JP2006109035A - データ生成装置、およびマルチプロジェクションシステム - Google Patents

データ生成装置、およびマルチプロジェクションシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 複数台のプロジェクタを用いて、連続する1つの画像を表示する方法は、それぞれのプロジェクタが同一の画像データを受けた後、各プロジェクタが、この画像データから自身が投写する領域を抽出すると共に、重畳して投写する領域の画像をそれぞれ処理していた。
【解決手段】 データ生成装置100は、入力された第1の画像190を、各プロジェクタ200で投写する小画像191に分割する画像分割部130と、これらのプロジェクタ200が重畳して投写する領域の画像192を抽出した後、この領域の画像192の輝度を調整すると共に、各小画像191に前記領域の画像192を合成する画像加工処理部140と、この領域の画像192を含む小画像194が同一のフレーム上に並べられた第2の画像196を生成する画像生成部150と、この第2の画像196を示す画像データを、複数のプロジェクタ200に送信する送信部180とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、プロジェクタのような投写装置を複数台用いて、1つの画像を連携して投写するための画像データを生成するデータ生成装置、およびマルチプロジェクションシステムに関する。
従来、複数台のプロジェクタを用いて、連続する1つの画像を表示する方法としては、下記の特許文献1に記載されるように、複数台のプロジェクタに対して、アナログのビデオ信号による同一の画像情報を伝達すると共に、当該画像情報を受けたそれぞれのプロジェクタは、当該画像情報から、自らが表示すべき部分を抽出して表示していた。
特開2002−207247号公報
しかしながら、従来の方法では、同一の画像情報を示すアナログのビデオ信号が、それぞれのプロジェクタに送信されるため、複数台のプロジェクタで1つの画像を連携して投写するためには、それぞれのプロジェクタ側で、重畳して投写される領域の抽出や、その領域の輝度の分布の処理等の複雑な画像処理が必要であった。
上記した課題を解決するために、本発明のデータ生成装置は、複数台の投写装置を用いて、1つの画像を連携して投写するための画像データを生成するデータ生成装置であって、入力されたデジタル画像データが示す第1の画像を、それぞれの前記投写装置で投写する小画像に分割する画像分割部と、それぞれの前記投写装置で重畳して投写する領域の画像の輝度を調整すると共に、それぞれの前記小画像に前記領域の画像を合成する画像加工処理部と、前記領域の画像を含む前記小画像が同一のフレーム上に並べられた第2の画像を生成する画像生成部と、前記第2の画像を示す画像データを、複数の投写装置に略同時に送信する送信部とを備えることを特徴とする。
本発明のデータ生成装置によれば、入力されたデジタル画像データが示す画像は、それぞれの投写装置が投写する小画像に分割される。一方、前記画像の中から、それぞれの投写装置が重畳して投写する領域の画像が抽出されると共に、この領域の画像の輝度が調整されて、それぞれの小画像と合成される。次いで、これらの小画像を同一のフレームに並べた画像が生成され、それぞれの投写装置に送られる。従って、重畳して投写する領域の画像に関する処理は、データ生成装置側で一括して処理するため、それぞれの投写装置側で個々に処理する場合に比べて、画像の処理が容易になる。
上記した本発明のデータ生成装置では、前記画像加工処理部は、前記第1の画像から前記領域の画像を抽出する画像抽出部と、互いに隣接する前記小画像が、前記領域の画像を重複して含むべく、ぞれぞれの前記小画像に、前記領域の画像の少なくとも一部を付加して合成する画像合成部と、前記領域の画像の輝度を調整する輝度調整部とを含むことが好ましい。
また、上記した本発明のデータ生成装置では、前記輝度調整部は、前記領域の画像を含む前記小画像を重畳して投写することで、前記第1の画像を復元する場合に想定される前記領域の輝度分布を、前記デジタル画像データが示す第1の画像の中における前記領域の輝度分布に略一致させるべく、前記領域の画像の輝度を調整することが好ましい。
これらの発明によれば、それぞれの投写装置が重畳して投写する領域の画像の輝度は、輝度調整部により、入力した画像データが示す画像の輝度と略一致するように調整される。従って、それぞれの小画像の境界線を目立たないように処理できるため、あたかも単一の画像が投写されているような美しい画像を投写できる。
上記した本発明のデータ生成装置は、入力された前記デジタルデータが符号化されている場合に、前記デジタルデータを復号化する復号化部を更に備えることが好ましい。
また、上記した本発明のデータ生成装置では、前記第2の画像を示す画像データを、所定の方式により符号化する符号化部を更に備えることが好ましい。
これらの発明によれば、このデータ生成装置に対して入出力される画像のデータを符号化することにより、データ量を圧縮できるため、大容量の画像のデータを高速に授受できる。
上記した本発明のデータ生成装置は、前記第2の画像の中で、前記複数の投写装置が投写する領域に関する情報を生成する投写情報生成部を更に備え、前記情報は、前記送信手段から前記複数の投写装置に送信されることが好ましい。
この発明によれば、複数の投写装置が投写する領域に関する情報をデータ生成装置で生成すると共に、この情報をそれぞれの投写装置に送るため、それぞれの投写装置は、この情報を参照して画像を投写できる。
上記した課題を解決するために、本発明のマルチプロジェクションシステムは、データ生成装置と、複数台のプロジェクタとを含み、前記データ生成装置が生成したデジタル画像データに従い、それぞれの前記プロジェクタが1つの画像を連携して投写するマルチプロジェクションシステムであって、前記画像データは、それぞれの前記プロジェクタが投写する画像を同一のフレーム上に並べて生成された画像のデータであることを特徴とする。
本発明のマルチプロジェクションシステムによれば、それぞれの投写装置に送られる画像データには、それぞれの投写装置が投写すべき画像が既に含まれているため、それぞれの投写装置では、複雑な画像処理をすることなく、それぞれの画像を選択して投写することで、1つの大きな画像をスクリーン上に形成できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基いて説明する。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係るマルチプロジェクションシステム1の外観を示す斜視図である。このマルチプロジェクションシステム1は、データ生成装置100と、複数のプロジェクタ200とを備えて構成される。
データ生成装置100は、入力したコンテンツを読み込み、複数のプロジェクタで表示する画像データを生成する。このデータ生成装置100は、外観視、直方体形状で、一方の側面には、入力端子113およびDVDドライブ116を備え、他方の側面には、出力端子184を備える。
入力端子113は、データ生成装置100の内部で通信部112(図2)と接続されている。従って、この入力端子113をインターネット114と接続することで、インターネット114を介して、コンテンツのデータを受信すると共に、データ生成装置100に入力できる。
さらに、DVDドライブ116は、DVDディスク118に記録されたコンテンツのデータを読み込んでデータ生成装置100に入力できる。
また、出力端子184は、データ生成装置100の出力部182(図2)と接続されている。従って、この出力端子184をイントラネット108に接続することで、データ生成装置100が生成した画像データ等をイントラネット108を介して送信できる。
プロジェクタ200は、本実施形態においては、上下の方向および左右の方向にそれぞれ2台ずつ配置して、合計4台で構成される。即ち、投写する面の側から見て、右下に配置されるプロジェクタ200Aと、左下に配置されるプロジェクタ200Bと、右上に配置されるプロジェクタ200Cと、左上に配置されるプロジェクタ200Dとが配置される。これらのプロジェクタ200A〜200Dは、イントラネット108を介してネットワークに接続されているため、データ生成装置100が生成した画像データ等を受信できることに加えて、受信した画像データをそれぞれ投写できる。
なお、本実施形態におけるプロジェクタ200は、投写された画像をプロジェクタ200側から見るような配置を採用したが、プロジェクションテレビのように、背面投写する配置も採用できる。
また、これらのプロジェクタ200A〜200Dは、それぞれ投写される投写画像10A〜10Dが、それぞれ隣接する境界近傍の所定の領域15で重畳するように配置されている。本実施形態では、この所定の領域15は、略十字の形状になり、この所定の領域15の中心部17は、全てのプロジェクタ200A〜200Dから重畳して投写される。
なお、投写された所定の領域は、後述する輝度調整部146(図3)により輝度の分布が調整され、投写画像10A〜10Dのそれぞれの境界部分は、目立たないように調整されている。
(データ生成装置のハードウェア構成)
次に、データ生成装置100のハードウェアについて説明する。図2は、このデータ生成装置100のハードウェアの構成を示す図である。このデータ生成装置100のハードウェアは、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)103と、RAM(Random Access Memory)104と、HDD(Hard Disk Drive)105と、ビデオカード102と、入出力I/F(Inter Face)106とを備える。加えて、これらのハードウェア資源は、バス107で互いに接続されている。
CPU101は、データ生成装置100の制御手段を構成し、ROM103に格納されているプログラムを必要に応じて読み出し、当該読み出したプログラムをRAM104やHDD105に展開して記憶する。加えて、このCPU101は、RAM104やHDD105に展開されている各種のプログラムを、必要に応じて読み出し実行することにより、データ生成装置100の各ハードウェア資源を制御するように構成されている。
ビデオカード102は、画像描画のためのLSIチップ、画面イメージを保持するメモリ、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器等を備え、CPU101からの指示に応じて、プロジェクタ200に供給するデジタル動画信号を生成する。
入出力I/F106には、通信部112と、DVDドライブ116と、出力部182とに加えて、図示を略すがキーボード等の入出力装置が接続されている。
通信部112は、ネットワークカードを採用できるため、電話回線やLAN(Local Area Network)等を介してインターネットに接続できる。また、出力部182も、ネットワークカードを採用できるため、このネットワークカードを介して、データ生成装置100が生成したデータを外部に出力できる。
なお、上記したハードウェア構成を備える装置としては、パーソナルコンピュータ、サーバマシン、およびワークステーション等を採用できる。
(データ生成装置の機能構成)
次に、データ生成装置100の機能について説明する。図3は、データ生成装置100の機能構成を示す図である。このデータ生成装置100は、データ入力部110と、復号化部120と、画像分割部130と、画像加工処理部140と、画像生成部150と、符号化部160と、投写情報生成部170と、送信部180とを備える。
また、画像加工処理部140は、画像合成部142と、画像抽出部144と、輝度調整部146とを有する。
ここで、図4は、データ生成装置100で生成されるデータ構成を示す図であり、この図も参照して説明する。
データ入力部110は、前記した通信部112やDVDドライブ116で構成され、外部からコンテンツのデジタルデータを入力して、復号化部120に送る。
復号化部120は、送られたコンテンツのデジタルデータを必要に応じて復号する。たとえば、コンテンツデータがMPEG(Moving Picture Coding Experts Group)の規格で圧縮されたデジタル動画データの場合、この規格に従ってコンテンツデータを伸長することで、時系列的に連続したフレーム画像で構成されるデジタル動画データが得られる。この復号化部120で復号されたデジタル動画データは、画像分割部130および画像抽出部144に送られる。
画像分割部130は、前記デジタル動画データを構成するフレーム画像190(図4)を、マルチプロジェクションシステム1を構成するそれぞれのプロジェクタ200A〜200Dで投写するフレーム画像191に分割する。本実施形態におけるマルチプロジェクションシステム1は、前記した4台のプロジェクタ200で構成されるため、画像分割部130は、フレーム画像190を、プロジェクタ200の配置に合わせて4分割する。即ち、フレーム画像190は、プロジェクタ200Aで投写する分割されたフレーム画像191A、プロジェクタ200Bで投写する分割されたフレーム画像191B、プロジェクタ200Cで投写する分割されたフレーム画像191C、プロジェクタ200Dで投写する分割されたフレーム画像191Dに分割される。続いて、4分割されたフレーム画像191A〜191D(図4では、代表して符号191Bで示す。)は、それぞれ画像合成部142に送られる。なお、構成するプロジェクタの数および、それぞれのプロジェクタ200A〜200Dが配置された位置関係等の情報は、使用者により予めデータ生成装置100に入力されると共に、HDD105の所定の領域に記憶される。
画像抽出部144は、デジタル動画データにより形成されるフレーム画像190において、それぞれのプロジェクタ200A〜200Dが重畳して投写する重合部の画像192を抽出する。この重合部の画像192は、それぞれのプロジェクタ200A〜200Dが配置された位置関係に基き、重畳して投写される領域を演算により算出することで抽出できる。また、抽出された重合部の画像192は、画像合成部142に送られる。
画像合成部142は、画像分割部130から送られる4分割されたフレーム画像191A〜191Dのそれぞれの領域に対して、前記重合部の画像192の一部を合成することで、それぞれのプロジェクタ200A〜200Dが投写する画像194A〜194Dを生成する。詳述すると、プロジェクタ200Bの投写画像194Bは、プロジェクタ200Bで投写する分割されたフレーム画像191Bに対して、重合部の画像192を合成した後、このプロジェクタ200Bが投写可能な範囲のみを抽出することにより生成される。また、この画像合成部142で合成されたそれぞれの画像194A〜194Dは、輝度調整部146に送られる。
輝度調整部146は、プロジェクタ200A〜200Dが、それぞれの前記画像194A〜194Dを投写した際、重合部の画像192近傍のつなぎ目が目立たない様に、それぞれの前記画像194A〜194Dが有する重合部の画像192の輝度を適切に調整する。輝度の調整については、後述する。輝度が調整された前記画像194A〜194Dは、画像生成部150に送られる。
画像生成部150は、輝度が調整された前記画像194A〜194Dを並べて、1つに合成された合成フレーム画像196を生成する。即ち、この合成フレーム画像196は、それぞれのプロジェクタ200A〜200Dが投写する画像194A〜194Dを、重畳すること無く、フレーム画像190と同じ位相に並べて生成される。また、生成された合成フレーム画像196は、符号化部160と、投写情報生成部170に送られる。
符号化部160は、画像生成部150で生成した合成フレーム画像196が時系列的に連続して成るデジタル動画データを、前記MPEGの規格で圧縮する。加えて、圧縮されたデジタル動画データは、送信部180に送られる。
投写情報生成部170は、画像生成部150が生成した合成フレーム画像196の中から、それぞれのプロジェクタ200A〜200Dが投写する領域を示す投写位置に関する情報を生成する。また、生成された情報は、送信部180に送信される。
送信部180は、圧縮されたデジタル動画データおよび、投写位置に関する情報を、それぞれのプロジェクタ200A〜200Dに同時送信する。ここで、同時送信の方法としては、ネットワークを利用したブロードキャストやマルチキャストといった方法を採用することで、ネットワークのトラフィックを圧迫することなく、効率的に配信できる。
なお、上記した各機能は、CPU101やRAM104等からなるハードウェア資源と、ROM103やHDD105に記憶されたソフトウェアとが有機的に協働することにより、それぞれの機能を実現している。
(プロジェクタの機能構成)
次に、プロジェクタ200の機能について説明する。図5は、プロジェクタ200の機能構成を示す図である。このプロジェクタ200は、受信部210と、復号化部220と、投写信号選択部230と、投写制御部240と、光源装置250と、色分離光学系260と、液晶ライトバルブ270と、色合成光学系280と、投写レンズ290とを備える。
受信部210は、ネットワークを介してデータ生成装置100の送信部180から送られる信号を受信すると共に、この信号の中から、符号化されたデジタル動画データおよび、投写位置に関する情報を分離した後、前者の符号化されたデジタル動画データを復号化部220に送り、後者の投写位置に関する情報を投写信号選択部230に送る。
復号化部220は、データ生成装置100の復号化部120と同様に、符号化されたデジタル動画データを必要に応じて復号することに加え、D/A変換によりデジタル動画データをアナログの画像信号に変換する。この復号化部220で復号および変換された画像信号は、投写信号選択部230に送られる。
投写信号選択部230は、投写位置に関する情報に基いて、復号化部220から送られる画像信号をトリミングすることで、このプロジェクタ200で投写する領域のみを抽出する。この投写信号選択部230で抽出された画像信号は、投写制御部240に送られる。
投写制御部240は、投写信号選択部230から送られる画像信号を、液晶ライトバルブ270を駆動する液晶制御信号に変換して、液晶ライトバルブ270に送る。
ここで、このプロジェクタ200の光学系の機能部について概説する。
始めに、光源装置250は、図示を略した放射光源としての光源ランプ、リフレクタおよびレンズアレイを備え、この光源ランプから射出された放射状の光束は、リフレクタで反射されて略平行光束となり、更にレンズアレイにより光束の強度の分布を略均一にされた後、色分離光学系260に向けて射出される。
色分離光学系260は、光源装置250から射出される照明光を、図示を略したダイクロイックミラーにより、それぞれ異なる波長域の3色の光、即ち、赤、緑、青の色光に分離する。
液晶ライトバルブ270は、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用いたものであり、色分離光学系260により分離された色光毎にそれぞれ備えられ、投写制御部240から入力される液晶制御信号に従って、それぞれの光入射面から入射した色光を変調し、変調した光を透過光として射出する。
色合成光学系280は、図示を略したクロスダイクロイックプリズムにより、各色光の液晶ライトバルブ270から出射される各色の変調光を合成してカラー画像を表す光を射出する。
最後に、投写レンズ290は、色合成光学系280が射出した画像を、スクリーン300に投写する。
以上の構成において、マルチプロジェクションシステム1で投写される投写画像10について説明する。図6は、マルチプロジェクションシステム1で投写された投写画像10と輝度分布を示す図である。この投写画像10は、データ生成装置100で生成された合成フレーム画像196を、4台のプロジェクタ200A〜200Dでそれぞれ投写した像である。ここで、この合成フレーム画像196の基になるフレーム画像190は、輝度が略均一である一様な面を採用している。
また、投写画像10の下方の分布グラフは、投写画像10Cおよび投写画像10DのP−P面における正規化された輝度の分布20C,20Dであり、加えて、投写画像10の右方の分布グラフは、投写画像10Aおよび投写画像10CのQ−Q面における正規化された輝度の分布22A,22Cである。ここで、合成フレーム画像196の所定の領域15内部の輝度の分布は、前記した輝度調整部146により、それぞれの投写画像10A〜10Dの境界部分が目立たないように調整されている。即ち、前記下方の分布グラフにおいて、投写画像10C,10Dが重畳して投写する所定の領域15内部の輝度の分布は、一方の投写画像10Cの輝度と、他方の投写画像10Dの輝度との和が略一定になるように調整されている。同様に、前記右方の分布グラフにおいて、投写画像10A,10Cが重畳して投写する所定の領域15内部の輝度の分布は、一方の投写画像10Aの輝度と、他方の投写画像10Cの輝度との和が略一定になるように調整されている。
以上述べたような実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)複数のプロジェクタ200で重畳して投写される所定の領域15の輝度の分布は、データ生成装置100の輝度調整部146により略一定になるように調整されるため、プロジェクタ200側には、特別な機能を追加する必要が無く、既存のプロジェクタを採用できる。
以上、本発明を図示した実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、以下に述べるような変形例も想定できる。
(1)データ生成装置100からプロジェクタ200に送る画像のデータは、符号化されたデジタルデータに限らず、アナログ形式のビデオ信号であっても良い。
(2)複数のプロジェクタ200が配置された位置関係の情報は、使用者が予め入力する方式に限らず、それぞれのプロジェクタ200が備える書画カメラ等の画像入力手段により、自身の位置関係を画像処理とソフトウェアにより自動認識しても良い。
本実施形態に係るマルチプロジェクションシステムの外観を示す斜視図。 前記実施形態におけるデータ生成装置のハードウェアの構成を示す図。 前記実施形態におけるデータ生成装置の機能構成を示す図。 前記実施形態におけるデータ生成装置で生成されるデータ構成を示す図。 前記実施形態におけるプロジェクタの機能構成を示す図。 前記実施形態におけるマルチプロジェクションシステムで投写された投写画像と輝度分布を示す図。
符号の説明
1…マルチプロジェクションシステム、10…投写画像、15…所定の領域、17…中心部、20、22…輝度の分布、100…データ生成装置、101…CPU、102…ビデオカード、103…ROM、104…RAM、105…HDD、106…入出力I/F、107…バス、108…イントラネット、110…データ入力部、112…通信部、113…入力端子、114…インターネット、116…DVDドライブ、118…DVDディスク、120…復号化部、130…画像分割部、140…画像加工処理部、142…画像合成部、144…画像抽出部、146…輝度調整部、150…画像生成部、160…符号化部、170…投写情報生成部、180…送信部、182…出力部、184…出力端子、190…フレーム画像、191…分割されたフレーム画像、192…重合部の画像、194…投写画像、196…合成フレーム画像、200…プロジェクタ、210…受信部、220…復号化部、230…投写信号選択部、240…投写制御部、250…光源装置、260…色分離光学系、270…液晶ライトバルブ、280…色合成光学系、290…投写レンズ、300…スクリーン。

Claims (7)

  1. 複数台の投写装置を用いて、1つの画像を連携して投写するための画像データを生成するデータ生成装置であって、
    入力されたデジタル画像データが示す第1の画像を、それぞれの前記投写装置で投写する小画像に分割する画像分割部と、
    それぞれの前記投写装置で重畳して投写する領域の画像の輝度を調整すると共に、
    それぞれの前記小画像に前記領域の画像を合成する画像加工処理部と、
    前記領域の画像を含む前記小画像が同一のフレーム上に並べられた第2の画像を生成する画像生成部と、
    前記第2の画像を示す画像データを、複数の投写装置に略同時に送信する送信部とを備えることを特徴とするデータ生成装置。
  2. 請求項1に記載のデータ生成装置において、
    前記画像加工処理部は、
    前記第1の画像から前記領域の画像を抽出する画像抽出部と、
    互いに隣接する前記小画像が、前記領域の画像を重複して含むべく、ぞれぞれの前記小画像に、前記領域の画像の少なくとも一部を付加して合成する画像合成部と、
    前記領域の画像の輝度を調整する輝度調整部とを含むことを特徴とするデータ生成装置。
  3. 請求項2に記載のデータ生成装置において、
    前記輝度調整部は、
    前記領域の画像を含む前記小画像を重畳して投写することで、前記第1の画像を復元する場合における前記領域の輝度分布を、
    前記デジタル画像データが示す第1の画像の中における前記領域の輝度分布に略一致させるべく、前記領域の画像の輝度を調整することを特徴とするデータ生成装置。
  4. 入力された前記デジタルデータが符号化されている場合に、前記デジタルデータを復号化する復号化部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデータ生成装置。
  5. 前記第2の画像を示す画像データを所定の方式により符号化する符号化部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のデータ生成装置。
  6. 前記第2の画像の内、それぞれの前記投写装置が投写する領域に関する情報を生成する投写情報生成部を更に備え、
    前記情報は、前記送信手段からそれぞれの前記投写装置に送信されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のデータ生成装置。
  7. データ生成装置と、複数台のプロジェクタとを含み、
    前記データ生成装置が生成したデジタル画像データに従い、それぞれの前記プロジェクタが1つの画像を連携して投写するマルチプロジェクションシステムであって、
    前記画像データは、それぞれの前記プロジェクタが投写する画像を同一のフレーム上に並べて生成された画像のデータであることを特徴とするマルチプロジェクションシステム。
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