JP2006117432A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 給紙カセットに収納された用紙が劣化する前に用紙を使用して用紙ジャム及び/又は画像不良の生じることがないようにする。
【解決手段】 複数の給紙カセット22a〜22cが装置本体11に対して着脱可能とされており、給紙カセットから選択的に記録用紙の給紙を行って記録用紙上に画像形成を行う。給紙に当たって、給紙カセットが装置本体にセットされた後の経過時間を監視して時間データを得て、時間データに応じて給紙カセットの選択を行って記録用紙の給紙を行うようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の給紙カセットを有する画像形成装置に関し、特に、複数の給紙カセットから選択的に給紙を行う際の給紙制御に関するものである。
一般に、複写機等の画像形成装置において、複数の給紙カセットを備えて、画像形成の際これら給紙カセットから選択的に給紙を行うようにしたものが知られている。このような画像形成装置において、同一のサイズの記録用紙(以下単に用紙と呼ぶ)を複数の給紙カセットにそれぞれ収容するようにしたものもあり、例えば、使用頻度の高いA4版サイズの用紙を複数の給紙カセットに収容するようにしたものがある。
そして、給紙を行う際には、例えば、予め定められた優先順位に従って給紙カセットを選択して給紙を行っており、優先順位の高い給紙カセットに用紙が補給されると、優先順位の高い給紙カセットから給紙が行われることになって、優先順位の低い給紙カセットから給紙が行われる頻度は低くなってしまう。
例えば、同一サイズの用紙が3段の給紙カセットにセットされているとし、1段目の給紙カセットの用紙がなくなると、2段目の給紙カセットから給紙を行い、2段目の給紙カセットの用紙がなくなると、3段目の給紙カセットから給紙を行う場合、1段目の給紙カセットの用紙がなくなった時点で、ユーザが1段目の給紙カセットに用紙をセットすると、再び1段目の給紙カセットが優先的に選択されて給紙が行われることになる。
このため、2段目及び3段目の給紙カセットから給紙が行われず、特に、3段目の給紙カセットから給紙が行われることが極めて少なくなってしまい、優先順位の低い給紙カセット、例えば、3段目の給紙カセットにセットされた用紙は経年変化によって劣化してしまい、その結果、優先順位の低い給紙カセットから給紙が行われると、用紙ジャム及び/又は画像不良等の不具合が発生することがある。
また、画像形成装置において、複数の給紙カセット(給紙トレイ)の各々に用紙サイズを検知する用紙サイズ検知器を配置して、所望の用紙サイズの用紙を収納する給紙カセットを複数の給紙カセットから自動的に選択する際、所望の用紙サイズの用紙を収納する給紙カセットのうち用紙収納枚数の多い給紙カセットから順次給紙カセットを選択するようにしたものがある(以下従来例1と呼ぶ)。
さらに、複数の給紙カセットに収納された用紙が新紙及び再生紙のいずれであるかを判定して、再生紙が収納された給紙カセットを優先的に選択するようにしたものがある(特許文献1参照:以下従来例2と呼ぶ)。
また、複数の給紙カセットから給紙を行う際、センサーによって検知された各用紙の種別毎の使用頻度を順次更新しつつメモリに記憶して、メモリに記憶された各用紙の使用頻度に応じて給紙すべき優先順位を決定するようにしたものがある。つまり、給紙カセットに収納された用紙の使用頻度を学習して使用頻度の高い給紙トレイを優先するようにしている(特許文献2参照:以下従来例3と呼ぶ)。
加えて、ホストコンピュータにおいて複写機管理デバイスから複写機の稼働データを受信して、外部記憶装置内に格納されている各データを更新した後、各給紙カセット毎のジャム発生率を算出し、ジャム発生率の低い給紙カセットを優先的に選択して、この指示データを複写機管理デバイスに送信するようにしたものがある(特許文献3参照:以下従来例4と呼ぶ)。
また、複数の給紙カセットから一つの給紙カセットを予め設定された優先順位に応じて選択する際、複写機の主電源が投入した後、給紙カセットに新たに用紙がセットされると、再度優先順位を判定して改めて最も優先順位の高い給紙カセットを選択するようにしたものがある(特許文献4参照:以下従来例5と呼ぶ)。
さらに、ファクシミリ装置において、色及びセット方向等の種類の異なるA4サイズの記録紙がセットされている給紙カセットが複数ある際、受信文書を記録する際に、前回の受信文書の記録に使用した給紙カセットを記憶するメモリを参照して前回の受信文書の記録に使用した給紙カセットとは異なる給紙カセットを選択するようにしたものがあり、ここでは、今回の受信画情報を選択した給紙カセットの用紙に記録して、全ての受信文書の記録を完了すると、メモリに今回使用した給紙カセットを前回受信文書の記録に使用した給紙カセットとして登録する更新を行うようにしている(以下従来例6と呼ぶ)。
特開平4−39223号公報 特開平9−297437号公報 特開平8−225241号公報 特開昭57−185055号公報
ところで、上述の従来例1では単に用紙収納枚数の多い給紙カセットを優先的に選択し、従来例3では使用頻度の高い給紙カセットを優先するようにし、従来例5においては、最も優先順位の高い給紙カセットを選択するようにしているだけであるから、従来例1、従来例3、及び従来例5ともに特定の給紙カセットが選択される頻度が極めて高く、用紙が補充される給紙カセットのみが選択されることになって、用紙が補充されない給紙カセット(つまり、使用頻度又は優先順位の低い給紙カセット)においては、経年的変化によって用紙が劣化してしまい、この給紙カセットが選択された際には用紙ジャム及び/又は画像不良が発生し易いという課題がある。
一方、従来例2においては、再生紙が収納された給紙カセットを優先的に選択するようにしているものの、再生紙がセットされた給紙カセットが優先されるようになってしまい、他の給紙カセットの優先順位は低くなってしまう結果、やはり優先順位の低い給紙カセットにおいては、経年的変化によって用紙が劣化してしまい、この給紙カセットが選択された際には用紙ジャム及び/又は画像不良が発生し易いという課題がある。
また、従来例6では、受信文書を記録する際に、前回の受信文書の記録に使用した給紙カセットとは異なる給紙カセットを選択するようにしているので、給紙カセットが2つの場合には給紙カセットが交互に選択されるものの、給紙カセットが多数あると、使用頻度の低い給紙カセットが発生してしまい、使用頻度の低い給紙カセットに収納された用紙はやはり経年的変化によって劣化してしまうという課題がある。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、給紙カセットに収納された用紙が劣化する前に用紙を使用して用紙ジャム及び/又は画像不良の生じることのない画像形成装置を得ることを目的とする。
そこで、本発明はかかる課題を解決するために、複数の給紙カセットを備え、該給紙カセットが装置本体に対して着脱可能とされて、前記給紙カセットから選択的に記録用紙の給紙を行って該記録用紙上に画像形成を行う画像形成装置において、前記給紙カセットが前記装置本体にセットされた後の経過時間を監視して時間データを得る時間データ取得手段と、該時間データに応じて前記給紙カセットの選択を行って前記記録用紙の給紙を行う選択制御手段とを有することを特徴とするものである。
本発明では、前記選択制御手段は前記時間データで示される経過時間が最も長い給紙カセットを選択して当該給紙カセットから前記記録用紙を給紙するようにしており、前記給紙カセットに収納された記録用紙の枚数の変化を検知して枚数変化情報を得る枚数検知手段と、該枚数変化情報に応じて前記経過時間をリセットするリセット手段とを有することが望ましい。
また、本発明では、前記給紙カセットに記録用紙が補充されたか否かを検知する補充検知手段と、該補充検知手段によって前記記録用紙の補充が検知されると当該給紙カセットには残用紙が残っていたことを報知する報知手段とを有するようにしてもよく、例えば、前記装置本体には前記給紙カセットが装着されるカセット装着部が備えられ、前記時間データ取得手段は、前記カセット装着部に装着される給紙カセットを識別するカセット識別手段と、前記給紙カセット毎に用紙セット時の日時をメモリ管理する日時管理手段とを有している。
以上のように、本発明による画像形成装置は、給紙カセットが装置本体にセットされた後の経過時間を監視して時間データを得て、この時間データに応じて給紙カセットの選択を行って記録用紙の給紙を行うようにしたので、給紙カセットに収納された記録用紙が劣化する前に記録用紙を使用することができ、その結果、用紙ジャム及び/又は画像不良が生じることがないという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
まず、図1を参照して、図1は画像形成装置の一つであるプリンタを概略的に示す図であり、プリンタ10は装置筐体(装置本体)11を備え、この装置筐体11には画像形成部12及び給紙部13が装備されている。画像形成部12は、像担持体である感光体ドラム14を有しており、感光体ドラム14の周囲には、帯電器15、露光装置16、現像器17、転写器18、及びクリーニング装置19が配置され、後述するようにして、用紙に転写されたトナー像は定着器20で定着される。
図2も参照すると、給紙部13は、給紙機構部と用紙搬送部を備えており、給紙機構部は、装置筐体11の下部側に上下方向に配置された複数のカセット装着部21a〜21cを有している(上側から順次上段装着部21a、中段装着部21b、及び下段装着部21cと呼ぶこともある)。そして、これらカセット装着部21a〜21cに対して着脱自在(引き出し自在も含む)に給紙カセット22a〜22c(第1カセット22a、第2カセット22b、第3カセット22cと呼ぶこともある)が装着される。
なお、これら給紙カセット22a〜22cは、所望のサイズの用紙P1〜P3を縦方向(L方向)及び横方向(R方向)のいずれにも任意に収容できるタイプの給紙カセットである。そして、図2に破線矢印で示すように、全ての給紙カセット22a〜22cがいずれのカセット装着部21a〜21cに対しても任意に装着して使用することができる。
一方、用紙搬送部は、給紙カセット22a〜22cのいずれかから送り出される用紙を、感光体ドラム14と転写器18とのニップ部(転写部)に搬送するための用紙搬送路23を有しており、この用紙搬送路23には複数の搬送ロール対24及びガイド部材(図示せず)が備えられている。また、各カセット装着部21a〜21c(図2)側又は給紙カセット22a〜22c側には用紙送り出しロール25が配設され、転写部の上流側には用紙を転写部に所定のタイミングで送り出すレジストロール26が配設されている。
画像形成を行う際には、感光体ドラム14の表面が帯電器15によって一様に帯電された後、画像処理後の画像情報に基づいて露光装置16によって感光体ドラム14が露光走査されて、感光体ドラム14の表面に静電潜像が形成される。続いて、現像器17から供給される現像剤にて静電潜像が顕像化されてトナー像とされて、トナー像は給紙部13から転写部に給紙される用紙に静電的に転写される。
そして、転写後の感光体ドラム14は、クリーニング装置19によってクリーニングされてドラム表面に残留付着するトナーが除去される。一方、転写後、用紙は定着器20に送られて、ここでトナー像が用紙上に熱定着され、定着後の用紙は、複数の搬送ロール対27及びガイド部材(図示せず)を有する排出搬送路28を通して排出収容部(排紙トレイ)29に排出される。
図示はしないが、給紙部13には、第1及び第2の給紙ジャム検知センサーが備えられ、第1の給紙ジャム検知センサーは、給紙されるべき用紙が所定の時間内で給紙カセット22a〜22cから用紙搬送路23にむけて完全に送り出されるか否かを検知するためのものである。また、第2の給紙ジャム検知センサーは、用紙が用紙搬送路23内においてレジストロール26まで確実に搬送されたか否かを検知するためのものである。
ここで、図3を参照すると、給紙カセット22aには用紙のサイズ及びその方向を検知させるための用紙サイズ識別子30と、給紙カセット22aに固有のカセット内部メモリ31が備えられ、これら用紙サイズ識別子30及び内部メモリ31は、例えば、給紙カセット22aの背面側に取り付けられている。一方、カセット装着部21aには、用紙サイズ識別子30を検知するための用紙サイズ検知センサー32と、カセット内部メモリ31を検知するためのカセット識別センサー33とが備えられている。
なお、給紙カセット22b及び22cにも同様にして用紙サイズ識別子30及びカセット内部メモリ31が備えられ、カセット装着部21b及び21cにも用紙サイズ検知センサー32及びカセット識別センサー33が備えられている。この結果、給紙カセット22a〜22cをいずれのカセット装着部21a〜21cに装着しても、カセット装着部21a〜21cに装着された給紙カセットを識別できることになる。
ところで、上述の用紙サイズ識別子30、カセット内部メモリ31、用紙サイズ検知センサー32、及びカセット識別センサー33は、給紙カセット22a〜22cをいずれかのカセット装着部21a〜21cに装着した際、用紙のサイズ、その収容方向、給紙カセットの識別を確実に検知できるものであれば、その検知手法及び構造等については特に限定されるものでない。
なお、用紙サイズ識別子30については、各給紙カセット22a〜22c内に収容した用紙のサイズ及びその収容方向をオペレータに切り換え設定させて検知させるようにしてもよく、オペレータによる設定を不要として自動的に検知させるようにしてもよい。また、カセット内部メモリ31については、給紙カセット22a〜22c毎に互いに異なる識別情報を付したものであればよい。
図4を参照して、図4は給紙部13を制御するための制御系を示すブロック図であり、この制御系は、制御プログラムに従って演算処理等を行うための制御部(CPU)34を有しており、このCPU34には用紙サイズ検知部35、カセット識別部36、原稿サイズ検知部37、用紙セット日時検知部38、操作・表示部(操作表示パネル)39、プログラム部(ROM)40、及び不揮発性メモリ(NVM)41が接続されている。用紙サイズ検知部35は前述した用紙サイズ検知センサー32を備えており、カセット識別部36は前述したカセット識別センサー33を備えている。
また、原稿サイズ検知部37は前述した原稿サイズ検知センサーを備えており、用紙セット日時検知部38は用紙セット日時検知センサーを有している。ROM40には、例えば、給紙動作に関する各制御プログラムが格納され、NVM41には給紙制御に必要な情報が記憶され、プリンタ10では、NVM41によって後述する用紙セット日時が管理データとして管理される。そして、例えば、給紙カセット22aを上段装着部21aから他のカセット装着部に移動させた場合には、その変更した給紙カセット22aを基準にして用紙セット日時の管理が行われる。
さらに、ROM40には、給紙すべきサイズの用紙が複数の給紙カセット22a〜22cに収容されている際に、複数の給紙カセット22a〜22cのうちから用紙セット日時が最も古い給紙カセットを優先的に選択するための処理を実行する制御プログラムが格納されている。さらに、ROM40には給紙カセット22a〜22cについて用紙セット日時を判定して(古い順に判定して)、優先順位に関する情報をオペレータに通知するための処理を実行する制御プログラムが格納されている。
この実施例1では、その装着(セット)優先順位については、NVM41内の日時管理データとともに管理され、管理データの一覧を操作表示パネル39に画面表示させるか又は操作表示パネル39から指示して画像形成部12によって用紙に画像出力させている。
次に、図1、図4、及び図5を参照して、給紙部13の動作について説明する。まず、プリンタ10において印字(画像形成)が開始されると、CPU34では原稿サイズ検知部37から得られた原稿のサイズ及びその方向を示す情報に応じて給紙部13から給紙すべき用紙のサイズ及び方向を決定する(ステップS1)。続いて、CPU34は用紙サイズ検知部35によって給紙すべきサイズ及び方向の用紙が収納されている給紙カセットの有無について判定する(ステップS2)。
いま、カセット装着部21aには、A4版サイズの用紙P1が横(R)方向に収容された給紙カセット22aが装着され、カセット装着部21bには、A4版サイズの用紙P2が横(R)方向に収容された給紙カセット22bが装着され、カセット装着部21cには、A3版サイズの用紙P3が横方向に収容された給紙カセット22cが装着されているとし、プリンタ10によってA4版サイズで横方向の印字が行われるとすると、ステップS2においては、A4版サイズ横方向の用紙が収納された給紙カセット22a及び22bが存在することが判別されることになる。
そして、CPU34は同一サイズの用紙を収納する給紙カセットが複数あるか否かを判別して(ステップS3)、複数の給紙カセットがあると、CPU34はNVM41に格納された日時管理データを参照して、各給紙カセットにおける当該用紙サイズの用紙セット日時の新旧について比較する(ステップS4)。そして、CPU34は用紙セット日時が最も古い給紙カセットを優先的に選択して(ステップS5)、この給紙カセットを給紙に使用する給紙カセットとして確定する(ステップS6)。なお、ステップS3において、該当する給紙カセットが1つである際には、CPU34はステップS6に進んでその給紙カセットを給紙に使用する給紙カセットとして確定する。
前述のように、同一のサイズの用紙が給紙カセット22a及び22bにセットされているとすると、CPU34は日時管理データに基づいて給紙カセット22aが上段装着部21aに装着された際のA4版サイズの用紙セット日時と、給紙カセット22bが中段装着部21bに装着された際のA4版の用紙セット日時とを比較することになる。例えば、給紙カセット22aの用紙セット日時は「9月29日」、給紙カセット22bの用紙セット日時は「7月15日」であるとすると、CPU34は給紙に使用する給紙カセットとして給紙カセット22bを選択することになる。
上述のようにして、給紙に使用する給紙カセットを確定すると、CPU34は確定した給紙カセットからの用紙の給紙を指示して、これによって確定した給紙カセットからの給紙が行われる(ステップS7)。つまり、給紙カセット22b内の用紙が、送り出しロール25によって給紙カセット22b内から送り出され、用紙搬送路23を通って搬送されレジストロール26に到達する。そして、給紙された用紙に対して、前述したようにして、画像形成部12によって画像形成が行われる(ステップS8)。
このようして、用紙セット日時が最も古い給紙カセットから常に給紙されるため、用紙を古い順番に使用することができ、経年的に劣化した用紙が給紙カセット中に残らないようにすることができることになる。そして、給紙カセット22a〜22cがいずれのカセット装着部21a〜21cに装着されても、用紙セット日時に応じて給紙を行うようにしているから、用紙を古い順番に使用することができ、経年的に劣化した用紙が残らないようにすることができる。
例えば、給紙カセット22a及び22bをそれぞれカセット装着部21b及び21aに装着した場合、前述のステップS4及びS5においては、給紙カセット22aの用紙セット日時は「9月29日」、給紙カセット22bの用紙セット日時は「7月15日」であるため、給紙に使用する給紙カセットとして、給紙カセット22bが選択されることになる。このように、給紙カセット22a〜22bにおいて用紙セット日時の管理が各カセット内部メモリで行われている関係上、給紙カセット22a〜22cの移動装着により給紙カセット22a〜22bとカセット装着部21a〜21cとの組み合わせが変わることがあっても、用紙セット日時が最も古い給紙カセットが的確に優先選択されるようになる。つまり、用紙セット日時を常に認識しているので、給紙カセット22a〜22cをカセット装着部21a〜21cで入れ替えても、古い用紙がセットされた給紙カセットを認識して優先的に選択することになる。
なお、古い用紙から順番に使用するとしても、例えば、半年以上放置されたような用紙は、画質不良及び用紙ジャムの原因となるので、使用すべきサイズの紙が給紙カセットA及びB(給紙カセットAの用紙は給紙カセットBの用紙より古いものとする)に収容されている時、給紙カセットAの給紙率をY、給紙カセットBの給紙率を1−Yにした際、下記の式を満たす給紙を行うようにする。
Figure 2006117432
数1においては、給紙カセットAにセットされた用紙の経過日数が30日未満である際には、給紙カセットAを優先選択して給紙を行い、給紙カセットAにセットされた用紙の経過日数が30日以上180日(半年)未満である際には、給紙カセットAの優先選択の割合を数1から求められるYの値に応じて決定する(つまり、給紙カセットBを選択する割合は1−Yとなる)。給紙カセットAにセットされた用紙の経過日数が180日以上であると、用紙が古すぎると判定して、給紙カセットA及びBの用紙は選択しないことになる。この際には、例えば、操作パネル上の液晶パネルに警告表示が行われて、用紙使用否・用紙交換の旨表示するようにする。
数1を満たす給紙動作を行うと、半年以上時間的劣化した用紙はできる限り使用しない又は半年以上時間的放置された用紙を残さないという両方の要望のバランスを保つことができるようになる。
上述の例では、用紙を給紙カセットにセットした日時で給紙を管理して、古い用紙から使用するようにしたが、給紙カセットをカセット装着部にセットした日時からカウントを行って、このカウント時間に応じて給紙の優先順位を決定するようにしてもよい。つまり、このカウント時間が最も大きい給紙カセットから給紙を行うようにしてもよい。さらに、用紙を給紙カセットにセットした際の用紙束の厚さの変化を検知してからの時間カウントに応じて給紙を行うようにしてもよい。また、用紙が給紙カセットにセットされた後の時間を計時して、計時時間の長短に応じて給紙カセットにセットされている用紙が古いか否かを判定するようにしてもよい。
このようにして、上述の例では、給紙カセットセット後の経過時間が最も長い給紙カセットを選択してこの給紙カセットから用紙を給紙するようにしたので、古い用紙から使用されることになって、給紙カセットに収納された用紙が劣化する前に用紙を使用することができることになる。
また、用紙を給紙カセットにセットした後、所定の時間が経過すると、CPU34は用紙が古くなった旨(メッセージ)の警告表示を操作表示部39に表示する。また、各給紙カセットに発光素子を備えて、用紙を給紙カセットにセットした後、所定の時間が経過すると、CPU34は該当する給紙カセットの発光素子を点灯させて、ユーザへの報知を行うようにしてもよい。
上述の例においては、用紙を給紙カセットにセットした日時に応じて給紙を行う給紙カセットを選択するようにしたが、つまり、給紙カセットにセットされた用紙が古いか否かを判定するようにしたが、図6に示すように、フォトセンサ51を用いて用紙が古いか否かを判定するようにしてもよい。
具体的には、給紙カセット22aにセットされた用紙に発光部及び受光部を有するフォトセンサ51から光を照射して、その反射光量をフォトセンサ51で受けて、受光光量に応じて用紙が新紙52か古紙53か否かの判定を行う。つまり、CPU34には予め受光閾値が設定されており、図6(a)に示すように用紙が古くなると(古紙53であると)その反射光量が低下するから、受光光量が受光閾値未満となると、CPU34は当該給紙カセットにセットされた用紙は古いと判定するようにする。
一方、図6(b)に示すように、用紙が新しいと(新紙52であると)、反射光量は受光閾値以上であるから、CPU34は当該給紙カセットにセットされた用紙は新しいと判定する。そして、用紙が経年的変化によって変色して反射率が所定値未満となると(即ち、受光光量が受光閾値未満となると)、CPU34は当該給紙カセットにセットされた用紙を交換するように操作表示部39に警告表示を行う。
なお、フォトセンサ51から出射される光の用紙に対する入射角度と用紙枚数との関係及び用紙の反射率をカセット内部メモリに記憶して(NVM41に記憶させるようにしてもよい)、用紙の増減及び用紙の劣化状況を随時監視するようにしてもよい。つまり、古紙は新紙に比べてその経年変化によって紙色が変化するので、用紙枚数による反射率のみではなく、紙色の変化による反射率の変化に応じて用紙の増減及び用紙の劣化状態を監視するようにしてもよい。
さらに、図7(a)及び(b)に示すように、発光部を有するフォトセンサ54と受光部を有するフォトセンサ55とを備えて、フォトセンサ54及び55間の距離A及びBに応じて給紙カセット22aにセットされた用紙枚数を検知するようにしてもよい(つまり、フォトセンサ55を移動させて、反射光が検知された際のフォトセンサ54及び55間の距離に応じて用紙枚数を検知するようにする。用紙枚数が多ければ、反射光が受光された際のフォトセンサ54及び55間の距離は大きくなる)。そして、給紙カセットに収納された用紙の枚数が変化すると、この枚数変化情報に応じて給紙カセットをカセット装着部にセットした後の経過時間をリセットするようにする。
また、図8に示すように、給紙カセット22aに用紙押さえ部材56を備えて、用紙枚数の変化に応じて用紙が補給されたか否かを判定するようにしてもよい。そして、給紙カセット22aをカセット装着部から引き出した後再度カセット装着部に挿入した際、用紙押え部材56が用紙束の厚さ方向に移動していないと、CPU34は用紙がセットされていないとする。一方、用紙押さえ部材56の移動があると、CPU34は用紙のセット又は用紙の抜き取りがあったと認識する。
このようにして、給紙カセットに用紙が補充されたか否かを検知して、用紙の補充が検知されると当該給紙カセットには残用紙(つまり、古い用紙)が残っていたことを報知する。このような報知を行えば、ユーザに古い用紙の入れ替えを促すことができる。つまり、古い用紙が残った状態で新しい用紙を追加すると、古い用紙が残ったままの状態となってしまい、結果的に経年劣化を生じることがあるので、ユーザにその旨報知して入れ替えを促すようにする。
給紙カセットが装置本体にセットされた後の経過時間を監視して時間データを得て、この時間データに応じて給紙カセットの選択を行って記録用紙の給紙を行うようにしたから、給紙カセットに収納された記録用紙が劣化する前に記録用紙を使用することができる結果、用紙ジャム及び/又は画像不良が生じることがなく、複写機、プリンタ、又はファクシミリ装置等の画像形成装置における給紙に適用できる。
本発明の実施例1による画像形成装置の一例を示す図である。 図1に示す画像形成装置において、給紙カセットのカセット装着部への装置着を説明するための図である。 図2に示す給紙カセット及びカセット装着部の構成を示す図である。 図1に示す画像形成装置に用いられる制御系の一例を示すブロック図である。 図5に示す制御系の動作を説明するためのフローチャートである。 給紙カセットにセットされた用紙の新古を判定する他の例を説明するための図であり、(a)は古紙を判定する例を示す図、(b)は新紙を判定する例を示す図である。 フォトセンサ間の距離に応じて給紙カセットに収納された用紙枚数を検知する例を示す図であり、(a)は距離がAの状態を示す図、(b)は距離がBの状態を示す図である。 用紙押さえ部材の位置によって用紙枚数を検知する例を示す図である。
符号の説明
10 プリンタ
11 装置筐体(装置本体)
12 画像形成部
13 給紙部
14 感光体ドラム
15 帯電器
16 露光装置
17 現像器
18 転写器
19 クリーニング装置
20 定着器
21a〜21c カセット装着部
22a〜22c 給紙カセット
23 用紙搬送路
24 搬送ロール対
25 用紙送り出しロール
26 レジストロール
27 搬送ロール対
28 排出搬送路
29 排出収容部(排紙トレイ)
30 用紙サイズ識別子
31 カセット内部メモリ
32 用紙サイズ検知センサー
33 カセット識別センサー
34 制御部(CPU)
35 用紙サイズ検知部
36 カセット識別部
37 原稿サイズ検知部
38 用紙セット日時検知部
39 操作・表示部(操作表示パネル)
40 プログラム部(ROM)
41 不揮発性メモリ(NVM)

Claims (5)

  1. 複数の給紙カセットを備え、該給紙カセットが装置本体に対して着脱可能とされて、前記給紙カセットから選択的に記録用紙の給紙を行って該記録用紙上に画像形成を行う画像形成装置において、
    前記給紙カセットが前記装置本体にセットされた後の経過時間を監視して時間データを得る時間データ取得手段と、
    該時間データに応じて前記給紙カセットの選択を行って前記記録用紙の給紙を行う選択制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記選択制御手段は前記時間データで示される経過時間が最も長い給紙カセットを選択して当該給紙カセットから前記記録用紙を給紙するようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記給紙カセットに収納された記録用紙の枚数の変化を検知して枚数変化情報を得る枚数検知手段と、
    該枚数変化情報に応じて前記経過時間をリセットするリセット手段とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記給紙カセットに記録用紙が補充されたか否かを検知する補充検知手段と、
    該補充検知手段によって前記記録用紙の補充が検知されると当該給紙カセットには残用紙が残っていたことを報知する報知手段とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 前記装置本体には前記給紙カセットが装着されるカセット装着部が備えられ、
    前記時間データ取得手段は、前記カセット装着部に装着される給紙カセットを識別するカセット識別手段と、前記給紙カセット毎に用紙セット時の日時をメモリ管理する日時管理手段とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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