JP2006110637A - ワイヤ式切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤで切断する際、被切断物に対して引き切りできるようにして切断性を高めるとともに、ワイヤの長い範囲で切断に作用させて摩耗等を減ずる。
【解決手段】垂直面内で一定方向に回転する中空状のドラムと、引き出し方向に付勢されてドラムの外周に固定されるワイヤと、ドラム内に設けられて被切断物をドラムを通過させて移送するコンベアとからなるワイヤ式切断装置であり、被切断物に対してワイヤが上から作用する方向にドラムを回転させるとともに、ワイヤの作用面におけるコンベアを途切れさせたことを特徴とするワイヤ式切断装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、菓子生地等の比較的軟らかいものを切断するワイヤ式切断装置に関するものである。
軟らかいもの、例えば、菓子生地等の粘土状になったものを切断するには、ワイヤを用いることが多い。包丁のような切断器具を用いると、切断面積が増えて被切断物を押し潰したりするからである。ワイヤを用いる切断装置として下記特許文献1のものがあり、これは、ワイヤを回転するドラムの外周の対向個所に固定し、ドラム内に挿通させたコンベア上の被切断物を切断する構造のものである。
これによると、ワイヤで被切断物を押し切りすることになるから、その押圧力によって被切断物の形状を崩すおそれもあるし、切り口が綺麗にならないといったこともある。また、被切断物を常にワイヤの同じ個所で切断するため、ワイヤの摩耗が早いといったこともある。
特開平9−103989号公報
本発明は、被切断物をワイヤで引き切りするようにして、形状を崩さず、かつ、綺麗な切り口を確保するとともに、ワイヤの長寿命化を可能にしたものである。
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、垂直面内で一定方向に回転する中空状のドラムと、引き出し方向に付勢されてドラムの外周に固定されるワイヤと、ドラム内に設けられて被切断物をドラムを通過させて移送するコンベアとからなるワイヤ式切断装置であり、被切断物に対してワイヤが上から作用する方向にドラムを回転させるとともに、ワイヤの作用面におけるコンベアを途切れさせたことを特徴とするワイヤ式切断装置を提供したものである。
以上の手段によると、被切断物は、ワイヤによって所謂、引き切りされるから、切断性が向上して軽い力で切断できる。したがって、形状の崩れも起り難いし、切り口も綺麗である。また、ワイヤは、被切断物の寸法を超えた長い範囲で切断に作用するから、摩耗等も起こり難い。
以下、本発明の最良の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明に係る切断装置の要部の縦断面図、図2は図1のA部の拡大断面図、図3は切断装置の正面図であるが、この切断装置は、垂直面内で一定方向に回転するドラム1と、一端が伸長可能なコイルスプリングスプリング2で引っ張り付勢されて固定され、他端がドラム1の外周に固定されるワイヤ3と、ドラム1内に設けられて、被切断物4をドラム1を通過させて移送するコンベア5とからなる。
ドラム1は、中空のリング状をしたものであり、アーチ形をした固定部材6に対してベアリング7等で垂直面内で回転自在に支持される。ドラム1の駆動は、本例では、ドラム1の裏面にドラム1とほぼ同じ径のリング状のプーリ8を取り付けるとともに、固定部材6の上方にギアードモータ9を取り付け、その出力プーリ9aと上記したプーリ8との間にタイミングベルト10を張り掛けたもので構成している。なお、タイミングベルトとしたのは、滑りを抑制するためであり、平ベルトであってもよい。この他、Vベルトやチェーン、スプロケットでもよい。また、駆動も、ギアとピニオンギアによってもよい。
ワイヤ3は、一端が固定部材6等に止め付けられて伸長可能なコイルスプリング2に連結され、他端がドラム1の外周に枢着される。本例では、コイルスプリング2上方のドラム1の近傍にアイドルプーリ11を介設し、ワイヤ3はアイドルプーリ11まで真っ直ぐに上延した後、方向を変えてドラム1に至るようになっている。さらに、ワイヤ3の張力を確保するテンションプーリ12も設けられている。ワイヤ3とドラム1との枢着は、ドラム1の表面にカムローラ13を埋設し、これにワイヤ3を連結している。
これにより、ドラム1の回転位相にかかわらず、カムローラ13は常にアイドルプーリ11の方を向くことになり、かつ、コイルスプリング2によって一定の緊張状態に保たれることになる。なお、ワイヤ3の一端はフリーにしてコイルスプリング2に代えて錘を吊り下げたものでもよい(図示省略)。以上により、ドラム1を回転させると、ワイヤ3の枢着点もドラム1と共に回転するが、このとき、ワイヤ3は、スプリング2の作用で常に緊張状態を保たれる。
コンベア5は、一般的にはベルトコンベアであり、ドラム1の中を挿通して水平状態に設置される。コンベア5とドラム1との高さは、特に限定されないが、通常は、コンベア5の中心がドラム1の中心に合うように設定される。これにより、ドラム1を回転させると、コンベア5に被切断物4を載せておけば、ワイヤ3の作用面で被切断物4は切断されることになる。この点で、ドラム1の回転方向は、ワイヤ3が被切断物4に対して上方から作用する方向(図3の反時計方向)に設定しておく。
ところで、以上の切断を行なうには、コンベア5はワイヤ3の作用面では途切れていなければならない。そこで、本例では、コンベア5を、ワイヤ3の作用面の直前で終わる第1コンベア5aと、作用面の直後から始まる第2コンベア5bとで構成し、ワイヤ3の回転を確保するとともに、切断された被切断物4を第1コンベア5aから第2コンベア5bに引き続いて移送できるようにしている。
本例の第2コンベア5bは、複数の丸ベルト14を所定の間隔で並設したもので構成している。すなわち、丸ベルト14を側面視で逆三角形状に張り掛け、下方に設けたギアードモータ15で駆動している。そして、本例では、上面の水平な個所の下方に同じくギアードモータ16で駆動されるブラシローラ17を設けている。これは、切断されてこの上を移送される被切断物4の下面には粉等が付いているから、これを掃除するためのものであり、これを円滑に行なうために、ブラシローラ17の表面の一部は、丸ベルト14の間隔を抜けて被切断物4の下面に当接する関係にしてある。
さらに、第2コンベア5bの下流側には、搬出コンベア18も設けており、切断されてブラシローラ17で掃除された被切断物4はこの搬出コンベア18に載って所定の個所まで移送される。これにおいて、第2コンベア5bの速度は第1コンベア5aの速度よりは若干速くしてある。切断された被切断物4同士がくっつかないようにするためである。
加えて、本例では、切断に作用したワイヤ3の掃除ができるようになっている。ワイヤ3に切り屑等が付着しているから、これを除去するためである。具体的には、アイドルローラ11に摺接するブラシホイル19をブラケット20等で固定部材6に止め付けておき、アイドルローラ11とブラシホイル19とでワイヤを挟圧している。このとき、ブラケット20の上部等に水タンク21を備えておき、水タンク21から水を導水管22を通して点滴状にブラシホイル19に滴下するようにしている。
なお、このブラシホイル19を設ける位置は、切断に作用したワイヤ3の範囲である必要があり、そのためには、ドラム1が回転してカムローラ13がアイドルローラ11に最接近したとき、カムローラ13とアイドルローラ11との長さが、ワイヤ3が被切削物4に作用したときのカムローラ13と被切削物4までの長さよりも短いことが条件になる。この点で、アイドルローラ11はできるだけドラム1に接近して設けるのが好ましい。
次に、以上の切断装置による被切断物4の切断と移送について説明する。被切断物4は、切断される前の状態、すなわち、断面が円形や楕円或いは多角形をして連続したものが第1コンベア5aに載せられてドラム1側に移送される。被切断物4の特定の個所がワイヤ3の作用面に来ると、ワイヤ3のドラム1による回転によって切断される。このとき、ワイヤ3はドラム1の回転に伴って下方に移動させられるとともに、アイドルプーリ11から引き出され、被切断物4はワイヤ3による押し付けと引っ張りによって切断、すなわち、引き切りされる。
したがって、軽い力で切断できるとともに、その切り口も綺麗になる。同時に、ワイヤ3は、切断時、被切断物4に対してある程度の長さで作用するから、摩耗も少なくなる。さらに、切断に作用したワイヤ3は、ブラシホイル19によってその都度掃除されるから、切り屑等は除去されて切断性能を低下させないとともに、衛生的である。
ところで、この切断時、被切断物4は連続して移動させてもよいが(第1コンベア5aは連続移動)、そうすると、厳密にいえば、斜めに切断されることになる。これを防ぐには、ワイヤ3が通過する間、第1コンベア5aの動きを止めればよい(間欠運動をさせる)。以上の切断が終了すると、ワイヤ3は又元の位置に戻るとともに、その間に移送されて来た被切断物4を再度切断する。このようにして、被切断物4を一定の長さで連続して切断する。
本発明に係る切断装置の要部の縦断面図である。 図1のA部の要部拡大図である。 本発明に係る切断装置の要部の正面図である。
符号の説明
1 ドラム
2 スプリング
3 ワイヤ
4 被切断物
5 コンベア
5a 第1コンベア
5b 第2コンベア
6 固定部材
7 ベアリング
8 プーリ
9 ギアードモータ
9a 〃 の出力プーリ
10 タイミングベルト
11 アイドルプーリ
12 テンションプーリ
13 カムローラ
14 丸ベルト
15 ギアードモータ
16 ギアードモータ
17 ブラシローラ
18 搬出コンベア
19 ブラシホイル
20 ブラケット
21 水タンク
22 導水管

Claims (5)

  1. 垂直面内で一定方向に回転する中空状のドラムと、引き出し方向に付勢されてドラムの外周に固定されるワイヤと、ドラム内に設けられて被切断物をドラムを通過させて移送するコンベアとからなるワイヤ式切断装置であり、被切断物に対してワイヤが上から作用する方向にドラムを回転させるとともに、ワイヤの作用面におけるコンベアを途切れさせたことを特徴とするワイヤ式切断装置。
  2. コンベアを、ワイヤが作用する面を挟んで上手側の第1コンベアと、下手側の第2コンベアで構成した請求項1のワイヤ式切断装置。
  3. 第2コンベアを、複数の丸ベルトを所定の間隔で並設したもので構成するとともに、丸ベルトの下に被切断物の下面に作用するブラシローラを設置した請求項2のワイヤ式切断装置。
  4. 被切断物を切断したワイヤの範囲に作用して切削屑を除去するブラシホイルを設けた請求項1〜3いずれか1項のワイヤ式切断装置。
  5. ワイヤが周回するアイドルホイルを設け、アイドルローラとブラシホイルとでワイヤを挟圧するとともに、ブラシローラに水を点滴させた請求項4のワイヤ式切断装置。
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