JP6493664B2 - 照明制御装置、照明システム、及びプログラム - Google Patents

照明制御装置、照明システム、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、照明装置を制御する照明制御装置、及び、照明制御装置と照明装置と映像再生装置とを含む照明システムに関する。
例えば特許文献1には、浴室と、この浴室内で映像や音声を視聴できるように設置された視聴手段と、浴室照明手段と、浴室照明手段の照度を制御する照明制御手段と、から構成される視聴手段付浴室が開示されている。この視聴手段付浴室では、該視聴手段の作動と連動して該照明制御手段により該浴室照明手段の照度が制御される。これにより、浴室内で、人が映像または音声を視聴するときには、浴室内の照明が暗くされる。
特開2003−97061号公報
近年では、例えば店舗等の室内空間において、プロジェクタ等の映像再生装置で映像(静止画または動画)を再生すること、もしくは、照明装置で明るさまたは色温度を調整することにより空間の演出が行われている。
また、映像の再生および照明装置の制御の両者によって照明空間を作り出す場合、映像再生装置により映し出される映像の明るさ等を、照明装置で照射される光の明るさ等と合わせなければ統一感のある照明空間を提供することができない。そのため、例えば、照明設計に詳しい専門家が、映像再生装置及び照明装置のそれぞれを調整しては調整後の照明空間を確認するという作業が繰り返し行われている。
しかしながら、映像再生装置及び照明装置を調整する人が、必ずしも照明設計に詳しい専門家とは限らない。また、映像再生装置と照明装置とを個別に調整すると、調整にばらつきができてしまうおそれがある。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、映像再生装置で再生される映像に適した照明空間を容易に形成することができる照明制御装置等を提供する。
本発明の一態様に係る照明制御装置は、照明装置を制御する照明制御装置であって、映像再生装置によって再生され投射される映像コンテンツの特徴量を算出する算出部と、前記算出部によって算出された特徴量に基づく、前記照明装置の光出力の制御を行う照明制御部とを備える。
また、本発明の一態様に係る照明システムは、本発明のいずれかの態様に係る、照明制御装置、照明装置、および、映像再生装置を備える。
また、本発明の一態様に係るプログラムは、照明装置を制御するためのプログラムであって、映像再生装置によって再生される映像コンテンツの特徴量を算出する算出ステップと、前記算出ステップにおいて算出された特徴量に基づいて前記照明装置の光出力を制御する制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明に係る照明制御装置等によれば、映像再生装置で再生される映像に適した照明空間を容易に形成することができる。
図1は、実施の形態1に係る照明システムの基本的な構成を示す図である。 図2は、実施の形態1に係る照明制御装置の基本的な処理の流れを示す図である。 図3は、実施の形態1に係る照明システムの具体的な構成例を示す図である。 図4は、実施の形態1に係る設定画面の第1の例を示す図である。 図5は、実施の形態1に係る設定画面の第2の例を示す図である。 図6は、実施の形態1に係る設定画面の第3の例を示す図である。 図7は、実施の形態2に係る照明システムの構成を示す図である。 図8は、実施の形態2に係る第一制御装置および第二制御装置のそれぞれで表示される設定画面の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1に係る照明システムについて説明する。
[照明システムの基本構成および動作]
まず、図1および図2を用いて、実施の形態1に係る照明システムの基本的な構成および動作について説明する。
図1は、実施の形態1に係る照明システム10の基本的な構成を示す図である。図2は、実施の形態1に係る照明制御装置100の基本的な処理の流れを示す図である。
図1示すように、実施の形態1に係る照明システム10は、照明制御装置100と、照明装置50と、映像再生装置200とを備える。本実施の形態では、照明システム10には、照明制御装置100によって制御される照明装置50が2つ備えられている。なお、2つの照明装置50を区別するために、図1では、2つの照明装置50のそれぞれに“A”または“B”が付されている。このことは、後述する図3、図7および図8でも同じである。
照明装置50は、器具本体51と、器具本体51に取り付けられるランプ55を備える。照明システム10が備える2つの照明装置50は、例えば、映像再生装置200による映像コンテンツの投射が行われる部屋の天井に配置されている。
また本実施の形態では、映像再生装置200と2つの照明装置50のそれぞれが照明制御装置100と接続されている。
映像再生装置200は、静止画または動画である映像コンテンツを再生し投射する装置である。つまり、映像再生装置200は、部屋の壁面またはスクリーン等に映像を投射するプロジェクタとしての機能を有している。
本実施の形態では、映像再生装置200は、装着された可搬型記憶媒体(例えばメモリカード)から複数の映像コンテンツそれぞれを読み出して再生することができる。なお、映像再生装置200は、複数の映像コンテンツを格納する記憶装置を内蔵してもよく、また、通信を介して、他の装置から送信される複数の映像コンテンツを受信して再生してもよい。
また、映像再生装置200と照明制御装置100との接続の態様に特に限定はなく、例えば、LAN(Local Area Network)を介して映像再生装置200と照明制御装置100とが通信可能であってもよい。また、例えば、映像再生装置200と照明制御装置100とが、1本の通信ケーブルによって一対一で通信可能なように接続されていてもよい。また、映像再生装置200と照明制御装置100との間の通信区間の少なくとも一部が、無線による通信区間であってもよい。さらに、映像再生装置200と照明制御装置100との間で、複数の通信路が形成されていてもよい。
照明制御装置100は、照明装置50を制御する装置である。本実施の形態では、2つの照明装置50のそれぞれの光出力を制御する。具体的には、2つの照明装置50それぞれは、制御信号線が照明制御装置100と接続されており、PWM(Pulse Width Modulation)信号によって調光制御または調色制御が行われる。
なお、照明装置50の制御の手法に特に限定はなく、照明装置50における調光制御または調色制御がデジタル信号によってなされてもよい。
本実施の形態に係る照明制御装置100は、基本的な構成要素として、特徴量算出部110と照明制御部120とを備える。照明制御装置100の基本的な処理の流れは以下の通りである。
すなわち、図2に示すように、特徴量算出部110は、映像再生装置200によって再生され投射される映像コンテンツの特徴量を算出する(S10)。照明制御部120は、特徴量算出部110によって算出された特徴量に基づく照明装置50の光出力の制御を行う(S20)。
すなわち、映像コンテンツが投射される壁面またはスクリーン等の投射領域を有する空間における照明光が、当該映像コンテンツの特徴量に基づいて、調光制御または調色制御される。これにより、再生される映像コンテンツに適した照明空間の形成が容易化される。
なお、「映像コンテンツの特徴量」とは、映像コンテンツである静止画または動画の明るさまたは色合い等を示す情報であり、例えば、映像コンテンツのデータ(コンテンツデータ)に示される画素値等を用いて算出される情報である。特徴量の算出手法の例については後述する。
また、本実施の形態では、特徴量算出部110は、映像コンテンツを取得して解析することで、映像コンテンツの特徴量を算出する。具体的には、特徴量算出部110は、有線通信または無線通信によって照明制御装置100と接続された映像再生装置200から送信される映像コンテンツを取得し、その特徴量を算出する。このように、特徴量算出部110は、特徴量を算出すべき映像コンテンツを通信を介して取得することで、例えば、映像再生装置200が保持する映像コンテンツの特徴量の算出を速やかに実行することができる。
[照明システムの詳細]
次に、図3〜図6を用いて、実施の形態1に係る照明システム10の構成および動作についてより詳細に説明する。
図3は、実施の形態1に係る照明システム10の具体的な構成例を示す図である。
図3に示すように、照明システム10は、照明制御装置100と通信する情報端末300を備えてもよい。情報端末300は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、またはパーソナルコンピュータ等である。情報端末300は、照明制御装置100との通信で得た情報に基づく画像を表示することができる表示部310を有している。また、照明制御装置100と情報端末300とは、例えば、BlueTooth(登録商標)またはWi−Fi(登録商標)などの規格に従った無線通信によって情報のやり取りを行うことができる。
照明制御装置100が備える照明制御部120は、補助情報出力部122を有している。補助情報出力部122は、特徴量算出部110により算出された特徴量を用いて、照明装置50の光出力の制御に用いられる値の決定を補助するための補助情報を生成し、出力する。これにより、当該特徴量に基づく照明装置50の光出力の制御がより効率よく行われる。
また、照明制御装置100はさらに、映像制御部130を備えている。映像制御部130は、映像再生装置200に映像コンテンツの再生を指示する。つまり、照明装置50の調光制御等を行う装置である照明制御装置100が、照明空間の形成に関与する映像再生装置200の動作を制御する機能を有している。これにより、映像再生装置200によって再生される映像コンテンツに適した照明空間の形成がより効率よく行われる。
照明制御装置100が備える特徴量算出部110、照明制御部120、および映像制御部130による処理は、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびメモリ等を有するマイコン(マイクロコントローラ)101、並びに、取得した映像コンテンツ等を保持する記憶部(図示せず)によって実現される。つまり、マイコン101が、所定のプログラムを実行することで、特徴量算出部110等の機能が実現される。
当該所定のプログラムとしては、照明装置50を制御するためのプログラムであって、少なくとも以下の処理をコンピュータ(マイコン101)に実行させるためのプログラムが例示される。当該処理は、映像再生装置200によって再生される映像コンテンツの特徴量を算出する算出ステップと、算出ステップにおいて算出された特徴量に基づいて照明装置50の光出力を制御する制御ステップとを含む。
また、特徴量算出部110、照明制御部120、および映像制御部130は、通信部105を介して、映像再生装置200との間で通信を行うことができる。
このように構成された照明制御装置100は、例えば以下のように動作する。照明制御部120は、通信部105を介して、映像再生装置200から、映像再生装置200が保持する複数の映像コンテンツの識別情報(映像コンテンツのタイトルまたはサムネイル画像など)を取得する。照明制御部120の補助情報出力部122は、取得した識別情報のリストであるコンテンツリストを生成し出力する。より詳細には、補助情報出力部122は、コンテンツリストに加え、照明装置50の点灯条件(調光レベルなど)を設定するための選択肢または項目名などを含む補助情報を生成し出力する。補助情報出力部122から出力された補助情報は、情報端末300に受信されて設定画面の生成に用いられる。
なお、「照明装置50の点灯条件を設定する」、とは、例えば、照明装置50の制御に用いられる値を、照明制御装置100に入力すること、または、当該値を、照明制御装置100を介して、照明装置50に入力すること等を意味する。
図4は、実施の形態1に係る設定画面の第1の例を示す図である。
図4に示す設定画面400は、補助情報出力部122が生成して出力する補助情報を用いて情報端末300が生成し、表示部310に表示する画面である。つまり、補助情報出力部122は、照明装置50の光出力の制御に用いられる値の入力を受け付ける設定画面400に用いられる補助情報を生成する。これにより、例えば、点灯条件の設定の容易化が図られる。
具体的には、情報端末300が実行する所定のアプリケーションプログラムが、照明制御装置100から送信される補助情報を用いて設定画面400を生成し、表示部310に表示させる。なお、補助情報出力部122は、補助情報を用いて設定画面400そのものを生成し、情報端末300に送信してもよい。また、例えば、照明制御装置100が液晶パネル等の表示部を有する場合、当該表示部に設定画面400が表示されてもよい。
設定画面400は、照明装置50の光出力の制御に用いられる値の入力を受け付ける画面である。使用者は、例えばタブレットである情報端末300の表示部310に表示される設定画面400を用いて、映像再生装置200で再生する映像コンテンツの選択と、その映像コンテンツが投射されたときの各照明装置50の点灯条件とを設定することができる。
例えば、設定画面400の左側には、映像再生装置200が再生可能な映像コンテンツを示す情報(コンテンツ選択肢)が表示される。図4では、コンテンツ選択肢として4つの映像コンテンツを示す情報((1)〜(4))が表示されている。使用者は、(1)〜(4)それぞれに対応づけられたラジオボタン411のいずれかを選択することで、映像再生装置200で再生される映像コンテンツを選択することができる。
なお、これら4つの映像コンテンツは、例えば静止画であり、例えば、海の中(カラー)、夕焼け(カラー)、高原(モノクロ)、星空(モノクロ)など、表示内容および色調が互いに異なる映像を示す映像コンテンツである。
さらに、設定画面400の下部には、選択された映像コンテンツの解析を開始する解析開始ボタン412が表示されている。使用者が、解析開始ボタン412を押すこと(例えば、表示部310における当該ボタンの領域をタップすること、以下同じ)で、選択された映像コンテンツの解析が、照明制御装置100の特徴量算出部110で行われる。
設定画面400の右側には、照明装置50の点灯条件を設定するための各種項目が表示される。図4では、点灯条件の設定の対象である照明装置50を選択するプルダウンメニュー421、その照明装置50の品番を選択するプルダウンメニュー422、調光レベルおよび調色レベルそれぞれを変更するための調光用スライダー440および調色用スライダー450、並びに、それらの設定を反映させる設定ボタン460が設定画面400に表示されている。
このような設定画面400を用いて行われる、再生すべき映像コンテンツの選択、および、照明装置50の点灯条件の設定についての処理の流れを説明する。
使用者は、まず、設定画面400の左側のコンテンツ選択肢の中から、映像再生装置200に再生および投射させるべき映像コンテンツをラジオボタン411で選択する。次に解析開始ボタン412を押してコンテンツの解析を行う。図4に示す例では、解析開始ボタン412が押された場合、情報端末300から、“(2)”の映像コンテンツを示す情報が、照明制御装置100に送られる。特徴量算出部110は、“(2)”の映像コンテンツを、映像再生装置200から取得して解析する。
特徴量算出部110には、コンテンツの解析のためのアルゴリズムが予め組み込まれている。特徴量算出部110は、例えば以下の手順で、特徴量の算出の対象、つまり、再生の対象となる映像コンテンツ(以下、「対象コンテンツ」という。)の特徴量を算出する。
特徴量算出部110は、対象コンテンツの特徴量の一例である、対象コンテンツの平均輝度を求める。例えば、平均輝度として0〜255のいずれかの数値が算出される。なお、対象コンテンツがカラーの画像であれば一般的に知られているRGBからYUVへの変換式を用いてもよい。また、特徴量算出部110は、対象コンテンツがモノクロ画像であれば平均明度を求める。例えば、平均明度として0〜255のいずれかの数値が算出される。
特徴量算出部110はさらに、映像再生装置200から出射される光束に、“平均輝度の値/255”を乗算し、投射領域の面積で除算することで、映像再生装置200が投射する対象コンテンツの平均照度を求めることができる。このようにして、特徴量算出部110は、対象コンテンツの特徴量の一例である、対象コンテンツの平均照度を算出する。
次に、照明制御装置100の照明制御部120は、算出された対象コンテンツの特徴量に基づく、照明装置50の光出力の制御を行う。例えば、対象コンテンツの平均照度と同程度の照度が得られるように、照明制御部120によって、照明装置50の調光レベルが調整される。
例えば、使用者が、図4に示すように、照明装置A(“A”が付された照明装置50(図3参照))を選択し、その品番を選択した場合を想定する。なお、照明装置Aが照らす場所の平均照度はシミュレーションもしくは測定により求めることができ、照明装置Aの全灯時の平均照度は、照明制御装置100に予め保持されている。また、照明装置Aの調光レベルと光束との関係を示す情報も、予めデータテーブルとして照明制御装置100に保持されている。照明制御装置100の照明制御部120は、これらの情報を用いて、対象コンテンツの特徴量(平均照度)と同程度の照度を得ることができる調光レベルを算出するこれにより、調光レベルの推奨値が算出される。
照明制御部120の補助情報出力部122は、算出された調光レベルの推奨値が設定画面400の調光用スライダー440の横に三角マークで表示されるように補助情報を生成して出力する。その結果、図4に示されるように、設定画面400に、調光レベルの推奨値を示す三角マーク442が表示される。
使用者は、調光用スライダー440を、例えば三角マーク442の位置に合わせて設定ボタン460を押す。これにより、調光用スライダー440の位置に対応する調光レベルが、照明装置Aの光出力の制御に用いられる値として決定される。さらに、ユーザは、確認ボタン470を押す。その結果、映像再生装置200は対象コンテンツを再生して投射し、照明装置Aは設定された調光レベルで空間を照らす。
具体的には、確認ボタン470が押されることで、照明制御装置100の映像制御部130から、対象コンテンツを再生する指示が映像再生装置200に送信され、映像再生装置200は当該指示に従って、対照コンテンツを再生し投射する。さらに、調光用スライダー440に示される調光レベルに対応するPWM信号が、照明制御部120から照明装置Aに送信され、これにより、照明装置Aは、当該調光レベルに対応する明るさに変更される。
つまり、照明制御部120は、補助情報を用いて照明制御部120に入力された値である設定値(上記説明では調光レベル)を用いて、照明装置50(上記説明では照明装置A)の光出力を制御することができる。つまり、照明制御部120による効率的な照明装置50の制御が行われる。
以上の処理により、対象コンテンツの特徴量に応じた照明装置50の調光制御がなされ、その照明装置50によって照らされる照明空間が形成される。つまり、映像再生装置200で再生される映像に適した照明空間が容易に形成される。また、使用者は、その照明空間の適否を最終的に判断することができ、その照明空間が、使用者の好みとは異なる場合、例えば調光用スライダー440を動かして、設定ボタン460および確認ボタン470を押すことで、点灯条件の微調整を行うことが可能である。
また、照明装置50が、色温度の制御が可能な照明装置である場合、照明制御装置100は、映像再生装置200で再生される映像コンテンツの特徴量に応じた、照明装置50における色温度の制御(調色制御)も可能である。例えば、使用者により、設定画面400において、対象コンテンツとして、夕焼けの静止画である映像コンテンツが選択され、解析開始ボタン412が押された場合、以下の処理が行われる。
照明制御装置100の特徴量算出部110は、夕焼けの静止画に対応する画像データの各ピクセルのRGB値を、色度図の(x,y)座標に変換する。この変換には、例えば一般に知られている変換式が用いられる。特徴量算出部110は、この変換結果の度数分布を求め、度数が最多の値を特定する。特徴量算出部110はさらに、特定した値から相関色温度を求める。例えば、夕焼けの画像データにおいて最も多い色に最も近い、黒体軌跡上の色温度が求められる。このようにして求められる相関色温度の値は、特徴量算出部110によって算出される特徴量の一例である。
また、図4に示すように、使用者によって照明装置Aが選択され、その品番が選択された場合、照明制御装置100の照明制御部120は、照明制御装置100に予め保持されている当該品番に対応する光源の色温度範囲と調色信号のデータテーブルとを呼び出す。
照明制御部120の補助情報出力部122は、特徴量算出部110によって算出された相関色温度の値を示す情報が、設定画面400に表示されるように補助情報を生成する。図4に示す例では、算出された相関色温度の値を中心とする推奨範囲を示す範囲画像452が設定画面400に表示されている。なお、推奨範囲としては、例えば、算出された相関色温度の値のプラスマイナス20%の範囲が採用される。
使用者は、調色用スライダー450を、範囲画像452に示される推奨範囲のいずれかの位置に合わせて設定ボタン460を押す。これにより、調色用スライダー450の位置に対応する調色レベルが、照明装置Aの光出力の制御に用いられる値として決定される。さらに、使用者は、確認ボタン470を押す。その結果、映像再生装置200は、対象コンテンツである夕焼けの静止画を投射し、照明装置Aは設定された調色レベルで空間を照らす。
具体的には、確認ボタン470が押されることで、照明制御装置100の映像制御部130から、対象コンテンツである夕焼けの静止画を再生する指示が映像再生装置200に送信され、映像再生装置200は当該指示に従って、夕焼けの静止画を再生し投射する。さらに、調色用スライダー450に示される調色レベルに対応するPWM信号が、照明装置Aに送信され、これにより、照明装置Aは、当該調光レベルに対応する色温度に変更される。
以上の処理により、対象コンテンツの特徴量に応じた照明装置50の調光制御がなされ、その照明装置50によって照らされる照明空間が形成される。つまり、映像再生装置200で再生される映像に適した照明空間が容易に形成される。また、使用者は、その照明空間の適否を最終的に判断することができ、その照明空間が、使用者の好みとは異なる場合、例えば調色用スライダー450を動かして、設定ボタン460および確認ボタン470を押すことで、点灯条件の微調整を行うことが可能である。
なお、上記説明では、照明装置50の調光のための設定と、照明装置50の調色のための設定とがそれぞれとを個別に行われる場合を説明したが、調光と調色とが同時に設定されてもよい。例えば、照明制御装置100の照明制御部120が生成して出力する補助情報を用いて、図5に示す設定画面400aが生成されてもよい。
図5は、実施の形態1に係る設定画面の第2の例を示す図である。図5に示す設定画面400aでは、色温度軸と、調光レベル軸とで形成される設定用平面430が表示されている。また、設定用平面430には、推奨される色温度範囲および調光レベル範囲を2次元領域で示す範囲画像432が示されている。
このような範囲画像432は、照明制御部120の特徴量算出部110が、ラジオボタン411の選択によって特定された対象コンテンツを、上述のように解析することで得た特徴量に基づいて生成されている。
つまり、設定用平面430および範囲画像432を含む設定画面400aは、上述の設定画面400と同じく、照明制御部120の補助情報出力部122により生成された補助情報を用いて情報端末300が生成し、表示部310に表示される。また、照明制御部120の補助情報出力部122が設定画面400aを生成し、情報端末300に送信してもよい。
使用者は、例えば、設定画面400aの設定用平面430における、範囲画像432内のいずれかの位置をタップ等の操作によって選択し、設定ボタン460を押す。使用者は最後に確認ボタン470を押すと、映像再生装置200は対象コンテンツを再生して投射し、照明装置Aは、設定用平面430を用いて設定された調光レベルおよび調色レベルで空間を照らす。
具体的には、確認ボタン470が押されることで、照明制御装置100の映像制御部130から、対象コンテンツを再生する指示が映像再生装置200に送信され、映像再生装置200は当該指示に従って、対照コンテンツを再生し投射する。さらに、設定用平面430で選択された位置に応じた調光レベルおよび調色レベルのそれぞれに対応するPWM信号が、照明装置Aに送信される。これにより、照明装置Aは、当該調光レベルおよび当該調色レベルに対応する明るさおよび色温度に変更される。
以上の処理により、対象コンテンツの特徴量に応じた照明装置50の調光制御および調色制御がなされ、その照明装置50によって照らされる照明空間が形成される。つまり、映像再生装置200で再生される映像に適した照明空間が容易に形成される。また、使用者は、その照明空間の適否を最終的に判断することができ、その照明空間が、使用者の好みとは異なる場合、例えば設定用平面430における選択位置を変更し、設定ボタン460および確認ボタン470を押すことで、点灯条件の微調整を行うことができる。
以上のように、本実施の形態では、補助情報出力部122は、対象コンテンツの特徴量を用いて決定された、照明装置50の光出力の制御に用いられる値についての推奨値または推奨範囲を示す情報を含む補助情報を生成し、出力する。これにより、図4および図5に示されるように、対象コンテンツに適した、調光レベルもしくは調色レベルの値、または、調光レベルもしくは調色レベルの範囲が、使用者に提示される。その結果、例えば、当該特徴量に基づく照明装置50の光出力の制御であって、対象コンテンツに適した照明空間の形成のための制御が、より効率よく行われる。
なお、設定画面400等の画面に表示される推奨値または推奨範囲は、三角マーク442または範囲画像452等の画像の位置または大きさで表すのではなく、数値によって表されてもよい。また、調光レベルまたは調色レベルの情報端末300への入力も、スライダー等の画像を用いるのではなく、例えば、調光レベルまたは調色レベルを表す数値の入力によって行われてもよい。この場合、例えば、照明設計に詳しい使用者は、推奨値または推奨範囲を表す数値に応じて、調光レベルまたは調色レベルを、数値で情報端末300に入力することができる。つまり、照明空間の、より緻密な調整が可能となる。
ここで、上記説明では、映像再生装置200が再生し投射する映像コンテンツが静止画である場合の、照明装置50の光出力の制御について説明した。しかし、照明制御装置100は、映像コンテンツが動画である場合も、当該動画の特徴量に基づいた照明装置50の光出力の制御を行うことができる。
図6は、実施の形態1に係る設定画面の第3の例を示す図である。図6に示す設定画面400bでは、左側に、複数の映像コンテンツの中から1つを選択するプルダウンメニュー413と、サンプル抽出ボタン414と、複数のサンプルのそれぞれに対応付けられたラジオボタン416と、各サンプルの動画内での時間位置を示す時間位置情報415と、解析開始ボタン412とが表示されている。
使用者は、まず、映像再生装置200に再生および投射させるべき映像コンテンツを、プルダウンメニュー413を用いて選択し、サンプル抽出ボタン414を押す。照明制御装置100では、例えば特徴量算出部110が、選択された映像コンテンツ(対象コンテンツ)に含まれる複数のフレームの中から、照明空間の調整用の1以上のフレームをサンプルとして抽出する。
特徴量算出部110は、例えば、フレーム毎に平均輝度を算出し、その平均値、最大値、最小値、中央値に対応するフレームを、複数のフレームの中から選択する。さらに、選択した各フレームに関する情報を、照明制御部120の補助情報出力部122に通知する。補助情報出力部122は、各フレームに関する情報を用いて、各フレームに対応付けられたラジオボタン416および時間位置情報415等が、設定画面400bに表示されるように補助情報を生成する。
使用者は、設定画面400bに表示されたラジオボタン411のいずれかを選択することで、照明空間の調整に用いるサンプルを選択する。また、使用者は、設定画面400bに表示された解析開始ボタン412を押す。これにより、照明制御装置100の特徴量算出部110によって、対象コンテンツの解析が行われ、これより、対象コンテンツの特徴量が算出される。
具体的には、特徴量算出部110は、動画である対象コンテンツに含まれる複数のフレームから少なくとも1つのフレームを選択し、選択した当該少なくとも1つのフレームを用いて、対象コンテンツの特徴量を算出する。このように、選択されたフレームを用いて対象コンテンツの特徴量を算出することで、例えば、特徴量の算出を効率よく行うことができる。
また、特徴量の算出の手法は、上述の通りであり、選択した少なくとも1つのフレームに対応する平均照度、および、相関色温度の値の少なくとも一方が特徴量として算出される。
なお、特徴量算出部110が特徴量の算出に用いる1以上のフレームの選択の手法に特に限定はない。例えば、対象コンテンツにおける時間位置が最初のフレーム、中央のフレーム、および最後のフレームが、特徴量の算出に用いられるフレームとして選択されてもよい。このように、簡易な手法でフレームを選択することで、例えば、動画である対象コンテンツの特徴量の算出に要する処理負荷を軽減することができる。
また、上記のサンプルの抽出処理において算出された、フレーム毎の平均輝度の平均値を算出し、算出された平均値を用いて、対象コンテンツの特徴量である、対象コンテンツの平均照度が算出されてもよい。これにより、例えば、対象コンテンツの全フレームが考慮された特徴量が算出される。
照明制御部120の補助情報出力部122は、特徴量算出部110によって算出された特徴量を用いて、図6に示す、三角マーク442および調光用スライダー440等が設定画面400bに表示されるように補助情報を生成して出力する。
使用者は、設定画面400bにおいて、照明装置50の選択および品番の選択を行い、さらに、調光用スライダー440および調色用スライダー450の少なくとも一方を操作して、設定ボタン460を押し、その後、確認ボタン470を押す。
その結果、映像再生装置200は、その時点で選択されているサンプルを再生して投射し、選択された照明装置50(図6では照明装置A)は、設定された調光レベルおよび調色レベルで空間を照らす。
具体的には、確認ボタン470が押されることで、選択されているサンプル(図6では、サンプル2)を示す情報が、情報端末300から照明制御装置100に送信される。また、調光用スライダー440および調色用スライダー450に示される調光レベルおよび調色レベルそれぞれに対応するPWM信号が、照明制御部120から照明装置Aに送信される。
照明制御装置100の映像制御部130は、選択されているサンプル2を再生する指示を映像再生装置200に送信する。映像再生装置200は当該指示に従って、対照コンテンツに含まれるサンプル2の画像(静止画)を再生し投射する。また、照明装置Aは、当該調光レベルおよび当該調色レベルに対応する明るさおよび色温度に変更される。
さらに、使用者が、設定画面400bにおいて、サンプル選択のリスト内において、選択するサンプルを、例えばサンプル2からサンプル3に変更し、確認ボタン470が押された場合、サンプル3を示す情報が情報端末300から照明制御装置100に送信される。その結果、映像再生装置200によって再生され投射される静止画が、サンプル2からサンプル3に切り換えられる。
このように、映像制御部130は、対象コンテンツが動画である場合、対象コンテンツに含まれる複数のフレームのうちから選択された2以上のフレームのそれぞれの再生を指示することができる。これにより、対象コンテンツの特徴量に対応して設定された点灯条件の下で形成された照明空間において、再生され投射される静止画(サンプルフレーム)が切り換えられる。これにより、使用者は、例えば、当該点灯条件が、動画である対象コンテンツに適しているか否かを効率よく確認することができる。このことは、映像再生装置200で再生される映像に適した照明空間の形成の容易化に寄与する。
(実施の形態2)
上記実施の形態1に係る照明制御装置100が実行する各種の処理は、例えば、物理的に別体の複数の装置によって実現することも可能である。そこで、実施の形態2として、照明制御装置100に相当する機能を実現する2つの装置を備える照明システム10aを、上記実施の形態1との差分を中心に説明する。
図7は、実施の形態2に係る照明システム10aの構成を示す図である。図7に示す照明システム10aは、照明制御装置100aを備え、照明制御装置100aは、第一制御装置150と第二制御装置160とを有する。
照明制御装置100aは、映像再生装置200によって再生され投射される映像コンテンツの特徴量を算出し、算出した特徴量に基づく照明装置50の光出力の制御を行う装置である。この点において、上記実施の形態1に係る照明制御装置100と共通する。
しかし、照明制御装置100aは、物理的に分離され、かつ互いに通信可能な2つの装置(第一制御装置150および第二制御装置160)によって構成されている点で、上記実施の形態1と異なる。
第一制御装置150は、マイコン151と記憶部152と通信部155とを有する。第二制御装置160は、マイコン161と記憶部162と通信部165とを有する。
第一制御装置150が有するマイコン151および記憶部152により、例えば、上記実施の形態1で説明した特徴量算出部110および照明制御部120が有する機能が実現される。具体的には、第一制御装置150では、上記実施の形態1で説明した、照明装置50を制御するためのプログラムがマイコン151で実行されることで、特徴量算出部110および照明制御部120が有する機能が実現される。
また、第一制御装置150が有するマイコン151および記憶部152により、例えば、上記実施の形態1で説明した映像制御部130が有する機能が実現される。
さらに、第一制御装置150は、通信部155を介して、第二制御装置160と情報のやり取りを行い、第二制御装置160は、通信部165を介して、第一制御装置150と情報のやり取りを行うことができる。つまり、映像再生装置200で再生される映像コンテンツの選択のための情報の送受信、および、第一制御装置150が当該映像コンテンツを取得するための情報の送受信等の処理は、通信部155および165を介して行われる。そのため、本実施の形態に係る照明制御装置100aは、例えば図3に示される照明制御装置100と実質的に同一の処理を行うことができる。
また、第一制御装置150および第二制御装置160のそれぞれが表示部を有する場合、例えば、図4〜図6に示される各種の設定画面に相当する内容が、2つの表示部によって表示されてもよい。
図8は、実施の形態2に係る第一制御装置150および第二制御装置160のそれぞれで表示される設定画面の例を示す図である。
例えば、図4の設定画面400におけるコンテンツ選択肢を含む部分が、第二制御装置160の表示部168に設定画面402として表示される。また、図4の設定画面400における照明制御に関する部分が、第一制御装置150の表示部158に設定画面401として表示される。
このように、例えば設定画面400が、物理的に異なる2つの表示部(158および168)に表示された場合であっても、使用者は、表示部158の設定画面402で、再生すべき映像コンテンツの選択を行うことができる。さらに、選択された映像コンテンツは、第二制御装置160を介して第一制御装置150が取得することができ、その結果、特徴量の算出、および、算出された特徴量を用いた補助情報の生成を、第一制御装置150で行うことができる。これにより、第一制御装置150は、表示部158に設定画面401を表示させることができる。つまり、使用者は、設定画面402で選択した映像コンテンツに適した点灯条件の設定を、設定画面401を用いて行うことができる。そのため、本実施の形態に係る照明制御装置100aによれば、上記実施の形態1に係る照明制御装置100と同じく、映像再生装置200で再生される映像に適した照明空間を容易に形成することができる。
なお、設定画面401および402のそれぞれは、例えば、情報端末300等の、第一制御装置150および第二制御装置160と通信可能な端末装置が備える表示部に表示されてもよい。つまり、本実施の形態に係る照明システム10aにおいて、再生される映像コンテンツの選択および照明装置50の点灯条件の設定が、スマートフォンまたはタブレット等である情報端末300を介して行われてもよい。
(他の実施の形態)
以上、本発明に係る照明制御装置および照明システムについて、実施の形態1および2に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態等に限定されるものではない。
例えば、設定画面(400等、以下同じ)は、調光レベルおよび調色レベルの両方の設定に用いられなくてもよい。例えば設定画面400において、調色用スライダー450およびこれに関与する画像は表示されなくてもよい。つまり、照明制御装置100および100aは、調光制御および調色制御の少なくとも一方を行えばよい。
また、例えば、照明装置50における調光レベルまたは調色レベルが、設定画面(400等、以下同じ)を用いて設定された値に変化するタイミングは、確認ボタン470が押されたタイミングでなくてもよい。例えば、調光用スライダー440の移動に同期して、照明装置50における調光レベルが変化してもよい。これにより、例えば、使用者による調光レベル等の点灯条件の変更の結果を、使用者に即座に確認させることができる。
また、例えば、照明制御装置100の照明制御部120は、対象コンテンツの特徴量に基づく推奨値を算出したタイミングで、当該推奨値を用いて、照明装置50における調光レベルまたは調色レベルを制御してもよい。この場合、使用者が設定画面を操作することなく、照明装置50が、対象コンテンツの特徴量に適した明るさまたは色温度に変化する。また、このとき、設定画面の調光用スライダー等のポインタが当該推奨値の位置に表示されるように、設定画面が更新される。その後、使用者は、設定画面を用いて、例えば自身の好みに応じて、照明装置50の明るさまたは色温度を微調整することができる。
また、例えば、照明制御装置100が有する各種の機能は、マイコン101が所定のプログラムを実行することで実現されるとしたが、特徴量の算出等の各種の機能は、機能ごとに設けられた専用回路によって実現されてもよい。
また、例えば、照明システム10および10aが備える照明装置50の数は2である必要はなく、1であってもよく、また、3以上であってもよい。また、照明制御装置100および100aは、複数の照明装置50に対して一括して調光制御または調色制御を行ってもよい。つまり、照明システム10または10aを設置する空間の用途または形状等に応じて、照明装置50の数等は決定されてもよい。この場合であっても、照明制御装置100および100aのそれぞれにより、再生される映像に適した照明空間の形成の容易化等の効果は奏される。
また、照明制御装置100および100aは、映像コンテンツの特徴量を算出する場合に、映像コンテンツそのものではなくてもよい。照明制御装置100および100aは、例えば、映像再生装置200から送信される、映像コンテンツのデータであって、オリジナルのデータから間引かれたデータを用いて映像コンテンツの特徴量を算出してもよい。これにより、例えば、照明制御装置100および100aにおける特徴量を算出の処理負荷が低減される。
また、照明制御装置100および100aは、通信を介して映像コンテンツを取得しなくてもよい。例えば、メモリカード等の可搬型記憶媒体を介して、映像コンテンツを取得してもよい。
10、10a 照明システム
50 照明装置
100、100a 照明制御装置
105、155、165 通信部
110 特徴量算出部(算出部)
120 照明制御部
122 補助情報出力部
130 映像制御部
200 映像再生装置
400、400a、400b、401、402 設定画面

Claims (10)

  1. 照明装置を制御する照明制御装置であって、
    映像再生装置によって再生され投射される映像コンテンツの特徴量を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された特徴量に基づく、前記照明装置の光出力の制御を行う照明制御部とを備え、
    前記照明制御部は、前記算出部により算出された前記特徴量を用いて、前記照明装置の光出力の制御に用いられる値の決定を補助するための補助情報を生成し、出力する補助情報出力部を有し、
    前記補助情報出力部は、前記特徴量を用いて決定された、前記照明装置の光出力の制御に用いられる値についての推奨値または推奨範囲を示す情報を含む前記補助情報を生成し、出力する
    明制御装置。
  2. 前記補助情報出力部は、前記照明装置の光出力の制御に用いられる値の入力を受け付ける設定画面に用いられる前記補助情報を生成し、出力する
    請求項記載の照明制御装置。
  3. 前記照明制御部は、前記補助情報を用いて前記照明制御部に入力された値である設定値を用いて、前記照明装置の光出力を制御する
    請求項1または2記載の照明制御装置。
  4. 前記算出部は、動画である前記映像コンテンツに含まれる複数のフレームから少なくとも1つのフレームを選択し、選択した前記少なくとも1つのフレームを用いて前記特徴量を算出する
    請求項1〜のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  5. さらに、前記映像再生装置に、前記映像コンテンツの再生を指示する映像制御部を備える
    請求項1〜のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  6. 前記映像制御部は、前記映像コンテンツが動画である場合、前記映像コンテンツに含まれる複数のフレームのうちから選択された2以上のフレームのそれぞれの再生を指示する
    請求項記載の照明制御装置。
  7. 前記算出部は、前記映像コンテンツを取得し、取得した前記映像コンテンツから前記特徴量を算出する
    請求項1〜のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  8. さらに、前記映像再生装置と通信する通信部を備え、
    前記算出部は、前記映像再生装置から送信される前記映像コンテンツを、前記通信部を介して取得する
    請求項記載の照明制御装置。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の、照明制御装置、照明装置、および、映像再生装置を備える照明システム。
  10. 照明装置を制御するためのプログラムであって、
    映像再生装置によって再生される映像コンテンツの特徴量を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにおいて算出された特徴量に基づいて前記照明装置の光出力を制御する制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムであり、
    前記制御ステップでは、前記算出ステップにおいて算出された前記特徴量を用いて、前記照明装置の光出力の制御に用いられる値の決定を補助するための補助情報を生成し、出力する補助情報出力ステップを含み、
    前記補助情報出力ステップでは、前記特徴量を用いて決定された、前記照明装置の光出力の制御に用いられる値についての推奨値または推奨範囲を示す情報を含む前記補助情報を生成し、出力する
    ログラム。
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