JP2006109972A - 遊技機の収納箱封印装置 - Google Patents

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邦彦 中島
Takanori Kubota
貴則 久保田
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誠司 深沢
Hiroyuki Shindo
裕幸 新藤
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【課題】収納箱を構成する別々のケースを結合する止ねじよりも少ない個数の封印構造によって、収納部品への不正行為の防止と封印構造の不正破壊の把握と収納部品の再生とを図る。
【解決手段】収納部品4がケースベース5に取り付けられ、ケースカバー6が収納部品4を覆いつつケースベース5に被せられ、複数の止ねじ7がケースカバー6を貫通してケースベース5に締結されることによって、収納箱1が収納部品4を内部に密封状に格納し、封印挿入孔8が封印突起9に嵌め込まれ、封印構造体3が1本の止ねじ7におけるケースカバー6の外側に存在する頭部10を被覆し、封印突起9における封印構造体3のケースカバー6から離れる方向に突出した端部が封印挿入孔8よりも径方向に大きく押し潰されることによって押潰部として形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、収納箱を構成する別々のケースを結合する止ねじよりも少ない個数の封印構造によって、収納部品への不正行為の防止と封印構造の不正破壊の把握と収納部品の再生とが図れる遊技機の収納箱封印装置に関する。
遊技機の収納箱封印装置には、被覆側ケースと固定側ケースとが互いに正規の閉蓋状態となるように嵌め合わされると、被覆側ケースの規制片が固定側ケースのかしめ片に重ね合わされ、かしめ片のかしめ突起が規制片のかしめ孔を経由して規制片の上方に突出し、この突出部を熱かしめすることによって、熱かしめ部分が破壊されない限り、被覆側ケースと固定側ケースとによる正規の閉蓋状態が解除されることがないようすることが知られている(特許文献1の段落番号0012乃至0014、0017参照)。しかしながら、固定側ケースと別に形成したかしめ片が固定側ケースにねじ止めされる複雑な構造であるうえ、被覆側ケースと固定側ケースとからなる収納箱の長い側部における中央部の1箇所で熱かしめを行う構造であるので、熱かしめした突出部を破壊しないように、収納箱における長い方の側部の両側をこじあけて、内部の電気部品に不正が行われるという欠点があった。上記と別な、基板ケースと台板とが互いに正規の閉蓋状態となるように嵌め合わされて止ねじで結合された後、止ねじの存在する基板ケースの凹部に封止栓を有機溶剤系接着剤で取り付け、凹部および止ねじの頭部を封止栓で密封することも知られている(特許文献2の段落番号0013、0014参照)。しかしながら、基板ケースと台板とを結合している4本の止ねじの全部を封止栓で密封する複雑な構造であるうえ、封止栓が有機溶剤系接着剤で基板ケースに結合しているために、収納箱封印装置が遊技店から使用済遊技機として廃棄処分されて回収され、この回収した収納箱封印装置を解体し、内部の電気部品を再生する場合、封止栓を取り除く作業に多大な労力と時間を要するので、その労力と時間を少なくしようとして、基板ケースを全体的に破壊した場合、内部の電気部品が損傷を受けて再生できなくなるという欠点があった。さらに、上記2つと別な、蓋体とボックス本体とが互いに正規の閉蓋状態となるように嵌め合わされて止ねじで結合された後、ホログラムシールを止ねじの頭部を覆い隠すように蓋体に接着することも知られている(特許文献3の段落番号0028参照)。しかしながら、ホログラムシールが剥され、内部の電気部品に不正が行われた後、ホログラムシールが再び元の位置に接着された場合、収納箱封印装置を外側から見た人は、電気部品に不正が行われたか行われていないかを容易に把握することができないという欠点があった。
特開平9−234281号公報 特開平9−290054号公報 特開平10−165606号公報
発明が解決しようとする問題点は、収納箱を構成する別々のケースを結合する止ねじよりも少ない個数の封印構造で、収納部品への不正行為を適切に防止することができず、封印構造が不正に破壊されたことを容易に把握することができず、ケースを破壊せずに封印構造を簡単に除去して収納部品を再生することができないという点である。
本発明に係る遊技機の収納箱封印装置は、収納箱、収納箱に一体に設けられた封印固着部、収納箱および封印固着部と別に形成された封印構造体を備え、収納箱に収納する収納部品が収納箱の一方を形成するケースベースに取り付けられ、収納箱のもう一方を形成するケースカバーが収納部品を覆いつつケースベースに被せられ、複数の止ねじがケースベースとケースカバーとを締結し、収納部品がケースベースとケースカバーとによって密封さされた内部空間に格納され、封印構造体が複数の止ねじのうちにおける少なくとも1本の止ねじの収納箱から外側に存在する頭部を被覆するように、封印構造体に形成された封印挿入孔と封印固着部に形成された封印突起とが互いに嵌め合わされ、封印突起における封印構造体から突出した端部が封印挿入孔よりも径方向に大きく押し潰される押潰部として形成されたことを最も主要な特徴とする。本発明に係る遊技機の収納箱封印装置では、収納箱における封印固着部を設けるためのケースベースまたはケースベースと封印固着部とが光を透過する合成樹脂により一体に形成されたり、収納箱には止ねじの頭部を着座する頭部収納部が収納箱の外側面から内部に窪む窪みとして形成されたり、封印固着部は、収納箱に形成された止ねじのねじ部を挿入するためのねじ挿入孔を間に配置するようにねじ挿入孔の両側の位置で収納箱から外側に突出した相対峙する突壁と、これらの突壁から直線的に個別に突出した封印突起とを備え、突壁は、ねじ挿入孔を挟んで互いに平行に相対峙する並列壁と、ねじ挿入孔から離れる方向に並列壁に連接された衝立壁とを備え、封印構造体は、相対峙する突壁を覆う大きさの方形板状な封印基板に封印突起を挿入するための封印挿入孔が形成された構造であったりしてもよい。
本発明に係る遊技機の収納箱封印装置は、収納部品がケースベースとケースカバーとによって密封された内部空間に格納され、封印構造体が複数の止ねじのうちにおける少なくとも1本の止ねじの収納箱から外側に存在する頭部を被覆し、封印挿入孔と封印突起とが互いに嵌め合わされ、封印突起における封印構造体から突出した端部が封印挿入孔よりも径方向に大きく押し潰されて押潰部として形成されるので、ケースベースとケースカバーとが互いに複数の止ねじで結合する構造であっても、最小個数である1個の止ねじを封印固定部と封印構造体とからなる封印構造で弛緩操作不能な状態に覆い隠し、押潰部が破壊されない限り封印構造体を封印固着部および収納箱から取り外し不能に支持し、止ねじで結合された収納箱を開くことができないように封印し、収納箱の外側から内部の収納部品への不正行為を防止することができ、押潰部が不正に破壊された場合、人が収納箱の外側から破壊箇所を見ることによって、押潰部が破壊されたか破壊されていないかを適切に把握することができ、収納箱封印装置が遊技店から使用済遊技機として廃棄処分されて回収され、この回収した収納箱封印装置を解体し、内部の電気部品を再生する場合、収納箱の外側から押潰部を封印構造体の外側面に沿う方向に簡単に破壊することができるという利点がある。本発明に係る遊技機の収納箱封印装置において、収納箱における封印固着部を設けるためのケースベースまたはケースベースと封印固着部とが光を透過する合成樹脂により一体に形成されれば、押潰部が破壊された場合、その破壊箇所が白濁するので、人が収納箱の外側から破壊箇所を見ることによって、押潰部が破壊されたか破壊されていないかを容易に把握することができるという利点がある。本発明に係る遊技機の収納箱封印装置において、収納箱には止ねじの頭部を着座する頭部収納部が収納箱の外側面から内部に窪む窪みとして形成されれば、封印固定部と封印構造体とからなる封印構造の収納箱から突出する寸法を小さくすることができる。本発明に係る遊技機の収納箱封印装置において、封印固着部は、収納箱に形成された止ねじのねじ部を挿入するためのねじ挿入孔を間に配置するようにねじ挿入孔の両側の位置で収納箱から外側に突出した相対峙する突壁と、これらの突壁から直線的に個別に突出した封印突起とを備え、突壁は、ねじ挿入孔を挟んで互いに平行に相対峙する並列壁と、ねじ挿入孔から離れる方向に並列壁に連接された衝立壁とを備え、封印構造体は、相対峙する突壁を覆う大きさの方形板状な封印基板に封印突起を挿入するための封印挿入孔が形成された構造であれば、封印基板の隅部が並列壁と衝立壁とから外側にはみだしている下部における隙間に、棒のような工具を挿入し、当該工具で封印基板の隅部を収納箱から離れる方向に持ち上げることによって、収納箱を破壊することなく、押潰部を簡単に破壊することができる。
図1乃至図7は、発明を実施するための最良の形態である。図1は、遊技機の収納箱封印装置を分解して示す。図2のa図は、封印固着部2と封印構造体3とからなる封印構造部分を分解して示す。図2のb図は、封印構造体3を図2の状態から裏返して示す。図3は、封印構造体3および封印構造部分における1本の止ねじを取り外した収納箱封印装置を示す。図4は、収納箱封印装置の組立工程を示す。図5は、封印固着部2に封印構造体3を押潰部48で結合した断面を示す。図6は、ケースベース5とケースカバー6との関係を示す。図7は、収納箱封印装置を切断した断面を示す。
図1を参照し、遊技機の収納箱封印装置の構造について説明する。収納箱封印装置は、収納箱1、収納箱1に一体に設けられた封印固着部2、収納箱1および封印固着部2と別に形成された封印構造体3を備え、収納箱1に収納する収納部品4が収納箱1の一方を形成するケースベース5に取り付けられた状態において、収納箱1のもう一方を形成するケースカバー6が収納部品4を覆いつつケースベース5に被せられ、タッピングスクリューのような複数の止ねじ7がケースカバー6を貫通してケースベース5に締結されることによって、収納部品4がケースベース5とケースカバー6とによって密封された内部空間に格納され、封印構造体3における複数の封印挿入孔8が封印固着部2における複数の封印突起9に嵌め込まれ、封印構造体3が1本の止ねじ7におけるケースカバー6の外側に存在する頭部10を被覆し、複数の封印突起9における封印構造体3のケースカバー6から離れる方向に突出した端部が封印挿入孔8よりも径方向に大きく押し潰されることによって押潰部48(図5参照)として形成され、この形成された押潰部48が破壊されない限り封印構造体3を封印固着部2およびケースカバー6から取り外し不能に支持し、封印構造体3が止ねじ7を弛緩操作不能に覆い隠し、止ねじ7で結合された収納箱1を開くことができないように封印する構造である。
収納箱封印装置の構成部品について詳述する。ケースベース5は、鉄系の金属板により、方形板状なベース基板12の周縁から4つの側壁13;14;15;16をケースベース5の裏側の方向であるケースカバー6の方向にベース基板12と直角となるように折り曲げ、相対峙する1組を構成する2つの側壁13;14のベース基板12からの高さが相対峙するもう1組を構成する2つの側壁15;16のベース基板12からの高さと同じであり、側壁13;14における側壁15;16の方向に位置する両端から突片17をケースベース5の裏側の方向に直線的に個別に延設し、これら4つの突片17からカバー取付足18を内側の方向であるベース基板12の方向に突片17と直角となるように個別に折り曲げた、一体の形状に形成された構造である。
カバー取付足18には、止ねじ7のねじ部19を締結するための取付孔20が個別に形成される。収納部品4は、画像表示器21、画像表示器21を制御する電気部品の実装された制御回路基板22、画像表示器21を駆動する電気部品の実装された駆動回路基板23を備える。画像表示器21は、画像を表示画面に電気的に表示形態を変えるように表示する液晶表示器のような面状表示器である。画像表示器21は、表示画面をベース基板12の方向である前側に向けて、ケースベース5に取り付けられる。制御回路基板22および駆動回路基板23は、画像表示器21の裏側に配置されてケースベース5に取り付けられる。
ケースカバー6は、光を透過する無色で熱可塑性の有る合成樹脂により、方形板状なカバー基板25の周縁から4つの側壁26;27;28;29をケースカバー6の前側の方向であるケースベース5の方向にカバー基板25と直角となるよう延設し、カバー基板25の四隅に止ねじ7のねじ部19を挿入するためのねじ挿入孔30と止ねじ7の頭部10を収納する頭部収納部31と封印固着部2とを設け、1つの側壁29に複数の装置取付部32を設けた、一体の形状に形成された構造である。4つの側壁26乃至29は、互いに連接される。カバー基板25の前側には、前方に開口した角箱形の被覆空間33が、カバー基板25と4つの側壁26乃至29とで囲まれて形成される。カバー基板25の一側には、カバー基板25の前後方向に貫通する開口部34が設けられる。開口部34は、制御回路基板22に実装された図外のコネクタを、ケースカバー6がケースベース5に被せられた場合に臨ませ、当該図外のコネクタに制御回路基板22や駆動回路基板23と別に形成された電気的な装置における図外のコネクタをケースカバー6の外側から嵌め込むための部分である。上記制御回路基板22や駆動回路基板23と別に形成された電気的な装置は、例えば、パチンコ機の遊技全般を制御するための制御装置である。
制御回路基板22には、図示は省略したが、制御処理を実行するCPU、制御処理のためのプログラムや表示画面に表示するための画像データの書き込まれたROM、CPUが制御処理を行う場合に必要な処理データを記憶するためのフラッシュRAM、CPUに対する入出力インターフェースなどの電気部品が実装される。装置取付部32は、収納箱封印装置の収納箱1を遊技機としてのパチンコ機における遊技盤の裏側または遊技盤を格納する遊技機枠の裏側に取り付けるための部分であって、収納箱1を遊技盤または遊技機枠に固定するための固着具を挿入するための取付孔35を備える。装置取付部32の設けられた側壁29、この側壁29と対峙する側壁28、カバー基板25には、多数の放熱孔36が形成される。相対峙する2つの側壁13;14;15;16における放熱孔36は、ケースベース5とケースカバー6とが組み合わされた場合、ケースベース5におけるカバー取付足18の設けられていない2つの側壁15;16と重なる部分にも存在する。放熱孔36は、一部を図示し、全部を図示してない。
図2を参照し、頭部収納部31と封印固着部2および封印構造体3の構造について説明する。図2のa図において、頭部収納部31は、ケースベース5とケースカバー6とを結合した止ねじ7の頭部10がカバー基板25の裏面より裏側に突出する寸法を少なくするために設けられた部分であって、ねじ挿入孔30の周囲において、止ねじ7の頭部10の外径よりも大きな内径を有し、カバー基板25の裏面から内部に窪む窪みである。封印固着部2は、頭部収納部31を間に配置するように頭部収納部31の両側の位置でカバー基板25の裏面から裏側に突出した相対峙する突壁38と、これらの突壁38から裏側に直線的に個別に突出した封印突起9とを備える。
突壁38は、頭部収納部31を挟んで互いに平行に相対峙する並列壁39と、頭部収納部31から離れる方向に並列壁39の中央部に連接された衝立壁40とを備える。封印突起9の位置する並列壁39の裏面および衝立壁40の裏面は、カバー基板25の裏面と平行な1つの平面内に位置する。一方の突壁38における並列壁39の一端には、衝立壁40と平行な方向に延びる延設壁41と、延設壁41の一端から裏側に向けて突出した位置決め壁42とを備える。封印突起9は、突壁38における並列壁39と衝立壁40との交差点に設けられる。封印突起9の突壁38からの突出量は、封印構造体3における封印基板45の封印挿入孔8の形成された部分の前後方向の厚さより大きな、寸法になっている。
図2のb図において、封印構造体3は、光を透過する無色な合成樹脂により、相対峙する突壁38を覆う大きさの方形板状な封印基板45に封印突起9を挿入するための封印挿入孔8を形成し、封印基板45のケースカバー6の方向に向けられる前面に並列壁39の間に配置される阻止壁46を並列壁39と平行する方向に離して形成し、封印基板45の一隅に位置決め壁42を受け止めるための位置決め部47を切り欠いた、一体の形状に形成された構造である。阻止壁46どうしの対向間隔は、封印構造体3が封印固着部2に取り付けられた場合、阻止壁46がケースベース5とケースカバー6とを結合した止ねじ7の頭部10に接触しない、寸法になっている。阻止壁46における封印基板45の前面から前側への突出量は、封印構造体3が封印固着部2に取り付けられた場合、阻止壁46がケースカバー6におけるカバー基板25の裏面に接触するかまたは接触する程度の、寸法になっている。
図1、図3、図4を参照し、収納箱封印装置の組立方について説明する。先ず、図1において、ケースカバー6の被覆空間33における前側の開口がケースベース5の方向に向けられ、ケースカバー6がケースベース5に取り付けられた収納部品4を覆うようにケースベース5に被せられる。これによって、ベース基板12の裏面とカバー基板25の前面とが互いに前後方向で平行に向かい合い、側壁13乃至16が側壁26乃至29の内側に位置して互いに前後方向と直交する方向で平行に向かい合う。その後、複数の止ねじ7のねじ部19が頭部収納部31からねじ挿入孔30を経由してカバー取付足18の取付孔20に個別に締結されることによって、止ねじ7の頭部10が図3に示すようにねじ挿入孔30の周囲における頭部収納部31に着座し、ケースベース5とケースカバー6とが止ねじ7で結合される。図3は、封印固着部2における1本の止ねじ7が締結されていない形態を図示している。
次に、図4のa図に示すように、封印固着部2における1本の止ねじ7がケースベース5とケースカバー6とを締結し、頭部10が頭部収納部31に着座された後、封印構造体3の阻止壁46が封印固着部2の方向に向けられる。そのままの状態で、図4のb図に示すように、封印挿入孔8が封印突起9に嵌め込まれ、阻止壁46が複数の突壁38の間に挿入され、位置決め部47と位置決め壁42とが互いに嵌め合わされ、封印基板45の前面が複数の突壁38の裏面に接触する。そして、図4のc図に示すように、封印基板45から突出した封印突起9が押し潰されて押潰部48となる。
この押し潰しは、封印突起9が熱可塑性の合成樹脂から形成されていることから、加圧かつ加熱を封印基板45から突出した封印突起9の真上から封印突起9に加えることによって行われる。その場合、合成樹脂を接合する超音波加工機を使用し、超音波振動している共振器の接合作用部を封印突起9の端面に押し付けることによって、接合作用部における超音波の伝播方向に振動している超音波振動が封印突起9の端面を真上から叩くように封印突起9に作用し、封印突起9における封印基板45から突出した部分が封印基板45の板面と平行な方向に広がるように押し潰されて押潰部48となる。
図4のc図に示すように、押潰部48が形成され、押潰部48を破壊しない限り、封印構造体3が封印固着部2に取り外し不可能に結合されても、封印基板45の隅部が並列壁39と衝立壁40とから外側にはみだしているので、収納箱封印装置が遊技店から使用済遊技機として廃棄処分されて回収され、この回収した収納箱封印装置を解体し、内部の電気部品を再生する場合、封印基板45の隅部が並列壁39と衝立壁40とから外側にはみだしている下部における隙間に、仮想線で示すような棒のような工具51を挿入し、当該工具51で封印基板45の隅部を収納箱1のカバー基板25から離れる方向に持ち上げるようにすることによって、収納箱1を破壊することなく、押潰部48を簡単に破壊することができる。
押潰部48が破壊された後、ケースベース5とケースカバー6とを結合している止ねじ7を取り外し、ケースカバー6をケースベース5から取り外して、図1に示すように、収納箱1を開き、収納部品4を簡単に使用するように再生することができる。そして、収納部品4が正常に使用できるかできないかを電気的に検査し、収納部品4が正常に使用できる場合、前述した組立方で、ケースベース5と封印固着部2を備えたケースカバー6および封印構造体3により収納箱封印装置を組み立てる。この場合、封印固着部2を備えたケースカバー6および封印構造体3は新しい物を使う。
図5を参照し、押潰部48が形成された封印固着部2の周囲の構造について説明する。ケースベース5とケースカバー6とを結合した1本の止ねじ7の頭部10が封印構造体3で覆われ、押潰部48が封印挿入孔8よりも径方向に大きく押し潰され、頭部10の配置された封印基板45とカバー基板25との間の隙間が封印基板45と突壁38と阻止壁46とで囲まれた空間となる。よって、収納箱封印装置の収納箱1が遊技盤または遊技機枠に取り付けられた場合において、押潰部48が破壊されない限り封印構造体3を封印固着部2およびケースカバー6から離脱不能に支持し、封印構造体3が止ねじ7を弛緩操作不能に覆い隠し、止ねじ7で結合された収納箱1を開くことができない。頭部10が頭部収納部31に収納されているので、封印固着部2と封印構造体3とからなる封印構造の収納箱1から突出する寸法H1を小さくすることができる。
図6を参照し、ケースベース5の側壁13;14や突片17およびカバー取付足18とケースカバー6の側壁26;27との関係について説明する。ケースカバー6がケースベース5に被せられた状態において、側壁14と側壁27とが互いにベース基板12の板面と平行な方向で全体的に前後方向に対向し、側壁14の側と側壁27の側とが中心となるように、ケースカバー6が矢印X方向に斜めに開けられた場合、側壁26が突片17とカバー取付足18との連接部49に接触する。よって、側壁26が連接部49に接触した時点において、それ以上、ケースカバー6が矢印X方向に移動せず、ケースカバー6が斜めに開けられることはない。そして、側壁26が連接部49に接触した場合にあっても、ケースカバー6の斜めに開けられた側において、側壁13と側壁26とが互いにベース基板12の板面と平行な方向に対向しているように、側壁13のベース基板12からの高さH2と側壁26のカバー基板25からの高さH3とが設定されている。
よって、ケースカバー6がケースベース5に被せられ、ベース基板12とカバー基板25とが互いに平行となった状態において、ケースカバー6が前記のように斜めに開けられたとしても、側壁26が連接部49に接触した時点で、それ以上、ケースカバー6が斜めに開けられることがなく、側壁26と側壁13とが互いにベース基板12の板面と平行な方向で重なり合っている。このため、図3に示すように、ケースベース5とケースカバー6とが互いに四隅における止ねじ7で結合される構造であっても、最小個数である1個の止ねじ7を封印固着部2と封印構造体3とからなる封印構造で弛緩操作不能な状態に覆い隠せば、押潰部48が破壊されない限り、収納箱1の外側から内部の収納部品4におけるCPUやROMならびにRAMを不正改造品に交換するような不正行為を防止することができる。ベース基板12に前後方向に貫通して形成された窓50は、図1の画像表示器21の表示画面に表示された画像を収納箱1の前側から見せるための開口である。
図7において、収納箱封印装置の収納箱1が遊技盤または遊技機枠に取り付けられる場合、ケースベース5のベース基板12が遊技盤または遊技機枠の前側の方向に向けられるように、収納箱1が遊技盤または遊技機枠に取り付けられれば、遊技盤または遊技機枠を人が裏側から見た場合、押潰部48が存在するか否かを把握することができる。そして、封印固着部2を備えたケースカバー6が光を透過する性質の有る合成樹脂により形成されているので、押潰部48が破壊された場合、その破壊箇所が白濁するので、押潰部48が破壊されていれば、上記見た人が収納箱1に対し何らかの不正行為が行われたものと適切かつ容易に判断することができる。また、ケースベース5を合成樹脂で形成してもよいが、ケースベース5が金属板により形成されているので、ケースベース5を合成樹脂で形成した場合に比べ、ケースベース5とケースカバー6との結合強度が高くなる。
収納部品4は、画像表示器21が存在せず、制御に必要な電気部品の実装された制御基板だけでもよい。この場合、ケースベース5に窓50を設ける必要はない。封印基板45の隅部が並列壁39と衝立壁40とから外側にはみだしていない構造であっても、押潰部48を封印基板45の板面と平行する方向から図外の工具で押すことによって破壊することができる。封印固着部2と封印構造体3とからなる封印構造の収納箱1から突出する寸法H1は大きくなるものの、頭部収納部31を設けなくてもよい。ケースベース5を合成樹脂により形成し、止ねじ7がケースベース5を貫通してケースカバー6に締結する構造とし、ケースベース5に封印固着部2を設けてもよい。
収納箱封印装置を示す分解斜視図(最良の形態)。 a図は封印構造を示す分解斜視図、b図は封印構造体の裏側を示す斜視図(最良の形態)。 封印構造体および止ねじを取り外した収納箱封印装置を示す分解斜視(最良の形態)。 収納箱封印装置の組立工程を示す工程図(最良の形態)。 封印構造を示す組立断面図(最良の形態)。 ケースベースとケースカバーとの関係を示す断面図(最良の形態)。 収納箱封印装置の内部を示す断面図(最良の形態)。
符号の説明
1 収納箱
2 封印固着部
3 封印構造体
4 収納部品
5 ケースベース
6 ケースカバー
7 止ねじ
8 封印挿入孔
9 封印突起
10 頭部
30 ねじ挿入孔
31 頭部収納部
38 突壁
39 並列壁
40 衝立壁
45 封印基板
48 押潰部

Claims (4)

  1. 収納箱、収納箱に一体に設けられた封印固着部、収納箱および封印固着部と別に形成された封印構造体を備え、収納箱に収納する収納部品が収納箱の一方を形成するケースベースに取り付けられ、収納箱のもう一方を形成するケースカバーが収納部品を覆いつつケースベースに被せられ、複数の止ねじがケースベースとケースカバーとを締結し、収納部品がケースベースとケースカバーとによって密封された内部空間に格納され、封印構造体が複数の止ねじのうちにおける少なくとも1本の止ねじの収納箱から外側に存在する頭部を被覆するように、封印構造体に形成された封印挿入孔と封印固着部に形成された封印突起とが互いに嵌め合わされ、封印突起における封印構造体から突出した端部が封印挿入孔よりも径方向に大きく押し潰される押潰部として形成されたことを特徴とする遊技機の収納箱封印装置。
  2. 収納箱における封印固着部を設けるためのケースベースまたはケースベースと封印固着部とが光を透過する合成樹脂により一体に形成されたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の収納箱封印装置。
  3. 収納箱には止ねじの頭部を着座する頭部収納部が収納箱の外側面から内部に窪む窪みとして形成されたことを特徴とする請求項1記載の遊技機の収納箱封印装置。
  4. 封印固着部は、収納箱に形成された止ねじのねじ部を挿入するためのねじ挿入孔を間に配置するようにねじ挿入孔の両側の位置で収納箱から外側に突出した相対峙する突壁と、これらの突壁から直線的に個別に突出した封印突起とを備え、突壁は、ねじ挿入孔を挟んで互いに相対峙する並列壁と、ねじ挿入孔から離れる方向に並列壁に連接された衝立壁とを備え、封印構造体は、相対峙する突壁を覆う大きさの方形板状な封印基板に封印突起を挿入するための封印挿入孔が形成された構造であることを特徴とする請求項1記載の遊技機の収納箱封印装置。
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