JP2006105192A - ドレンホースの接続部の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 空調機からのドレンを外部に排出するためのドレンホースを空調機のドレンパンにおけるドレン排出口に抜き取り不能に簡単且つ確実に接続することができるドレンホースの接続部の構造を提供する。
【解決手段】 一端開口部にフランジ部2cを突設しているドレンホース1と、二つ割りされた半円筒形状の一半部と他半部とを組み合わせることによって形成される接続口部材10とからなり、この接続口部材10の一半部と他半部との後端部内周面に周溝15、16が設けられていてこれらの周溝15、16を上記ドレンホース1のフランジ部2cの一半周部分と他半周部分とに係止させながら円等状に組み合わせることによって接続口部材10をドレンホース1の開口端に装着し、この接続口部材10をドレン排出口21に外嵌して着脱自在に連結するように構成している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷房装置などの空調機のドレンパンから突設している短管形状のドレン排出口に接続してドレン水を外部に排出させるためのドレンホースにおいて、ドレン排出口に対する接続部の構造に関するものである。
空調機においては、発生したドレン水をドレンパンに収容し、このドレンパンの短管形状のドレン排出口から該搬出口に接続した可撓製を有する合成樹脂製のドレンホースを通じて外部に排出するように構成しているが、ドレン排出口に対するドレンホースの接続部の構造としては、例えば、特許文献1や特許文献2に記載されているように、ドレンホースの開口端部の内周面に短筒形状の弾性シール材を装着し、この弾性シール材に上記ドレンパンのドレン排出口を挿嵌させることによって弾性シール材をドレン排出口の外周面に水密状態で密着させた状態でドレンホースの開口端部をドレン排出口に接続してなる構造のものが知られている。
特開2001−234756号公報 特開2002−89760号公報
しかしながら、上記いずれのドレンホースの接続部の構造においても、ドレンホースの開口端部とドレンパンから突設している短管状のドレン排出口とは、一体に連結、固定しておらず、単に、ドレンホースの開口端部内に装着しているシール材をドレンパンのドレン排出口の外周面に弾性的に圧着させてそのシール材の弾性力によりドレン排出口に対するドレンホースの接続を保持してなるものであるから、ドレンホースに引き抜き方向の力が作用するとドレンパンのドレン排出口から簡単に抜け出してしまう虞れがある。特に、ドレンパンのドレン排出口は製造上、外周面が先端に向かうに従って小径となるテーパ面に形成されているため、ドレンホースの開口端部が地震等の振動力によりシール材の内周面とドレン排出口の外周面との圧接力に抗してそのテーパ面上を先端側に移動し、抜け出してしまう虞れもあった。
また、ドレン排出口にドレンホースの一端開口部を接続する際に、この一端開口部内に対するドレン排出口の差し込み深さが不十分な場合が生じることもあって安定した確実な接続作業が行うことができないといった問題点がある。
このような問題点を解消するには、ドレンホースの開口端部に短筒形状の硬質合成樹脂製接続口部材を接着することにより装着し、この接続口部材をドレンホースの開口端部内に挿嵌しているドレンパンのドレン排出口に被せてこれらの接続口部材とドレン排出口とを互いに係止する連結手段によって引き抜き不能に連結するように構成すればよいが、ドレンホースが焼却時にダイオキシンが発生する虞れのないEVA樹脂やポリエチレン、ポリプロピレン樹脂などのオレフィン系樹脂よりなる場合には、オレフィン系樹脂は接着性が悪いために接続口部材をドレンホースに一体に接着することができないといった問題点がある。
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ドレンホースの開口端部に接続口部材を接着することなく簡単且つ確実に装着し、この接続口部材を介してドレンパンのドレン排出口に引き抜き不能に連結することができるドレンホースの接続部の構造を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明のドレンホースの接続部の構造は、請求項1に記載したように、一端開口部に円環形状のフランジ部を突設している可撓性を有する合成樹脂製のドレーンホースと、このドレンホースをドレンパンのドレン排出口に着脱自在に連結させる接続口部材とからなり、接続口部材は2つ割りされた半円筒形状の一半部と他半部とを互いに係止させることによってドレンホースの一端開口部に外嵌する円筒形状に形成されていると共にその内周面に上記ドレンホースのフランジ部に係止する周溝を設けてなる構造としている。
このように構成したドレンホースの接続構造において、請求項2に係る発明は、ドレーンホースの一端開口部をこのドレンホースの管壁の外径よりも大径の短筒状開口部に形成していると共にその開口端に管軸に対して直角方向に一定高さの円環形状のフランジ部を突設してあり、さらに、短筒状開口部の内周面にこの短筒状開口部内に挿嵌したドレン排出口の外周面に密着させるシール材を装着した構造としている。
一方、請求項3に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に記載のドレンホースの接続構造において、接続口部材は、半円筒形状の一半部と他半部との対向端面に互いに係止する係止爪を形成していると共にこれらの一半部と他半部との後端部内周面にドレンホースのフランジ部の半周部分にそれぞれ係止する半円形状の周溝を設けてあり、さらに、ドレンホースのフランジ部からホース延長方向に突出する前部をドレンパンのドレン排出口に外嵌可能な内径に形成していると共に上記一半部とドレン排出口とに互いに着脱自在に連結可能な連結手段を設けていることを特徴とする。
上記連結手段としては、例えば、請求項4に記載したように、接続口部材の一半部の外周面に突設している内外方向に弾性変形可能な係止レバーと、ドレンパンのドレン排出口の外周面に突設されて上記係止レバーの前端係止フック部を着脱自在に係止させる突起片とから構成した構造のものを採用することができる。
請求項1に係る発明によれば、一端開口部に円環形状のフランジ部を突設している可撓性を有する合成樹脂製のドレーンホースと、このドレンホースをドレンパンのドレン排出口に着脱自在に連結させる接続口部材とからなり、接続口部材は2つ割りされた半円筒形状の一半部と他半部とを互いに係止させることによってドレンホースの一端開口部に外嵌する円筒形状に形成されていると共にその内周面に上記ドレンホースのフランジ部に係止する周溝を設けているので、2つ割りされた半円筒形状の一半部と他半部とをドレンホースの一端開口部における一半周部と他半周部とに被せて、これらの一半部と他半部との内周面に設けている周溝をドレンホースのフランジ部に係合させた状態にしてその対向端面を互いに係止させることにより、接着剤を使用することなく接続口部材を簡単且つ確実にドレンホースの一端開口部に装着することができる。
さらに、予め、ドレンホースの一端開口部に接続口部材を必ずしも装着しておく必要はなく、作業現場において、2つ割りされた半円筒形状の一半部と他半部とをドレンホースの一端開口部に被せて互いにその対向端面同士を係止させることにより、何等の手間を要することなくワンタッチで確実に装着することができると共に、ドレンパンのドレン排出口にドレンホースの一端開口部を外嵌させながら接続口部材をドレン排出口に連結させることにより、ドレンホースを接続口部材を介してドレン排出口に簡単に抜け止め不能に取付けることができる。
また、請求項2に係る発明によれば、ドレーンホースの上記一端開口部をこのドレンホースの管壁の外径よりも大径の短筒状開口部に形成していると共にその開口端に管軸に対して直角方向に一定高さの円環形状の上記フランジ部を突設しているので、ドレンホースの管壁に何等邪魔されることなく、短筒状の一端開口部に接続口部材を正確に且つ簡単に装着することができると共に、管壁よりも大径の一端開口部内にシール材を設け、このシール材を介してドレンパンのドレン排出口をドレンホースの一端開口部内に挿嵌させるように構成しているので、ドレン排出口とドレンホースの一端開口部との接続がシール材を介して無理なく簡単に行えるのは勿論、シール材がドレン排出口の外周面に弾性的に圧着して確実なシール効果を奏することができ、その上、ドレン排出口とドレンホースの管壁の内周面とに殆ど段差を生じさせることなく円滑に排水することができる接続構造を構成することができる。
請求項3に係る発明によれば、上記接続口部材を構成する半円筒形状の一半部と他半部との対向端面に互いに係止する係止爪を形成していると共にこれらの一半部と他半部との後端部内周面にドレンホースのフランジ部の半周部分にそれぞれ係止する半円形状の周溝を設けているので、一半部と他半部との周溝をドレンホースのフランジ部の一半周部分と他半周部分とに係合させることによって、接続口部材の装着位置が常に所定位置に正確に設定することができると共にこの状態にして一半部と他半部とを互いに接近する方向に押圧することより、係止爪同士が係止して接着剤を使用しなくても、ドレンホースの一端開口部に簡単且つ強固に装着することができる。
さらに、この装着状態においては、接続口部材の前半部をドレンホースのフランジ部からホース延長方向に突出させた状態にすることができると共に、この前半部の内径をドレン排出口に外嵌可能な径に形成しているので、接続口部材をガタツキが生じることなくドレン排出口の外周面に正確に被嵌させることができ、この状態にしてドレンホースを接続口部材を介してドレン排出口に抜き取り不能に連結することができる。
接続部材とドレン排出口との連結手段としては、例えば、請求項4に記載したように、接続口部材の一半部の外周面に内外方向に弾性変形可能な係止レバーを突設しておく一方、ドレンパンのドレン排出口の外周面に上記係止レバーの前端係止フック部を着脱自在に係止させる突起片を突設してなる構造を採用することができ、係止レバーの係止フック部を突起片に係止させることによって、ドレンホースにドレン排出口に対して引き抜き方向の力が作用してもドレンホースがドレン排出口から離脱することなく、常に、連結状態を保持しておくことができる。
次に、本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1はドレンホース1の接続部における接続口部材を分解した状態の斜視図、図2はその接続部の縦断側面図、図3はドレンホース1の中央部を切除した全体の縦断側面図であって、ドレンホース1はポリエチレン、ポリプロピレン、EVA樹脂などのオレフィン系樹脂からなり、ホース全長に亘ってその管壁を一定の肉厚に形成していると共に、後述するドレンパン20に突設した短管状のドレン排出口21に接続するための一端開口部2と、別なドレンホースに接続するための他端開口部3とを除いた部分を可撓性を有するホース主体部1aに形成している。
上記一端開口部2は、ホース主体部1aの一端を拡径方向に膨出させて開口端に向かって傾斜した立ち上がり環状後壁部2aと、この環状後壁部2aの外周端から前方(一端側を前側とする)に向かって軸管に平行に延出した短筒状周壁部2bとからなり、ホース主体部1aの外径よりもその内径が大径の短筒状開口部に形成されていると共にこの開口部2の開口端に管軸に対して直角方向に突出した一定高さを有する円環形状のフランジ部2cを突設している。4はフランジ部2cの内周面で形成されている環状溝であり、この環状溝4からフランジ部2cの内周面に亘ってドレンパン20のドレン排出口21の外周面に密着させる環状の弾性シール材5を装着している。
一方、他端開口部3はホース主体部1aとその内外径が略同一径の円筒状状に形成されてあり、ホース主体部1aの他端との連設部分は該他端開口部3よりも大径の鍔部3aに形成され、この鍔部3aによって該他端開口部3に外嵌状態に接続する別のドレーンホースの一端部の端面を当接、受止するように構成している。
ドレンホース1の上記両端開口部2、3を除くホース主体部1aは、可撓性を有する構造であれば内外周面が全長に亘って平坦な面に形成しておいてもよいが、このようなホースでは湾曲させた時に座屈状に屈折したり偏平状に変形して円滑な排水の妨げになるので、図に示すように、同大、同形の多数の断面V字状の環状突条6をホース主体部1aの長さ方向に小間隔毎に膨出形成してこの環状突条6により座屈などが生じることなく断面円形状を保持したままの良好な屈曲を可能にしている。
さらに、ホース主体部1aの長さ方向に対する上記多数の環状突条6の配列状態は、全て、一定間隔毎に設けておいてもよいが、図に示すように環条突条6の基端部の幅(厚み)Wよりも狭い間隔W1と広い間隔W2とを交互に存してこれらの環状突条6をホース主体部1aの長さ方向に順次設けられている。即ち、ホース主体部1aの長さ方向に隣接する一対の環状突条6、6を環状突条6の基端部の幅Wよりも狭幅のホース管壁部の長さ部分を介して突設し、この一対の環状突条6、6を多数対、該環状突条6の基端部の幅Wよりも広いホース管壁部の長さ部分を介してホース主体部1aの長さ方向に順次、設けてなる構造としている。
このように、環状突条6をその基端部の幅(厚み)よりも狭い間隔と広い間隔とを交互に存してホース主体部1aの長さ方向に順次設けているので、ホース主体部1aの単位長さ当たりの環状突条の数を従来のドレンホースにおける環状突条の数の略2倍に増加させることができ、従って、これらの環状突条6によって良好な屈曲性を発揮させることができると共に各一対の円環状突条6、6は上記のようにその基端部の管壁長さ方向の幅(厚み)よりも狭幅の管壁部を介して設けられているから、これらの円環状突条6、6が恰も竹の節のように一体的に耐圧潰強度を発揮してドレンホースが圧縮変形するのを強固に防止することができる。
このように構成したドレンホース1の大径短筒状の一端開口部2には円筒形状の接続口部材10が装着され、この接続部材10を介してドレンパン20のドレン排出口21にドレンホース1を着脱自在に連結させるように構成している。この接続口部材10の構造を詳しく述べると、接続口部材10は半円筒形状の一半部11と他半部12とを組み合わせることによってドレンホース1の一端開口部2に装着可能に形成されている。これらの一半部11と他半部12との後端部11a 、12a は、その半円形状の内周面の径をドレンホース1の一端開口部2の外径に略等しい径にしてその内周面でドレンホース1の一端開口部2の外周面の一半周部と他半周部とをそれぞれ被覆するように形成されていると共に後端部11a 、12a の後端には、該後端から下方に向かって突出し且つ前面が上記一端開口部2の環状後壁部2aを被覆する傾斜面に形成された半円環状の縁部13、14を内径方向に向かって突設している。
さらに、後端部11a 、12a の前端側には外方に向かって膨出した半円形状の突環部11b 、12b がそれぞれ形成されてあり、これらの突環部11b 、12b の内周面を上記半円形状の後端部11a 、12a の内径よりも大径であって、上記ドレンホース1のフランジ部2cの一半周部分と他半周部分とにそれぞれ係止する半円形状の周溝15、16に形成している。また、一半部11と他半部12との前部は、上記周溝15、16の半円環形状の前側溝壁の下端から前方に向かって突出した半円筒形状の周壁部11c 、12c にそれぞれ形成してあり、これらの周壁部11c 、12c の内周面をドレンパン20のドレン排出口21の一半周部と他半周部とにそれぞれ外嵌可能な内径に形成している。
さらにまた、接続口部材10の上記一半部11においては、その突環部11b を除く上記後端部11a と半円筒形状の周壁部11c との両端部を延長する方向に突設してその突出端の内面に内向き係止爪17を形成している一方、上記他半部12においては、その突環部12b を除く上記後端部12a と半円筒形状の周壁部12c との両端部外周面に上記一半部側の内向き係止爪17に係合する外向き係止爪18を形成している。
このように接続口部材10は2つ割りされた半円筒形状の一半部11と他半部12とを互いにその係止爪17、18同士を係合させることによってドレンホースの一端開口部2に外嵌する円筒形状に形成されてあり、さらに、この接続口部材10とドレンパン20のドレン排出口21とに、互いに着脱自在に連結する連結手段30を設けている。
この連結手段30は接続口部材10をドレン排出口21にホースの長さ方向に離脱不能に連結できる構造のものであればどのような連結手段であってもよいが、図においては、上記一半部11における半円筒形状の周壁部11c の周方向の中央部外周面に突設している内外方向に弾性変形可能な係止レバー31と、ドレンパン20のドレン排出口21の外周面に突設されて上記係止レバー31の前端係止フック部31a を着脱自在に係止させる突起片32とから構成している。
詳しくは、上記係止レバー31は、一半部11における半円筒形状の周壁部11c の周方向の中央部外周面に突設した脚片31b の突出端にその前部内面を一体に連設してこの脚片31b から後方側のレバー後部を内方に向かって押圧することより、脚片31b の前後方向の弾性変形によってこの脚片31b からの前部を脚片31b の突出端を支点として外方に変動させ、押圧力を解くことによって元の位置まで内方に変動させてその係止レバー31の前端係止フック部31a を上記ドレン排出口21の突起片32に係止させるように構成している。
上記係止レバー31の前端部の長さを長くしてその前端係止フック部31a を一半部11の周壁部11c の前端面から前方に突出させた構造としておいてもよいが、図に示す係止レバー31においては、その前端部を長さを短くして前端係止フック部31a の下方の周壁部11c にコ字状の切欠部33を形成し、この切欠部33内に上記ドレン排出口21の突起片32を受け入れて該突起片32に係止フック部31a を係脱自在に係止させるようにしている。
また、ドレン排出口21に対する接続口部材10の回り止めを行って係止レバー31の係止フック部31a と突起片32との係止を保持しておくために、ドレン排出口21側においてはその突起片32の基端から先端に向かって管軸方向に平行な一定高さの突条片34を突設している一方、接続口部材10の一半部11の上記周壁部11c における内周面の周方向の中央部に前後開口端が上記切欠部33の基端中央部と上記周溝15の周方向の中央部とにそれぞれ連通した直状溝35を設けて、この直状溝35に上記突条片34を挿嵌させるように構成している。
上記ドレンホース1はその外周面を全長に亘って可撓性を有する円筒形状の発泡合成樹脂製断熱筒7によって被覆して断熱ホースに構成されている。この円筒形状の発泡合成樹脂製断熱筒7としては、発泡ポリエチレン樹脂、または発泡ポリプロピレンなどのオレフィン系発泡樹脂、或いは発泡ウレタンゴム等の発泡樹脂からなり、その内径はドレンホースAのホース主体部1aに突設している上記環状突条6の外径に略等しく形成されていて内周面がこれらの環状突条6に食い込むことなく環条突条6の頂面に摺接した状態でホース主体部1aを被覆している。さらに、この断熱筒7の一端部にコ字状の切欠部7aとこの切欠部7aから一定長さ部分に亘ってスリット部7bとを形成して、このスリット部7bを介して異端部を拡径可能にしている。
そして、断熱筒7の一端部をドレンホース1の他端部側から該ドレンホース1の一端部に向かって被せてゆき、その一端部がドレンホース1の一端開口部2に装着した上記接続口部材10に達した時にスリット部7bを介して拡径させながら接続口部材10を被覆すると共に切欠部7aに接続口部材10の上記係止レバー31の脚片31b を受け入れるように構成している。この際、断熱筒7をドレンホース1の環状突条6にその内面を食い込ませることなくドレンホース1の長さ方向に摺動可能な内径に形成しているので、該断熱筒7の内周面を環状突条6の頂部に引っかからせることなくこの環状突条6の頂部をガイド面としてドレンホース1の略全長に亘り円滑且つ正確に断熱筒7を被せることができる。
さらに、ドレンホース1を屈曲させると、凸円弧状に湾曲するドレンホース1の外側周面側においては隣接する環状突条6、6の頂部間が上記断熱筒7の内周面に接しながら互いに離れる方向に広がり、ドレンホース1の内側周面側においては隣接する環状突条6、6の頂部間が断熱材7の内周面に接しながら互いに接近する方向に狭まって断熱筒7側から殆ど抵抗を受けることなく、円滑に且つ座屈などを生じさせることなく大きく屈曲させることができる。
ドレンホース1の一端開口部2に上記接続口部材10を装着するには、半円筒形状の一半部11と他半部12とにおける後端部11a 、12a をドレンホース1の一端開口部2における一半周部と他半周部との外周面にそれぞれ被せる。この際、これらの後端部11a 、12a の後端の半円環状縁部13、14をドレンホース1の一端開口部2における環状後壁部2aに係止させると共に半円形状の周溝15、16をフランジ部2cに係合するように対向させて一半部11の両端に形成している内向き係止爪17の傾斜面と他半部12の両端に形成している外向き係止爪18の傾斜面とを当接状態で接合させる。
この状態にして、一半部11と他半部12との外周面を互いに接近する方向に押圧すると、一半部11側の係止爪17の傾斜面が他半部12側の係止爪18の徐々に高くなる傾斜面上を摺動しながら該係止爪17を設けている突出両端部が拡径方向に弾性的に変形し、この係止面を乗り越えると、縮径方向に瞬時に弾性復元してその係止爪17を他半部12側の係止爪18に係止させると同時に一半部11と他半部12との突環部11b 、12b の両端面同士が接合してこれらの一半部11と他半部12とが一体に結合した円筒形状の接続口部材10を形成する。
このように、一半部11と他半部12とが円筒形状に結合すると、半円形状に湾曲している後端部11a 、11b の内周面がドレンホース1の一端開口部2の短筒状周壁部2bの一半周部と他半周部とにそれぞれ接してこれらの内周面により短筒状周壁部2bを全面的に被嵌した円形壁面を形成すると共に一半部11と他半部12との後端部内周面に形成している半円形状の周溝15、16がドレンホース1の一端開口部2におけるフランジ部2cの一半周部と他半周部とにそれぞれ被嵌してこれらの周溝15、16によりフランジ部2cに全面的に係止した円環状の周溝を形成し、接続口部材10の後端部がドレンホース1の一端開口部2に抜き取り不能に装着されると共に、一半部11と他半部12との前部の半円筒形状の周壁部11c 、12c も上記係止爪17、18の係合によって円筒形状の周壁部に形成されてドレンホース1の一端開口部2から前方に突出した状態となる。
この接続口部材10の装着後、上記弾性筒7を上述したようにドレンホース1の外周面に被覆させるものであるが、その被覆作業や接続口部材10の装着作業は、予め、行っておいてもよく、また、ドレンパン20のドレン排出口21に対する接続作業時に現場において行ってもよい。
ドレンパン20から突設している短管形状のドレン排出口21は、その外径を上記接続口部材10の円筒形状の前部内からドレンホース1の一端開口部2内に挿嵌可能な径に形成されていると共に、外周面が突出端に向かって徐々に小径となる方向に緩やかに傾斜したテーパ面に形成されている。
このドレン排出口21にドレンホース1の接続口部材10を連結してドレンホース1を該ドレン排出口21に接続させるには、ドレンホース1の一端開口部から突出している接続口部材10の円筒形状の前部をドレン排出口21の先端から該ドレン排出口21に被せながら挿入していく。その際、接続口部材10の一半部11側の前部内周面に形成している直状溝35にドレン排出口21の外周面に突設している突条片34を挿入、係合させることによって接続口部材20を周方向に回動不能状態にし、この状態にして該突条片34をガイドとして接続口部材10をドレン排出口21に被嵌していく。そうすると、接続口部材10の一半部11の前部に設けている切欠部33にドレン排出口21の上記突条片34の基端側に突設している突起片32が達した時に、一半部11に一体に設けている係止レバー31の係止フック部31a の内向き傾斜前端面31a'が突起片32の突出端縁に当接する。
この状態からさらに接続口部材10を押し進めると、係止フック部31a が突起片32の突出端縁にその内向き傾斜前端面31a'を摺接させながら脚片31b を支点として外向きに弾性移動し、突起片32の突出端面を乗り越えた時に内側に向かって弾性復元して突起片32に係止することになる(図4、図5参照)。なお、突起片32に対する係止フック部31a の係止作業は、人手によってその係止レバー31の後端部を内方に押圧することにより係止フック部31a を脚片31b を支点として外向きに弾性移動させ、この状態で突起片32の突出端面を乗り越えさせて係止レバー31の押圧力を解くことにより係止させてもよい。
この状態にすると、ドレンホース1に引張力が作用しても、ドレンホース1の一端開口部2のフランジ部2cに接続口部材10が周溝15、16を介して係止していると共に、この接続部材10が係止レバー31の係止フック部31a によってドレン排出口21の突起片32に係止しているので、ドレンホース1はドレン排出口21が離脱する虞れはなく、その上、接続口部材10の内周面に長さ方向に設けている直状溝35がドレン排出口21の外周面に設けている突条片34に挿嵌させられていて互いに係止しているので、接続口部材10が周方向に回動するのを阻止され、係止レバー31の係止フック部31a が突起片32から離脱する虞れもなくドレンホース1をドレン排出口21に確実に接続させた状態を保持する。なお、突起片32として、ドレン排出口21の全周に亘って環状突条として設けておき、この環条突条に係止レバー31の係止フック部31a を係止させるようにすれば、上記突条片34や直状溝35を設けておく必要はない。
また、接続口部材10とドレン排出口21との連結手段30としては、係止レバー31と突起片32との係止による連結手段に限定されることなく、例えば、図 に示すように、接続口部材10の前端部に前端がこの接続口部材10の前端面に開口しているL字状の係止孔50を設けておき、この係止孔50をドレン排出口21の外周面に突設した突起片32' に係脱自在に係止させるように構成しておいてもよく、また、これ以外に適宜な手段を採用してもよい。
接続口部材を分解した状態の接続部の斜視図。 その接続部の縦断側面図。 中央部を切除したドレンホース全体の縦断側面図 ドレン排出口に接続した状態の斜視図。 その縦断側面図。 縦断正面図。 連結手段の別な構造を示す簡略斜視図。
符号の説明
1 ドレンホース
2 一端開口部
2c フランジ部
10 接続口部材
11 一半部
12 他半部
15、16 周溝
17、18 係止爪
20 ドレンパン
21 ドレン排出口
30 連結手段

Claims (4)

  1. 一端開口部に円環形状のフランジ部を突設している可撓性を有する合成樹脂製のドレーンホースと、このドレンホースをドレンパンのドレン排出口に着脱自在に連結させる接続口部材とからなり、接続口部材は2つ割りされた半円筒形状の一半部と他半部とを互いに係止させることによってドレンホースの一端開口部に外嵌する円筒形状に形成されていると共にその内周面に上記ドレンホースのフランジ部に係止する周溝を設けていることを特徴とするドレンホースの接続部の構造。
  2. ドレーンホースの一端開口部を大径の短筒状開口部に形成していると共にその開口端に管軸に対して直角方向に一定高さの円環形状のフランジ部を突設してあり、さらに、短筒状開口部の内周面にこの短筒状開口部内に挿嵌したドレン排出口の外周面に密着させるシール材を装着していることを特徴とする請求項1に記載のドレンホースの接続部の構造。
  3. 接続口部材は、半円筒形状の一半部と他半部との対向端面に互いに係止する係止爪を形成していると共にこれらの一半部と他半部との後端部内周面にドレンホースのフランジ部の半周部分にそれぞれ係止する半円形状の周溝を設けてあり、さらに、ドレンホースのフランジ部からホース延長方向に突出する前部をドレンパンのドレン排出口に外嵌可能な内径に形成していると共に上記一半部とドレン排出口とに互いに着脱自在に連結可能な連結手段を設けていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のドレンホースの接続部の構造。
  4. 連結手段は接続口部材の一半部の外周面に突設している内外方向に弾性変形可能な係止レバーと、ドレンパンのドレン排出口の外周面に突設されて上記係止レバーの前端係止フック部を着脱自在に係止させる突起片とからなることを特徴とする請求項3に記載のドレンホースの接続部の構造。
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