JP4848669B2 - 浴室機器制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、浴室関連機器や環境提供機器を制御する浴室機器制御システムに関するものである。
従来、利用者が自分にとって最適な入浴環境を設定するための入浴環境制御システムが提供されている(特許文献1)。
このシステムはデータ入力装置により利用者名、個人毎の基本データを演算処理装置に登録するもので、演算装置は利用者の基本データ、体調データ、季節データ、及び入浴環境整備用プログラムから入浴環境整備の最適値を求め、浴室内の機器の運転を制御するもので、利用者自身にとって最適な入浴環境を設定できるようにしたものである。
同様に利用者の嗜好にあった浴室状態を創り出す浴室状態管理システムも提供されている(特許文献2)。
特開平10−165326号公報(要約、段落番号0061) 特開2004−301378号公報(要約、段落番号0068)
上述のシステムは、個人の設定などが複雑な操作を必要とするため使い勝手が悪いという問題がある上に、浴室周辺の環境については特に配慮が為されていなかった。
本発明は、上述の課題に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、入浴スタイルにあった入浴シーンによって浴室周辺の環境提供機器及び浴室関連機器を自動的に制御して入浴シーンに相応しい入浴環境を作り出すことができる浴室機器制御システムを提供するにある。
上述の目的を達成するために、請求項1の発明では、浴室関連機器と、前記浴室関連機器とは異なる機器であり浴室周辺の環境を作り出すための環境提供機器とを制御する浴室機器制御システムであって、入浴スタイルに対応する入浴シーンを設定するシーン設定手段と、前記シーン設定手段により設定された入浴シーンに基づいて前記浴室関連機器及び前記環境提供機器を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、内蔵時計を備え、前記入浴シーンに対応して前記環境提供機器を制御する際に、当該入浴シーンが進行している入浴時間帯を前記内蔵時計から判断し、当該入浴時間帯に応じて前記環境提供機器の制御パラメータを変更することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、利用者が意図する入浴スタイルの入浴シーンに応じた浴室関連機器の制御を、煩雑な個別操作無しで行えるとともに、入浴シーンに相応しい入浴環境を作り出すことができる。
請求項2の発明では、請求項1の発明では、前記環境提供機器が浴室内の明るさを調整する明るさ調整手段であることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、入浴シーンにあった浴室内の明るさを自動的に演出することができる。
請求項3の発明では、請求項2の発明において、前記明るさ調整手段が、浴室の窓から入射する外光を調整する手段であることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、入浴シーン及び入浴時刻に相応しい外光量で演出された浴室環境を作り出すことができる。
請求項4の発明では、請求項2の発明において、前記明るさ調整手段が、浴室及び浴室に隣接する脱衣所に設けた照明装置の調光手段であることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、浴室内の照明による明るさを、浴室の明るさに影響を与える脱衣所の照明を含めて入浴シーンに合わせて演出することができる。
請求項5の発明によれば、請求項1乃至4の発明において、前記環境提供機器が浴室に隣接する脱衣所及び浴室の温度調整手段であって、前記制御手段は、入浴シーンの進行に応じて両温度調整手段を連携制御して浴室及び脱衣場の温度を制御することを特徴とする。
請求項5の発明によれば、入浴シーンの進行に合わせ、入浴時或いは着衣時など利用者に負担をかけない脱衣所や浴室の温度環境を作りだすことができる。
以下本発明を実施形態により説明する。
以下本発明を一実施形態により説明する。
図2は本実施形態の浴室機器システムの構成を示すもので、図示するように本実施形態の浴室機器システムは、システムの中枢となる中央管理装置1と、この中央管理装置1により監視制御される被制御対象の浴室関連機器及び環境提供機器と、液晶表示器と一体となった主又は副操作制御パネル3A又は3Bとから構成される。
本実施形態の浴室関連機器及び環境提供機器は、図3に示すように浴室R1の天井に設けられた主照明装置41aや洗い場の側壁面の天井付近に設けられた間接用照明装置41b、更にスポットライト41c等の照明装置、更にTV放送や各種映像の表示のための液晶ディスプレイのような映像表示装置43、スピーカSP等の音響装置、更に給湯室R2内に設置されるコントローラ44を介して制御される給湯機45、気泡発生装置46、浴室R1の換気と暖房、更に乾燥装置を兼ねた温風換気装置42、更にシャワー装置9、また図4に示すように浴室R1の窓Wに設けた電動カーテン47、脱衣所R2に設けた暖房装置48、脱衣所R2の照明装置41d等があり、図2に示すように照明装置41(41a、41b、41c、41d)、温風換気装置42、電動カーテン47、暖房装置48、コントローラ44は機器接続インターフェース部5を通じて中央管理装置1に接続される。ここで照明装置41(41a、41b、41c、41d)、温風換気装置42、電動カーテン47、暖房装置48が、浴室周辺の環境を作り出すための環境提供機器を構成する。
中央管理装置1は、浴室R1の天井裏等に配置される集中ボックスB内に収納されるもので、図1に示すように上述のスピーカSPに対して音声信号の出力を行うための音声インターフェース部10と、BGM用の音源15と、メッセージ用の音声合成部16と、映像表示装置43で映像表示を行うための映像インターフェース部11と、映像源17と、更に各操作制御パネル3A、3Bや機器操作コントローラ3Cとの間で操作情報と表示情報の入出力を行うための操作・表示情報入出力インターフェース部12と、中央管理装置1全体の信号処理及び演算処理を担う演算処理部13と、記憶部14とを備えている。
記憶部14は複数の入浴スタイルに夫々対応させた入浴シーンの進行プログラムを記憶するためのもので、演算処理部13により読み出されたり、内容が変更されるようになっている。
演算処理部13は、主又は副操作制御パネル3A又は3Bの操作で選択された入浴スタイルの入浴シーンに対応した進行プログラムを記憶部14から読み出して後述する制御手段13aに渡して、シーンの進行に対応付けてある浴室関連機器を制御させることでシーンを設定するシーン設定手段13bと、上述の制御手段13aとを機能として備えている。
各操作制御パネル3A、3Bでは、入浴スタイルの選択、更に各入力スタイルのシーンにおいて制御される浴室関連機器の変更設定、更に制御パラメートの設定等の操作メニューが液晶表示器で表示されるうになっており、利用者はこの操作メニューに沿ってタッチパネルからなる操作釦を操作することで、入浴スタイルの選択、更に変更設定が行えるようになっている。そして操作情報は操作表示信号入出力インターフェース部12を通じて演算処理部13へ、また液晶表示器で表示される操作メニューの表示情報は演算処理部13から操作表示信号入出力インターフェース部12を通じて与えられるようになっている。
次に浴室R1及び脱衣所R2の設備を図3、図4により簡単に説明する。まず脱衣所R2の天井部には照明装置41dが、また壁面に沿って暖房装置48が据えられ、浴室R1との仕切壁には副操作制御パネル3Bが取り付けられている。浴室R1では、バスタブ6が据えられ、そのバスタブ6には給湯機45や水道からの給水・給湯カラン7が設けられるとともに気泡発生装置46からの気泡を吹き出す気泡噴出口(図示せず)が設けられ、更に半身浴のための椅子部6aが設けられている。またバスタブ横の洗い場には椅子8に座ってシャワー浴を行うためのシャワー装置9が設けられ、給湯機45と水道とから湯水が供給されるようになっている。更に洗い場の側壁面の上端位置にはLEDを光源として側壁面を照らす間接用照明装置41bが設けられている。更に浴室R1の奥の壁面には映像表示装置43が埋め込まれ、また窓W下の壁面には機器操作制御パネル3Cと主操作制御パネル3とを一体化したコントロールパネル3が埋設されている。この主操作制御パネル3Aや機器操作制御パネル3Cは映像表示装置43の表示画面上にタッチパネルとして設けても良い。また更に天井部には上述したスピーカSPや、主照明装置41a、温風換気装置42、スポットライト41c等が設けられている。
ここで本実施形態のシステムで採用する入浴スタイルは、例えば癒しのための入浴スタイル(以下癒し浴という)、美容のための入浴スタイル(美容浴という)、更に刺激が少なく軽負担の入浴スタイル(軽負荷浴という)、更に覚醒効果の高い入浴スタイル(以下目覚め浴)の4種類であって、各入浴スタイルに対応した入浴シーンを想定し、入浴シーンに対応して浴室関連機器を制御する進行プログラムを記憶部14に予め登録しており、利用者が所望する入浴スタイルに対応した入浴シーンを主又は副操作制御パネル3A又は3Bから選択されるとシーン設定手段13bの働きにより入浴シーンに対応したプログラムが制御手段13aに送られ、制御手段13aが進行プログラムを実行することで浴室関連機器が動作し、入浴シーンが設定されるようになっている。
ここで前記進行プログラムは、入浴シーンの開始から終了までの期間を時系列的に分割し、その分割した期間毎に対応する一又は複数浴室関連機器と夫々の制御パラメータとを登録しているシーケンスプログラムからなり、入浴シーンの選択があると、シーン設定手段13bの働きにより記憶部4から読み出されて制御手段13aに渡されるようになっている。
次に本実施形態の動作を図5に示すフローチャートに基づいて説明する。尚記憶部14に各入浴スタイルに対応した進行プログラムが予め登録され、システムが待機中にあるものとする。
而して入浴しようとする利用者は、浴室R1に入る前に、脱衣所R3側の浴室外壁に設置してある副操作制御パネルに設けてある選択用操作釦を操作して、所望する入浴スタイルを選択する(ステップS1)。この選択操作は中央管理装置1の操作・表示信号入出力部12を介して演算処理部13に取り込まれ、演算処理部13内のシーン設定手段13bが選択された入浴スタイルのチェックを行う(ステップS21〜S23)。このチェックで選択された入浴スタイルがわかると、シーン設定手段13bは当該入浴スタイルの進行プログラムを記憶部14から読み出し、制御手段13aへ渡す(ステップS31〜S34)。制御手段13aは進行プログラムを受け取ると、まず選択された入浴スタイルがバスタブ6による入浴するスタイルかシャワー浴のみかを判断する。ここでの判断がバスタブ6を用いた入浴の場合には機器接続インターフェース部5を介してコントローラ44に給湯機45を動作させ、バスタブ6に所定の湯温となるように給湯を開始するように制御信号を送出する。尚この給湯はバスタブ6の液位が適正となると自動的に停止させるようにコントローラ44で制御されるもので、一般的な風呂コントローラが利用される。またシャワー浴の場合には事前の湯張りは行わない。また浴室周辺の環境を入浴シーンに対応して制御する必要がある場合には対応する環境提供機器を制御する。
そして制御手段13aは給湯の制御信号を出力後、機器操作コントローラ3Cからの操作信号の入力に待機する(ステップS4)。そして機器操作信号を受け取ると、プログラムを実行して予め当該入力スタイルの入浴シーンに対応させてある浴室関連機器のシーケンス制御を開始する(ステップS5)。そして入浴シーンが終了する(ステップS7)と、システムは待機状態に戻ることになる。
ここで各入浴スタイルについての入浴シーンの流れを説明する。
まず癒し浴の場合には、利用者は浴室R1への入室前に副操作制御パネル3Bで癒し浴を選択した後、浴室R1に入室してまずシャワー装置9を用いて身体を洗う(この場合制御手段13aにより給湯機45の湯と水道との混合湯水が適温となるようにシャワー装置9の湯温調整部が制御される)。
次に利用者は既に湯が張られているバスタブ6につかり、コントローラパネル3から気泡発生装置46を起動させる操作を行うと、制御手段13aは操作信号を受けて入浴シーンの進行を開始して、まず気泡発生装置46に対して微細気泡を発生させるようにコントローラ44に制御信号を送る。これにより利用者は微細気泡浴ができることになる。また主照明装置41aが点灯している場合には消灯させ、眩しさを抑えるために間接用照明装置41bを点灯させる。これにより浴室R1の照明は全体としては調光された状態となる。ここで隣の脱衣所R2の照明装置41dが点灯している場合、その明かりが浴室ドアDRに嵌められている光透過性のドアパネル越しに浴室R1内に入りこみ、浴室R1の光による演出効果に影響を与えるため、制御手段13aは脱衣所R2の照明装置48の照度を、照明装置48に備えている調光手段を通じて制御して低照度に制御する。また制御手段13aは内蔵時計が日中の時間帯を示している場合、窓Wを介して外光が浴室R1内に入射するため、電動カーテン47が開いている場合には閉じる方向に動かして窓Wを遮蔽し、外光入射を遮断する。また夜間の入浴時には窓Wから外の景色が見えるように、或いは月明かりを入れるために電動カーテン47が閉じられている場合には開く方向に動かす制御を行う。
そして更に音源15から音楽データを取り込み、音声インターフェース部10を介してD/A変換した音響信号をスピーカSPへ送り、BGMとして浴室内に音楽を流す。これにより利用者はゆったりとした気分で入浴が楽しめることになる。そして適切な入浴時間が経過すると、制御手段13aは音声合成部16を制御して入浴シーン終了を知らせるメッセージの音声信号を得て、該音声信号を音声インターフェース部10からスピーカSPを通じて報知させる。そして利用者がこの報知を聞いて入浴を止め浴室R1から脱衣所R2へ出るのに要する時間を見越した所定時間が経過すると、制御手段13aはBGMの停止、微細気泡浴の停止のための制御処理を行うとともに、間接用照明装置41bを消灯させ、主照明装置41aを点灯させるとともに、脱衣所R2の照明装置41dを全点灯させて当該入浴シーンを終了する。
尚映像表示装置43で映像を見たい場合には入浴中に利用者がリモコン(図示せず)を用いて操作することで映像表示装置43に組み込まれたTV放送受信機能による放送映像や中央管理装置1に接続された映像源17からの映像を楽しむことができるのは勿論である。
尚癒し浴の場合、利用者がバスタブ6での微細気泡浴の代わりにシャワー装置9を用いたシャワー浴を希望する場合には副操作制御パネル3Bで予め微細気泡浴に代えてシャワー浴に変更することができる。
美容浴の場合も、利用者は浴室R1への入室前に副操作制御パネル3Bで美容浴を選択し、次に浴室R1へ入室する。美容浴の場合には半身浴であるので、選択と同時にバスタブ6への給湯が行われる。入室した利用者はバスタブ6内の半身浴用の椅子部6aに座って下半身を湯につけ、癒し浴と同様にコントローラパネル3から気泡発生装置46を起動させる操作を行うと、制御手段13aはこの操作信号を受けて入浴シーンの進行を開始し、まず気泡発生装置46に対して微細気泡を発生させるようにコントローラ44に制御信号を送る。これにより利用者は微細気泡浴ができることになる。またスポットライト41c及び間接用照明装置41bに制御機器インターフェース部5を通じて制御信号を送る。この制御信号を受けた間接用照明装置41b及びスポットライト41cは夫々点灯する。スポットライト41cは椅子部6a付近を照らすことで、半身浴を楽しみながら利用者が読書するための明かりを提供する。勿論利用者が読書しない場合にはコントローラパネル3でスポットライト41cを消灯させることもできる。また同時に制御手段13aは癒し浴と同様に音源16を用いてスピーカSPからBGMを流す制御も行う。
そして適切な入浴時間が経過すると、制御手段13aは音声合成部15を制御して入浴シーン終了を知らせるメッセージの音声信号を得て、該音声信号を音声インターフェース部10からスピーカSPを通じて報知させる。そして利用者がこの報知を聞いて入浴を止め浴室R1から脱衣所R2へ出るのに要する時間を見越した所定時間が経過すると、制御手段13aはBGMの停止、微細気泡浴の停止のための制御処理を行うとともに、間接用照明装置41b及びスポットライト41cを消灯させて入浴シーンを終了する。
目覚め浴の場合も、利用者は浴室R1への入室前に副操作制御パネル3Bで目覚め浴を選択し、次に浴室R1へ入室する。この目覚め浴の場合にはシャワー浴のみとなるため、制御手段13aはバスタブ6への給湯制御は行わないが、シャワーのみであるので、浴室R1に利用者が入室したときに寒く感じさせないために、温風換気装置42を動作させて浴室R1の温度を調整する予備暖房を行う。
そして浴室R1へ入室した利用者は、まずコントローラパネル3からシャワー装置9を起動させる操作を行う。この操作が行われると、制御手段13aは覚醒効果が得られるように主照明装置41a点灯させて利用者に明るい光を照射する。そしてシャワー装置9のカランが開かれると覚醒効果の高い、マッサージシャワーとなるようにシャワー装置9の噴出状態を制御する。更に音源16を用いてスピーカSPから覚醒効果の高い音楽を流す制御も行う。このようにして利用者に対して覚醒効果の高い入浴シーンを提供するのである。
そして一定時間経過した時点で制御手段13aは脱衣所R2の暖房装置48の運転を開始させ、脱衣所R2の温度を調整する制御を行う。そして適切な入浴時間が経過すると、制御手段13aは音声合成部15を制御して入浴シーン終了を知らせるメッセージの音声信号を得て、該音声信号を音声インターフェース部10からスピーカSPを通じて報知させる。そして利用者がこの報知を聞いて入浴を止め浴室R1から脱衣所R2へ出るのに要する時間を見越した所定時間が経過すると、制御手段13aは音楽の停止、シャワー装置9の噴出状態の設定を通常の状態に戻す制御処理を行うとともに、温風換気装置42を停止させて入浴シーンを終了する。そして利用者は浴室R1から退室して脱衣所R2に入ると、既に暖房されているため寒さを感じることなく着衣ができることになる。
温風換気装置42及び暖房装置48は夏等では不要であるため、利用者が入浴スタイルの選択時に温風換気装置42及び暖房装置48を停止させるように変更することもできる。
次に軽負担浴の場合には、安全性などからみてシャワー浴が中心となるため、目覚め浴の場合と基本的には同じであって、温風換気装置42による浴室R1の予備暖房、暖房装置48による脱衣所R2の事前暖房を行う一方、照明を間接用照明装置41bにより行ったり、スピーカSPより流す音楽を癒し系の音楽とする以外はほぼ同じである。
本実施形態では、入浴スタイルを浴室R1に入る前に選択すると、バスタブ6への給湯など事前制御が行われ、その後利用者が浴室R1に入って機器操作を行うとこれをトリガとして入浴シーンに沿って浴室関連機器が自動的に制御されるため、利用者が煩雑な機器操作を行うことなく、選択した入浴スタイルを堪能することができる。
ところで、バスタブ6につかるシーンでは、バスタブ6の利用者がつかったときの水位の上昇を給湯機45に備わった水位センサ45aを利用して検知し、利用者がバスタブ6内に位置すると演算処理部13の制御手段13aで判断し、これにより気泡発生装置46をシーンに合った気泡を発生させる制御を開始し、バスタブ6に水位が下がって利用者がバスタブ6から出たことを検知すると気泡発生装置46を停止させる制御を行うようにようにすれば、シーン進行において気泡発生装置46を無駄なく動作させることができる。
また美容浴でのスポットライト41cの点灯/消灯もバスタブ6内の椅子部6aに着座センサ6bを設け、このシーンの進行中において着座センサ6bで着座が検知されているときのみ半身浴が開始されたと判断してスポットライト41cを点灯させる制御を行うようにすれば、無駄な点灯を無くすことができる。
シャワー装置9はカランを開くことで、シャワーが使われていると判断できるため、シャワー装置9に対する制御は水圧センサ9aなどにより使用検知を行い、使用しているときにのみ制御を行うことで、非使用中での無駄な制御処理が必要なくなる。
つまりこれら、使用検知によって利用者が浴室R1内の存在位置を検知することで、シーン進行における対応機器の制御の開始と、終了のタイミングを自動的に設定することができる。
特に洗い場に利用者が存在していることをシャワー装置9や水栓の操作から検知することで、次のシーン進行準備としてバスタブ6内へ一定時間微細気泡を発生させ、白濁化した状態で入浴ができるようにしたり、或いは映像表示装置43を自動オンさせたりすることもできる。
更に入浴スタイルが選択されたとしても入浴する時刻によっては、照明が不要だったり、或いは浴室R1に流す音楽も時刻にふさわしいものに代える方が良い場合がある。
そこで制御手段13aは時間帯取得手段として内蔵時計を備え、入浴シーンが進行している時間帯を内蔵時計から判断し、例えば深夜時間帯で癒し浴の入浴シーンを進行させる場合には、BGMとしてクラシック音楽など心安らかな音楽を流す処理を行ったり、或いは朝の時間帯の場合には窓Wを通して朝日が入り込むため、間接用照明装置41bの点灯も効果が薄いため消灯させ、また流すBGMを音楽の代わりに小鳥のさえずりなどさわやかな森のイメージを演出する音声に代える等時帯に対応した制御パラメータを用いて環境提供機器を制御するようにしても良い。
尚本実施形態の間接用照明装置41bとしては図6に示すように洗い場の側壁面を照らすように側壁30の横幅方向とほぼ同じ長さの装置本体20を側壁の上端近くに配置し、装置本体20の下面に設けたスリット21から内部に配設しているLED22の光を側壁面に照射して間接照明とするものであり、LED22の光色を入浴スタイルやシーンの進行具合によって変化させるようにしても良い。
また図7に示すように側壁の室内側表面を光透光性のアクリル板のような導光板31で覆い、導光板31の上端部に配置したLED22の光を上端面から導光板31内に入射させて下方へ導光させ、導光板31の表面から出射させることで間接用照明装置41bとしても良い。この場合導光板31の裏面側に形成した凹凸反射面31aで表面側へ光反射させるため効率が良い。また表面を粗面とすることで拡散効果を得るようすれば、導光板31の表面全体をむらなく光らせることができる。
一実施形態に用いる中央管理装置を含む要部の構成図である。 一実施形態のシステム構成図である。 一実施形態を用いる浴室の概略構成図である。 一実施形態を用いる浴室及び脱衣所の概略平面図である。 一実施形態の動作説明用フローチャートである。 一実施形態に用いる間接用照明装置の一例の一部破断せる要部の斜視図である。 一実施形態に用いる間接用照明装置の他例の斜視図である。
符号の説明
1 中央管理装置
10 音声インターフェース部
11 映像インターフェース部
12 操作・表示信号入出力部
13 演算処理部
13a 制御手段
13b シーン設定手段
14 記憶部
15 音源
16 音声合成部
17 映像源
3A 主操作制御パネル
3B 副操作制御パネル
3C 機器操作コントローラ
42 温風換気装置
43 映像表示装置
47 電動カーテン
48 暖房装置
41a〜41d 照明装置
5 機器接続インターフェース部

Claims (5)

  1. 浴室関連機器と、前記浴室関連機器とは異なる機器であり浴室周辺の環境を作り出すための環境提供機器とを制御する浴室機器制御システムであって、
    入浴スタイルに対応する入浴シーンを設定するシーン設定手段と、前記シーン設定手段により設定された入浴シーンに基づいて前記浴室関連機器及び前記環境提供機器を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、内蔵時計を備え、前記入浴シーンに対応して前記環境提供機器を制御する際に、当該入浴シーンが進行している入浴時間帯を前記内蔵時計から判断し、当該入浴時間帯に応じて前記環境提供機器の制御パラメータを変更することを特徴とする浴室機器制御システム。
  2. 前記環境提供機器が浴室内の明るさを調整する明るさ調整手段であることを特徴とする請求項1記載の浴室機器制御システム。
  3. 前記明るさ調整手段は、浴室の窓から入射する外光を調整する手段であることを特徴とする請求項2記載の浴室機器制御システム。
  4. 前記明るさ調整手段は、浴室及び浴室に隣接する脱衣所に設けた照明装置の調光手段であることを特徴とする請求項2記載の浴室機器制御システム。
  5. 前記環境提供機器が浴室に隣接する脱衣所及び浴室の温度調整手段であって、前記制御手段は、入浴シーンの進行に応じて両温度調整手段を連携制御して浴室及び脱衣場の温度を制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか記載の浴室機器制御システム。
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