JP2004026387A - ベルトコンベヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ベルト9の搬送面側の両側縁部に、断面山型のガイド部材10を長さ方向に連続して設け、ベルトコンベヤ1の立上り屈曲部3の両側フレーム16に、ガイド部材10の上面に当接するように押さえローラ21を取り付け、さらに、下部搬送部5と傾斜部7との両側のフレーム16に、ガイド部材10の内側斜面10cに当接するようにガイドローラ14を取り付けるとともに、ベルト9を挟んで反対側に、ベルト9の裏面に当接するベルト支持ローラ15を取り付ける。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
フレーク状に破砕されたプラスチック成形品等のコンベヤベルトに付着しやすい搬送物等を搬送し、下部搬送部に続き、立上り屈曲部を経て急傾斜で立ち上がる傾斜部を有しているベルトコンベヤであって、前記立上がり屈曲部で、コンベヤベルト(以下、ベルトともいう)の縁部を傷めることなく、前記ベルトの浮き上がりを防止することができ、且つ、前記ベルトを、蛇行することなく走行させることができるベルトコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、下部搬送部に続き、立上り屈曲部を経て急傾斜で立ち上がる傾斜部を有しているベルトコンベヤは、前記立上がり屈曲部でのベルトの浮き上がりを防止するため、前記立上り屈曲部に、前記ベルトを搬送面側から押さえ付ける押さえプーリが設けられている。
【0003】
この押さえプーリは、一対の円盤状のプーリ本体を有しており、前記立上り屈曲部の両側のフレームに、プーリ軸の両端部が回転可能に支持されているものである。
【0004】
そして、前記一対のプーリ本体の外周面で、前記ベルトの搬送面側の両側縁部を押すことにより、前記立上り屈曲部での前記ベルトの浮き上がりを防止している。
【0005】
また、前記ベルトの蛇行を制御する手段として、断面台形状のガイド部材が、その底面を前記ベルトの裏面側の中央部に接着するようにして、ベルト長さ方向の全長にわたって取り付け、前記ガイド部材と嵌合するガイド溝を、ヘッドプーリやテールプーリ、及び搬送側の前記ベルトを支持するベルト支持部材等に設ける。
【0006】
そうして、それぞれに設けられている前記ガイド溝に、前記ガイド部材を案内させて、前記ベルトを走行させることにより、走行中の前記ベルトの振れを強制的に抑え、蛇行を防止しているものが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような前記ベルトコンベヤにおいて、前記立上り屈曲部での前記ベルトの浮き上がりを防止するには、前記ベルトを、搬送物を積載する中央部分を避けるようにして押さえなければならない。即ち、上記のように、前記ベルトの両側縁部を押さえることにより、前記ベルトの浮き上がりを防止しなければならない。
【0008】
従って、前記ベルトの両側縁部に力が集中するため、前記一対のプーリ本体の外周面と直接接触する前記ベルトの表面層が痛んで磨耗しやすくなる。そして、前記表面層の磨耗が進展し帆布まで達すると、前記帆布の一部が切断し前記ベルト強力が低下することにより、記縁部が折れ曲がり前記一対のプーリ本体の外周面から外れることで、前記ベルトが浮き上がることがある。
【0009】
さらに、前記縁部の磨耗が進展すると、前記ベルト縁部の一部が完全に欠落した状態となり、前記一対のプーリ本体では押さえきれず、前記ベルトが浮き上がる場合もある。
【0010】
また、ベルトジョイント部が剥離するという問題が発生することもある。
【0011】
そして、搬送物が、かさ比重の軽い飛散しやすいものであって、前記ベルトに付着しやすいものである場合、例えば、フレーク状に破砕されたペットボトルのように、静電気を帯びやすいプラスチック片である場合には、飛散した搬送物が、静電気により前記ベルト裏面側の前記ガイド部材に付着することがある。
【0012】
これによって、前記ガイド部材は、前記ガイド溝への収まりが悪くなり外れやすくなるため、走行中の前記ベルトが安定せず蛇行することがある。
【0013】
そこで本発明者は、ベルトに付着しやすい搬送物を搬送し、下部搬送部に続き、立上り屈曲部を経て急傾斜で立ち上がる傾斜部を有しているベルトコンベヤで、ベルトの縁部を損傷させることなく、立上り屈曲部での前記ベルトの浮き上がりを抑えることができ、且つ前記ベルトを蛇行することなく安定して走行させることができるベルトコンベヤを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために請求項1記載のベルトコンベヤは、コンベヤベルトに付着しやすい搬送物等を搬送し、下部搬送部に続いて、立上り屈曲部を経て急傾斜で立ち上がる傾斜部を有しているベルトコンベヤであって、前記ベルトの搬送面側の両側縁部に、断面山型のガイド部材を、ベルト長さ方向に連続して設け、前記立上り屈曲部の両側のフレームに、前記ガイド部材の上面に当接するように押さえローラを取り付け、
前記下部搬送部と傾斜部との両側のフレームにあって、少なくとも前記立上り屈曲部近傍に、前記ガイド部材の内側斜面に当接するようにガイドローラを取り付けるとともに、前記ベルトを挟んで、前記ガイドローラの反対側に、前記ベルトの裏面に当接するベルト支持部材を取り付けることを特徴とする。
【0015】
上記のような請求項1にかかるベルトコンベヤによれば、前記立上り屈曲部の両側のフレーム取り付けられた前記押さえローラを、前記ガイド部材の上面に当接することにより、前記押さえローラを、前記ベルトの搬送面側の縁部に直接接触させることなく、前記ベルトの浮き上がりを防止することができる。
【0016】
そして、前記ガイドローラとベルト支持部材とで、前記ベルトの縁部と前記ガイド部材とを挟み込むようにすることにより、前記ガイドローラの外周面を、常に、前記ガイド部材の内側斜面に当接させておくことができる。
【0017】
これにより、前記ベルトの両側の前記ガイド部材は、前記ベルトの幅方向外側にそれぞれが押された状態となるため、前記ベルトの幅方向の移動を防止することができる。
【0018】
なお、前記ベルト支持部材として、鉄板等の板材や、軸の両端部を両側のフレームに取り付けたブラケットに支持された1本のローラを用いても良い。また、両側の各フレームに設けられているブラケットに、ベアリングが取り付けられた軸を支持させ、この各ベアリングで前記ベルトの両側縁部をそれぞれ支持させるようにしたものを使用することもできる。
【0019】
そして、前記板材や1本のローラ、ベアリングなどが金属製である場合には、表面に合成樹脂を被覆しておくと、前記ベルトとの滑りが良くなり、磨耗しにくくなる。さらに、前記ベルトを磨耗させにくくすることができる。
【0020】
また、前記板材や1本のローラ、ベアリングなどが非導電性である場合には、表面に導電性樹脂で形成された層を被覆しておくと、静電気を帯び易い搬送物を搬送する場合に、飛散した搬送物がこれらに付着することを防止することができる。
【0021】
請求項2記載のベルトコンベヤは、前記ベルトの搬送面であって、両側のガイド部材の間に、ベルト幅方向の横桟を、前記ベルトの長さ方向に所定の間隔で複数設けることを特徴としている。請求項2にかかるベルトコンベヤによれば、前記ベルトに前記横桟を設けることにより、傾斜部の勾配が急な場合でも、搬送物が滑り落ちることなく、前記立上り屈曲部での搬送物の滞留や荷こぼれを防ぐことができる。
【0022】
請求項3記載のベルトコンベヤは、押さえローラの外周面を、平坦に形成することを特徴としている。請求項3にかかるベルトコンベヤによれば、前記ガイド部材の上面に、飛散した搬送物が付着している場合、その搬送物の付着している部分が前記押さえローラを通過する際に、前記ガイド部材の上面と前記押さえローラの外周面との間から、前記付着した搬送物を押し出しやすくなる。
【0023】
従って、前記ガイド部材と押さえローラとの間の搬送物の噛み込みを防ぐことができる。
【0024】
請求項4のベルトコンベヤは、金属材料よりなる前記押さえローラまたは記ガイドローラの少なくとも一方の外周面に、合成樹脂を被覆することを特徴としている。請求項4にかかるベルトコンベヤによれば、金属材料よりなる前記押さえローラやガイドローラの外周面に、合成樹脂を被覆することにより、前記ガイド部材との滑りが良くなり、前記ガイド部材の磨耗を防止することができる。
【0025】
なお、前記合成樹脂として、ナイロンやポリエチレン、ポリプロピレン等を用いることができる。
【0026】
請求項5のベルトコンベヤは、非導電性材料よりなる前記押さえローラまたは前記ガイドローラを用いる場合であって、その外周面に、静電気を排除することができる導電性樹脂を被覆することを特徴としている。請求項5にかかるベルトコンベヤによれば、ナイロンやポリエチレン及びポリプロピレン等の非導電性材料よりなる前記押さえローラやガイドローラの外周面に、導電性樹脂を被覆することにより、搬送物が静電気を帯び易いものである場合、飛散した搬送物の付着を防止することができる。
【0027】
請求項6のベルトコンベヤは、フレーク状に破砕されたプラスチック成形品を搬送するものであることを特徴としている。請求項5のベルトコンベヤによれば、フレーク状に破砕されたプラスチック成形品の搬送に用いると、静電気を帯びやすい破砕されたプラスチック成形品が、前記ベルトやガイド部材等に付着した場合でも、前記ベルトは、蛇行することなく走行するため、破砕されたプラスチック成形品の安定した搬送を行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるベルトコンベヤの実施の形態について図1〜4に基づいて以下に説明する。
【0029】
図1は、本発明にかかるベルトコンベヤの実施例を示す概念図(幅方向中心断面)であり、図2は、本発明にかかるベルトコンベヤの実施例を示す下部搬送部及び傾斜部の幅方向の部分断面であって、ガイドローラの取り付け状態を示している。
【0030】
また図3は、本発明にかかるベルトコンベヤの実施例を示す立上り屈曲部の幅方向の部分断面図であって、押さえローラの取り付け状態を示し、図4は、本発明にかかるベルトコンベヤの他の実施例を示す下部搬送部及び傾斜部の幅方向の部分断面であって、ガイド部材の別の実施例を示している。
【0031】
本実施例のベルトコンベヤ1は、図1に示すように、水平に設けた下部搬送部5に続いて、立上り屈曲部3を経て急傾斜で立ち上げた傾斜部7を有しているものである。
【0032】
そして、下部搬送部5のテールプーリ2寄りに、搬送物をベルトに載せ込む投入用ホッパー6が配置されており、傾斜部7の先端部には、搬送物を排出するヘッドシュート8が設けられている。
【0033】
また、ポリエステル帆布を芯体とし、この芯体にポリウレタンシート等弾性体を積層して形成されている無端のベルト9が、下部搬送部5の後端部に設けられているテールプーリ2と、傾斜部7の先端部に設けられているヘッドプーリ4とに、立上り屈曲部3で所定の曲率で曲げられ架け回されている。
【0034】
そして、ベルト9の搬送面側の両側縁部(図2参照)に、ガイド部材10がベルト長さ方向の全周に連続して設けられている。また、ベルト9の搬送面の両側のガイド部材10の間には、下端部に板状の取付ベース11aが形成されている板状の横桟11が、ベルト9の搬送面に対して垂直方向に向けて、ベルト長さ方向に等間隔で全周にわたり取り付けられ、傾斜部7での搬送物の滑り落ちを防止している。
【0035】
立上り屈曲部3には、複数の押さえローラ12が、軸芯が同じ円弧上に位置するようにして配置されており、これらの押さえローラ12に、ガイド部材10の上面が接触した状態となっている。一方、戻り側のベルト9は、複数のローラ13により、搬送側のベルト9と同じ曲率で湾曲させられている。
【0036】
また、前記立上り屈曲部付近の、下部搬送部5と傾斜部7とには、搬送側のベルト9の縁部をガイド部材10とともに挟み込むようにして、ガイドローラ14とベルト支持ローラ15とが設けられている。
【0037】
図2に示すように、ベルト9の両側の縁部に設けられているガイド部材10は例えばポリウレタンで形成され、断面山型に形成されているガイド部10bを備えている。ガイド部10bは、ベルト9の裏面との接着面積を広くするため、その底部の両側を板状に伸ばして形成し、取付片10aが設けられている。
【0038】
また、両側のガイド部材10の間に取り付けられている横桟11もまた、ポリウレタンを用いて形成されており、横長の略矩形の形状を有している。
【0039】
このように構成されているベルト9の両側のガイド部材10にはそれぞれ、内側斜面10cにガイドローラ14の外周面が当接している。このガイドローラ14は、軸をベルト9の幅方向に対して傾斜を持たせた状態で、フレーム16に取り付けられているブラケット17に支持されており、外周面が、ガイド部材10の内側斜面10cとほぼ一致するような傾斜角度となっている。(例えば、内側斜面10cは約60°、ガイドローラ14の外周面は約30°)
そして、ベルト9を挟んで、このガイドローラ14の反対側に、ベルト支持ローラ15が、軸をベルト9の幅方向と平行な状態にしてブラケット17に支持されている。このベルト支持ローラ15は、外周面が、ガイド部材10が取り付けられている面と、反対側のベルト9の裏面に当接した状態となっている。
【0040】
このようにして、ガイドローラ14とベルト支持ローラ15とで、ガイド部材10とベルト9とを挟み込むようにすることで、ガイドローラ14の外周面を常に、ガイド部材10の内側斜面10cに当接させておくことができる。
【0041】
従って、両側のガイド部材10は、ベルト9の幅方向外側にそれぞれが、押された状態となっているため、ベルト9は幅方向の振れが矯正されつつ走行することとなる。
【0042】
これにより、フレーク状に破砕されたペットボトル等のプラスチック成形品を搬送する場合、飛散したフレーク状の搬送物が、静電気によりガイド部10の内側斜面10cに付着した場合でも、ガイドローラ14は、ガイド部10bから外れたりすることがないため、ベルト9は蛇行することなく走行する。
【0043】
また、ガイドローラ14やベルト支持ローラ15の外周面には、合成樹脂が被覆されているためガイド部材10との滑りが良く、ガイド部材10を磨耗させにくいものとなっている。
【0044】
そして、ガイドローラ14やベルト支持ローラ15が、プラスチック等の非導電性材料で構成されているものである場合、外周面に導電性樹脂を被覆しておくことで、静電気を帯びやすい上記搬送物が、ガイドローラ14やベルト支持ローラ15の外周面等へ付着することを防止できる。
【0045】
また、ブラケット17が取り付けられているフレーム16には、両側に側板18が取り付けられており、側板18の上部にブラケット17の上方を覆うような天板19が設けられ、天板19の先端部には、横桟11とガイドローラ14との間を隔てるようなスカート部材20が鉛直方向に設けられている。
【0046】
一方、図3に示すように、押さえローラ12は、外周面が平坦に形成されているもので、軸をベルト9の幅方向に対して平行にした状態で、両側のフレーム16に取り付けられているブラケット21にそれぞれ支持されている。
【0047】
この押さえローラ12は外周面が、ガイド部材10のガイド部10b上面に当接する状態となっている。この押さえローラ12の外周面には、合成樹脂が被覆されているためガイド部材10との滑りが良く、ガイド部材10を磨耗させにくいものとなっている。
【0048】
また、押さえローラ12がプラスチック等の非導電性材料で構成されているものである場合には、外周面に、導電性樹脂を被覆しておくと、破砕されたプラスッチク成形品のような、静電気を帯び易い搬送物の付着を防止することができる。
【0049】
なお、押さえローラ12は、本実施例のように外周面が平坦に形成されたものの他に、ガイド部材10の上部と緩やかに噛み合うようなV字状の溝を、外周面全周に形成したものを用いることもできる。
【0050】
このようなV字状の溝を外周面に形成することにより、立上り屈曲部3でのベルト9の幅方向の振れを抑えることができる。
【0051】
また、本実施例においてガイド部材10は、上面を凸状に湾曲させた山型としているが、これに限るものではなく、例えば、図4(a)に示すように、ガイド部10bの断面形状が、山型の上面を平坦に形成した略台形状のものを用いることもできる。
【0052】
このようなガイド部10bを有したガイド部材10を用いると、図4(b)に示すように、押さえローラ12の外周面とガイド部10bの上面とが線接触するようになり、押さえローラ12で強く押さえられた場合でも、ガイド部10bは大きな変形を伴うことなく、押さえローラ12を支持することができる。
【0053】
【発明の効果】
請求項1記載のベルトコンベヤは、押さえローラでガイド部材を押さえるようにして、立上り屈曲部でのベルトの浮き上がりを防止するため、押さえローラがベルトに直接接触することがない。このため、ベルトの両側縁部の表面層が磨耗して損傷することがなく、長期間使用することができ、ベルト交換の手間を省くとともに、交換部品のコストを抑えることができる。
【0054】
また、両側のガイドローラが常に、ガイド部材の内側斜面に当接しているため、ベルトの幅方向の振れを強制的に抑え、ベルトの蛇行を確実に抑えることができる、安定した搬送状態を維持することができる。
【0055】
従って、搬送物がベルトの片側に偏った状態で積載されている場合でも、ベルトが片寄って走行することがないため、投入シュートの角度や位置の設計に幅を持たせることができる。
【0056】
そして、押さえローラとガイドローラ及びベルト支持部材との効果と相まって、立上り屈曲部でのベルトの走行が安定し、搬送物をスムーズに運び上げることができる。
【0057】
請求項2記載のベルトコンベヤは、ベルトのカイド部材の間に、横桟を複数設けることにより、傾斜部での搬送物の滑り落ちが防止され、傾斜部の傾斜角度が急な場合でも、立上り屈曲部で搬送物を滞留させることなく確実に運び上げることができるため、搬送物を下流側の装置へ安定して供給することができる。
【0058】
請求項3記載のベルトコンベヤは、押さえローラの外周面を平坦にすることで、立上り屈曲部において、ベルトが幅方向に若干振れた場合でも、確実にカイド部材を押さえ付けておくことができるため、立上り屈曲部でのベルトの浮き上がりが全くなく、ベルトを常に安定した状態で走行させることができる。従って、立上り屈曲部での搬送をスムーズに行うことができる。
【0059】
請求項4記載のベルトコンベヤは、ガイド部材が磨耗しにくいため、長期間にわたりベルトを安定して走行させることができる。また、ベルトを長期間使用することができるため、ランニングコストを抑えることができる。
【0060】
請求項5記載のベルトコンベヤは、外周面を導電性樹脂で被覆することにより、飛散した静電気を帯び易い搬送物が、外周面等に付着することがない。従って、押さえローラやガイドローラは、搬送物が噛み込んだり巻き付いたりすることによる回転不良等の不具合が発生することがなく、長期間正常な回転を維持することができるため、長期間にわたり使用することができ部品交換の手間を省くことができる。
【0061】
また、押さえローラやガイドローラは、回転不良で停止することがないため、ガイド部材やベルトを擦って傷めるようなこともない。
【0062】
請求項6記載のベルトコンベヤは、フレーク状に破砕されたプラスチック成形品の搬送に用いると、飛散した搬送物が、ガイド部材等に付着しても、ベルトは蛇行することなく走行するため、常に安定した搬送状態を維持でき、処理の効率化を図ることができる。
【0063】
また、立上り屈曲部において、ベルトの蛇行や浮き上がりがないため、搬送物をスムーズに運び上げることができ、高い位置に設置されている装置や、高い位置に投入口が設けられている装置への供給を安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるベルトコンベヤの実施例を示す概念図(幅方向中心断面)である。
【図2】本発明にかかるベルトコンベヤの実施例を示す立上り屈曲部の幅方向の部分断面図である。
【図3】本発明にかかるベルトコンベヤの実施例を示す下部搬送部及び傾斜部の幅方向の部分断面図である。
【図4】本発明にかかるベルトコンベヤの他の実施例を示す下部搬送部及び傾斜部の幅方向の部分断面図である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベヤ
3 立上り屈曲部
5 下部搬送部
7 傾斜部
9 コンベヤベルト
10 ガイド部材
14 ガイドローラ
15 ベルト支持ローラ
16 フレーム
10c 内側斜面
21 押さえローラ
Claims (6)
- コンベヤベルトに付着しやすい搬送物等を搬送し、下部搬送部に続き、立上り屈曲部を経て急傾斜で立ち上がる傾斜部を有しているベルトコンベヤであって、
前記コンベヤベルトの搬送面側の両側縁部に、断面山型のガイド部材が、ベルト長さ方向に連続して設けられており、前記立上り屈曲部の両側のフレームに、前記ガイド部材の上面に当接するように押さえローラが取り付けられ、
前記下部搬送部と傾斜部との両側にあって、少なくとも前記立上り屈曲部近傍のフレームに、前記ガイド部材の内側斜面に当接するようにガイドローラが取り付けられるとともに、前記コンベヤベルトを挟んで、前記ガイドローラの反対側に、前記コンベヤベルトの裏面に当接するベルト支持部材が取り付けられていることを特徴としているベルトコンベヤ。 - 前記コンベヤベルトの搬送面であって、両側の前記ガイド部材の間に、前記コンベヤベルト幅方向の横桟が、前記コンベヤベルトの長さ方向に所定の間隔で複数設けられていることを特徴としている請求項1記載のベルトコンベヤ。
- 前記押さえローラの外周面が平坦に形成されていることを特徴としている請求項1または2記載のベルトコンベヤ。
- 金属材料よりなる前記押さえローラまたは記ガイドローラの少なくとも一方の外周面に、合成樹脂が被覆されていることを特徴としている請求項1,2または3記載のベルトコンベヤ。
- 非導電性材料よりなる前記押さえローラまたは前記ガイドローラを用いる場合であって、その外周面に、導電性樹脂が被覆されていることを特徴としている請求項1〜4のいずれかに記載のベルトコンベヤ。
- 前記ベルトコンベヤが、フレーク状に破砕されたプラスチック成形品を搬送するものであることを特徴としている請求項1〜5のいずれかに記載のベルトコンベヤ。
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