JP2008290813A - 画像形成装置、プログラム及び該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、プログラム及び該プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 各給紙トレイの用紙を使い切るまで継続的に給紙動作を行わせ、用紙束を補給する作業の軽減化を図る。
【解決手段】 ユーザが指示する用紙サイズによって用紙サイズと給紙トレイを対応付けたテーブルを参照し、選択したトレイからの給紙を行う(S102)。実行中の印刷が終了する前に、給紙が止まった状態で、給紙中のトレイに格納された用紙が無くなっており(S104-YES)、同一用紙を格納したトレイが他に複数あれば(S105-YES)、その中から次に使用するトレイを所定のルールに従い決め、決めたトレイに変更するために、用紙−トレイテーブル(図2)のテーブルデータを書換える(S106)。S102〜S106は、トレイの用紙を使い切る動作で、この動作を用紙サイズ−トレイテーブルで管理するので、従来のように、ページやジョブ間で行われる用紙補給による給紙トレイの切り替わりが起きることが無い。
【選択図】 図3

Description

本発明は、印刷要求に適合する記録用紙を給紙する制御を行うプリンタ、複写機、複合機等の画像形成装置に関し、より詳細には、複数給紙トレイに格納され、給紙可能な記録用紙の種類情報と各給紙トレイのトレイ識別情報とを関連付けたトレイ情報を管理することにより、要求に従って複数の給紙トレイからの記録用紙の給紙制御を可能にする画像形成装置及び前記トレイ情報の管理及び給紙制御を行うためのコンピュータプログラムに関する。
従来から、プリンタ、複写機、複合機等の画像形成装置では、記録用紙(以下、単に「用紙」ともいう)として、サイズや材質等の異なる複数種類の用紙を使用できるように、複数の給紙トレイを備え、用紙を使用する際に、要求された種類の用紙を格納した給紙トレイを選択して、そこから給紙を行っている。
また、複数の給紙トレイの用い方として、よく使用される用紙種類を複数の給紙トレイに格納して、利用する方法が採られる。この方法は、選択された給紙トレイ内の用紙がプリント実行中に無くなった場合に、同じ種類の用紙を格納した給紙トレイに自動的に切り替えて給紙するリミットレス給紙機能として、実現されている。
リミットレス給紙機能を備えたプリンタ装置として、例えば、下記特許文献1を挙げることができる。特許文献1記載のプリンタ装置は、用紙サイズのほか、普通紙、再生紙、特殊紙等の紙種が同じであり、トレイロックが掛かっていないことを条件に給紙トレイを検索し、条件に適う給紙トレイに切り替えて、リミットレス給紙を行っている。
また、従来のリミットレス給紙では、リミットレス給紙が可能な複数の給紙トレイに予め優先度を付けて、印刷中に、優先度の高い給紙トレイが空になるとその次に優先度の高い給紙トレイから給紙する方法が採られている。
特開2000−143017号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のプリンタ装置では、給紙トレイの検索の仕方については規定しているものの、検索をするタイミングや、使用していた給紙トレイの情報をジョブ間で引き継ぐことは、考慮していないので、印刷を繰り返していくと、特定の給紙トレイの用紙が使い切られることが多いが、リミットレス給紙が可能な他の給紙トレイの用紙は、中途半端に残ってしまう、ということが起きる。
また、上記プリンタ装置はリミットレス給紙が可能な複数の給紙トレイに予め優先度を付けているが、優先度を付けても、優先度の高い給紙トレイの用紙がページ間或いはジョブ間で補給されると、補給後は、再び優先度の高い給紙トレイから用紙が給紙される。このため、優先度の低い給紙トレイでは、リミットレス給紙が可能な他の給紙トレイの用紙は、中途半端に残ってしまう。
上記のように、給紙トレイに用紙が中途半端に残ってしまい、この給紙トレイに用紙を補給すると、ユーザに次に示すような手間を掛けさせてしまう。即ち、給紙トレイは、通常、500枚の用紙束を単位とした容量とすることを前提に設計されるので、用紙を使い切った場合に、500枚をまとめた束で用紙を補給する際に比べて、用紙が中途半端に残った場合に、500枚の束を切り分けて、補給作業をすることになって、余分の手間が発生してしまうことになる。
本発明は、複数の給紙トレイから要求された記録用紙の給紙制御を可能にする画像形成装置における上記した従来技術の問題を解決すべく、各給紙トレイの用紙を使い切るまで継続的に給紙動作を行わせ、用紙束を補給する作業の軽減化を図ることにある。
請求項1の発明は、複数給紙トレイに格納され、給紙可能な記録用紙の用紙種類情報と各給紙トレイのトレイ識別情報とを関連付けたトレイ情報を管理するトレイ情報管理手段と、印刷要求に指示された記録用紙の種類に対応する給紙トレイを、前記トレイ情報管理手段で管理するトレイ情報を参照して選択し、選択した給紙トレイから記録用紙を給紙する制御を行う給紙制御手段と、印刷要求と伴に入力された印刷データに基づき、給紙される記録用紙に画像を形成する画像形成手段を有した画像形成装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載された画像形成装置において、前記トレイ情報管理手段は、同一種類の記録用紙を格納している給紙トレイに対して使用順位を定める使用順位設定情報を管理し、給紙トレイに用紙が無くなったときに、前記使用順位設定情報の順位に従って、使用する給紙トレイを選択するために参照する前記トレイ情報を書換えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載された画像形成装置において、前記トレイ情報管理手段は、使用順位設定情報を予め定めた固定の使用順位で運用することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2に記載された画像形成装置において、前記トレイ情報管理手段は、使用順位設定情報の順位として、給紙トレイに用紙が無くなった時点における、各給紙トレイの記録用紙の状態を、使用順位を定めるルールに基づいて判断し、得られた使用順位で運用することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載された画像形成装置において、前記使用順位を定めるルールとして、記録用紙の格納時の古い順を適用することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4に記載された画像形成装置において、前記使用順位を定めるルールとして、記録用紙残量の少ない順を適用することを特徴とする。
請求項7の発明は、動作条件を設定する操作手段を備えた請求項4に記載された画像形成装置において、前記使用順位を定めるルールとして、記録用紙の格納時の古い順と記録用紙残量の少ない順のいずれかを選択し、適用することを可能とし、いずれのルールを適用するかを、前記操作手段の設定に従って、決めることを特徴とする。
請求項8の発明は、各給紙トレイの開閉を検知するための検知手段を備えた請求項5又は7に記載された画像形成装置において、前記トレイ情報管理手段は、前記検知手段によるトレイの開閉検知を条件に、該当する給紙トレイを、記録用紙の格納時の古い順を適用する前記使用順位設定情報における使用順位の末尾に設定することを特徴とする。
請求項9の発明は、各給紙トレイの記録用紙残量を検知するための検知手段を備えた請求項6又は7に記載された画像形成装置において、前記トレイ情報管理手段は、前記検知手段による給紙トレイの残量検知時に、検知結果に従い、記録用紙残量の少ない順を適用する前記使用順位設定情報における給紙トレイの使用順位を再設定することを特徴とする。
請求項10の発明は、コピー、スキャナ、プリンタのうちの少なくとも複数の機能を複合させて持つ請求項1乃至9のいずれかに記載された画像形成装置において、前記トレイ情報管理手段は、複合させた全ての機能で1つのトレイ情報及び使用順位設定情報を共有させることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載された画像形成装置において、前記トレイ情報管理手段は、1つの印刷ジョブが終了しても、前記トレイ情報及び使用順位設定情報を保持し続け、保持した該情報を次の印刷ジョブに適用することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1乃至11のいずれかに記載された画像形成装置において、前記トレイ情報管理手段は、電源のOFF/ONを経ても情報が保持可能な記憶手段を用いて、電源OFF時に前記トレイ情報及び使用順位設定情報を保持し、保持した該情報を電源ON時の印刷ジョブに適用することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項1乃至11のいずれかに記載された画像形成装置において、前記トレイ情報管理手段は、電源のOFF/ONが行われた時に、前記トレイ情報及び使用順位設定情報を所定のルールに従い初期化することを特徴とする。
請求項14の発明は、コンピュータを請求項1乃至13のいずれかに記載された画像形成装置が有する前記トレイ情報管理手段及び給紙制御手段として機能させるためのプログラムである。
請求項15の発明は、請求項14に記載されたプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体である。
本発明によると、給紙可能な記録用紙の用紙種類情報と各給紙トレイのトレイ識別情報とを関連付けたトレイ情報によって、給紙に用いるトレイを管理することで、従来の動作で起きていた、ページ間やジョブ間における用紙補給による給紙トレイの切り替わりが起きること無く、各給紙トレイの用紙を使い切るまで、継続して当該トレイの給紙動作を行うことが可能になるので、使い切った後のトレイに、用紙をまとめた束のままで補給することができ、ユーザの作業が軽減化される。
また、コンピュータをこの画像形成装置の特徴構成をなすトレイ情報管理手段及び給紙制御手段として機能させるためのプログラムを使用することによって、この画像形成装置の実施を容易にする。
以下に、本発明の画像形成装置に係る実施形態を示す。
以下には、複数の給紙トレイからユーザの印刷要求に指示された種類の記録用紙を給紙できるプリンタを例に、各給紙トレイの用紙を使い切るまで、そのトレイから継続して給紙する制御に用いるトレイ情報の管理に係る実施形態を示す。
なお、本実施形態では、それぞれの通信インターフェース(I/F)を介してネットワーク接続、或いは直接接続されたホストコンピュータ等の外部のホスト機からの処理要求に応じたプリンタの印刷動作を主に説明するが、プリンタ内部でデータ蓄積をしている場合には、プリンタ本体に装備されているオペレーションパネルからの処理要求に従い、印刷出力を行うようにしてもよい。
図1は、本実施形態に係るプリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プリンタ1はコントローラ2を有する。コントローラ2は、印刷要求の受付時に設定されている制御モード及びこの時にホスト機3若しくはネットワーク15から送られてくる制御コードに従って、要求に係る印字データを、ビデオデータに変換してプリンタエンジン13へ出力する制御機構の総称で、以下のようなモジュールよりなる。
ホストI/F5は、ホスト機3からプリンタ1へ送られてくる制御信号及びデータ、並びにプリンタ1からホスト機3へ送るステータス信号のI/Fである。
ネットワークI/F16は、ネットワーク15からプリンタへ送られてくる制御信号及びデータ、並びにプリンタからネットワークへ送るステータス信号のI/Fである。
CPU9は、プログラムROM6に従って、ホスト機3からのデータ(印字データ,制御データ)を処理する。なお、制御データは、印刷出力に必要な各処理部に対する制御条件を指示するデータで、印刷要求で指示される以外に、機器のオペレーションパネル(後述)の初期設定でも指示され、このデータにより処理条件或いは動作条件が設定される。
RAM(Random Access Memory)10は、CPU9が処理の実行に用いるワークメモリで、ホスト機3からのデータをページ単位に管理して一時記憶するバッファ、及びバッファに記憶されたデータを実際の印字パターンに変換した後に得られるビデオデータを記憶するビットマップメモリ等に使われる。
プログラムROM(Read Only Memory)6には、コントローラ2内でのデータの処理、管理や、周辺モジュールを制御する為のプログラムが格納され、後述するトレイ情報の管理に係る処理を行うためのプログラムもここに搭載される。
HDD(Hard Disk Drive)17は、大容量のデータが保存可能な記憶装置で、電源を切っても、データが消えないので、この性質を利用したデータの保存をする。
NVRAM11は、電源を切ってもデータを保持する不揮発性RAMで、HDD17に比べて速いアクセスができるので、この性質を利用したデータの保存をする。
フォントROM7には、印字に使用されるさまざまな種類のフォントデータが格納される。
エンジンI/F12は、コントローラ2からプリンタエンジン13への制御信号やビデオ信号を送受し、また、プリンタエンジン13からコントローラ2へのステータス信号を送受するためのI/Fである。
プリンタエンジン13は、ここでは、電子写真プロセスで画像を形成するエンジン部で、コントローラ2からのビデオ信号および制御信号により感光体上に静電潜像を作り、トナーにより現像を行い、トナー像を給紙部より給紙される転写紙(記録用紙)に転写、定着させる一連の画像形成プロセスで処理を行う。なお、この実施形態では、給紙部に複数の給紙トレイを持ち、このなかの1トレイが、印刷時に給紙に用いるトレイとして、コントローラ2から指示される。
読取器18は、プリンタエンジン13において、交換する各種部材に関する情報を読取るデバイスで、例えば、該部材に貼付したバーコード等のデータを記したラベルを読取り、情報を取得する。読取ったデータは、エンジンI/F12を介して、コントローラに通知される。本実施形態では、読取器18は、給紙トレイに格納された用紙の情報を該トレイのケースに貼付したラベルから読取るために用いる。
オペレーションパネル4は、プリンタ1の状態を示す表示部、及びプリンタ1のモード、フォント等を切替えるスイッチ部からなる。表示部とスイッチ部は、ユーザにGUI(Graphical User Interface)機能を提供するために、LCD(液晶表示)タッチパネルを採用することができる。
パネルI/F8は、コントローラ2とオペレーションパネル4との間のI/Fである。
上記した構成のプリンタ1におけるデータ処理の概要を説明する。
プリンタ1のコントローラ2は、ホスト機3からの印刷要求等のジョブを受付ける。この時に受取るジョブは、ホスト機3のプリンタドライバにより作成される。
プリンタドライバによって作成されたジョブには、要求に係る印字データに、ユーザI/Fを通して設定された処理条件が、制御データとして付与されている。
ホストI/F5を通してホスト機3から送られてきたジョブを受付けるコントローラ2では、CPU9がプログラムROM6に格納されたデータ解析プログラムを用いて、受付けたジョブの内容を解析し、印字データ及び印字制御データ(SP,CR,LF,HT,VT,…等)とその他に分ける。
印字データ及び印字制御データは、RAM10上の受信バッファに一旦記憶される。
受信バッファに一旦記憶されたこれらのデータは、プログラムROM6上の制御プログラムが一つずつ取り出して、その処理を行う。例えば、取り出したデータが文字コードであれば、印字位置、印字サイズ、文字コード、フォント情報等を備えた中間コードを作成し、RAM10上に設けられた中間バッファに収納する。
制御コードや、エスケープシーケンス等のコマンドであった場合、これらの定義に従った処理を行う。例えば、印字位置の指定であった場合は、次に来た文字コードの位置を指定された位置にし、また、フォントの変更であった場合は、次に来た文字コードのフォント情報を指定されたフォントにする、といった具合に処理を行う。
このようにして、ホスト機3からのプリント命令の処理を終えるか、または処理を行ったデータが1ページ分を超えたら、次に、中間バッファに貯えられた中間コードを、制御プログラムにしたがって、ビデオデータに変換する処理を行う。
ビデオデータへの変換が終了したら、コントローラ2はエンジンI/F12を通して、プリンタエンジン13にプリントスタートの命令を出し、それに同期してビデオデータを転送する。
以上のような一連の流れで、ホスト機3からの要求に係る印字データによって、プリンタエンジン13に印字を行わせ、印刷出力を得る。
次に、上記プリンタ1において、給紙制御に用いる制御情報(トレイ情報)の管理に係る実施形態について詳述する。
上記したデータ処理の流れの一部で、コントローラ2は、印字の際に、印刷要求に指示された用紙へ印字するための制御を行う。この制御は、複数設けた給紙トレイには、各種の用紙が格納されているので、その中から、ユーザの要求に適う1の給紙トレイを選択し、このトレイから給紙動作を行わせる制御である。
ユーザがプリンタドライバのユーザI/Fを通して行う要求は、通常、用紙サイズや紙種等の用紙の種類を指示する方法が採られる。コントローラ2は、印刷要求に指示された用紙の種類から、要求された用紙を格納した1の給紙トレイを選び、これを給紙に用いるトレイとして設定し、給紙を行わせる。なお、ユーザの要求は、給紙トレイを直接指示する方法によって行われる場合もあるが、特殊用紙を決められた給紙トレイで運用する場合に行われる方法であり、本実施形態では主題にしていない。
本実施形態では、印刷要求に指示される種類の用紙を格納した1の給紙トレイを選ぶために、各給紙トレイに格納した用紙の用紙種類情報と、当該用紙を格納したトレイの識別情報を関連付けた“トレイ情報”にて管理する。
“トレイ情報”の管理形態は、例えば、用紙種類情報とトレイの識別情報を関連付けたテーブルの形態で管理する。なお、以下の実施形態では、用紙の種類を用紙サイズとして、単純化し、関連テーブルを“用紙−トレイ”テーブルと称した例を示す。
図2は、用紙サイズに対応して給紙に用いる1のトレイを関連付けた用紙−トレイテーブルの1例を示す。
図2に示す例では、4種(A3,B4 JIS,A4,B5 JIS)のサイズの用紙に対し、ここではトレイ番号で選ばれる1の給紙トレイを引くテーブルが示されている。
この例では、給紙トレイが7あり、そのうちのテーブルに記載のトレイ番号を持つ4給紙トレイに、それぞれA3,B4 JIS,A4,B5 JISのサイズの用紙を格納している。また、全給紙トレイに用紙を格納した状態では、図2のテーブルに記載の無いトレイ番号には、よく使用されるサイズの用紙を格納する。
このように、複数の給紙トレイに同じサイズの用紙が格納された状態では、リミットレス給紙が可能となる。なお、リミットレス給紙は、先に使用している給紙トレイの用紙が無くなったときに、同じサイズの用紙を格納した他の給紙トレイに自動で切り替えて、給紙する動作を指す。
次に、上記の用紙−トレイテーブルを用いて行う給紙制御について、図3に示す制御フローに従い説明する。
図3の制御フローは、印刷を要求するジョブの投入時に、コントローラ2が、当該ジョブの印刷動作を処理するために起動する制御プログラムの一部をなし、プリンタエンジン13の動作を制御する際のフローである。なお、図3の制御フローは、給紙制御の部分を中心にしているので、他の部分は簡略化されている。
この制御フローを開始すると、先ず、印刷を要求するジョブに、給紙するトレイが指定さているか、否かを判定する(ステップS101)。
給紙するトレイが指定されている場合には(ステップS101-YES)、特殊用紙を特定の給紙トレイで使用する、といった設定における指示であるから、その指示に従って、指定された給紙トレイの用紙を使用して印刷を行い(ステップS111)、その後、この制御フローを終了する。
他方、給紙するトレイが指定されていない場合には(ステップS101-NO)、ジョブには用紙サイズが指示されているので、ユーザが指示する用紙サイズから使用する給紙トレイを選び、選んだ給紙トレイからの給紙を行う(ステップS102)。本実施形態では、使用する給紙トレイは、コントローラ2で管理する、用紙サイズと各給紙トレイを対応付けた用紙―トレイテーブル(図2)を参照して、選択する。
選択された給紙トレイからの給紙が、実行中のジョブの印刷が終了する前に、止まる場合があるので、給紙が止まった状態で、当該ジョブの印刷が終了したか、否かを確認する(ステップS103)。
なお、実行中のジョブの印刷が終了する前に、給紙が止まった状態になる場合としては、使用中の給紙トレイに格納された用紙が無くなった場合や、給紙トレイの開閉が行われた場合である。また、給紙トレイに格納された用紙が無くなるのは、用紙を使い切った場合のほか、格納された用紙が別のサイズのものに変更された場合などが考えられる。
給紙が止まった状態になる上記のいずれの場合にも、正常な動作を維持する必要があるので、この制御フローでは、実行中のジョブの印刷が終了していない場合には(ステップS103-NO)、給紙中のトレイに格納された用紙が無くなったか、否かを確認する(ステップS104)。
ここで、給紙中のトレイに格納された用紙が無くなっていなければ(ステップS104-NO)、ステップS102の動作をそのまま続ける。つまり、給紙中のトレイからの給紙を続ける。
他方、給紙中のトレイに格納された用紙が無くなっていれば(ステップS104-YES)、ユーザが指示する用紙サイズを格納した給紙トレイが他にあるか、否かを調べる(ステップS105)。
ここで、同じ用紙サイズの給紙トレイが他に無ければ(ステップS105-NO)、ジョブが完了できないので、オペレーションパネル4の画面に“用紙が無いので、印刷を終了できない”旨の警告表示を行い(ステップS107)、この制御フローを抜ける。
また、ステップS105で、他に指示された用紙サイズを格納した給紙トレイがあれば(ステップS105-YES)、そのトレイの中から次に使用するトレイを決め、決めたトレイに変更するために、用紙−トレイテーブル(図2)のテーブルデータを書換える(ステップS106)。
上記で次に使用するトレイを決める際には、同じ用紙サイズを格納したトレイが複数あることを前提に、予め定めたルールに従って、1のトレイを決める。
このルールの1つは、予め固定的に定めた使用順位とする。固定的に定めたトレイ使用順位としては、例えば、次の方法を採ることができる。即ち、各トレイに格納された用紙のサイズ等の用紙情報は、この実施形態では、各給紙トレイのケースに、用紙情報をバーコードデータで表したラベルを貼付し、このラベルを読取器18によって読取ることによって、取得する。この読取動作は、トレイ1→トレイ2→トレイ3・・・・トレイN→トレイ1・・・ のように、固定的に決められた順番でトレイを走査していく方法を採っている。
よって、このトレイの走査順を、使用するトレイを決める使用順位に転用し、トレイ1→トレイ2→トレイ3・・・・トレイN→トレイ1・・・ のように、固定的に決められた使用順位とする。この順位で同じ用紙サイズを格納したトレイをチェックし、該当するトレイであれば、このトレイを次に使用するトレイに決めるので、用紙サイズの取得と使用トレイの決定を並行して行える点からも、動作等を簡略化することができる。
ステップS106で、次に使用するトレイを上記の方法で決め、用紙−トレイテーブル(図2)のテーブルデータを書換えた後、ステップS102に戻し、再び用紙−トレイテーブルを参照して、使用するトレイを設定する。そのときに、先のステップS106で決めたトレイに変更されるので、変更されたトレイからの給紙を受けて、給紙が止まったときの状態で残っているジョブの印刷が、継続して行われる。
上記したステップS102〜S106は、同じ用紙サイズを格納したトレイが複数あれば、用紙を使い切った後、次々と複数のトレイにわたって、繰返えされ、印刷が終了すれば(ステップS103-YES)、この制御フローを抜ける。
上記制御フローの動作に示したように、給紙可能な用紙のサイズと各給紙トレイのトレイ番号とを関連付けた用紙−トレイテーブルによって、給紙に用いるトレイを管理することで、従来の動作で起きていた、ページ間やジョブ間における用紙補給による給紙トレイの切り替わりが起きることなく、各給紙トレイの用紙を使い切るまで、継続して当該トレイの給紙動作を行うことが可能になるので、中途半端に用紙が残ることがなく、使い切った後のトレイに、用紙をまとめた束のままで補給することができ、ユーザの作業が軽減化される。
上記実施形態では、給紙制御に用いる制御情報(トレイ情報)の管理及び給紙制御に係る基本形態を示した。以下には、上記実施形態をベースに、給紙トレイの用紙を使い切る上記した給紙動作をより強化するために、トレイ使用順位の設定を可変にした実施形態、及び電源ON/OFFにおける用紙−トレイテーブルの管理に係る実施形態、並びに複合機への適用に係る実施形態を示す。
「可変トレイ使用順位」
上記実施形態では、同じ用紙サイズを格納した複数の給紙トレイの中から、次に使用するトレイを決める際のルールを予め固定的に定めた使用順位としたが、次に示す形態は、トレイ使用順位を所定のルール(後述)で可変とする。
カレントの給紙トレイは、上記実施形態で説明したように、用紙を使い切るまで、給紙を続け、用紙が無くなったところで、ルールに従って決めた次の給紙トレイを使用する。ただ、カレントの給紙トレイを使用して給紙をする間に、同じ用紙サイズを格納した他の給紙トレイに用紙が補給される等によって、変動が生じる。この変動は、固定的に定めた使用順位によると、望ましい使用状態から外れる結果になってしまう。
そこで、本来あるべき使用状態に保つためにトレイ使用順位を可変に設定する。
図4は、用紙サイズに対応して給紙に用いる1の給紙トレイを選択するために、トレイ番号に優先度を付けて関連付けた用紙−トレイテーブルの1例を示す。
図4に示す例では、4種(A3,B4 JIS,A4,B5 JIS)のサイズの用紙に対し、ここでは選ばれる給紙トレイをトレイ番号で引くテーブルが示されている。
この例では、トレイ番号に優先度を付けて7つある給紙トレイを、それぞれA3,B4
JIS,A4,B5 JISのサイズの用紙に対応付けている。図4の例では、A3サイズの用紙に優先度の高い方から低い方に、トレイ3−トレイ2−トレイ4を設定している。
このように、複数の給紙トレイに同じサイズの用紙が格納された状態では、リミットレス給紙で使用する給紙トレイの順位を優先度の高い方から順に選択していく。
可変設定するトレイ使用順位は、所定のルール(後述)に従い決め、決めた順位を使用順位設定情報として管理し、用紙−トレイテーブル(図4)に反映させる。
使用順位設定情報を取得するタイミングは、基本的には、給紙トレイに用紙が補給される等によって、格納状況の変動が予測される場合であり、変動が無ければ、先に取得した情報を使用し続け、用紙−トレイテーブルを書換える必要もない。なお、給紙トレイへの用紙の補給による格納状況の変動は、後述するように、給紙トレイの開閉検知によって、推定する方法があるが、この方法以外に有効な方法を採ることができない場合には、適当に定めた時間間隔で行ってもよい。
従って、トレイ使用順位を可変に設定するこの実施形態では、上記した固定の設定の場合に、図3の制御フローのステップS106で行うとした用紙−トレイテーブルの書換えは、図3の制御フローとは別に行う。ただし、用紙−トレイテーブルの書換えを除き、当該テーブルを用いて行う給紙制御は、基本的に図3の制御フローに従う。
なお、用紙−トレイテーブルの電源ON/OFF時或いは印刷ジョブの切替わり時の管理については、後述する。
“使用順位の決定ルールI ”
可変設定するトレイ使用順位を決定するルールについて説明する。
このルールの1つは、古い用紙の格納された給紙トレイから順に使用順位を決める、という考え方によるルール(“使用順位の決定ルールI ”という)である。
このルールに従った管理を行うために、この実施形態では、給紙トレイに補給を行ったタイミングが古い順に、優先順位を付ける。
この様なルールに従って、給紙トレイの使用順位を管理するためには、給紙トレイへの用紙の補給を検知する必要があり、ここでは、用紙補給時に行われる給紙トレイの開閉を各給紙トレイに設けたセンサで検知し、センサの検知信号により、当該給紙トレイへの用紙補給を推定する。
給紙トレイの使用順位を管理する動作は、次の手順で行う。即ち、各給紙トレイに設けたトレイの開閉検知センサの検知信号の出力によって、「用紙が補給されたトレイ」を認識する。当該トレイは、最も新しく補給された給紙トレイであるから、使用順位の決定ルールIでは、使用順位が最も低い。よって、トレイ番号に優先度を付けて関連付けた用紙−トレイテーブル(図4、参照)で、優先度の最も低い位置(末尾)に記載する。
こうした管理をすることで、最も優先度の高い給紙トレイが、最も古い用紙の格納された給紙トレイとなり、この給紙トレイから順に給紙動作が行われると、「新しい用紙よりも古い用紙から使いたい」というユーザのニーズに応えることができる。
“使用順位の決定ルールII ”
可変設定するトレイ使用順位を決定する第2のルールについて説明する。
このルールは、用紙残量の少ない給紙トレイから順に使用順位を決める、という考え方によるルール(“使用順位の決定ルールII ”という)である。
このルールに従って、給紙トレイの使用順位を管理するためには、各給紙トレイの用紙残量を検知する必要があり、ここでは、例えば、積載状態で格納された用紙の上端の高さをセンサで検知し、用紙残量を求める方法を採用することができる。
用紙の使用順位を管理する動作は、次の手順で行う。即ち、各給紙トレイに設けた用紙上端の高さセンサの検知信号によって求めることができる、残量の多少により各給紙トレイの順位を認識する。使用順位の決定ルールIIでは、残量が少ないほど、使用順位が高い。よって、トレイ番号に優先度を付けて関連付けた用紙−トレイテーブル(図4、参照)で、残量か最も少ない給紙トレイを優先度の最も高い位置(先頭)に記載し、次からは、残量の少ない順に記載する。
こうした管理をすることで、最も用紙残量の少ない給紙トレイから順に給紙動作が行われることになって、「中途半端に用紙が残ることがなく、使い切った後のトレイに、用紙をまとめた束のままで補給できるようにする」という所期の目的に対し、合理性を有する給紙動作を実現できる。
「可変トレイ使用順位のモード設定」
可変設定するトレイ使用順位を決定するルールとして、上記では、決定ルールI 及びIIの2ルールを示した。どちらの決定ルールを用いるかは、ニーズに応じてユーザが選択できるようにすることが望ましい。
そこで、本実施形態では、オペレーションパネル4からユーザの操作によって、どちらの決定ルールを用いた動作にするかを選択し、指示するモード設定ができるようにする。
図5は、オペレーションパネル4のLCDタッチパネルに表示するこのモード設定画面の1例を示す図である。
本実施形態では、プリンタ1の初期設定で、このモード設定を行うことができるようにしている。図5に示すように、初期設定のメニュー画面から呼び出した「自動トレイ選択優先度設定」というタイトルで表示した窓には、「古い順」(トレイ使用順位決定ルールI )と「用紙残量の少ない順」(トレイ使用順位決定ルールII )のどちらかを選択するためのキーを設ける。このキーのいずれかを押下した後、設定キーを押下する操作を行うことにより、設定が完了する。
なお、実施形態としては、トレイ使用順位の設定を図5に示す画面で設定しない場合には、固定の設定(図2のテーブルに関する説明、参照)にし、可変の設定をする場合には、図5に示す画面で設定を指示する方法をとることができる。
「印刷ジョブ終了時の用紙−トレイテーブルの管理」
通常、1の印刷ジョブが終了した後、次の印刷ジョブを受入れる前に、制御条件等の設定が初期化される。
用紙−トレイテーブルを用いて行う給紙制御においても、印刷ジョブの切り替わりで、初期化を行い、通常の動作によれば、用紙−トレイテーブルが初期化される。このとき、用紙−トレイテーブル(図2)には、初期化時に毎回行うように、予め定めた給紙トレイの順番における先頭のトレイが記載され、給紙に使用するトレイとして選択される。このため、先行する印刷ジョブのプリント出力に使用していた給紙トレイからの給紙が引き継げず、中途半端に用紙が残ることになって、用紙を使い切ることができない。
そこで、この不具合を改善するための用紙−トレイテーブルの管理方法を以下のようにする。次の印刷ジョブを受入れる前に通常行われる初期化において、プリント出力に用いていた用紙−トレイテーブルの初期化はしないで、次の印刷ジョブの給紙制御に用いるために、先行ジョブで用いたテーブルをそのままの状態で維持する。従って、次の印刷ジョブに、先行する印刷ジョブのプリント出力に使用していた給紙トレイからの給紙制御を引き継ぐことができる。
上記したように、前後する印刷ジョブ間で用紙−トレイテーブルをそのまま引き継ぐ管理をすることで、同じ給紙トレイから給紙されることになって、中途半端に用紙を残すことなく、用紙を使い切ることができる。
「電源ON/OFF時の用紙−トレイテーブルの管理」
プリンタ1の電源が切られ、その後、電源が再投入される時に制御条件等の設定が初期化される。
用紙−トレイテーブルを用いて行う給紙制御においても、電源の再投入時に用紙−トレイテーブルが初期化される。このとき、上記した印刷ジョブ終了時と同様に、給紙に使用するトレイが新たに選択される。このため、電源OFF時に使用していた給紙トレイからの給紙が引き継げず、中途半端に用紙が残ることになって、用紙を使い切ることができない。
そこで、この不具合を改善するための用紙−トレイテーブルの管理方法として、以下の2方法を示す。
“電源OFF時の用紙−トレイテーブルの再現”
電源OFF時に給紙制御に用いていた用紙−トレイテーブルをHDD17、NVRAM11等の不揮発性の記憶装置に記憶し、再投入後には、記憶した用紙−トレイテーブルを給紙制御に用いるために、ワークメモリに再読込みする。
トレイ使用順位を固定の設定とする実施形態(図2、参照)、或いはトレイ使用順位を可変の設定とする実施形態(図4、参照)のどちらも、電源OFF時に用いていた用紙−トレイテーブルを不揮発性の記憶装置に記憶し、再投入後に、電源OFF時にそれぞれ行っていた給紙制御の設定を再現する。
上記した方法によって、電源ON/OFF時において、用紙−トレイテーブルを管理することで、電源を切る前と同じ給紙トレイからの給紙を実現し、中途半端に用紙を残すことなく、用紙を使い切ることができる。
“トレイ使用順位の再設定”
電源再投入後に、電源を切った時に記憶した用紙−トレイテーブルを再現し、給紙制御を引継ぐ、上記の方法は、ユーザにとって分かり易い、というメリットがある。ただ、トレイ使用順位を、用紙残量の少ない給紙トレイの順に決める(上記“使用順位の決定ルールII ”)場合には、電源を切っている間に用紙が補給されるといった、状況の変動が想定され、こうした状況では、電源を切った時に記憶した用紙−トレイテーブルを再現しても、ルールを守れない。
そこで、用紙残量の少ない給紙トレイの順にトレイ使用順位を決める方法を採用して動作を行わせる場合には、電源の再投入時に行う初期化で、当該方法によって、用紙残量の少ない給紙トレイの順を決定し、用紙−トレイテーブルを再設定する。
上記した方法によって、電源ON/OFF時において、用紙−トレイテーブルを管理することで、用紙残量の現状に合った用紙−トレイテーブルを用いて給紙制御を行い、中途半端に用紙を残すことなく、用紙を使い切る、という初期の目的をより確実に実現できる。
「複合機への適用」
上記は、プリンタを対象にした実施形態を示したが、この実施形態では、適用対象をコピー、スキャナ、プリンタのうちの少なくとも複数の機能を複合させて持つ複合機とする。複合機に適用する場合、それぞれの機能において、用紙−トレイテーブルを用いる給紙制御を統一して行わせないと、この制御を行う意味が減殺されてしまう。
そこで、全機能で共通の用紙―トレイテーブルを用いるようにし、各機能で印刷要求が指示されたジョブを処理する際に、共通の用紙―トレイテーブルを参照することによって、どの機能を用いて給紙した場合でも、同じ用紙サイズであれば同じ給紙トレイから給紙する動作を行わせる。
本発明の実施形態に係るプリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。 用紙サイズに対応して給紙に用いる1のトレイを関連付けた用紙−トレイテーブルの1例を示す図である。 印刷出力の際に用紙−トレイテーブルを用いて行う給紙制御のフロー図である。 優先度を付けて用紙サイズとトレイ番号を関連付けた用紙−トレイテーブルの1例を示す図である。 トレイ使用順位を「古い順」と「用紙残量の少ない順」のキー操作により選択するオペレーションパネルの設定画面を示す図である。
符号の説明
1・・プリンタ、2・・コントローラ、3・・ホスト機、4・・オペレーションパネル、5・・ホストI/F、6・・プログラムROM、8・・パネルI/F、9・・CPU、10・・RAM、12・・エンジンI/F、13・・プリンタエンジン、15・・ネットワーク、16・・ネットワークI/F、17・・HDD、18・・読取器。

Claims (15)

  1. 複数給紙トレイに格納され、給紙可能な記録用紙の用紙種類情報と各給紙トレイのトレイ識別情報とを関連付けたトレイ情報を管理するトレイ情報管理手段と、
    印刷要求に指示された記録用紙の種類に対応する給紙トレイを、前記トレイ情報管理手段で管理するトレイ情報を参照して選択し、選択した給紙トレイから記録用紙を給紙する制御を行う給紙制御手段と、
    印刷要求と伴に入力された印刷データに基づき、給紙される記録用紙に画像を形成する画像形成手段を有した画像形成装置。
  2. 請求項1に記載された画像形成装置において、
    前記トレイ情報管理手段は、同一種類の記録用紙を格納している給紙トレイに対して使用順位を定める使用順位設定情報を管理し、
    給紙トレイに用紙が無くなったときに、前記使用順位設定情報の順位に従って、使用する給紙トレイを選択するために参照する前記トレイ情報を書換えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載された画像形成装置において、
    前記トレイ情報管理手段は、使用順位設定情報を予め定めた固定の使用順位で運用することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2に記載された画像形成装置において、
    前記トレイ情報管理手段は、使用順位設定情報の順位として、給紙トレイに用紙が無くなった時点における、各給紙トレイの記録用紙の状態を、使用順位を定めるルールに基づいて判断し、得られた使用順位で運用することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載された画像形成装置において、
    前記使用順位を定めるルールとして、記録用紙の格納時の古い順を適用することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4に記載された画像形成装置において、
    前記使用順位を定めるルールとして、記録用紙残量の少ない順を適用することを特徴とする画像形成装置。
  7. 動作条件を設定する操作手段を備えた請求項4に記載された画像形成装置において、
    前記使用順位を定めるルールとして、記録用紙の格納時の古い順と記録用紙残量の少ない順のいずれかを選択し、適用することを可能とし、
    いずれのルールを適用するかを、前記操作手段の設定に従って、決めることを特徴とする画像形成装置。
  8. 各給紙トレイの開閉を検知するための検知手段を備えた請求項5又は7に記載された画像形成装置において、
    前記トレイ情報管理手段は、前記検知手段によるトレイの開閉検知を条件に、該当する給紙トレイを、記録用紙の格納時の古い順を適用する前記使用順位設定情報における使用順位の末尾に設定することを特徴とする画像形成装置。
  9. 各給紙トレイの記録用紙残量を検知するための検知手段を備えた請求項6又は7に記載された画像形成装置において、
    前記トレイ情報管理手段は、前記検知手段による給紙トレイの残量検知時に、検知結果に従い、記録用紙残量の少ない順を適用する前記使用順位設定情報における給紙トレイの使用順位を再設定することを特徴とする画像形成装置。
  10. コピー、スキャナ、プリンタのうちの少なくとも複数の機能を複合させて持つ請求項1乃至9のいずれかに記載された画像形成装置において、
    前記トレイ情報管理手段は、複合させた全ての機能で1つのトレイ情報及び使用順位設定情報を共有させることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載された画像形成装置において、
    前記トレイ情報管理手段は、1つの印刷ジョブが終了しても、前記トレイ情報及び使用順位設定情報を保持し続け、保持した該情報を次の印刷ジョブに適用することを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかに記載された画像形成装置において、
    前記トレイ情報管理手段は、電源のOFF/ONを経ても情報が保持可能な記憶手段を用いて、電源OFF時に前記トレイ情報及び使用順位設定情報を保持し、保持した該情報を電源ON時の印刷ジョブに適用することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項1乃至11のいずれかに記載された画像形成装置において、
    前記トレイ情報管理手段は、電源のOFF/ONが行われた時に、前記トレイ情報及び使用順位設定情報を所定のルールに従い初期化することを特徴とする画像形成装置。
  14. コンピュータを請求項1乃至13のいずれかに記載された画像形成装置が有する前記トレイ情報管理手段及び給紙制御手段として機能させるためのプログラム。
  15. 請求項14に記載されたプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体。
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