JP5399984B2 - 送信装置、サーバ装置、および受信装置 - Google Patents

送信装置、サーバ装置、および受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5399984B2
JP5399984B2 JP2010142693A JP2010142693A JP5399984B2 JP 5399984 B2 JP5399984 B2 JP 5399984B2 JP 2010142693 A JP2010142693 A JP 2010142693A JP 2010142693 A JP2010142693 A JP 2010142693A JP 5399984 B2 JP5399984 B2 JP 5399984B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
broadcast
unit
content
correction
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010142693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012010009A (ja
Inventor
茂明 三矢
欣司 松村
浩行 浜田
秀一 青木
勝典 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Broadcasting Corp filed Critical Japan Broadcasting Corp
Priority to JP2010142693A priority Critical patent/JP5399984B2/ja
Publication of JP2012010009A publication Critical patent/JP2012010009A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5399984B2 publication Critical patent/JP5399984B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

本発明は、送信装置、サーバ装置、および受信装置に関する。
放送電波を受信して放送番組コンテンツ(放送系コンテンツ)を取得するとともに、ネットワーク経由で他のコンテンツ(通信系コンテンツ)を取得して、放送系コンテンツと通信系コンテンツとを同期再生する技術が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
この非特許文献1には、エンコーダシステムが放送用のコンテンツを符号化して得られた符号化ストリームに、当該エンコーダシステムが管理するSTC(System Time Clock)に基づいて生成したPTS(Presentation Time Stamp)を付加したTS(Transport Stream)を生成して放送するとともに、ネットワーク配信用のコンテンツを符号化した符号化ストリームに、前記PTSを付加したTSを生成してインターネットに送信する放送システムが開示されている。そして、この文献には、その放送システムが放送した放送系コンテンツと送信した通信系コンテンツとをそれぞれ受信し、放送系コンテンツおよび通信系コンテンツに含まれるPTSを用いて、放送系コンテンツと通信系コンテンツとを同期再生させる受信装置が開示されている。
松村欣司、鹿喰善明、Michael J Evans,「インターネット配信情報との連動による放送番組パーソナライズシステムの検討」、映像情報メディア学会年次大会講演予稿集、2009年8月26日、p.3−8
例えば、地上デジタルテレビ放送において、単一の組織に属する複数の放送局または同一系列の複数の放送局は、放送局間に設けられたネットワーク(局間ネットワーク)を介して、TSである放送系コンテンツを分配する放送ネットワークシステムを構築している。そして、各放送局は、放送ネットワークシステムによって取得した放送系コンテンツをほぼ同時刻に放送している。一般的に、放送局は、自放送局よりも上流側の放送局から供給されるTSを一旦分離した後に多重し直すか、TSを一旦ベースバンド信号にまで復号した後に再度符号化して新たなTSを生成するかを行っている。また、各放送局は、TSを生成するための基準クロックであるSTCを独自に管理しており、よって放送局ごとにSTC値は異なる。したがって、上流側の放送局から放送される放送系コンテンツのTSのタイムスタンプと、下流側の放送局から放送される放送系コンテンツのTSのタイムスタンプとの間には、時刻のずれがある。
上流側の一放送局の放送システムが、コンテンツの符号化ストリームに自放送局が管理するSTCに基づき生成したPTSを付加することによりTS(通信系コンテンツ)を生成してネットワークに送信し、また、下流側の他放送局の放送システムが、コンテンツの符号化ストリームに自放送局が管理するSTCに基づき生成したPTSを付加することによりTS(放送系コンテンツ)を生成して放送すると、受信装置が受信する通信系コンテンツおよび放送系コンテンツそれぞれに含まれるPTSには時刻のずれがある。したがって、この場合、受信装置は、前述した非特許文献1記載の技術によっては、一放送局から送信される通信系コンテンツと他放送局から送信される放送系コンテンツとを同期させて再生することができない。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、サーバ装置が送信する通信系コンテンツデータと、複数の放送局のうちいずれかの放送局の送信装置が放送する放送系コンテンツデータとを、受信装置で高精度に同期再生させることのできる、送信装置、サーバ装置、および受信装置を提供することを目的とする。
[1]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である送信装置は、サーバ装置が送信する通信系コンテンツデータに、複数の放送局のうちいずれかの放送局により送出される放送系コンテンツデータが同期するようにして、前記放送系コンテンツデータを放送信号として送信する送信装置であって、第1のシステムクロックデータを生成するシステムクロック生成部と、他の送信装置から供給される放送系コンテンツデータを受信する放送系コンテンツ受信部と、前記放送系コンテンツ受信部が受信した前記放送系コンテンツデータから第2のシステムクロックデータを抽出するシステムクロック抽出部と、前記システムクロック生成部が生成した前記第1のシステムクロックデータと前記システムクロック抽出部が抽出した前記第2のシステムクロックデータとに基づいてタイムスタンプ補正データを計算するタイムスタンプ補正データ計算部と、前記放送系コンテンツデータから放送波識別情報を抽出する識別情報抽出部と、前記タイムスタンプ補正データ計算部が計算した前記タイムスタンプ補正データと前記識別情報抽出部が抽出した前記放送波識別情報とを関連付けた補正情報を前記サーバ装置に送信する補正情報送信部と、前記システムクロック生成部が生成した前記第1のシステムクロックデータに基づいて、前記放送系コンテンツデータにそれぞれ含まれる前記第2のシステムクロックデータとタイムスタンプ情報とを更新するタイムスタンプ更新部と、前記タイムスタンプ更新部が更新して得た放送系コンテンツデータを前記放送信号として送信する放送信号送信部と、を備えることを特徴とする。
このように構成したことにより、本発明の一態様である送信装置は、当該送信装置が生成する第1のシステムクロックデータ(例えば、独自に管理するSTC2に基づき生成するPCR2)と、他の送信装置から供給される放送系コンテンツデータに含まれる第2のシステムクロックデータ(例えば、他の送信装置が独自に管理するSTC1に基づき生成したPCR1)との差分値であるタイムスタンプ補正データ(例えば、PCR2−PCR1)と、放送系コンテンツデータから抽出した当該送信装置を識別する情報である放送波識別情報(例えば、放送系コンテンツデータに含まれるts_idとnetwork_idとの組み合わせ情報)とを補正情報としてサーバ装置に供給するようにした。そして、本発明の一態様である送信装置は、第1のシステムクロックデータに基づいて放送系コンテンツデータにそれぞれ含まれる第2のシステムクロックデータとタイムスタンプ情報(例えば、DTSおよびPTS)を更新し、その更新後の放送系コンテンツデータを放送信号として送信するようにした。すなわち、本発明の一態様である送信装置は、当該放送装置が送信する放送信号における放送系コンテンツデータに他のコンテンツデータをフレーム単位で同期させるための補正情報をサーバ装置に供給するものである。
[2]上記[1]記載の送信装置において、前記システムクロック抽出部と前記タイムスタンプ補正データ計算部と前記識別情報抽出部と前記補正情報送信部とを、定期的または予め設定した時刻に機能させる制御部をさらに備えることを特徴とする。
[3]上記の課題を解決するため、本発明の一態様であるサーバ装置は、通信系コンテンツデータを送信する通信系コンテンツ送信部と、前記通信系コンテンツ送信部が送信する前記通信系コンテンツデータに、複数の放送局のうちいずれかの放送局により送出される放送系コンテンツデータが同期するようにして、前記放送系コンテンツデータを放送信号として送信する送信装置から供給される放送波識別情報とタイムスタンプ補正データとを受信する補正情報受信部と、前記補正情報受信部が受信した前記放送波識別情報と前記タイムスタンプ補正データとを関連付けて、同期時刻情報補正テーブルに含めて記憶する同期時刻情報補正テーブル記憶部と、前記通信系コンテンツ送信部が送信する前記通信系コンテンツデータの受信装置から供給される同期時刻情報補正テーブル要求を受信する同期時刻情報補正テーブル要求受信部と、前記同期時刻情報補正テーブル要求受信部が受信した前記同期時刻情報補正テーブル要求に基づいて、前記同期時刻情報補正テーブル記憶部から前記同期時刻情報補正テーブルを読み出し、その読み出した同期時刻情報補正テーブルを前記受信装置に送信する同期時刻情報補正テーブル送信部と、を備えることを特徴とする。
このように構成したことにより、本発明の一態様であるサーバ装置は、送信装置から供給される放送波識別情報とタイムスタンプ補正データとを同期時刻情報補正テーブルに含めて管理するようにした。そして、本発明の一態様であるサーバ装置は、当該サーバ装置が送信する通信系コンテンツデータの受信装置から供給される同期時刻情報補正テーブル要求を受信すると、その同期時刻情報補正テーブル要求に基づいて同期時刻情報補正テーブルを要求元の受信装置に送信するようにした。すなわち、本発明の一態様であるサーバ装置は、当該サーバ装置から供給される通信系コンテンツデータと、放送装置から供給される放送系コンテンツデータとを、受信装置においてフレーム単位で同期させるものである。
[4]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である受信装置は、サーバ装置から供給される通信系コンテンツデータと、複数の放送局のうちいずれかの放送局の送信装置から供給される放送系コンテンツデータとを取得して同期再生する受信装置であって、前記送信装置から供給される前記放送系コンテンツデータを取得する放送系コンテンツ取得部と、前記放送系コンテンツ取得部が取得した前記放送系コンテンツデータから放送波識別情報を抽出する識別情報抽出部と、サーバ装置から供給される前記通信系コンテンツデータを受信する通信系コンテンツ受信部と、放送波識別情報とタイムスタンプ補正データとが関連付けられて含まれる同期時刻情報補正テーブルの取得要求である同期時刻情報補正テーブル要求を生成する同期時刻情報補正テーブル要求生成部と、前記同期時刻情報補正テーブル要求生成部が生成した前記同期時刻情報補正テーブル要求を前記サーバ装置に送信する同期時刻情報補正テーブル要求送信部と、前記サーバ装置から供給される同期時刻情報補正テーブルを受信する同期時刻情報補正テーブル受信部と、前記同期時刻情報補正テーブル受信部が受信した前記同期時刻情報補正テーブルから、前記識別情報抽出部が抽出した前記放送波識別情報に関連付けられたタイムスタンプ補正データを抽出する補正情報抽出部と、前記通信系コンテンツ受信部が受信した前記通信系コンテンツデータに含まれるタイムスタンプ情報を、前記補正情報抽出部が抽出した前記タイムスタンプ補正データに基づいて補正する同期時刻情報補正部と、を備えることを特徴とする。
このように構成したことにより、本発明の一態様である受信装置は、送信装置から供給される放送系コンテンツデータと、サーバ装置から供給される通信系コンテンツデータとをそれぞれ取得し、そしてサーバ装置に対して同期時刻情報補正テーブルを要求して取得し、その取得した同期時刻情報補正テーブルに含まれる当該受信装置の補正情報(放送波識別情報およびタイムスタンプ補正データ)を抽出して、通信系コンテンツデータのタイムスタンプ情報を補正するようにした。この補正により、通信系コンテンツデータのタイムスタンプ情報のタイミングは、放送系コンテンツデータのタイムスタンプ情報に合うようになる。これにより、本発明の一態様である受信装置は、これらのタイムスタンプ情報に基づいてコンテンツ(映像、音声等)を出力するため、放送系コンテンツデータと通信系コンテンツデータとがフレーム単位で同期再生可能となる。
[5]上記[4]記載の受信装置において、前記同期時刻情報補正テーブル要求生成部は、定期的または予め設定した時刻に前記同期時刻情報補正テーブル要求を生成すること、を特徴とする。
[6]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である送信装置は、サーバ装置が送信する通信系コンテンツデータに、複数の放送局のうちいずれかの放送局により送出される放送系コンテンツデータが同期するようにして、前記放送系コンテンツデータを放送信号として送信する送信装置であって、第1のシステムクロックデータを生成するシステムクロック生成部と、他の送信装置から供給される放送系コンテンツデータを受信する放送系コンテンツ受信部と、前記放送系コンテンツ受信部が受信した前記放送系コンテンツデータから第2のシステムクロックデータを抽出するシステムクロック抽出部と、前記システムクロック生成部が生成した前記第1のシステムクロックデータと前記システムクロック抽出部が抽出した前記第2のシステムクロックデータとに基づいてタイムスタンプ補正データを計算するタイムスタンプ補正データ計算部と、前記システムクロック生成部が生成した前記第1のシステムクロックデータに基づいて、前記放送系コンテンツデータにそれぞれ含まれる前記第2のシステムクロックデータとタイムスタンプ情報とを更新するタイムスタンプ更新部と、前記タイムスタンプ更新部が更新して得た放送系コンテンツデータに、前記タイムスタンプ補正データ計算部が計算した前記タイムスタンプ補正データを多重化して前記放送信号に変換し送信する放送信号送信部と、を備えることを特徴とする。
このように構成したことにより、本発明の一態様である送信装置は、当該送信装置が生成する第1のシステムクロックデータ(例えば、独自に管理するSTC2に基づき生成するPCR2)と、他の送信装置から供給される放送系コンテンツデータに含まれる第2のシステムクロックデータ(例えば、他の送信装置が独自に管理するSTC1に基づき生成したPCR1)との差分値であるタイムスタンプ補正データ(例えば、PCR2−PCR1)を計算するようにした。そして、本発明の一態様である送信装置は、第1のシステムクロックデータに基づいて放送系コンテンツデータにそれぞれ含まれる第2のシステムクロックデータとタイムスタンプ情報(例えば、DTSおよびPTS)を更新し、その更新後の放送系コンテンツデータに、タイムスタンプ補正データを多重化して放送信号に変換し送信するようにした。すなわち、本発明の一態様である送信装置は、当該放送装置が送信する放送信号における放送系コンテンツデータに、他のコンテンツデータをフレーム単位で同期させるためのタイムスタンプ補正データを多重化して送信するものである。
[7]上記[6]記載の送信装置において、前記システムクロック抽出部と前記タイムスタンプ補正データ計算部とを、定期的または予め設定した時刻に機能させる制御部をさらに備えることを特徴とする。
[8]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である受信装置は、サーバ装置から供給される通信系コンテンツデータと、複数の放送局のうちいずれかの放送局の送信装置から供給される放送系コンテンツデータとを取得して同期再生する受信装置であって、前記送信装置から供給される前記放送系コンテンツデータを取得する放送系コンテンツ取得部と、前記放送系コンテンツ取得部が取得した前記放送系コンテンツデータからタイムスタンプ補正データを抽出する補正情報抽出部と、サーバ装置から供給される前記通信系コンテンツデータを受信する通信系コンテンツ受信部と、前記通信系コンテンツ受信部が受信した前記通信系コンテンツデータに含まれるタイムスタンプ情報を、前記補正情報抽出部が抽出した前記タイムスタンプ補正データに基づいて補正する同期時刻情報補正部と、を備えることを特徴とする。
このように構成したことにより、本発明の一態様である受信装置は、送信装置から供給される放送系コンテンツデータと、サーバ装置から供給される通信系コンテンツデータとをそれぞれ取得し、その取得した放送系コンテンツデータからタイムスタンプ補正データを抽出して、通信系コンテンツデータのタイムスタンプ情報を補正するようにした。この補正により、通信系コンテンツデータのタイムスタンプ情報は、放送系コンテンツデータのタイムスタンプ情報に合うようになる。これにより、本発明の一態様である受信装置は、これらのタイムスタンプ情報に基づいてコンテンツ(映像、音声等)を出力するため、放送系コンテンツデータと通信系コンテンツデータとがフレーム単位で同期再生可能となる。
[9]上記[8]記載の受信装置において、前記補正情報抽出部は、定期的または予め設定した時刻に前記放送系コンテンツデータから前記タイムスタンプ補正データを抽出すること、を特徴とする。
本発明によれば、サーバ装置が送信する通信系コンテンツデータと、複数の放送局のうちいずれかの放送局の送信装置が放送する放送系コンテンツデータとを、受信装置で高精度に同期再生させることができる。
本発明の第1実施形態である送信装置とサーバ装置とが適用された放送局側のコンテンツ放送・配信システム、および視聴者側の受信装置の概略の全体構成図である。 同実施形態における、上流側の送信装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態における、サーバ装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態における、送信装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態における、受信装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態における、同期時刻情報補正テーブルのデータ構成を示す図である。 同実施形態において、上流側の送信装置とサーバ装置と送信装置と受信装置とにおける、放送系コンテンツおよび通信系コンテンツの配信の流れを示すフローチャートである。 同実施形態において、送信装置における補正情報の生成処理、およびサーバ装置における同期時刻情報補正テーブルの生成または更新処理の処理手順を示すフローチャートである。 同実施形態において、受信装置におけるタイムスタンプ情報の補正処理、およびサーバ装置における同期時刻情報補正テーブルの供給処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態である送信装置とサーバ装置とが適用された放送局側のコンテンツ放送・配信システム、および視聴者側の受信装置の概略の全体構成図である。 同実施形態における、サーバ装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態における、送信装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態における、受信装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態において、補正情報が格納されるPMT(Program Map Table)のデータ構造を示す図である。 同実施形態において、上流側の送信装置とサーバ装置と送信装置と受信装置とにおける、放送系コンテンツおよび通信系コンテンツの配信の流れを示すフローチャートである。 同実施形態において、送信装置における補正情報の生成処理の処理手順を示すフローチャートである。 同実施形態において、受信装置におけるタイムスタンプ情報の補正処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態の変形例における、データ放送コンテンツのディレクトリ構造を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1実施形態である送信装置とサーバ装置とが適用された放送局側のコンテンツ放送・配信システム、および視聴者側の受信装置の概略の全体構成図である。同図において、コンテンツ放送・配信システム10は、放送局B1,B2,B3にわたって構成されている。本実施形態において、放送局B1,B2,B3は、例えば、本部局(東京所在)、拠点局(例えば大阪所在)、地方局(例えば神戸所在)である。
コンテンツ放送・配信システム10は、放送局B1に設けられる送信装置2と放送アンテナ1−1とサーバ装置3と、放送局B2に設けられる送信装置2a−2と放送アンテナ1−2と、放送局B3に設けられる送信装置2a−3と放送アンテナ1−3と、局間ネットワーク4−1,4−2と、ネットワーク5とを含んで構成される。送信装置2と送信装置2a−2とは、局間ネットワーク4−1を介して接続されており、送信装置2a−2と送信装置2a−3とは、局間ネットワーク4−2を介して接続されている。局間ネットワーク4−1,4−2を介して接続される送信装置2,2a−2,2a−3においては、送信装置2が最も上流側であり、送信装置2a−3が最も下流側である。また、サーバ装置3と送信装置2a−2と送信装置2a−3とは、ネットワーク5を介してそれぞれ接続される。
また、サーバ装置3と受信装置6−1,6−2,6−3とは、ネットワーク7を介してそれぞれ接続される。
なお、図1において、放送アンテナ1−1,1−2,1−3は、放送局B1,B2,B3にそれぞれ含まれるものとして表されているが、実際は、放送アンテナ1−1,1−2,1−3が、放送局B1,B2,B3の施設から独立して離間設置されてもよい。また、同図において、サーバ装置3は、放送局B1に含まれるものとして表されているが、このサーバ装置3も放送局B1とは異なる他の施設に設けられてもよい。
放送局B1に設けられた送信装置2は、放送電波によって放送すべき第1のコンテンツデータを放送系コンテンツとして放送局B2に設けられた送信装置2a−2に送信し、また、ネットワークによって配信すべき第2のコンテンツデータを通信系コンテンツとしてサーバ装置3に送信し、さらに、第1のコンテンツデータを放送信号に変換して放送アンテナ1−1に送信するコンテンツ送信装置である。
送信装置2は、映像および音声の素材を編集して制作した第1のソースを符号化し、その符号化ストリームをTS(Transport Stream)にフォーマット変換することによって第1のコンテンツデータを生成する。同様に、送信装置2は、映像および音声の素材を編集して制作した第2のソースを符号化し、その符号化ストリームをTSにフォーマット変換することによって第2のコンテンツデータを生成する。
具体的には、送信装置2は、第1および第2のソースそれぞれを符号化して第1および第2のエレメンタリストリームを生成し、送信装置2が管理するSTC(System Time Clock)に基づき生成したDTS(Decoding Time Stamp,復号の時刻管理情報)と、PTS(Presentation Time Stamp,再生出力の時刻管理情報)とを第1および第2のエレメンタリストリームそれぞれに付加して、第1および第2のコンテンツデータを生成する。これらのタイムスタンプ情報(DTSおよびPTS)は、時間方向の長さを有するコンテンツデータにおいて、コンテンツ(映像、音声等)内の所定の時点に関連付けてエレメンタリストリームに設けられる情報である。タイムスタンプ情報は、例えば、90kHzの精度を有する時刻を33ビット(約95444秒分に相当)で表現する。このタイムスタンプ情報に基づいて、復号する側の装置である受信装置は、所定の動作を行う。すなわち、受信装置は、DTSで示される時刻にコンテンツデータを復号し、PTSで示される時刻に復号されたコンテンツを出力(提示)する。
放送アンテナ1−1は、送信装置2から供給される放送信号を放送電波w1として送信するものであり、電波塔等に設けられる。図1において、放送アンテナ1−1が送信する放送電波w1の受信可能範囲は、放送受信可能範囲a1である。
サーバ装置3は、送信装置2から供給される通信系コンテンツを取り込んで受信装置6−1,6−2,6−3それぞれに配信するコンテンツ配信装置である。サーバ装置3は、サーバ装置3が管理するSTCを送信装置2のSTCに同期結合(ゲンロック)し、その同期結合したサーバ装置3のSTCに基づいて生成したPCR(Program Clock Reference)を通信系コンテンツに付加して、その通信系コンテンツを受信装置6−1,6−2,6−3それぞれに送信する。
また、サーバ装置3は、送信装置2a−2,2a−3それぞれ(送信装置2a)から供給される補正情報を取り込み、その補正情報に基づいて同期時刻情報補正テーブルを生成または更新して記憶する。送信装置2aから供給される補正情報は、放送波識別情報と、送信装置2aが、自装置管理のSTCに基づいて生成するPCRから、送信装置2aが取り込んだ放送系コンテンツに含まれるPCRを減算して得たタイムスタンプ補正データとを含む情報である。放送波識別情報は、送信装置2aを識別することが可能な情報であり、例えば、TSに含まれるトランスポートストリーム識別ts_idとネットワーク識別network_idとの対の情報である。つまり、この放送波識別情報により、送信装置2aを特定することができる。また、同期時刻情報補正テーブルは、送信装置2aごとの補正情報を含むデータテーブルである。補正情報および同期時刻情報補正テーブルについては、それらの詳細を後述する。
また、サーバ装置3は、受信装置6−1,6−2,6−3それぞれ(受信装置6)から供給される同期時刻情報補正テーブル要求を取り込むと、記憶された同期時刻情報補正テーブルを読み出し、同期時刻情報補正テーブル要求に含まれる要求元の受信装置6を識別する情報に基づいて、読み出した同期時刻情報補正テーブルを要求元の受信装置6に送信する。
放送アンテナ1−1から送信された放送電波w1の放送受信可能範囲a1内に存在する受信装置6−1は、放送電波w1を受信して放送信号を取得し、その放送信号から放送系コンテンツを抽出する。そして、受信装置6−1は、その放送系コンテンツから放送波識別情報を抽出するとともに、その放送系コンテンツに含まれるDTSに基づくタイミングで放送系コンテンツを復号して放送系復号コンテンツを生成する。また、受信装置6−1は、抽出した放送波識別情報を検索キーとして、取得済である同期時刻情報補正テーブルから補正情報を抽出する。また、受信装置6−1は、サーバ装置3から供給された通信系コンテンツを取り込んで、その通信系コンテンツに含まれるDTSおよびPTSを補正情報に基づき補正する。次に、受信装置6−1は、システムクロック信号に基づいて、補正後のDTSに基づくタイミングで通信系コンテンツを復号し通信系復号コンテンツを生成する。そして、受信装置6−1は、放送系復号コンテンツを放送系コンテンツに含まれるPTSに基づくタイミングで映像信号と音声信号とに変換して出力するとともに、通信系復号コンテンツを補正後のPTSに基づくタイミングで映像信号と音声信号とに変換して出力する。
上記のように、受信装置6−1は通信系コンテンツに含まれるDTSおよびPTSを補正してから、システムクロック信号に従い、補正されたDTSおよびPTSにそれぞれ基づくタイミングで、通信系コンテンツを復号し出力する。これにより、通信系コンテンツの復号タイミングは、放送系コンテンツの復号タイミングに同期し、また、通信系復号コンテンツの再生タイミングは、放送系復号コンテンツの再生タイミングに同期する。よって、受信装置6−1は、放送系コンテンツと通信系コンテンツとを、フレーム単位で同期させて復号処理し、さらに映像および音声を出力することができる。
また、受信装置6−1は、操作者による操作部(不図示)の操作にしたがって、または定期的に、同期時刻情報補正テーブル要求を生成してサーバ装置3に送信し、その同期時刻情報補正テーブル要求にしたがってサーバ装置3から供給される同期時刻情報補正テーブルを取り込んで記憶する。
放送局B2に設けられた送信装置2a−2は、送信装置2から供給された放送系コンテンツを取り込むと、送信装置2a−2が管理するSTCに放送系コンテンツを同期させ、その同期化した放送系コンテンツを放送信号に変換して放送アンテナ1−2に送信するとともに、送信装置2a−3に送信するコンテンツ送信装置である。
具体的には、送信装置2a−2は、送信装置2から供給された放送系コンテンツを取り込むと、送信装置2a−2が管理するSTCに基づいて生成したPCRで放送系コンテンツに付加されたPCRを更新し、その更新後の放送系コンテンツを、放送信号に変換して放送アンテナ1−2に送信するとともに送信装置2a−3に送信する。
また、送信装置2a−2は、送信装置2から供給される放送系コンテンツを取り込んだとき、または定期的に、放送系コンテンツから放送波識別情報を抽出するとともに、送信装置2a−2が管理するSTCに基づいて生成するPCRから、放送系コンテンツに含まれるPCRを減算してタイムスタンプ補正データを取得し、抽出した放送波識別情報とタイムスタンプ補正データとを補正情報としてサーバ装置3に送信する。
放送アンテナ1−2は、送信装置2a−2から供給される放送信号を放送電波w2として送信するものであり、電波塔等に設けられる。図1において、放送アンテナ1−2が送信する放送電波w2の受信可能範囲は、放送受信可能範囲a2である。
放送アンテナ1−2から送信された放送電波w2の放送受信可能範囲a2内に存在する受信装置6−2は、放送電波w2を受信して放送信号を取得し、その放送信号から放送系コンテンツを抽出する。そして、受信装置6−2は、その放送系コンテンツから放送波識別情報を抽出するとともに、その放送系コンテンツに含まれるDTSに基づくタイミングで放送系コンテンツを復号して放送系復号コンテンツを生成する。また、受信装置6−2は、抽出した放送波識別情報を検索キーとして、取得済である同期時刻情報補正テーブルから補正情報を抽出する。また、受信装置6−2は、サーバ装置3から供給された通信系コンテンツを取り込んで、その通信系コンテンツに含まれるDTSおよびPTSを補正情報に基づき補正する。そして、受信装置6−2は、システムクロック信号に基づいて、補正後のDTSに基づくタイミングで通信系コンテンツを復号し通信系復号コンテンツを生成する。そして、受信装置6−2は、放送系復号コンテンツを放送系コンテンツに含まれるPTSに基づくタイミングで映像信号と音声信号とに変換して出力するとともに、通信系復号コンテンツを補正後のPTSに基づくタイミングで映像信号と音声信号とに変換して出力する。
つまり、通信系コンテンツの復号タイミングは、放送系コンテンツの復号タイミングに同期し、また、通信系復号コンテンツの再生タイミングは、放送系復号コンテンツの再生タイミングに同期する。よって、受信装置6−2は、放送系コンテンツと通信系コンテンツとを、フレーム単位で同期させて復号処理し、さらに映像および音声を出力することができる。
また、受信装置6−2は、操作者による操作部(不図示)の操作にしたがって、または定期的に、同期時刻情報補正テーブル要求を生成してサーバ装置3に送信し、その同期時刻情報補正テーブル要求にしたがってサーバ装置3から供給される同期時刻情報補正テーブルを取り込んで記憶する。
放送局B3に設けられた送信装置2a−3は、送信装置2a−2から供給された放送系コンテンツを取り込むと、送信装置2a−3が管理するSTCに放送系コンテンツを同期させ、その同期化した放送系コンテンツを放送信号に変換して放送アンテナ1−3に送信するコンテンツ送信装置である。
具体的には、送信装置2a−3は、送信装置2a−2から供給された放送系コンテンツを取り込むと、送信装置2a−3が管理するSTCに基づいて生成したPCRで放送系コンテンツに付加されたPCRを更新し、その更新後の放送系コンテンツを、放送信号に変換して放送アンテナ1−3に送信する。
また、送信装置2a−3は、送信装置2a−2から供給される放送系コンテンツを取り込んだとき、または定期的に、放送系コンテンツから放送波識別情報を抽出するとともに、送信装置2a−3が管理するSTCに基づいて生成するPCRから、放送系コンテンツに含まれるPCRを減算してタイムスタンプ補正データを取得し、抽出した放送波識別情報とタイムスタンプ補正データとを補正情報としてサーバ装置3に送信する。
放送アンテナ1−3は、送信装置2a−3から供給される放送信号を放送電波w3として送信するものであり、電波塔等に設けられる。図1において、放送アンテナ1−2が送信する放送電波w3の受信可能範囲は、放送受信可能範囲a3である。
放送アンテナ1−3から送信された放送電波w3の放送受信可能範囲a3内に存在する受信装置6−3は、放送電波w3を受信して放送信号を取得し、その放送信号から放送系コンテンツを抽出する。そして、受信装置6−3は、その放送系コンテンツから放送波識別情報を抽出するとともに、その放送系コンテンツに含まれるDTSに基づくタイミングで放送系コンテンツを復号して放送系復号コンテンツを生成する。また、受信装置6−3は、抽出した放送波識別情報を検索キーとして、取得済である同期時刻情報補正テーブルから補正情報を抽出する。また、受信装置6−3は、サーバ装置3から供給された通信系コンテンツを取り込んで、その通信系コンテンツに含まれるDTSおよびPTSを補正情報に基づき補正する。そして、受信装置6−3は、システムクロック信号に基づいて、補正後のDTSに基づくタイミングで通信系コンテンツを復号し通信系復号コンテンツを生成する。そして、受信装置6−3は、放送系復号コンテンツを放送系コンテンツに含まれるPTSに基づくタイミングで映像信号と音声信号とに変換して出力するとともに、通信系復号コンテンツを補正後のPTSに基づくタイミングで映像信号と音声信号とに変換して出力する。
つまり、通信系コンテンツの復号タイミングは、放送系コンテンツの復号タイミングに同期し、また、通信系復号コンテンツの再生タイミングは、放送系復号コンテンツの再生タイミングに同期する。よって、受信装置6−3は、放送系コンテンツと通信系コンテンツとを、フレーム単位で同期させて復号処理し、さらに映像および音声を出力することができる。
また、受信装置6−3は、操作者による操作部(不図示)の操作にしたがって、または定期的に、同期時刻情報補正テーブル要求を生成してサーバ装置3に送信し、その同期時刻情報補正テーブル要求にしたがってサーバ装置3から供給される同期時刻情報補正テーブルを取り込んで記憶する。
局間ネットワーク4−1は、放送局B1に設けられた送信装置2と放送局B2に設けられた送信装置2a−2との間で主に放送系コンテンツを伝送する電気通信回線であり、例えば光ファイバ専用回線である。
局間ネットワーク4−2は、放送局B2に設けられた送信装置2a−2と放送局B3に設けられた送信装置2a−3との間で主に放送系コンテンツを伝送する電気通信回線であり、例えば光ファイバ専用回線である。
ネットワーク5は、サーバ装置3と送信装置2a−2,2a−3とをそれぞれ接続する電気通信回線である。本実施形態では、ネットワーク5は、放送局B1,B2,B3における専用ネットワークであり、インターネットから独立したものである。
ネットワーク7は、サーバ装置3と受信装置6−1,6−2,6−3とをそれぞれ接続する電気通信回線であり、インターネットにも接続される。
なお、ネットワーク5とネットワーク7とを統合してインターネットに接続するようにしてもよい。
次に、送信装置2の構成について説明する。図2は、送信装置2の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、送信装置2は、システムクロック生成部201と、コンテンツ記憶部202と、コンテンツ符号化部203と、タイムスタンプ付加部204と、バッファ205と、放送信号送信部206と、放送系コンテンツ送信部207と、通信系コンテンツ送信部208とを備える。
システムクロック生成部201は、27MHzの周波数でカウントアップするSTCカウンタを有し、そのSTCカウンタの出力値であるSTC(STC1)に基づいて、システムクロックデータであるPCR(PCR1,第2のシステムクロックデータ)を生成する。システムクロック生成部201は、PCR1をタイムスタンプ付加部204に供給し、またSTC1をタイムスタンプ付加部204とサーバ装置3とに供給する。
コンテンツ記憶部202は、映像および音声の素材を編集して制作した第1および第2のソースを記憶する記憶装置であり、例えば、磁気ハードディスク装置である。
コンテンツ符号化部203は、コンテンツ記憶部202から第1のソースを読み込み符号化して第1のエレメンタリストリームを生成し、さらにその第1のエレメンタリストリームをPES(Packetized Elementary Stream)に変換してタイムスタンプ付加部204に供給する。また、コンテンツ符号化部203は、コンテンツ記憶部202から第2のソースを読み込み符号化して第2のエレメンタリストリームを生成し、さらにその第2のエレメンタリストリームをPESに変換してタイムスタンプ付加部204に供給する。
タイムスタンプ付加部204は、STC1に基づいて、タイムスタンプ情報であるDTS(DTS1)とPTS(PTS1)とを生成する。また、タイムスタンプ付加部204は、PCR1とDTS1とPTS1と第1のエレメンタリストリームのPESとを多重化し、TSにフォーマット変換して第1のコンテンツデータを生成しバッファ205に供給する。また、タイムスタンプ付加部204は、PCR1とDTS1とPTS1と第2のエレメンタリストリームのPESとを多重化し、TSにフォーマット変換して第2のコンテンツデータを生成しバッファ205に供給する。
バッファ205は、第1および第2のコンテンツデータをバッファリングして放送信号送信部206と放送系コンテンツ送信部207と通信系送信部208とに供給する。
放送信号送信部206は、バッファ205に記憶された第1のコンテンツデータを読み込み、その第1のコンテンツデータ(放送系コンテンツ)を放送信号に変換して放送アンテナ1−1に送信する。
放送系コンテンツ送信部207は、バッファ205に記憶された第1のコンテンツデータを読み込み、その第1のコンテンツデータ(放送系コンテンツ)を、局間ネットワーク4−1を介して送信装置2a−2に送信する。
通信系コンテンツ送信部208は、バッファ205に記憶された第2のコンテンツデータを読み込み、その第2のコンテンツデータ(通信系コンテンツ)をサーバ装置3に送信する。
次に、サーバ装置3の構成について説明する。図3は、サーバ装置3の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、サーバ装置3は、システムクロック生成部301と、通信系コンテンツ受信部302と、通信系コンテンツバッファ303と、通信系コンテンツ送信部304と、補正情報受信部305と、同期時刻情報補正テーブル生成部306と、同期時刻情報補正テーブル記憶部307と、同期時刻情報補正テーブル要求受信部308と、同期時刻情報補正テーブル送信部309とを備える。
システムクロック生成部301は、27MHzの周波数でカウントアップするSTCカウンタを有し、そのSTCカウンタの出力値であるSTC(STCs)を、送信装置2から供給されるSTC(STC1)に同期結合する(STCs=STC1)。システムクロック生成部301は、STCsに基づいてシステムクロックデータであるPCR(PCRs)を生成し、PCRsを通信系コンテンツバッファ303に供給する。
通信系コンテンツ受信部302は、送信装置2の通信系コンテンツ送信部208から供給される通信系コンテンツを受信し、その通信系コンテンツを通信系コンテンツバッファ303に供給する。
通信系コンテンツバッファ303は、通信系コンテンツをバッファリングし、その通信系コンテンツに含まれるPCR(PCR1)をPCRsに更新して通信系コンテンツ送信部304に供給する。
通信系コンテンツ送信部304は、PCRsが付加された通信系コンテンツを、ネットワーク7を介して受信装置6−1,6−2,6−3それぞれに送信する。
補正情報受信部305は、送信装置2a−2,2a−3からネットワーク5を介して供給される補正情報を受信し、その補正情報を同期時刻情報補正テーブル生成部306に供給する。
同期時刻情報補正テーブル生成部306は、同期時刻情報補正テーブル記憶部307に同期時刻情報補正テーブルが記憶されているか否かを判定し、同期時刻情報補正テーブルが記憶されていると判定した場合は、補正情報に含まれる放送波識別情報と同一の放送波識別情報を含むレコードが同期時刻情報補正テーブルにあるか否かを調べる。そして、同期時刻情報補正テーブル生成部306は、該当するレコードを検出した場合は、そのレコードに含まれるタイムスタンプ補正データを、補正情報に含まれるタイムスタンプ補正データで更新する。一方、同期時刻情報補正テーブル生成部306は、該当するレコードを検出しなかった場合は、補正情報を新たなレコードとして同期時刻情報補正テーブルに追加する。また、同期時刻情報補正テーブル生成部306は、同期時刻情報補正テーブル記憶部307に同期時刻情報補正テーブルが記憶されていないと判定した場合は、補正情報をレコードとする同期時刻情報補正テーブルを生成して記憶する。
同期時刻情報補正テーブル記憶部307は、同期時刻情報補正テーブルを記憶する記憶部であり、例えば、RAM(Random Access Memory)または磁気ハードディスク装置である。
同期時刻情報補正テーブル要求受信部308は、受信装置6−1,6−2,6−3からネットワーク7を介して供給される同期時刻情報補正テーブル要求を受信すると、同期時刻情報補正テーブル記憶部307から同期時刻情報補正テーブルを読み出し、その同期時刻情報補正テーブルと同期時刻情報補正テーブル要求に含まれる要求元の受信装置6を識別する情報とを、同期時刻情報補正テーブル送信部309に供給する。
同期時刻情報補正テーブル送信部309は、要求元の受信装置6を識別する情報に基づいて、同期時刻情報補正テーブルを、ネットワーク7を介して要求元の受信装置6に送信する。
次に、送信装置2a−2,2a−3(送信装置2a)の構成について説明する。送信装置2a−2と送信装置2a−3とは同一の構成を備えるため、送信装置2aが送信装置2a−2である場合について説明する。
図4は、送信装置2aの機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、送信装置2aは、システムクロック生成部221と、放送系コンテンツ受信部222と、タイムスタンプ更新部223と、バッファ224と、放送信号送信部225と、放送系コンテンツ送信部226と、識別情報抽出部227と、システムクロック抽出部228と、タイムスタンプ補正データ計算部229と、補正情報送信部230とを備える。また、不図示ではあるが、送信装置2aは制御部を備えている。
システムクロック生成部221は、27MHzの周波数でカウントアップするSTCカウンタを有し、そのSTCカウンタの出力値であるSTC(STC2)に基づいて、システムクロックデータであるPCR(PCR2,第1のシステムクロックデータ)を生成する。そして、システムクロック生成部221は、STC2をタイムスタンプ更新部223に供給し、PCR2をタイムスタンプ更新部223とタイムスタンプ補正データ計算部229とに供給する。
放送系コンテンツ受信部222は、送信装置2の放送系コンテンツ送信部207から局間ネットワーク4−1を介して供給される放送系コンテンツを受信し、その放送系コンテンツをタイムスタンプ更新部223と識別情報抽出部227とシステムクロック抽出部228とにそれぞれ供給する。
タイムスタンプ更新部223は、STC2に基づいて、タイムスタンプ情報であるDTS(DTS2)とPTS(PTS2)とを生成し、放送コンテンツに含まれるDTS(DTS1)およびPTS(PTS1)をDTS2およびPTS2に更新する。また、タイムスタンプ更新部223は、放送系コンテンツに含まれるシステムクロックデータであるPCR(PCR1)をPCR2に更新し、DTS2とPTS2とPCR2とに更新された放送系コンテンツをバッファ224に供給する。
バッファ224は、DTS2とPTS2とPCR2とに更新された放送系コンテンツをバッファリングして放送信号送信部225と放送系コンテンツ送信部226とにそれぞれ供給する。
放送信号送信部225は、バッファ224に記憶されたタイムスタンプ情報更新後の放送系コンテンツを読み込んで、その放送系コンテンツを放送信号に変換して放送アンテナ1−2に送信する。
放送系コンテンツ送信部226は、バッファ224に記憶された放送系コンテンツを読み込んで、その放送系コンテンツを、局間ネットワーク4−2を介して送信装置2a−3に送信する。
識別情報抽出部227は、放送系コンテンツから放送波識別情報である、トランスポートストリーム識別ts_idとネットワーク識別network_idとを抽出して補正情報送信部230に供給する。トランスポートストリーム識別ts_idとネットワーク識別network_idとは、PSI(Program Specific Information)の中のNIT(Network Information Table)に含まれる情報である。
システムクロック抽出部228は、放送系コンテンツからPCR(PCR1)を抽出し、PCR1をタイムスタンプ補正データ計算部229に供給する。
タイムスタンプ補正データ計算部229は、タイムスタンプ更新部223における更新後のPCRであるPCR2から更新前のPCRであるPCR1を減算することによりタイムスタンプ補正データを求めて補正情報送信部230に供給する。
補正情報送信部230は、トランスポートストリーム識別ts_idとネットワーク識別network_idとタイムスタンプ補正データとを補正情報として、ネットワーク5を介してサーバ装置3に送信する。
次に、受信装置6−1,6−2,6−3(受信装置6)の構成について説明する。受信装置6−1,6−2,6−3は、全て同一の構成を備えるため、受信装置6が放送アンテナ1−2から送信される放送電波w2の放送受信可能範囲a2内に存在する受信装置6−2である場合について説明する。
図5は、受信装置6の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、受信装置6は、放送系コンテンツ取得部601と、PCR抽出部602と、バッファ603と、システムクロック再生部604と、分離復号部605と、バッファ606と、バッファ607と、通信系コンテンツ受信部608と、バッファ609と、識別情報抽出部610と、同期時刻情報補正テーブル受信部611と、補正情報抽出部612と、同期時刻情報補正部613と、分離復号部614と、バッファ615と、バッファ616と、映像信号生成部617と、映像信号出力部618と、音声信号生成部619と、音声信号出力部620と、同期時刻情報補正テーブル要求生成部621と、同期時刻情報補正テーブル要求送信部622とを備える。また、不図示ではあるが、受信装置6は制御部を備えている。
放送系コンテンツ取得部601は、放送電波w2を受信して放送信号を取得し、その放送信号から放送系コンテンツを抽出してPCR抽出部602に供給する。
PCR抽出部602は、放送系コンテンツをバッファ603に供給するとともに、放送系コンテンツに含まれるPCR(PCR2)を抽出し、その抽出したPCR2をシステムクロック再生部604に供給する。
バッファ603は、放送系コンテンツをバッファリングして分離復号部605に供給する。
システムクロック再生部604は、27MHzの周波数でカウントアップするSTCカウンタを有し、そのSTCカウンタの出力値であるSTCをPCR2に基づいて校正する。そして、システムクロック再生部604は、校正されたSTCに基づいてDTSおよびPTSを生成し、DTSを分離復号部605,614それぞれに供給し、PTSを映像信号生成部617と音声信号生成部619とにそれぞれ供給する。
分離復号部605は、バッファ603に記憶された放送系コンテンツを読み込んで、その放送系コンテンツをビデオストリームとオーディオストリームとに分離する。そして、分離復号部605は、DTSに基づいて、ビデオストリームを復号してバッファ606に供給するとともにオーディオストリームを復号してバッファ607に供給する。
バッファ606は、復号されたビデオストリーム(放送系復号ビデオデータ)をバッファリングして映像信号生成部617に供給する。
バッファ607は、復号されたオーディオストリーム(放送系復号オーディオデータ)をバッファリングして音声信号生成部619に供給する。
同期時刻情報補正テーブル要求生成部621は、受信装置6の操作者による操作部の所定の操作にしたがって、もしくは番組コンテンツが切替わったことを制御部(不図示)が検出したとき、または定期的に、同期時刻情報補正テーブル要求を生成して同期時刻情報補正テーブル要求送信部622に供給する。この同期時刻情報補正テーブル要求は、受信装置6を識別する情報を含むサーバ装置3に対するリクエスト信号である。
受信装置6は、操作者が操作する各種操作ボタンを有した操作部(不図示)を備えており、その操作部が生成した操作信号が同期時刻情報補正テーブル要求生成部621に供給される。そして、例えば、電源スイッチの操作(電源投入操作)にしたがって操作部が生成する操作信号、チャンネル選択ボタンの操作(チャンネル選択操作)にしたがって操作部が生成する操作信号、同期時刻情報補正テーブルを取得要求するために設けられたテーブル取得専用ボタンの操作(同期時刻情報補正テーブル取得要求操作)にしたがって操作部が生成する操作信号に基づいて、同期時刻情報補正テーブル要求生成部621は、受信装置6を識別する情報を含む同期時刻情報補正テーブル要求を生成する。
また、同期時刻情報補正テーブル要求生成部621は、同期時刻情報補正テーブル要求を生成する周期を任意に設定することができ、例えば24時間に設定する。また、例えば、同期時刻情報補正テーブル要求生成部621は、内蔵時計から供給される時刻情報を取得し、予め設定された要求時刻になったときに同期時刻情報補正テーブル要求を生成するようにしてもよい。
同期時刻情報補正テーブル要求送信部622は、同期時刻情報補正テーブル要求を、ネットワーク5を介してサーバ装置3に供給する。
同期時刻情報補正テーブル受信部611は、サーバ装置3の同期時刻情報補正テーブル送信部309からネットワーク5を介して供給された同期時刻情報補正テーブルを受信し、その同期時刻情報補正テーブルを補正情報抽出部612に供給する。
識別情報抽出部610は、バッファ603に記憶された放送系コンテンツから放送波識別情報である、トランスポートストリーム識別ts_idとネットワーク識別network_idとを抽出して補正情報抽出部612に供給する。
補正情報抽出部612は、トランスポートストリーム識別ts_idとネットワーク識別network_idとを検索キーとして、同期時刻情報補正テーブルから補正情報を抽出し、その補正情報を同期時刻情報補正部613に供給する。なお、補正情報抽出部612は、同期時刻情報補正テーブルから補正情報を抽出できなかった場合は、タイムスタンプ補正データを“0”とした補正情報を生成して同期時刻情報補正部613に供給する。
通信系コンテンツ受信部608は、サーバ装置3の通信系コンテンツ送信部304からネットワーク5を介して供給された、値がPCRsであるPCRが付加された通信系コンテンツを受信し、その通信系コンテンツをバッファ609に供給する。
バッファ609は、通信系コンテンツをバッファリングして同期時刻情報補正部613に供給する。
同期時刻情報補正部613は、バッファ609に記憶された通信系コンテンツに含まれるDTSとPTSとを補正情報に基づいて補正し、補正後の通信系コンテンツであるタイムスタンプ補正後通信系コンテンツを分離復号部614に供給する。具体的には、同期時刻情報補正部613は、補正情報に含まれるタイムスタンプ補正データを通信系コンテンツに含まれるDTSとPTSとのそれぞれに加算する。
分離復号部614は、タイムスタンプ補正後通信系コンテンツをビデオストリームとオーディオストリームとに分離する。そして、分離復号部614は、DTSに基づいて、ビデオストリームを復号してバッファ615に供給するとともにオーディオストリームを復号してバッファ616に供給する。
バッファ615は、復号されたビデオストリーム(通信系復号ビデオデータ)をバッファリングして映像信号生成部617に供給する。
バッファ616は、復号されたオーディオストリーム(通信系復号オーディオデータ)をバッファリングして音声信号生成部619に供給する。
映像信号生成部617は、バッファ606に記憶された放送系復号ビデオデータを読み込むとともにバッファ615に記憶された通信系復号ビデオデータを読み込み、これら放送系復号ビデオデータと通信系復号ビデオデータとをPTSに基づいて同期させて映像信号出力部618に供給する。
映像信号出力部618は、同期した放送系復号ビデオデータと通信系復号ビデオデータとを画像合成させたり複合ウィンドウにマッピングさせたりした後、映像信号に変換して出力する。
音声信号生成部619は、バッファ607に記憶された放送系復号オーディオデータを読み込むとともにバッファ616に記憶された通信系復号オーディオデータを読み込み、これら放送系復号オーディオデータと通信系復号オーディオデータとをPTSに基づいて同期させて音声信号出力部620に供給する。
映像信号出力部620は、同期した放送系復号オーディオデータと通信系復号オーディオデータとを音声信号に変換して出力する。
次に、同期時刻情報補正テーブルについて説明する。図6は、同期時刻情報補正テーブルのデータ構成を示す図である。同図に示すように、同期時刻情報補正テーブルは、トランスポートストリーム識別ts_idとネットワーク識別network_idとタイムスタンプ補正データとを関連付けたデータテーブルである。同期時刻情報補正テーブルの各レコードが、送信装置2a−2,2a−3によって生成された補正情報である。また、トランスポートストリーム識別ts_idとネットワーク識別network_idとの対が放送波識別情報である。
次に、本発明の第1実施形態における放送局側のコンテンツ放送・配信システム10と、視聴者側の受信装置6との動作について説明する。本実施形態の動作説明においては、送信装置2とサーバ装置3と送信装置2a−2と放送局B2の放送電波w2を受信する受信装置6−2とを例とする。図7は、送信装置2とサーバ装置3と送信装置2a−2と受信装置6−2とにおける、放送系コンテンツおよび通信系コンテンツの配信の流れを示すフローチャートである。
まず、送信装置2における送信系コンテンツおよび通信系コンテンツの配信の流れについて説明する。ステップS201において、システムクロック生成部201は、内蔵するSTCカウンタの出力値であるSTC(STC1)に基づいてPCR(PCR1)を生成し、PCR1をタイムスタンプ付加部204に供給するとともに、STC1をタイムスタンプ付加部204とサーバ装置3とに供給する。タイムスタンプ付加部204は、STC1に基づいてDTS(DTS1)およびPTS(PTS1)を生成し、PCR1とDTS1とPTS1とを第1のエレメンタリストリームのPESに多重化して放送系コンテンツを生成し、バッファ205に記憶する。また、タイムスタンプ付加部204は、PCR1とDTS1とPTS1とを第2のエレメンタリストリームのPESに多重化して通信系コンテンツを生成し、バッファ205に記憶する。
次に、ステップS202において、放送信号送信部206は、バッファ205から放送系コンテンツを読み込んで放送信号に変換し、その放送信号を放送アンテナ1−1に送信する。そして、放送アンテナ1−1は、放送信号を放送電波w1として送信する。次に、ステップS203において、放送系コンテンツ送信部207は、バッファ205から放送系コンテンツを読み込んで、局間ネットワーク4−1を介して送信装置2a−2に送信する。次に、ステップS204において、通信系コンテンツ送信部208は、バッファ205から通信系コンテンツを読み込んで、サーバ装置3に送信する。
次に、サーバ装置3における通信系コンテンツの配信の流れについて説明する。ステップS101において、システムクロック生成部301は、ステップS201の処理において送信装置2のシステムクロック生成部201が送信したSTC(STC1)を受信する。次に、ステップS102において、システムクロック生成部301は、内蔵するSTCカウンタの出力値であるSTC(STCs)を、ステップS101の処理において受信したSTC1に同期結合する。つまり、システムクロック生成部301は、生成するSTCをSTCs=STC1の値にする。
次に、ステップS103において、通信系コンテンツ受信部302は、ステップS204の処理において送信装置2の通信系コンテンツ送信部208が送信した通信系コンテンツを受信して通信系コンテンツバッファ303に供給する。次に、通信系コンテンツバッファ303は、バッファリングした通信系コンテンツに含まれるPCR(PCR1)をPCRsに更新して通信系コンテンツ送信部304に供給する。次に、ステップS104において、通信系コンテンツ送信部304は、PCRsが付加された通信系コンテンツを、ネットワーク7を介して受信装置6−2に送信する。
次に、送信装置2a−2における送信系コンテンツおよび通信系コンテンツの配信の流れについて説明する。ステップS301において、放送系コンテンツ受信部222は、ステップS203の処理において送信装置2の放送系コンテンツ送信部207が送信した放送系コンテンツを受信し、その放送系コンテンツをタイムスタンプ更新部223と識別情報抽出部227とシステムクロック抽出部228とにそれぞれ供給する。次に、ステップS302において、タイムスタンプ更新部223は、システムクロック生成部221が生成するSTC(STC2)に基づいてDTS(DTS2)およびPTS(PTS2)を生成し、放送コンテンツに含まれるDTS(DTS1)およびPTS(PTS1)をDTS2およびPTS2に更新する。また、タイムスタンプ更新部223は、放送系コンテンツに含まれるPCR(PCR1)を、システムクロック生成部221が生成するPCR(PCR2)に更新し、DTS2とPTS2とPCR2とに更新された放送系コンテンツをバッファ224に供給する。
次に、ステップS303において、放送信号送信部225は、バッファ224から放送系コンテンツを読み込んで放送信号に変換し、その放送信号を放送アンテナ1−2に送信する。そして、放送アンテナ1−2は、放送信号を放送電波w2として送信する。次に、ステップS304において、放送系コンテンツ送信部226は、バッファ224から放送系コンテンツを読み込んで、局間ネットワーク4−2を介して送信装置2a−3に送信する。
次に、受信装置6−2における送信系コンテンツおよび通信系コンテンツの配信の流れについて説明する。ステップS401において、放送系コンテンツ取得部601は、ステップS303の処理において放送アンテナ1−2が送信した放送電波w2を受信して放送信号を取得し、その放送信号から放送系コンテンツを抽出する。次に、ステップS402において、通信系コンテンツ受信部608は、ステップS104の処理において、サーバ装置3の通信系コンテンツ送信部304がネットワーク5を介して送信した、値がPCRsであるPCRが付加された通信系コンテンツを受信する。
次に、送信装置2a−2,2a−3における補正情報の生成処理、およびサーバ装置3における同期時刻情報補正テーブルの生成または更新処理について、送信装置2a−2とサーバ装置3とを例として説明する。図8は、送信装置2a−2における補正情報の生成処理、およびサーバ装置3における同期時刻情報補正テーブルの生成または更新処理の処理手順を示すフローチャートである。
まず、送信装置2a−2における補正情報の生成処理について説明する。送信装置2a−2は、送信装置2から局間ネットワーク4−1を介して供給される放送系コンテンツを放送系コンテンツ受信部222で受信して取り込むと、補正情報の生成処理を開始する。まず、ステップS311において、システムクロック抽出部228は、放送系コンテンツ受信部222から供給された放送系コンテンツからPCR(PCR1)を抽出し、PCR1をタイムスタンプ補正データ計算部229に供給する。次に、タイムスタンプ補正データ計算部229は、システムクロック生成部221から供給されるPCR(PCR2)からPCR1を減算することによりタイムスタンプ補正データを求めて補正情報送信部230に供給する。一方、識別情報抽出部227は、放送系コンテンツから放送波識別情報である、トランスポートストリーム識別ts_idとネットワーク識別network_idとを抽出して補正情報送信部230に供給する。
次に、ステップS312において、補正情報送信部230は、トランスポートストリーム識別ts_idとネットワーク識別network_idとタイムスタンプ補正データとを補正情報として、ネットワーク5を介してサーバ装置3に送信する。次に、ステップS313において、送信装置2a−2の制御部(不図示)は、内蔵時計により予め設定された時間を計時し、その時間が経過したと判定したときに(S313:NO)、システムクロック抽出部228とタイムスタンプ補正データ計算部229と識別情報抽出部227と補正情報送信部230とを機能させるためにステップS311の処理に戻る。つまり、送信装置2a−2は、送信装置2から放送系コンテンツを取得したときに補正情報を求めてサーバ装置3に送信し、それ以降は、定期的(例えば24時間ごと)に補正情報を求めてサーバ装置3に供給する。
次に、サーバ装置3における同期時刻情報補正テーブルの生成または更新処理について説明する。ステップS111において、補正情報受信部305は、ステップS312の処理において送信装置2a−2の補正情報送信部230が送信する補正情報を受信して同期時刻情報補正テーブル生成部306に供給する。次に、ステップS112において、同期時刻情報補正テーブル生成部306は、同期時刻情報補正テーブル記憶部307に同期時刻情報補正テーブルが記憶されているか否かを判定し、同期時刻情報補正テーブルが記憶されていると判定した場合は、補正情報に含まれる放送波識別情報と同一の放送波識別情報を含むレコードが同期時刻情報補正テーブルにあるか否かを調べる。次に、同期時刻情報補正テーブル生成部306は、該当するレコードを検出した場合は、そのレコードに含まれるタイムスタンプ補正データを、補正情報に含まれるタイムスタンプ補正データで更新する。一方、同期時刻情報補正テーブル生成部306は、該当するレコードを検出しなかった場合は、補正情報を新たなレコードとして同期時刻情報補正テーブルに追加する。また、同期時刻情報補正テーブル生成部306は、同期時刻情報補正テーブル記憶部307に同期時刻情報補正テーブルが記憶されていないと判定した場合は、補正情報をレコードとする同期時刻情報補正テーブルを生成して記憶する。
送信装置2aが定期的に補正情報を求めてその補正情報をサーバ装置3に供給し、サーバ装置3がその補正情報を受信して同期時刻情報補正テーブルを更新することにより、送信装置2aにおけるシステムクロック生成部221の27MHz発振クロックがなんらかの要因によってずれたり、ジッタ成分によるずれ量の累積値が大きくなったりしてタイムスタンプ補正データが変化するような場合でも、定期的に、同期時刻情報補正テーブルを、正確なタイムスタンプ補正データを含めた状態にすることができる。
なお、送信装置2aは、送信装置2から放送系コンテンツを取得したときに補正情報を求めてサーバ装置3に送信する他、予め設定された時刻(例えば、午前00:00および午後12:00)に補正情報を求めてサーバ装置3に供給するようにしてもよい。
また、送信装置2aの制御部は、システムクロック生成部221が有するSTCカウンタのクロックのずれ量を監視し、そのずれ量が予め設定された閾値を超えたときに、補正情報を求めてサーバ装置3に供給するように制御してもよい。
また、送信装置2aの制御部は、システムクロック生成部221が有するSTCカウンタのクロックの時間に対するずれ率を監視し、そのずれ率が所定の閾値を越えると、補正情報をサーバ装置3に供給する周期を短くするように制御してもよい。
次に、受信装置6−1,6−2,6−3におけるタイムスタンプ情報の補正処理、およびサーバ装置3における同期時刻情報補正テーブルの供給処理について、受信装置6−2とサーバ装置3とを例として説明する。図9は、受信装置6−2におけるタイムスタンプ情報の補正処理、およびサーバ装置3における同期時刻情報補正テーブルの供給処理の処理手順を示すフローチャートである。
まず、受信装置6−2におけるタイムスタンプ情報の補正処理について説明する。受信装置6−2の放送系コンテンツ取得部601が、放送電波w2を受信して放送信号を取得し、さらにその放送信号から放送系コンテンツを抽出し、また通信系コンテンツ受信部608が、サーバ装置3から供給された通信系コンテンツを受信した後、受信装置6−2は、受信装置6−2の操作者による所定の操作にしたがってタイムスタンプ情報の補正処理を開始する。
なお、タイムスタンプ情報の補正処理の前段階として、前述したとおり、放送系コンテンツ取得部601が取得した放送系コンテンツはバッファ603に記憶され、通信系コンテンツ受信部608が受信した通信系コンテンツはバッファ609に記憶される。また、識別情報抽出部610は、バッファ603に記憶された放送系コンテンツから、トランスポートストリーム識別ts_idとネットワーク識別network_idとを抽出して補正情報抽出部612に供給する。
タイムスタンプ情報の補正処理のステップS411において、同期時刻情報補正テーブル要求生成部621は、受信装置6−2の操作者による所定の操作にしたがって、もしくは番組コンテンツが切替わったことを制御部が検出したとき、または定期的に、同期時刻情報補正テーブル要求を生成して同期時刻情報補正テーブル要求送信部622に供給する。例えば、電源スイッチの操作(電源投入操作)にしたがって操作部が生成する操作信号、チャンネル選択ボタンの操作(チャンネル選択操作)にしたがって操作部が生成する操作信号、テーブル取得専用ボタンの操作(同期時刻情報補正テーブル取得要求操作)にしたがって操作部が生成する操作信号等に基づいて、同期時刻情報補正テーブル要求生成部621は、受信装置6−2を識別する情報を含む同期時刻情報補正テーブル要求を生成して同期時刻情報補正テーブル要求送信部622に供給する。次に、同期時刻情報補正テーブル要求送信部622は、同期時刻情報補正テーブル要求を、ネットワーク5を介してサーバ装置3に供給する。
次に、ステップS412において、同期時刻情報補正テーブル受信部611は、サーバ装置3の同期時刻情報補正テーブル送信部309がネットワーク5を介して送信した同期時刻情報補正テーブルを受信し、その同期時刻情報補正テーブルを補正情報抽出部612に供給する。
次に、ステップS413において、補正情報抽出部612は、補正情報抽出部612から供給されるトランスポートストリーム識別ts_idとネットワーク識別network_idとを検索キーとして、同期時刻情報補正テーブルから補正情報を抽出し、その補正情報を同期時刻情報補正部613に供給する。
次に、ステップS414において、同期時刻情報補正部613は、バッファ609に記憶された通信系コンテンツに含まれるDTSとPTSとを補正情報に基づいて補正し、補正後の通信系コンテンツであるタイムスタンプ補正後通信系コンテンツを分離復号部614に供給する。具体的には、同期時刻情報補正部613は、補正情報に含まれるタイムスタンプ補正データを通信系コンテンツに含まれるDTSとPTSとのそれぞれに加算する。次に、ステップS415において、同期時刻情報補正テーブル要求生成部621は、内蔵時計により予め設定された時間(例えば24時間ごと)を計時し、その時間が経過したと判定したときに(S415:NO)、ステップS411の処理に戻る。
次に、サーバ装置3における同期時刻情報補正テーブルの供給処理について説明する。ステップS121において、同期時刻情報補正テーブル要求受信部308は、ステップS411の処理において受信装置6−2の同期時刻情報補正テーブル要求送信部622がネットワーク7を介して送信した同期時刻情報補正テーブル要求を受信する。次に、ステップS122において、同期時刻情報補正テーブル要求受信部308は、同期時刻情報補正テーブル記憶部307から同期時刻情報補正テーブルを読み出して、その同期時刻情報補正テーブルと同期時刻情報補正テーブル要求に含まれる要求元の受信装置6−2を識別する情報とを、同期時刻情報補正テーブル送信部309に供給する。次に、ステップS123において、同期時刻情報補正テーブル送信部309は、要求元の受信装置6−2を識別する情報に基づいて、同期時刻情報補正テーブルを要求元の受信装置6−2に送信する。
受信装置6−2が定期的に同期時刻情報補正テーブル要求をサーバ装置3に供給し、サーバ装置3から同期時刻情報補正テーブルの供給を受けてタイムスタンプ情報を補正することにより、送信装置2aにおけるシステムクロック生成部221の27MHz発振クロックがなんらかの要因によってずれたり、ジッタ成分によるずれ量の累積値が大きくなったりしてタイムスタンプ補正データが変化するような場合でも、定期的に、正確なタイムスタンプ補正データが含まれた補正情報でタイムスタンプ情報を補正することができる。
なお、同期時刻情報補正テーブル要求生成部621は、受信装置6−2の操作者による所定の操作にしたがって、同期時刻情報補正テーブル要求を生成して同期時刻情報補正テーブル要求送信部622に供給する他、予め設定された時刻(例えば、午前7:00および午後7:00)に同期時刻情報補正テーブル要求を生成して同期時刻情報補正テーブル要求送信部622に供給するようにしてもよい。
また、同期時刻情報補正テーブル要求生成部621は、システムクロック再生部604のクロックのずれ量を監視し、そのずれ量が予め設定された閾値を超えたときに、同期時刻情報補正テーブル要求を生成して同期時刻情報補正テーブル要求送信部622に供給するようにしてもよい。
また、同期時刻情報補正テーブル要求生成部621は、システムクロック再生部604のクロックの時間に対するずれ率を監視し、そのずれ率が所定の閾値を越えると、同期時刻情報補正テーブル要求を生成して同期時刻情報補正テーブル要求送信部622に供給するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態におけるコンテンツ放送・配信システム10および受信装置6では、送信装置2a−2が、独自に管理するSTC(STC2)に基づき生成するPCR(PCR2)と、送信装置2から配信された放送系コンテンツに含まれるPCR(PCR1)との差分値であるタイムスタンプ補正データ(PCR2−PCR1)と、送信装置2a−2の放送波識別情報(ts_id,network_id)とを補正情報としてサーバ装置3に供給し、サーバ装置3が、送信装置2a−2から供給される補正情報を同期時刻情報補正テーブルに含めて管理するようにした。そして、放送系コンテンツおよび通信系コンテンツをそれぞれ取得する受信装置6−2は、サーバ装置3に対して同期時刻情報補正テーブルを要求して取得し、その同期時刻情報補正テーブルに含まれる受信装置6−2の補正情報を用いて、通信系コンテンツのタイムスタンプを放送系コンテンツのタイムスタンプ(DTS2,PTS2)に合わせるようにした。これにより、受信装置6−2は、放送系コンテンツと通信系コンテンツとをフレーム単位で同期させてデコード処理と映像信号および音声信号の出力処理とを行うことができる。
[第2の実施の形態]
図10は、本発明の第2実施形態である送信装置とサーバ装置とが適用された放送局側のコンテンツ放送・配信システム、および視聴者側の受信装置の概略の全体構成図である。本実施形態において、上述した第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
コンテンツ放送・配信システム20は、放送局B1に設けられる送信装置2と放送アンテナ1−1とサーバ装置3aと、放送局B2に設けられる送信装置2b−2と放送アンテナ1−2と、放送局B3に設けられる送信装置2b−3と放送アンテナ1−3と、局間ネットワーク4−1,4−2とを含んで構成される。送信装置2と送信装置2b−2とは、局間ネットワーク4−1を介して接続されており、送信装置2b−2と送信装置2b−3とは、局間ネットワーク4−2を介して接続されている。局間ネットワーク4−1,4−2を介して接続される送信装置2,2b−2,2b−3においては、送信装置2が最も上流側であり、送信装置2b−3が最も下流側である。
また、サーバ装置3aと受信装置6a−1,6a−2,6a−3とは、ネットワーク7を介してそれぞれ接続される。
放送局B1に設けられた送信装置2は、第1実施形態における送信装置2と同一の構成を有する。
放送アンテナ1−1は、送信装置2から供給される放送信号を放送電波x1として送信するものであり、電波塔等に設けられる。図10において、放送アンテナ1−1が送信する放送電波x1の受信可能範囲は、放送受信可能範囲a1である。
サーバ装置3aは、送信装置2から供給される通信系コンテンツを取り込んで受信装置6a−1,6a−2,6a−3それぞれに配信するコンテンツ配信装置である。サーバ装置3aは、サーバ装置3aが管理するSTCを送信装置2のSTCに同期結合(ゲンロック)し、その同期結合したサーバ装置3aのSTCに基づいて生成したPCRを通信系コンテンツに付加して、その通信系コンテンツを受信装置6a−1,6a−2,6a−3それぞれに送信する。
放送アンテナ1−1から送信された放送電波x1の放送受信可能範囲a1内に存在する受信装置6a−1は、放送電波x1を受信して放送信号を取得し、その放送信号から放送系コンテンツを抽出する。そして、受信装置6a−1は、その放送系コンテンツから補正情報を抽出するとともに、その放送系コンテンツに含まれるDTSに基づくタイミングで放送系コンテンツを復号して放送系復号コンテンツを生成する。また、受信装置6a−1は、サーバ装置3aから供給された通信系コンテンツを取り込んで、その通信系コンテンツに含まれるDTSおよびPTSを補正情報に基づき補正する。そして、受信装置6a−1は、システムクロック信号に基づいて、補正後のDTSに基づくタイミングで通信系コンテンツを復号し通信系復号コンテンツを生成する。そして、受信装置6a−1は、放送系復号コンテンツを放送系コンテンツに含まれるPTSに基づくタイミングで
映像信号と音声信号とに変換して出力するとともに、通信系復号コンテンツを補正後のPTSに基づくタイミングで映像信号と音声信号とに変換して出力する。
つまり、通信系コンテンツの復号タイミングは、放送系コンテンツの復号タイミングに同期し、また、通信系復号コンテンツの再生タイミングは、放送系復号コンテンツの再生タイミングに同期する。よって、受信装置6a−1は、放送系コンテンツと通信系コンテンツとを、フレーム単位で同期させて復号処理し、さらに映像および音声を出力することができる。
放送局B2に設けられた送信装置2b−2は、送信装置2から供給される放送系コンテンツを取り込んだとき、または定期的に、送信装置2b−2が管理するSTCに基づいて生成するPCRから、放送系コンテンツから抽出したPCRを減算したタイムスタンプ補正データを補正情報として取得する。また、送信装置2b−2は、送信装置2b−2が管理するSTCに放送系コンテンツを同期させ、その同期化した放送系コンテンツを送信装置2a−3に送信するとともに、その同期化した放送系コンテンツに補正情報を多重化して放送信号に変換し、放送アンテナ1−2に送信する。
具体的には、送信装置2b−2は、送信装置2から供給された放送系コンテンツを取り込むと、送信装置2b−2が管理するSTCに基づいて生成したPCRで放送系コンテンツに付加されたPCRを更新し、その更新後の放送系コンテンツを送信装置2b−3に送信するとともに、その更新後の放送系コンテンツに補正情報であるタイムスタンプ補正データを多重化して放送信号に変換し、放送アンテナ1−2に送信する。補正情報の多重化については後述する。
放送アンテナ1−2は、送信装置2b−2から供給される放送信号を放送電波x2として送信するものであり、電波塔等に設けられる。図10において、放送アンテナ1−2が送信する放送電波x2の受信可能範囲は、放送受信可能範囲a2である。
放送アンテナ1−2から送信された放送電波x2の放送受信可能範囲a2内に存在する受信装置6a−2は、放送電波x2を受信して放送信号を取得し、その放送信号から放送系コンテンツを抽出する。そして、受信装置6a−2は、その放送系コンテンツから補正情報を抽出するとともに、その放送系コンテンツに含まれるDTSに基づくタイミングで放送系コンテンツを復号して放送系復号コンテンツを生成する。また、受信装置6a−2は、サーバ装置3aから供給された通信系コンテンツを取り込んで、その通信系コンテンツに含まれるDTSおよびPTSを補正情報に基づき補正する。そして、受信装置6a−2は、システムクロック信号に基づいて、補正後のDTSに基づくタイミングで通信系コンテンツを復号し通信系復号コンテンツを生成する。そして、受信装置6a−2は、放送系復号コンテンツを放送系コンテンツに含まれるPTSに基づくタイミングで
映像信号と音声信号とに変換して出力するとともに、通信系復号コンテンツを補正後のPTSに基づくタイミングで映像信号と音声信号とに変換して出力する。
つまり、通信系コンテンツの復号タイミングは、放送系コンテンツの復号タイミングに同期し、また、通信系復号コンテンツの再生タイミングは、放送系復号コンテンツの再生タイミングに同期する。よって、受信装置6a−2は、放送系コンテンツと通信系コンテンツとを、フレーム単位で同期させて復号処理し、さらに映像および音声を出力することができる。
放送局B3に設けられた送信装置2b−3は、送信装置2b−2から供給される放送系コンテンツを取り込んだとき、または定期的に、送信装置2b−3が管理するSTCに基づいて生成するPCRから、放送系コンテンツから抽出したPCRを減算したタイムスタンプ補正データを補正情報として取得する。また、送信装置2b−3は、送信装置2b−3が管理するSTCに放送系コンテンツを同期させ、その同期化した放送系コンテンツに補正情報を多重化して放送信号に変換し、放送アンテナ1−3に送信する。
具体的には、送信装置2b−3は、送信装置2b−2から供給された放送系コンテンツを取り込むと、送信装置2b−3が管理するSTCに基づいて生成したPCRで放送系コンテンツに付加されたPCRを更新し、その更新後の放送系コンテンツに補正情報であるタイムスタンプ補正データを多重化して放送信号に変換し、放送アンテナ1−3に送信する。
放送アンテナ1−3は、送信装置2b−3から供給される放送信号を放送電波x3として送信するものであり、電波塔等に設けられる。図10において、放送アンテナ1−2が送信する放送電波x3の受信可能範囲は、放送受信可能範囲a3である。
放送アンテナ1−3から送信された放送電波x3の放送受信可能範囲a3内に存在する受信装置6a−3は、放送電波x3を受信して放送信号を取得し、その放送信号から放送系コンテンツを抽出する。そして、受信装置6a−3は、その放送系コンテンツから補正情報を抽出するとともに、その放送系コンテンツに含まれるDTSに基づくタイミングで放送系コンテンツを復号して放送系復号コンテンツを生成する。また、受信装置6a−3は、サーバ装置3aから供給された通信系コンテンツを取り込んで、その通信系コンテンツに含まれるDTSおよびPTSを補正情報に基づき補正する。そして、受信装置6a−3は、システムクロック信号に基づいて、補正後のDTSに基づくタイミングで通信系コンテンツを復号し通信系復号コンテンツを生成する。そして、受信装置6a−3は、放送系復号コンテンツを放送系コンテンツに含まれるPTSに基づくタイミングで
映像信号と音声信号とに変換して出力するとともに、通信系復号コンテンツを補正後のPTSに基づくタイミングで映像信号と音声信号とに変換して出力する。
つまり、通信系コンテンツの復号タイミングは、放送系コンテンツの復号タイミングに同期し、また、通信系復号コンテンツの再生タイミングは、放送系復号コンテンツの再生タイミングに同期する。よって、受信装置6a−3は、放送系コンテンツと通信系コンテンツとを、フレーム単位で同期させて復号処理し、さらに映像および音声を出力することができる。
次に、サーバ装置3aの構成について説明する。図11は、サーバ装置3aの機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、サーバ装置3aは、システムクロック生成部301と、通信系コンテンツ受信部302と、通信系コンテンツバッファ303と、通信系コンテンツ送信部304とを備える。これらの構成は、第1実施形態におけるサーバ装置3の構成に含まれるものであるため、サーバ装置3aの構成についての説明を省略する。
次に、送信装置2b−2,2b−3(送信装置2b)の構成について説明する。送信装置2b−2と送信装置2b−3とは同一の構成を備えるため、送信装置2bが送信装置2b−2である場合について説明する。
図12は、送信装置2bの機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、送信装置2bは、システムクロック生成部221と、放送系コンテンツ受信部222と、タイムスタンプ更新部223と、バッファ224と、放送信号送信部225aと、放送系コンテンツ送信部226と、システムクロック抽出部228と、タイムスタンプ補正データ計算部229aとを備える。また、送信装置2bは、不図示ではあるが制御部を備えている。すなわち、送信装置2bは、第1実施形態における送信装置2bから識別情報抽出部227と補正情報送信部230とを削除し、放送信号送信部225とタイムスタンプ補正データ計算部229とを、放送信号送信部225aとタイムスタンプ補正データ計算部229aとに変更したものである。
タイムスタンプ補正データ計算部229aは、タイムスタンプ更新部223における更新後のPCRであるPCR2から更新前のPCRであるPCR1を減算してタイムスタンプ補正データを求め、このタイムスタンプ補正データを補正情報として放送信号送信部225aに供給する。
放送信号送信部225aは、バッファ224に記憶されたタイムスタンプ情報更新後の放送系コンテンツを読み込み、その放送系コンテンツに補正情報を多重化して放送アンテナ1−2に送信する。
次に、受信装置6a−1,6a−2,6a−3(受信装置6a)の構成について説明する。受信装置6a−1,6a−2,6a−3は、全て同一の構成を備えるため、受信装置6aが放送アンテナ1−2から送信される放送電波x2の放送受信可能範囲a2内に存在する受信装置6a−2である場合について説明する。
図13は、受信装置6aの機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、受信装置6aは、放送系コンテンツ取得部601と、PCR抽出部602と、バッファ603と、システムクロック再生部604と、分離復号部605と、バッファ606と、バッファ607と、通信系コンテンツ受信部608と、バッファ609と、補正情報抽出部612aと、同期時刻情報補正部613と、分離復号部614と、バッファ615と、バッファ616と、映像信号生成部617と、映像信号出力部618と、音声信号生成部619と、音声信号出力部620とを備える。また、不図示ではあるが、受信装置6aは制御部を備えている。すなわち、受信装置6aは、第1実施形態における受信装置6から、識別情報抽出部610と同期時刻情報補正テーブル受信部611と同期時刻情報補正テーブル要求生成部621と同期時刻情報補正テーブル要求送信部622とを削除し、補正情報抽出部612を補正情報抽出部612aに変更したものである。
補正情報抽出部612aは、バッファ603に記憶された放送系コンテンツから補正情報を抽出して同期時刻情報補正部613に供給する。なお、補正情報抽出部612aは、バッファ603に記憶された放送系コンテンツから補正情報を抽出できなかった場合は、タイムスタンプ補正データを“0”とした補正情報を生成して同期時刻情報補正部613に供給する。
次に、補正情報の多重化について説明する。本実施形態において、送信装置2b−2,2b−3における放送信号送信部225aは、タイムスタンプ補正データ計算部229から供給される補正情報であるタイムスタンプ補正データを、例えば、タイムスタンプ情報更新後の放送系コンテンツに含まれるPSIの中のPMT(Program Map Table)に多重化する。図14は、補正情報が格納されるPMTのデータ構造を示す図である。同図に示すように、PMTには8×Nビット長の記述子領域141が含まれている。この記述子領域141は、放送番組に関する記述子を格納するために設けられたデータ領域である。本実施形態では、送信装置2b−2,2b−3の放送信号送信部225aは、記述子領域141の中に新たな記述子を作成し、その記述子に補正情報を格納する。なお、同図のPMTには、ストリーム形式識別子で始まるm個のデータ列142が連続して格納される(データ列142−1〜142−m)。
記述子領域141のデータ構造について説明する。図14に示すように、記述子領域141は、「記述子タグ」と「記述子長」と「補正情報」と「リザーブ」とのデータを含む。「記述子タグ」は、記述子領域141に格納される記述子に付与されるタグ情報であり、任意に設定される情報である。「記述子長」は、記述子領域141に格納される記述子のデータ長であり、例えば“1000000(2進数)”である。「補正情報」は、タイムスタンプ補正データ計算部229aが算出したタイムスタンプ補正データである。「リザーブ」は、記述子領域141のデータ長を8×Nビット長にするために設けられるスタッフィングビットである。例えば、記述子領域141のデータ長を8×8=64ビット長にするために“111111(2進数)”を格納する。
次に、本発明の第2実施形態における放送局側のコンテンツ放送・配信システム20と、視聴者側の受信装置6aとの動作について説明する。本実施形態の動作説明においては、送信装置2とサーバ装置3aと送信装置2b−2と放送局B2の放送電波x2を受信する受信装置6a−2とを例とする。図15は、送信装置2とサーバ装置3aと送信装置2b−2と受信装置6a−2とにおける、放送系コンテンツおよび通信系コンテンツの配信の流れを示すフローチャートである。
まず、送信装置2における送信系コンテンツおよび通信系コンテンツの配信の流れについて説明する。ステップS211において、システムクロック生成部201は、内蔵するSTCカウンタの出力値であるSTC(STC1)に基づいてPCR(PCR1)を生成し、PCR1をタイムスタンプ付加部204に供給するとともに、STC1をタイムスタンプ付加部204とサーバ装置3aとに供給する。タイムスタンプ付加部204は、STC1に基づいてDTS(DTS1)およびPTS(PTS1)を生成し、PCR1とDTS1とPTS1とを第1のエレメンタリストリームのPESに多重化して放送系コンテンツを生成し、バッファ205に記憶する。また、タイムスタンプ付加部204は、PCR1とDTS1とPTS1とを第2のエレメンタリストリームのPESに多重化して通信系コンテンツを生成し、バッファ205に記憶する。
次に、ステップS212において、放送信号送信部206は、バッファ205から放送系コンテンツを読み込んで放送信号に変換し、その放送信号を放送アンテナ1−1に送信する。そして、放送アンテナ1−1は、放送信号を放送電波x1として送信する。次に、ステップS213において、放送系コンテンツ送信部207は、バッファ205から放送系コンテンツを読み込んで、局間ネットワーク4−1を介して送信装置2b−2に送信する。次に、ステップS214において、通信系コンテンツ送信部208は、バッファ205から通信系コンテンツを読み込んで、サーバ装置3aに送信する。
次に、サーバ装置3aにおける通信系コンテンツの配信の流れについて説明する。ステップS131において、システムクロック生成部301は、ステップS211の処理において送信装置2のシステムクロック生成部201が送信したSTC(STC1)を受信する。次に、ステップS132において、システムクロック生成部301は、内蔵するSTCカウンタの出力値であるSTC(STCs)を、ステップS131の処理において受信したSTC1に同期結合する。つまり、システムクロック生成部301は、生成するSTCをSTCs=STC1の値にする。
次に、ステップS133において、通信系コンテンツ受信部302は、ステップS214の処理において送信装置2の通信系コンテンツ送信部208が送信した通信系コンテンツを受信して通信系コンテンツバッファ303に供給する。次に、通信系コンテンツバッファ303は、バッファリングした通信系コンテンツに含まれるPCR(PCR1)をPCRsに更新して通信系コンテンツ送信部304に供給する。次に、ステップS134において、通信系コンテンツ送信部304は、PCRsが付加された通信系コンテンツを、ネットワーク7を介して受信装置6a−2に送信する。
次に、送信装置2b−2における送信系コンテンツおよび通信系コンテンツの配信の流れについて説明する。ステップS321において、放送系コンテンツ受信部222は、ステップS213の処理において送信装置2の放送系コンテンツ送信部207が送信した放送系コンテンツを受信し、その放送系コンテンツをタイムスタンプ更新部223とシステムクロック抽出部228とにそれぞれ供給する。次に、ステップS322において、タイムスタンプ更新部223は、システムクロック生成部221が生成するSTC(STC2)に基づいてDTS(DTS2)およびPTS(PTS2)を生成し、放送コンテンツに含まれるDTS(DTS1)およびPTS(PTS1)をDTS2およびPTS2に更新する。また、タイムスタンプ更新部223は、放送系コンテンツに含まれるPCR(PCR1)を、システムクロック生成部221が生成するPCR(PCR2)に更新し、DTS2とPTS2とPCR2とに更新された放送系コンテンツをバッファ224に供給する。
次に、ステップS323において、システムクロック抽出部228は、放送系コンテンツからPCR(PCR1)を抽出し、PCR1をタイムスタンプ補正データ計算部229aに供給する。次に、タイムスタンプ補正データ計算部229aは、タイムスタンプ更新部223における更新後のPCRであるPCR2から更新前のPCRであるPCR1を減算してタイムスタンプ補正データを求め、このタイムスタンプ補正データを補正情報として放送信号送信部225aに供給する。次に、ステップS324において、放送信号送信部225aは、バッファ224からタイムスタンプ情報更新後の放送系コンテンツを読み込んでその放送系コンテンツに補正情報を多重化する。次に、ステップS325において、放送信号送信部225aは、補正情報が多重化された放送系コンテンツを放送信号に変換し、その放送信号を放送アンテナ1−2に送信する。そして、放送アンテナ1−2は、放送信号を放送電波x2として送信する。次に、ステップS326において、放送系コンテンツ送信部226は、バッファ224からタイムスタンプ情報更新後の放送系コンテンツを読み込んで、局間ネットワーク4−2を介して送信装置2b−3に送信する。
次に、受信装置6a−2における送信系コンテンツおよび通信系コンテンツの配信の流れについて説明する。ステップS421において、放送系コンテンツ取得部601は、ステップS325の処理において放送アンテナ1−2が送信した放送電波x2を受信して放送信号を取得し、その放送信号から補正情報が多重化された放送系コンテンツを抽出する。次に、ステップS422において、通信系コンテンツ受信部608は、ステップS134の処理において、サーバ装置3aの通信系コンテンツ送信部304がネットワーク5を介して送信した、値がPCRsであるPCRが付加された通信系コンテンツを受信する。
次に、送信装置2b−2,2b−3における補正情報の生成処理について、送信装置2b−2を例として説明する。図16は、送信装置2b−2における補正情報の生成処理の処理手順を示すフローチャートである。送信装置2b−2は、送信装置2から局間ネットワーク4−1を介して供給される放送系コンテンツを放送系コンテンツ受信部222で受信して取り込むと、補正情報の生成処理を開始する。まず、ステップS331において、システムクロック抽出部228は、放送系コンテンツ受信部222から供給された放送系コンテンツからPCR(PCR1)を抽出し、PCR1をタイムスタンプ補正データ計算部229aに供給する。次に、タイムスタンプ補正データ計算部229aは、システムクロック生成部221から供給されるPCR(PCR2)からPCR1を減算してタイムスタンプ補正データを求め、このタイムスタンプ補正データを補正情報として放送信号送信部225aに供給する。
次に、ステップS332において、放送信号送信部225aは、バッファ224から供給されるDTS2とPTS2とPCR2とに更新された放送系コンテンツのPMTの記述子領域141に補正情報を格納する。つまり、放送信号送信部225aは、タイムスタンプ情報更新後の放送系コンテンツに補正情報を多重化する。次に、ステップS333において、送信装置2b−2の制御部(不図示)は、内蔵時計により予め設定された時間を計時し、その時間が経過したと判定したときに(S333:NO)、ステップS331の処理に戻る。つまり、送信装置2b−2は、送信装置2から放送系コンテンツを取得したときに補正情報を求めて放送系コンテンツに多重化し、それ以降は、定期的(例えば24時間ごと)に補正情報を求めて放送系コンテンツに多重化する。
次に、受信装置6a−1,6a−2,6a−3におけるタイムスタンプ情報の補正処理について、受信装置6a−2を例として説明する。図17は、受信装置6a−2におけるタイムスタンプ情報の補正処理の処理手順を示すフローチャートである。受信装置6a−2の放送系コンテンツ取得部601が、放送電波x2を受信して放送信号を取得し、さらにその放送信号から補正情報が多重化された放送系コンテンツを抽出し、また通信系コンテンツ受信部608が、サーバ装置3aから供給された通信系コンテンツを受信した後、受信装置6a−2は、タイムスタンプ情報の補正処理を開始する。
なお、タイムスタンプ情報の補正処理の前段階として、前述したとおり、放送系コンテンツ取得部601が取得した放送系コンテンツはバッファ603に記憶され、通信系コンテンツ受信部608が受信した通信系コンテンツはバッファ609に記憶される。
ステップS431において、バッファ603に新たな放送系コンテンツが記憶されたとき、または定期的に、補正情報抽出部612aは、バッファ603に記憶された放送系コンテンツから補正情報を抽出して同期時刻情報補正部613に供給する。具体的には、補正情報抽出部612aは、バッファ603に記憶された放送系コンテンツに含まれるPMTの中の記述子領域141から補正情報を抽出する。次に、ステップS432において、同期時刻情報補正部613は、バッファ609に記憶された通信系コンテンツに含まれるDTSとPTSとを補正情報に基づいて補正し、補正後の通信系コンテンツであるタイムスタンプ補正後通信系コンテンツを分離復号部614に供給する。具体的には、同期時刻情報補正部613は、補正情報であるタイムスタンプ補正データを通信系コンテンツに含まれるDTSとPTSとのそれぞれに加算する。次に、ステップS433において、受信装置6a−2の制御部は、内蔵時計により予め設定された時間(例えば24時間ごと)を計時し、その時間が経過したと判定したときに(S433:NO)、ステップ431の処理に戻る。
受信装置6a−2が定期的に放送系コンテンツから補正情報を抽出してタイムスタンプ情報を補正することにより、送信装置2bにおけるシステムクロック生成部221の27MHz発振クロックがなんらかの要因によってずれたり、ジッタ成分によるずれ量の累積値が大きくなったりしてタイムスタンプ補正データが変化するような場合でも、定期的に、正確なタイムスタンプ補正データが含まれた補正情報でタイムスタンプ情報を補正することができる。
なお、補正情報抽出部612aは、予め設定された時刻(例えば、午前7:00および午後7:00)に、バッファ603に記憶された放送系コンテンツから補正情報を抽出して同期時刻情報補正部613に供給するようにしてもよい。
また、補正情報抽出部612aは、システムクロック再生部604のクロックのずれ量を監視し、そのずれ量が予め設定された閾値を超えたときに、バッファ603に記憶された放送系コンテンツから補正情報を抽出して同期時刻情報補正部613に供給するようにしてもよい。
また、補正情報抽出部612aは、システムクロック再生部604のクロックの時間に対するずれ率を監視し、そのずれ率が所定の閾値を越えると、バッファ603に記憶された放送系コンテンツから補正情報を抽出して同期時刻情報補正部613に供給するようにしてもよい。
本発明の第2実施形態におけるコンテンツ放送・配信システム20および受信装置6aでは、送信装置2b−2が、独自に管理するSTC(STC2)に基づき生成するPCR(PCR2)と、送信装置2から配信された放送系コンテンツに含まれるPCR(PCR1)との差分値であるタイムスタンプ補正データ(PCR2−PCR1)を補正情報として放送系コンテンツのPMTに多重化して受信装置6a−2に送信するようにした。そして、放送系コンテンツおよび通信系コンテンツをそれぞれ取得する受信装置6a−2は、受信した放送系コンテンツのPMTから補正情報を抽出し、その補正情報を用いて、通信系コンテンツのタイムスタンプを放送系コンテンツのタイムスタンプ(DTS2,PTS2)に合わせるようにした。これにより、受信装置6a−2は、放送系コンテンツと通信系コンテンツとをフレーム単位で同期させてデコード処理と映像信号および音声信号の出力処理とを行うことができる。
[第2の実施の形態の変形例]
上述した第2実施形態では、送信装置2b−2,2b−3は、放送系コンテンツに含まれるPSIの中のPMTに補正情報を多重化して放送信号を生成し送信するようにした。第2実施形態の変形例では、送信装置2b−2,2b−3が、補正情報を放送系コンテンツに多重化して送信するのではなく、補正情報をデータ放送コンテンツに含めて、データ放送として送信する例について説明する。
データ放送は、静止画データ、テキストデータ、音声データ等のマルチメディアコンテンツを組み合わせて、ニュース情報、気象情報、番組情報等を提供する放送である。データ放送コンテンツは、ISO/IEC 1318−6で規格化されたDSM−CC(Digital Storage Media Command and Control)データカルーセル方式により放送局から放送される。データカルーセル方式とは、データ放送コンテンツを一定周期(例えば数10秒間隔)で繰り返して放送する方式である。受信装置は、データ放送を受信すると、内蔵するBML(Broadcast Markup Language)ブラウザがデータ放送コンテンツに含まれるBMLの記述内容を解釈して処理することにより、データ放送コンテンツを再生する。
本変形例は、送信装置2b−2,2b−3がデータ放送コンテンツに補正情報を含めて放送し、受信装置6a−2,6a−3がデータ放送を受信してデータ放送コンテンツから補正情報を抽出し、その補正情報を用いてタイムスタンプ情報を補正するものである。
図18は、データ放送コンテンツのディレクトリ構造を示す図である。同図に示すように、データ放送コンテンツのディレクトリ構造は、チャンネルごとに複数のコンポーネントを有し、各コンポーネントは一つまたは複数のモジュールを有し、各モジュールは一つまたは複数のファイルを有する。本変形例では、チャンネル181に新たなコンポーネント182(例えば“FF”)を設け、そのコンポーネント182に新たなモジュール183(例えば“FFFF”)を設け、さらにモジュール183に新たなファイル184(例えば“offset.bml”)を設ける。送信装置2b−2,2b−3は、ファイル184に補正情報を記録する。
本変形例では、送信装置2b−2,2b−3はデータ放送コンテンツをも送信する送信装置である。そして、送信装置2b−2,2b−3の放送信号送信部225aは、タイムスタンプ補正データ計算部229aから供給された補正情報を、送信するデータ放送のチャンネル(チャンネル181)のコンポーネント182(“FF”)のモジュール183(“FFFF”)のファイル184(“offset.bml”)に格納し、そのデータ放送コンテンツを放送信号に変換して放送アンテナ1−2,1−3に供給する。
本変形例における受信装置6a−1,6a−2,6a−3は、データ放送をも受信する受信装置である。そして、受信装置6a−1,6a−2,6a−3は、放送系コンテンツ取得部601が取得したチャンネル181のデータ放送コンテンツから、コンポーネント182(“FF”)のモジュール183(“FFFF”)のファイル184(“offset.bml”)を抽出し、ファイル184に格納された補正情報を同期時刻情報補正部613に供給する。
なお、以上詳述した第1実施形態ならびに第2実施形態およびその変形例を立体映像放送サービスに適用することができる。例えば、最も上流側の放送局B1に設けられる送信装置2が、視聴者の左眼用のコンテンツとして制作された第1のソースを第1のコンテンツデータ(放送系コンテンツ)にエンコードするとともに、視聴者の右眼用のコンテンツとして制作された第2のソースを第2のコンテンツデータ(通信系コンテンツ)にエンコードする。左眼用および右眼用コンテンツは、観察者が両目で観察することにより立体映像として視認することができるものである。このようにエンコードされた放送系コンテンツおよび通信系コンテンツを、コンテンツ放送・配信システム10,20と受信装置6−1,6−2,6−3,6a−1,6a−2,6a−3とに適用することにより、受信装置6−1,6−2,6−3,6a−1,6a−2,6a−3は、放送系コンテンツおよび通信系コンテンツをフレーム単位で同期をとって再生し、立体映像を視聴者に提供することができる。
なお、前述した各実施形態におけるサーバ装置3、送信装置2a,2b、受信装置6,6aそれぞれの一部の機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。この場合、その制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、光ディスク、メモリカード等の可搬型記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持するものを含んでもよい。また上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせにより実現するものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1−1,1−2,1−3 放送アンテナ
2,2a−2,2a−3,2b−2,2b−3 送信装置
3,3a サーバ装置
4−1,4−2 局間ネットワーク
5,7 ネットワーク
6−1,6−2,6−3,6a−1,6a−2,6a−3 受信装置
10,20 コンテンツ放送・配信システム
201 システムクロック生成部
202 コンテンツ記憶部
203 コンテンツ符号化部
204 タイムスタンプ付加部
205 バッファ
206 放送信号送信部
207 放送系コンテンツ送信部
208通信系コンテンツ送信部
222 放送系コンテンツ受信部
223 タイムスタンプ更新部
224 バッファ
225,225a 放送信号送信部
226 放送系コンテンツ送信部
227 識別情報抽出部
228 システムクロック抽出部
229,229a タイムスタンプ補正データ計算部
230 補正情報送信部
301 システムクロック生成部
302 通信系コンテンツ受信部
303 通信系コンテンツバッファ
304 通信系コンテンツ受信部
305 補正情報受信部
306 同期時刻情報補正テーブル生成部
307 同期時刻情報補正テーブル記憶部
308 同期時刻情報補正テーブル要求受信部
309 同期時刻情報補正テーブル送信部
601 放送系コンテンツ取得部
602 PCR抽出部
603 バッファ
604 システムクロック再生部
605 分離復号部
606,607 バッファ
608 通信系コンテンツ受信部
609 バッファ
610 識別情報抽出部
611 同期時刻情報補正テーブル受信部
612,612a 補正情報抽出部
613 同期時刻情報補正部
614 分離復号部
615,616 バッファ
617 映像信号生成部
618 映像信号出力部
619 音声信号生成部
620 音声信号出力部
621 同期時刻情報補正テーブル要求生成部
622 同期時刻情報補正テーブル要求送信部
a1,a2,a3 放送受信可能範囲
B1,B2,B3 放送局
w1,w2,w3,x1,x2,x3 放送電波

Claims (9)

  1. サーバ装置が送信する通信系コンテンツデータに、複数の放送局のうちいずれかの放送局により送出される放送系コンテンツデータが同期するようにして、前記放送系コンテンツデータを放送信号として送信する送信装置であって、
    第1のシステムクロックデータを生成するシステムクロック生成部と、
    他の送信装置から供給される放送系コンテンツデータを受信する放送系コンテンツ受信部と、
    前記放送系コンテンツ受信部が受信した前記放送系コンテンツデータから第2のシステムクロックデータを抽出するシステムクロック抽出部と、
    前記システムクロック生成部が生成した前記第1のシステムクロックデータと前記システムクロック抽出部が抽出した前記第2のシステムクロックデータとに基づいてタイムスタンプ補正データを計算するタイムスタンプ補正データ計算部と、
    前記放送系コンテンツデータから放送波識別情報を抽出する識別情報抽出部と、
    前記タイムスタンプ補正データ計算部が計算した前記タイムスタンプ補正データと前記識別情報抽出部が抽出した前記放送波識別情報とを関連付けた補正情報を前記サーバ装置に送信する補正情報送信部と、
    前記システムクロック生成部が生成した前記第1のシステムクロックデータに基づいて、前記放送系コンテンツデータにそれぞれ含まれる前記第2のシステムクロックデータとタイムスタンプ情報とを更新するタイムスタンプ更新部と、
    前記タイムスタンプ更新部が更新して得た放送系コンテンツデータを前記放送信号として送信する放送信号送信部と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 前記システムクロック抽出部と前記タイムスタンプ補正データ計算部と前記識別情報抽出部と前記補正情報送信部とを、定期的または予め設定した時刻に機能させる制御部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  3. 通信系コンテンツデータを送信する通信系コンテンツ送信部と、
    前記通信系コンテンツ送信部が送信する前記通信系コンテンツデータに、複数の放送局のうちいずれかの放送局により送出される放送系コンテンツデータが同期するようにして、前記放送系コンテンツデータを放送信号として送信する送信装置から供給される放送波識別情報とタイムスタンプ補正データとを受信する補正情報受信部と、
    前記補正情報受信部が受信した前記放送波識別情報と前記タイムスタンプ補正データとを関連付けて、同期時刻情報補正テーブルに含めて記憶する同期時刻情報補正テーブル記憶部と、
    前記通信系コンテンツ送信部が送信する前記通信系コンテンツデータの受信装置から供給される同期時刻情報補正テーブル要求を受信する同期時刻情報補正テーブル要求受信部と、
    前記同期時刻情報補正テーブル要求受信部が受信した前記同期時刻情報補正テーブル要求に基づいて、前記同期時刻情報補正テーブル記憶部から前記同期時刻情報補正テーブルを読み出し、その読み出した同期時刻情報補正テーブルを前記受信装置に送信する同期時刻情報補正テーブル送信部と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  4. サーバ装置から供給される通信系コンテンツデータと、複数の放送局のうちいずれかの放送局の送信装置から供給される放送系コンテンツデータとを取得して同期再生する受信装置であって、
    前記送信装置から供給される前記放送系コンテンツデータを取得する放送系コンテンツ取得部と、
    前記放送系コンテンツ取得部が取得した前記放送系コンテンツデータから放送波識別情報を抽出する識別情報抽出部と、
    サーバ装置から供給される前記通信系コンテンツデータを受信する通信系コンテンツ受信部と、
    放送波識別情報とタイムスタンプ補正データとが関連付けられて含まれる同期時刻情報補正テーブルの取得要求である同期時刻情報補正テーブル要求を生成する同期時刻情報補正テーブル要求生成部と、
    前記同期時刻情報補正テーブル要求生成部が生成した前記同期時刻情報補正テーブル要求を前記サーバ装置に送信する同期時刻情報補正テーブル要求送信部と、
    前記サーバ装置から供給される同期時刻情報補正テーブルを受信する同期時刻情報補正テーブル受信部と、
    前記同期時刻情報補正テーブル受信部が受信した前記同期時刻情報補正テーブルから、前記識別情報抽出部が抽出した前記放送波識別情報に関連付けられたタイムスタンプ補正データを抽出する補正情報抽出部と、
    前記通信系コンテンツ受信部が受信した前記通信系コンテンツデータに含まれるタイムスタンプ情報を、前記補正情報抽出部が抽出した前記タイムスタンプ補正データに基づいて補正する同期時刻情報補正部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  5. 前記同期時刻情報補正テーブル要求生成部は、定期的または予め設定した時刻に前記同期時刻情報補正テーブル要求を生成すること、
    を特徴とする請求項4記載の受信装置。
  6. サーバ装置が送信する通信系コンテンツデータに、複数の放送局のうちいずれかの放送局により送出される放送系コンテンツデータが同期するようにして、前記放送系コンテンツデータを放送信号として送信する送信装置であって、
    第1のシステムクロックデータを生成するシステムクロック生成部と、
    他の送信装置から供給される放送系コンテンツデータを受信する放送系コンテンツ受信部と、
    前記放送系コンテンツ受信部が受信した前記放送系コンテンツデータから第2のシステムクロックデータを抽出するシステムクロック抽出部と、
    前記システムクロック生成部が生成した前記第1のシステムクロックデータと前記システムクロック抽出部が抽出した前記第2のシステムクロックデータとに基づいてタイムスタンプ補正データを計算するタイムスタンプ補正データ計算部と、
    前記システムクロック生成部が生成した前記第1のシステムクロックデータに基づいて、前記放送系コンテンツデータにそれぞれ含まれる前記第2のシステムクロックデータとタイムスタンプ情報とを更新するタイムスタンプ更新部と、
    前記タイムスタンプ更新部が更新して得た放送系コンテンツデータに、前記タイムスタンプ補正データ計算部が計算した前記タイムスタンプ補正データを多重化して前記放送信号に変換し送信する放送信号送信部と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  7. 前記システムクロック抽出部と前記タイムスタンプ補正データ計算部とを、定期的または予め設定した時刻に機能させる制御部
    をさらに備えることを特徴とする請求項6記載の送信装置。
  8. サーバ装置から供給される通信系コンテンツデータと、複数の放送局のうちいずれかの放送局の送信装置から供給される放送系コンテンツデータとを取得して同期再生する受信装置であって、
    前記送信装置から供給される前記放送系コンテンツデータを取得する放送系コンテンツ取得部と、
    前記放送系コンテンツ取得部が取得した前記放送系コンテンツデータからタイムスタンプ補正データを抽出する補正情報抽出部と、
    サーバ装置から供給される前記通信系コンテンツデータを受信する通信系コンテンツ受信部と、
    前記通信系コンテンツ受信部が受信した前記通信系コンテンツデータに含まれるタイムスタンプ情報を、前記補正情報抽出部が抽出した前記タイムスタンプ補正データに基づいて補正する同期時刻情報補正部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  9. 前記補正情報抽出部は、定期的または予め設定した時刻に前記放送系コンテンツデータから前記タイムスタンプ補正データを抽出すること、
    を特徴とする請求項8記載の受信装置。
JP2010142693A 2010-06-23 2010-06-23 送信装置、サーバ装置、および受信装置 Active JP5399984B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010142693A JP5399984B2 (ja) 2010-06-23 2010-06-23 送信装置、サーバ装置、および受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010142693A JP5399984B2 (ja) 2010-06-23 2010-06-23 送信装置、サーバ装置、および受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012010009A JP2012010009A (ja) 2012-01-12
JP5399984B2 true JP5399984B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=45540080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010142693A Active JP5399984B2 (ja) 2010-06-23 2010-06-23 送信装置、サーバ装置、および受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5399984B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2013136754A1 (ja) * 2012-03-12 2015-08-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 表示装置、及び送信装置
US20150101004A1 (en) * 2012-06-22 2015-04-09 Sony Corporation Receiver apparatus and synchronization processing method thereof
WO2013190789A1 (ja) * 2012-06-22 2013-12-27 ソニー株式会社 受信装置およびその同期処理方法
JP6510205B2 (ja) 2013-10-11 2019-05-08 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 送信方法、受信方法、送信装置および受信装置
WO2015052908A1 (ja) * 2013-10-11 2015-04-16 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 送信方法、受信方法、送信装置および受信装置
JP2017508327A (ja) * 2013-12-23 2017-03-23 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 一つ以上のネットワークで放送コンテンツを送受信する装置及び方法
JP6368335B2 (ja) * 2016-05-24 2018-08-01 日本電信電話株式会社 トランスコード装置、映像配信システム、トランスコード方法、映像配信方法及びトランスコードプログラム
KR102123593B1 (ko) * 2018-07-23 2020-06-16 스노우 주식회사 실시간 라이브 영상과 이벤트의 동기화를 위한 방법과 시스템 및 비-일시적인 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
US20230199237A1 (en) * 2020-05-27 2023-06-22 Sony Group Corporation Broadcast content production system, broadcast content production method, and program

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4192766B2 (ja) * 2003-11-19 2008-12-10 ソニー株式会社 受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
KR20070027070A (ko) * 2005-08-29 2007-03-09 삼성전자주식회사 방송/통신 결합서비스 정보 송수신 방법 및 장치
WO2008062979A1 (en) * 2006-11-20 2008-05-29 Sk Telecom Co., Ltd. System, server and method for providing supplementary information service related to broadcast content
US8341671B2 (en) * 2007-01-08 2012-12-25 Sk Telecom Co., Ltd. System and method for synchroning broadcast content with supplementary information

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012010009A (ja) 2012-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5399984B2 (ja) 送信装置、サーバ装置、および受信装置
US7188353B1 (en) System for presenting synchronized HTML documents in digital television receivers
KR100406122B1 (ko) 디지털 데이터 방송을 위한 동기화 데이터 삽입 장치 및그 방법
JP4481444B2 (ja) 画像符号化装置
US7174560B1 (en) Method of synchronizing events with a digital television audio-visual program
KR101405276B1 (ko) 고정 및 이동 융합형 3dtv에서 좌/우 스트림을 동기화하는 컨텐츠 제공 장치 및 방법, 그리고, 컨텐츠 재생 장치 및 방법
BR112013013994A2 (pt) aparelho de recepção, aparelho de transmissão, e método para reproduzir conteúdo de multimídia.
JPH11205696A (ja) 映像伝送装置及び映像伝送方法
JP2013179664A (ja) 放送データ送信方法およびその装置
JP4248703B2 (ja) ストリーム多重化装置、データ放送装置
KR20080098328A (ko) 디지털 멀티미디어 방송 전송 시스템에서 고품질멀티미디어 서비스를 제공하는 장치 및 방법
RU2627040C2 (ru) Приемное устройство и способ синхронизационной обработки изображений в этом устройстве
US9426506B2 (en) Apparatuses for providing and receiving augmented broadcasting service in hybrid broadcasting environment
RU2600737C2 (ru) Система для вещания видеопрограмм
CN101218819A (zh) 数字多媒体广播中同步数据服务和视频服务的方法和装置
US7434248B2 (en) Broadcast system and apparatus, sync information replacing apparatus and method, program, and recording medium recording the program
JP3804099B2 (ja) 映像素材供給装置及び方法、映像素材挿入装置及び方法
KR20110129559A (ko) 디지털 광고 삽입기를 위한 비동기 직렬 인터페이스 스위쳐
JP5674590B2 (ja) 送出装置、コンテンツ提供システム及びプログラム
JP5787708B2 (ja) デジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法
JP3462087B2 (ja) デジタル放送送出装置及びデジタル放送のデータ構造
JP5894759B2 (ja) 受信装置および受信プログラム
JP3782006B2 (ja) 放送データ伝送システム、放送データ伝送方法及びデータ変換装置
KR101808672B1 (ko) 실시간으로 전송되는 기준 영상과 별도로 전송되는 부가 영상 및 콘텐츠를 연동하여 3d 서비스를 제공하기 위한 전송 장치 및 방법, 및 수신 장치 및 방법
JP3736092B2 (ja) フレーム同期方法及び復号装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5399984

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250