JP4235533B2 - 複数の重畳画像を含むカラー画像を形成するディスプレイ装置 - Google Patents

複数の重畳画像を含むカラー画像を形成するディスプレイ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4235533B2
JP4235533B2 JP2003383966A JP2003383966A JP4235533B2 JP 4235533 B2 JP4235533 B2 JP 4235533B2 JP 2003383966 A JP2003383966 A JP 2003383966A JP 2003383966 A JP2003383966 A JP 2003383966A JP 4235533 B2 JP4235533 B2 JP 4235533B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
dimensional image
light
blue
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003383966A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004191943A (ja
Inventor
マレック・ダブリュー・コワーツ
Original Assignee
イーストマン コダック カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イーストマン コダック カンパニー filed Critical イーストマン コダック カンパニー
Publication of JP2004191943A publication Critical patent/JP2004191943A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4235533B2 publication Critical patent/JP4235533B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3141Constructional details thereof
    • H04N9/315Modulator illumination systems
    • H04N9/3164Modulator illumination systems using multiple light sources
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3102Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators
    • H04N9/3105Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators for displaying all colours simultaneously, e.g. by using two or more electronic spatial light modulators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3129Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] scanning a light beam on the display screen
    • H04N9/3132Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] scanning a light beam on the display screen using one-dimensional electronic spatial light modulators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3141Constructional details thereof
    • H04N9/315Modulator illumination systems
    • H04N9/3161Modulator illumination systems using laser light sources

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Description

本発明は、概して二次元画像をディスプレイ面に形成するディスプレイシステムに関し、特に、非干渉性光源およびレーザー光線源の双方からの光により照明される空間光変調器を用いるカラーディスプレイ装置に関する。
現在、ディジタル映画投影およびホームシアターシステムの有望な解決法は、画像形成装置として、2タイプの空間光変調器(SLM)のうちの1つを採用している。面積SLMと直線SLMである。面積空間光変調器には、各要素が画像ピクセルに対応する、光弁要素の2次元アレイがある。各アレイ要素は、個々にアドレス可能であり、光源から透過され、または反射される光を変調するよう、ディジタル制御されている。ディジタル投影装置および印刷装置内に画像を形成するために、2つの特徴的なタイプの面積空間光変調器がある:ディジタルマイクロミラー装置(DMD)および液晶装置(LCD)である。
1つ以上のDMDを用いるプロトタイプの投影装置が実演されてきた。DMD装置は、多くの特許で説明されている。例えば、1984年4月10日に発行され、「可変ミラー光変調器(Deformable Mirror Light Modulator)」と題された、ホーンベック(Hornbeck)による特許文献1、1996年7月9日に発行され、「活性ヨーク隠れヒンジディジタルマイクロミラー装置(Active Yoke Hidden Hinge Digital Micromirror Device)」と題された、ホーンベック(Hornbeck)による特許文献2、1997年2月4日に発行され、「トーションヒンジがトーションビーム層と異なる層に配置された複数レベル可変ミラー装置(Multi−Level Deformable Mirror Device with Torsion Hinges Placed In A Layer Different From The Torsion Beam Layer)」と題された、ホーンベック(Hornbeck)による特許文献3、および、1998年2月17日に発行され、「上部構造光シールドを備えた空間光変調器(Spatial Light Modulator With Superstructure Light Shield)」と題された、ホーンベック(Hornbeck)による特許文献4などである。DMDを採用する投影装置用の光学設計は、1999年6月22日に発行され、「反射式空間光変調器と用いるオフセット投影レンズ(Offset Projection Lens For Use With Reflective Spatial Light Modulators)」と題された、テジャダ(Tejada)他による特許文献5、1999年7月27日に発行され、「空間光変調器により生成されるワイドスクリーン画像を提供するアナモルフィックレンズ(Anamorphic Lens For Providing Wide−Screen Images Generated By A Spatial Light Modulator)」と題された、デワルド(Dewald)による特許文献6、1999年12月28日に発行された、「反射式空間光変調器用の固定後部グループを備えるオフセット投影ズームレンズ(Offset Projection Zoom Lens With Fixed Rear Group For Reflective Spatial Light Modulators)」と題された、アンダーソン(Anderson)による特許文献7、および、2000年7月18日に発行され、「プロジェクター装置」と題された、イワイ(Iwai)による特許文献8に開示されている。LCD装置は、1996年10月29日に発行され、「二重反射を最小限にする液晶光弁(Liquid Crystal Light Valve With Minimized Double Reflection)」と題された、ルイツ(Ruiz)他による特許文献9、および1997年4月15日に発行され、「液晶内での傾斜垂直整列の誘導(Inducing Tilted Perpendicular Alignment In Liquid Crystals)」と題された、スミス ジュニア(Smith, Jr.) 他による特許文献10に、一部説明されている。慣習上、面積SLMは、ランプまたは他の広帯域ソースからの、フィルターをかけられたソースイルミネーションに提供される。LCDは、反射式タイプ(シリコン上液晶、またはLCOS)、または透過式タイプのいずれであってもよい。
一次元空間光変調器とも考え得る線形SLMは、上述された二次元LCDおよびDMD面積空間光変調器に対して、若干の利点を有している。線形変調器アレイ固有の性能利点は、より高い解像度、コスト削減、および簡易型照明光学部品に対する能力を含んでいる。加えて、線形アレイは、レーザー光線に対し、その二次元対応物よりも適切な変調器である。例えば、1994年5月10日に発行され、「光ビーム変調のための方法と装置(Method And Apparatus For Modulating A Light Beam)」と題された、ブルーム(Bloom)他による特許文献11に開示されているように、グレーティングライトバルブ(Grating Light Valve)(GLV)線形アレイは、レーザー源を用いて、高輝度画像化のための実行し得る解決法を提供する、以前のタイプの線形変調器アレイの1つである。
近年、中間サポートの周期系列により基板上方に吊されたリボン要素から成る、電気機械等角グレーティング装置が、2001年10月23日に発行され、「等角グレーティング装置を伴う空間光変調器(Spatial Light Modulator With Conformal Grating Device)」と題された、コワルツ(Kowarz)による共通に譲渡された特許文献12に開示された。電気機械等角グレーティング装置は、リボン要素をサポート基礎の周りで一致させ、それによりグレーティングを生成する、静電気の動作により動作される。特許文献13の装置は、さらに最近、等角GEMS装置として知られるようになった。GEMSとは、グレーティング電気機械システム(Grating ElectroMechanical System)を表す。等角GEMS装置には、多くの魅力的な特徴がある。それは、高速ディジタル光変調に、ハイコントラストおよび良好な効率を提供する。さらに、等角GEMS装置の線形アレイでは、活性領域が比較的大きく、グレーティング周期はアレイ方向に対して垂直方向に向いている。グレーティング周期のこの方向付けにより、回折光線は、線形アレイに近接して分離され、さらに、光学システムの大部分の至る所で、空間的に分離されたままとなり、高度のシステムの柔軟性を提供し、低価格光学部品の使用を可能にする。GEMS装置は、レーザー源と共に使用すると、優れた輝度、速度、およびコントラストを提供する。
2002年6月25日に発行され、「空間的に分離された光線を伴う電気機械グレーティングディスプレイシステム(Electromechanical Grating Display System With Spatially Separated Light Beams)」と題された、共通に譲渡された特許文献14、および、2002年11月5日に発行され、「分割波長板を備える電気機械グレーティングディスプレイシステム(Electromechanical Grating Display System With Segmented Waveplate)」と題された、共通に譲渡された特許文献15(共にコワルツ(Kowarz)他に対して)は、多くの印刷およびディスプレイ実施例で、GEMS装置を採用する画像化システムを開示している。これに対するGLV相当品のように、GEMS装置は、画像の単一の色および単一のラインを同時に変調する。従って、カラー画像を形成するには、単一の線形変調器へ各色に対する照明および変調データを配列するか、または、個々に被変調カラー画像を結合するか、いずれかのための適切な技術を必要とする。
空間光変調器を用いるディジタル投影ディスプレイの認知された利点の中には、表示された画像が、従来のフィルムベース、または、CRTベースの投影システムにより提供された画像上に、改良された色忠実度および外観を有し得る、拡張色域がある。色域は、国際照明委員会(照明に関する国際委員会)によって確定された、標準的な観察者により知覚される色空間を示す、よく知られた3刺激CIEカラーモデルを用いて、最も容易に可視化される。図1aは、「馬蹄形」曲線としてよく知られた、可視全域200を表すCIEカラーモデルを示している。純粋飽和スペクトルカラーは、可視全域200の「馬蹄形」周辺にマップされている。従って、「馬蹄形」内部には、例えば、結果としてピンク色になる、白を加えた赤スペクトルなど、白色を伴う純色の混合を含む混合色全マッピングが含まれている。可視全域200内では、装置全域202は、通常、頂点が可視全域200の曲線に接近する、三角形によって表される。図1aでは、描かれた装置全域202は、例えば、標準SMPTE(映画およびテレビ技術者協会)燐光体などに対する、よく知られた全色域に近似している。
カラー投影技術で周知のとおり、画像の実際の色を忠実に表現し、鮮やかな色彩を提供するよう、ディスプレイ装置は、出来るだけ多くの可視全域200を提供するのが望ましい。ディスプレイの成分色、通常は、赤、緑および青(RGB)は、装置全域202に対する多角形の頂点を決定し、それにより、装置全域202の面積および形状を決定する。
装置全域202のサイズを大きくする1つの基本的な方法は、スペクトル的に純粋な光源を用いるか、または、少なくともスペクトル純度が高い光源を用いればよい。レーザーは、その固有スペクトル純度のため、装置全域202を最大化するのに特に役立つ。実質的に単色のレーザー源は、装置全域202の頂点を、事実上可視全域200の周辺に位置決めする。
レーザー源の好適なスペクトル品質を利用するよう、多くのディジタルプロジェクター設計が提案されてきた。例えば、2001年2月6日に発行され、「液晶光弁およびスキャン読取ビームを伴うレーザー投影装置(Laser Projection Apparatus With Liquid−Crystal Light Valves And Scanning Reading Beam)」と題された、トロイヤー(Troyer)による特許文献16、2002年7月30日に発行され、「レーザービデオプロジェクター」と題された、リー(Lee)による特許文献17、2002年8月20日に発行され、「空間光変調器を用いるレーザー画像化(Laser Imaging Using A Spatial Light Modulator)」と題された、カエリン(Kaelin)他による特許文献18、および、2001年11月13日に発行され、「ハイブリッドビデオレーザーカラーミキサーを用いる大スクリーンコンパクト画像投影装置(Large Screen Compact Image Projection apparatus Using A Hybrid Video Laser Color Mixer)」と題された、ホワング(Hwang)他による特許文献19は、レーザーイルミネーション源を用いるディジタル投影のために提案されたアプローチのごく一部を示している。今列挙したような特許において開示された設計は、レーザーイルミネーション解決策に、増加した出力、改良された耐用年数、および総合的低価格を提供する、レーザー設計および製作における間断のない進歩を利用している。
しかし、有意な進歩にもかかわらず、可視青色スペクトルでの安価なレーザーの欠如は問題として残ったままである。レーザーメーカーは、ディジタル投影に必要な出力領域での、手頃な価格の青色レーザーを未だに提供することが出来ない。事実上、可視青色スペクトルで利用可能なレーザーのコストは、必要な出力レベルにおける緑色レーザーのコストの最大10倍にもなり得る。コストおよび可用性の問題はまた、若干の出力領域内では、特に大スクリーン投影用の照明を提供する赤色レーザーに、少ないながらも影響を与える。続いて、この問題は、投影装置のコストに多大な影響を与え、レーザー投影は、投影システムでの広範な受入れに対しては、見込みの少ない短期代替手段となっている。
レーザーはスペクトル的に純粋な光を供給するので、拡張色域が可能となるが、レーザー光には、ディジタル投影にはあまり好ましくない他の特性がある。とりわけ、レーザー光は、少なくとも比較的干渉性であり、著しい干渉性であってもよい。その結果、スペックルおよび他の影響は、レーザーイルミネーションを用いるディジタル投影装置にとっての問題である。上述のように、面積空間光変調器、特に透過式LCDおよび反射式LCDは、ランプまたはLEDなどの従来の非干渉性光源と共に良好に作動するが、レーザー光の変調には十分には適合しない。代わりに、GLV装置およびGEMS装置などの線形空間光変調器は、レーザーイルミネーションとの使用に好適である。
一般に、非干渉性光源は、青色波長に対する、レーザーにおけるようには制約されていない。例えば、水銀アーク灯は、投影に必要な電力領域で広く利用可能であり、可視青色領域内の光を放射する。事実上、水銀アーク灯の標準436nmの線は、明確に定められる特有の青色スペクトル成分を提供する。これにより、フィルタを用いて、この可視青色成分だけを分離し、通過させることが可能となる。従って、水銀アーク灯は、非干渉性光源として役立つものであり、レーザーを用いる場合には入手し得る範囲で達成不能な波長領域内でも、実質的にスペクトル的に純粋な光を提供する。
LEDは、スペクトル的な純粋性も明るさもレーザーには及ばないが、小型スクリーンを伴うディジタル投影システムに対しては、さらに他の可能な安価な非干渉性イルミネーション源を提供する。特にこれらの装置が、必要な波長においてより広範に利用可能になりつつあることから、LEDは、若干のタイプのディスプレイ装置に好適な解決策を提供可能である。
ディジタル投影装置設計における、イルミネーション源に関するこれらの問題をまとめることは有意義であろう:
(a) 最適の色域および高輝度を提供するレーザーは、線形SLMとの併用において、高解像度を提供するために最良に作動するが、全ての必要な波長、特に可視青色領域では、現在入手可能ではない;
(b) ランプやLED光源などの非干渉性光源は、同等の波長で、レーザーと同程度の広域色域を提供しない場合もある。非干渉性光源は、面積SLMが比較的低解像度で用いられている状態で最もよく作動し、レーザーが現在入手可能でない領域で、可視スペクトル全域にわたる波長で利用可能である;
ディジタル投影装置設計技術では、異なる色域、SLMタイプ、解像度、および波長の、争いのあるファクターが、分岐部を表すと認識されている。より従来のランプなどのように、レーザーベースイルミネーションシステム、または非干渉性光源を用いるイルミネーションシステムのいずれを用いるかという決定は、その後、設計者が、装置の性能および値を最適化するために、どのように続けてゆくかを規定する。
光処理光学部品および画像変調方式は、レーザーベースイルミネーションシステムと他のタイプのものとの間ではかなり異なるため、ハイブリッド式解決策は魅力的ではなく、または実行可能なものとさえ思われない。ハイブリッド式解決策の1つのタイプとして、2002年10月24日に公開された、「画像ディスプレイ装置(Image Display Device)」と題された、ムカワ(Mukawa)他による特許文献20は、レーザーが、特定波長での利用可能な輝度を補うよう、従来型ランプベースイルミネーションシステムに追加される、画像ディスプレイ装置を開示している。とりわけ、ムカワ(Mukawa)他による出願で開示されたシステムでは、ランプからのレーザー光および非干渉性光の双方の変調に、同タイプの空間光変調器を使用している。しかし、このアプローチでは、レーザー光の特別な性質を変調に利用することもなく、また、従来型光源に最適化されるSLMを伴って用いられる干渉性レーザー光によって引き起こされる画像異常を補うこともない。
周知のように、投影されるカラー画像は、重ねられる赤色カラー画像、緑色カラー画像、および青色カラー画像を含んでおり、まとめてRGB画像と呼ばれている。表示されるカラー画像は、通常、水平および垂直の画素数で表現される、ある解像度を有している。所望の解像度でRGB画像を形成するよう、赤色、緑色、および青色のカラー平面の各々内で、個々の画素が互いに配列される。従って、従来のアプローチを用い、各カラー平面、およびカラー平面に対応する各SLMは、同一解像度を有している。
合成色を知覚するよう、別々の赤色、緑色、および青色の画素を結合させる人間の目は、異なる色に対して異なる感度を有していることが知られている。例えば、緑色の感度は非常に高い;緑色チャンネルは、人間の輝度認知に最も近い一致を示す。赤色に対する感度はより低く、青色ではさらに低下する。事実上、特にディテールの認知に関しては、人間の目は青色の知覚が比較的鈍い。すなわち、青色カラーチャンネルの実際上の解像度は、ディテールの認知には、相対的にさほど重要なものではない。この効果は、表示された画像に対して、赤色および緑色平面のオリジナル解像度を維持しながら、青色画像平面の解像度のみを低減させることにより、劇的に示すことが出来る。青色でディテールを識別する場合の、人間の目の相対的な鈍さについては、十分に記録されているものの、従来型のディジタル投影設計は、設計規制を緩和し、拡張色域からの利益を得、さらに、同時に低価格投影装置を提供するこの特性を、利用することがなかった。
米国特許第4,441,791号明細書 米国特許第5,535,047号明細書 米国特許第5,600,383号明細書 米国特許第5,719,695号明細書 米国特許第5,914,818号明細書 米国特許第5,930,050号明細書 米国特許第6,008,951号明細書 米国特許第6,089,717号明細書 米国特許第5,570,213号明細書 米国特許第5,620,755号明細書 米国特許第5,311,360号明細書 米国特許第6,307,663号明細書 米国特許第6,307,663号明細書 米国特許第6,411,425号明細書 米国特許第6,476,848号明細書 米国特許第6,183,092号明細書 米国特許第6,426,781号明細書 米国特許第6,435,682号明細書 米国特許第6,317,170号明細書 米国特許出願公開第2002/0154277号明細書
前述の要求および短所は、本発明で提供される、異なるカラーチャンネル上の異なるタイプのイルミネーションおよび画像形成構成要素を用いる、改良されたディジタルプロジェクター解決策により満たされることになる。
この解決策に留意して、本発明は、ディスプレイ面上に、複数の重畳画像を含むカラー画像を形成する、ディスプレイ装置を提供する。本ディスプレイ装置は以下を含む:
(a) 以下を含む、第1カラーの二次元画像を形成する第1カラー変調チャンネル;
(a1) 第1カラーのソース光線を供給するレーザー光源;
(a2) 第1カラーを有する被変調光線を供給するために、前記第1カラーのソース光源を変調する線形空間光変調器;
(a3) 前記第1カラーの二次元画像を形成するために、前記第1カラーを有する前記被変調光線をスキャンするスキャン要素;
(b) 以下を含む、第2カラーの二次元画像を形成する第2カラー変調チャンネル:
(b1) 第2カラーのソース光線を供給する非干渉性光源;
(b2) 第2カラーの二次元画像を形成するために、前記第2カラーのソース光源を変調する面積空間光変調器;および
(c) 前記第2カラーの二次元画像が重ねられる、前記第1カラーの二次元画像を含むカラー画像を、ディスプレイ面に向かって投影する、少なくとも1つの投影レンズ。
本発明の他の態様は、ディスプレイ面上に、複数の重畳画像を含むカラー画像を形成するシステムを提供する。本システムは以下を含む:
(a) 以下を含む、第1の二次元画像を形成する第1カラーの変調チャンネル;
(a1) ソースレーザー光源供給手段;
(a2) 第1カラーを有する少なくとも1本の被変調光線を供給するために、前記ソースレーザー光線を変調する手段;
(a3) 第1カラーを有する少なくとも1本の前記被変調光線を含むスキャンライン画像光線を、カラーコンバイナに方向付ける手段;
(b) 以下を含む、第2の二次元画像を形成する第2カラーの変調チャンネル:
(b1) 第2カラーの非干渉性ソース光線供給手段;
(b2) 第2カラーの画像光線を前記カラーコンバイナに供給するために、前記第2カラーの非干渉性ソース光線を変調する手段;
(c) 重畳カラー画像光線を形成するために、少なくとも前記スキャンライン画像光線および前記第2カラーの画像光線を結合する前記カラーコンバイナ;
(d) 前記重畳カラー画像光線を、ディスプレイ面に向かって投影する手段。
本発明の第3の態様は、ディスプレイ面上に、複数の重畳画像としてのカラー画像を形成する方法を提供する。本方法は以下のステップを含む:
(a) 以下のステップを含む、第1カラーの線形画像光線を形成するステップ;
(a1) 第1カラーのレーザーソース光線を供給するステップ;
(a2) 第1カラーを有する少なくとも1本の回折光線を供給する、第1カラーのレーザーソース光線を変調するステップ;
(b) 以下のステップを含む、第2カラーの二次元画像光線を形成するステップ:
(b1) 非干渉性光源から、第2カラーのソース光線を供給するステップ;
(b2) 前記第2カラーのソース光線を変調するステップ;
(c) 重畳画像光線を形成するために、前記第1カラーの線形画像光線を前記第2カラーの二次元画像光線と結合するステップ;および、
(d) 前記重畳画像をディスプレイ面に向かって投影するステップ。
本発明の特徴は、異なるタイプのイルミネーション源および異なるタイプの空間光変調器を、同一ディスプレイ装置内で組合せて用いることである。
可視領域、特に青色領域内の特定波長で、レーザーを得る必要性を除去することが、本発明の利点である。本発明は、レーザーソースと同様に、非干渉性光源を用いる方法を提供する。
本発明のさらなる利点は、ディスプレイ装置において、例えば、レーザーが最も適当かつ経済的である場合には、任意の数のカラーチャンネル上でレーザーを用い、さらに他の光源が最も有用となり得る場合には、他の光源を用いることを可能とすることである。
本発明のこれら並びに他の特徴および利点は、以下の詳細な説明を、本発明の実例の実施例が示され、説明されている図面と関連して読まれるなら、当業者にとって明白なものとなるだろう。
本願明細書が本発明の対象を特に指摘し、明瞭にクレームする請求項を持って結論付ける一方で、以下の添付図面と共に続く説明を読むならば、本発明をさらに良く理解することが出来ると思われる。
本説明は、特に本発明に従う装置の部分を形成する要素、または、より直接に関連する要素に向けられている。特には示されないか、説明されていない要素が、当業者にとって周知の様々な形式をとり得ることは理解されるべきである。従って、本発明は、二次元カラー画像をディスプレイ面上に形成するための、レーザー光源および非干渉性光源の組合せを用いるディスプレイ装置および方法を提供する。
以下の記述では、単一の色経路に特定された要素は、部品番号に付された添字により、さらに特定される。これが用いられる場合は、添字は、色経路に一致する;例えば、「r」は赤色、「b」は青色、「g」は緑色に対して付されている。図示では、「bg」は、後述のように、青緑色、黄色、黄緑色、橙色、または、その他の適切な色である、第4の色経路を示す。
(全体モデル1)
図2は、本発明の簡易型実施例での、ディスプレイ装置10の主要な要素を示すブロック図である。本発明では、図2に示されるディスプレイ装置10の要素として、複数のカラー変調チャンネルにより得られる複数の解像度は、画素解像度において実質的に異なっている;これは、従来技術スキームとは逆である。ディスプレイ装置10は、少なくとも3つのカラー変調チャンネルを含む:赤色変調チャンネル30r;緑色変調チャンネル30g;および、青色カラー変調チャンネル30bである。赤色変調チャンネル30rは、赤色レーザー20rおよび空間光変調器32rを含んでいる。同様に、緑色変調チャンネル30gは、緑色レーザー20gおよび空間光変調器32gを含んでいる。青色カラー変調チャンネル30bは、非干渉性光源22b、カラー分離装置として役立つ青色パスフィルタ24b、および空間光変調器32bを備えている。X‐キューブまたはフィリップスプリズムなどのカラーコンバイナ73は、単一の出力軸Oに沿って、投影レンズ300へ、マルチカラー被変調光を供給するために、各カラー変調チャンネル30r、30g、30bからの被変調光を合成する。
従来のレーザーベース投影システム設計では、各カラー変調チャンネル30r、30g、30bに、著しく干渉性の光源であるレーザーが用いられるだろう。しかし、図2に示されるディスプレイ装置10の構成は、青色カラー変調チャンネル30bにおいて、予想されたレーザーの代わりに非干渉性光源22bを代用している。非干渉性光源22bは、水銀アーク灯、または他のタイプのランプであることが好ましい。例えば、水銀アーク灯を用いた周知のバージョンでは、イルミネーションを空間光変調器32bに供給する、青色パスフィルタ24bを通過可能な、安定した、重要な436nm波長出力を出力する。代替的構成では非干渉性光源として、青色LED、または、複数の青色LEDを含むアレイが使用可能であった;こうした代替的構成には、青色パスフィルタ24bは必要ではなかった。図2の構成では、青色イルミネーションのための、代替的な、レーザーを用いない非干渉性ソースを用いることにより、赤色および緑色の変調チャンネル30r、30gのそれぞれに対して、レーザー投影の利点を提供する。しかし、青色カラー変調チャンネル30bについては、マルチカラー画像を形成するための十分な光を供給しながらも、青色レーザーソースによる高コストを回避することが出来る。
1つの実施例では、赤色レーザー20rは、好ましくは630nmから660nmの間の波長を有する半導体レーザーである。緑色レーザー20gは、所望の放出波長を得るために周波数を倍増する、532nmのダイオード励起固体レーザーとなるだろう。空間光変調器32r、32g、32bは、例えば、空間光変調器32r、32gとして図2に示される、何らかのタイプの透過式LCD変調器などと同一タイプのものでよい。しかし、より詳細に後述するように、空間光変調器32r、32g、32bは、イルミネーションのタイプに適合するよう選択された、異なるタイプのものであってもよい。
(線形および面積空間光変調器を用いる装置)
以下の、図2、図3a、図3b、図3c、図3d、図3e、図3f、図4、図5、および図6に示されるモデルは、異なるタイプの空間光変調器を有する組合せを用いる、ディスプレイ装置10の様々な実施例を示している。図3aを参照すると、赤色および緑色のカラー変調チャンネル30r、30gが、それぞれ、例えば、等角GEMSの線形アレイなどのような電気機械グレーティング光変調器85r、85gで、レーザー光を変調する実施例が示されている。他方、青色のカラー変調チャンネル30bは、面積空間光変調器32bを用いている。
図3aを参照すると、赤色カラー変調チャンネル30rでは、赤色レーザー20rが、回転ミラー82へ向けて、球面レンズ72および円柱レンズ74を通して調節されたイルミネーションを提供している。回転ミラー82で反射した光は、電気機械グレーティング光変調器85rでの回折により、変調される。電気機械グレーティング光変調器85rからの被変調回折光は、回転ミラー82を通って、ダイクロイックコンバイナ94に向けて回折される。次に、ダイクロイックコンバイナ94からの被変調光は、レンズ75により、任意のクロス‐オーダーフィルタ110を通して、スキャンミラー77へ方向付けられる。回転ミラー82は、電気機械グレーティング光変調器85rからのゼロ次(zeroeth order)反射光に対する妨害要素として働く。
スキャンミラー77が回転すると、電気機械グレーティング光変調器85rから、スキャンレンズ84を通して任意の移動拡散板86(スペックル補償用)へ向けられる、個々の被変調ライン画像が、ダイクロイックコンバイナ92に提供される。その後、ダイクロイックコンバイナ92は、被変調ライン画像を、出力軸Oに沿って、スキャンミラー77から、画像をディスプレイ面90に投影する投影レンズ300へと方向付ける。光学補償要素89は、投影レンズ300への赤色/緑色および青色経路を、同様の光路にするよう、必要に応じて、赤色および緑色の被変調光の経路上に配列してもよく、それにより、画像異常が軽減される。スキャンリフレッシュレートが十分高い、概して少なくとも48Hzである場合、緑色および赤色のカラー変調チャンネル30g、30rからのスキャンされたライン画像は、それぞれ、二次元画像として鑑賞者によって知覚されることを留意すべきである。
緑色カラー変調チャンネル30gからの被変調光の経路は、上に述べられた赤色被変調光用経路と同様である。ダイクロイックコンバイナ94は、赤色および緑色の被変調光を結合し、結合した光をスキャンミラー77に方向付ける。
さらに図3aを参照すると、青色カラー変調チャンネル30bの動作は、赤色および緑色のカラー変調チャンネル30r、30gについて述べた動作とは異なっている。光源22bからの非干渉性光は、青色パスフィルタ24bにおいてフィルターにかけられ、任意の偏光子34で偏光され、その後、レンズ76により偏光ビームスプリッタ93へ方向付けられる。偏光ビームスプリッタ93は、適切な偏光を有する光を、任意の4分の1波長板42を通して、空間光変調器32bへ方向付ける。線形空間光変調器32r、32gとは異なり、青色カラー変調チャンネル30b用空間光変調器32bは、図3aに示される実施例での反射式LCDである、面積空間光変調器となっている。その後、空間光変調器32bからの被変調光は、偏光ビームスプリッタ93を通して、投影のために青色被変調光を赤色および緑色の被変調光と結合するダイクロイックコンバイナ92に透過される。画像化技術では周知であるように、空間光変調器32bが、代替的に、サポート光学部品に必要な変更を加えた、透過式LCD、DMD、または、何らかの他のタイプの面積空間光変調器であってもよいことに留意することは有益であろう。
従って、図3aの構成では、空間光変調器32bからの青色カラー成分は二次元画像である;空間光変調器85r、85gからの赤色および緑色のカラー成分は、それぞれ、上述のように、十分なスキャン速度で二次元画像を形成する、スキャンライン画像である。加えて、上の発明の背景の欄で述べたように、人間の眼の青色に対する感度が低いので、空間光変調器32bからの二次元青色画像は、空間光変調器85r、85gからの対応するスキャンライン画像より、かなり低い解像度(すなわち、同一面積上に表示される画素が少ない)であってもよい。二次元青色画像の大きさおよび形状が、赤色および緑色のスキャンライン画像の大きさおよび形状と実質的に等しくなければならないことに留意することは重要である。赤色および緑色のスキャンライン画像の大きさおよび形状を、二次元青色画像の大きさおよび形状に合わせるよう、レンズ75およびスキャンレンズ84が適切なレンズ設計によって使用可能であった。カラー画像サイズ処理での、いかなる残留ミスマッチも、必要に応じ、電子画像データを空間光変調器85r、85g、32bへマッピングすることで調整可能であった。
図3bは、透過式LCDを、青色カラー変調チャンネル30b内の面積空間光変調器32bとして利用する、ディスプレイ装置10の代替的実施例を示している。光源22bからの光は、レンズ76を通して面積空間光変調器32bに方向付けられる、青色偏光を供給するよう、偏光子34および青色パスフィルタ24bを通して方向付けられる。その後、空間光変調器32bからの被変調光は、青色被変調光の所望の偏光を選択すること、および投影のために青色被変調光を赤色および緑色の被変調光と結合することの双方に用いる、偏光ビームスプリッタ93へと進む。図3bでの赤色および緑色のカラー変調チャンネル30r、30gは、それぞれ、図3aに関して説明したのと同じ方法で、それぞれ線形空間光変調器85r、85gを使用する。
図3cは、単一の電気機械グレーティング光変調器85rgを順に赤色および緑色の光の双方を交互に変調するのに利用する、赤色‐緑色のカラー変調チャンネル30rgを有する代替的実施例を示している。赤色および緑色のイルミネーションは、赤色レーザー光線および緑色レーザー光線を、同一イルミネーション経路に沿って供給する、レーザーソース20r、20gにより提供される。これらの異なる光線は、ダイクロイックコンバイナ94を用いるなど、画像化技術でよく知られている多くのいかなる方法でも結合可能である。
図3dは、赤色‐緑色カラー変調チャンネル30rgが、赤色および緑色のレーザー光を同時に二元電気機械グレーティング光変調器87rgに方向付けるよう、ダイクロイックコンバイナ94を用いるディスプレイ装置10の他の代替的実施例を示している。二元電気機械グレーティング光変調器87rgは、単一の要素として、同一基板上へと形成された、電気機械グレーティング装置の2つの個別にアドレス可能な線形アレイを提供する。レーザー光を、変調のために別々の経路に沿って方向付けるよう、ダイクロイックコンバイナ94を通して供給されるレーザーイルミネーションを伴うような、空間変位、または角度変位が使用可能であった。図3dの構成では、二元電気機械グレーティング光変調器87rgは、例えば、電気機械グレーティング装置の2つの別々の線形アレイを用いて、赤色および青色の光を同時に変調可能である。
図3eは、ディスプレイ装置10の4色の実施例を示している。X‐キューブ96は、赤色および緑色のカラー変調チャンネル30r、30gからの被変調光を、第4のカラー変調チャンネル30bgからの被変調光と合成するために用いられる。電気機械グレーティング光変調器85bgは、レーザーソース20bgからの第4のカラー光線を変調する。ある4色の実施例では、レーザーソース20bgは緑‐青色の光を放射する;しかし、他の波長も採用可能であった;加えて、カラー変調チャンネル30r、30g、30b、30bgの代替的構成は、青色面積空間光変調器32bなどの面積空間光変調器を用いる2つのチャンネル、第4のカラー面積空間光変調器(図示せず)、および電気機械グレーティング光変調器85r、85gなどの線形空間光変調器を用いる2つのチャンネルの対合を含むことが可能であった。ディジタル画像化技術でよく知られている従来の技術は、第4のカラーの変調に使われることになろう。これらは、2色の変調間で交代するよう、例えば、単一の面積空間光変調器32b、または第4のカラー面積空間光変調器の使用を含むことが可能であった。カラーフィルタホイールまたは二色性カラー分離装置などの要素は、例えば、ディジタル画像技術で周知の方法を用いて、空間光変調器32bまたは第4のカラー面積空間光変調器での変調のための非変調カラー光線を得るよう、単一の非干渉性光源と協動する形で使用可能であった。
図3fは、カラー変調チャンネル30bで放射ディスプレイ46が用いられる、ディスプレイ装置10の他の実施例を示している。放射ディスプレイ46は、例えば、陰極線管(CRT)、有機発光ダイオード(OLED)、ポリマー発光ダイオード(PLED)、または、プラズマディスプレイ装置であってもよい。この新規構成は、青色のカラー変調チャンネル30b、および赤色、および緑色のカラー変調チャンネル30r、30gが、同一解像度を有する必要がない場合に有用となろう。偏光ビームスプリッタ93、または他のコンバイナは、投影レンズ300に対する画像化された光出力を結合するために用いられる。
図4を参照すると、異なる色に対して異なる投射経路が用いられるディスプレイ装置10の、代替的実施例が示されている。ここでは、青色カラー変調チャンネル30bは、被変調光を第1の投影レンズ300aへ方向付けている。赤色および緑色のカラー変調チャンネル30r、30gは、光を第2の投影レンズ300bへ方向付ける。任意のクロス‐オーダーフィルタ110は、投影された赤色および緑色の線形被変調光にフィルタリングを提供し、その後、被変調光は、スキャンミラー77へ進み、ダイクロイックコンバイナ78で、青色カラー変調チャンネル30bから投影された青色被変調光と結合される。ダイクロイックコンバイナ78は、第1および第2の投影レンズ300a、300bが、全体レイアウトの適切な変更により、ディスプレイ面90(図4には示さず)に別々に焦点を合わせることが可能であったので、任意である。複数の投影レンズ300a、300bの使用はまた、それが、異なるタイプの変調装置からの画像化された光を投影する光学的要求条件を簡素化するので、上述された図3aから図3fに示されるどの実施例でも有用なものとなることが出来た。
上の背景資料で述べたように、いくつかのカラー変調チャンネル上でレーザーを用い、他のカラー変調チャンネル上では他の光源を使用する事の主要な動機は、ある波長でのレーザーの高コストに関連している。図3a、図3b、図3c、図3d、図3e、図3f、および図4は、2つのレーザーソース20g、20rを用いる実施例を示している。しかし、レーザーを1つのカラーチャンネル上のみで用い、残りのチャンネル上では非干渉性光源を用いることが有用であるという状況もある。図5を参照すると、緑色カラー変調チャンネル30gが緑色レーザーソース20gを用いる、ディスプレイ装置10の代替的実施例が示されている。赤色および青色のカラー変調チャンネル30r、30bは、非干渉性光源としてランプ21を用いている。選択された特定ランプ21は、重要な赤色および青色の波長成分を有している。ランプ21からの光は、任意の偏光子34へと進み、赤色‐青色パスフィルタ24rbでフィルターにかけられる。その後、偏光赤色ソース光および偏光青色ソース光は、レンズ76により、適切な偏光を有する光をカラーコンバイナ73へ反射させる、偏光ビームスプリッタ93に方向付けられる。また、この非変調光に対して、カラーコンバイナ73は、カラー分離器としても機能し、非変調非干渉性赤色光を、任意の4分の1波長板42を通って、反射式空間光変調器32rへと方向転換させる。同様に、カラーコンバイナ73は、非変調非干渉性青色光を、任意の4分の1波長板42を通って、反射式空間光変調器32bへと方向転換させる。その後、空間光変調器32rからの被変調赤色光は、カラーコンバイナ73により、空間光変調器32bからの被変調青色光、および緑色カラー変調チャンネル30gからの被変調非干渉性緑色光と結合される。続いて、偏光ビームスプリッタ93が、結合された被変調光を投影レンズ300に伝達する。カラーコンバイナ73は、ある実施例ではX‐キューブでも可能であった。画像化技術において周知のとおり、X‐キューブは、異なる波長での異なる偏光状態に最適化される。標準構成では、X‐キューブは、S‐偏光を有する赤色光および青色光を反射し、P‐偏光を有する緑色光を透過する。しかし、最大輝度に対しては、実質的に偏光感度が鈍くなるよう作成されるX‐キューブを用いることが有用であろう。
図3a、図3b、図3c、図3d、図3e、および図4に示される実施例では、青色光に非干渉性光源22bが用いられ、赤色光にレーザー20rが用いられている。代替的非干渉性光源は、例えば、LEDなど、赤色および/または青色のイルミネーションに使用可能であった。
図6を参照すると、ここでは、青色カラー変調チャンネル30b用の空間光変調器32bがデジタルマイクロミラーデバイス(Digital Micromirror Device)(DMD)である、本発明の他の実施例が示されている。図6の構成では、非干渉性光源22bは、青色パスフィルタ24bを通してレンズ76により方向付けられ、変調のために、ミラー44により空間光変調器32bへ適切な角度で反射されるイルミネーションを供給する。ダイクロイックコンバイナ92は、青色カラー変調チャンネル30bからの被変調光を、赤色および緑色のカラー変調チャンネル30r、30gからの被変調光のスキャンラインと合成し、この合成された光を投影レンズ300へ方向付ける。
色域
上で与えられた背景情報において言及されたように、単一色レーザーイルミネーションソースを用いる、1つの主要な動機は、色域に関連している。図1に戻ると、最適色域は、装置全域202を形作る頂点が可視全域200の曲線上にある場合に達成されることが言及されている。レーザーソースは、可視全域200曲線上に頂点を提供する;他の光源は、通常、可視全域200曲線から若干後退した頂点を提供する。
図7を参照すると、ここでは、赤色頂点203rを提供する赤色レーザーソース20r、緑色頂点203gを提供する緑色レーザーソース20g、青色頂点203bを提供する青色光源22bを用いる、改良された色域302のグラフが示されている。青色光源22bは、安定な436nmの波長出力を有するアーク灯であるのが望ましい。述べられてきたように、赤色および緑色の頂点203r、203gは、可視全域200の外周上にある。青色頂点203bは、直接この外周上にはないが、図7に示されるように、その著しい近傍に位置している。標準SMPTE燐光体を用いた、装置全域202に対する、本発明の利用可能な改良色域302の顕著な拡大に留意されたい。従って、本発明の方法は、3頂点CIEモデルに従って実現可能な最大可能色域をもたらさないものの、本発明を用いた利用可能な改良は、実質的なものとなり得る。
図3eに関連して上述したように、拡張色域は、従来の赤色、緑色、および青色の光源に他色の追加単一色ソースを補うことにより得ることができる。図3eを参照すると、ディスプレイ装置10の構成により、より大きな装置全域202を定義するよう、例えば、図7に示されるように、青色‐緑色領域内に放射される第4の頂点203bg(図7参照)を事実上追加して、拡張色域が可能となる。
光路設計
線形空間光変調器および面積空間光変調器により供給される、異なるタイプの被変調光の取り扱いには違いがある点に注目すべきである。本発明の方法は、スキャンされた線形およびフル面積の画像化の双方を調節するために、若干の妥協を必要とすることもある。これは、例えば、異なる波長で光を操作するために、カラー経路間に要求される他の変更に加えられるものである。
青色カラー変調チャンネル30bにより提供される被変調画像が、赤色または緑色のカラー変調チャンネル30r、30g用のスキャンされた線形光と区別されるものとして、フル画像フレームで提供されることを注視してきた。さらに、従来とは逆に、青色画像自体は、赤色および緑色のカラー変調チャンネル30r、30g内に提供される被変調画像よりも低い解像度でよい。人間の目のディテールに対する感度は、青色可視領域で制限されるので、青色カラー変調チャンネル30bに要求される解像度は、緩和可能である。また、同じこの考察により、被変調光のための光路は、ディテールが(さらに、ある程度まで色度も)より重要である、赤色および緑色のカラー画像化のために最適化することが出来る。
図3a、図3b、図3c、図3d、図3e、図3fおよび図4は、線形光変調器としてのGEMS装置使用を示している。しかし、GLVまたは他の線形装置は、画像化技術において周知のように、構成要素をサポートする必要な変更を伴って、代替的に使用可能であった。
光学要素オプション
図2、図3a、図3b、図3c、図3d、図3e、図3f、図4、図5、および図6では、カラー変調に用いられるディスプレイ装置10の要素のみを表示していることを指摘しておくべきであろう。スキャン、投影、および表示機能は、ディジタル画像ディスプレイ技術の当業者に周知の要素が使用可能である。スキャンミラー77は、ディスプレイ面90に向かって、一度に1つのラインずつ画像をスキャンする、1組の最も簡単な予想される装置である。しかし、例えば、回転多角形などの、他のタイプのスキャン要素も使用可能であった。
カラーコンバイナ73は、通常、様々な波長で光を反射し、もしくは透過するために作成された、1つ以上のダイクロイック面を含んでいる。図2および図5は、カラーコンバイナ73で用いられる、交差ダイクロイック面に基づいて作動する、X‐キューブまたはX‐プリズムを示している。しかし、カラー結合ダイクロイック面の他の構成が、単一の出力カラー経路へ複数の入力カラーを方向付けるために、代替的に使用可能である。
ある実施例では、ディスプレイ面90は反射投影スクリーンである;しかし、透過投影スクリーンまたは他の表面も使用可能であった。
本発明の装置および方法が、これまで経済的なレーザーベース投影システムの実現可能性を制限してきた、認知された問題の解決策を提供していることが理解されよう。さらに、本発明の解決策は、ディスプレイ装置10に、全てレーザーのイルミネーションシステムで達成可能な色域に非常に近い拡張色域を、こうしたシステムにかかるコストのほんの一部分で提供するものである。最後に、ディジタル画像化に対する従来のアプローチに対比して、本発明の方法および装置は、ディテールがさほど知覚可能でない青色カラーチャンネルにおいて低解像度を用いるという追加オプションを伴い、単一の投影システムの異なるカラーチャンネルで、異なるタイプの空間光変調器を採用する。
赤色、緑色、および青色のカラー変調チャンネル30r、30g、30b内の特定要素は、それぞれ、実行される画像変調のタイプに合うよう、変更可能である。追加カラーが利用可能な色域を増補するよう、3つまたは4つより多いカラーチャンネルが採用可能であった。
可視色域に対する標準SMPTE色域の関係を示すグラフである。 本発明のディスプレイ装置の画像変調コンポーネントの全体的配置を示す概略的ブロック図である。 青色変調経路が反射式LCD空間光変調器を利用する、異なるタイプの変調要素の組合せを用いる、ディスプレイ装置の第1の実施例を示す詳細な概略的ブロック図である。 青色変調経路が透過式LCD空間光変調器を利用する、異なるタイプの変調要素の組合せを用いる、ディスプレイ装置の代替的実施例を示す詳細な概略的ブロック図である。 青色変調経路が透過式LCD空間光変調器を利用し、さらに、第2の変調経路が、レーザーソースから他の2色を順に供給するためにGEMS線形空間光変調器を利用する、ディスプレイ装置の代替的実施例を示す詳細な概略的ブロック図である。 青色変調経路が透過式面積空間光変調器を利用し、さらに、第2の変調経路が、異なった空間転移を有するレーザーソースからのイルミネーションを伴う他の2色を供給するために、単一の要素として同一基板上に作られた2つのGEMS線形空間光変調器を利用する、ディスプレイ装置の代替的実施例を示す詳細な概略的ブロック図である。 青色変調経路が透過式LCD空間光変調器を利用し、さらに、第2の変調経路が、ソースイルミネーションをGEMS線形空間光変調器へ供給する3つ以上の他のレーザーを利用する、ディスプレイ装置の代替的実施例を示す詳細な概略的ブロック図である。 1つの色変調経路が放射ディスプレイ装置を採用し、さらに、第2の変調経路が、レーザーソースから他の2色を供給するために、線形空間光変調器を用いる、ディスプレイ装置の代替的実施例を示す詳細な概略的ブロック図である。 複数の投影レンズを用いる、ディスプレイ装置の代替的実施例を示す詳細な概略的ブロック図である。 異なるタイプの変調要素の組合せを用いるディスプレイ装置の、さらに他の代替的実施例を示す詳細な概略的ブロック図である。 1つのカラーチャンネル上にDMD空間光変調器を、他のカラーチャンネル上にGEMS空間光変調器を用いるディスプレイ装置の、さらに他の代替的実施例を示す詳細な概略的ブロック図である。 本発明の装置および方法を用いて得られる、色域の改良を示すグラフである。
符号の説明
10 ディスプレイ装置
20bg レーザーソース、第4のカラー
20g レーザーソース、緑色
20r レーザーソース、赤色
21 ランプ
22b 光源、青色
24b 青色パスフィルタ
24rb 赤色‐青色パスフィルタ
30b カラー変調チャンネル、青色
30bg カラー変調チャンネル、第4のカラー
30g カラー変調チャンネル、緑色
30r カラー変調チャンネル、赤色
30rg カラー変調チャンネル、赤色‐緑色
32b 空間光変調器、青色
32g 空間光変調器、緑色
32r 空間光変調器、赤色
34 偏光子
42 4分の1波長板
44 ミラー
46 放射ディスプレイ
72 球面レンズ
73 カラーコンバイナ
74 円柱レンズ
75 レンズ
76 レンズ
77 スキャンミラー
78 ダイクロイックコンバイナ
82 回転ミラー
84 スキャンレンズ
85bg 電気機械グレーティング光変調器、第4のカラー
85g 電気機械グレーティング光変調器、緑色
85r 電気機械グレーティング光変調器、赤色
85rg 電気機械グレーティング光変調器、赤色‐緑色
86 拡散板
87rg 二元電気機械グレーティング光変調器
89 補償要素
90 ディスプレイ面
92 ダイクロイックコンバイナ
93 偏光ビームスプリッタ
94 ダイクロイックコンバイナ
96 X‐キューブ
110 クロス‐オーダーフィルタ
200 可視全域
202 装置全域
203b 頂点、青色
203bg 第4の頂点
203g 頂点、緑色
203r 頂点、赤色
300 投影レンズ
300a 第1の投影レンズ
300b 第2の投影レンズ
302 改良された装置全域

Claims (4)

  1. ディスプレイ面上に、複数の重畳画像を含むカラー画像を形成するディスプレイ装置であって、以下を含む:
    (a)以下を含む、第1カラーの二次元画像を形成する第1のカラー変調チャンネル;
    (a1)第1のカラーソース光線を供給するレーザー光源;
    (a2)第1のカラーを有する被変調光線を供給するために、前記第1のカラーソース光線を変調する線形空間光変調器;
    (a3)前記第1カラーの二次元画像を形成するために、前記第1のカラーを有する前記被変調光線をスキャンするスキャン要素;
    (b)以下を含む、第2カラーの二次元画像を形成する第2のカラー変調チャンネル;
    (b1)第2のカラーソース光線を供給する非干渉性光源;
    (b2)第2カラーの二次元画像を形成するために、前記第2のカラーソース光線を変調する面積空間光変調器;および
    (c)前記第2カラーの二次元画像と結合される、前記第1カラーの二次元画像を含むカラー画像を、ディスプレイ面に向かって投影する、少なくとも1つの投影レンズ。
  2. ディスプレイ面上に、複数の重畳画像を含むカラー画像を形成するディスプレイ装置であって、以下を含む:
    (a)以下を含む、第1カラーの二次元画像を形成する第1のカラー変調チャンネル;
    (a1)第1のカラーソース光線を供給するレーザー光源、ここで前記第1カラーは、赤又は緑である、;
    (a2)第1のカラーを有する被変調光線を供給するために、前記第1のカラーソース光線を変調する線形空間光変調器;
    (a3)前記第1カラーの二次元画像を形成するために、前記第1のカラーを有する前記被変調光線をスキャンするスキャン要素;
    (b)以下を含む、第2カラーの二次元画像を形成する第2のカラー変調チャンネル;
    (b1)第2のカラーソース光線を供給する非干渉性光源、ここで前記カラーは青である、;
    (b2)第2カラーの二次元画像を形成するために、前記第2のカラーソース光線を変調する面積空間光変調器;および
    (c)前記第2カラーの二次元画像と結合される、前記第1カラーの二次元画像を含むカラー画像を、ディスプレイ面に向かって投影する、少なくとも1つの投影レンズ、ここで前記第1カラーの二次元画像は、前記第2カラーの二次元画像よりも高い解像度を有する
  3. ディスプレイ面上に、複数の重畳画像を含むカラー画像を形成するディスプレイ装置であって、以下を含む:
    (a)以下を含む、第1カラーの二次元画像を形成する第1のカラー変調チャンネル;
    (a1)第1のカラーソース光線を供給するレーザー光源;
    (a2)第1のカラーを有する被変調光線を供給するために、前記第1のカラーソース光線を変調する線形空間光変調器;
    (a3)前記第1カラーの二次元画像を形成するために、前記第1のカラーを有する前記被変調光線をスキャンするスキャン要素;
    (b)以下を含む、第2カラーの二次元画像を形成する第2のカラー変調チャンネル;
    (b1)第2のカラーソース光線を供給するレーザー光源;
    (b2)第2のカラーを有する被変調光線を供給するために、前記第2のカラーソース光線を変調する線形空間光変調器;
    (b3)前記第2カラーの二次元画像を形成するために、前記第2のカラーを有する前記被変調光線をスキャンするスキャン要素;
    (c)以下を含む、第3カラーの二次元画像を形成する第3のカラー変調チャンネル;
    (c1)第3のカラーソース光線を供給する非干渉性光源;
    (c2)第3カラーの二次元画像を形成するために、前記第3のカラーソース光線を変調する面積空間光変調器;および
    (d)前記第3カラーの二次元画像と結合される、前記第1及び第2カラーの二次元画像を含むカラー画像を、ディスプレイ面に向かって投影する、少なくとも1つの投影レンズ。
  4. 前記第1及び第2のカラーは、赤及び緑であり、前記第3のカラーは、青であり、前記第3の二次元画像は、前記第1及び第2の二次元画像の解像度よりも低い解像度を有する、請求項3記載のディスプレイ装置。
JP2003383966A 2002-11-13 2003-11-13 複数の重畳画像を含むカラー画像を形成するディスプレイ装置 Expired - Fee Related JP4235533B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US42589602P 2002-11-13 2002-11-13
US10/395,678 US6807010B2 (en) 2002-11-13 2003-03-24 Projection display apparatus having both incoherent and laser light sources

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004191943A JP2004191943A (ja) 2004-07-08
JP4235533B2 true JP4235533B2 (ja) 2009-03-11

Family

ID=32233267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003383966A Expired - Fee Related JP4235533B2 (ja) 2002-11-13 2003-11-13 複数の重畳画像を含むカラー画像を形成するディスプレイ装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6807010B2 (ja)
EP (1) EP1427220A1 (ja)
JP (1) JP4235533B2 (ja)
CN (1) CN1501123A (ja)

Families Citing this family (57)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7274382B2 (en) * 2003-07-16 2007-09-25 Plut William J Customizable background sizes and controls for changing background size
US7281807B2 (en) 2003-07-16 2007-10-16 Honeywood Technologies, Llc Positionable projection display devices
US7928994B2 (en) * 2003-07-16 2011-04-19 Transpacific Image, Llc Graphics items that extend outside a background perimeter
US7156522B2 (en) * 2003-07-16 2007-01-02 Plut William J Projection-type display devices with reduced weight and size
US7595927B2 (en) * 2003-11-01 2009-09-29 Olympus Corporation Spatial light modulator with sub-wavelength structure
US7274500B2 (en) 2003-12-03 2007-09-25 Eastman Kodak Company Display system incorporating trilinear electromechanical grating device
JP4956887B2 (ja) * 2003-12-19 2012-06-20 株式会社日立製作所 投写光学装置及びそれを用いた画像表示装置
US7119936B2 (en) * 2004-12-15 2006-10-10 Eastman Kodak Company Speckle reduction for display system with electromechanical grating
US20060158668A1 (en) * 2005-01-20 2006-07-20 Eastman Kodak Company Method and apparatus for increasing color gamut of a three color primary additive display device
US7167314B2 (en) * 2005-03-17 2007-01-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Projector with total cross total internal reflection (TIR) prisms
JP4311382B2 (ja) * 2005-07-20 2009-08-12 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタ
US7621641B1 (en) * 2005-08-02 2009-11-24 Eastman Kodak Company High luminance display apparatus using LCD panel
US7559654B1 (en) * 2005-08-02 2009-07-14 Eastman Kodak Company High luminance display apparatus using LCD panel
US20070047059A1 (en) * 2005-08-31 2007-03-01 Howard P G Illumination path shifting
JP2007127795A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Sanyo Electric Co Ltd 投写光学装置及び複数色光照明装置及び投写型映像表示装置
US7342658B2 (en) * 2005-12-28 2008-03-11 Eastman Kodak Company Programmable spectral imaging system
JP2008033042A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Sony Corp 投影型表示装置
TWI343506B (en) * 2007-04-16 2011-06-11 Young Optics Inc Illumination system
KR100842617B1 (ko) * 2007-05-29 2008-06-30 삼성전자주식회사 프로젝터
TWM328571U (en) * 2007-07-06 2008-03-11 Young Optics Inc Optical engine
DE102007042386A1 (de) * 2007-09-04 2009-03-05 Bundesdruckerei Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur individuellen farbigen holografischen Belichtung
US7697188B2 (en) * 2007-12-19 2010-04-13 Silicon Quest Kabushiki-Kaisha Projection display system for modulating light beams from plural laser light sources
US7561322B1 (en) 2007-12-19 2009-07-14 Silicon Quest Kabushiki-Kaisha Projection display system for modulating light beams from plural laser light sources
EP2232322A2 (en) * 2007-12-19 2010-09-29 Optyka Limited An optical system and method
US8405727B2 (en) * 2008-05-01 2013-03-26 Apple Inc. Apparatus and method for calibrating image capture devices
US8538084B2 (en) * 2008-09-08 2013-09-17 Apple Inc. Method and apparatus for depth sensing keystoning
US8508671B2 (en) * 2008-09-08 2013-08-13 Apple Inc. Projection systems and methods
US7881603B2 (en) * 2008-09-26 2011-02-01 Apple Inc. Dichroic aperture for electronic imaging device
US20100079426A1 (en) * 2008-09-26 2010-04-01 Apple Inc. Spatial ambient light profiling
US8610726B2 (en) * 2008-09-26 2013-12-17 Apple Inc. Computer systems and methods with projected display
US8527908B2 (en) * 2008-09-26 2013-09-03 Apple Inc. Computer user interface system and methods
US8054552B2 (en) * 2008-12-31 2011-11-08 Texas Instruments Incorporated Lens array element and method
US8864313B2 (en) * 2009-06-15 2014-10-21 Eastman Kodak Company Dynamic illumination control for laser projection display
US8355573B2 (en) * 2009-07-31 2013-01-15 Eastman Kodak Company Method for matching colors by using human observer color matching functions
CN102549492B (zh) * 2009-09-28 2014-12-24 日本电气株式会社 光源装置以及使用该光源装置的投射型显示装置
US8502926B2 (en) * 2009-09-30 2013-08-06 Apple Inc. Display system having coherent and incoherent light sources
US8619128B2 (en) * 2009-09-30 2013-12-31 Apple Inc. Systems and methods for an imaging system using multiple image sensors
US8687070B2 (en) * 2009-12-22 2014-04-01 Apple Inc. Image capture device having tilt and/or perspective correction
US8497897B2 (en) 2010-08-17 2013-07-30 Apple Inc. Image capture using luminance and chrominance sensors
US8538132B2 (en) 2010-09-24 2013-09-17 Apple Inc. Component concentricity
US8558956B2 (en) * 2011-01-11 2013-10-15 Panasonic Corporation Image display system
CN102096293B (zh) * 2011-01-30 2012-06-27 河南科技大学 三片式lcos激光投影显示用光学引擎
PL3364651T3 (pl) 2011-04-19 2020-06-15 Dolby Laboratories Licensing Corporation Wyświetlacze projekcyjne o dużej luminancji i powiązane sposoby
US8545029B2 (en) * 2011-04-26 2013-10-01 Christie Digital Systems Usa, Inc. Hybrid high pressure mercury arc lamp-laser light production system
JP5817369B2 (ja) * 2011-09-13 2015-11-18 ソニー株式会社 スペクトル解析装置及び微小粒子測定装置、並びにスペクトル解析あるいはスペクトルチャート表示のための方法及びプログラム
US8746888B2 (en) * 2011-10-03 2014-06-10 Eastman Kodak Company Stereoscopic projector using spectrally-adjacent color bands
US8872985B2 (en) 2012-04-13 2014-10-28 Red.Com, Inc. Video projector system
US9025086B2 (en) 2012-04-13 2015-05-05 Red.Com, Inc. Video projector system
CN102749793B (zh) * 2012-07-24 2014-06-11 东南大学 一种全息投影方法
JPWO2014020728A1 (ja) 2012-08-01 2016-07-11 Necディスプレイソリューションズ株式会社 照明光学系及び投射型表示装置
US9356061B2 (en) 2013-08-05 2016-05-31 Apple Inc. Image sensor with buried light shield and vertical gate
CN104980721B (zh) * 2014-04-02 2019-03-29 深圳光峰科技股份有限公司 一种光源系统及投影系统
JP6772505B2 (ja) * 2016-03-25 2020-10-21 ブラザー工業株式会社 プログラム及び端末装置
CN106097899B (zh) 2016-06-14 2019-04-23 上海中航光电子有限公司 一种显示器及头戴式显示装置
US10531055B2 (en) 2016-09-30 2020-01-07 Dolby Laboratories Licensing Corporation Beam combining for highlight projection
US10474296B1 (en) * 2018-07-12 2019-11-12 Microvision, Inc. Laser scanning devices and methods with touch detection
CN112399157A (zh) * 2019-08-15 2021-02-23 中强光电股份有限公司 投影机及投影方法

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4441791A (en) * 1980-09-02 1984-04-10 Texas Instruments Incorporated Deformable mirror light modulator
US5083857A (en) * 1990-06-29 1992-01-28 Texas Instruments Incorporated Multi-level deformable mirror device
DE69232747T2 (de) * 1991-06-14 2003-01-02 Hughes Aircraft Co., Los Angeles Verfahren zum vertikalen Ausrichten von Flüssigkristallen
US5311360A (en) * 1992-04-28 1994-05-10 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford, Junior University Method and apparatus for modulating a light beam
FR2694103B1 (fr) 1992-07-24 1994-08-26 Thomson Csf Projecteur d'images en couleurs.
JPH08502833A (ja) * 1992-10-20 1996-03-26 ヒューズ−ジェイヴィーシー・テクノロジー・コーポレーション ダブルリフレクションを最小にした液晶光弁
US5521748A (en) * 1994-06-16 1996-05-28 Eastman Kodak Company Light modulator with a laser or laser array for exposing image data
US5719695A (en) * 1995-03-31 1998-02-17 Texas Instruments Incorporated Spatial light modulator with superstructure light shield
US5535047A (en) * 1995-04-18 1996-07-09 Texas Instruments Incorporated Active yoke hidden hinge digital micromirror device
JP3557317B2 (ja) * 1996-09-02 2004-08-25 テキサス インスツルメンツ インコーポレイテツド プロジエクタ装置及び色分離合成装置
US5914818A (en) * 1996-11-29 1999-06-22 Texas Instruments Incorporated Offset projection lens for use with reflective spatial light modulators
US6008951A (en) * 1996-12-31 1999-12-28 Texas Instruments Incorporated Offset projection zoom lens with fixed rear group for reflective spatial light modulators
US6317170B1 (en) * 1997-09-13 2001-11-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Large screen compact image projection apparatus using a hybrid video laser color mixer
US5930050A (en) * 1997-10-21 1999-07-27 Texas Instruments Incorporated Anamorphic lens for providing wide-screen images generated by a spatial light modulator
US6183092B1 (en) * 1998-05-01 2001-02-06 Diane Troyer Laser projection apparatus with liquid-crystal light valves and scanning reading beam
US6079833A (en) * 1999-02-17 2000-06-27 Hughes-Jvc Technology Corporation Laser imaging using a spatial light modulator
US6426781B1 (en) * 1999-03-26 2002-07-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Laser video projector
US6307663B1 (en) * 2000-01-26 2001-10-23 Eastman Kodak Company Spatial light modulator with conformal grating device
JP2002072358A (ja) * 2000-08-29 2002-03-12 Toshiba Corp 投写型ディスプレイの照明装置及び投写型ディスプレイ装置
US6411425B1 (en) * 2000-09-27 2002-06-25 Eastman Kodak Company Electromechanical grating display system with spatially separated light beams
US6323984B1 (en) 2000-10-11 2001-11-27 Silicon Light Machines Method and apparatus for reducing laser speckle
US6409349B1 (en) 2000-12-01 2002-06-25 Intel Corporation Enhancing spectral luminosity in projection displays
US6476848B2 (en) 2000-12-21 2002-11-05 Eastman Kodak Company Electromechanical grating display system with segmented waveplate
JP3640173B2 (ja) * 2001-04-02 2005-04-20 ソニー株式会社 画像表示装置
US6474848B1 (en) * 2001-07-17 2002-11-05 The Pennsylvania Globe Gaslight Co. Adjustable light
US6594090B2 (en) * 2001-08-27 2003-07-15 Eastman Kodak Company Laser projection display system
US6636292B2 (en) * 2001-09-05 2003-10-21 Eastman Kodak Company Printing apparatus for photosensitive media having a hybrid light source
US6611380B2 (en) * 2001-12-21 2003-08-26 Eastman Kodak Company System and method for calibration of display system with linear array modulator
US6734889B2 (en) * 2002-09-10 2004-05-11 Eastman Kodak Company Color printer comprising a linear grating spatial light modulator
US6802613B2 (en) 2002-10-16 2004-10-12 Eastman Kodak Company Broad gamut color display apparatus using an electromechanical grating device

Also Published As

Publication number Publication date
US6807010B2 (en) 2004-10-19
CN1501123A (zh) 2004-06-02
JP2004191943A (ja) 2004-07-08
EP1427220A1 (en) 2004-06-09
US20040090679A1 (en) 2004-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4235533B2 (ja) 複数の重畳画像を含むカラー画像を形成するディスプレイ装置
JP4216161B2 (ja) 拡張色域を有する画像化装置、色域を有する画像化装置、および画像化装置に拡張色域を提供する方法
JP4274851B2 (ja) 表示の色域を増加させる方法及び装置
JP4597298B2 (ja) 複数の画像を投射するためのビデオ投射システム
US6857748B2 (en) Apparatus for displaying a color image from digital data
JP4210554B2 (ja) デュアル空間光変調器を用いて色域を拡張するイメージング装置
US7627167B2 (en) High brightness wide gamut display
US7417799B2 (en) Multi-primary color display
JP2005107211A (ja) 画像投影装置
CN112424687B (zh) 照明装置和投影仪
JP2008181116A (ja) カラー画像を表示するための画像化システム、画像化システムを制御するためのコントローラ、カラー画像を画像化するための画像化セットアップ、およびカラー画像を画像化するための方法
US7972001B2 (en) Projection illumination device and method for projection visual display system using multiple controlled light emitters having individual wavelengths
WO2008010651A1 (en) Image projection system and method
US7909474B2 (en) Display apparatus using bilinear electromechanical modulator
JP7047761B2 (ja) 投射型表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060628

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080624

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080919

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080925

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081023

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081028

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees