JP2003106650A - 視聴手段付浴室 - Google Patents

視聴手段付浴室

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JP2003106650A
JP2003106650A JP2001294410A JP2001294410A JP2003106650A JP 2003106650 A JP2003106650 A JP 2003106650A JP 2001294410 A JP2001294410 A JP 2001294410A JP 2001294410 A JP2001294410 A JP 2001294410A JP 2003106650 A JP2003106650 A JP 2003106650A
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bathroom
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Application number
JP2001294410A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Iwashita
裕之 岩下
Noboru Niihara
登 新原
Chihiro Kobayashi
千尋 小林
Nobuhiro Shono
信浩 庄野
Hirotomo Suyama
博友 須山
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が浴槽に浸かって映像や音声を視聴す
る際に、これら映像や音声に没入することによって使用
時間の感覚が薄れ、思わず長時間入浴してしまって使用
者の身体に悪影響を与えることを防ぐ視聴手段付浴室を
提供することにある。 【解決手段】 浴室と、この浴室内で映像や音声を視聴
できるように設置された映像表示部または音声出力部の
うち少なくともひとつからなる視聴手段と、該視聴手段
の使用状態を検知する使用検知手段と、該使用検知手段
の検知に基づいて起動するタイマと、該タイマの計時時
間が所定時間を超えると使用者へ報知する報知手段と、
から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室内で映像や音
声を視聴できる視聴手段付浴室に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室は単に身体を洗浄、保温するためだ
けの場所であったが、生活様式の変化に伴って入浴中に
テレビや投影機等の映像表示装置の映像、または音声再
生装置による音楽等を楽しむとともにこれら映像や音声
に没入することにより心身をリフレッシュさせたいとい
う要求がある。これに対して従来、テレビや音響装置等
AV機器の浴室への設置が知られている。
【0003】例えば、特開平5−42059では、浴槽
の背もたれに対向する壁面に開口部を設け、この開口部
にテレビ受像機を配設することにより使用者が浴槽につ
かった状態でテレビ鑑賞できる構成としている。
【0004】また、特開2001−157642では、
音響再生装置による浴室内の音場感を高めるために浴室
の天井パネル等に取り付けられた防水スピーカで中高音
を再生し、バスタブ近傍のバスタブ以外の浴室内部材に
取り付けられるアクチュエータで低音を再生させる構成
となっている。
【0005】これらの発明により、使用者はより臨場感
溢れる映像、音声を浴槽に浸かった状態で体感できるよ
うになった。使用者は、このような視聴手段を備えた浴
室で、テレビ放送、DVD、ビデオテープ等の映像ソフ
ト、またはラジオ放送、CD、カセットテープ等の音響
ソフトにより映画やドラマをはじめとして様々な映像や
音楽を楽しむことができる。また、入浴特有の効果とし
て浴槽のお湯に浸かることによる浮遊感や温熱効果およ
び静水圧、または裸であることによる開放感といったも
のとの相乗効果により、リビングで視聴するのとはまた
異なった非日常的な気分で映像や音声に没入することが
でき、よりリラックスやエキサイトすることが可能とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、より大
きな画面や臨場感のある音響により使用者がそれら映像
や音声に没入することによって使用時間の感覚が薄れ、
比較的高温で思わず長時間入浴してしまった結果、使用
者の身体に悪影響を与える恐れがあるという問題があ
る。
【0007】一般的に入浴温度とその身体的効果の関係
として知られているところでは、38℃以下では自律神
経の副交感神経を刺激して脈拍数を落とし血圧も低下さ
せる。したがって、この程度の湯温で比較的長い時間の
半身浴は体に対して鎮静的に働くため、神経系の興奮を
抑えることからリラックスすることができる。逆に42
℃以上の高温での入浴は短時間であれば交感神経を刺激
することによりスッキリとしたリフレッシュ効果を与え
ることができる反面、脈拍数が増えるとともに血管が収
縮して血圧が急激に上昇するため、心臓や血圧に対して
大きな負担を与えてしまう。またその中間である38℃
から42℃は一般的に行われる入浴の湯温であるが長時
間入浴した場合にはやはり温熱や水圧により使用者の身
体に負担がかかり、結果としてのぼせて気分が悪くなる
という症状を起こすことがある。これに対して、通常の
入浴において入浴者は、湯温は熱めにするが短時間で浴
槽から出ようなどと入浴時間で制限をかけたり、湯温が
熱く感じるので水を浴槽に供給して湯温を下げようなど
と湯温調節で制限をかけたりして、経験的に身体に負担
をかけないように入浴することができる。
【0008】しかしながら、浴槽内で視聴する映像や音
声に使用者が没入している状態では、これら映像や音声
に神経が集中して入浴時間や湯温に対しての感覚が薄れ
てしまい、前記入浴時間や湯温調節の制限が疎かにな
る。さらに、浴室で視聴するソフトは短時間のものであ
るとは限らず、ドラマや映画など数十分から1、2時間
を要するものもあるため視聴時間が長めになりがちとな
る。これらの結果として、比較的高温で長時間の入浴と
なり使用者の身体に大きな負担をかけてしまうことにな
る。
【0009】以上のように浴室で映像や音声を視聴でき
る従来の視聴手段付浴室では、リラックス等ができる反
面で使用者の身体に大きな負担をかける恐れがあるとい
う問題があった。
【0010】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、使用者が浴槽に浸かって
映像や音声を視聴する際に、これら映像や音声に没入す
ることによって使用時間の感覚が薄れ、思わず長時間入
浴してしまって使用者の身体に悪影響を与えることを防
ぐ視聴手段付浴室を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記目
的を達成するために請求項第1項記載の発明は、浴室
と、この浴室内で映像や音声を視聴できるように設置さ
れた映像表示部または音声出力部のうち少なくともひと
つからなる視聴手段と、該視聴手段の使用状態を検知す
る使用検知手段と、該使用検知手段の検知に基づいて起
動するタイマと、該タイマの計時時間が所定時間を超え
ると使用者へ報知する報知手段と、から構成されること
を特徴とする。
【0012】本発明によれば、映像や音声に没入するこ
とによって使用時間やお湯の熱さまたは身体の調子等の
感覚が薄れている使用者に所定の時間経過したことを報
知することができる。これによって使用者に使用時間等
を自覚させることができ、思わず長時間入浴してしまっ
て使用者の身体に悪影響を与えることを防ぐことができ
る。
【0013】請求項第2項記載の発明は、前記タイマの
計時時間に基づいた表示をするタイマ表示手段を備える
ことを特徴とする。
【0014】本発明によれば、映像や音声に没入するこ
とによって入浴時間の感覚が薄れている使用者に使用時
間の目安を与えることができる。これによって使用者に
入浴時間等を自覚させることができ、思わず長時間入浴
してしまって使用者の身体に悪影響を与えることを防ぐ
ことができる。
【0015】請求項第3項記載の発明は、前記使用検知
手段は前記視聴手段の操作スイッチであることを特徴と
する。
【0016】本発明によれば、使用者による視聴手段の
使用状態を容易に検知することができる。
【0017】請求項第4項記載の発明は、前記使用検知
手段は浴槽内の使用者の存在を検知する人体検知センサ
であることを特徴とする。
【0018】本発明によれば、使用者が浴槽に浸かって
いる状態を正確に検知することができる。
【0019】請求項第5項記載の発明は、前記報知手段
の報知は、前記映像表示部における表示によりなされる
ことを特徴とする。
【0020】本発明によれば、報知手段の出力部を特別
に設ける必要がなくなるとともに、視聴手段の映像に没
入している使用者に対してその映像表示部に報知の表示
をするので使用者が報知に気付きやすく、よって有効に
報知することができる。
【0021】請求項第6項記載の発明は、前記報知手段
の報知は、前記音声出力部における音声出力によりなさ
れることを特徴とする。
【0022】本発明によれば、報知手段の出力部を特別
に設ける必要がなくなるとともに、視聴手段の音声に没
入している使用者に対してその音声出力部に報知音声出
力するので使用者が報知に気付きやすく、よって有効に
報知することができる。
【0023】請求項第7項記載の発明は、前記浴室装置
は浴槽内の湯温を検出する温度センサを備え、該温度セ
ンサの検出値に基づいて前記報知手段の報知を中止す
る、もしくは前記所定時間を変更することを特徴とす
る。
【0024】浴槽の湯温によって使用者の身体への負荷
程度も異なるが、本発明によれば、湯温に対応して報知
を中止、もしくは報知すべき使用時間を変更するので、
より使用者の負荷に適した報知を行うことができる。
【0025】請求項第8項記載の発明は、前記浴室は浴
槽への水の供給を制御する水供給制御手段を備え、前記
報知手段による報知に連動して該水供給制御手段により
所定量の水を浴槽へ供給することを特徴とする。
【0026】本発明によれば、映像や音声に没入してい
る使用者に使用時間を自覚させることが可能であるとと
もに、所定量の水を供給して浴槽の湯温を下げることに
より使用者の身体の負担を減らし、入浴時間を延ばすこ
とができる。また、自動的に水を供給することにより使
用者が手動で水を供給する煩わしさを解消することがで
きる。
【0027】請求項第9項記載の発明は、映像表示部ま
たは音声出力部のうち少なくともひとつからなる視聴装
置において、使用者の存在を検知する人体検知センサ
と、該人体検知センサの検知に基づいて起動するタイマ
と、該タイマの計時時間が所定時間を超えると使用者へ
報知する報知手段と、を備えることを特徴とする。
【0028】本発明によれば、映像や音声に没入するこ
とによって入浴時間やお湯の熱さまたは身体の調子等の
感覚が薄れている使用者に所定の時間経過したことを報
知することができる。これによって使用者に入浴時間等
を自覚させることができ、思わず長時間入浴してしまっ
て使用者の身体に悪影響を与えることを防ぐことができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の形態により添付図
面を参照して説明する。
【0030】本発明の第1の実施形態について説明す
る。図1は、本発明の第1の実施に係る視聴手段付浴室
の構成図である。図1において、浴室1には映像表示部
4および音声出力部5からなる視聴手段が設置されてお
り、使用者3は浴槽2に浸かった状態でこの視聴手段よ
る映像や音声を視聴することができる。使用検知手段6
は使用者3の視聴手段使用を検知しその検知信号をタイ
マ7に送信する。タイマ7はこの検知信号に基づいて計
時を開始し、タイマ表示手段9はタイマ7の計時時間を
リアルタイムに表示する。このタイマ表示手段9は入浴
中の使用者3の近傍に設置してあり、使用者3は浴槽2
に浸かった状態でタイマ7の計時時間を確認することが
できる。さらにタイマ7の計時時間が所定の時間に達す
ると報知手段8により使用者3へ報知する。
【0031】次に、本発明の第1の実施に係る視聴手段
付浴室の使用検知手段6、報知手段8およびタイマ表示
手段9の具体例について図2を用いて説明する。図2
は、本発明の第1の実施に関わる視聴手段付浴室に備わ
る視聴手段用の浴室リモコンを示す図である。浴室リモ
コン10は、浴室1内の浴槽に浸かった使用者3の手が
届きやすい壁面に設置されているか、ワイヤレスで使用
者3が手に持てるようになっている。使用者3はこの浴
室リモコン10によって視聴手段の操作をすることがで
きる。即ち、運転スイッチ11の押下によって視聴手段
の電源をオン/オフ、スタートスイッチ12で映像や音
声の再生を開始し、ストップスイッチ13により同再生
を停止する。また、音量「−」スイッチ14および音量
「+」スイッチ15で再生中の音声の音量を調整するこ
とができる。また、浴室リモコン10には液晶ディスプ
レイ21が組み込まれており視聴手段の動作状況や現在
時刻等、各種の情報を表示することができる。さらに、
ブザー22でスイッチを押下したときの押下音としてブ
ザー音を発生させる。
【0032】使用者3は浴槽に浸かった状態で映像や音
声を視聴するためにスタートスイッチ12を押下する
と、映像や音声の再生に加えてタイマ7が計時を開始す
る。さらに、液晶ディスプレイ21に表されていた現在
時刻が、タイマ7の計時時間をあらわす使用時間表示1
9に切り替わる。使用時間表示19はストップスイッチ
13が押されることにより再生が終了するまでリアルタ
イムで1秒おきにカウントアップされる(図2では使用
開始より、3分24秒経過の表示)。また、使用時間表
示19表示中に時刻スイッチ16を押下すると押下して
いる間、表示が現在時刻に切り替わり、時刻を確認する
ことができる。一方、タイマ7の計時が所定時間に達す
ると液晶ディスプレイ21に「長時間の入浴にご注意下
さい!」などという表示メッセージ20が表示されると
ともにブザー22から注意音を発し、使用者3に所定時
間の経過を知らせる。ここで、タイマ7計時中にキャン
セルスイッチ17を押下するとタイマ7の計時が一時停
止する。また、タイマ7計時前にあらかじめキャンセル
スイッチ17を押下しておくとタイマ7が所定時間計時
しても表示メッセージ20やブザー音の報知が行われな
くなるので、ぬるめの湯温で長時間の入浴をする場合や
洗い場で視聴する場合など無駄な報知をしないで済み有
効である。また、設定スイッチ18を押下することによ
り設定モードに切り替わり、設定モード中に音量「−」
スイッチ14および音量「+」スイッチ15により前記
所定時間を変更することができる。
【0033】以上は、視聴手段の浴室リモコン10に使
用検知手段6、報知手段8およびタイマ表示手段9が組
み込まれた例であるが、この他にそれぞれが視聴手段の
本体や浴室内における他の機器のリモコンに組み込まれ
ていても良い。また図示しないがタイマ表示手段9とし
ては他にLEDを段階的に点灯させたり、報知手段8は
LED点滅や合成音声出力としたりしても良い。
【0034】本発明の第2の実施形態について説明す
る。図3は、本発明の第2の実施に係る視聴手段の構成
図である。図3において、浴室1には映像表示部4およ
び音声出力部5からなる視聴手段が設置されており、使
用者3は浴槽2に浸かった状態でこの視聴手段よる映像
や音声を視聴することができる。また、浴槽2には水位
センサ23が設置されており、所定時間内の水位の変動
に基づいて使用者3が浴槽2に浸かっているか否かを判
断する。即ち、水位センサ23は浴槽内における人体検
知センサの役割をする。水位センサ23は浴槽2に使用
者3が浸かったことを検知しその検知信号をタイマ7に
送信する。タイマ7はこの検知信号に基づいて計時を開
始し、タイマ7の計時時間が所定の時間に達すると報知
手段8により使用者3へ報知する。ここで、タイマ7の
計時は使用者3が浴槽2に浸かっている間行われるが、
使用者3が浴槽2を出ても直ぐにタイマ7をリセットせ
ずに所定時間計時を保留させるようにすると、短時間だ
け浴槽2外に出てまた浴槽2に入り直したときに積算入
浴時間が長いにも関わらず報知が行われない等の不具合
を解消することができる。
【0035】本発明の第3の実施形態について説明す
る。図4は、本発明の第3の実施に係る視聴手段付浴室
を示す斜視図である。図4において、浴室1の壁面には
映像表示部4が設置され、使用者3が浴槽2に浸かった
状態で映像表示部4に表示される映像を見ることができ
る。ここで映像表示部4はテレビの画面や投影機のスク
リーンを示す。また、浴室1の天井には音声出力部のス
ピーカ27が組み込まれており、浴室1内で音声を聴く
ことができる。さらに、使用者3は浴室1壁面に設置さ
れた浴室リモコン10によって映像表示部4および音声
出力部からなる視聴手段の動作を操作することができ
る。ここで、使用者3が浴槽2に浸かって視聴手段を使
用する時間を計時するタイマ7(図示せず)が所定時間
に達すると、スピーカ27から流れていた音声が一時停
止し、かわりに「長時間の入浴にご注意下さい」などと
いう音声メッセージ28が出力される。さらに、映像表
示部4には図5に示すように映像の表示エリア内に「長
時間の入浴にご注意下さい!」という表示メッセージ2
0が現れて、音声メッセージ28とともに使用者3に所
定時間の経過を知らせる。ここで表示メッセージ20と
音声メッセージ28は、それぞれ単独で十分に効果を発
揮するものであり、どちらか片方のみの報知でも問題は
ない。このように使用者3が没入している映像や音声上
で報知を行うので使用者3が報知に気付きやすく、よっ
て有効に報知することができる
【0036】本発明の第4の実施形態について説明す
る。図6は、本発明の第4の実施に係る視聴手段付浴室
の構成図である。図6において、浴室1には映像表示部
4および音声出力部5からなる視聴手段が設置されてお
り、使用者3は浴槽2に浸かった状態でこの視聴手段よ
る映像や音声を視聴することができる。また、浴槽2に
は温度センサ29が設置されており浴槽2内の湯温を検
出することができる。使用検知手段6は使用者3の視聴
手段使用を検知しその検知信号をタイマ7に送信する。
さらにタイマ7の計時時間が所定の時間に達すると報知
手段8により使用者3へ報知する。ここで温度センサ2
9により検出した浴槽2の湯温が38℃未満であれば報
知手段8による報知は行わず、さらに38℃以上の場合
は前記所定時間を変更し湯温が高くなるに従って早く報
知されるようにする。これにより、より使用者の負荷に
適した報知を行うことができる。
【0037】次に、本発明の第4の実施形態における第
1の側面に従う動作を図7のフローチャートを用いて説
明する。図7においてスタート(S0)から開始し、ま
ずタイマaを0にする(S1)。次に使用検知手段6の
検知状態により使用の有無を判断する(S2)。使用無
しであれば(S2−NO)、S1でタイマaを0とし、
以降ループして使用無しの間タイマaを0にする処理を
継続する。使用有りであれば(S2−YES)、(S
3)において使用有りから1秒経過の判断を行う。1秒
経過していれば(S3−YES)、タイマaをインクリ
メントし(S4)、1秒経過していなければインクリメ
ントしない(S3−NO)。即ち、タイマaは使用有り
後1秒周期でカウントアップされる。次に(S5)にお
いて浴槽2の湯温を温度センサ29で検出して湯温デー
タを更新する。検出された湯温は(S6)で38℃未満
であるかを判断され、38℃未満であれば(S6−YE
S)、(S1)へ戻り以降38℃未満の間はループして
(S1)〜(S6)の処理を継続する。一方、38℃以
上であれば(S6−NO)、次に(S7)で40℃未満
であるかどうかの判断を行う。40℃未満、即ち38℃
以上40℃未満であれば(S7−YES)、(S11)
で“hikaku”に“420”をセットする。40℃
以上であれば(S7−NO)、(S8)において42℃
未満の判断を行う。42℃未満、即ち40℃以上42℃
未満であれば(S8−YES)、(S10)で“hik
aku”に“210”をセットし、42℃以上であれば
(S8−NO)、(S9)で“hikaku”に“6
0”をセットする。次に(S12)においてデータがセ
ットされた“hikaku”とタイマaとを比較する。
タイマaが“hikaku”未満であれば(S12−N
O)、(S2)へ戻りタイマaが“hikaku”以上
になるまでループする。タイマaが“hikaku”以
上になると(S12−YES)、(S13)で報知手段
8により報知出力を行うことにより使用者3に報知し、
(S4)エンドで処理を終了する。
【0038】以上の処理により、未使用中または湯温が
38℃未満の時は報知出力を行わず、湯温が38℃以上
40℃未満であれば使用開始420秒後、40℃以上4
2℃未満であれば使用開始210秒後、42℃以上であ
れば使用開始60秒後に報知出力を行うことになる。こ
こで、(S13)で報知出力をして(S4)エンド以降
は(S2)からの処理を繰り返し、タイマaが“hik
aku”以上である間は定期的に報知出力して使用者3
に注意を促すようにしてもよい。また、湯温の判定時に
は若干のヒステリシスをつけるようにすれば湯温が境界
値付近の場合に“hikaku”の値が振れることを防
ぐことができる。
【0039】次に、本発明の第4の実施形態における第
2の側面に従う動作を図8のフローチャートを用いて説
明する。図8においてスタート(S15)から開始し、
まずタイマbを0にする(S16)。次に使用検知手段
6の検知状態により使用の有無を判断する(S17)。
使用無しであれば(S17−NO)、(S16)に戻り
使用有りになるまでループする。使用有りになると(S
17−YES)、(S18)において浴槽2の湯温を温
度センサ29で検出して湯温データを更新する。検出さ
れた湯温は(S19)で38℃未満であるかを判断さ
れ、38℃未満であれば(S19−YES)、(S1
6)へ戻り以降38℃未満の間はループして(S16)
〜(S19)の処理を継続する。一方、38℃以上であ
れば(S19−NO)、次に(S20)で40℃未満で
あるかどうかの判断を行う。40℃未満、即ち38℃以
上40℃未満であれば(S20−YES)、(S24)
で“count”に“1”をセットする。40℃以上で
あれば(S20−NO)、(S21)において42℃未
満の判断を行う。42℃未満、即ち40℃以上42℃未
満であれば(S21−YES)、(S23)で“cou
nt”に“2”をセットし、42℃以上であれば(S2
1−NO)、(S22)で“count”に“7”をセ
ットする。次に(S25)において使用有りから1秒経
過の判断を行う。1秒経過していれば(S25−YE
S)、タイマbに“count”を加算し(S26)、
1秒経過していなければ加算はしない(S25−N
O)。即ち、タイマbは使用有り後1秒周期で“cou
nt”が加算される。次に(S28)において“42
0”とタイマbとを比較する。タイマbが“420”未
満であれば(S27−NO)、(S17)へ戻りタイマ
bが“420”以上になるまでループする。タイマbが
“420”以上になると(S27−YES)、(S2
8)で報知手段8により報知出力を行うことにより使用
者3に報知し、(S29)エンドで処理を終了する。
【0040】以上の処理により、未使用中または湯温が
38℃未満の時は報知出力を行わず、湯温が38℃以上
40℃未満であれば使用開始420秒後、40℃以上4
2℃未満であれば使用開始210秒後、42℃以上であ
れば使用開始60秒後に報知出力を行うことになる。こ
のように湯温によってタイマbに加算する値を変え、そ
の積算値で報知出力の判断を行っているため、例えば湯
温40℃以上42℃未満で使用中に湯温が上昇して42
℃以上になった場合にすぐに報知出力が行われてしまう
等の不具合を解消することができる。
【0041】本発明の第5の実施形態について説明す
る。図9は、本発明の第5の実施に係る視聴手段付浴室
の構成図である。図9において、浴室1には映像表示部
4および音声出力部5からなる視聴手段が設置されてお
り、使用者3は浴槽2に浸かった状態でこの視聴手段よ
る映像や音声を視聴することができる。また、浴槽2に
はこの浴槽2に水を供給できるように給水管30が設置
されており、給水管30の配管途中に取り付けられた電
磁弁31を水供給制御手段32により開閉することで浴
槽2へ所定量の水を供給することができる。使用検知手
段6は使用者3の視聴手段使用を検知しその検知信号を
タイマ7に送信する。タイマ7はこの検知信号に基づい
て計時を開始し、タイマ7の計時時間が所定の時間に達
すると報知手段8により使用者3へ報知するとともに、
水供給制御手段32により電磁弁31を一定時間開して
所定量の水を浴槽2へ供給する。これによって湯温が下
がり使用者の身体の負担が減るので、入浴時間をさらに
延ばすことができる。さらに、同時に行われる報知手段
8により「差し水します」などという報知をすることに
よって使用者3に水供給を知らせることができる。ま
た、図示しないが、さらに温度センサを設置して浴槽2
内の湯温を検出できるようにすれば湯温の状態に合わせ
て、水供給を停止したり供給量を変えたりという制御が
可能となり、湯温がぬるくなりすぎたり湯温があまり下
がらないなどといった不具合を解消することができる。
【0042】本発明の第6の実施形態について説明す
る。図10は、本発明の第6の実施に係る浴室用視聴装
置を浴室に設置した状態を示す斜視図である。図10に
おいて浴室1内に設置された浴室用視聴装置は、本体で
ある投影機36と、投影機36とスクリーン34からな
る映像表示部と、投影機36とスピーカ27からなる音
声出力部と、浴室用視聴装置を操作する浴室リモコン1
0と、から構成されている。投影機36は、浴槽2に入
浴する使用者3の背面上部の浴室壁面に設置されてお
り、同壁面の対壁面にあるスクリーン34に投影光33
を投射してスクリーン34上に映像を表示する。また、
スピーカ27は使用者3の上部天井面を開口して組み込
まれており、投影機36から壁裏を通して配線したスピ
ーカケーブルに接続され音響を発生する。そして、浴室
リモコンは使用者3近傍の側壁面に配置され同じく壁裏
を通して信号線が投影機36と接続され通信を行う。投
影機36と壁面の接触部は開口されており各種信号線や
電源線を壁裏に通すとともに、投影機36の冷却のため
の給排気をここを通して行う。投影機36の下部傾斜面
には、赤外線を投射しその反射光のレベル変化で人体を
検知する赤外線人体検知センサ35が組み込まれてお
り、浴槽2に入浴した使用者3の頭部付近を検知できる
ようになっている。
【0043】赤外線人体検知センサ35が浴槽2に入浴
した使用者3を検知すると投影機36内のタイマが計時
を開始し、タイマの計時時間が所定の時間に達すると浴
室リモコン10、スクリーン34、スピーカ27のいず
れかによる表示メッセージもしくは音声メッセージによ
り使用者3に報知する。これにより、映像や音声に没入
することによって入浴時間やお湯の熱さまたは身体の調
子等の感覚が薄れている使用者に所定の時間経過したこ
とを報知することができる。即ち、使用者に入浴時間等
を自覚させることができるので、思わず長時間入浴して
しまって使用者の身体に悪影響を与えることを防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施に係る視聴手段付浴室の構
成図である。
【図2】本発明の第1の実施に係る浴室リモコンを示す
図である。
【図3】本発明の第2の実施に係る視聴手段付浴室の構
成図である。
【図4】本発明の第3の実施に係る視聴手段付浴室の斜
視図である。
【図5】本発明の第3の実施に係る映像表示部を示す図
である。
【図6】本発明の第4の実施に係る視聴手段付浴室の構
成図である。
【図7】本発明の第4の実施における第1の側面に従う
フローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施における第2の側面に従う
フローチャートである。
【図9】本発明の第5の実施に係る視聴手段付浴室の構
成図である。
【図10】本発明の第6の実施に係る浴室用視聴装置の
設置図である。
【符号の説明】
1…浴室、2…浴槽、3…使用者、4…映像表示部、5
…音声出力部、6…使用検知手段、7…タイマ、8…報
知手段、9…タイマ表示手段、10…浴室リモコン、1
1…運転スイッチ、12…スタートスイッチ、13…ス
トップスイッチ、14…音量「−」スイッチ、15…音
量「+」スイッチ、16…時刻スイッチ、17…キャン
セルスイッチ、18…設定スイッチ、19…使用時間表
示、20…表示メッセージ、21…液晶ディスプレイ、
22…ブザー、23…水位センサ、24…浴室照明、2
5…シャワー、26…鏡、27…スピーカ、28…音声
メッセージ、29…温度センサ、30…給水管、31…
電磁弁、32…水供給制御手段、33…投影光、34…
スクリーン、35…赤外線人体検知センサ、36…投影
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 千尋 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 庄野 信浩 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 須山 博友 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D032 GA00 3L024 CC10 CC17 DD31 DD46 DD50 FF01 FF12 FF17 GG06 GG36 GG41 5D045 AB30

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室と、この浴室内で映像や音声を視聴
    できるように設置された映像表示部または音声出力部の
    うち少なくともひとつからなる視聴手段と、該視聴手段
    の使用状態を検知する使用検知手段と、該使用検知手段
    の検知に基づいて起動するタイマと、該タイマの計時時
    間が所定時間を超えると使用者へ報知する報知手段と、
    から構成されることを特徴とする、視聴手段付浴室。
  2. 【請求項2】 前記タイマの計時時間に基づいた表示を
    するタイマ表示手段を備えることを特徴とする、請求項
    第1項記載の視聴手段付浴室。
  3. 【請求項3】 前記使用検知手段は前記視聴手段の操作
    スイッチであることを特徴とする、請求項第1項乃至2
    記載の視聴手段付浴室。
  4. 【請求項4】 前記使用検知手段は浴槽内の使用者の存
    在を検知する人体検知センサであることを特徴とする、
    請求項第1項乃至3記載の視聴手段付浴室。
  5. 【請求項5】 前記報知手段の報知は、前記映像表示部
    における表示によりなされることを特徴とする、請求項
    第1項乃至4項記載の視聴手段付浴室。
  6. 【請求項6】 前記報知手段の報知は、前記音声出力部
    における音声出力によりなされることを特徴とする、請
    求項第1項乃至5項記載の視聴手段付浴室。
  7. 【請求項7】 前記視聴手段付浴室は浴槽内の湯温を検
    出する温度センサを備え、該温度センサの検出値に基づ
    いて前記報知手段の報知を中止する、もしくは前記所定
    時間を変更することを特徴とする、請求項第1項乃至6
    記載の視聴手段付浴室。
  8. 【請求項8】 前記視聴手段付浴室は浴槽への水の供給
    を制御する水供給制御手段を備え、前記報知手段による
    報知に連動して該水供給制御手段により所定量の水を浴
    槽へ供給することを特徴とする、請求項第1項乃至7記
    載の視聴手段付浴室。
  9. 【請求項9】 映像表示部または音声出力部のうち少な
    くともひとつからなる浴室用視聴装置において、使用者
    の存在を検知する人体検知センサと、該人体検知センサ
    の検知に基づいて起動するタイマと、該タイマの計時時
    間が所定時間を超えると使用者へ報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする、浴室用視聴装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011067664A (ja) * 2004-05-31 2011-04-07 Nike Inc 音響コンテンツとともにトレーニング情報を提供する方法及び装置
JP2014138634A (ja) * 2013-01-21 2014-07-31 Noritz Corp 浴室用テレビ装置
JP2017032179A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 株式会社ガスター 風呂装置
US9907143B2 (en) 2015-03-04 2018-02-27 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lighting control device, lighting system, and program

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