JP6368335B2 - トランスコード装置、映像配信システム、トランスコード方法、映像配信方法及びトランスコードプログラム - Google Patents

トランスコード装置、映像配信システム、トランスコード方法、映像配信方法及びトランスコードプログラム Download PDF

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本発明は、映像を配信する技術に関する。
MMT(MPEG Media Transport)は、国際標準化された新しいメディア伝送技術である(非特許文献1)。MMTでは、メディアの提示時刻をUTC(Coordinated Universal Time)で指定できるため、放送と通信のように別々の伝送経路でコンテンツが配信された場合でも、端末側でコンテンツを同期して再生することが可能である。
非特許文献2には、画面内のレイアウトを制御するCI(Composition Information)が規定されている。CIにより、画面内の表示位置や表示時刻をアセット単位(映像や音声などの1メディアの単位)で制御することができる。また、テレビとタブレット端末など別々の端末でコンテンツを同期して再生することが可能である。
スポーツイベント中継などでは、多様なアングルから撮影された映像を配信側でスイッチング(編集)した万人向けの映像が配信される。タブレット端末などの普及によりマルチスクリーン環境が容易に確保できる状況の中、別画面で興味のある情報を随時取得することが可能となっている。ユーザの嗜好は多様化しつつあり、万人向けの映像だけでなく、多くの映像の中から注目するイベントやオブジェクト(人物など)単位で自分の思い通りに映像を選択して視聴したいという要望がある。
非特許文献1,2の技術を利用し、表示する映像、表示位置、あるいは表示時刻を制御することでユーザが視聴したい映像を提供するマルチコンテンツサービスが可能となる。
しかしながら、非力な端末では、複数映像のデコードおよび表示サイズの変更、高頻度で映像を切り替える処理は負荷が高いという問題があった。また、配信側で編集する映像は、ユーザの意図を反映することが難しいという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、複数の映像から所望の映像を生成して配信することを目的とする。
第1の本発明に係るトランスコード装置は、複数の映像それぞれを伝送するパケットを受信するトランスコード装置であって、同時に配信される複数の映像それぞれのパケットを受信する受信手段と、前記パケットをデコードして映像毎にフレームを取得するデコード手段と、基準となるタイムスタンプに従い、対応フレームが存在する場合は元のタイムスタンプから最小のオフセットを付与することで、前記複数の映像間のフレームが同じタイムスタンプを持つように前記フレームのタイムスタンプを補正する補正手段と、前記複数の映像をフレーム単位で切り替えて新規映像を生成する生成手段と、前記新規映像をエンコードして前記新規映像のパケットを送出する送出手段と、を有することを特徴とする。
の本発明に係る映像配信システムは、遅延補正装置とトランスコード装置を備え、複数の映像から新規映像を生成して配信する映像配信システムであって、前記遅延補正装置は、複数の映像それぞれを伝送するパケットを受信し、当該パケットに付与された提示時刻を前記トランスコード装置の処理遅延時間を元に補正する補正手段と、前記パケットを前記トランスコード装置へ送信する送信手段と、を有し、前記トランスコード装置は、同時に配信される複数の映像それぞれのパケットを受信する受信手段と、前記パケットをデコードして映像毎にフレームを取得するデコード手段と、基準となるタイムスタンプに従い、対応フレームが存在する場合は元のタイムスタンプから最小のオフセットを付与することで、前記複数の映像間のフレームが同じタイムスタンプを持つように前記フレームのタイムスタンプを補正する補正手段と、前記複数の映像内の所定のオブジェクトに注目した映像を生成するための編集情報に基づいて前記複数の映像をフレーム単位で切り替えて新規映像を生成する生成手段と、前記新規映像をエンコードして前記新規映像のパケットを送出する送出手段と、を有することを特徴とする。
の本発明に係るトランスコード方法は、コンピュータによる、複数の映像それぞれを伝送するパケットを受信するトランスコード方法であって、同時に配信される複数の映像それぞれのパケットを受信するステップと、前記パケットをデコードして映像毎にフレームを取得するステップと、基準となるタイムスタンプに従い、対応フレームが存在する場合は元のタイムスタンプから最小のオフセットを付与することで、前記複数の映像間のフレームが同じタイムスタンプを持つように前記フレームのタイムスタンプを補正するステップと、前記複数の映像をフレーム単位で切り替えて新規映像を生成するステップと、前記新規映像をエンコードして前記新規映像のパケットを送出するステップと、を有することを特徴とする。
の本発明に係る映像配信方法は、遅延補正装置とトランスコード装置による、複数の映像から新規映像を生成して配信する映像配信方法であって、前記遅延補正装置による、複数の映像それぞれを伝送するパケットを受信し、当該パケットに付与された提示時刻を前記トランスコード装置の処理遅延時間を元に補正するステップと、前記パケットを前記トランスコード装置へ送信するステップと、を有し、前記トランスコード装置による、同時に配信される複数の映像それぞれのパケットを受信するステップと、前記パケットをデコードして映像毎にフレームを取得するステップと、基準となるタイムスタンプに従い、対応フレームが存在する場合は元のタイムスタンプから最小のオフセットを付与することで、前記複数の映像間のフレームが同じタイムスタンプを持つように前記フレームのタイムスタンプを補正するステップと、前記複数の映像内の所定のオブジェクトに注目した映像を生成するための編集情報に基づいて前記複数の映像をフレーム単位で切り替えて新規映像を生成するステップと、前記新規映像をエンコードして前記新規映像のパケットを送出するステップと、を有することを特徴とする。
の本発明に係るトランスコードプログラムは、上記トランスコード装置の各手段としてコンピュータを動作させることを特徴とする。
本発明によれば、複数の映像から所望の映像を生成して配信することができる。また、複数の映像のフレームを同期させることで、複数の映像をフレーム単位でシームレスに切り替えることが可能となる。
本実施の形態における映像配信システムの構成を示す図である。 本実施の形態における映像配信システムの処理の流れを示すフローチャートである。 フレームタイムスタンプを補正する様子を示す図である。 編集情報を元に新規映像を生成する処理の流れを示すフローチャートである。 新規映像のフレームを切り出す処理の流れを示すフローチャートである。 切り出した画像を縮小して配置した例を示す図である。 切り出した画像を中央に配置した例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における映像配信システム1の構成を示す図である。本映像配信システム1は、遅延補正装置10、トランスコード装置20、編集情報生成装置30、及びパケット整流装置40を備える。本映像配信システム1は、MMTで配信される複数の映像を受信し、複数の映像から、ユーザの意図を反映した新規映像を生成して配信する。
カメラで撮影された映像はMMT化伝送装置によってそれぞれMMTP(MPEG Media Transport Protocol)パケット化されて送信される。MMTPパケット化された各映像はアセットと呼ばれ、各映像にアセットIDが付与される。
遅延補正装置10は、複数のアセットのMMTPパケットを入力し、MMTPパケットに含まれるMPU(Media Processing Unit)タイムスタンプ及びMMTPタイムスタンプに、トランスコード装置20での処理遅延時間に相当する固定のオフセット時間を加算した後、MMTPパケットをトランスコード装置20、編集情報生成装置30、及びパケット整流装置40へ送信する。MPUタイムスタンプは、UTCに基づいたMPUの提示時刻である。MPUは、映像や音声の復号処理の単位である。MPU単位で提示時刻が与えられる。MPUはMMTPパケットで伝送される。MMTPタイムスタンプはMMTPパケットを送出する時刻である。
トランスコード装置20は、デコード部21、同期部22、生成部23、及びエンコード部24を備える。デコード部21は、MMTPパケットをデコードして映像のフレームを取り出し、記述子の情報を利用して各フレームのフレームタイムスタンプを取得する。同期部22は、複数の映像間でフレームが同期するように、各映像のフレームのフレームタイムスタンプを補正する。生成部23は、編集情報生成装置30から受信した編集情報を元に、複数の映像から指定のフレームを切り出して新規映像を生成する。編集情報は、新規映像を生成するための情報であり、切り出し元のフレームを特定する情報、切り出す範囲の情報などを含む。エンコード部24は、生成部23が生成した新規映像をエンコードしてMMTPパケットをパケット整流装置40へ送信する。
編集情報生成装置30は、デコード部31、同期部32、及び編集情報生成部33を備える。デコード部31及び同期部32は、トランスコード装置20のデコード部21及び同期部22と同様に、MMTPパケットをデコードし、フレームタイムスタンプを補正する。編集情報生成部33は、ユーザの意図が反映されるように、デコードした各映像を解析して編集情報を生成する。
パケット整流装置40は、遅延補正装置10及びトランスコード装置20から受信したMMTPパケットをMMTPパケットに付与されたMMTPタイムスタンプの時刻に従って送出する。
遅延補正装置10、トランスコード装置20、編集情報生成装置30、及びパケット整流装置40を演算処理装置、記憶装置等を備えたコンピュータにより構成して、各装置の処理がプログラムによって実行されるものとしてもよい。このプログラムは各装置が備える記憶装置に記憶されており、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。なお、遅延補正装置10、トランスコード装置20、編集情報生成装置30、及びパケット整流装置40を1台の装置で構成してもよいし、数台の装置で構成してもよい。また、各装置を複数台の装置で構成してもよい。
次に、本実施の形態における映像配信システムの処理の流れについて説明する。
図2は、本実施の形態における映像配信システムの処理の流れを示すフローチャートである。
遅延補正装置10は、MMTPパケットを入力し、MPUタイムスタンプ及びMMTPタイムスタンプにオフセット時間を加算して、MMTPパケットをトランスコード装置20、編集情報生成装置30、及びパケット整流装置40へ送信する(ステップS11)。
遅延補正装置10がMPUタイムスタンプ及びMMTPタイムスタンプにオフセット時間を加算することで、本映像配信システム1での処理遅延により、クライアント端末にMMTPパケットが到着したときにMPUに付与された提示時刻を過ぎてしまうことを防止する。例えば、本映像配信システム1での処理遅延により、MPUタイムスタンプが12:00:00のMPUがクライアント端末に12:00:00を過ぎて到着した場合、クライアント端末はそのMPUを再生できない。そこで、遅延補正装置10は、MPUタイムスタンプ(12:00:00)にオフセット時間(例えば5秒)を加算し、MPUタイムスタンプを12:00:05に付け替える。MMTPタイムスタンプに関しては、例えばMPUタイムスタンプの2秒前にそのMPUを伝送するMMTPパケットを送出する場合、遅延補正装置10は、MMTPタイムスタンプを12:00:03に付け替える。
遅延補正装置10は、入力した複数のアセットのMMTPパケットのうち、トランスコード装置20が新規映像の生成に利用しないアセットのMMTPパケットを、トランスコード装置20及び編集情報生成装置30へ送信せずに、パケット整流装置40のみに送信してもよい。例えば音声メディアのMMTPパケットをパケット整流装置40のみに送信してもよい。トランスコード処理を行わない元映像を再生可能とするために、トランスコード装置20が新規映像の生成に利用するアセットのMMTPパケットをパケット整流装置40へ送信してもよい。
トランスコード装置20は、MMTPパケットをデコードしてフレームを取り出す(ステップS12)。トランスコード装置20は、MMTPパケットをMPU単位で復号して映像のフレームを取り出す。取り出したフレームは、映像毎に対応する画像処理用バッファに格納される。MPUに付与されたアセットIDに応じてデコードしたフレームを格納する画像処理用バッファが決められる。フレームのデコード時には、記述子の情報を利用して、フレームのフレームタイムスタンプも取得されて、対応する画像処理用バッファに格納される。
トランスコード装置20は、各映像のフレームタイムスタンプを補正し、映像間でフレームの同期を取る(ステップS13)。映像間でフレームの同期をとることで、フレーム単位で映像の切り替えが可能となる。また、ステップS13において、トランスコード装置20は、フレームの同期を取った後、各フレームにフレームシーケンス番号を割り当てる。フレームシーケンス番号はデコードされたフレームに付与される連番である。補正されたフレームタイムスタンプと割り当てられたフレームシーケンス番号は画像処理用バッファに格納される。フレームタイムスタンプを補正する処理の詳細は後述する。
編集情報生成装置30も、トランスコード装置20と同様に、ステップS12,S13の処理を行い、フレームを取得し、フレームタイムスタンプを補正するとともに、各フレームにフレームシーケンス番号を割り当てる。
編集情報生成装置30は、各映像を解析して編集情報を生成する(ステップS14)。編集情報生成装置30は、ユーザの意図を元に編集情報を生成する。例えば、野球中継の場合、ユーザが注目する選手の情報を編集情報生成装置30に入力しておく。編集情報生成装置30は、一般的な画像認識により、その選手が写っている映像、フレーム、領域を特定し、当該選手に注目した映像を生成可能な編集情報を生成する。編集情報は、アセットID、フレームシーケンス番号、切り出し情報を含む。アセットIDで切り出し元の映像を特定し、フレームシーケンス番号で切り出し元のフレームを特定する。切り出し情報は切り出し元のフレームから切り出す領域を示す情報である。編集情報は、生成する新規映像のアセットIDである出力アセットIDを含んでもよい。編集情報は、切り出し元のフレームを特定する情報として、フレームタイムスタンプを含んでもよい。
トランスコード装置20は、編集情報生成装置30から編集情報を受信し、受信した編集情報を元に、複数の映像からフレーム単位でフレームを切り出して新規映像を生成する(ステップS15)。新規映像を生成する処理の詳細は後述する。
トランスコード装置20は、生成された新規映像をエンコードしてMMTPパケット化し、パケット整流装置40へ送信する(ステップS16)。
パケット整流装置40は、受信したMMTPパケットをMMTPタイムスタンプの時刻に送出する(ステップS17)。
以上の処理によって生成された新規映像のMMTPパケットをクライアント端末が受信して再生することで、ユーザは、所望の映像を視聴できる。
次に、フレームタイムスタンプの補正及びフレームシーケンス番号の割り当てについて説明する。
トランスコード装置20が入力する複数の映像間でフレームの同期が取られていない場合、映像間でフレームタイミングが異なり、新規映像を生成するときにフレーム単位で映像を切り替えることができない。そこで、本実施の形態では、同期部22,32がフレームタイムスタンプを補正し、映像間のフレームのフレームタイムスタンプを同期させる。
図3は、フレームタイムスタンプを補正する様子を示す図である。図3(a)はフレームタイムスタンプを補正する前のフレームを示し、図3(b)はフレームタイムスタンプを補正した後のフレームを示す。図中の実線の四角形はデコードしたフレーム、点線の四角形は未受信または欠落したフレームを示す。図中のフレーム内には映像番号とフレームの順番(#映像番号_フレームの順番)、フレームタイムスタンプ(FTS)、及びフレームシーケンス番号(FSQ)を図示している。
図3(a)に示す例では、映像1の各フレーム#1_1,#1_2,#1_3の補正前のフレームタイムスタンプは、1,18,34である。映像2の各フレーム#2_1,#2_2,#2_3,#2_4の補正前のフレームタイムスタンプは、30,46,63,79である。映像2はフレーム#2_2,#2_3が欠落した。映像1,2のいずれもフレームレートは60fpsとする。なお、映像間でフレームレートが異なる場合は、フレームシンクロナイザでフレームレートを同期させてもよい。
同期部22,32は、提示開始時刻を基準として各映像のフレームタイムスタンプを補正する。提示開始時刻は、同期部22,32が保持する情報である。提示開始時刻は初期設定として保持してもよいし、データベースに保持してもよい。図3の例では、提示開始時刻を1とする。
同期部22,32は、各映像1,2について、提示開始時刻と先頭フレームのフレームタイムスタンプの差とフレームレートから補正値を求める。先頭フレームは、提示開始時刻以降で、提示開始時刻に最も近いフレームタイムスタンプを持つフレームである。図3の例では、映像1はフレーム#1_1(フレームタイムスタンプは1)、映像2はフレーム#2_1(フレームタイムスタンプは30)が先頭フレームである。補正値は次式で求める。
補正値(ms)=(先頭フレームのフレームタイムスタンプ(ms)−提示開始時刻(ms))%(1000(ms)÷フレームレート)
なお、補正値は小数点以下四捨五入する。%は剰余を求める演算子である。
各フレームのフレームタイムスタンプ(FTS)は次式で求める。
FTS(ms)=補正前のFTS(ms)−補正値(ms)
映像1の補正値及び各フレームのフレームタイムスタンプは以下のように求められる。
映像1の補正値=(1−1)%(1000÷60)=0
フレーム#1_1のFTS=1−0=1
フレーム#1_2のFTS=18−0=18
フレーム#1_3のFTS=34−0=34
映像2の補正値及び各フレームのフレームタイムスタンプは以下のように求められる。
映像2の補正値=(30−1)%(1000÷60)=12
フレーム#2_1のFTS=30−12=18
フレーム#2_4のFTS=79−12=67
フレームタイムスタンプを補正した後、同期部22,32は、提示開始時刻を基準として各フレームにフレームシーケンス番号を割り当てる。フレームシーケンス番号は、フレームを特定する情報として用いられる。同期部22,32それぞれが同じフレームに同じフレームシーケンス番号を割り当てて、編集情報生成装置30が編集情報にフレームシーケンス番号を記載することで、トランスコード装置20は切り出し元のフレームが特定可能になる。
提示開始時刻と同じフレームタイムスタンプを持つフレームのフレームシーケンス番号を0とし、それ以降のフレームシーケンス番号は連番とする。同期部22,32は、先頭フレームのフレームシーケンス番号を求めて以降のフレームのフレームシーケンス番号を連番とする。フレームシーケンス番号(FSQ)は次式で求める。
FSQ=(補正後の先頭フレームのフレームタイムスタンプ(ms)−提示開始時刻(ms))÷(1000(ms)÷フレームレート)
なお、フレームシーケンス番号は小数点以下四捨五入する。
映像1のフレームシーケンス番号は以下のように求められる。
フレーム#1_1のFSQ=(1−1)÷(1000÷60)=0
フレーム#1_2のFSQ=1
フレーム#1_3のFSQ=2
映像2のフレームシーケンス番号は以下のように求められる。
フレーム#2_1のFSQ=(18−1)÷(1000÷60)=1
フレーム#2_4のFSQ=(67−1)÷(1000÷60)=4
映像2はフレーム#2_2,#2_3が欠落しているので、フレーム#2_4のフレームシーケンス番号を計算で求めた。MPUが欠落した直後のフレームも、先頭フレームと同様に、計算によりフレームシーケンス番号を求める。前回処理したフレームと今回処理するフレームのMPUシーケンス番号が同じ又は連番でない場合にMPU欠落と判定する。
同期部22,32の処理により、図3(a)に示した映像1,2のフレームは、図3(b)に示すように、映像2の各フレームのフレームタイムスタンプは提示開始時刻の方向に12ms分シフトされて、映像1のフレームと同期が取られている。また、映像1,2の同じフレームタイムスタンプを持つ各フレームには、同じフレームシーケンス番号が割り当てられている。
次に、新規映像の生成について説明する。
生成部23は、編集情報生成装置30から受信した編集情報を元に、複数の映像のフレームの中から出力フレームとする画像を切り出して新規映像を生成する。
図4は、編集情報を元に新規映像を生成する処理の流れを示すフローチャートである。
生成部23は、画像処理用バッファからデコードフレーム情報を受信する(ステップS21)。デコードフレーム情報は、デコードしたフレーム、フレームタイムスタンプ、及びフレームシーケンス番号を含む。
生成部23は、編集情報を受信する(ステップS22)。編集情報が受信できない場合は、待機せずに後続の処理を行う。
生成部23は、デコードフレーム情報及び編集情報を受信したか否か判定する(ステップS23)。生成部23は、編集情報に記載されたアセットID、フレームシーケンス番号と一致するデコードフレーム情報を取得した場合は、デコードフレーム情報と編集情報の両方を取得したと判定する。編集情報を受信していない場合は、デコードフレーム情報のみを取得したと判定する。編集情報に記載されたアセットIDに対応する画像処理用バッファからデコードフレーム情報を取得できなかった場合は、編集情報のみを取得したと判定する。
生成部23は、編集情報のみを取得したと判定した場合(ステップS24のYES)、処理を終了する。デコードフレーム情報を取得したと判定した場合(ステップS24のNO)、以下の処理を行う。
生成部23は、デコードフレーム情報のみを取得したと判定した場合(ステップS25のYES)、生成部23は、前回使用した編集情報を利用してデコードフレーム情報のフレームから新規映像のフレームを切り出す(ステップS26)。編集情報を一度も受信していない場合は、複数の映像から任意の映像を選択し、選択した映像のアセットIDに対応する画像処理用バッファからデコードフレーム情報を取得し、新規映像のフレームを切り出す。
生成部23は、デコードフレーム情報と編集情報の両方を取得したと判定した場合(ステップS25のNO)、取得した編集情報を利用してデコードフレーム情報のフレームから新規映像のフレームを切り出す(ステップS27)。
図5は、図4のステップS26,S27において新規映像のフレームを切り出す処理の流れを示すフローチャートである。
生成部23は、処理中のフレームは間引き対象のフレームであるか否か判定する(ステップS31)。新規映像のフレームレートが入力した映像のフレームレートの半分の場合、2フレーム中の1フレーム(例えばフレームシーケンス番号が奇数のフレーム)を間引くと判定する。新規映像のフレームレートやフレームのサイズは任意に設定可能である。
フレームを間引く場合(ステップS31のYES)、生成部23は、間引き対象のフレームを破棄する(ステップS32)。
フレームを間引かない場合(ステップS31のNO)、生成部23は、フレームの切り出し・縮小を行う(ステップS33)。生成部23は、編集情報に記載されたアセットIDに対応する画像処理用バッファから、編集情報に記載されたフレームシーケンス番号を持つフレームを取得し、編集情報に記載された切り出し情報に基づいて、取得したフレームから画像を切り出して出力フレームの画像を生成する。切り出し情報は、切り出し元の左上の座標、切り出し幅と高さを含む。切り出した画像は、出力フレームのサイズに合わせてサイズを補正する。切り出した画像の幅または高さが出力フレームの幅または高さより大きい場合は、図6に示すように、縦横比を保ったまま縮小し、縮小した画像を出力フレームの中央に配置する。切り出した画像の幅及び高さが出力フレームの幅及び高さより小さい場合は、図7に示すように、出力フレームの中央に切り出した画像を配置する。出力フレームの余白部分は、黒又は他の色、あるいは模様等で埋める。
生成部23は、ステップS33で生成した出力フレームをエンコード用バッファに書き込む(ステップS34)。編集情報が出力アセットIDを含む場合、生成部23は、出力アセットIDに対応するエンコード用バッファに出力フレームを書き込む。
エンコード用バッファに書き込まれた出力フレームは、エンコード部24によってエンコードされてMMTPパケット化されて、パケット整流装置40に送信される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、トランスコード装置20が複数の映像のMMTPパケットをデコードして映像毎にフレームを取得し、複数の映像間のフレームが同期するように各フレームのタイムスタンプを提示開始時刻を基準として補正し、編集情報生成装置30から受信した編集情報を元に、複数の映像の中から出力フレームの画像を切り出すフレームを特定して新規映像を生成する。これにより、複数の映像間でフレームが同期するので、複数の映像をフレーム単位で切り替えることが可能となり、複数の映像から編集情報に基づいた所望の新規映像を生成することが可能となる。その結果、非力な端末においても所望の映像を視聴できる。
本実施の形態によれば、遅延補正装置10がトランスコード装置20での処理遅延時間に相当する固定のオフセット時間をMPUタイムスタンプ及びMMTPタイムスタンプに加算することにより、クライアント端末にMMTPパケットが到着したときにMPUの提示時刻を過ぎてしまうことを抑制できる。
1…映像配信システム
10…遅延補正装置
20…トランスコード装置
21…デコード部
22…同期部
23…生成部
24…エンコード部
30…編集情報生成装置
31…デコード部
32…同期部
33…編集情報生成部
40…パケット整流装置

Claims (6)

  1. 複数の映像それぞれをMMTで伝送するMMTPパケットを受信するトランスコード装置であって、
    同時に配信される複数の映像それぞれのMMTPパケットを受信する受信手段と、
    前記パケットをデコードして映像毎にフレームを取得するデコード手段と、
    MMTのタイムスタンプに従い、ストリーム間の対応フレームをタイムスタンプによって特定し元のタイムスタンプから最小のオフセットを付与することで、前記複数の映像間のフレームが同じタイムスタンプを持つように予め設計されたシステム補正値を用いて前記フレームのタイムスタンプを補正する補正手段と、
    前記複数の映像をフレーム単位で切り替えて新規映像を生成する生成手段と、
    前記新規映像をエンコードして前記新規映像のパケットを送出する送出手段と、
    を有することを特徴とするトランスコード装置。
  2. 前記生成手段は、前記複数の映像内の所定のオブジェクトに注目した映像を生成するための編集情報に基づいて前記新規映像を生成することを特徴とする請求項1に記載のトランスコード装置。
  3. 遅延補正装置とトランスコード装置を備え、複数の映像から新規映像を生成して配信する映像配信システムであって、
    前記遅延補正装置は、
    複数の映像それぞれをMMTで伝送するパケットを受信し、当該パケットに付与された提示時刻を前記トランスコード装置の処理遅延時間を元に補正する補正手段と、
    前記パケットを前記トランスコード装置へ送信する送信手段と、を有し、
    前記トランスコード装置は、
    同時に配信される複数の映像それぞれのMMTPパケットを受信する受信手段と、
    前記パケットをデコードして映像毎にフレームを取得するデコード手段と、
    MMTのタイムスタンプに従い、ストリーム間の対応フレームをタイムスタンプによって特定し元のタイムスタンプから最小のオフセットを付与することで、前記複数の映像間のフレームが同じタイムスタンプを持つように予め設計されたシステム補正値を用いて前記フレームのタイムスタンプを補正する補正手段と、
    前記複数の映像内の所定のオブジェクトに注目した映像を生成するための編集情報に基づいて前記複数の映像をフレーム単位で切り替えて新規映像を生成する生成手段と、
    前記新規映像をエンコードして前記新規映像のパケットを送出する送出手段と、
    を有することを特徴とする映像配信システム。
  4. コンピュータによる、複数の映像それぞれをMMTで伝送するパケットを受信するトランスコード方法であって、
    同時に配信される複数の映像それぞれのMMTPパケットを受信するステップと、
    前記パケットをデコードして映像毎にフレームを取得するステップと、
    MMTのタイムスタンプに従い、ストリーム間の対応フレームをタイムスタンプによって特定し元のタイムスタンプから最小のオフセットを付与することで、前記複数の映像間のフレームが同じタイムスタンプを持つように予め設計されたシステム補正値を用いて前記フレームのタイムスタンプを補正するステップと、
    前記複数の映像をフレーム単位で切り替えて新規映像を生成するステップと、
    前記新規映像をエンコードして前記新規映像のパケットを送出するステップと、
    を有することを特徴とするトランスコード方法。
  5. 遅延補正装置とトランスコード装置による、複数の映像から新規映像を生成して配信する映像配信方法であって、
    前記遅延補正装置による、
    複数の映像それぞれを伝送するMMTでパケットを受信し、当該パケットに付与された提示時刻を前記トランスコード装置の処理遅延時間を元に補正するステップと、
    前記パケットを前記トランスコード装置へ送信するステップと、を有し、
    前記トランスコード装置による、
    同時に配信される複数の映像それぞれのMMTPパケットを受信するステップと、
    前記パケットをデコードして映像毎にフレームを取得するステップと、
    MMTのタイムスタンプに従い、ストリーム間の対応フレームをタイムスタンプによって特定し元のタイムスタンプから最小のオフセットを付与することで、前記複数の映像間のフレームが同じタイムスタンプを持つように予め設計されたシステム補正値を用いて前記フレームのタイムスタンプを補正するステップと、
    前記複数の映像内の所定のオブジェクトに注目した映像を生成するための編集情報に基づいて前記複数の映像をフレーム単位で切り替えて新規映像を生成するステップと、
    前記新規映像をエンコードして前記新規映像のパケットを送出するステップと、
    を有することを特徴とする映像配信方法。
  6. 請求項1又は2に記載のトランスコード装置の各手段としてコンピュータを動作させることを特徴とするトランスコードプログラム。

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