の発明では、冷媒としてフロンを用いたことを特徴とするものである。
【0018】
また、請求項5に記載の発明では、冷媒として二酸化炭素を用いたことを特徴とするものである。
【0019】
また、請求項6に記載の発明では、冷媒として炭化水素を用いたことを特徴とするものである。
【0020】
請求項7に記載の発明では、高圧側の冷媒圧力を冷媒の臨界圧力以上まで上昇させることを特徴とする。
【0021】
これにより、減圧膨脹時の断熱熱落差を大きくすることができるので、減圧膨脹時に回収可能なエネルギの最大理論値が小さくなることを防止できる。
【0022】
請求項8に記載の発明では、雰囲気の温度が略0℃以下となる場所に設置されていることを特徴とするものである。
【0023】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係るエジェクタサイクルを食品等を冷凍・冷蔵保存するショーケース又冷蔵庫に適用したものであって、図1はエジェクタサイクルの模式図である。
【0025】
図1中、圧縮機10は電動モータにより駆動されて冷媒を吸入圧縮する圧縮機であり、放熱器20は圧縮機10から吐出した冷媒と室外空気とを熱交換して冷媒を冷却する高圧側熱交換器である。
【0026】
なお、本実施形態では、冷媒としてフロンを採用しているので、放熱器20内の冷媒圧力は冷媒の臨界圧力未満であり、放熱器20にて冷媒が凝縮しながらエンタルピが小さくなっていくが、冷媒として二酸化炭素を用いてもよい。
【0027】
因みに、冷媒として二酸化炭素を用いた場合には、放熱器20内の冷媒圧力は冷媒の臨界圧力以上となり、凝縮せずに温度が低下しながらエンタルピが小さくなっていく。
【0028】
また、蒸発器30は室内に吹き出す空気と液相冷媒とを熱交換させて液相冷媒を蒸発させることにより室内に吹き出す空気を冷却する低圧側熱交換器であり、エジェクタ40は冷媒を減圧膨張させて蒸発器30にて蒸発した気相冷媒を吸引するとともに、膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して圧縮機10の吸入圧を上昇させるものである。
【0029】
なお、エジェクタ40は、図2に示すように、流入する高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して冷媒を等エントロピー的に減圧膨張させるノズル41、ノズル41から噴射する高い速度の冷媒流により蒸発器30にて蒸発した気相冷媒を吸引しながら、ノズル41から噴射する冷媒流とを混合する混合部42、及びノズル41から噴射する冷媒と蒸発器30から吸引した冷媒とを混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させるディフューザ43等からなるものである。
【0030】
因みに、本実施形態では、ノズル41から噴出する冷媒の速度を音速以上まで加速するために、通路途中に通路面積が最も縮小した喉部を有するラバールノズル(流体工学(東京大学出版会)参照)を採用している。
【0031】
なお、混合部42においては、ノズル41から噴射する冷媒流の運動量と、蒸発器30からエジェクタ40に吸引される冷媒流の運動量との和が保存されるように混合するので、混合部42においても冷媒の静圧が上昇する。
【0032】
一方、ディフューザ43においては、通路断面積を徐々に拡大することにより、冷媒の動圧を静圧に変換するので、エジェクタ40においては、混合部42及びディフューザ43の両者にて冷媒圧力を昇圧する。そこで、混合部42とディフューザ43とを総称して昇圧部と呼ぶ。
【0033】
また、図1中、気液分離器50はエジェクタ40から流出した冷媒が流入するとともに、その流入した冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液分離手段であり、気液分離器50の気相冷媒流出口は圧縮機10の吸引側に接続され、液相冷媒流出口は蒸発器30側の流入側に接続される。
【0034】
そして、本実施形態では、図3に示すように、放熱器20とエジェクタ40とを繋ぐ冷媒通路を構成する配管60は、インシュレータ等の断熱材61により覆われて、雰囲気から断熱的に隔離されている。
【0035】
なお、本実施形態では、断熱材61として、樹脂又は樹脂発泡材等の熱伝導率が金属に比べて小さい材質で構成している。また、本実施形態では、圧縮機10、放熱器20及びエジェクタ40等の機器は、全てショーケース内に設置されているため、ここで言う雰囲気とは、ショーケース内の雰囲気温度を意味する。
【0036】
因みに、図4はエジェクタサイクルの全体のマクロ的作動を示すp−h線図であり、そのマクロ的作動は周知のエジェクタサイクルと同じであるので、本実施形態では、エジェクタサイクル全体のマクロ的作動の説明は省略する。また、図4の●で示される符号は、図1に示す●で示される符号位置における冷媒の状態を示すものである。
【0037】
因みに、冷凍能力を増大させるときには、圧縮機10の回転数を増大させて圧縮機10から吐出される冷媒流量を増大させ、冷凍能力を減少させるときには、圧縮機10の回転数を減少させて圧縮機10から吐出される冷媒流量を減少させる。
【0038】
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
【0039】
エジェクタサイクルでは、図5に示すように、エジェクタ40にて冷媒を等エントロピ的に減圧させることにより得られる断熱熱落差分のエンタルピを回収して圧縮機10の消費動力を低減するものである。
【0040】
一方、図5に示すp−h線図から明らかなように、エンタルピが小さくなるほど、等エントロピ線の傾きが大きくなって圧力の変化量に対するエンタルピの変化量、すなわち断熱熱落差が小さくなるため、減圧膨脹時に回収可能なエネルギの最大理論値が小さくなっていく。
【0041】
これに対して、本実施形態では、放熱器20とエジェクタ40とを繋ぐ配管60を断熱材61で覆っているので、エジェクタ40にて減圧される前の高温の冷媒が雰囲気により冷却されてエンタルピが低下してしまうことを防止でき、減圧膨脹時に回収可能なエネルギの最大理論値が小さくなることを防止できる。
【0042】
延いては、エジェクタ効果、つまりエジェクタ40での動力回収量を向上させて圧縮機10の消費動力を低減することができるので、エジェクタサイクルを効率よく運転することができる。
【0043】
因みに、図6は、配管60を断熱材61に覆った場合と覆わない場合とを比較したもので、図6からも明らかなように、成績係数(COP)が向上することが解る。
【0044】
(第2実施形態)
本実施形態は、図7に示すように、放熱器20から流出してエジェクタ40に流入する高圧冷媒と圧縮機10に吸入される低圧冷媒とを熱交換する内部熱交換器70を設けるとともに、内部熱交換器70も含めて配管60を断熱材61で覆って冷媒通路を雰囲気から断熱的に隔離したものである。
【0045】
なお、因みに、図8は、配管60を断熱材61に覆った場合と覆わない場合とを比較したもので、図8からも明らかなように、成績係数(COP)が向上することが解る。
【0046】
なお、内部熱交換器70にて高圧冷媒と低圧冷媒とを熱交換するとエジェクタ40に流入する冷媒のエンタルピが減少してエジェクタ効果が減少するものの、蒸発器30の冷媒入口側と冷媒出口側とのエンタルピ差が増大するので、吸熱能力(冷凍能力)は増大する。
【0047】
(その他の実施形態)
本発明は、前述したように減圧膨脹時の断熱熱落差が大きいほど効果的であるので、例えば庫内の温度が−20℃とする必要性がある冷凍庫等のように、蒸発器30内の温度(蒸発温度)が0℃以下とする必要がある蒸気圧縮式冷凍機に適用して特に、効果的である。
【0048】
また、上述の実施形態では、配管60を断熱材61で覆うことにより冷媒通路を雰囲気から断熱的に隔離したが、本発明はこれに限定されるものではなく、配管60自体を断熱性に優れた材料で構成する、配管60に断熱シートを貼る、発泡樹脂等の断熱材を配管60に吹き付け塗装する、又は断熱性に優れた材料と耐食性に優れた材料を組み合わせて配管60を構成する等してもよい。
【0049】
また、例えば配管60が設置される雰囲気の温度が放熱器20が設置される雰囲気の温度より低くならないようにする等して配管60を流れる冷媒が雰囲気の影響を大きく受けないようにすることにより、冷媒通路を雰囲気から断熱的に隔離してもよい。
【0050】
また、冷媒は、二酸化炭素やフロンに限定されるものではなく、例えば炭化水素等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るエジェクタサイクルの模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るエジェクタの模式図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るエジェクタサイクルに適用される配管の斜視図である。
【図4】p−h線図である。
【図5】p−h線図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るエジェクタサイクルの効果を示す図表である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るエジェクタサイクルの模式図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るエジェクタサイクルの効果を示す図表である。
【符号の説明】
10…圧縮機、20…放熱器、30…蒸発器、40…エジェクタ、
50…気液分離器、60…冷媒配管、61…断熱材。
Claims (8)
- 冷媒を減圧膨張させて蒸発器にて蒸発した気相冷媒を吸引するとともに、膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して圧縮機の吸入圧を上昇させるエジェクタ(40)を有し、低温側の熱を高温側に移動させる蒸気圧縮式冷凍機であって、
放熱器(20)と前記エジェクタ(40)とを繋ぐ冷媒通路(60)を、雰囲気から断熱的に隔離したことを特徴とする蒸気圧縮式冷凍機。 - 冷媒を減圧膨張させて蒸発器にて蒸発した気相冷媒を吸引するとともに、膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して圧縮機の吸入圧を上昇させるエジェクタ(40)を有し、低温側の熱を高温側に移動させる蒸気圧縮式冷凍機であって、
放熱器(20)と前記エジェクタ(40)とを繋ぐ冷媒通路を構成する冷媒配管(60)は、断熱材(61)で覆われていることを特徴とする蒸気圧縮式冷凍機。 - 冷媒を減圧膨張させて蒸発器にて蒸発した気相冷媒を吸引するとともに、膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して圧縮機の吸入圧を上昇させるエジェクタ(40)と、
放熱器(20)から流出した冷媒と圧縮機(10)に吸入される冷媒とを熱交換する熱交換器(70)と、
前記放熱器(20)と前記エジェクタ(40)とを繋ぐ冷媒通路(60)とを有し、
低温側の熱を高温側に移動させる蒸気圧縮式冷凍機であって、
前記熱交換器(70)、前記冷媒通路(60)のうち前記放熱器(20)と前記熱交換器(70)とを繋ぐ冷媒通路、および、前記冷媒通路(60)のうち前記熱交換器(70)と前記エジェクタ(40)とを繋ぐ冷媒通路を、雰囲気から断熱的に隔離したことを特徴とする蒸気圧縮式冷凍機。 - 冷媒としてフロンを用いたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の蒸気圧縮式冷凍機。
- 冷媒として二酸化炭素を用いたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の蒸気圧縮式冷凍機。
- 冷媒として炭化水素を用いたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の蒸気圧縮式冷凍機。
- 高圧側の冷媒圧力を冷媒の臨界圧力以上まで上昇させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の蒸気圧縮式冷凍機。
- 前記雰囲気の温度が略0℃以下となる場所に設置されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の蒸気圧縮式冷凍機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002134155A JP4016711B2 (ja) | 2002-05-09 | 2002-05-09 | 蒸気圧縮式冷凍機 |
DE10320378A DE10320378A1 (de) | 2002-05-09 | 2003-05-07 | Dampfverdichtungskältesystem mit Ejektor |
US10/431,808 US20030209031A1 (en) | 2002-05-09 | 2003-05-08 | Vapor compression refrigeration system having ejector |
CN03123602.2A CN1226583C (zh) | 2002-05-09 | 2003-05-09 | 具有喷射器的蒸汽压缩制冷系统 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002134155A JP4016711B2 (ja) | 2002-05-09 | 2002-05-09 | 蒸気圧縮式冷凍機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003329315A JP2003329315A (ja) | 2003-11-19 |
JP4016711B2 true JP4016711B2 (ja) | 2007-12-05 |
Family
ID=29267738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002134155A Expired - Fee Related JP4016711B2 (ja) | 2002-05-09 | 2002-05-09 | 蒸気圧縮式冷凍機 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20030209031A1 (ja) |
JP (1) | JP4016711B2 (ja) |
CN (1) | CN1226583C (ja) |
DE (1) | DE10320378A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4114544B2 (ja) * | 2003-05-28 | 2008-07-09 | 株式会社デンソー | エジェクタサイクル |
JP4835296B2 (ja) * | 2006-07-18 | 2011-12-14 | 株式会社デンソー | エジェクタ式冷凍サイクル |
JP2009300027A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Nippon Soken Inc | エジェクタおよびエジェクタ式冷凍サイクル |
CN103270379B (zh) * | 2011-01-04 | 2016-03-16 | 开利公司 | 喷射器 |
CN113038787B (zh) * | 2020-12-22 | 2022-10-18 | 中科可控信息产业有限公司 | 相变散热结构及散热装置 |
CN113701389B (zh) * | 2021-04-30 | 2022-11-01 | 中国科学院理化技术研究所 | 冷凝分离式超音速引射器的二氧化碳制冷系统及制冷机 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5520009A (en) * | 1992-08-31 | 1996-05-28 | Rockwool International A/S | Method and apparatus for insulating |
US5343711A (en) * | 1993-01-04 | 1994-09-06 | Virginia Tech Intellectual Properties, Inc. | Method of reducing flow metastability in an ejector nozzle |
US5924303A (en) * | 1998-03-09 | 1999-07-20 | California Innovations Inc. | Insulated soft-sided portable case having externally accessible receptacle |
US20020035845A1 (en) * | 1999-10-22 | 2002-03-28 | David Smolinsky | Heating and refrigeration systems using refrigerant mass flow |
JP2003002048A (ja) * | 2000-08-28 | 2003-01-08 | Denso Corp | 車両用空調装置 |
US6460358B1 (en) * | 2000-11-13 | 2002-10-08 | Thomas H. Hebert | Flash gas and superheat eliminator for evaporators and method therefor |
US6446461B1 (en) * | 2001-02-20 | 2002-09-10 | David L. Williams, Jr. | Beverage cooler |
AU2002331841A1 (en) * | 2001-09-11 | 2003-03-24 | James M. Abfalter | Portable cooler chest |
-
2002
- 2002-05-09 JP JP2002134155A patent/JP4016711B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-05-07 DE DE10320378A patent/DE10320378A1/de not_active Withdrawn
- 2003-05-08 US US10/431,808 patent/US20030209031A1/en not_active Abandoned
- 2003-05-09 CN CN03123602.2A patent/CN1226583C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003329315A (ja) | 2003-11-19 |
CN1456851A (zh) | 2003-11-19 |
US20030209031A1 (en) | 2003-11-13 |
DE10320378A1 (de) | 2003-11-20 |
CN1226583C (zh) | 2005-11-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004198002A (ja) | 蒸気圧縮式冷凍機 | |
JP2003207218A (ja) | 空調装置 | |
JP2004044906A (ja) | エジェクタサイクル | |
JP2003329313A (ja) | 蒸気圧縮式冷凍機 | |
JP2004177027A (ja) | エジェクタサイクル | |
JP2001221517A (ja) | 超臨界冷凍サイクル | |
US20040003622A1 (en) | Refrigerating cycle system using carbon dioxide as refrigerant | |
JP4000966B2 (ja) | 蒸気圧縮式冷凍機 | |
JP2005009758A (ja) | エジェクタサイクル | |
JP2005009774A (ja) | エジェクタサイクル | |
JP4577365B2 (ja) | エジェクタを用いたサイクル | |
JP2005300067A (ja) | エジェクタサイクル | |
JP4069656B2 (ja) | 蒸気圧縮式冷凍機 | |
JP2005037056A (ja) | エジェクタサイクル | |
JP2004251558A (ja) | 冷凍サイクル装置とその制御方法 | |
JP4016711B2 (ja) | 蒸気圧縮式冷凍機 | |
JP2004198045A (ja) | 蒸気圧縮式冷凍機 | |
JP2004257694A (ja) | 蒸気圧縮式冷凍機 | |
JP2004239493A (ja) | ヒートポンプサイクル | |
JP4114544B2 (ja) | エジェクタサイクル | |
JP2004003804A (ja) | 蒸気圧縮式冷凍機 | |
JP2004163084A (ja) | 蒸気圧縮式冷凍機 | |
JP2007051788A (ja) | 冷凍装置 | |
JP4200780B2 (ja) | 蒸気圧縮式冷凍機 | |
JP2003343932A (ja) | エジェクタサイクル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040603 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070403 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070524 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070828 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070910 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |