JP2006116233A - 遊技機における演出用表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 新たな視覚的演出効果を発揮することのできる遊技機における演出用表示装置を提供する。
【解決手段】 演出画像が表示される液晶画面を、2つの液晶ディスプレイ装置21R、Lで分割し、各液晶ディスプレイ装置21R、Lを独立して移動させる移動機構3を設ける。移動機構3は、リードスクリュー33L、Rと、移動台34L、Rと、ステッピングモータ32L、Rを備え、ステッピングモータ32L、Rの回転により、各液晶ディスプレイ装置21R、Lの移動量を制御する。各液晶ディスプレイ装置21R、Lを支持する移動台34L、Rは、これに挿通する2本のリードスクリュー33L、Rによって支持され、その内の1本のリードスクリュー33L、Rによって往復駆動する。
【選択図】図3
【解決手段】 演出画像が表示される液晶画面を、2つの液晶ディスプレイ装置21R、Lで分割し、各液晶ディスプレイ装置21R、Lを独立して移動させる移動機構3を設ける。移動機構3は、リードスクリュー33L、Rと、移動台34L、Rと、ステッピングモータ32L、Rを備え、ステッピングモータ32L、Rの回転により、各液晶ディスプレイ装置21R、Lの移動量を制御する。各液晶ディスプレイ装置21R、Lを支持する移動台34L、Rは、これに挿通する2本のリードスクリュー33L、Rによって支持され、その内の1本のリードスクリュー33L、Rによって往復駆動する。
【選択図】図3
Description
この発明は、たとえばパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ」と言う。)や回胴式遊技機(以下、単に「スロットマシン」と言う。)等の遊技機に係り、詳しくは、遊技状態に応じて特定の情報を表示する表示手段を有する遊技機に関するものである。
従来、遊技機としてパチンコやスロットマシンが普及している。これらの遊技機においては、遊技の進行とともに、遊技に附帯して各種の演出をする演出装置が設けられている。
例えば、パチンコにおいては、液晶画面が設けられ、遊技球が特定の賞口に投入されると、液晶画面において、数種の演出画像が表示され、遊技者に対して遊技内容を演出する装置が設けられている。液晶画面には、複数の登場人物が登場する物語であったり、または複数の人間が戦う場面などの演出手法のほか、スロットマシンのように3つのリールが表示され、これらのリールが回転し役がそろうといった遊技の進行が表示されるなど、表示される画像の内容は任意に決定でき、多数種類の演出に利用できるといった点がある。
また、スロットマシンにおいても、ボーナス当選など遊技内容に応じて、液晶画面に表示される画像を変更し、遊技内容を任意の方法で演出することが行われている。
液晶画面による演出は、画面に表示する内容を任意に設定できるという点で、極めて有利であり、現在の多く遊技機において取り付けられている。
上記のように液晶画面を介して演出を行う装置には以下のようなものが挙げられる。
特開2004−229733号公報
特開2004−229738号公報
従来の液晶画面を用いた演出装置において、さらに演出効果を上げるために、例えば特許文献1に記載のように、画面に表示される画像パターンを変更し、或は、特許文献2に記載のように、画面自体をより大きくするなどの提案がなされている。
しかし、液晶画面による演出には、限界がある。例えば、液晶画面は遊技機に予め組み込まれて設定されているため、画像表示される領域は液晶画面が組み込まれている範囲に限られる。従って、遊技者は、液晶画面が組み込まれている領域内でのみ演出画像が表示されることを容易に予想できるので、演出に対して遊技者が注意を向けるのは、画面の範囲内に限られ、画像や画像に伴う効果音などにより演出効果を上げる以外に方法がなく、遊技者の予想を超えた意外性により演出効果をさらに発揮することは難しい。
このように表示画面を用いた演出装置において、遊技の演出効果をより一層向上させるための新たな装置の提案が望まれている。
この発明の目的は、新たな視覚的演出効果を発揮することのできる遊技機における演出用表示装置を提供することにある。
以上のような問題を解決する本発明は、以下のような構成を有する。
(1) 遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段と、
前記遊技制御手段からの信号に応じて、画像情報を制御する画像制御手段と、
画像制御手段からの信号に応じた画像を表示する画像表示画面とを有する演出用表示装置であって、
前記画像表示画面は、相互に端部が突き合わされた2つの画面単体と、
隣接する前記各画面単体を移動可能に保持する移動手段とを有し、
前記移動手段は、各画面単体の移動方向をそれぞれ規制する2つのガイド手段と、
該ガイド手段に沿って移動可能に各設けられ、前記画面単体に接続される2つの移動単体と、
該各移動単体をそれぞれ移動させる移動駆動手段とを備え、
前記ガイド手段は平行に並設され、一方の画面単体のガイド手段は、他方の画面単体を支持する支持手段として機能することを特徴する遊技機における演出用表示装置。
(1) 遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段と、
前記遊技制御手段からの信号に応じて、画像情報を制御する画像制御手段と、
画像制御手段からの信号に応じた画像を表示する画像表示画面とを有する演出用表示装置であって、
前記画像表示画面は、相互に端部が突き合わされた2つの画面単体と、
隣接する前記各画面単体を移動可能に保持する移動手段とを有し、
前記移動手段は、各画面単体の移動方向をそれぞれ規制する2つのガイド手段と、
該ガイド手段に沿って移動可能に各設けられ、前記画面単体に接続される2つの移動単体と、
該各移動単体をそれぞれ移動させる移動駆動手段とを備え、
前記ガイド手段は平行に並設され、一方の画面単体のガイド手段は、他方の画面単体を支持する支持手段として機能することを特徴する遊技機における演出用表示装置。
(2) 前記移動駆動手段は、各ガイド手段毎に設けられている上記(1)に記載の遊技機における演出用表示装置。
(3) 前記移動駆動手段は、前記各ガイド手段の同じ方向の端部に設けられている上記(2)に記載の遊技機における演出用表示装置。
(4) ガイド手段は、回動自在に設けられたリードスクリューであり、
前記移動単体は、前記画面単体に固定され該リードスクリューに螺合されたナットであり、
移動駆動手段は、前記リードスクリューを回動駆動させる駆動モータである上記(1)〜(3)のいずれか1に記載の遊技機における演出用表示装置。
前記移動単体は、前記画面単体に固定され該リードスクリューに螺合されたナットであり、
移動駆動手段は、前記リードスクリューを回動駆動させる駆動モータである上記(1)〜(3)のいずれか1に記載の遊技機における演出用表示装置。
(5) 画面単体は、液晶ディスプレイである上記(1)〜(4)のいずれか1に記載の遊技機における演出用表示装置。
請求項1に記載の発明によると、遊技状態に応じて画像が生成され、生成された画像が画像表示画面に表示される。この画像表示画面は、2つの画面単体に分割されており、移動手段によって、この画面単体が移動することで、画像表示画面が設置されている範囲外に画面が移動することとなり、演出効果が向上する。また、移動方向により、各画面単体が別れて移動することとなり、さらに以外性が増して、演出効果が向上する。
2つの画面単体の移動手段は、それぞれのガイド手段が互いに平行な状態で並設されているので、ガイド手段の配置スペースを小型化でき、遊技機内での移動手段の配置スペースを確保することが容易となる。
また、一方のガイド手段が他方の画面単体を支持する支持部材としての作用を発揮するので、他の支持構造を設けることなく、簡易な構成により画面単体を支持する構成を得ることができ、移動手段の小型化を図ることができる。
また、一方のガイド手段が他方の画面単体を支持する支持部材としての作用を発揮するので、他の支持構造を設けることなく、簡易な構成により画面単体を支持する構成を得ることができ、移動手段の小型化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によると、移動駆動手段が各ガイド手段毎に設けられているので、各画面単体の動きを容易に制御できる。
請求項3に記載の発明によると、移動駆動手段を同じ側に設けることで、対となっている移動駆動手段の組み付け作用を簡易にすることができる。また、例えば、移動駆動手段と遊技機との配線接続位置をまとめることが容易となるので、本発明の演出用表示装置の遊技機への組み付けが容易となる。
請求項3に記載の発明によると、移動駆動手段を同じ側に設けることで、対となっている移動駆動手段の組み付け作用を簡易にすることができる。また、例えば、移動駆動手段と遊技機との配線接続位置をまとめることが容易となるので、本発明の演出用表示装置の遊技機への組み付けが容易となる。
請求項4に記載の発明によると、リードスクリューと、リードスクリューの螺旋に係合するナットを備えており、リードスクリューは、モータにより回動するため、リードスクリューの回転量を制御することで、画像単体の移動位置を正確に制御することができる。
請求項5に記載の発明によると、画面単体を液晶ディスプレイとすれば、ディスプレイ装置が板状であるために、演出装置全体を平たく構成することが可能となり、遊技機筐体内に装填することが容易となる。また、液晶ディスプレイを用いることによって、相互に付き合わされる端部の枠体を幅狭に構成とすることが可能となる。このため、画面単体を突き合わせて1つの表示画面を構成した場合に、画面単体の間の突合せ部分を目立たない構成とすることが可能となり、2つの液晶ディスプレイで構成された1つの画面に表示される画像を、遊技者は、違和感なく観賞することができる。
以下、本発明の実施形態として、遊技機における演出用表示装置をスロットマシンに用いた場合について、図1乃至図3を参照して説明する。なお、図1は本スロットマシン100の外部構造を示した正面図、図2は本スロットマシン100の内部構造を示した全体斜視図である。
図1において、本スロットマシン100は、遊技者に面するフロントドア101と、フロントドア101が開閉可能に取り付けられた後述の筐体102とを備えて構成されている。フロントドア101は、上部パネル部103と中部パネル104と下部パネル部105とを備え、全体的に金属製のフレーム(図示略)と硬質プラスチックで成形された前面パネルとで形成されることによって、機械的に強固な構造を有している。
上部パネル部は103には、上部ランプと呼ばれる演出用ランプ103aと、スピーカが取り付けられた放音部103b、103cと、液晶ディスプレイ等で形成された画像表示装置としての演出用表示装置103dが設けられている。
中部パネル部104には、複数個(本実施形態では3個)の回胴リールR1,R2,R3を備えた回胴リール装置200が設けられる。なお、回胴リールR1,R2,R3の前面には、透明な硬質プラスチック板で形成された略長方形の透過窓WDが設けられ、これによって回胴リール装置200を外部から保護すると共に、遊技者が透過窓WDを介して回胴リールR1,R2,R3を見ることが可能となっている。
更に、中部パネル部104の下端には遊技者が操作するための操作部104cが設けられ、当該操作部104cには、遊技メダルを投入するためのメダル投入部MDと、1ゲーム当たりのメダル数を提示するためのベッドボタンB1,マックスベッドボタンB2と、1ゲームの開始を指示するためのスタートレバーSTと、回転中の回胴リールR1,R2,R3を個別に停止させるための3個のストップボタンSP1,SP2,SP3が設けられている。ベッドボタンB1、スタートレバーST、マックスベッドボタンB2、ストップボタンSP1,SP2,SP3によって、遊技操作入力手段が構成される。
メダルの貯留には、貯留可能な上限の枚数が決められており、この実施形態では、50枚に決められている。この枚数を越えてメダル投入部MDから投入されたメダルは、後述の排出口105aから返却される。
下部パネル部105には、本スロットマシン100のゲーム内容に関連した画象等(図示略)が描かれており、遊技者の取得したメダルを払い出すための排出口105a及び受皿105bと、スピーカが取り付けられた放音部105cが設けられている。
下部パネル部105には、本スロットマシン100のゲーム内容に関連した画象等(図示略)が描かれており、遊技者の取得したメダルを払い出すための排出口105a及び受皿105bと、スピーカが取り付けられた放音部105cが設けられている。
次に、図2を参照して、フロントドア101の裏面構造と、筐体102の内部構造を概説する。なお、図2はフロントドア101を開錠して筐体102から開いた状態を表している。同図において、フロントドア101の裏面上部に、上述の放音部103b,103cを構成するスピーカSR,SL(図示しない)が設けられると共に、スピーカSR,SLの間には、演出用表示装置103dが取り付けられている。
演出用表示装置103dの下方には、上述の透過窓WDと中部パネル部104のパネル面とが形成された略長方形の枠体104dが取り付けられている。枠体104dと演出用表示装置103dとの間には、サブ制御基板300が配置されている。
枠体104dの下方には、メダル投入部MDより投入される投入物を正規の遊技メダルか異物か判別して振り分ける振分機構G0で振分けられた遊技メダルを筐体102側に設けられているホッパ装置HPへ案内するガイド部材GIと、振分機構G0で振分けられた異物を排出口105aへ案内して排出するガイド部材G2と、ホッパ装置HPから出力される払い出し用のメダルを排出口105aへ案内して出力するガイド部材G3が設けられ、更に排出口105aの近傍に、スピーカSWが放音部105cに対応させて取り付けられている。
更に、上述の枠体104dと振分機構G0との間の領域に長尺状の中央表示基板400が取り付けられ、当該中央表示基板400の裏面側の一端に、設定ボタンCSと、数字の0から6までのセグメント表示を行う発光ダイオードで形成された設定表示素子CTが設けられている。
筐体102内には、主電源装置PWUと、ホッパ装置HPから溢れた遊技メダルを収容するための補助貯留部SHPと、状述の透過窓WDに対向する回胴リールR1,R2,R3を備えた回胴リール装置200の上端に回胴装置基板600、回胴リール装置200の上方に主制御基板700、筐体102の内壁の一端に外部集中端子装置としての外部集中基板800が夫々取り付けられている。
上述の主制御基板700と、サブ制御基板300、回胴装置基板600、中央表示基板400、電源装置基板500及び外部集中端子基板800は、何れも導電性配線パターンの形成された絶緑性樹脂基板上に集積回路装置(IC)やトランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品が搭載されて配線接続されたいわゆる電気回路基板として形成され、特に、主制御基板700とサブ制御基板300と外部集中端子基板800は、夫々硬質プラスチックの収納ケース内に個別に収納されたユニット構造となっている。
主制御基板700は、各信号の入出力を総括し、モニタを有しているものである。また、サブ制御基板300は、演出用の画像、投射する視覚情報としての画像や文字、ランプ、蛍光灯、及び効果音を制御し、スピーカから出力する効果音の音量を切り換えるための音量スイッチを有している。
次に、演出用表示装置103dの構成について説明する。図3は、演出用表示装置103dの構成を示す分解斜視図である。また、図4は、演出用表示装置103dの全体斜視図である。
演出用表示装置103dは、画像単体である液晶ディスプレイ21R、21Lからなる前面表示部20と、各液晶ディスプレイ21R、21Lを、それぞれ移動させる移動手段としての移動機構3を備えている。
演出用表示装置103dは、画像単体である液晶ディスプレイ21R、21Lからなる前面表示部20と、各液晶ディスプレイ21R、21Lを、それぞれ移動させる移動手段としての移動機構3を備えている。
移動機構3は、図2に示されているように、フロントドア101の裏面に取り付けられている。移動機構3は、矩形板状の基材31と、基材31の両端に固定された支持材311、312とからなる支持部材30と、支持部材30の支持材311、312の間に回動自在に支持された2つのリードスクリュー33L、33Rと、リードスクリュー33L、33Rの一端に接続されたステッピングモータ32L、32Rと、リードスクリュー33L、33Rに螺合するナットを供えた移動台34L、34Rとを備えている。
支持部材30は、直接又は間接的にフロントドア101の裏面に固定されており、支持材311、312は、相互に平行となるように、基材31に固定されている。2本のリードスクリュー33L、33Rは、両端が支持材311、312に回動自在に支持されている。2つのリードスクリュー33L、33Rは、相互に平行となるように支持され、かつ表示画面210L、210Rの表面に略平行な面内に位置する様に配置されている。リードスクリュー33L、33Rの配置スペースを、表示画面の奥行き方向に小さくすることができ、配置スペースの小さな遊技機内においても、本発明である演出表示装置を装着することが容易となる。
一方の支持材312には、リードスクリュー33L、33Rの反対側の側面に、ステッピングモータ32L、32Rが固定されている。そして、各ステッピングモータ32L、32Rの駆動軸は、支持材312を貫通し、リードスクリュー33L、33Rの一端にそれぞれ接続され、各ステッピングモータ32L、32Rの駆動軸と各リードスクリュー33L、33Rが、別個に一体回動する構成となっている。
また、リードスクリュー33L、は、2つの移動台34L、34Rにそれぞれ形成されている挿通孔341L、341Rに同時に挿通し、リードスクリュー33Rは、2つの移動台34L、34Rにそれぞれ形成されている挿通孔342L、342Rに同時に挿通している。各リードスクリュー33L、33Rは、各挿通孔341L、341R、342L、342Rに対して、摺動自在に挿通しており、2つのリードスクリュー33L、33Rによって、各移動台34L、34Rが支持される構成となっている。各リードスクリュー33L、33Rの外周面には、螺旋状に溝330が形成されており、移動台34L、34Rには、それぞれ一方のリードスクリュー33L、33Rに嵌り込むナット構造が設けられている。
例えば、移動台34Rには、リードスクリュー33Rの表面が露出する孔345Rが形成されている。この孔345Rには、リードスクリュー33Rの溝330に先端が摺動自在に挿入されるピン344を備えたナット部材343Rが装着される。
例えば、移動台34Rには、リードスクリュー33Rの表面が露出する孔345Rが形成されている。この孔345Rには、リードスクリュー33Rの溝330に先端が摺動自在に挿入されるピン344を備えたナット部材343Rが装着される。
ナット部材343Rが、孔34Rに装着されるとピン344の先端が溝330内に挿入された状態となり、リードスクリュー33Rが回動すると、溝330によって、ピン344が、リードスクリュー33Rの軸方向に移動する構成となっている。このとき、他方のリードスクリュー33Lに対しては、ピンが挿入されていないので、移動台34Rは自由に移動でき、リードスクリュー33Lは、単に移動台34Rの姿勢を支持する作用を有する。
他方の移動台34Lも、同様の構成を備えている。移動台34Lには、リードスクリュー33Lの溝330に挿入されるピンを備えたナット部材343Lが装着される。そして、移動台34Lは、リードスクリュー33Lの回動に基づいて、その軸方向に移動する。
移動台34L、34Rには、液晶ディスプレイ装置21R、21Lが固定される。液晶ディスプレイ装置21R、21Lの下側には、それぞれ接続部212L、212Rが突出して設けられ、この接続部212L、212Rは、移動台34L、34Rにそれぞれ固定される。これにより、移動台34L、34Rと一体として、液晶ディスプレイ装置21L、21Rが、それぞれ移動する構成となる。
液晶ディスプレイ装置21L、21Rは、正面側に液晶画面210L、210Rを有している。液晶画面210L、210Rは、互いに対向する端辺の枠部分213L、213Rが他の部分よりも細く形成されている。つまり、左側の液晶ディスプレイ装置21Lでは、右端辺の枠部分213Lが、右側の液晶ディスプレイ装置21Rでは、左端辺の枠部分213Rが、それぞれ他の部分より細く形成されている。液晶画面210L、210Rをこのような構成とすることによって、各枠部分213L、213Rを突き合わせて、液晶画面210Lと、液晶画面210Rとを合成した画面に、1つの画像を表示した際に、突き合せ部分を目立たないように構成することができる。
以上のような機構において、液晶ディスプレイ装置21R、21Lは、左右に移動可能となり、前面表示部20は、図4に示されているように、画面210L、210Rが左右に分かれた状態と、中央で接触し1つの画面を構成した状態とに変更可能に構成される。
以上のような機構において、液晶ディスプレイ装置21R、21Lは、左右に移動可能となり、前面表示部20は、図4に示されているように、画面210L、210Rが左右に分かれた状態と、中央で接触し1つの画面を構成した状態とに変更可能に構成される。
以上のような移動機構3の構成によって、液晶ディスプレイ装置21Rは、移動範囲WL内で、液晶ディスプレイ装置21Lは、移動範囲WR内で移動可能に構成され、それぞれの移動範囲内で、独自の位置に移動することができる。図4に示されている範囲は、液晶ディスプレイ装置21R、21Lの中央点Mの移動範囲を示すものである。図4において、想像線で示す位置が、液晶ディスプレイ装置21R、21Lが最も外側に位置した際の位置を示すものである。
例えば、液晶ディスプレイ装置21R、21Lを突き合わせて、1つの画面を構成した状態で、左右に移動させる、或は、相互に接触しない範囲で、任意の位置にそれぞれの液晶ディスプレイ装置21R、21Lを移動させることが可能となる。
以上のような構成において、リードスクリュー33L、33Rによって、ガイド手段が構成される。移動台34L、34Rによって移動単体が構成される。ステッピングモータ32L、32Rによって移動駆動手段が構成される。
上記構成では、2つのステッピングモータ32L、32Rは、リードスクリュー33L、33Rの一方の端に設けられているので、複数の配線をまとめて束にすることができ、配線の引き回しを簡易にすることができる。
上記構成では、2つのステッピングモータ32L、32Rは、リードスクリュー33L、33Rの一方の端に設けられているので、複数の配線をまとめて束にすることができ、配線の引き回しを簡易にすることができる。
上記構成の他、ステッピングモータ32L、32Rの一方を、反対側の端に設けてもよい。また、リードスクリュー33L、33Rの間に歯車による動力伝達する機構を設け、他方のリードスクリューを回転させることにより、他方のリードスクリューが同時に回転する機構としてもよい。この場合には、ステッピングモータを1つ省略することができ、液晶ディスプレイ装置21R、21Lを開閉動作する動作制御のみが可能となる。
他の移動機構の構成として、他のアクチュエータを用いて液晶ディスプレイ装置21R、21Lを移動させる構成を設けてもよい。例えば、リニアモータにより直接移動させる構成や、ラックとこれに歯合するピニオンとにより、ピニオンの回転で移動させる構成、或は、シンリダーとピストンを設け、油圧又は空気圧等により、移動させる構成などが挙げられる。
本実施形態の場合には、2つのリードスクリューによって、移動台の支持構造と、往復駆動させる構造とを兼用させることが容易である点で有利である。
図5は本スロットマシン10に設けられている制御システムの構成を示したブロック図である。主基板700は、スロットマシン100の動作全体を管理するシステムプログラム及びスロットマシンゲーム用の実行プログラムが予め記憶されている半導体メモリ等で形成された記憶部と、これらのプログラムを実行するマイクロプロセッサ(MPU)とを有し、上述のマイクロプロセッサに設けられている入力ポート及び出力ポートと残余の基板300,600,400,500,800との間が配線ケーブル(ハーネス)によって配線接続されている。このマイクロプロセッサMPUにより遊技の進行又は状態を制御する遊技制御手段が構成される。
更に又、演出用スピーカSR,SWと演出用ランプ103aと演出表示装置103dが配線ケーブルを介してサブ基盤300に配線接続され、主基板700中の上記マイクロプロセッサから供給される演出制御信号に従って、サブ基板300に設けられている電気回路がこれら演出用スピーカSR,SWと演出用ランプ103aと演出表示装置103dを駆動することにより、遊技者の視覚と聴覚に訴える演出を行う。この演出制御信号には、演出画像を表示する画像信号や、画面を分割し、又は結合するタイミングを指令するタイミング信号や、移動機構3のモータ32L、32Rの回転量を制御する駆動制御信号等が含まれる。
また、回胴装置基板600は、図柄を回転させるための装置である各回胴を回転または停止させるために、主制御基板700と各回胴の回胴ステッピングモータ、及び回転中の回胴の基準位置を検知するための回胴センサとの間を中継していると共に、主制御基板700と外部集中端子基板800との間を中継しているものである。したがって、この回胴装置基板600には、電動モータによって回転駆動される回胴リールR1,R2,R3を備えた回胴リール装置200が配線接続されており、主基板700中の上記マイクロプロセッサから供給されるリール制御信号によって、上述の電動モータを制御することにより、回胴リールR1,R2,R3の回転と制動及び停止の制御を行う。
この中央表示基板400には、振分機構G0、ベットボタンB1,マックスベッドボタンB2,スターレバーST,ストップボタンSP1,SP2,SP3、設定表示素子CT、及び設定ボタンCSが配線接続されており、振分機構G0から出力されるCT、及び設定ボタンCSが配線接続されており、振分機構G0から出力されるメダル検出信号と、ベットボタンB1,マックスベッドボタンB2,とスタートレバーST及びストップボタンSP1,SP2,SP3から夫々出力されるオンオフ信号を主基板700中の上記マイクロプロセッサへ転送すると共に、マイクロプロセッサから供給されるセグメント表示信号に基づいて、設定表示素子CTに0から6までの数字を表示させる。
電源装置基板500は、各部へ電源を供給すると共に、主制御基板700とメダル払出装置、電源モニタ基板、電源スイッチ、及び遊技メダル補助収納庫満杯検知電極との間を中継するものである。このメダル払出装置は、入賞、メダル貯留装置の精算、または投入された遊技メダルの払い戻しにより遊技メダルを排出するためのものである。なお、払い戻しにより払い出された遊技メダルは払出センサにより検知される。また、電源モニタ基板は、自動精算スイッチ、打ち止めスイッチ、各ヒューズを有すると共に、電源装置基板500と設定キースイッチ、及びリセットボタンとの間を中継しているものである。
この電源装置基板500には、設定スイッチBO、電源スイッチBQ、ホッパ装置HP,電源装置PWUが配線接続され、設定スイッチBOと電源スイッチBQから夫々出力されるオンオフ信号を主基板700中の上記マイクロプロセッサへ転送する。更に、電源装置基板500には、電源装置PWUで発生される各種電源電圧をホッパ装置HPその他各所に配電する配電回路が形成されており、かかる配線回路からスロットマシン100の動作に必要な電源供給が行われている。
外部集中端子基板800は、主基板700中に上記マイクロプロセッサから出力される信号を並列入力することが可能な複数個の入力端子と、該当信号を管理用電子装置としてのホールコンピュータ側へ並列転送することが可能な複数個の出力端子とを備える他、ホールコンピュータ側から供給される信号を入力する入力端子及び上記マイクロプロセッサへ転送する出力端子を備えて構成されている。
次に演出表示装置103dの制御回路について、図6に示されているブロック図に基づいて説明する。演出表示装置103dの制御回路は、移動制御部41と、画像制御部42とを有し、それぞれマイクロプロセッサ(CPU)等により構成されている。移動制御部41は、ザブ制御基板300から供給されるタイミング信号や駆動制御信号等に基づき、各ステッピングモータ32L、32Rの駆動タイミングや駆動量を制御し、これにより液晶ディスプレイ21R、21Lの移動距離や移動タイミングが制御される。
画像制御部42は、ザブ制御基板300から供給される画像信号に基づき、各液晶ディスプレイ21R、21Lへ画像信号を供給する。また、画像制御部42は、移動制御部41に供給されるタイミング信号と同じ信号の供給を受け、例えば、液晶ディスプレイ21R、21Lを左右に分割させる動作を開始すると同時に、各液晶ディスプレイ21R、21Lに供給する画像を、分割状態での画像に変更する。また、逆に、液晶ディスプレイ21R、21Lを合体させる旨の信号が入力された場合に、2つの液晶ディスプレイ21R、21Lを合成して形成されるディスプレイ画面を1つの画面とする画像を供給する。このように、供給する画像を合成や分離を制御する。液晶ディスプレイ21R、21Lに表示される画像データは、ザブ制御基板300から供給される。この画像データは、ザブ制御基板300に予め蓄積されており、このサブ制御基板300により画像制御手段が構成される。或は、画像データは、主制御基板700に蓄積されていてもよい。サブ制御基板300は、主制御基板700からの制御信号に応じて、図6に示されている制御回路に制御信号を供給する。
以上のように、液晶ディスプレイ21R、21L自体が移動可能な構成とすることにより、表示されている画像に対して、表示ディスプレイ自体が2つに割れるという構成を加えることで、意外性のある、新しい演出効果を加えることができる。また、画像として表示される内容と、ディスプレイの左右方向の動き(開閉移動)とを合わせることにより、相乗効果を得て、一層演出効果を向上させることができる。
なお、上記説明した構成は、液晶ディスプレイ21R、21Lが左右に配置され、これらが左右方向に移動することで、画面が左右に分割される構成であるが、この他、2つの液晶ディスプレイを上下に配置し、画面が上下に分割される構成とすることもできる。
また、このような演出用表示装置は、スロットマシンの上部に限らず、下部や、回胴リールの近傍に設けられていてもよい。
以上の本実施形態においては、遊技機がスロットマシンの場合について説明したが、本発明の演出用表示装置は、パチンコやその他の遊技機に用いることもできる。
以上の本実施形態においては、遊技機がスロットマシンの場合について説明したが、本発明の演出用表示装置は、パチンコやその他の遊技機に用いることもできる。
100 スロットマシン
103d 演出用表示装置
20 前面表示部
21R、L 液晶ディスプレイ
3 移動機構
32R、L ステッピングモータ
33R、L リードスクリュー
34R、L 移動台
103d 演出用表示装置
20 前面表示部
21R、L 液晶ディスプレイ
3 移動機構
32R、L ステッピングモータ
33R、L リードスクリュー
34R、L 移動台
Claims (5)
- 遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段と、
前記遊技制御手段からの信号に応じて、画像情報を制御する画像制御手段と、
画像制御手段からの信号に応じた画像を表示する画像表示画面とを有する演出用表示装置であって、
前記画像表示画面は、相互に端部が突き合わされた2つの画面単体と、
隣接する前記各画面単体を移動可能に保持する移動手段とを有し、
前記移動手段は、各画面単体の移動方向をそれぞれ規制する2つのガイド手段と、
該ガイド手段に沿って移動可能に各設けられ、前記画面単体に接続される2つの移動単体と、
該各移動単体をそれぞれ移動させる移動駆動手段とを備え、
前記ガイド手段は平行に並設され、一方の画面単体のガイド手段は、他方の画面単体を支持する支持手段として機能することを特徴する遊技機における演出用表示装置。 - 前記移動駆動手段は、各ガイド手段毎に設けられている請求項1に記載の遊技機における演出用表示装置。
- 前記移動駆動手段は、前記各ガイド手段の同じ方向の端部に設けられている請求項2に記載の遊技機における演出用表示装置。
- ガイド手段は、回動自在に設けられたリードスクリューであり、
前記移動単体は、前記画面単体に固定され該リードスクリューに螺合されたナットであり、
移動駆動手段は、前記リードスクリューを回動駆動させる駆動モータである請求項1〜3のいずれか1に記載の遊技機における演出用表示装置。 - 画面単体は、液晶ディスプレイである請求項1〜3のいずれか1に記載の遊技機における演出用表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004310116A JP2006116233A (ja) | 2004-10-25 | 2004-10-25 | 遊技機における演出用表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004310116A JP2006116233A (ja) | 2004-10-25 | 2004-10-25 | 遊技機における演出用表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006116233A true JP2006116233A (ja) | 2006-05-11 |
Family
ID=36534662
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006116233A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008032515A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Yazaki Corp | 表示装置 |
-
2004
- 2004-10-25 JP JP2004310116A patent/JP2006116233A/ja not_active Withdrawn
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