JP2013178400A - 画像投影装置、画像生成方法及びプログラム - Google Patents

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Junichi Hara
潤一 原
Yuka Kihara
酉華 木原
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Abstract

【課題】投影画像の視認性を向上させる。
【解決手段】投影対象のコンテンツから特徴量を抽出する抽出部23と、投影領域を光量に応じた複数の分割領域に分割する分割部24と、特徴量と複数の分割領域とに基づいて、投影領域に対するコンテンツの配置を決定する決定部25と、配置に基づいてコンテンツの投影画像データを生成する生成部26と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像投影装置、画像生成方法及びプログラムに関する。
従来から、コンテンツの画像を投影するプロジェクタ等の画像投影装置において、投影画面上の光度を均一にする技術が知られている。例えば、投影レンズ(光源)から遠くなる程、光りを集めるように光学系を設計することで、投影画面上の光度を均一にする技術がある。
ところで、投影レンズに短焦点レンズを用いた画像投影装置のように、投影画像を斜め方向に投影し、短距離での大画面の投影が可能な画像投影装置では、投影レンズとの距離が近い投影画面上の領域と投影レンズとの距離が遠い投影画面上の領域とでは、投影レンズとの距離が数倍程度異なることもある。このため、上述したような技術を採用しても、投影画面上の光度を均一にすることが困難であり、投影画像の視認性の低下を招いていた。
そこで、光度ではなく投影画像を調整して、投影画像の視認性の低下を防止する手法が考えられる。例えば、特許文献1には、投影スクリーンの形状を測定し、測定結果に基づいて投影画像データを補正する技術が開示されている。
しかしながら、上述したような従来技術では、光量に応じた処理を行っているわけではないため、光度の影響による投影画像の視認性の低下を防ぐことは難しい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、投影画像の視認性を向上させることができる画像投影装置、画像生成方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様にかかる画像投影装置は、投影対象のコンテンツから特徴量を抽出する抽出部と、投影領域を光量に応じた複数の分割領域に分割する分割部と、前記特徴量と前記複数の分割領域とに基づいて、前記投影領域に対する前記コンテンツの配置を決定する決定部と、前記配置に基づいて前記コンテンツの投影画像データを生成する生成部と、を備える。
また、本発明の別の態様にかかる画像生成方法は、抽出部が、投影対象のコンテンツから特徴量を抽出する抽出ステップと、分割部が、投影領域を光量に応じた複数の分割領域に分割する分割ステップと、決定部が、前記特徴量と前記複数の分割領域とに基づいて、前記投影領域に対する前記コンテンツの配置を決定する決定ステップと、生成部が、前記配置に基づいて前記コンテンツの投影画像データを生成する生成ステップと、を含む。
また、本発明の別の態様にかかるプログラムは、投影対象のコンテンツから特徴量を抽出する抽出ステップと、投影領域を光量に応じた複数の分割領域に分割する分割ステップと、前記特徴量と前記複数の分割領域とに基づいて、前記投影領域に対する前記コンテンツの配置を決定する決定ステップと、前記配置に基づいて前記コンテンツの投影画像データを生成する生成ステップと、をコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、投影画像の視認性を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態のプロジェクタの投影画面上の光度の一例の説明図である。 図2は、第1実施形態のプロジェクタの構成の一例を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態の抽出部による像域分離処理結果の一例を示す図である。 図4は、第1実施形態の分割部による投影領域の分割結果の一例を示す図である。 図5は、第1実施形態の決定部による投影領域に対するコンテンツの配置決定結果の一例を示す図である。 図6は、第1実施形態の決定部による投影領域に対するコンテンツの配置決定結果の比較例を示す図である。 図7は、第1実施形態のプロジェクタで実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、第1実施形態の決定部で実行される処理の詳細例を示すフローチャートである。 図9は、第2実施形態のプロジェクタの構成の一例を示すブロック図である。 図10は、第2実施形態の決定部による投影領域に対するコンテンツの配置決定結果の一例を示す図である。 図11は、第2実施形態の決定部で実行される処理の詳細例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかる画像投影装置、画像生成方法及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。以下の各実施形態では、本発明の画像投影装置を、短焦点レンズを用いたプロジェクタに適用した場合を例に取り説明するが、これに限定されるものではない。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態のプロジェクタ10の構成について説明する。
図1は、第1実施形態のプロジェクタ10の投影画面2上の光度の一例の説明図である。プロジェクタ10は、投影レンズ11に短焦点レンズを用いた短焦点プロジェクタであり、図1に示すように、斜め上方向への投影を行い、図示せぬスクリーン上に短距離で投影画面2を投影している。このため、投影画面2の上側になるほど、投影レンズ11との距離が遠くなり、光量が少なくなるので、投影画面2の上側は暗く、投影画面2の下側は明るすぎ、投影画面2の中央(上下方向の中央)は適切な明るさとなっている。
図2は、第1実施形態のプロジェクタ10の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、プロジェクタ10は、制御ユニット20と、投影ユニット30とを、備える。
制御ユニット20は、機器情報記憶部21と、入力受付部22と、抽出部23と、分割部24と、決定部25と、生成部26とを、備える。機器情報記憶部21は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、ROM(Read Only Memory)、メモリカードなどの磁気的、光学的、又は電気的に記憶可能な記憶装置の少なくともいずれかにより実現できる。入力受付部22、抽出部23、分割部24、決定部25、及び生成部26は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの処理装置にプログラムを実行させること、即ち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)などのハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
機器情報記憶部21は、プロジェクタ10に関する情報を記憶するものであり、第1実施形態では、投影画面2上の領域(以下、投影領域と称する)の割合を記憶する。具体的には、機器情報記憶部21は、投影レンズ11との距離が近い投影領域の割合、及び投影レンズ11との距離が遠い投影領域の割合を記憶する。
ここで、プロジェクタ10は、前述したように、斜め上方向への投影を行うため、第1実施形態では、投影領域の下からα割の領域が、投影レンズ11との距離が近い投影領域であり、投影領域の上からβ割の領域が、投影レンズ11との距離が遠い投影領域であるものとする。なお、α及びβの値は、プロジェクタ10の特性に応じて定まる。
このため第1実施形態では、機器情報記憶部21は、投影レンズ11との距離が近い投影領域の割合として投影領域の下からα割、投影レンズ11との距離が遠い投影領域の割合として投影領域の上からβ割を記憶する。
なお第1実施形態では、α及びβの値を機器情報記憶部21に記憶する例について説明したが、これに限定されるものではなく、図示せぬ入力装置などから入力できるようにしてもよい。例えば、α及びβの比率を調整できるつまみなどを入力装置にすれば、領域設定精度が高まり、ひいては、投影画像の視認性の精度向上などにつながる。
入力受付部22は、PC(Personal Computer)などの図示せぬ情報処理装置から、投影対象のコンテンツの入力を受け付ける。第1実施形態では、入力受付部22は、投影対象のコンテンツとして画像データを受け付けるものとするが、これに限定されるものではない。
抽出部23は、入力受付部22により受け付けられた投影対象のコンテンツから特徴量を抽出する。第1実施形態では、抽出部23は、入力受付部22により受け付けられた画像データに像域分離処理を施して特徴量を抽出し、抽出した特徴量から特徴領域を特定する。第1実施形態では、特徴領域を文字領域とするが、これに限定されるものではない。
図3は、第1実施形態の抽出部23による像域分離処理結果の一例を示す図である。図3に示す例では、抽出部23は、入力受付部22により受け付けられた画像データ40に像域分離処理を施し、画像データ40を文字領域41と図・写真領域42とに分離することで文字領域41を特定している。
分割部24は、投影領域を光量に応じた複数の分割領域に分割する。具体的には、分割部24は、機器情報記憶部21からα及びβの値を取得し、投影領域の下からα割の分割領域(以下、α領域と称する)、投影領域の上からβ割の分割領域(以下、β領域と称する)、及び残りの分割領域(以下、γ領域と称する)に分割する。ここで、α領域は、光量が多く明るすぎる投影領域であり、β領域は、光量が少なく暗い投影領域であり、γ領域は、光量が適切で適切な明るさの投影領域である。
図4は、第1実施形態の分割部24による投影領域の分割結果の一例を示す図である。図4に示す例では、分割部24は、投影領域50を、β領域51とγ領域52とα領域53とに分割している。
決定部25は、抽出部23により抽出されたコンテンツの特徴量と分割部24により分割された複数の分割領域とに基づいて、投影領域に対するコンテンツの配置を決定する。具体的には、決定部25は、コンテンツの特徴量から定まる特徴領域と所定の分割領域との位置関係に基づいて、投影領域に対するコンテンツの位置を予め定められた位置から移動する。所定の分割領域とは、例えば、複数の分割領域のうち光量が適切な分割領域よりも光量が少ない分割領域であり、第1実施形態では、β領域が該当する。
第1実施形態では、決定部25は、抽出部23により特定された文字領域が分割部24により分割されたβ領域(暗い投影領域)に位置する場合、投影領域に対してコンテンツの位置を下側にずらす。これは、コンテンツの文字領域を暗い投影領域に投影してしまうと、文字の視認性が低下してしまうためであり、投影領域に対してコンテンツの位置を下側にずらすことで、コンテンツの文字領域を適切な明るさの投影領域に投影することが可能となり、文字の視認性を高めることができるためである。
図5は、第1実施形態の決定部25による投影領域に対するコンテンツの配置決定結果の一例を示す図であり、図6は、第1実施形態の決定部25による投影領域に対するコンテンツの配置決定結果の比較例を示す図である。
図4に示す投影領域に対して図3に示すコンテンツをそのまま配置すると、図6に示すように、文字領域41がβ領域(暗い投影領域)に位置してしまい、文字の視認性が低下してしまう。このため第1実施形態では、決定部25は、図5に示すように、投影領域に対するコンテンツの配置を下側にずらしている。この結果、図5に示すように、文字領域41はγ領域52(適切な明るさの投影領域)に位置し、文字の視認性を向上させることができる。
生成部26は、決定部25により決定された配置に基づいてコンテンツの投影画像データを生成し、投影ユニット30に出力する。
投影ユニット30は、VRAM(Video Random Access Memory)31と、グラフィックコントローラ32と、投影部33とを、備える。
VRAM31には、制御ユニット20(生成部26)により出力された投影画像データが書き込まれる。
グラフィックコントローラ32は、VRAM31に書き込まれた投影画像データをビデオ信号に変換する。
投影部33は、グラフィックコントローラ32により変換されたビデオ信号を投影することで、図示せぬスクリーンに投影画像を投影する。これにより図示せぬスクリーンには、投影画像の投影画面が表示される。
なお、プロジェクタ10は、上述した各部の全てを必須の構成とする必要はなく、その一部を省略した構成としてもよい。
次に、第1実施形態のプロジェクタの動作について説明する。
図7は、第1実施形態のプロジェクタ10で実行される処理の一例を示すフローチャートである。
まず、入力受付部22は、PC(Personal Computer)などの図示せぬ情報処理装置から、投影対象のコンテンツの入力を受け付ける(ステップS10)。
続いて、抽出部23は、入力受付部22により受け付けられた投影対象のコンテンツ(画像データ)に像域分離処理を施して特徴量を抽出し、抽出した特徴量から文字領域を抽出する(ステップS20)。
続いて、分割部24は、機器情報記憶部21からα及びβの値を取得し、投影領域をα領域(明るすぎる投影領域)、β領域(暗い投影領域)、及びγ領域(適切な明るさの投影領域)に分割する(ステップS30)。
続いて、決定部25は、抽出部23により特定された文字領域と分割部24により分割されたβ領域(暗い投影領域)との位置関係に基づいて、投影領域に対するコンテンツの配置を決定する(ステップS40)。
図8は、第1実施形態の決定部25で実行される処理の詳細例を示すフローチャートである。
まず、決定部25は、抽出部23により特定された文字領域の座標を取得する(ステップS41)。ここで、文字領域の座標は、図3に示すとおり、x軸及びy軸の2次元座標で表されるものとする。なお、実際には、決定部25は、文字領域の座標だけでなく、図・写真領域など他の領域の座標やコンテンツ(画像データ)全体の座標も取得している。
続いて、決定部25は、分割部24により分割された光量の少ないβ領域(暗い投影領域)の座標を取得する(ステップS42)。ここで、β領域の座標も、図4に示すとおり、x軸及びy軸の2次元座標で表されるものとする。なお、実際には、決定部25は、β領域の座標だけでなく、α領域の座標、γ領域の座標、及び投影領域全体の座標も取得している。
続いて、決定部25は、文字領域上端のy座標が、β領域下端のy座標よりも大きいか否かを確認する(ステップS43)。
文字領域上端のy座標がβ領域下端のy座標よりも大きい場合(ステップS43でYes)、決定部25は、投影領域に対してコンテンツの配置を下側にずらすことが可能なずらし可能距離を算出する(ステップS44)。なお、ずらし可能距離は、コンテンツの最下部に位置する領域(例えば、図3では図・写真領域42)下端のy座標−投影領域下端のy座標で表される。これにより、決定部25は、投影領域に対するコンテンツ(画像データ)の配置を、投影領域に対する予め定められたコンテンツ(画像データ)の位置からずらし可能距離下側にずらした位置に決定する。
一方、文字領域上端のy座標がβ領域下端のy座標以下である場合(ステップS43でNo)、決定部25は、ステップS44の処理を行わない。つまり、決定部25は、投影領域に対するコンテンツ(画像データ)の配置を、投影領域に対する予め定められたコンテンツ(画像データ)の位置に決定する。
図7に戻り、続いて、生成部26は、決定部25により決定された配置に基づいてコンテンツの投影画像データを生成し、投影ユニット30に出力する(ステップS50)。具体的には、生成部26は、コンテンツ(画像データ)のy座標を、決定部25により決定されたずらし可能距離分減じて(引いて)、投影ユニット30のVRAM31に書き込む。これにより、コンテンツの投影画像を投影する際に、コンテンツの全てを投影画面に収めたまま文字領域を可能な範囲まで適切な明るさの領域にずらすことができる。なお、生成部26は、コンテンツ(画像データ)を変倍する場合には、ずらし可能距離も変倍率に合わせて変倍し、変倍後のコンテンツ(画像データ)のy座標から減じればよい。
続いて、投影ユニット30は、VRAM31に書き込まれた投影画像データをビデオ信号に変換し、変換したビデオ信号を投影することで、図示せぬスクリーンに投影画像を投影する(ステップS60)。
以上のように、第1実施形態によれば、コンテンツの特徴領域と所定の分割領域との位置関係に基づいて、投影領域に対するコンテンツの位置を予め定められた位置から移動するので、コンテンツのレイアウトを崩さずに、コンテンツの視認性を高めることが可能となる。
特に第1実施形態によれば、コンテンツの文字領域が暗い投影領域に位置する場合、投影領域に対してコンテンツの位置を下側(明るい投影領域側)にずらすので、コンテンツの文字領域を適切な明るさの投影領域に投影することが可能となり、文字の視認性を高めることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、投影領域に対してコンテンツのレイアウトを変更する例について説明する。なお以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図9は、第2実施形態のプロジェクタ100の構成の一例を示すブロック図である。図9に示すように、プロジェクタ100は、制御ユニット120の決定部125が第1実施形態と相違する。
決定部125は、コンテンツの特徴量から定まる特徴領域と所定の分割領域との位置関係に基づいて、投影領域に対するコンテンツのレイアウトを変更する。所定の分割領域とは、例えば、複数の分割領域のうち光量が適切な分割領域よりも光量が少ない分割領域であり、第2実施形態では、β領域が該当する。
第2実施形態では、決定部125は、抽出部23により特定された文字領域が分割部24により分割されたβ領域(暗い投影領域)に位置する場合、コンテンツの文字領域とコンテンツの他の領域(例えば、図・写真領域)とを入れ替える。ここで、コンテンツの他の領域は、α領域及びγ領域の少なくともいずれかに位置するものとする。なお、コンテンツのレイアウトを変更する技術は、既に様々な技術が知られているため、ここでは、その詳細の説明は省略する。
図10は、第2実施形態の決定部125による投影領域に対するコンテンツの配置決定結果の一例を示す図である。第2実施形態では、決定部125は、図10に示すように、投影領域50に対して、図3に示す画像データ40の文字領域41と図・写真領域42とを入れ替えた画像データ140をそのまま配置している。この結果、図10に示すように、文字領域41はα領域53及びγ領域52に位置し、文字の視認性を向上させることができる。
図11は、第2実施形態の決定部125で実行される処理の詳細例を示すフローチャートである。
まず、ステップS141〜S143の処理は、図8のステップS41〜43の処理と同様である。
文字領域上端のy座標がβ領域下端のy座標よりも大きい場合(ステップS143でYes)、決定部125は、文字領域とコンテンツの他の領域(例えば、図・写真領域)とを入れ替える(ステップS144)。
以上のように、第2実施形態によれば、コンテンツの特徴領域と所定の分割領域との位置関係に基づいて、投影領域に対するコンテンツのレイアウトを変更するので、特徴領域(より広義にはコンテンツを構成する要素)の特性に応じた投影領域に特徴領域を配置でき、コンテンツの視認性を高めることが可能となる。
特に第2実施形態によれば、コンテンツの文字領域が暗い投影領域に位置する場合、当該文字領域を明るすぎる投影領域又は適切な明るさの投影領域に位置する図・写真領域と入れ替えるので、コンテンツの文字領域を明るすぎる投影領域又は適切な明るさの投影領域に投影することが可能となり、文字の視認性を高めることができる。
(変形例)
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
(変形例1)
例えば上記各実施形態において、特徴領域を文字領域としたが、文字領域が複数存在する場合には、複数の文字領域のうち他の文字領域よりも文字が小さい文字領域(例えば、フォントサイズが一番小さい文字領域)を特徴領域とし、当該文字領域を暗い投影領域以外の投影領域に配置するようにしてもよい。
このようにすれば、文字の視認性を更に高めることができる。特に第2実施形態の手法では、全ての文字領域を暗い投影領域以外の投影領域に配置することが困難な場合も想定されるので、より効果的である。
(変形例2)
例えば上記各実施形態において、特徴領域を文字領域としたが、カラー文字を含む文字領域を特徴領域とし、当該文字領域を適切な明るさの投影領域に配置するようにしてもよい。
プレゼンテーションなどの場合においては、重要と思われる文言はカラー文字で記述されることが多いため、このようにすれば、重要な文字を優先して視認性を高めることができる。特に第2実施形態の手法では、全ての文字領域を暗い投影領域以外の投影領域に配置することが困難な場合も想定されるので、より効果的である。
(変形例3)
例えば上記各実施形態において、特徴領域を文字領域としたが、ユーザにより指定された文字を含む文字領域を特徴領域とし、当該文字領域を適切な明るさの投影領域に配置するようにしてもよい。この場合、決定部は、特定された文字領域にOCR(Optical Character Reader)などの文字認識処理を施し、当該文字領域にユーザにより指定された文字を含むか否かを判断すればよい。
このようにすれば、ユーザが一番認識させたい文字領域の文字を優先して視認性を高めることができる。特に第2実施形態の手法では、全ての文字領域を暗い投影領域以外の投影領域に配置することが困難な場合も想定されるので、より効果的である。
(変形例4)
上述した変形例1〜変形例3では、文字の大きさ、文字の色、キーワードなどを例に取り、文字領域に優先順位を付け、優先順位の高い文字領域を暗い投影領域以外の投影領域に配置する例について説明したが、上述した手法に限定されず、文字領域に優先順位を付ける手法であればどのような手法でも適用できる。
(変形例5)
上記各実施形態では、コンテンツの特徴量に像域分離処理結果を用いたが、これに限定されず、輝度などを用いてもよい。この場合、抽出部23は、YUV色空間の画像データからY信号を抽出することにより、輝度に応じた領域を特徴領域とすることができる。これにより、コンテンツの暗い要素を明るすぎる投影領域や適切な明るさの投影領域に配置したり、コンテンツの明るい要素を暗い投影領域や適切な明るさの投影領域に配置したりすることができる。また例えば、コンテンツの各要素の平均輝度値を算出し、輝度が高いものから順に暗い投影領域、適切な明るさの投影領域、明るすぎる投影領域に配置したりすることもできる。
(変形例6)
上記各実施形態では、コンテンツの全てを投影画面に収めたままコンテンツをずらしたり、コンテンツのレイアウトを変更したりする手法を説明したが、サイズが固定された表示ウィンドウ中に選択されたテキストを読めるように表示するスマートネイル技術(例えば、米国特許出願公開第2006/0136491号明細書参照)や重要度の高い部分画像の割合が大きくなるように配置する技術(例えば、特開2007−116611号公報参照)などを応用することもできる。
(ハードウェア構成)
上記各実施形態及び変形例のプロジェクタは、CPUなどの制御装置と、ROMやRAMなどの記憶装置と、HDDやSSDなどの外部記憶装置と、投影機などの投影装置と、キースイッチなどの入力装置と、NICなどの通信I/Fとを、備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成で実現できる。
上記各実施形態及び変形例のプロジェクタで実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。
また、上記各実施形態及び変形例のプロジェクタで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、上記各実施形態及び変形例のプロジェクタで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。また、上記各実施形態及び変形例のプロジェクタで実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するようにしてもよい。
上記各実施形態及び変形例のプロジェクタで実行されるプログラムは、上述した各部をコンピュータ上で実現させるためのモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、制御装置が外部記憶装置からプログラムを記憶装置上に読み出して実行することにより、上記各部がコンピュータ上で実現されるようになっている。
2 投影画面
10、100 プロジェクタ
11 投影レンズ
20、120 制御ユニット
21 機器情報記憶部
22 入力受付部
23 抽出部
24 分割部
25、125 決定部
26 生成部
30 投影ユニット
31 VRAM
32 グラフィックコントローラ
33 投影部
特開2003−106826号公報

Claims (10)

  1. 投影対象のコンテンツから特徴量を抽出する抽出部と、
    投影領域を光量に応じた複数の分割領域に分割する分割部と、
    前記特徴量と前記複数の分割領域とに基づいて、前記投影領域に対する前記コンテンツの配置を決定する決定部と、
    前記配置に基づいて前記コンテンツの投影画像データを生成する生成部と、
    を備える画像投影装置。
  2. 前記決定部は、前記特徴量から定まる特徴領域と所定の分割領域との位置関係に基づいて、前記投影領域に対する前記コンテンツの位置を予め定められた位置から移動する請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 前記決定部は、前記特徴量から定まる特徴領域と所定の分割領域との位置関係に基づいて、前記投影領域に対する前記コンテンツのレイアウトを変更する請求項1に記載の画像投影装置。
  4. 前記特徴領域は、文字領域であり、
    前記所定の分割領域は、前記複数の分割領域のうち前記光量が適切な分割領域よりも前記光量が少ない分割領域である請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像投影装置。
  5. 前記特徴領域は、複数の文字領域のうち他の文字領域よりも文字が小さい文字領域である請求項4に記載の画像投影装置。
  6. 前記特徴領域は、カラー文字を含む文字領域である請求項4に記載の画像投影装置。
  7. 前記特徴領域は、ユーザにより指定された文字を含む文字領域である請求項4に記載の画像投影装置。
  8. 前記特徴量は、前記コンテンツの輝度を示す輝度情報である請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像投影装置。
  9. 抽出部が、投影対象のコンテンツから特徴量を抽出する抽出ステップと、
    分割部が、投影領域を光量に応じた複数の分割領域に分割する分割ステップと、
    決定部が、前記特徴量と前記複数の分割領域とに基づいて、前記投影領域に対する前記コンテンツの配置を決定する決定ステップと、
    生成部が、前記配置に基づいて前記コンテンツの投影画像データを生成する生成ステップと、
    を含む画像生成方法。
  10. 投影対象のコンテンツから特徴量を抽出する抽出ステップと、
    投影領域を光量に応じた複数の分割領域に分割する分割ステップと、
    前記特徴量と前記複数の分割領域とに基づいて、前記投影領域に対する前記コンテンツの配置を決定する決定ステップと、
    前記配置に基づいて前記コンテンツの投影画像データを生成する生成ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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