JPH0730596Y2 - ホールドダウン装置 - Google Patents
ホールドダウン装置Info
- Publication number
- JPH0730596Y2 JPH0730596Y2 JP1989056994U JP5699489U JPH0730596Y2 JP H0730596 Y2 JPH0730596 Y2 JP H0730596Y2 JP 1989056994 U JP1989056994 U JP 1989056994U JP 5699489 U JP5699489 U JP 5699489U JP H0730596 Y2 JPH0730596 Y2 JP H0730596Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- conveyor
- tripper
- belt conveyor
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Specific Conveyance Elements (AREA)
- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ベルトコンベヤにトリッパを設けた搬送装置
に係り、特にコンベヤベルトがトリッパーへ移行する近
傍においてベルトの浮き上りを規制するホールドダウン
装置に関する。
に係り、特にコンベヤベルトがトリッパーへ移行する近
傍においてベルトの浮き上りを規制するホールドダウン
装置に関する。
[従来の技術] 従来、ばら荷を移送するために使用される搬送装置は、
ばら荷を搬送するベルトコンベヤに、水平に搬送される
ばら荷を斜め上方に搬送するトリッパーが設けられ、そ
のトリッパーから別のベルトコンベヤへ荷役を行いばら
荷を移送する。このような、搬送装置は、第2図に示す
ように、ベルトコンベヤ1を水平状態から斜め上方に導
くための走行自在なトリッパー2が設けられており、こ
のトリッパー2には傾斜に沿って複数のローラ3が適宜
の間隔を隔てて設けられている。ベルトコンベヤ1のベ
ルト4は、これらローラ3に導かれてトリッパー2の傾
斜に沿って移動するようになっている。また、トリッパ
ー2の上端部には、ヘッドプーリ5が設けられており、
ベルトコンベヤ1は、傾斜に沿って上昇し、上端におい
て、ヘッドプーリ5に掛け渡されて折り返され、さら
に、トリッパー2の傾斜に沿って下降して、ベンドプー
リ6に掛け渡されて折り返されると共に、地上に沿って
移動するようになっている。
ばら荷を搬送するベルトコンベヤに、水平に搬送される
ばら荷を斜め上方に搬送するトリッパーが設けられ、そ
のトリッパーから別のベルトコンベヤへ荷役を行いばら
荷を移送する。このような、搬送装置は、第2図に示す
ように、ベルトコンベヤ1を水平状態から斜め上方に導
くための走行自在なトリッパー2が設けられており、こ
のトリッパー2には傾斜に沿って複数のローラ3が適宜
の間隔を隔てて設けられている。ベルトコンベヤ1のベ
ルト4は、これらローラ3に導かれてトリッパー2の傾
斜に沿って移動するようになっている。また、トリッパ
ー2の上端部には、ヘッドプーリ5が設けられており、
ベルトコンベヤ1は、傾斜に沿って上昇し、上端におい
て、ヘッドプーリ5に掛け渡されて折り返され、さら
に、トリッパー2の傾斜に沿って下降して、ベンドプー
リ6に掛け渡されて折り返されると共に、地上に沿って
移動するようになっている。
また、トリッパー2には、ばら荷を他の場所に移送する
他のベルトコンベヤ7が連結されている。
他のベルトコンベヤ7が連結されている。
このように構成された搬送装置は、トリッパー2が荷役
位置を変えるべく走行するときにベルトコンベヤ1を繰
出し、繰り込んでベルト4を常に一定の長さの傾斜に確
保するようになっている。このベルトコンベヤ1は、ば
ら荷をトリッパー2で水平から傾め上方に搬送し、上端
部の折り返し位置で他のベルトコンベヤ7へばら荷を搬
出し、他のコンベヤ7はこのばら荷を他の場所に移送す
るようになっている。
位置を変えるべく走行するときにベルトコンベヤ1を繰
出し、繰り込んでベルト4を常に一定の長さの傾斜に確
保するようになっている。このベルトコンベヤ1は、ば
ら荷をトリッパー2で水平から傾め上方に搬送し、上端
部の折り返し位置で他のベルトコンベヤ7へばら荷を搬
出し、他のコンベヤ7はこのばら荷を他の場所に移送す
るようになっている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、このような搬送装置において、ベルトコンベ
ヤ1は、連続的にばら荷を搬送している場合、ばら荷の
重量でベルト4は下方に下がりローラ3に沿って傾斜を
上昇移動する。また、ばら荷を搬送していないときある
いは少量のばら荷を断続的に搬送しているときには、搬
送するばら荷の重量が軽いので、ベルト4を緊張する力
でベルト4が第2図の2点鎖線で示すように浮き上がっ
て移動する。この浮き上がるベルト4を押さえるため
に、図示するように、ベルトコンベヤ1が、水平方向か
ら斜め上方に立ち上がる起点部近傍の上方に一対のベル
ト押え車輪8を有するホールドダウン装置10が設けられ
ている。このホールドダウン装置10は、第4図に示すよ
うに、ベルトコンベヤ1を挾んで跨ぐように直立する支
持フレーム9に軸受を介してベルト押え車輪8が支持さ
れており、このベルト押え車輪8は、浮き上がるベルト
4の両側上面に接するように設けられている。
ヤ1は、連続的にばら荷を搬送している場合、ばら荷の
重量でベルト4は下方に下がりローラ3に沿って傾斜を
上昇移動する。また、ばら荷を搬送していないときある
いは少量のばら荷を断続的に搬送しているときには、搬
送するばら荷の重量が軽いので、ベルト4を緊張する力
でベルト4が第2図の2点鎖線で示すように浮き上がっ
て移動する。この浮き上がるベルト4を押さえるため
に、図示するように、ベルトコンベヤ1が、水平方向か
ら斜め上方に立ち上がる起点部近傍の上方に一対のベル
ト押え車輪8を有するホールドダウン装置10が設けられ
ている。このホールドダウン装置10は、第4図に示すよ
うに、ベルトコンベヤ1を挾んで跨ぐように直立する支
持フレーム9に軸受を介してベルト押え車輪8が支持さ
れており、このベルト押え車輪8は、浮き上がるベルト
4の両側上面に接するように設けられている。
しかしながら、このベルト押え車輪8には、ベルト4の
浮き上がる押圧力が集中し、この押圧力でベルト4が損
傷することがある。このベルト4の損傷を防止するため
に、ベルト押え車輪8の外周部にベルト保護用ゴム等の
弾性部材を取り付けてベルト4を保護するようにしてい
るが、浮き上がるベルト4の押圧力が大きいので、ベル
ト保護用ゴムが摩擦力で著しく摩耗し、その寿命が短い
という問題がある。
浮き上がる押圧力が集中し、この押圧力でベルト4が損
傷することがある。このベルト4の損傷を防止するため
に、ベルト押え車輪8の外周部にベルト保護用ゴム等の
弾性部材を取り付けてベルト4を保護するようにしてい
るが、浮き上がるベルト4の押圧力が大きいので、ベル
ト保護用ゴムが摩擦力で著しく摩耗し、その寿命が短い
という問題がある。
また、ベルト押え車輪8に代えて、ベルト4にフラット
に接触する円柱回転体のベルト押えを設けてベルト4の
損傷を防止することが考えられたが、円柱回転体は浮き
上がるベルト4に圧接しているので、ベルト4が浮き上
がった状態のときに搬送されるばら荷は、円柱回転体に
遮ぎられてベルト4上に滞留し、これにより荷こぼれす
るという問題がある。
に接触する円柱回転体のベルト押えを設けてベルト4の
損傷を防止することが考えられたが、円柱回転体は浮き
上がるベルト4に圧接しているので、ベルト4が浮き上
がった状態のときに搬送されるばら荷は、円柱回転体に
遮ぎられてベルト4上に滞留し、これにより荷こぼれす
るという問題がある。
本考案は上記問題を有効に解決すべく創案されたもの
で、その目的は、ベルトコンベヤのベルトの損傷を防止
し、かつ、ベルトが浮き上がった状態で荷が搬送されて
もベルト上に荷を保持し、荷こぼれを未然に防止するこ
とのできるホールドダウン装置を提供することにある。
で、その目的は、ベルトコンベヤのベルトの損傷を防止
し、かつ、ベルトが浮き上がった状態で荷が搬送されて
もベルト上に荷を保持し、荷こぼれを未然に防止するこ
とのできるホールドダウン装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案は、ベルトコンベヤ途
中に、水平に搬送される荷を斜め上方に搬送するトリッ
パーを設けた搬送装置において、水平方向から斜め上方
に立ち上がる起点部近傍の上方で、かつ、ベルトに直交
して設けられた回転軸と、この回転軸に沿って設けら
れ、浮き上がるベルトに接してそのベルトを湾曲状に押
さえるべく紡錘形に形成されると共にその外周部の軸方
向に間隔を隔てて通過間隙が形成された紡錘回転部材と
を備えて構成したものである。
中に、水平に搬送される荷を斜め上方に搬送するトリッ
パーを設けた搬送装置において、水平方向から斜め上方
に立ち上がる起点部近傍の上方で、かつ、ベルトに直交
して設けられた回転軸と、この回転軸に沿って設けら
れ、浮き上がるベルトに接してそのベルトを湾曲状に押
さえるべく紡錘形に形成されると共にその外周部の軸方
向に間隔を隔てて通過間隙が形成された紡錘回転部材と
を備えて構成したものである。
[作用] 上記構成によれば、ベルトコンベヤは、水平に搬送する
荷を斜めに上昇させて搬送する。この搬送において、荷
を搬送する当初あるいは少ない荷を断続的に搬送すると
ベルトが浮き上がって移動する。このとき、ベルトの浮
き上がる力は、紡錘回転部材の表面に分散して加わるの
でベルトの損傷を防止できる。
荷を斜めに上昇させて搬送する。この搬送において、荷
を搬送する当初あるいは少ない荷を断続的に搬送すると
ベルトが浮き上がって移動する。このとき、ベルトの浮
き上がる力は、紡錘回転部材の表面に分散して加わるの
でベルトの損傷を防止できる。
この浮き上がって移動するベルトは、紡錘回転部材に当
接してその浮き上がりが押えられた状態で荷を搬送す
る。このとき、ベルトを押る紡錘回転部材は、ベルトに
直交するように接してベルトを湾曲状に変形させて押え
ると共に、荷を通過間隙を通して搬送する。これによ
り、荷はベルト上に滞留することがなく、荷こぼれする
ことがない。
接してその浮き上がりが押えられた状態で荷を搬送す
る。このとき、ベルトを押る紡錘回転部材は、ベルトに
直交するように接してベルトを湾曲状に変形させて押え
ると共に、荷を通過間隙を通して搬送する。これによ
り、荷はベルト上に滞留することがなく、荷こぼれする
ことがない。
さらに、大量の荷が搬送されてくるとベルトは、下方に
下りトリッパーに沿って移動する。
下りトリッパーに沿って移動する。
[実施例] 本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は、搬送装置の一例を示すもので、図において、
1はベルトコンベヤである。このベルトコンベヤ1は、
ばら荷を水平から斜め上方に搬送する走行自在なトリッ
パー2に接続されている。このトリッパー2は、上述の
従来例で説明したものと同じなので同じ符号を用い、そ
の説明を省略する。
1はベルトコンベヤである。このベルトコンベヤ1は、
ばら荷を水平から斜め上方に搬送する走行自在なトリッ
パー2に接続されている。このトリッパー2は、上述の
従来例で説明したものと同じなので同じ符号を用い、そ
の説明を省略する。
このトリッパー2には他のベルトコンベヤ7が連結され
ている。他のベルトコンベヤ7は、第3図に示すよう
に、その下端部がトリッパー2に連結される傾斜フレー
ム11を有し、走行自在なるように走行車輪12が設けられ
ている。傾斜フレーム11には、傾斜に沿って適宜の間隔
を隔てて複数のローラ13が設けられおり、その傾斜の上
下端部には、プーリ14,15が設けられている。これらプ
ーリ14,15には、コンベヤベルト16が無端状に掛け渡さ
れており、このコンベヤベルト16は、上記ローラ13に導
かれて傾斜に沿って上方に移動するようになっている。
傾斜フレーム11の傾斜面の下側には、コンベヤベルト16
を駆動する駆動用プーリ17とコンベヤベルト16に緊張力
を付与するテンションプーリ18とが設けられている。
ている。他のベルトコンベヤ7は、第3図に示すよう
に、その下端部がトリッパー2に連結される傾斜フレー
ム11を有し、走行自在なるように走行車輪12が設けられ
ている。傾斜フレーム11には、傾斜に沿って適宜の間隔
を隔てて複数のローラ13が設けられおり、その傾斜の上
下端部には、プーリ14,15が設けられている。これらプ
ーリ14,15には、コンベヤベルト16が無端状に掛け渡さ
れており、このコンベヤベルト16は、上記ローラ13に導
かれて傾斜に沿って上方に移動するようになっている。
傾斜フレーム11の傾斜面の下側には、コンベヤベルト16
を駆動する駆動用プーリ17とコンベヤベルト16に緊張力
を付与するテンションプーリ18とが設けられている。
また、上記トリッパー2と他のベルトコンベヤ7との間
には、上記ベルトコンベヤ1から搬出される荷を受ける
シュート19が設けられており、このシュート19は、他の
ベルトコンベヤ7あるいは地上に敷設されているヤード
コンベヤ20へ選択的に荷を供給できるようになってい
る。
には、上記ベルトコンベヤ1から搬出される荷を受ける
シュート19が設けられており、このシュート19は、他の
ベルトコンベヤ7あるいは地上に敷設されているヤード
コンベヤ20へ選択的に荷を供給できるようになってい
る。
さて、このように構成された搬送装置には、第2図に示
すように、ベルトコンベヤ1が水平方向から斜め上方に
立ち上がる起点部近傍の上方に、浮き上がるベルト4を
押えるためのホールドダウン装置10が設けられている。
このホールドダウン装置10は、図示するように、トリッ
パー2の下端部に直立する支持フレーム22に支持されて
いる。具体的には、第1図に示すように、支持フレーム
22は、ベルト4を境に、トリッパー2から直交する一対
の脚22aと、これら脚22aの上端を結ぶ支持桁22bとによ
って、ほぼコ字状に形成されており、この支持桁22bか
ら下方に伸びる一対の軸受部材23に、その両端部が支持
された回転軸24がベルトコンベヤ1を直交するように設
けられている。この回転軸24には、その外周面に沿って
紡錘回転部材21が設けられており、この紡錘回転部材21
は図示するように、浮き上がるベルト4の上面に接し
て、このベルト4を湾曲状に変形させられるように紡錘
形に形成されていると共に、その外周部には、軸方向に
間隔を隔てて複数の通過間隔25が形成されている。すな
わち、この紡錘回転部材21は、ベルトを保護するための
ゴム等の弾性部材をリングに成形した複数のリング部材
21aで構成される。これらリング部材21aは回転軸24の外
周部に間隔を隔てて巻き付けられ、あたかも紡錘形を呈
するように紡錘回転部材21を形成する。
すように、ベルトコンベヤ1が水平方向から斜め上方に
立ち上がる起点部近傍の上方に、浮き上がるベルト4を
押えるためのホールドダウン装置10が設けられている。
このホールドダウン装置10は、図示するように、トリッ
パー2の下端部に直立する支持フレーム22に支持されて
いる。具体的には、第1図に示すように、支持フレーム
22は、ベルト4を境に、トリッパー2から直交する一対
の脚22aと、これら脚22aの上端を結ぶ支持桁22bとによ
って、ほぼコ字状に形成されており、この支持桁22bか
ら下方に伸びる一対の軸受部材23に、その両端部が支持
された回転軸24がベルトコンベヤ1を直交するように設
けられている。この回転軸24には、その外周面に沿って
紡錘回転部材21が設けられており、この紡錘回転部材21
は図示するように、浮き上がるベルト4の上面に接し
て、このベルト4を湾曲状に変形させられるように紡錘
形に形成されていると共に、その外周部には、軸方向に
間隔を隔てて複数の通過間隔25が形成されている。すな
わち、この紡錘回転部材21は、ベルトを保護するための
ゴム等の弾性部材をリングに成形した複数のリング部材
21aで構成される。これらリング部材21aは回転軸24の外
周部に間隔を隔てて巻き付けられ、あたかも紡錘形を呈
するように紡錘回転部材21を形成する。
また、通過間隔25は、各リング部材21a,21a間の間隙に
よって形成されることとなる。
よって形成されることとなる。
図中、26は、浮き上がったベルト4の蛇行を防止するた
めのガイドローラである。
めのガイドローラである。
次に、本実施例の作用を説明する。
先ず、第2図において、ベルトコベヤ1は、ばら積船
(図示せず)等から荷揚げされたばら荷を地上に沿って
搬送する。通過間隙は、このばら荷を搬送するベルトコ
ンベヤ1をトリッパー2により斜めに上昇させると共
に、トリッパー2の上端からシュート19にばら荷を搬出
する。搬出されたばら荷は、シュート19で分岐されて他
のベルトコンベヤ7あるいは地上に沿って移動するヤー
ドコンベヤ20に供給される。ヤードコンベヤ20は、この
ばら荷をヤード(図示せず)に搬送する。一方、他のコ
ンベヤ7は、シュート19から搬出されたばら荷を、傾斜
フレーム11に沿って斜め上方に搬送すると共に、ばら荷
を、走行しつつ上端部から搬出してばら荷の移送を行
う。
(図示せず)等から荷揚げされたばら荷を地上に沿って
搬送する。通過間隙は、このばら荷を搬送するベルトコ
ンベヤ1をトリッパー2により斜めに上昇させると共
に、トリッパー2の上端からシュート19にばら荷を搬出
する。搬出されたばら荷は、シュート19で分岐されて他
のベルトコンベヤ7あるいは地上に沿って移動するヤー
ドコンベヤ20に供給される。ヤードコンベヤ20は、この
ばら荷をヤード(図示せず)に搬送する。一方、他のコ
ンベヤ7は、シュート19から搬出されたばら荷を、傾斜
フレーム11に沿って斜め上方に搬送すると共に、ばら荷
を、走行しつつ上端部から搬出してばら荷の移送を行
う。
このように荷役を行っている搬送装置において、ばら荷
を搬送していないとき、あるいは少量のばら荷を断続的
に搬送しているとき、トリッパー2に沿って斜め上方に
導かれるベルトコンベヤ1は、ベルト4を緊張する力
で、図中2点鎖線に示すように、ベルト4だけが上方に
浮き上がる。この浮き上がったベルト4は、図示するよ
うに、紡錘回転部材21に当接してその浮き上がりが押さ
えられる。第1図に示すように紡錘回転部材21は、その
表面が浮き上がったベルト4に分散して当接するので、
ベルト4に過大な押圧力を加えることがなく、ベルト4
を損傷させることがない。また、図示するように、紡錘
回転部材21は、浮き上ったベルト4を湾曲状に変形させ
て押さえており、この状態において、搬送されるばら荷
は、紡錘回転部材21の通過間隙25を通って搬送される。
これにより、搬送されるばら荷は、ベルト4上に滞留す
ることがなく、また、ベルト4が湾曲状に変形されてい
るので、荷は、ベルト4の中央に集まり荷こぼれするこ
となく確実に搬送される。さらに、ベルトコンベヤ1で
大量の荷を搬送するとベルト4は下方に下り、トリッパ
ー2のローラ3にそって沿って斜めに上昇移動する。
を搬送していないとき、あるいは少量のばら荷を断続的
に搬送しているとき、トリッパー2に沿って斜め上方に
導かれるベルトコンベヤ1は、ベルト4を緊張する力
で、図中2点鎖線に示すように、ベルト4だけが上方に
浮き上がる。この浮き上がったベルト4は、図示するよ
うに、紡錘回転部材21に当接してその浮き上がりが押さ
えられる。第1図に示すように紡錘回転部材21は、その
表面が浮き上がったベルト4に分散して当接するので、
ベルト4に過大な押圧力を加えることがなく、ベルト4
を損傷させることがない。また、図示するように、紡錘
回転部材21は、浮き上ったベルト4を湾曲状に変形させ
て押さえており、この状態において、搬送されるばら荷
は、紡錘回転部材21の通過間隙25を通って搬送される。
これにより、搬送されるばら荷は、ベルト4上に滞留す
ることがなく、また、ベルト4が湾曲状に変形されてい
るので、荷は、ベルト4の中央に集まり荷こぼれするこ
となく確実に搬送される。さらに、ベルトコンベヤ1で
大量の荷を搬送するとベルト4は下方に下り、トリッパ
ー2のローラ3にそって沿って斜めに上昇移動する。
紡錘回転部材21はゴム等の弾性部材のリング部材21aで
形成されていても、浮き上ったベルト4に、その表面が
分散して当接するので、ベルト4との摩擦力も小さくな
り、その表面の摩耗が少なくなり、弾性部材の寿命が延
びる。
形成されていても、浮き上ったベルト4に、その表面が
分散して当接するので、ベルト4との摩擦力も小さくな
り、その表面の摩耗が少なくなり、弾性部材の寿命が延
びる。
なお、上述の実施例において、紡錘回転部材21は、ゴム
等の弾性部材のリング部材21aを回転軸24の外周部に間
隔を隔てて巻き付けて紡錘形に成形したが、リング部材
21aは金属部材で成形し、その表面に弾性部材を取り付
けてもよく、また、通過間隙25は、あらかじめ紡錘形に
成形した弾性部材を回転軸に取り付け、その弾性部材の
外周に軸方向に間隔を隔てて外周方向に凹部を形成し、
これを通過間隙25に代えるようにしてもよい。
等の弾性部材のリング部材21aを回転軸24の外周部に間
隔を隔てて巻き付けて紡錘形に成形したが、リング部材
21aは金属部材で成形し、その表面に弾性部材を取り付
けてもよく、また、通過間隙25は、あらかじめ紡錘形に
成形した弾性部材を回転軸に取り付け、その弾性部材の
外周に軸方向に間隔を隔てて外周方向に凹部を形成し、
これを通過間隙25に代えるようにしてもよい。
[考案の効果] 本考案は次のような効果を発揮する。
ベルトコンベヤのベルトが浮き上がってもベルトを損傷
させることなく、また、この状態で荷が搬送されても、
ベルト上に荷を滞留させないので、荷こぼれさせること
なく確実に搬送することができる。
させることなく、また、この状態で荷が搬送されても、
ベルト上に荷を滞留させないので、荷こぼれさせること
なく確実に搬送することができる。
第1図は本考案の実施例の要部を示す正面図、第2図は
トリッパーを示す概略側面図、第3図は他のベルトコン
ベヤを示す概略側面図、第4図は従来のホールドダウン
装置を示す正面図である。 図中、1はベルトコンベヤ、2はトリッパー、4はベル
ト、10はホールドダウン装置、21は紡錘回転部材、24は
回転軸、25は通過間隙である。
トリッパーを示す概略側面図、第3図は他のベルトコン
ベヤを示す概略側面図、第4図は従来のホールドダウン
装置を示す正面図である。 図中、1はベルトコンベヤ、2はトリッパー、4はベル
ト、10はホールドダウン装置、21は紡錘回転部材、24は
回転軸、25は通過間隙である。
Claims (1)
- 【請求項1】ベルトコンベヤの途中に、水平に搬送され
る荷を斜め上方に搬送するトリッパーを設けた搬送装置
において、水平方向から斜め上方に立ち上がる起点部近
傍の上方で、かつ、ベルトに直交して設けられた回転軸
と、該回転軸に沿って設けられ、浮き上がるベルトに接
してそのベルトを湾曲状に押さえるべく紡錘形に形成さ
れると共にその外周部の軸方向に間隔を隔てて通過間隙
が形成された紡錘回転部材とを備えたことを特徴とする
ホールドダウン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989056994U JPH0730596Y2 (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | ホールドダウン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989056994U JPH0730596Y2 (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | ホールドダウン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02147428U JPH02147428U (ja) | 1990-12-14 |
JPH0730596Y2 true JPH0730596Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=31581310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989056994U Expired - Lifetime JPH0730596Y2 (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | ホールドダウン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730596Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011219219A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Nippon Steel Corp | ベルトコンベアのベルト脱落防止装置およびベルト脱落防止方法 |
-
1989
- 1989-05-19 JP JP1989056994U patent/JPH0730596Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011219219A (ja) * | 2010-04-08 | 2011-11-04 | Nippon Steel Corp | ベルトコンベアのベルト脱落防止装置およびベルト脱落防止方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02147428U (ja) | 1990-12-14 |
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