JP2006103366A - 伸縮構造及び車両用ステアリングコラム装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 樹脂製リング21には、一部を撓みやすい断面形状に形成して、インナーコラム2のテレスコピック調整用溝41(回転ストッパー用長溝)に係合する回転位相決め用凸部27が形成してある。また、この回転位相決め用凸部27は、蝶番部を兼ねている。さらに、インナーコラム2に、剪断用リング20を装着する際には、樹脂製リング21を開成状態にすると共に、回転位相決め用凸部27(蝶番部)を、インナーコラム2の回転ストッパー用長溝41(テレスコピック調整用溝)に係合し、これにより、樹脂製リング21を位相決めする。次いで、樹脂製リング21を閉成して、インナーコラム2に樹脂製リング21を装着する。
【選択図】 図8
Description
また、EAリングは、二次衝突時の衝撃吸収手段としての役割も果たす。すなわち、走行中の自動車が他の自動車や路上の障害物に衝突すると、運転者は慣性によってステアリングホイールに二次衝突し、アッパー側のインナーコラムには大きなコラプス荷重が作用する。
前記アウター部材の内周面又は前記インナー部材の外周面の少なくとも一方に、少なくとも樹脂製リングからなる剪断用リングが装着してあり、
前記アウター部材の内周面又は前記インナー部材の外周面の少なくとも一方に形成した溝に、前記樹脂製リングに設けた剪断許容突起が係止してあり、
前記樹脂製リングは、スリットを有する一体樹脂成形品である、ことを特徴とする。
前記アウター部材の内周面又は前記インナー部材の外周面の少なくとも一方に、少なくとも樹脂製リングからなる剪断用リングが装着してあり、
前記アウター部材の内周面又は前記インナー部材の外周面の少なくとも一方に形成した溝に、前記樹脂製リングに設けた剪断許容突起が係止してあり、
前記樹脂製リングは、回転位相決め手段を有している、ことを特徴とする。
前記アウター部材の内周面又は前記インナー部材の外周面の少なくとも一方に、少なくとも樹脂製リングからなる剪断用リングが装着してあり、
前記アウター部材の内周面又は前記インナー部材の外周面の少なくとも一方に形成した溝に、前記樹脂製リングに設けた剪断許容突起が係止してあり、
前記樹脂製リングは、回転位相決め手段を有し、
当該回転位相決め手段は、前記アウター部材又はインナー部材の回転ストッパー用長溝に係合してある、ことを特徴とする。
当該インナーコラムを摺動自在に包持したアウターコラムと、
車体に取付けるための車体取付部、及び、略上下方向に延在した左右一対の対向平板部を有し、前記アウターコラムを囲うように配置した車体側ブラケットと、
前記一対の対向平板部の幅を変化させると共に、当該幅の変化と連動して、前記アウターコラムの内周面の幅も変化させるクランプ機構と、を備えた車両用ステアリングコラム装置において、
前記アウターコラムの内周面又は前記インナーコラムの外周面の少なくとも一方に、少なくとも樹脂製リングからなる剪断用リングが装着してあり、
前記アウターコラムの内周面又は前記インナーコラムの外周面の少なくとも一方に形成した溝に、前記樹脂製リングに設けた剪断許容突起が係止してあり、
前記樹脂製リングは、スリットを有する一体樹脂成形品である、ことを特徴とする。
当該インナーコラムを摺動自在に包持したアウターコラムと、
車体に取付けるための車体取付部、及び、略上下方向に延在した左右一対の対向平板部を有し、前記アウターコラムを囲うように配置した車体側ブラケットと、
前記一対の対向平板部の幅を変化させると共に、当該幅の変化と連動して、前記アウターコラムの内周面の幅も変化させるクランプ機構と、を備えた車両用ステアリングコラム装置において、
前記アウターコラムの内周面又は前記インナーコラムの外周面の少なくとも一方に、少なくとも樹脂製リングからなる剪断用リングが装着してあり、
前記アウターコラムの内周面又は前記インナーコラムの外周面の少なくとも一方に形成した溝に、前記樹脂製リングに設けた剪断許容突起が係止してあり、
前記樹脂製リングは、回転位相決め手段を有している、ことを特徴とする。
当該インナーコラムを摺動自在に包持したアウターコラムと、
車体に取付けるための車体取付部、及び、略上下方向に延在した左右一対の対向平板部を有し、前記アウターコラムを囲うように配置した車体側ブラケットと、
前記一対の対向平板部の幅を変化させると共に、当該幅の変化と連動して、前記アウターコラムの内周面の幅も変化させるクランプ機構と、を備えた車両用ステアリングコラム装置において、
前記アウターコラムの内周面又は前記インナーコラムの外周面の少なくとも一方に、少なくとも樹脂製リングからなる剪断用リングが装着してあり、
前記アウターコラムの内周面又は前記インナーコラムの外周面の少なくとも一方に形成した溝に、前記樹脂製リングに設けた剪断許容突起が係止してあり、
前記樹脂製リングは、回転位相決め手段を有し、
当該回転位相決め手段は、前記アウターコラム又はインナーコラムの回転ストッパー用長溝に係合してある、ことを特徴とする。
図1は、本発明の第1実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリングコラム装置の平面図である。
図5(a)は、剪断用リングの樹脂製リングの正面図であって、樹脂製リングを開成した状態を示し、(b)は、剪断用リングの樹脂製リングの正面図であって、樹脂製リングを閉成した状態を示す。
図6は、本発明の第3実施の形態に係る車両用チルト・テレスコピック式ステアリングコラム装置の下方から視た斜視図である。
図20は、本発明の第4実施の形態に係り、(a)は、インナーコラムに樹脂製リングと緩衝部材を装着した状態の模式的断面図であり、(b)は、樹脂製リングの正面図である。
図24は、本発明の第5実施の形態に係り、樹脂製リングの正面図である。
2 アッパー側のインナーコラム
3 ロアーシャフト
4 アッパーシャフト
5 車体側ブラケット
6a,6b 車体取付部
7a,7b 対向平板部
8a,8b,9a,9b クランプ部
HBa,HBb 半体部
10 テンション部材
10a,10b 対向部
10c,10d スペーサ
10e,10f ボルト
11 第1カム部材
12 第2カム部材
13 操作レバー
14 調整ボルト
15 噛み合いラック機構
15a 固定側ラック
15b リフタスプリング
15c 可動側ラック15c
16 調整ボルト
17a,17b チルト用長孔
18 ピン
19 テレスコピック調整用溝
20 剪断用リング
21 樹脂製リング
21a 剪断許容突起
21b 凹状溝
21c 押さえ部
22 金属製リング
23 緩衝部材
24 溝
25 蝶番部
26 スリット
27 回転位相決め用凸部(蝶番部)
28 Cリング
29a,29b 係止部
29c,29d かえし部
30 電動パワーステアリング装置
31 電動モータ
S スリット
40 ブロック部材
40a 凸部
41 テレスコピック調整用溝(回転ストッパー用長溝)
42a,42b コイルバネ
Claims (12)
- アウター部材とインナー部材を摺動自在に嵌合した伸縮構造において、
前記アウター部材の内周面又は前記インナー部材の外周面の少なくとも一方に、少なくとも樹脂製リングからなる剪断用リングが装着してあり、
前記アウター部材の内周面又は前記インナー部材の外周面の少なくとも一方に形成した溝に、前記樹脂製リングに設けた剪断許容突起が係止してあり、
前記樹脂製リングは、スリットを有する一体樹脂成形品である、ことを特徴とする伸縮構造。 - 前記樹脂製リングは、蝶番手段を有していることを特徴とする請求項1に記載の伸縮構造。
- アウター部材とインナー部材を摺動自在に嵌合した伸縮構造において、
前記アウター部材の内周面又は前記インナー部材の外周面の少なくとも一方に、少なくとも樹脂製リングからなる剪断用リングが装着してあり、
前記アウター部材の内周面又は前記インナー部材の外周面の少なくとも一方に形成した溝に、前記樹脂製リングに設けた剪断許容突起が係止してあり、
前記樹脂製リングは、回転位相決め手段を有している、ことを特徴とする伸縮構造。 - 前記回転位相決め手段は、蝶番手段を兼ねている、ことを特徴とする請求項3に記載の伸縮構造。
- アウター部材とインナー部材を摺動自在に嵌合した伸縮構造において、
前記アウター部材の内周面又は前記インナー部材の外周面の少なくとも一方に、少なくとも樹脂製リングからなる剪断用リングが装着してあり、
前記アウター部材の内周面又は前記インナー部材の外周面の少なくとも一方に形成した溝に、前記樹脂製リングに設けた剪断許容突起が係止してあり、
前記樹脂製リングは、回転位相決め手段を有し、
当該回転位相決め手段は、前記アウター部材又はインナー部材の回転ストッパー用長溝に係合してある、ことを特徴とする伸縮構造。 - 前記回転位相決め手段は、蝶番手段を兼ねている、ことを特徴とする請求項5に記載の伸縮構造。
- ステアリングシャフトを回転自在に支持するインナーコラムと、
当該インナーコラムを摺動自在に包持したアウターコラムと、
車体に取付けるための車体取付部、及び、略上下方向に延在した左右一対の対向平板部を有し、前記アウターコラムを囲うように配置した車体側ブラケットと、
前記一対の対向平板部の幅を変化させると共に、当該幅の変化と連動して、前記アウターコラムの内周面の幅も変化させるクランプ機構と、を備えた車両用ステアリングコラム装置において、
前記アウターコラムの内周面又は前記インナーコラムの外周面の少なくとも一方に、少なくとも樹脂製リングからなる剪断用リングが装着してあり、
前記アウターコラムの内周面又は前記インナーコラムの外周面の少なくとも一方に形成した溝に、前記樹脂製リングに設けた剪断許容突起が係止してあり、
前記樹脂製リングは、スリットを有する一体樹脂成形品である、ことを特徴とする車両用ステアリングコラム装置。 - 前記樹脂製リングは、蝶番手段を有していることを特徴とする請求項7に記載の伸縮構造。
- ステアリングシャフトを回転自在に支持するインナーコラムと、
当該インナーコラムを摺動自在に包持したアウターコラムと、
車体に取付けるための車体取付部、及び、略上下方向に延在した左右一対の対向平板部を有し、前記アウターコラムを囲うように配置した車体側ブラケットと、
前記一対の対向平板部の幅を変化させると共に、当該幅の変化と連動して、前記アウターコラムの内周面の幅も変化させるクランプ機構と、を備えた車両用ステアリングコラム装置において、
前記アウターコラムの内周面又は前記インナーコラムの外周面の少なくとも一方に、少なくとも樹脂製リングからなる剪断用リングが装着してあり、
前記アウターコラムの内周面又は前記インナーコラムの外周面の少なくとも一方に形成した溝に、前記樹脂製リングに設けた剪断許容突起が係止してあり、
前記樹脂製リングは、回転位相決め手段を有している、ことを特徴とする車両用ステアリングコラム装置。 - 前記回転位相決め手段は、蝶番手段を兼ねている、ことを特徴とする請求項9に記載の伸縮構造。
- ステアリングシャフトを回転自在に支持するインナーコラムと、
当該インナーコラムを摺動自在に包持したアウターコラムと、
車体に取付けるための車体取付部、及び、略上下方向に延在した左右一対の対向平板部を有し、前記アウターコラムを囲うように配置した車体側ブラケットと、
前記一対の対向平板部の幅を変化させると共に、当該幅の変化と連動して、前記アウターコラムの内周面の幅も変化させるクランプ機構と、を備えた車両用ステアリングコラム装置において、
前記アウターコラムの内周面又は前記インナーコラムの外周面の少なくとも一方に、少なくとも樹脂製リングからなる剪断用リングが装着してあり、
前記アウターコラムの内周面又は前記インナーコラムの外周面の少なくとも一方に形成した溝に、前記樹脂製リングに設けた剪断許容突起が係止してあり、
前記樹脂製リングは、回転位相決め手段を有し、
当該回転位相決め手段は、前記アウターコラム又はインナーコラムの回転ストッパー用長溝に係合してある、ことを特徴とする車両用ステアリングコラム装置。 - 前記回転位相決め手段は、蝶番手段を兼ねている、ことを特徴とする請求項11に記載の伸縮構造。
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