JP2018203415A - 搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡便かつ効率良くコンベヤベルトのオーバーラップ部分の摩擦抵抗を低減することができる搬送装置を提供する。【解決手段】互いに間隔を開けて配設された、一対のプーリと、前記一対のプーリ間に巻回された、無端状のコンベヤベルト30と、前記コンベヤベルト30のベルト長手方向の一部分を、ベルト幅方向一方側の端部と他方側の端部とがオーバーラップするようにパイプ状に保持する複数の円形保持ローラと、前記コンベヤベルトのベルト幅方向一方側の端部を内周側に押圧する押さえローラ6とを備える搬送装置で、前記押さえローラ6の上方に配置され、ベルト幅方向端部のうち内周側にオーバーラップされる側に付着される粉体を供給する粉体供給部15と、前記押さえローラ6と前記粉体供給部15との上下方向中間に配置され、前記粉体供給部から供給された粉体を前記押さえローラ6に付着させる、粉体付着手段16と、を備えることを特徴とする。【選択図】図4
Description
この発明は、搬送装置に関する。
従来、搬送装置として、無端状のコンベヤベルトの長手方向の一部分を、コンベヤベルトのベルト幅方向の両端部がオーバーラップするようにパイプ状に丸めた状態で、コンベヤベルトの内周面に被搬送物を包み込み搬送するものが知られている。このような搬送装置においては、ベルトをパイプ状に丸めるために、オーバーラップさせようとするベルト幅方向の一方側の端部と他方側の端部との間の摩擦抵抗が大きいと、電力消費量の増大や、ベルト幅方向の両端部の重なり合いが浅くなることによる、オーバーラップ部分の開放等の虞があった。
そこで、コンベヤベルトの摩擦抵抗を低減する手法として、例えば、特許文献1では、コンベヤベルトの最外層のカバーゴム層を、他のゴム層よりも動摩擦抵抗が小さい低摩擦抵抗ゴムにより形成することが提案されている。また、特許文献2では、オーバーラップ部分となる箇所に水や微小粉体等の潤滑剤を供給して、コンベヤベルトの摩擦抵抗の低減を図っている。
しかしながら、コンベヤベルトの最外層のカバーゴム層を低摩擦抵抗ゴムとすることは、コンベヤベルト、ひいてはそれを用いた搬送装置の材料費の増大や、コンベヤベルトの製造工程の増加につながる。
また、水をオーバーラップ部分に供給する場合、散水設備や排水処理設備等の設置が必要になる。さらに、湾曲手段により筒状に湾曲させられている部分から離れた位置から水や微小粉体等の潤滑剤を付着させると、潤滑剤が周囲に飛散し、効率が良くない。
この発明は、上述した課題を解決するためのものであり、簡便かつ効率良くコンベヤベルトのオーバーラップ部分の摩擦抵抗を低減することができる、搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の搬送装置は、互いに間隔を開けて配設された、一対のプーリと、前記一対のプーリ間に巻回された、無端状のコンベヤベルトと、前記コンベヤベルトのベルト長手方向の一部分を、ベルト幅方向一方側の端部と他方側の端部とがオーバーラップするようにパイプ状に丸められた状態に保持するための、複数の円形保持ローラと、前記一対のプーリと前記複数の円形保持ローラとのベルト長手方向中間に配置され、前記コンベヤベルトのベルト幅方向一方側の端部を内周側に押圧する、押さえローラと、を備える搬送装置であって、前記押さえローラの上方に配置され、前記コンベヤベルトのベルト幅方向端部のうち内周側にオーバーラップされる側に付着される粉体を供給する、粉体供給部と、前記押さえローラと前記粉体供給部との上下方向中間に配置され、前記粉体供給部から供給された粉体を前記押さえローラに付着させる、粉体付着手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の搬送装置によれば、簡便かつ効率良く、コンベヤベルトのオーバーラップ部分の摩擦抵抗を低減することができる。
本発明の搬送装置によれば、簡便かつ効率良く、コンベヤベルトのオーバーラップ部分の摩擦抵抗を低減することができる。
本発明の搬送装置においては、前記粉体付着手段は、前記押さえローラに接触することが好ましい。
この構成によれば、より効率よく押さえローラに粉体を供給することができる。
この構成によれば、より効率よく押さえローラに粉体を供給することができる。
本発明の搬送装置においては、前記粉体付着手段は、発泡ゴム又は発泡ウレタンを取付部材に取り付けてなることが好ましい。
この構成によれば、粉体供給部から供給された粉体を、粉末の飛散を防止しながら、押さえローラに無駄なく供給することができる。
この構成によれば、粉体供給部から供給された粉体を、粉末の飛散を防止しながら、押さえローラに無駄なく供給することができる。
本発明の搬送装置においては、前記粉体付着手段に連結され、該粉体付着手段に振動を与える、振動付与手段をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、粉体付着手段から押さえローラへの粉体の付着を促進することができる。
この構成によれば、粉体付着手段から押さえローラへの粉体の付着を促進することができる。
本発明の搬送装置においては、前記振動付与手段は、前記押さえローラのローラ軸に軸支されて回転可能とされた、外周縁が非円形状の板状部材と、該板状部材の外周縁に接触するとともに前記粉体付着手段に連結された中継部材と、を有することが好ましい。
この構成によれば、簡便な構成で、粉体付着手段から押さえローラへの粉体の供給を促進することができる。
この構成によれば、簡便な構成で、粉体付着手段から押さえローラへの粉体の供給を促進することができる。
本発明の搬送装置においては、前記粉体供給部は、所定の時間毎に、前記粉体を前記粉体付着手段に供給することが好ましい。
この構成によれば、安定的に粉体を供給でき、安全かつ恒常的な抵抗の低減が期待できる。
この構成によれば、安定的に粉体を供給でき、安全かつ恒常的な抵抗の低減が期待できる。
この発明によれば、簡便かつ効率良くコンベヤベルトのオーバーラップ部分の摩擦抵抗を低減することができる、搬送装置を提供することができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明に係る搬送装置の実施形態を例示説明する。
[実施形態1]
まず、本発明の一実施形態(実施形態1)に係る搬送装置の全体構造について、図1〜図4を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の搬送装置を示す側面図である。図2は、図1の搬送装置のI−I線に沿う水平断面図であり、図3は図1の搬送装置のII−II線に沿う縦断面図であり、図4は、図1の搬送装置のIII−III線に沿う縦断面図である。
まず、本発明の一実施形態(実施形態1)に係る搬送装置の全体構造について、図1〜図4を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の搬送装置を示す側面図である。図2は、図1の搬送装置のI−I線に沿う水平断面図であり、図3は図1の搬送装置のII−II線に沿う縦断面図であり、図4は、図1の搬送装置のIII−III線に沿う縦断面図である。
搬送装置1は、無端状(すなわち環状)のコンベヤベルト2を備えており、コンベヤベルト2の長手方向の一部分をパイプ状に丸めた状態で、コンベヤベルト2の内周側に被搬送物Wを包み込んで搬送するものである。即ち、本実施形態におけるコンベヤベルト2は、いわゆるパイプコンベヤベルトである。
なお、本明細書では、コンベヤベルト2の長手方向を「ベルト長手方向」ともいう。ベルト長手方向はコンベヤベルト2の走行方向に平行である。
また、本明細書では、コンベヤベルト2の幅方向を、「ベルト幅方向」ともいう。ベルト幅方向は、コンベヤベルト2の平面視にて、ベルト延在方向に直交する方向である。なお、ベルト幅方向は、コンベヤベルト2が平らに展開された状態ではまっすぐな方向であるが、コンベヤベルト2がパイプ状に丸められた状態では、そのパイプ形状の周方向にほぼ沿う方向となる。
また、本明細書では、コンベヤベルト2の幅方向を、「ベルト幅方向」ともいう。ベルト幅方向は、コンベヤベルト2の平面視にて、ベルト延在方向に直交する方向である。なお、ベルト幅方向は、コンベヤベルト2が平らに展開された状態ではまっすぐな方向であるが、コンベヤベルト2がパイプ状に丸められた状態では、そのパイプ形状の周方向にほぼ沿う方向となる。
コンベヤベルト2の内部構造は、特に限定されないが、例えば、帯状の上面カバーゴムと帯状の下面カバーゴムとの間に芯材が埋設された構造を有する。芯材としては、例えば、帯状の帆布、ベルト幅方向に沿って配列され、かつ、それぞれベルト長手方向に延在する、複数のスチールコード、あるいは、アラミド繊維等の繊維などが用いられる。
本実施形態の搬送装置1は、互いに間隔を開けて配設された、一対のプーリ(前部プーリ3及び後部プーリ4)の間に巻回された、無端状のコンベヤベルト2と、コンベヤベルト2のベルト長手方向の一部分を、ベルト幅方向一方側の端部20と他方側の端部30とがオーバーラップするようにパイプ状に丸められた状態に保持するための、複数の円形保持ローラ5と、一対のプーリ(前部プーリ3及び後部プーリ4)と複数の円形保持ローラ5とのベルト長手方向中間に配置され、コンベヤベルト2のベルト幅方向一方側の端部を内周側に押圧する、押さえローラ6と、を備え、さらに、保形枠7と、支持枠8と、ガイド枠9と、押さえ枠10と、ガイドローラ11、12と、ホッパ13と、荷受箱14とを、備えている。
より具体的な本発明の搬送装置1の構成を以下に示す。
図1に示すように、コンベヤベルト2は、互いに間隔を開けて配設された一対の回転ローラ、即ちコンベヤベルト2の長手方向の両端に設置された前部プーリ3と後部プーリ4に掛け回されている。例えば、前部プーリ3をモータ等の駆動機構により回転させ、後部プーリ4を従動回転させることによって、コンベヤベルト2は、図1の矢印の方向に循環走行される。後部プーリ4の上方(図1では紙面右上)には、被搬送物Wをコンベヤベルト2上に投下するホッパ13が設けられている。前部プーリ3の前方下側(図1では紙面右下)には、コンベヤベルト2の被搬送物Wが投入される荷受箱14が設置されている。コンベヤベルト2のうち、後部プーリ4から前部プーリ3に向かって走行する部分はキャリア側ベルト2Cであり、前部プーリ3から後部プーリ4に向かって走行する部分はリターン側ベルト2Rである。
図1に示すように、コンベヤベルト2は、互いに間隔を開けて配設された一対の回転ローラ、即ちコンベヤベルト2の長手方向の両端に設置された前部プーリ3と後部プーリ4に掛け回されている。例えば、前部プーリ3をモータ等の駆動機構により回転させ、後部プーリ4を従動回転させることによって、コンベヤベルト2は、図1の矢印の方向に循環走行される。後部プーリ4の上方(図1では紙面右上)には、被搬送物Wをコンベヤベルト2上に投下するホッパ13が設けられている。前部プーリ3の前方下側(図1では紙面右下)には、コンベヤベルト2の被搬送物Wが投入される荷受箱14が設置されている。コンベヤベルト2のうち、後部プーリ4から前部プーリ3に向かって走行する部分はキャリア側ベルト2Cであり、前部プーリ3から後部プーリ4に向かって走行する部分はリターン側ベルト2Rである。
前部プーリ3と後部プーリ4との間には、方形枠状をなす複数の保形枠7が、ベルト長手方向にほぼ一定間隔をもって配設されている。これら複数の保形枠7は、コンベヤベルト2の長手方向に沿って延在する支持枠8によって、互いに連結されている。
また、図2に示すとおり、キャリア側ベルト2C側においては、後部プーリ4と保形枠7との間に、複数のガイドローラ12を備えるガイド枠9が配設されている。なお、図2には示されていないが、ガイドローラ12は、ベルト長手方向断面にて桶状に配置されている。さらに、リターン側ベルト2R側においては、前部プーリ3と保形枠7とのベルト長手方向中間に、キャリア側ベルト2C側とは上下反転する向きに桶状に配置された、複数のガイドローラ12を備えるガイド枠9が配設されている。
さらに、キャリア側ベルト2C側においては、保形枠7とガイド枠9との間に、押さえ枠10が設置されている。また、リターン側ベルト2R側においても、保形枠7とガイド枠9との間に、押さえ枠10が設置されている。
さらに、キャリア側ベルト2C側においては、保形枠7とガイド枠9との間に、押さえ枠10が設置されている。また、リターン側ベルト2R側においても、保形枠7とガイド枠9との間に、押さえ枠10が設置されている。
以下に、図3を参照して、本実施形態における保形枠7の内側における具体的な構成を示す。
各保形枠7は、上室7aと下室7bとを区画している。上室7aの中央に形成された窓穴7cには、コンベヤベルト2のキャリア側ベルト2Cが、窓穴7cの周縁にほぼ環状に配設された複数(図の例では6つ)の円形保持ローラ5によって案内支持されながら通過する。下室7bの中央に形成された窓穴7cには、コンベヤベルト2のリターン側ベルト2Rが、窓穴7cの周縁にほぼ環状に配設された複数(図の例では6つ)の円形保持ローラ5によって案内支持されながら通過する。
各保形枠7は、上室7aと下室7bとを区画している。上室7aの中央に形成された窓穴7cには、コンベヤベルト2のキャリア側ベルト2Cが、窓穴7cの周縁にほぼ環状に配設された複数(図の例では6つ)の円形保持ローラ5によって案内支持されながら通過する。下室7bの中央に形成された窓穴7cには、コンベヤベルト2のリターン側ベルト2Rが、窓穴7cの周縁にほぼ環状に配設された複数(図の例では6つ)の円形保持ローラ5によって案内支持されながら通過する。
次に、図4を参照して、本実施形態における押さえ枠10の内側における具体的な構成を示す。
図4に示すように、キャリア側ベルト2C側における押さえ枠10は、桶状に配置された複数のガイドローラ11と、ベルト幅方向一方側に設置された押さえローラ6とを備えている。なお、図示は省略するが、リターン側ベルト2R側における押さえ枠10は、キャリア側ベルト2C側とは上下反転する向きに開口する桶状に配置された、複数のガイドローラ11と、ベルト幅方向一方側に設置された押さえローラ6とを備えている。なお、リターン側ベルト2R側においては、押さえローラ6は備えられていなくてもよい。
図4に示すように、キャリア側ベルト2C側における押さえ枠10は、桶状に配置された複数のガイドローラ11と、ベルト幅方向一方側に設置された押さえローラ6とを備えている。なお、図示は省略するが、リターン側ベルト2R側における押さえ枠10は、キャリア側ベルト2C側とは上下反転する向きに開口する桶状に配置された、複数のガイドローラ11と、ベルト幅方向一方側に設置された押さえローラ6とを備えている。なお、リターン側ベルト2R側においては、押さえローラ6は備えられていなくてもよい。
上記のように構成された搬送装置1は、つぎのように動作する。
まず、図2に示すように、平らに展開された状態で後部プーリ4を下側から上側に通過したキャリア側ベルト2Cが、ガイド枠9内に進入し、ベルト幅方向中心に向けて湾曲させるガイドローラ12によって案内支持されることにより、ベルト幅方向両側の一方側の端部20と他方側の端部30とが持ち上げられるとともに、同程度の高さで互いに近付けられる。その間、ホッパ13から、被搬送物Wが、キャリア側ベルト2C上に投下される。
次いで、キャリア側ベルト2Cは、押さえ枠10内に進入し、桶状に配置された複数のガイドローラ11によって案内支持されるとともに、図4に示すとおり、押さえローラ6によって、ベルト幅方向の両端部20及び30のうち、パイプ状に丸められた状態で内周側に位置すべき側の端部20の外周面20oが、内周側に向かって(図4では紙面下向きに)押圧され、近づけられたベルト幅方向の両端部20及び30の位置が異なるように(図4では紙面上下に異なる)湾曲する。
以下、本明細書において、「外周側」「内周側」とは、それぞれ、コンベヤベルト2のなすパイプ形状の外周側、内周側を指し、端部20は外周側及び内周側にそれぞれ外周面20o及び内周面20iを有し、端部30は外周側及び内周側にそれぞれ外周面30o及び内周面30iを有している。
まず、図2に示すように、平らに展開された状態で後部プーリ4を下側から上側に通過したキャリア側ベルト2Cが、ガイド枠9内に進入し、ベルト幅方向中心に向けて湾曲させるガイドローラ12によって案内支持されることにより、ベルト幅方向両側の一方側の端部20と他方側の端部30とが持ち上げられるとともに、同程度の高さで互いに近付けられる。その間、ホッパ13から、被搬送物Wが、キャリア側ベルト2C上に投下される。
次いで、キャリア側ベルト2Cは、押さえ枠10内に進入し、桶状に配置された複数のガイドローラ11によって案内支持されるとともに、図4に示すとおり、押さえローラ6によって、ベルト幅方向の両端部20及び30のうち、パイプ状に丸められた状態で内周側に位置すべき側の端部20の外周面20oが、内周側に向かって(図4では紙面下向きに)押圧され、近づけられたベルト幅方向の両端部20及び30の位置が異なるように(図4では紙面上下に異なる)湾曲する。
以下、本明細書において、「外周側」「内周側」とは、それぞれ、コンベヤベルト2のなすパイプ形状の外周側、内周側を指し、端部20は外周側及び内周側にそれぞれ外周面20o及び内周面20iを有し、端部30は外周側及び内周側にそれぞれ外周面30o及び内周面30iを有している。
その後、キャリア側ベルト2Cは、図3に示すように、最初の保形枠7の上室7aに進入し、図3に示すとおり、円形保持ローラ5によって案内支持されて、完全にパイプ形状に丸められる。このとき、キャリア側ベルト2Cのベルト幅方向一方側の端部20と他方側の端部30とは、一方側の端部20が、他方側の端部30の内周側(即ち、図3においては下側)に位置するようにオーバーラップし、キャリア側ベルト2Cの内周側に被搬送物Wが包み込まれる。即ち、パイプ状に丸められたキャリア側ベルト2Cの内周側は、搬送面となる。その後も、被搬送物Wを包み込んだキャリア側ベルト2Cは、各保形枠7を通過するたびに受ける円形保持ローラ5の作用によって、パイプ形状を保ったまま走行する。
最後の保形枠7を通過したキャリア側ベルト2Cは、図1に示すとおり、前部プーリ3に向かうに従い、ベルト展開装置(図示せず)によって徐々に平らになるように展開される。キャリア側ベルト2Cが前部プーリ3に到達すると、被搬送物Wが荷受箱14に投入される。
ここで、「オーバーラップ」とは、コンベヤベルト2のベルト幅方向一方側の端部20及び他方側の端部30が、互いに接触しているか否かを問わず、一方側の端部20及び他方側の端部30のうちの一方が、他方の外周側に位置していることを指す。
最後の保形枠7を通過したキャリア側ベルト2Cは、図1に示すとおり、前部プーリ3に向かうに従い、ベルト展開装置(図示せず)によって徐々に平らになるように展開される。キャリア側ベルト2Cが前部プーリ3に到達すると、被搬送物Wが荷受箱14に投入される。
ここで、「オーバーラップ」とは、コンベヤベルト2のベルト幅方向一方側の端部20及び他方側の端部30が、互いに接触しているか否かを問わず、一方側の端部20及び他方側の端部30のうちの一方が、他方の外周側に位置していることを指す。
その後、前部プーリ3を上側から下側に通過したリターン側ベルト2Rは、ベルト幅方向中心に向けて湾曲させるガイドローラ12によって案内支持されることにより、ベルト幅方向一方側の端部20と他方側の端部30とが、キャリア側ベルト2C側とは上下反転する向きに持ち上げられるとともに、互いに近付けられる。
次いで、リターン側ベルト2Rは、押さえ枠10内に進入し、キャリア側ベルト2C側とは上下反転する向きに、桶状に配置された複数のガイドローラ11によって案内支持されるとともに、押さえローラ6によって、ベルト幅方向の両端部20及び30のうち、パイプ状に丸められた状態で、内周側に位置すべき側の端部20の外周面20oが、内周側に向かって押圧され、キャリア側ベルト2C側と同様に、近づけられたベルト幅方向の両端部分の位置が異なるように湾曲する。
次いで、リターン側ベルト2Rは、押さえ枠10内に進入し、キャリア側ベルト2C側とは上下反転する向きに、桶状に配置された複数のガイドローラ11によって案内支持されるとともに、押さえローラ6によって、ベルト幅方向の両端部20及び30のうち、パイプ状に丸められた状態で、内周側に位置すべき側の端部20の外周面20oが、内周側に向かって押圧され、キャリア側ベルト2C側と同様に、近づけられたベルト幅方向の両端部分の位置が異なるように湾曲する。
その後、リターン側ベルト2Rは、図3に示すように、最初の保形枠の下室7bに進入し、円形保持ローラ5によって案内支持されて、完全にパイプ形状に丸められる。このとき、リターン側ベルト2Rのベルト幅方向一方側の端部20と他方側の端部30とは、一方側の端部20が、他方側の端部30の内周側(即ち、図3においては上側)に位置するようにオーバーラップする。
なお、搬送装置の構成については、上述のものに限られず、任意の構成を使用することができる。例えば、上述の例では、キャリア側ベルト2C及びリターン側ベルト2Rの両方を、長手方向の一部分がパイプ形状に丸められた構成にしているが、キャリア側ベルト2Cのみをパイプ形状に丸められた構成としてもよい。この場合、リターン側ベルト2R側には、円形保持ローラ5及び保形枠7と、ガイドローラ12及びガイド枠9と、押さえローラ6と、ガイドローラ11及び押さえ枠10とを設けることを要しない。
また、リターン側ベルト2Rのみを、長手方向の一部分をパイプ形状に丸められた構成とすることもできる。この場合、キャリア側ベルト2C側には、円形保持ローラ5及び保形枠7と、ガイドローラ12及びガイド枠9と、押さえローラ6と、ガイドローラ11及び押さえ枠10とを設けることを要しない。
また、リターン側ベルト2Rのみを、長手方向の一部分をパイプ形状に丸められた構成とすることもできる。この場合、キャリア側ベルト2C側には、円形保持ローラ5及び保形枠7と、ガイドローラ12及びガイド枠9と、押さえローラ6と、ガイドローラ11及び押さえ枠10とを設けることを要しない。
次に、本実施形態(実施形態1)に係る搬送装置の押さえローラ6周辺の構造について、図2、図4及び図5(a)〜(c)を参照しながら説明する。図5(a)は、本実施形態における、押さえローラ周辺を示す側面図であり、図5(b)は、図5(a)の粉体付着手段の平面図であり、図5(c)は、図5(a)のIV−IV線に沿う断面図である。
本実施形態の搬送装置1は、押さえローラ6の上方(図4では紙面上部)に配置され、コンベヤベルト2のベルト幅方向端部20及びベルト幅方向端部30のうち内周側にオーバーラップされる側(本例では、端部20側)に付着される粉体Pを供給する、粉体供給部15と、押さえローラ6と粉体供給部15との上下方向中間に配置され、粉体供給部15から供給された粉体Pを押さえローラに付着させる、粉体付着手段16と、を備えている。粉体Pは、コンベヤベルト2のオーバーラップ部分の摩擦抵抗を低減させる機能を有するものであり、例えば、適宜選択された、シリコン又は樹脂等からなる微小粉体(パウダー)とすることができる。
ここで、本実施形態では、上記の粉体Pは、粉体供給部15から、粉体付着手段16を介して、押さえローラ6に付着し、押さえローラ6によって、コンベヤベルト2のベルト幅方向端部20及び30のうち、内周側にオーバーラップされる端部20の外周面20oに付着されるので、簡便かつ効率良くコンベヤベルトのオーバーラップ部分の摩擦抵抗を低減することができる。また、搬送装置1の周囲には、安全のために通常カバーが設けられるが、このようなカバーを開閉することなく、粉体をコンベヤベルト2に付着させることができる。
ここで、本実施形態では、上記の粉体Pは、粉体供給部15から、粉体付着手段16を介して、押さえローラ6に付着し、押さえローラ6によって、コンベヤベルト2のベルト幅方向端部20及び30のうち、内周側にオーバーラップされる端部20の外周面20oに付着されるので、簡便かつ効率良くコンベヤベルトのオーバーラップ部分の摩擦抵抗を低減することができる。また、搬送装置1の周囲には、安全のために通常カバーが設けられるが、このようなカバーを開閉することなく、粉体をコンベヤベルト2に付着させることができる。
本実施形態における、押さえローラ6の、より具体的な構成を以下に示す。
本実施形態において、押さえローラ6は、図2及び図4に示すとおり、後部プーリ4と円形保持ローラ5とのベルト長手方向中間であって、円形保持ローラ5とガイドローラ12とのベルト長手方向中間に配置され、図2の平面視にて、ベルト走行方向に対して垂直に、コンベヤベルト2の走行経路上に突出している。
なお、図2に示す例では、1つの押さえローラ6が配置されているが、ベルト長手方向に若干間隔をあけて2つ以上の押さえローラ6及び押さえ枠10が配置されていてもよい。
また、本実施形態では、キャリア側ベルト2C側に位置する押さえローラ6の例について説明するが、リターン側ベルト2R側においても、同様の構成の押さえローラ6を配置することができる。
さらに、上述のとおり、リターン側ベルト2R側においては、押さえローラ6を配置しなくてもよい。なお、キャリア側ベルト2C側においては、押さえローラ6を配置せず、リターン側ベルト2R側にのみ配置することもできる。
なお、図2に示す例では、1つの押さえローラ6が配置されているが、ベルト長手方向に若干間隔をあけて2つ以上の押さえローラ6及び押さえ枠10が配置されていてもよい。
また、本実施形態では、キャリア側ベルト2C側に位置する押さえローラ6の例について説明するが、リターン側ベルト2R側においても、同様の構成の押さえローラ6を配置することができる。
さらに、上述のとおり、リターン側ベルト2R側においては、押さえローラ6を配置しなくてもよい。なお、キャリア側ベルト2C側においては、押さえローラ6を配置せず、リターン側ベルト2R側にのみ配置することもできる。
本実施形態における押さえローラ6は、図5(a)に示すとおり、ローラ本体6aが、ローラ軸6bに軸支されることによって形成されている。
ローラ本体6aは、ローラ側面視において、軸方向に円柱形状が延在する円柱部分と、軸方向先端に向けて凸となる凸部分とが結合した形状を有している。なお、ローラ本体6aは、円柱部分のみからなる形状とすることもできる。
ローラ本体6aは、ローラ側面視において、軸方向に円柱形状が延在する円柱部分と、軸方向先端に向けて凸となる凸部分とが結合した形状を有している。なお、ローラ本体6aは、円柱部分のみからなる形状とすることもできる。
なお、押さえローラ6には、回転駆動機構は特に設けられていない。
また、本実施形態において、押さえローラ6は、剛性部材Xによって押さえ枠10に取り付けられている。
また、本実施形態において、押さえローラ6は、剛性部材Xによって押さえ枠10に取り付けられている。
次に、粉体供給部15及び粉体付着手段16の、より具体的な構成を以下に示す。
粉体供給部15は、粉体付着手段16に向けて粉体Pを供給する手段である。本実施形態においては、所定の時間毎に、即ち定期的に一定量の粉体Pを供給する機構であり、例えば、スクリューコンベヤ、ミニスクリューフィーダ又は小型電磁フィーダ等であり、例えば市販品を使用することができる。
この構成によれば、安定的に粉体を供給でき、安全かつ恒常的な抵抗の低減が期待できる。即ち、搬送装置1を停止することなく、定期的に粉体Pを供給することができるため、粉体Pが、粉体付着手段16及び押さえローラ6を介して、コンベヤベルト2のベルト幅方向端部20及び30のうち、内周側にオーバーラップされる側の端部20の外周面20oに付着され、コンベヤゴム2の摩擦抵抗を低減することができる。但し、粉体供給部15は、所定の時間毎に粉体Pを供給するものでなくてもよい。
この構成によれば、安定的に粉体を供給でき、安全かつ恒常的な抵抗の低減が期待できる。即ち、搬送装置1を停止することなく、定期的に粉体Pを供給することができるため、粉体Pが、粉体付着手段16及び押さえローラ6を介して、コンベヤベルト2のベルト幅方向端部20及び30のうち、内周側にオーバーラップされる側の端部20の外周面20oに付着され、コンベヤゴム2の摩擦抵抗を低減することができる。但し、粉体供給部15は、所定の時間毎に粉体Pを供給するものでなくてもよい。
また、本実施形態において、粉体付着手段16は、押さえローラ6に接触するものである。ここで、接触するとは、常に接触している状態のみならず、接触している状態と離隔している状態とが反復継続する状態も含む。即ち、粉体付着手段16は、押さえローラ6に常に接触するものであってもよいし、接触している状態と離隔する状態が反復継続するものであってもよい。
この構成によれば、効率よく押さえローラ6に粉体Pを供給することができる。即ち、粉体付着手段16と押さえローラ6との間が常に離隔している場合、粉体供給部15から供給された粉体Pが粉体付着手段16の周囲に飛散したり、押さえローラ6に付着する粉体Pの量が不十分となる虞がある。そこで、粉体付着手段16を押さえローラと接触させることにより、粉体付着手段16に供給された粉体Pを無駄にすることなく、押さえローラ6に粉体Pを付着させることができる。但し、粉体付着手段16は、押さえローラ6に接触しないものであってもよい。
この構成によれば、効率よく押さえローラ6に粉体Pを供給することができる。即ち、粉体付着手段16と押さえローラ6との間が常に離隔している場合、粉体供給部15から供給された粉体Pが粉体付着手段16の周囲に飛散したり、押さえローラ6に付着する粉体Pの量が不十分となる虞がある。そこで、粉体付着手段16を押さえローラと接触させることにより、粉体付着手段16に供給された粉体Pを無駄にすることなく、押さえローラ6に粉体Pを付着させることができる。但し、粉体付着手段16は、押さえローラ6に接触しないものであってもよい。
本実施形態において、粉体付着手段16は、粉体付着本体部16aと取付部材16bとから構成されている。図5(b)では、粉体付着手段16は、先端の尖った複数の部材(本例では3本)と、直方体の部材と、棒状の部材とを組み合わせた構成を有する取付部材16bを、平面視矩形の粉体付着本体部16aに、組み合わせた構成を有している。
なお、本実施形態における粉体付着手段16は、剛性部材Y1を介して、剛性部材Xに固定されている。
なお、本実施形態における粉体付着手段16は、剛性部材Y1を介して、剛性部材Xに固定されている。
本実施形態における粉体付着本体部16aは、発泡ゴム又は発泡ウレタンからなっている。即ち、本実施形態では、粉体付着手段16は、発泡ゴム又は発泡ウレタンを取付部材16bに取り付けてなる。発泡ゴム及び発泡ウレタンはいずれも開孔部を有する部材であり、粉体供給部15から供給された粉体Pを、周囲への粉末の飛散を防止しながら、開孔部を介して押さえローラ6に無駄なく供給することができる。なお、本実施形態における上記発泡ゴム及び発泡ウレタンは、連通気泡である。但し、粉体付着本体部16aは、粉体供給部15から供給された粉体Pを押さえローラ6に付着させることができるものであれば、発泡ゴム又は発泡ウレタン以外のものであってもよい。
また、本実施形態における粉体付着手段16の取付部材16bは、上下方向(図5(a)の紙面上下方向)に撓み可能である。このような、撓み可能な部材とすることにより、後述する振動付与手段17によって振動を与えられた際に、粉体付着手段16が効果的に上下方向に動くことができる。
本実施形態に係る搬送装置1は、粉体付着手段16に連結され、該粉体付着手段16に振動を与える、振動付与手段17をさらに備えている。粉体付着手段16に振動を与えることで、粉体付着手段16から押さえローラ6への粉体の供給を促進することができる。
振動付与手段17は、板状部材17aと中継部材17bとから構成される。本実施形態においては、板状部材17aは、押さえローラ6のローラ軸6bに軸支されて回転可能とされた、外周縁が非円形状の板状部材であり、中継部材17bは、板状部材17aの外周縁に接触するとともに粉体付着手段16に連結された中継部材である。なお、板状部材17aと中継部材17bとは、接触するが固定はされていない。
図5(a)及び(c)に示すとおり、板状部材17aは、ローラ軸6bに軸支されて、ローラ軸6bの回転と同期して回転可能である。本実施形態では、ローラ本体6a、ローラ軸6b及び板状部材17aが同期して回転するため、コンベヤベルト2の走行に連動して定期的に回転することができる。
また、本実施形態における板状部材17aは、外周縁が非円形状であり、図5(c)に示すとおり、ローラ軸6bを中心として、凹凸のある外周縁を有する形状(具体的には、本例では星形状)である。板状部材17aが回転すると、板状部材17aの外周縁に接触する中継部材17bが、外周縁の位置に連動して上下方向(図5(a)の紙面上下方向)に動き、その上下の動作を、連結された粉体付着手段16に伝達する。このようにして、粉体付着手段16を上下に振動させることによって、簡便な構成で、粉体付着手段16から押さえローラ6への粉体Pの供給を促進することができる。
[実施形態2]
次に、本発明の他の実施形態(実施形態2)に係る搬送装置1における、粉体付着手段の一例について、図4及び図6(a)〜(c)を参照しながら説明する。実施形態2は、粉体付着手段16の構成が実施形態1と異なる以外は、実施形態1と同様の構成である。以下、実施形態2における粉体付着手段160について、実施形態1と異なる点を中心に説明する。
図6(a)は、本実施形態における、押さえローラ周辺を示す側面図であり、図6(b)は、図6(a)の粉体付着手段の平面図であり、図6(c)は、図6(a)のV−V線に沿う断面図である。
次に、本発明の他の実施形態(実施形態2)に係る搬送装置1における、粉体付着手段の一例について、図4及び図6(a)〜(c)を参照しながら説明する。実施形態2は、粉体付着手段16の構成が実施形態1と異なる以外は、実施形態1と同様の構成である。以下、実施形態2における粉体付着手段160について、実施形態1と異なる点を中心に説明する。
図6(a)は、本実施形態における、押さえローラ周辺を示す側面図であり、図6(b)は、図6(a)の粉体付着手段の平面図であり、図6(c)は、図6(a)のV−V線に沿う断面図である。
本実施形態における粉体付着手段160もまた、粉体付着本体部160aと取付部材160bとから構成されているが、本例では、図6(b)に示すとおり、粉体付着手段160は、円柱状の粉体付着本体部160aに、棒状の取付部材160bを、組み合わせた構成を有している。
なお、本実施形態における粉体付着手段160は、剛性部材Y2を介して、押さえ枠10に取り付けられている。
なお、本実施形態における粉体付着手段160は、剛性部材Y2を介して、押さえ枠10に取り付けられている。
また、本実施形態において、粉体付着本体部160aは、取付部材160bと同期して、剛性部材Y2に対して回転可能に軸支されている。
さらに、本実施形態における粉体付着手段160は、押さえローラ6に常に接触する。粉体付着手段160は、押さえローラ6の回転に連動して回転することができるが、粉体付着手段160として、独自の回転駆動機構を備えることもできる。
また、本実施形態における粉体付着本体部160aは、実施形態1と同様に、発泡ゴム又は発泡ウレタンを、取付部材160bからなっている。
上記のように構成された搬送装置1は、つぎのように動作する。
まず、粉体供給部15から供給された粉体Pは、いったん粉体付着手段160の粉体付着本体部160aに取り込まれる。次に、粉体Pは、粉体付着本体部160aの回転に伴って移動し、粉体付着本体部160aと押さえローラ6との接触位置で、押さえローラ6のローラ本体6aに付着する。押さえローラ6に付着した粉体Pは、図4に示すとおり、押さえローラ6によって、コンベヤベルト2のベルト幅方向端部20及び30のうち、内周側にオーバーラップされる側の端部20の外周面20oに付着され、コンベヤゴム2の摩擦抵抗を低減することができる。
まず、粉体供給部15から供給された粉体Pは、いったん粉体付着手段160の粉体付着本体部160aに取り込まれる。次に、粉体Pは、粉体付着本体部160aの回転に伴って移動し、粉体付着本体部160aと押さえローラ6との接触位置で、押さえローラ6のローラ本体6aに付着する。押さえローラ6に付着した粉体Pは、図4に示すとおり、押さえローラ6によって、コンベヤベルト2のベルト幅方向端部20及び30のうち、内周側にオーバーラップされる側の端部20の外周面20oに付着され、コンベヤゴム2の摩擦抵抗を低減することができる。
従って、上記構成によれば、粉体供給部15によって供給された粉体Pを周囲に飛散させることなく、簡便かつ効率良く、コンベヤベルトのオーバーラップ部分の摩擦抵抗を低減することができる。
1:搬送装置、 2:コンベヤベルト、 2C:キャリア側ベルト、 2R:リターン側ベルト、 3:前部プーリ、 4:後部プーリ、 5:円形保持ローラ、 6:押さえローラ、 6a:ローラ本体、 6b:ローラ軸、 7:保形枠、 7a:上室、 7b:下室、 7c:窓穴、 8:支持枠、 9:ガイド枠、 10:押さえ枠、 11、12:ガイドローラ、 13:ホッパ、 14:荷受箱、 15:粉体供給部、 16、160:粉体付着手段、 16a、160a:粉体付着本体部、 16b、160b:取付部材、 17:振動付与手段、 17a:板状部材、 17b:中継部材、 W:被搬送物、 P:粉体、 X、Y1、Y2:剛性部材
Claims (6)
- 互いに間隔を開けて配設された、一対のプーリと、
前記一対のプーリ間に巻回された、無端状のコンベヤベルトと、
前記コンベヤベルトのベルト長手方向の一部分を、ベルト幅方向一方側の端部と他方側の端部とがオーバーラップするようにパイプ状に丸められた状態に保持するための、複数の円形保持ローラと、
前記一対のプーリと前記複数の円形保持ローラとのベルト長手方向中間に配置され、前記コンベヤベルトのベルト幅方向一方側の端部を内周側に押圧する、押さえローラと、
を備える搬送装置であって、
前記押さえローラの上方に配置され、前記コンベヤベルトのベルト幅方向端部のうち内周側にオーバーラップされる側に付着される粉体を供給する、粉体供給部と、
前記押さえローラと前記粉体供給部との上下方向中間に配置され、前記粉体供給部から供給された粉体を前記押さえローラに付着させる、粉体付着手段と、
を備えることを特徴とする、搬送装置。 - 前記粉体付着手段は、前記押さえローラに接触する、
請求項1に記載の搬送装置。 - 前記粉体付着手段は、発泡ゴム又は発泡ウレタンを取付部材に取り付けてなる、
請求項1又は2に記載の搬送装置。 - 前記粉体付着手段に連結され、該粉体付着手段に振動を与える、振動付与手段をさらに備える、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送装置。 - 前記振動付与手段は、前記押さえローラのローラ軸に軸支されて回転可能とされた、外周縁が非円形状の板状部材と、該板状部材の外周縁に接触するとともに前記粉体付着手段に連結された中継部材と、を有する、
請求項4に記載の搬送装置。 - 前記粉体供給部は、所定の時間毎に、前記粉体を前記粉体付着手段に供給する、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017108173A JP2018203415A (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018203415A true JP2018203415A (ja) | 2018-12-27 |
Family
ID=64955165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017108173A Withdrawn JP2018203415A (ja) | 2017-05-31 | 2017-05-31 | 搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018203415A (ja) |
-
2017
- 2017-05-31 JP JP2017108173A patent/JP2018203415A/ja not_active Withdrawn
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