JP2021105642A - 表示システムの制御方法、及び表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】黒帯領域を有効に活用する。【解決手段】画像処理装置100が、プロジェクター200からプロジェクター200の解像度を示す第1解像度RS1を取得する取得ステップと、第1解像度RS1と表示パネル141の解像度を示す第2解像度RS2とに基づき、第2解像度RS2の画像を、アスペクト比を保持して第1解像度RS1の画像に変換する際に画像が表示されない領域を示す黒帯領域BAを決定する決定ステップと、黒帯領域BAのサイズが、予め設定された閾値サイズBS以上であるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて黒帯領域BAのサイズが閾値サイズBS以上であると判定した場合に、第2解像度RS2のメイン画像PMと第2解像度RS2のサブ画像PSとを合成して、第1解像度RS1の合成画像PCを生成する生成ステップと、合成画像PCをプロジェクター200に送信する送信ステップと、を含む。【選択図】図10

Description

本発明は、表示システムの制御方法、及び表示システムに関する。
従来、表示装置のアスペクト比と相違するアスペクト比の画像を、アスペクト比を保持して表示装置に表示する場合に、画像が表示されない黒帯領域に別の画像を表示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の映像信号処理装置は、所定の表示手段(例えば、プラズマディスプレイパネル等)に映像信号に基づく映像を表示させるための表示制御手段を備え、黒帯検出手段により主映像に黒帯が含まれると判定された場合に、オンスクリーン表示手段により前記黒帯に対応する領域に所定の静止画像を副映像として表示させるとともに、所定の時間間隔で前記静止画像を変更する。
特開2008−102233号公報
しかしながら、特許文献1に記載の映像信号処理装置は、黒帯領域にOSDで静止画像を表示するにとどまり、黒帯領域を更に有効に活用する余地があった。
上記課題を解決する一態様は、表示装置と、前記表示装置と通信可能に接続され、表示部を有する情報処理装置とを備える表示システムの制御方法であって、前記情報処理装置は、前記表示装置から前記表示装置の解像度を示す第1解像度を取得する取得ステップと、前記第1解像度と前記表示部の解像度を示す第2解像度とに基づき、前記第2解像度の画像を、アスペクト比を保持して前記第1解像度の画像に変換する際に画像が表示されない領域を示す黒帯領域を決定する決定ステップと、前記黒帯領域のサイズが、予め設定された閾値サイズ以上であるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて前記黒帯領域のサイズが前記閾値サイズ以上であると判定した場合に、前記第2解像度のメイン画像と前記第2解像度のサブ画像とを合成して、前記第1解像度の合成画像を生成する生成ステップと、前記合成画像を前記表示装置に送信する送信ステップと、を含む。
上記表示システムの制御方法において、前記情報処理装置は、前記メイン画像と前記サブ画像とを合成する複数の合成方法の中から、1つの合成方法を選択する選択ステップを含み、前記生成ステップにおいて、前記選択ステップで選択された前記1つの合成方法によって前記メイン画像と前記サブ画像とを合成してもよい。
上記表示システムの制御方法において、前記複数の合成方法は、前記サブ画像を縮小して前記メイン画像と合成する第1合成方法を含んでもよい。
上記表示システムの制御方法において、前記複数の合成方法は、前記サブ画像の縦方向又は横方向の表示サイズが最大になるように、前記サブ画像を前記メイン画像と合成する第2合成方法を含んでもよい。
上記表示システムの制御方法において、前記複数の合成方法は、前記サブ画像のうち前記合成画像に含ませる対象の領域を示す表示領域を設定し、前記表示領域に含まれる前記サブ画像の縦方向又は横方向の表示サイズが最大になるように、前記表示領域に含まれる前記サブ画像と前記メイン画像とを合成する第3合成方法を含んでもよい。
上記表示システムの制御方法において、前記複数の合成方法は、複数の前記サブ画像の各々のサイズを調整して、前記メイン画像と合成する第4合成方法を含んでもよい。
上記表示システムの制御方法において、前記複数の合成方法は、前記サブ画像と前記メイン画像とを同一のサイズに調整し、2つの画像を並べて合成する第5合成方法を含んでもよい。
上記表示システムの制御方法において、前記情報処理装置は、前記表示部に表示する主画面と、前記表示部に表示しない副画面とを生成し、前記生成ステップにおいて、前記副画面に表示する画像として前記合成画像を生成してもよい。
上記表示システムの制御方法において、前記閾値サイズは、前記第2解像度に基づいて設定されてもよい。
上記課題を解決する別の一態様は、表示装置と、前記表示装置と通信可能に接続され、表示部を有する情報処理装置とを備え、前記情報処理装置は、前記表示装置から前記表示装置の解像度を示す第1解像度を取得する取得部と、前記第1解像度と前記表示部の解像度を示す第2解像度とに基づき、前記第2解像度の画像を、アスペクト比を保持して前記第1解像度の画像に変換する際に画像が表示されない領域を示す黒帯領域を決定する決定部と、前記黒帯領域のサイズが、予め設定された閾値サイズ以上であるか否かを判定する判定部と、前記黒帯領域のサイズが前記閾値サイズ以上であると前記判定部が判定した場合に、前記第2解像度のメイン画像と前記第2解像度のサブ画像とを合成して、前記第1解像度の合成画像を生成する生成部と、前記合成画像を前記表示装置に送信する送信部と、を備える。
表示システムの画像処理装置の構成の一例を示す図。 表示システムのプロジェクターの構成の一例を示す図。 メイン画像及び黒帯領域の一例を示す画面図。 合成方法選択画面の一例を示す画面図。 第1合成方法で生成された合成画像の一例を示す画面図。 第2合成方法で生成された合成画像の一例を示す画面図。 第3合成方法で生成された合成画像の一例を示す画面図。 第4合成方法で生成された合成画像の一例を示す画面図。 第5合成方法で生成された合成画像の一例を示す画面図。 第1制御部の処理の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本実施形態について説明する。
[1.表示システムの構成]
[1−1.表示システムの全体構成]
図1は、表示システム1の画像処理装置100の構成の一例を示す図である。
本実施形態の表示システム1は、画像処理装置100と、プロジェクター200とを備える。画像処理装置100と、プロジェクター200とは無線通信、又は有線通信によって、通信可能に接続される。
本実施形態では、画像処理装置100とプロジェクター200とは、例えばWi−Fi(登録商標)規格等に従って無線通信可能に接続される。
画像処理装置100は、プロジェクター200が投射する画像を制御する。画像処理装置100は、例えば、画像をプロジェクター200に送信する。プロジェクター200は、画像処理装置100から受信した画像を投射する。
本実施形態では、画像処理装置100とプロジェクター200とは、Wi−Fi(登録商標)規格等に従って無線通信可能に接続されるが、画像処理装置100とプロジェクター200とが有線通信で、通信可能に接続されてもよい。例えば、画像処理装置100とプロジェクター200とがUSB(Universal Serial Bus)ケーブルを介して、USB規格に従って通信可能に接続されてもよい。また、画像処理装置100とプロジェクター200とが、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワーク、及び、Bluetooh(登録商標)、NFC(Near Field Communication)等の無線通信を介して通信可能に接続されてもよい。
[1−2.画像処理装置の構成]
画像処理装置100は、例えば、パーソナルコンピューターで構成され、第1制御部110と、第1記憶部120と、第1操作部130と、第1表示部140と、第1通信部150と、第1インターフェース部160とを備える。
第1記憶部120、第1操作部130、第1表示部140、第1通信部150及び第1インターフェース部160の各々は、第1内部バス170によって、第1制御部110に接続される。
画像処理装置100は、「情報処理装置」の一例に対応する。
第1制御部110は、第1プロセッサー110A及び第1メモリー110Bを備え、画像処理装置100の各部を制御する。
第1メモリー110Bは、第1プロセッサー110Aが実行するプログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶装置である。第1メモリー110Bは、磁気的記憶装置、フラッシュROM(Read Only Memory)等の半導体記憶素子、或いはその他の種類の不揮発性記憶装置により構成される。また、第1メモリー110Bは、第1プロセッサー110Aのワークエリアを構成するRAM(Random Access Memory)を含んでもよい。第1メモリー110Bは、第1制御部110により処理されるデータや、第1プロセッサー110Aが実行する第1制御プログラムを記憶する。
第1プロセッサー110Aは、単一のプロセッサーで構成されてもよいし、複数のプロセッサーが第1プロセッサー110Aとして機能する構成であってもよい。第1プロセッサー110Aは、第1制御プログラムを実行して画像処理装置100の各部を制御する。
第1記憶部120は、第1制御部110により実行されるプログラムや、第1制御部110が処理するデータを不揮発的に記憶する。第1記憶部120は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気的記録装置、又は、フラッシュメモリー等の半導体記憶素子を用いた記憶装置である。
また、第1記憶部120は、第1制御部110が実行する基本制御プログラムとしてのオペレーティングシステム(OS:Operating System)、OSをプラットフォームとして動作するアプリケーションプログラム等を記憶する。また、第1記憶部120は、アプリケーションプログラムの実行時に処理されるデータや処理結果のデータ等を記憶する。
第1操作部130は、ユーザーからの操作を受け付け、操作信号を生成し、操作信号を第1制御部110に出力する。第1操作部130は、例えば、キーボードと、マウスとを備える。
第1表示部140は、第1制御部110の制御に従って各種画像を表示する表示パネル141を備える。表示パネル141は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)を含む。表示パネル141は、矩形状に構成される。本実施形態では、表示パネル141は、長方形状である。
表示パネル141は、「表示部」の一例に対応する。
本実施形態では、表示パネル141はタッチパネルとして構成される。すなわち、表示パネル141には、表示パネル141上にペンやユーザーの指等が接触した位置を検出するタッチセンサーが配置される。
本実施形態では、表示パネル141がユーザーからの操作を受け付ける場合について説明する。
第1通信部150は、プロジェクター200を含む外部装置とデータ通信を実行する通信インターフェースであり、送受信する信号を処理するインターフェース回路を備える。第1通信部150は、例えば、Wi−Fi(登録商標)規格に対応する無線通信インターフェースである。
第1インターフェース部160は、外部の装置に接続されるインターフェース回路である。第1インターフェース部160は、例えば、USB規格に準拠した通信を実行する。第1インターフェース部160は、USBケーブルを接続するコネクター、及びコネクターに伝送される信号を処理するインターフェース回路を備える。第1インターフェース部160は、コネクター及びインターフェース回路を有するインターフェース基板であり、第1制御部110のプロセッサー等が実装されるメイン基板に接続される。或いは、第1インターフェース部160を構成するコネクター及びインターフェース回路が、画像処理装置100のメイン基板に実装される。
本実施形態では、第1制御部110が、第1通信部150を介して、画像をプロジェクター200に送信するが、第1制御部110が、第1インターフェース部160を介して、画像をプロジェクター200に送信してもよい。換言すれば、本実施形態では、第1制御部110が無線通信で画像をプロジェクター200に送信するが、第1制御部110が有線通信で画像をプロジェクター200に送信してもよい。
また、本実施形態では、画像処理装置100が、パーソナルコンピューターで構成されるが、画像処理装置100が、タブレット端末やスマートフォン等で構成されてもよい。
[1−3.第1制御部の構成]
第1制御部110は、取得部111と、決定部112と、判定部113と、選択部114と、生成部115と、送信部116とを備える。具体的には、第1制御部110の第1プロセッサー110Aが、第1制御プログラムを実行することによって、取得部111、決定部112、判定部113、選択部114、生成部115、及び送信部116として機能する。
取得部111は、プロジェクター200からプロジェクター200の解像度を示す第1解像度RS1を取得する。
本実施形態では、第1解像度RS1は、例えば3840×2160ピクセルであり、いわゆる「4K」に対応する。この場合に、プロジェクター200のアスペクト比AR1は、16:9である。
決定部112は、第1解像度RS1と表示パネル141の解像度を示す第2解像度RS2とに基づき、第2解像度RS2の画像を、アスペクト比を保持して第1解像度RS1の画像に変換する際に画像が表示されない領域を示す黒帯領域BAを決定する。
本実施形態では、第2解像度RS2は、例えば1280×1024ピクセルであり、いわゆる「SXGA」に対応する。この場合に、表示パネル141のアスペクト比AR2は、5:4である。
アスペクト比AR1は、アスペクト比AR2と比較して横長であるため、第2解像度RS2の画像を、アスペクト比を保持して第1解像度RS1の画像に変換する際には、図3を参照して後述するように、第1解像度RS1の画像の左右に黒帯領域BAが配置される。
判定部113は、黒帯領域BAのサイズが、予め設定された閾値サイズBS以上であるか否かを判定する。黒帯領域BAのサイズは、図3を参照して後述するように、第1解像度RS1の画像の左右に配置される黒帯領域BAの合計のサイズを示す。また、黒帯領域BAのサイズは、例えば、画素数、すなわちピクセルで表わされる。
第1解像度RS1が4Kであり、第2解像度RS2がSXGAである場合には、黒帯領域BAの横方向のサイズは、次の式(1)で求められる。
3840−1280×(2160/1024)=1140 (1)
すなわち、黒帯領域BAの横方向のサイズは、1140ピクセルである。
閾値サイズBSは、第2解像度RS2に基づいて設定される。例えば、第2解像度RS2がSXGAである場合には、閾値サイズBSは、第2解像度RS2の横方向のピクセル数の1/2、すなわち570ピクセルに設定される。
この場合には、判定部113は、黒帯領域BAのサイズが、予め設定された閾値サイズBS以上であると判定する。
選択部114は、第2解像度RS2のメイン画像PMと、第2解像度RS2のサブ画像PSとを合成する複数の合成方法の中から、ユーザーの操作入力に基づいて、1つの合成方法を選択する。選択部114は、図4を参照して後述する合成方法選択画面400を表示パネル141に表示して、合成方法選択画面400に対するユーザーの操作入力に基づいて、1つの合成方法を選択する。
複数の合成方法は、例えば、第1合成方法〜第5合成方法を含む。第1合成方法〜第5合成方法の各々については、図5〜図9を参照して後述する。
生成部115は、選択部114が選択した1つの合成方法によって、第2解像度RS2のメイン画像PMと第2解像度RS2のサブ画像PSとを合成して、第1解像度RS1の合成画像PCを生成する。
第1制御部110は、表示パネル141に表示する主画面と、表示パネル141に表示しない副画面とを生成する。生成部115は、副画面に表示する画像として合成画像PCを生成する。
第1制御部110は、例えば、いわゆる、「デュアルディスプレイ機能」又は「マルチモニター機能」を実行することによって、表示パネル141に表示する主画面と、表示パネル141に表示しない副画面とを生成する。
このように、第1制御部110は、例えば、いわゆる、「デュアルディスプレイ機能」又は「マルチモニター機能」を実行することによって、表示パネル141に表示する主画面と、表示パネル141に表示しない副画面とを生成し、生成部115は、副画面に表示する画像として合成画像PCを生成する。したがって、簡素な構成で合成画像PCを生成できる。
メイン画像PM、サブ画像PS、及び合成画像PCについては、図5〜図9を参照して後述する。
送信部116は、生成部115が生成した合成画像PCを、第1通信部150を介して、プロジェクター200に送信する。
プロジェクター200は、受信した合成画像PCをスクリーンに投射する。
[1−4.プロジェクターの構成]
図3は、プロジェクター200の構成の一例を示す図である。
プロジェクター200は、投射部210と、投射部210を駆動する駆動部220とを備える。投射部210は、光学的な画像の形成を行い、スクリーンSCに画像を投射する。
プロジェクター200は、「表示装置」の一例に対応する。
投射部210は、光源部211、光変調装置212及び投射光学系213を備える。駆動部220は、光源駆動部221及び光変調装置駆動部222を備える。
光源部211は、ハロゲンランプ、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ等のランプ、又はLED(Light Emitting Diode)やレーザー光源等の固体光源を備える。
また、光源部211は、光源が発した光を光変調装置212に導くリフレクター、及び補助リフレクターを備えてもよい。更に、光源部211は、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群、偏光板、又は光源が発した光の光量を光変調装置212に至る経路上で低減させる調光素子等を備えてもよい。
光源駆動部221は、第2内部バス290に接続され、同じく第2内部バス290に接続された第2制御部250の指示に従って、光源部211の光源を点灯及び消灯させる。
光変調装置212は、例えば、R、G及びBの三原色に対応した3枚の液晶パネル215を備える。Rは赤色を示し、Gは緑色を示し、Bは青色を示す。すなわち、光変調装置212は、R色光に対応した液晶パネル215と、G色光に対応した液晶パネル215と、B色光に対応した液晶パネル215とを備える。
光源部211が発する光はRGBの3色の色光に分離され、それぞれ対応する液晶パネル215に入射される。3枚の液晶パネル215の各々は、透過型の液晶パネルであり、透過する光を変調して画像光PLを生成する。各液晶パネル215を通過して変調された画像光PLは、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系213に射出される。
本実施形態では、光変調装置212が光変調素子として透過型の液晶パネル215を備える場合について説明するが、本実施形態はこれに限定されない。光変調素子は反射型の液晶パネルであってもよいし、デジタルマイクロミラーデバイス(Digital Micromirror Device)であってもよい。
光変調装置212は、光変調装置駆動部222によって駆動される。光変調装置駆動部222は、画像処理部245に接続される。
光変調装置駆動部222には、画像処理部245からR,G,Bの各原色に対応する画像データが入力される。光変調装置駆動部222は、入力された画像データを液晶パネル215の動作に適したデータ信号に変換する。光変調装置駆動部222は、変換したデータ信号に基づいて、各液晶パネル215の各画素に電圧を印加し、各液晶パネル215に画像を描画する。
投射光学系213は、入射された画像光PLをスクリーンSC上に結像させるレンズやミラー等を備える。また、投射光学系213は、スクリーンSCに投射される画像を拡大又は縮小させるズーム機構や、フォーカスの調整を行うフォーカス調整機構等を備えてもよい。
プロジェクター200は、第2操作部231、リモコン受光部233、入力インターフェース235、第2記憶部237、画像インターフェース241、第2インターフェース部242、フレームメモリー243、画像処理部245及び第2制御部250を更に備える。入力インターフェース235、第2記憶部237、画像インターフェース241、第2インターフェース部242、画像処理部245及び第2制御部250は、第2内部バス290を介して互いにデータ通信可能に接続される。
第2操作部231は、プロジェクター200の筐体表面に設けられた各種のボタンやスイッチを備え、これらのボタンやスイッチの操作に対応した操作信号を生成して、入力インターフェース235に出力する。入力インターフェース235は、第2操作部231から入力された操作信号を第2制御部250に出力する回路を備える。
リモコン受光部233は、リモコン5から送信される赤外線信号を受光し、受光した赤外線信号をデコードして操作信号を生成する。リモコン受光部233は、生成した操作信号を入力インターフェース235に出力する。入力インターフェース235は、リモコン受光部233から入力された操作信号を第2制御部250に出力する。
第2記憶部237は、例えば、ハードディスクドライブやSSD(Solid State Drive)等の不揮発性の記憶装置である。第2記憶部237は、第2制御部250が実行するプログラムや、第2制御部250が処理したデータ、画像データ等を記憶する。
画像インターフェース241は、コネクター及びインターフェース回路を備え、プロジェクター200に画像データを供給する画像処理装置100に有線接続が可能に構成される。
第2インターフェース部242は、画像処理装置100とWi−Fi(登録商標)規格に従って通信を実行する通信インターフェースである。第2インターフェース部242は、Wi−Fi(登録商標)規格の信号を処理するインターフェース回路を備える。第2インターフェース部242は、インターフェース回路を有するインターフェース基板であり、第2制御部250の第2プロセッサー253等が実装されるメイン基板に接続される。或いは、第2インターフェース部242を構成するインターフェース回路が、第2制御部250のメイン基板に実装される。第2インターフェース部242は、例えば、画像情報、種々の設定情報、及び種々の指示情報を画像処理装置100から受信する。
第2制御部250は、第2メモリー251及び第2プロセッサー253を備える。
第2メモリー251は、第2プロセッサー253が実行するプログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶装置である。第2メモリー251は、磁気的記憶装置、フラッシュROM等の半導体記憶素子、或いはその他の種類の不揮発性記憶装置により構成される。また、第2メモリー251は、第2プロセッサー253のワークエリアを構成するRAMを含んでもよい。第2メモリー251は、第2制御部250により処理されるデータや、第2プロセッサー253が実行する第2制御プログラムを記憶する。
第2プロセッサー253は、単一のプロセッサーで構成されてもよいし、複数のプロセッサーが第2プロセッサー253として機能する構成であってもよい。第2プロセッサー253は、第2制御プログラムを実行してプロジェクター200の各部を制御する。例えば、第2プロセッサー253は、第2操作部231やリモコン5により受け付けた操作に対応した画像処理の実行指示と、この画像処理に用いるパラメーターとを画像処理部245に出力する。パラメーターには、例えば、スクリーンSCに投射する画像の幾何的な歪みを補正するための幾何補正パラメーター等が含まれる。また、第2プロセッサー253は、光源駆動部221を制御して光源部211の点灯と消灯とを制御し、また光源部211の輝度を調整する。
画像処理部245及びフレームメモリー243は、例えば、集積回路により構成することができる。集積回路は、LSI、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)を含む。PLDには、例えば、FPGA(Field−Programmable Gate Array)が含まれる。また、集積回路の構成の一部にアナログ回路が含まれていてもよく、プロセッサーと集積回路との組み合わせであってもよい。プロセッサーと集積回路との組み合わせは、マイクロコントローラー(MCU)、SoC(System−on−a−chip)、システムLSI、チップセットなどと呼ばれる。
画像処理部245は、画像インターフェース241から入力された画像データをフレームメモリー243に展開する。フレームメモリー243は、複数のバンクを備える。各バンクは、1フレーム分の画像データを書き込み可能な記憶容量を有する。フレームメモリー243は、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)により構成される。
画像処理部245は、フレームメモリー243に展開した画像データに対して、例えば、解像度変換処理又はリサイズ処理、歪曲収差の補正、形状補正処理、デジタルズーム処理、画像の色合いや輝度の調整等の画像処理を行う。
また、画像処理部245は、垂直同期信号の入力フレーム周波数を描画周波数に変換した垂直同期信号を生成する。生成した垂直同期信号を出力同期信号という。画像処理部245は、生成した出力同期信号を光変調装置駆動部222に出力する。
[2.具体的な態様]
[2−1.メイン画像及び黒帯領域の一例]
図3は、メイン画像PM及び黒帯領域BAの一例を示す画面である。図3に示す投射画面300は、プロジェクター200がメイン画像PMを、アスペクト比を保持して第1解像度RS1の画像に変換して、スクリーンSCに投射する場合に、スクリーンSCに表示される画像PC0を示す。画像PC0は、メイン画像PMと黒帯領域BAとを含む。なお、図4に示すメイン画像PMは、第2解像度RS2のメイン画像を、アスペクト比を保持して第1解像度RS1の画像に変換することによって生成される。
メイン画像PMは、ペンギン画像PG1と、ペンギン画像PG2と、ペンギン画像PG3とを含む。ペンギン画像PG1〜ペンギン画像PG3の各々は、ペンギンを示す。
画像PC0は、第1解像度RS1の画像であって、画像PC0の横方向の画素数NH1は、例えば3840ピクセルであり、画像PC0の縦方向の画素数NV1は、2160ピクセルである。
メイン画像PMの横方向の画素数NH2は、次の式(2)で表わされる。
NH2=1280×(2160/1024)=2700 (2)
すなわち、メイン画像PMの横方向の画素数NH2は、2700ピクセルである。
黒帯領域BAの横方向の画素数NBは、図1を参照して説明したように、1140ピクセルである。具体的には、メイン画像PMの右側と左側とに、横方向の画素数(NB/2)、すなわち、570ピクセルの黒帯領域BAが配置される。
メイン画像PM及び黒帯領域BAの縦方向の画素数NV1は、2160ピクセルである。
このように、メイン画像PMだけをスクリーンSCに投射して表示する場合には、メイン画像PMの右側と左側とに黒帯領域BAが配置される。そこで、本実施形態では、黒帯領域BAを有効に活用するために、第1制御部110が、メイン画像PMとサブ画像PSとを合成して、第1解像度RS1の合成画像PCを生成してプロジェクター200に送信し、プロジェクター200が、合成画像PCをスクリーンSCに投射する。
[2−2.合成方法選択画面の一例]
図4は、合成方法選択画面400の一例を示す画面図である。合成方法選択画面400は、選択部114によって表示パネル141に表示される。
合成方法選択画面400は、第1方法選択部410と、第2方法選択部420と、第3方法選択部430と、第4方法選択部440と、第5方法選択部450と、決定ボタン460と、キャンセルボタン470とを含む。
第1方法選択部410は、第1選択指示部411と、第1特徴表示部412とを含む。
第1選択指示部411は、第1合成方法を選択する場合に、ユーザーによってタッチされる。第1選択指示部411には、第1合成方法が選択されていない場合には白丸が表示され、第1合成方法が選択されている場合には黒丸が表示される。図4では、第1選択指示部411に黒丸が表示されているため、第1合成方法が選択されている。
第1特徴表示部412には、第1合成方法の特徴が表示される。第1特徴表示部412には、例えば「全画像表示」と表示され、第1合成方法では、サブ画像PSの画像全体がメイン画像PMと合成されることを示している。第1合成方法については、後述にて図5を参照して詳細に説明する。
第2方法選択部420は、第2選択指示部421と、第2特徴表示部422とを含む。
第2選択指示部421は、第2合成方法を選択する場合に、ユーザーによってタッチされる。第2選択指示部421には、第2合成方法が選択されていない場合には白丸が表示され、第2合成方法が選択されている場合には黒丸が表示される。
第2特徴表示部422には、第2合成方法の特徴が表示される。第2特徴表示部422には、例えば「最大サイズ」と表示され、第2合成方法では、サブ画像PSが最大サイズで表示されるようにメイン画像PMと合成されることを示している。第2合成方法については、後述にて図6を参照して詳細に説明する。
第3方法選択部430は、第3選択指示部431と、第3特徴表示部432と、始点指定部433と、終点指定部434とを含む。
第3選択指示部431は、第3合成方法を選択する場合に、ユーザーによってタッチされる。第3選択指示部431には、第3合成方法が選択されていない場合には白丸が表示され、第3合成方法が選択されている場合には黒丸が表示される。
第3特徴表示部432には、第3合成方法の特徴が表示される。第3特徴表示部432には、例えば「エリア指定」と表示され、第3合成方法では、サブ画像PSのエリアが指定され、指定されたエリアの画像が表示されるようにメイン画像PMと合成されることを示している。
始点指定部433には、エリアの始点として、例えばエリアの左上端の点の座標が入力される。終点指定部434は、エリアの終点として、例えばエリアの右下端の点の座標が入力される。例えば、第3選択指示部431が選択された場合に、サブ画像PSが別ウィンドウに表示され、表示されたサブ画像PSにおいて、エリアの左上端の点をタッチすることによって、エリアの左上端の点の座標が始点指定部433に入力され、エリアの右下端の点をタッチすることによって、エリアの右下端の点の座標が終点指定部434に入力される。
第3合成方法については、後述にて図7を参照して詳細に説明する。
第4方法選択部440は、第4選択指示部441と、第4特徴表示部442とを含む。
第4選択指示部441は、第4合成方法を選択する場合に、ユーザーによってタッチされる。第4選択指示部441には、第4合成方法が選択されていない場合には白丸が表示され、第4合成方法が選択されている場合には黒丸が表示される。
第4特徴表示部442には、第4合成方法の特徴が表示される。第4特徴表示部442には、例えば「ウィンドウ指定」と表示され、第4合成方法では、複数のウィンドウを指定することによって、複数のウィンドウの各々に対応する複数のサブ画像PSが指定され、指定された複数のサブ画像PSが表示されるようにメイン画像PMと合成されることを示している。
第4合成方法については、後述にて図8を参照して詳細に説明する。
第5方法選択部450は、第5選択指示部451と、第5特徴表示部452とを含む。
第5選択指示部451は、第5合成方法を選択する場合に、ユーザーによってタッチされる。第5選択指示部451には、第5合成方法が選択されていない場合には白丸が表示され、第5合成方法が選択されている場合には黒丸が表示される。
第5特徴表示部452には、第5合成方法の特徴が表示される。第5特徴表示部452には、例えば「均等表示」と表示され、第5合成方法では、メイン画像PMとサブ画像PSとが同一のサイズで表示されるように両者が合成されることを示している。
第5合成方法については、後述にて図9を参照して詳細に説明する。
決定ボタン460は、第1選択指示部411〜第5選択指示部451の選択状態を決定する場合に、ユーザーによってタッチされる。例えば、図4に示すように、第1選択指示部411が選択されている状態で、決定ボタン460がユーザーによってタッチされた場合には、生成部115は、第1合成方法でメイン画像PMとサブ画像PSとを合成して、合成画像PCを生成する。
キャンセルボタン470は、第1選択指示部411〜第5選択指示部451の選択状態をキャンセルする場合に、ユーザーによってタッチされる。キャンセルボタン470がユーザーによってタッチされた場合には、第1選択指示部411〜第5選択指示部451の選択状態は初期状態に戻る。初期状態では、デフォールトの合成方法が選択されている。デフォールトの合成方法は、例えば第1合成方法である。
[2−3.第1合成方法で生成された合成画像の具体例]
図5は、第1合成方法で生成された合成画像PC1の一例を示す画面図である。投射画面510は、第1合成方法で生成された合成画像PC1をスクリーンSCに投射する場合に、スクリーンSCに表示される画像を示す。
合成画像PC1は、メイン画像PMと、サブ画像PS1と、黒帯領域BA1とを含む。
第1合成方法では、生成部115は、サブ画像PSを縮小してメイン画像PMと合成して合成画像PC1を生成する。
具体的には、第1合成方法では、生成部115は、以下のようにして合成画像PC1を生成する。まず、生成部115は、メイン画像PMを、表示可能領域TAの左端に配置する。表示可能領域TAは、第1解像度RS1の画像を表示する領域を示す。次に、生成部115は、サブ画像PSがメイン画像PMの右側の黒帯領域BA内に表示されるように、アスペクト比を保持してサブ画像PSを縮小し、サブ画像PS1を生成する。そして、生成部115は、サブ画像PS1とメイン画像PMと合成して合成画像PC1を生成する。
図5に示すように、サブ画像PS1は、メイン画像PMの右側に配置される。サブ画像PS1のサイズは、メイン画像PMのサイズより小さい。サブ画像PS1の上側には、黒帯領域BA1が配置され、サブ画像PS1の下側には、黒帯領域BA2が配置される。
サブ画像PS1の横方向の画素数は、黒帯領域BAの画素数NBと同一であり、1140ピクセルである。サブ画像PS1の縦方向の画素数NS1は、912(=1140×(1024/1280)ピクセルである。
本実施形態では、サブ画像PS1には、ダイバー画像PD1を含む。
なお、サブ画像PSは、ダイバー画像PD1を含む。ダイバー画像PD1は、サブ画像PSが縮小されてサブ画像PS1が生成される際に、ダイバー画像PDが縮小されて生成される。ダイバー画像PDは、例えば、海に潜っているダイバーを示す。
本実施形態における第1合成方法では、メイン画像PMを表示可能領域TAの左端に配置したが、メイン画像PMを表示可能領域TAの右端に配置してもよい。
また、本実施形態における第1合成方法では、サブ画像PS1を、黒帯領域BAの上下方向の中央部に配置したが、サブ画像PS1を黒帯領域BAの上下方向の上端に配置してもよいし、サブ画像PS1を黒帯領域BAの上下方向の下端に配置してもよい。
[2−4.第2合成方法で生成された合成画像の具体例]
図6は、第2合成方法で生成された合成画像PC2の一例を示す画面図である。投射画面520は、第2合成方法で生成された合成画像PC2をスクリーンSCに投射する場合に、スクリーンSCに表示される画像を示す。
合成画像PC2は、メイン画像PMと、サブ画像PS2とを含む。
第2合成方法では、生成部115は、サブ画像PSの縦方向又は横方向の表示サイズが最大になるように、サブ画像PSをメイン画像PMと合成して合成画像PC2を生成する。
具体的には、第2合成方法では、生成部115は、以下のようにして合成画像PC2を生成する。まず、生成部115は、メイン画像PMを、表示可能領域TAの左端に配置する。次に、生成部115は、サブ画像PSがメイン画像PMの右側の黒帯領域BA内において縦方向の表示サイズが最大になるように、アスペクト比を保持してサブ画像PSの一部を切り出し、サブ画像PS2を生成する。サブ画像PSの一部は、本実施形態では、サブ画像PSの左端部を示す。そして、生成部115は、サブ画像PS2とメイン画像PMと合成して合成画像PC2を生成する。
図6に示すように、サブ画像PS2は、メイン画像PMの右側に配置される。サブ画像PS2の縦方向のサイズは、メイン画像PMの縦方向のサイズと同一である。サブ画像PS2は、黒帯領域BAに配置されるようにサブ画像PSから切り出される。
本実施形態では、サブ画像PS2は、ダイバー画像PDの下半身画像PFを含む。
本実施形態における第2合成方法では、メイン画像PMを表示可能領域TAの左端に配置したが、メイン画像PMを表示可能領域TAの右端に配置してもよい。
また、本実施形態における第2合成方法では、サブ画像PS2としてサブ画像PSの左端部を切り出したが、サブ画像PS2としてサブ画像PSの一部を切り出せばよい。例えば、サブ画像PS2としてサブ画像PSの右端部を切り出してもよい。
[2−5.第3合成方法で生成された合成画像の具体例]
図7は、第3合成方法で生成された合成画像PC3の一例を示す画面である。投射画面530は、第3合成方法で生成された合成画像PC3をスクリーンSCに投射する場合に、スクリーンSCに表示される画像を示す。
合成画像PC3は、メイン画像PMと、サブ画像PS3とを含む。
第3合成方法では、生成部115は、サブ画像PSのうち合成画像PC3に含ませる対象の領域を示す表示領域を設定し、表示領域に含まれるサブ画像PS3の縦方向又は横方向の表示サイズが最大になるように、表示領域に含まれるサブ画像PS3とメイン画像PMとを合成して合成画像PC3を生成する。
具体的には、第3合成方法では、生成部115は、以下のようにして合成画像PC3を生成する。まず、生成部115は、メイン画像PMを、表示可能領域TAの左端に配置する。次に、生成部115は、サブ画像PSのうち合成画像PC3に含ませる対象の領域を示す表示領域を設定する。本実施形態では、例えば、表示領域をサブ画像PSの右側部に設定する。そして、生成部115は、表示領域に設定されたサブ画像PSの右側部が、メイン画像PMの右側の黒帯領域BA内において、縦方向の表示サイズが最大になるように、アスペクト比を保持してサイズを調整して、サブ画像PS3を生成する。そして、生成部115は、サブ画像PS3とメイン画像PMと合成して合成画像PC3を生成する。
図7に示すように、サブ画像PS3は、メイン画像PMの右側に配置される。サブ画像PS3の縦方向のサイズは、メイン画像PMの縦方向のサイズと同一である。サブ画像PS3は、黒帯領域BAに配置されるように、サブ画像PSのうち合成画像PC3に含ませる対象の領域を示す表示領域が設定される。
本実施形態では、サブ画像PS3は、ダイバー画像PDの上半身画像PUを含む。
本実施形態における第3合成方法では、メイン画像PMを表示可能領域TAの左端に配置したが、メイン画像PMを表示可能領域TAの右端に配置してもよい。
また、本実施形態における第3合成方法では、サブ画像PSのうち合成画像PC3に含ませる対象の領域を示す表示領域をサブ画像PSの右側部に設定したが、表示領域をサブ画像PSの一部に設定すればよい。例えば、表示領域をサブ画像PSに含まれるダイバー画像PDの頭部画像PHを含む領域に設定してもよい。この場合には、頭部画像PHを合成画像PC3に含ませることができる。
[2−6.第4合成方法で生成された合成画像の具体例]
図8は、第4合成方法で生成された合成画像PC4の一例を示す画面図である。投射画面540は、第4合成方法で生成された合成画像PC4をスクリーンSCに投射する場合に、スクリーンSCに表示される画像を示す。
合成画像PC4は、メイン画像PMと、第1サブ画像PS41と、第2サブ画像PS42と、黒帯領域BA41と、黒帯領域BA42とを含む。
第4合成方法では、生成部115は、複数のサブ画像PSの各々のサイズを調整して、メイン画像PMと合成して合成画像PC4を生成する。本実施形態では、例えば、第1サブ画像PS41及び第2サブ画像PS42の各々を縮小して、メイン画像PMと合成して合成画像PC4を生成する。
第1サブ画像PS41は、第1ウィンドウに表示された画像を示し、第2サブ画像PS42は、第2ウィンドウに表示された画像を示す。第1サブ画像PS41及び第2サブ画像PS42の各々のサイズは、例えば、メイン画像PMと同一である。
具体的には、第4合成方法では、生成部115は、以下のようにして合成画像PC4を生成する。まず、生成部115は、メイン画像PMを、表示可能領域TAの左端に配置する。次に、生成部115は、ユーザーからの操作に基づいて、第1ウィンドウと第2ウィンドウとを合成対象として指定する。第1ウィンドウに表示された第1サブ画像PS41と、第2ウィンドウに表示された第2サブ画像PS42が、メイン画像PMの右側の黒帯領域BA内において、横方向の表示サイズが最大になるように、アスペクト比を保持してサイズを調整する。そして、生成部115は、第1サブ画像PS41と第2サブ画像PS42とメイン画像PMと合成して合成画像PC4を生成する。
図8に示すように、第1サブ画像PS41及び第2サブ画像PS42は、メイン画像PMの右側に配置される。第1サブ画像PS41のサイズと第2サブ画像PS42のサイズとは同一に設定される。第1サブ画像PS41の横方向のサイズ、及び第2サブ画像PS42の横方向のサイズは、黒帯領域BAの横方向のサイズと同一である。すなわち、第1サブ画像PS41及び第2サブ画像PS42の横方向の画素数NH4は、1140ピクセルである。また、第1サブ画像PS41及び第2サブ画像PS42の縦方向の画素数NV4は、912(=1140×(1024/1280))ピクセルである。第1サブ画像PS41の上側には、黒帯領域BA41が配置され、第2サブ画像PS42の下側には、黒帯領域BA42が配置される。黒帯領域BA41及び黒帯領域BA42の横方向の画素数は、第1サブ画像PS41及び第2サブ画像PS42の横方向の画素数NH4と同一である。黒帯領域BA41及び黒帯領域BA42の縦方向の画素数NB4は、168(=(2160−912×2)/2)ピクセルである。
本実施形態では、第1サブ画像PS41は、右向きのダイバー画像PDを含み、第2サブ画像PS42は、左向きのダイバー画像PEを含む。
本実施形態における第4合成方法では、メイン画像PMを表示可能領域TAの左端に配置したが、メイン画像PMを表示可能領域TAの右端に配置してもよい。
また、本実施形態における第4合成方法では、2つのサブ画像PSの各々を縮小して、メイン画像PMと合成して合成画像PC4を生成したが、複数のサブ画像PSの各々のサイズを調整して、メイン画像PMと合成して合成画像PC4を生成すればよい。例えば、3つ以上のサブ画像PSの各々のサイズを調整して、メイン画像PMと合成して合成画像PC4を生成してもよい。
また、本実施形態における第4合成方法では、2つのサブ画像PSのアスペクト比及びサイズの各々が、メイン画像PMのアスペクト比及びサイズと同一であるが、本発明の実施形態はこれに限定されない。複数のサブ画像PSのアスペクト比及びサイズの各々は、例えば、各ウィンドウのアスペクト比及びサイズと同一でもよい。
[2−7.第5合成方法で生成された合成画像の具体例]
図9は、第5合成方法で生成された合成画像PC5の一例を示す画面図である。投射画面550は、第5合成方法で生成された合成画像PC5をスクリーンSCに投射する場合に、スクリーンSCに表示される画像を示す。
合成画像PC5は、メイン画像PMと、サブ画像PS2と、黒帯領域BA51と、黒帯領域BA52とを含む。
第5合成方法では、生成部115は、サブ画像PSとメイン画像PMとを同一のサイズに調整し、2つの画像を並べて合成して合成画像PC5を生成する。例えば、生成部115は、サブ画像PSとメイン画像PMとを同一のサイズに縮小し、2つの画像を並べて合成して合成画像PC5を生成する。
具体的には、第5合成方法では、生成部115は、以下のようにして合成画像PC5を生成する。まず、生成部115は、表示可能領域TA内に配置できるように、サブ画像PSとメイン画像PMとを同一のサイズに縮小し、サブ画像PS5とメイン画像PM5とを生成する。そして、生成部115は、サブ画像PS5とメイン画像PM5とを、表示可能領域TAの上下方向の中央位置に配置して、合成画像PC5を生成する。
図9に示すように、サブ画像PS5及びメイン画像PM5の上側には、黒帯領域BA51が配置され、サブ画像PS5及びメイン画像PM5の下側には、黒帯領域BA52が配置される。サブ画像PS5及びメイン画像PM5の横方向の画素数NH5は、1920(=3840/2)ピクセルである。サブ画像PS5及びメイン画像PM5の縦方向の画素数NV5は、1536(=1920×(1024/1280))ピクセルである。また、黒帯領域BA51及び黒帯領域BA52の縦方向の画素数NB5は、312(=(2160−1536)/2)ピクセルである。
本実施形態における第5合成方法では、生成部115は、サブ画像PSとメイン画像PMとを同一のサイズに縮小し、2つの画像を並べて合成して合成画像PC5を生成するが、本発明の実施形態はこれに限定されない。第5合成方法では、生成部115は、サブ画像PSとメイン画像PMとを同一のサイズに調整し、2つの画像を並べて合成して合成画像PC5を生成すればよい。同一のサイズは、合成画像PC5の横方向の画素数を1/2にしたサイズである。また、同一のサイズは、第1解像度RS1及び第2解像度RS2に基づいて決定してもよい。
また、本実施形態における第5合成方法では、サブ画像PS5とメイン画像PM5とを、表示可能領域TAの上下方向の中央位置に配置したが、本発明の実施形態はこれに限定されない。サブ画像PS5とメイン画像PM5とを、表示可能領域TA内に配置すればよい。換言すれば、サブ画像PS5とメイン画像PM5とを、表示可能領域TAの上下方向の位置は中央位置に限定されない。例えば、サブ画像PS5とメイン画像PM5とを、表示可能領域TAの上下方向の上側位置に配置してもよい。また、例えば、サブ画像PS5とメイン画像PM5とを、表示可能領域TAの上下方向の下側位置に配置してもよい。
[3.第1制御部の処理]
図10は、第1制御部110の処理の一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、まず、ステップS101において、取得部111は、プロジェクター200からプロジェクター200の解像度を示す第1解像度RS1を取得する。
次に、ステップS103において、決定部112は、第1解像度RS1と表示パネル141の解像度を示す第2解像度RS2とに基づき、第2解像度RS2の画像を、アスペクト比を保持して第1解像度RS1の画像に変換する際に画像が表示されない領域を示す黒帯領域BAを決定する。
次に、ステップS105において、判定部113は、黒帯領域BAのサイズが、予め設定された閾値サイズBS以上であるか否かを判定する。
黒帯領域BAのサイズが閾値サイズBS以上ではないと判定部113が判定した場合(ステップS105;NO)には、処理がステップS107に進む。
そして、ステップS107において、第1制御部110は、第1解像度RS1及び第2解像度RS2に基づき、メイン画像PMのサイズを調整し、送信部116は、調整後のメイン画像PMをプロジェクター200に送信する。その後、処理が終了する。
黒帯領域BAのサイズが閾値サイズBS以上であると判定部113が判定した場合(ステップS105;YES)には、処理がステップS109に進む。
そして、ステップS109において、選択部114は、第2解像度RS2のメイン画像PMと、第2解像度RS2のサブ画像PSとを合成する複数の合成方法の中から、ユーザーの操作入力に基づいて、1つの合成方法を選択する。
次に、ステップS111において、生成部115は、選択部114が選択した1つの合成方法によって、メイン画像PMとサブ画像PSとを合成して、第1解像度RS1の合成画像PCを生成する。
次に、ステップS113において、送信部116は、生成部115が生成した合成画像PCを、第1通信部150を介して、プロジェクター200に送信する。その後、処理が終了する。
ステップS101が、「取得ステップ」の一例に対応する。ステップS103が、「決定ステップ」の一例に対応する。ステップS105が、「判定ステップ」の一例に対応する。ステップS109が、「選択ステップ」の一例に対応する。ステップS111が、「生成ステップ」の一例に対応する。ステップS113が、「送信ステップ」の一例に対応する。
[5.本実施形態及び作用効果]
以上、図1〜図10を参照して説明したように、本実施形態に係る表示システム1の制御方法は、プロジェクター200と、プロジェクター200と通信可能に接続され、表示パネル141を有する画像処理装置100とを備える表示システム1の制御方法であって、画像処理装置100は、プロジェクター200からプロジェクター200の解像度を示す第1解像度RS1を取得する取得ステップと、第1解像度RS1と表示パネル141の解像度を示す第2解像度RS2とに基づき、第2解像度RS2の画像を、アスペクト比を保持して第1解像度RS1の画像に変換する際に画像が表示されない領域を示す黒帯領域BAを決定する決定ステップと、黒帯領域BAのサイズが、予め設定された閾値サイズBS以上であるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて黒帯領域BAのサイズが閾値サイズBS以上であると判定した場合に、第2解像度RS2のメイン画像PMと第2解像度RS2のサブ画像PSとを合成して、第1解像度RS1の合成画像PCを生成する生成ステップと、合成画像PCをプロジェクター200に送信する送信ステップと、を含む。
すなわち、画像処理装置100は、第2解像度RS2のメイン画像PMと第2解像度RS2のサブ画像PSとを合成して、第1解像度RS1の合成画像PCを生成し、合成画像PCをプロジェクター200に送信する。したがって、例えば、黒帯領域BAにサブ画像PSに配置することによって、黒帯領域BAを有効に活用できる。また、黒帯領域BAのサイズが閾値サイズBS以上である場合に、第2解像度RS2のメイン画像PMと第2解像度RS2のサブ画像PSとを合成するため、合成画像PCを生成するか否かを適正に判定できる。
また、画像処理装置100は、メイン画像PMとサブ画像PSとを合成する複数の合成方法の中から、1つの合成方法を選択する選択ステップを含み、生成ステップにおいて、選択ステップで選択された1つの合成方法によってメイン画像PMとサブ画像PSとを合成する。
すなわち、複数の合成方法の中から、1つの合成方法を選択し、選択された1つの合成方法によってメイン画像PMとサブ画像PSとを合成する。よって、適正な方法でメイン画像PMとサブ画像PSとを合成できる。したがって、黒帯領域BAを更に有効に活用できる。また、ユーザーの操作に基づいて、複数の合成方法の中から1つの合成方法を選択する場合には、ユーザーの利便性を向上できる。
また、複数の合成方法は、サブ画像PSを縮小してメイン画像PMと合成する第1合成方法を含む。
したがって、第1合成方法では、サブ画像PSを縮小してメイン画像PMと合成するため、例えば、黒帯領域BAにサブ画像PSに配置することによって、黒帯領域BAを有効に活用できる。
また、複数の合成方法は、サブ画像PSの縦方向又は横方向の表示サイズが最大になるように、サブ画像PSをメイン画像PMと合成する第2合成方法を含む。
よって、第2合成方法では、サブ画像PSの縦方向又は横方向の表示サイズが最大になるように、サブ画像PSをメイン画像PMと合成するため、サブ画像PSを最大サイズで表示できる。したがって、黒帯領域BAにサブ画像PSの縦方向又は横方向の表示サイズが最大になるように配置する場合には、黒帯領域BAを更に有効に活用できる。
また、複数の合成方法は、サブ画像PSのうち合成画像PCに含ませる対象の領域を示す表示領域を設定し、表示領域に含まれるサブ画像PSの縦方向又は横方向の表示サイズが最大になるように、表示領域に含まれるサブ画像PSとメイン画像PMとを合成する第3合成方法を含む。
したがって、第3合成方法では、表示領域を設定し、表示領域に含まれるサブ画像PSの縦方向又は横方向の表示サイズが最大になるように、表示領域に含まれるサブ画像PSとメイン画像PMとを合成するため、表示領域を適正に設定することによって、サブ画像PSを更に適正に表示できる。また、ユーザーの操作に基づいて、表示領域を設定する場合には、ユーザーが表示を所望する画像が表示されるように表示領域を設定できる。したがって、ユーザーの利便性を向上できる。
また、複数の合成方法は、複数のサブ画像PSの各々のサイズを調整して、メイン画像PMと合成する第4合成方法を含む。
よって、第4合成方法では、複数のサブ画像PSの各々のサイズを調整して、メイン画像PMと合成するため、複数のサブ画像PSを表示できる。したがって、黒帯領域BAに複数のサブ画像PSを配置する場合には、黒帯領域BAを更に有効に活用できる。
また、複数の合成方法は、サブ画像PSとメイン画像PMとを同一のサイズに調整し、2つの画像を並べて合成する第5合成方法を含む。
したがって、第5合成方法では、サブ画像PSとメイン画像PMとを同一のサイズに調整し、2つの画像を並べて合成するため、サブ画像PSとメイン画像PMとを同一のサイズで表示できる。
また、画像処理装置100は、表示パネル141に表示する主画面と、表示パネル141に表示しない副画面とを生成し、生成ステップにおいて、副画面に表示する画像として合成画像PCを生成する。
よって、画像処理装置100は、表示パネル141に表示する主画面と、表示パネル141に表示しない副画面とを生成し、副画面に表示する画像として合成画像PCを生成するため、いわゆる「デュアルディスプレイ機能」又は「マルチモニター機能」を用いて合成画像PCを生成できる。したがって、簡素な構成で合成画像PCを生成できる。
また、閾値サイズBSは、第2解像度RS2に基づいて設定される。
したがって、閾値サイズBSは第2解像度RS2に基づいて設定されるため、閾値サイズBSを適正に設定できる。
また、本実施形態に係る表示システム1は、プロジェクター200と、プロジェクター200と通信可能に接続され、表示パネル141を有する画像処理装置100とを備え、画像処理装置100は、プロジェクター200からプロジェクター200の解像度を示す第1解像度RS1を取得する取得部111と、第1解像度RS1と表示パネル141の解像度を示す第2解像度RS2とに基づき、第2解像度RS2の画像を、アスペクト比を保持して第1解像度RS1の画像に変換する際に画像が表示されない領域を示す黒帯領域BAを決定する決定部112と、黒帯領域BAのサイズが、予め設定された閾値サイズBS以上であるか否かを判定する判定部113と、黒帯領域BAのサイズが閾値サイズBS以上であると判定部113が判定した場合に、第2解像度RS2のメイン画像PMと、第2解像度RS2のサブ画像PSとを合成して、第1解像度RS1の合成画像PCを生成する生成部115と、合成画像PCをプロジェクター200に送信する送信部116と、を備える。
すなわち、第2解像度RS2のメイン画像PMと第2解像度RS2のサブ画像PSとを合成して、第1解像度RS1の合成画像PCを生成し、合成画像PCをプロジェクター200に送信する。したがって、例えば、黒帯領域BAにサブ画像PSに配置することによって、黒帯領域BAを有効に活用できる。また、黒帯領域BAのサイズが閾値サイズBS以上である場合に、第2解像度RS2のメイン画像PMと第2解像度RS2のサブ画像PSとを合成するため、合成画像PCを生成するか否かを適正に判定できる。
[6.他の実施形態]
上述した本実施形態は、好適な実施の形態である。ただし、上述の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。
本実施形態では、「表示装置」がプロジェクター200である場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。「表示装置」は画像を表示すればよい。「表示装置」が例えば、LCDに画像を表示する装置であってもよい。
本実施形態では、「情報処理装置」がパーソナルコンピューターで構成されるが、本発明の実施形態はこれに限定されない。「情報処理装置」がメモリーとプロセッサーとを備えればよい。「情報処理装置」が、例えば、タブレット端末でもよいし、スマートフォンでもよい。
本実施形態では、第1解像度RS1のアスペクト比が第2解像度RS2のアスペクト比と比較して横長であるが、本発明の実施形態はこれに限定されない。第1解像度RS1のアスペクト比が第2解像度RS2のアスペクト比と相違すればよい。第1解像度RS1のアスペクト比が、例えば第2解像度RS2のアスペクト比と比較して縦長でもよい。
本実施形態では、メイン画像PMがペンギン画像PG1〜ペンギン画像PG3を含み、サブ画像PS2がダイバー画像PDを含むが、本発明の実施形態はこれに限定されない。
例えば、メイン画像PMが、スライド原稿を示す画像であり、サブ画像PS2がスライドの目次を示す画像であってもよい。この場合には、スライドの目次を示す画像と、スライド原稿を示す画像とを同時に表示できるため、スライドを用いたプレゼンテーションの利便性を向上できる。
また、例えば、メイン画像PMが、生徒の解答を示す画像であり、サブ画像PS2が、教師が出題する問題を示す画像であってもよい。この場合には、問題と解答とを同時に表示できるため、教師が授業をする際の利便性を向上できる。
また、例えば、メイン画像PMが、映像を示す画像であり、サブ画像PS2が、ユーザーの操作を受け付ける画面を示す画像であってもよい。この場合には、画面の切り換えをすることなくユーザーの操作を行うことができるため、ユーザーの操作の利便性を向上できる。
また、図1及び図2に示した各機能部は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。つまり、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアで実現してもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、画像処理装置100及びプロジェクター200の他の各部の具体的な細部構成についても、趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
また、図10に示すフローチャートの処理単位は、画像処理装置100の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。図10の各々のフローチャートに示す処理単位の分割の仕方や名称によって制限されることはなく、処理内容に応じて、更に多くの処理単位に分割することもできるし、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。また、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
また、画像処理装置100の制御方法は、画像処理装置100が備える第1プロセッサー110Aに、画像処理装置100の制御方法に対応した第1制御プログラムを実行させることで実現できる。また、この第1制御プログラムは、コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体に記録しておくことも可能である。記録媒体としては、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。具体的には、フレキシブルディスク、HDD、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD、Blu−ray(登録商標) Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリー、カード型記録媒体等の可搬型、或いは固定式の記録媒体が挙げられる。また、記録媒体は、画像処理装置が備える内部記憶装置であるRAM、ROM、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。また、画像処理装置100の制御方法に対応した第1制御プログラムをサーバー装置等に記憶させておき、サーバー装置から画像処理装置100に、第1制御プログラムをダウンロードすることで画像処理装置100の制御方法を実現することもできる。
1…表示システム、100…画像処理装置(情報処理装置)、110…第1制御部、110A…第1プロセッサー、110B…第1メモリー、111…取得部、112…決定部、113…判定部、114…選択部、115…生成部、116…送信部、120…第1記憶部、130…第1操作部、140…第1表示部、141…表示パネル(表示部)、150…第1通信部、160…第1インターフェース部、200…プロジェクター(表示装置)、210…投射部、211…光源部、212…光変調装置、213…投射光学系、215…液晶パネル、220…駆動部、221…光源駆動部、222…光変調装置駆動部、231…第2操作部、235…入力インターフェース、241…画像インターフェース、245…画像処理部、250…第2制御部、251…第2メモリー、253…第2プロセッサー、300…投射画面、400…合成方法選択画面、410…第1方法選択部、420…第2方法選択部、430…第3方法選択部、440…第4方法選択部、450…第5方法選択部、460…決定ボタン、470…キャンセルボタン、510、520、530、540、550…投射画面、AR1、AR2…アスペクト比、BA、BA1、BA2、BA41、BA42、BA51、BA52…黒帯領域、PC、PC1、PC2、PC3、PC4、PC5…合成画像、PL…画像光、PM、PM5…メイン画像、PS、PS1、PS2、PS3、PS5…サブ画像、PS41…第1サブ画像、PS42…第2サブ画像、RS1…第1解像度、RS2…第2解像度、SC…スクリーン。

Claims (10)

  1. 表示装置と、前記表示装置と通信可能に接続され、表示部を有する情報処理装置とを備える表示システムの制御方法であって、
    前記情報処理装置は、
    前記表示装置から前記表示装置の解像度を示す第1解像度を取得する取得ステップと、
    前記第1解像度と前記表示部の解像度を示す第2解像度とに基づき、前記第2解像度の画像を、アスペクト比を保持して前記第1解像度の画像に変換する際に画像が表示されない領域を示す黒帯領域を決定する決定ステップと、
    前記黒帯領域のサイズが、予め設定された閾値サイズ以上であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記黒帯領域のサイズが前記閾値サイズ以上であると判定した場合に、前記第2解像度のメイン画像と前記第2解像度のサブ画像とを合成して、前記第1解像度の合成画像を生成する生成ステップと、
    前記合成画像を前記表示装置に送信する送信ステップと、
    を含む、表示システムの制御方法。
  2. 前記情報処理装置は、前記メイン画像と前記サブ画像とを合成する複数の合成方法の中から、1つの合成方法を選択する選択ステップを含み、
    前記生成ステップにおいて、前記選択ステップで選択された前記1つの合成方法によって前記メイン画像と前記サブ画像とを合成する、
    請求項1に記載の表示システムの制御方法。
  3. 前記複数の合成方法は、前記サブ画像を縮小して前記メイン画像と合成する第1合成方法を含む、請求項2に記載の表示システムの制御方法。
  4. 前記複数の合成方法は、前記サブ画像の縦方向又は横方向の表示サイズが最大になるように、前記サブ画像を前記メイン画像と合成する第2合成方法を含む、請求項2又は請求項3に記載の表示システムの制御方法。
  5. 前記複数の合成方法は、前記サブ画像のうち前記合成画像に含ませる対象の領域を示す表示領域を設定し、前記表示領域に含まれる前記サブ画像の縦方向又は横方向の表示サイズが最大になるように、前記表示領域に含まれる前記サブ画像と前記メイン画像とを合成する第3合成方法を含む、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の表示システムの制御方法。
  6. 前記複数の合成方法は、複数の前記サブ画像の各々のサイズを調整して、前記メイン画像と合成する第4合成方法を含む、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の表示システムの制御方法。
  7. 前記複数の合成方法は、前記サブ画像と前記メイン画像とを同一のサイズに調整し、2つの画像を並べて合成する第5合成方法を含む、請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の表示システムの制御方法。
  8. 前記情報処理装置は、前記表示部に表示する主画面と、前記表示部に表示しない副画面とを生成し、
    前記生成ステップにおいて、前記副画面に表示する画像として前記合成画像を生成する、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の表示システムの制御方法。
  9. 前記閾値サイズは、前記第2解像度に基づいて設定される、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の表示システムの制御方法。
  10. 表示装置と、前記表示装置と通信可能に接続され、表示部を有する情報処理装置とを備え、
    前記情報処理装置は、
    前記表示装置から前記表示装置の解像度を示す第1解像度を取得する取得部と、
    前記第1解像度と前記表示部の解像度を示す第2解像度とに基づき、前記第2解像度の画像を、アスペクト比を保持して前記第1解像度の画像に変換する際に画像が表示されない領域を示す黒帯領域を決定する決定部と、
    前記黒帯領域のサイズが、予め設定された閾値サイズ以上であるか否かを判定する判定部と、
    前記黒帯領域のサイズが前記閾値サイズ以上であると前記判定部が判定した場合に、前記第2解像度のメイン画像と前記第2解像度のサブ画像とを合成して、前記第1解像度の合成画像を生成する生成部と、
    前記合成画像を前記表示装置に送信する送信部と、
    を備える、表示システム。
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