JPH05178220A - テレスコピックステアリングの衝撃吸収構造 - Google Patents

テレスコピックステアリングの衝撃吸収構造

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JPH05178220A
JPH05178220A JP35814891A JP35814891A JPH05178220A JP H05178220 A JPH05178220 A JP H05178220A JP 35814891 A JP35814891 A JP 35814891A JP 35814891 A JP35814891 A JP 35814891A JP H05178220 A JPH05178220 A JP H05178220A
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JP
Japan
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column tube
shaft
lower shaft
shock absorbing
ring
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Application number
JP35814891A
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English (en)
Inventor
Shigeru Yajitsu
茂 矢実
Seiji Kanuki
誠治 鹿貫
Isao Fujio
勲 藤生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamada Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステアリング装置において、テレスコピック
機構と衝撃吸収機構とを部分的に共通した構成とし、構
造の簡略化と軽量化すること。 【構成】 ロアーシャフトA1 とアッパーシャフトA2
とを軸方向に伸縮且つ回転伝達可能に連結すること。ア
ッパーシャフトA2 をアッパーコラムチューブUに、ロ
アーシャフトA1 をロアーコラムチューブLに夫々回転
自在に内装すること。ロアーコラムチューブL内にアッ
パーコラムチューブUを軸方向に摺動自在に遊挿しロア
ーシャフトA1 とロアーコラムチューブL端部との間
に、破壊可能な被破壊係止部9を有する衝撃吸収カラー
材Bを設けること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングにおい
て、テレスコピック機構と衝撃吸収機構とを部分的に共
通した構成とし、構造を簡略化,軽量化することができ
るテレスコピックステアリングの衝撃吸収構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりテレスコピック機能及び衝撃吸
収機能を有するステアリング装置において、図24に示
すように、衝撃吸収側では舵取装置側のステアリングシ
ャフトをインジェクションにより結合し、これとは別に
独立してテレスコピック機能部分を有する構造のものが
ある。
【0003】この作用は、舵取装置側から突上げによる
衝撃を遮断(インジェクションを剪断して衝撃をハンド
ルに伝達しない)し、ハンドル側からの衝撃を吸収する
ブラケット部の衝撃吸収構造を作動させる。
【0004】また、ハンドル側からの衝撃は、ステアリ
ングシャフトと同時にコラムチューブに伝達され、軸方
向に移動しながら、チルトブラケット部で衝撃を吸収
し、更にその衝撃をインジェクションの剪断により吸収
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ステアリングシャフト
をインジェクションにより結合した衝撃吸収構造では、
インジェクション剪断時にシャフトを十分に移動させる
だけのストローク部が必要であり、そのストローク部が
短いと衝撃吸収が十分にできない。
【0006】また、ストローク部を長くすると装置が大
型化して、装置重量が大きくなり、実際には、取付スペ
ースの制約もあって大型化できないものである。
【0007】さらに、インジェクション結合構造を設け
るための部品数が増え、テレスコピックの作動摺動部に
設けられるスプライン、或いはセレーション等の加工形
成がインジェクション部にも必要となり、2ヵ所にトル
ク伝達構造を設けなければならないので、構造が複雑と
なり、コストが高くなる。
【0008】しかも、インジェクション構造(図面のよ
うなもの)では、シャフトをパイプ化しても、トルク伝
達部のスプライン等の強度を確保するため、結局はシャ
フト径が大きくなり、装置が大型化して軽量化できな
い。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、上記
課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明をロ
アーシャフトとアッパーシャフトとを軸方向に伸縮且つ
回転伝達可能に連結し、アッパーシャフトをアッパーコ
ラムチューブに、ロアーシャフトをロアーコラムチュー
ブに夫々回転自在に内装し、且つロアーコラムチューブ
内にアッパーコラムチューブを軸方向に摺動自在に遊挿
し、ロアーシャフトとロアーコラムチューブ端部との間
に、破壊可能な被破壊部を有する衝撃吸収カラー材をロ
アーシャフト部ベアリングとともに設けてなるテレスコ
ピックステアリングの衝撃吸収構造等としたことによ
り、衝撃吸収及びテレスコピック機能を有するものであ
りながら、構造が極めて簡単にでき、且つ軽量化を可能
とし、上記課題を解決したものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。
【0011】符号Aは、ステアリングシャフトであっ
て、図1(a)及び(b)に示すように、ロアーシャフ
トA1 とアッパーシャフトA2 とから構成され、そのロ
アーシャフトA1 とアッパーシャフトA2 が軸方向に伸
縮可能であり、且つアッパーシャフトA2 よりロアーシ
ャフトA1 に回転力を伝達することができる構造となっ
ている。
【0012】アッパーシャフトA2 の軸本体先端部分に
は、ステアリングホィールwが装着されている。
【0013】ロアーシャフトA1 とアッパーシャフトA
2 との連結手段A3 については後述する。
【0014】そのステアリングシャフトAは、図1
(a)及び(b)に示すように、アッパーコラムチュー
ブUとロアーコラムチューブLにより抱持されており、
ロアーシャフトA1 はロアーコラムチューブLに抱持さ
れ、またアッパーシャフトA2 は、アッパーコラムチュ
ーブUに抱持されており、さらにアッパーコラムチュー
ブUがロアーコラムチューブL内に遊挿状態で摺動し、
テレスコピック調整可能な構成となっている。
【0015】そのアッパーシャフトA2 は、アッパーコ
ラムチューブU内において、アッパーシャフト部ベアリ
ングb2 を介して回転自在に内装されている。
【0016】さらに、ロアーシャフトA1 は、図1
(a)及び(b)に示すように、ロアーコラムチューブ
Lの端部箇所でロアーシャフト部ベアリングb1 にて回
転自在に支持され、さらに、そのロアーコラムチューブ
L内に遊挿状態にあるアッパーコラムチューブUのさら
にその内部に回転自在に設けられたアッパーシャフトA
2 に前記連結手段A3 にて連結されている。
【0017】上記ロアーシャフトA1 とアッパーシャフ
トA2 との連結手段A3 には種々の実施例が存在し、そ
の第1実施例としては、図1(a)及び(b),図16
乃至図18の(a)等に示すように、スプライン構造に
よる連結であって、ロアーシャフトA1 のロアー軸部1
の軸方向端部にスプライン軸部2が形成され、またアッ
パーシャフトA2 のアッパー軸部3は内部が中空状に形
成され、端部内周側面にスプラインボス部4が形成され
たものである。
【0018】スプライン軸部2には、図18(a)に示
すように、コーティング部cが形成されることもある。
【0019】上記スプライン構成による連結手段A3
よってロアーシャフトA1 とアッパーシャフトA2 とが
軸方向に伸縮し、且つアッパーシャフトA2 よりロアー
シャフトA1 に回転力を伝達することができる。
【0020】次に連結手段A3 の第2実施例では、図1
8(b)に示すように、ロアーシャフトA1 とアッパー
シャフトA2 との間にキー5が使用されるものであっ
て、ロアーシャフトA1 のロアー軸部1がアッパーシャ
フトA2 のアッパー軸部3内に遊挿可能で、且つそのキ
ー5によってアッパーシャフトA2 よりロアーシャフト
1 に回転力を伝達することができる。
【0021】次に連結手段A3 の第3実施例では、図1
9に示すように、ロアー軸部1の端部に非円形状挿入部
6が形成され、またアッパー軸部3の端部には前記非円
形状挿入部6が遊挿可能な非円形挿入孔7が形成され、
非円形状挿入部6が非円形挿入孔7に挿入して、摺動可
能且つ回転力が伝達可能な状態になっている。
【0022】上記第3実施例の連結手段A3 において、
非円形状挿入部6は小判状となっているが、楕円状或い
は方形状等であってもよい。
【0023】その連結手段A3 においては、アッパーシ
ャフトA2 の内部を中空状としたり、或いはロアーシャ
フトA1 が挿入可能なストローク用空隙部を形成してお
り、図16に示すように、アッパーシャフトA2 内にロ
アーシャフトA1 が挿入状に入り込み、適宜に伸縮自在
なるステアリングシャフトAとなり、この伸縮がテレス
コピック機能として使用されることも可能である。
【0024】そのロアーシャフトA1 とロアーコラムチ
ューブLとのロアーシャフト部ベアリングb1 箇所には
衝撃吸収カラー材Bが装着されており、その衝撃吸収カ
ラー材Bの装着状態は、図1及び図2等に示すように、
ロアーシャフト部ベアリングb1 とロアーシャフトA1
との間において装着されている。
【0025】その衝撃吸収カラー材Bの実施例は、基本
的にはリング状をなしており、複数の実施例が存在して
おり、リング状部8に外力により破壊可能な被破壊部9
が形成されたものであって、その被破壊部9の形状によ
って種々の実施例が存在し、その第1実施例では、図
2,図3等に示すように、円筒状のリング状部8の外周
側面に円周方向に沿って、外方に突出した鍔状の被破壊
部9が外向突起条9aとして形成されている。
【0026】上記リング状部8の外周側面に鍔状として
形成された被破壊部9は、図2,図3(a)に示すよう
に、ロアーシャフト部ベアリングb1 のインナー端の角
箇所に係止され、且つインナーにはリング状部8が挿入
され、そのリング状部8の内周面にロアーシャフトA1
が挿通されている。
【0027】さらに、上記外向突起条9aの別の実施例
では、図22(a)及び(b)に示すように、略等間隔
をおいて断続的に複数の膨出条が形成されたものが存在
し、該膨出条がロアーシャフト部ベアリングb1 のイン
ナー端の角箇所に係止されるものである。
【0028】リング状部8の適宜の箇所には切断部8a
が形成される実施例も存在し、図1(b)に示すよう
に、該実施例を有することで、衝撃吸収カラー材Bをロ
アーシャフトA1 に装着するときに、リング状部8を外
方に開き、ロアーシャフトA1 に挿入することにおい
て、比較的容易にできるようになっている。
【0029】また、ロアーシャフトA1 には係止用段部
1aが形成されており、該係止用段部1aがリング状部
8の内周端縁の角部箇所に係止した状態になる。
【0030】その第1実施例の衝撃吸収カラー材Bの被
破壊部9が破壊される状態は、図4乃至図6に示されて
おり、具体的にはロアーシャフトA1 のロアー軸部1に
形成された係止用段部1aにより衝撃吸収カラー材Bが
図4に示すように、ロアーシャフトA1 とともにアッパ
ーシャフトA2 側に移動し、その移動の際にロアーシャ
フト部ベアリングb1 に係止された外向突起条9aとし
た被破壊部9が図5,図6に示すように、剪断状に破壊
される。
【0031】次に、衝撃吸収カラー材Bの第2実施例と
しては、図7乃至図10等に示すように、被破壊部9が
リング状部8の内周側面に膨出した円筒状等に形成され
た突起片9bとして形成されたものであって、さらにリ
ング状部8の外周側面には、前記の外向突起条9aが形
成されており、上記実施例の衝撃吸収カラー材Bに対応
するロアーシャフトA1 には被係止孔1bが形成されて
おり、前記突起片9bが挿入係止される構造となってい
る。
【0032】その被係止孔1bは、図7に示すように、
貫通状になっていたり、或いは図示しないが窪み状に形
成されることもある。
【0033】また、上記ロアーシャフトA1 は、図7,
図8等に示すように、中空状に形成される実施例も存在
する。
【0034】また、上記第2実施例においては、図21
に示すように、リング状部8の内周側面には被破壊部9
として窪み状の係止孔9cが形成され、ロアーシャフト
1 の被係止孔1bとの間にピンpを介して係止固定さ
れることもある。
【0035】第2実施例における衝撃吸収カラー材Bの
リング状部8にも切断部8aが形成されることがあり、
衝撃吸収カラー材BをロアーシャフトA1 に固着すると
きに切断部8aより、リング状部8を外方に開くように
することで、比較的容易に僅かの力でロアーシャフトA
1 に装着することができる。
【0036】第2実施例の衝撃吸収カラー材Bの被破壊
部9が破壊する様子は、図11及び図12に示されてお
り、ステアリングシャフトAに衝撃がかかると、ロアー
シャフト部ベアリングb1 に係止された外向突起条9
a、或いはロアーシャフトA1 に挿入された突起片9b
の少なくとも何れか一方が破壊されることになる。
【0037】次に、衝撃吸収カラー材Bの被破壊部9の
第3実施例としては、、図13,図14に示すように、
リング状部8の内周側面に円周方向に内周突起条9dが
形成されたものであって、さらにリング状部8の外周側
面には前記外向突起条9aが形成されたものである。
【0038】さらに、上記内周突起条9dの別の実施例
では、図23(a)及び(b)に示すように、リング状
部8の内周側面より円周方向に沿って断続的な膨出条が
形成されたものがある。
【0039】その被破壊部9として内周突起条9dとし
た場合のロアーシャフトA1 には、内周突起条9dに対
応する溝条1cがロアーシャフトA1 の外周側面に沿っ
て円周状に形成され、その内周突起条9dが溝条1cに
係止する構成となっている。
【0040】外向突起条9aと内周突起条9dとは、図
15(a)或いは(b)に示すように、その幅寸法が同
等か、或いは図示しないが異なるようにして形成され、
衝撃時に同時に破壊するか、或いは何れか一方のみが破
壊することになる。
【0041】
【発明の効果】請求項1においては、ロアーシャフトA
1 とアッパーシャフトA2 とを軸方向に伸縮且つ回転伝
達可能に連結し、アッパーシャフトA2 をアッパーコラ
ムチューブUに、ロアーシャフトA1 をロアーコラムチ
ューブLに夫々回転自在に内装し、且つロアーコラムチ
ューブL内にアッパーコラムチューブUを軸方向に摺動
自在に遊挿し、ロアーシャフトA1 とロアーコラムチュ
ーブL端部との間に、破壊可能な被破壊部9を有する衝
撃吸収カラー材Bをロアーシャフト部ベアリングb1
ともに設けてなるテレスコピックステアリングの衝撃吸
収構造としたことより、先ず第1に部品数を削減して、
構造を簡単にできるし、第2に主要部を小型化すること
ができる等の種々の効果を奏する。
【0042】上記効果を詳述するとテレスコピックの摺
動部を共用して、ロアーシャフトA1 とロアーコラムチ
ューブLとの間に被破壊部9を有する衝撃吸収カラー材
Bを設けたことにより、自動車が衝突等によって、衝撃
がステアリングシャフトAに伝わるときの衝撃時に、ロ
アーシャフトA1 がアッパーシャフトA2 側に移動しよ
うとするとロアーコラムチューブLとの間のロアーシャ
フト部ベアリングb1 を介して設けた衝撃吸収カラー材
Bの被破壊部9が衝撃とともに容易に破壊して、ロアー
シャフトA1 がアッパーシャフトA2 に移動でき、衝撃
が吸収され、運転車の安全が確保される(図16参
照)。
【0043】しかも、その衝撃吸収における構造は、衝
撃吸収カラー材BをロアーシャフトA1 とロアーコラム
チューブLとの間に設けるのみで極めて簡単にすること
ができるし、衝撃吸収カラー材Bは合成樹脂等にて一体
成形可能なものであり、組立も容易にできるものであ
る。
【0044】さらに、テレスコピック機能と衝撃吸収機
能とはロアーシャフトA1 とアッパーシャフトA2 との
連結手段A3 による一箇所のみであり、小型且つ軽量化
することができる。
【0045】請求項2においては、ロアーシャフトA1
とアッパーシャフトA2 とを軸方向に伸縮且つ回転伝達
可能に連結し、アッパーシャフトA2 をアッパーコラム
チューブUに、ロアーシャフトA1 をロアーコラムチュ
ーブLに夫々回転自在に内装し、且つロアーコラムチュ
ーブL内にアッパーコラムチューブUを軸方向に摺動自
在に遊挿し、ロアーシャフトA1 とロアーコラムチュー
ブL端部との間に、破壊可能な被破壊部9を有するリン
グ状の衝撃吸収カラー材Bを設け、該被破壊部9は、リ
ング状部8の外周側面の略円周方向に沿って外方に突出
するようにして形成した外向突起条9aとし、該外向突
起条9aをロアーシャフト部ベアリングb1 のインナー
端縁に係止し、リング状部8の内周面をロアーシャフト
1 に固着してなるテレスコピックステアリングの衝撃
吸収構造としたことにより、被破壊部9を外向突起条9
aとしたことにより、衝撃吸収カラー材Bの形状を極め
て簡単にすることができ大量生産に好適である。
【0046】請求項3においては、ロアーシャフトA1
とアッパーシャフトA2 とを軸方向に伸縮且つ回転伝達
可能に連結し、アッパーシャフトA2 をアッパーコラム
チューブUに、ロアーシャフトA1 をロアーコラムチュ
ーブLに夫々且つロアーコラムチューブL内にアッパー
コラムチューブUを軸方向に摺動自在に遊挿し、ロアー
シャフトA1 とロアーコラムチューブL端部との間に、
破壊可能な被破壊部9を有するリング状の衝撃吸収カラ
ー材Bを設け、該被破壊部9は、リング状部8の外周の
円周方向に沿って形成した外向突起条9aとし、リング
状部8内の内周面に形成した突起片9bとし、該外向突
起条9aをロアーシャフト部ベアリングb1 のインナー
端縁に係止し、突起片9bをロアーシャフトA1 に形成
した孔部に挿入係止してなるテレスコピックステアリン
グの衝撃吸収構造としたことにより突起片9bを形成し
たことにより、ロアーシャフトA1 のロアー軸部1に
は、その突起片9bに対応する被係止孔1bを形成する
のみで、衝撃吸収カラー材BをロアーシャフトA1 に極
めて容易に固着することができる。
【0047】請求項4においては、ロアーシャフトA1
とアッパーシャフトA2 とを軸方向に伸縮且つ回転伝達
可能に連結し、アッパーシャフトA2 をアッパーコラム
チューブUに、ロアーシャフトA1 をロアーコラムチュ
ーブLに夫々回転自在に内装し、且つロアーコラムチュ
ーブL内にアッパーコラムチューブUを軸方向に摺動自
在に遊挿し、ロアーシャフトA1 とロアーコラムチュー
ブL端部との間に、破壊可能な被破壊部9を有するリン
グ状の衝撃吸収カラー材Bを設け、該被破壊部9は、リ
ング状部8の外周の円周方向に沿って形成した外向突起
条9aとし、リング状部8の内周面には円周方向に沿っ
て形成した内周突起条9dとし、該外向突起条9aをロ
アーシャフト部ベアリングb1 のインナー端縁に係止
し、内周突起条9dをロアーシャフトA1 の溝部に挿入
係止したテレスコピックステアリングの衝撃吸収構造と
したことにより、衝撃吸収カラー材Bの内周突起条9d
により、ロアーシャフトA1 のロアー軸部1への装着を
確実なものとし、衝撃吸収カラー材Bとロアーシャフト
1 との固着力が比較的強化され、一定以上の衝撃がか
かるまで破壊しにくいものにでき、老朽化による破壊を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の構造を装着したテレスコピッ
クステアリングの全体図 (b)は本発明の要部縦断側面図
【図2】本発明の要部断面図
【図3】(a)は本発明の要部斜視図 (b)は衝撃吸収カラー材の斜視図
【図4】衝撃吸収カラー材が破壊した状態を示す全体図
【図5】衝撃吸収カラー材が破壊しつつある状態を示す
略示図
【図6】衝撃吸収カラー材が破壊した状態を示す略示図
【図7】別の実施例の衝撃吸収カラー材を装着した状態
の断面図
【図8】別の実施例の衝撃吸収カラー材を装着した状態
の斜視図
【図9】別の実施例の衝撃吸収カラー材の一部切除した
断面図
【図10】(a)は衝撃吸収カラー材をロアーシャフト
に固着する状態を示す縦断側面図 (b)は衝撃吸収カラー材をロアーシャフトに固着する
状態を示す縦断正面図
【図11及び図12】衝撃吸収カラー材が破壊した状態
を示す要部断面図
【図13】別の実施例の衝撃吸収カラー材を設けた縦断
側面図
【図14】別の実施例の衝撃吸収カラー材の一部切除し
た断面図
【図15】(a)及び(b)は衝撃吸収カラー材Bが破
壊される状態を示す略示図
【図16】本発明の構造を有するステアリングにおいて
ロアーシャフトがアッパーシャフト内に挿入した状態を
示す全体図
【図17】連結手段の斜視図
【図18】(a)は連結手段をスプライン構造とした縦
断正面図 (b)は連結手段にキーを使用した縦断正面図
【図19】別の実施例の連結手段の斜視図
【図20】衝撃吸収カラー材の別の実施例の斜視図
【図21】衝撃吸収カラー材とロアーシャフトとの間に
ピンを使用して固定した要部拡大図
【図22】(a)は衝撃吸収カラー材の被破壊部の別の
実施例の斜視図 (b)は衝撃吸収カラー材をロアーシャフトに固着した
状態の正面図
【図23】(a)は衝撃吸収カラー材の被破壊部の別の
実施例における断面にした斜視図 (b)は衝撃吸収カラー材をロアーシャフトに固着した
状態の正面図
【図24】(a)は従来技術の略示全体図 (b)は従来技術の要部断面図
【符号の説明】
1 …ロアーシャフト A2 …アッパーシャフト U…アッパーコラムチューブ b1 …ロアーシャフト部ベアリング L…ロアーコラムチューブ B…衝撃吸収カラー材 8…リング状部 9…被破壊部 9a…外向突起条 9b…突起片 9c…係止孔 9d…内周突起条

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロアーシャフトとアッパーシャフトとを
    軸方向に伸縮且つ回転伝達可能に連結し、アッパーシャ
    フトをアッパーコラムチューブに、ロアーシャフトをロ
    アーコラムチューブに夫々回転自在に内装し、且つロア
    ーコラムチューブ内にアッパーコラムチューブを軸方向
    に摺動自在に遊挿し、ロアーシャフトとロアーコラムチ
    ューブ端部との間に、破壊可能な被破壊部を有する衝撃
    吸収カラー材をロアーシャフト部ベアリングとともに設
    けてなることを特徴とするテレスコピックステアリング
    の衝撃吸収構造。
  2. 【請求項2】 ロアーシャフトとアッパーシャフトとを
    軸方向に伸縮且つ回転伝達可能に連結し、アッパーシャ
    フトをアッパーコラムチューブに、ロアーシャフトをロ
    アーコラムチューブに夫々回転自在に内装し、且つロア
    ーコラムチューブ内にアッパーコラムチューブを軸方向
    に摺動自在に遊挿し、ロアーシャフトとロアーコラムチ
    ューブ端部との間に、破壊可能な被破壊部を有するリン
    グ状の衝撃吸収カラー材を設け、該被破壊部は、リング
    状部の外周側面の略円周方向に沿って外方に突出するよ
    うにして形成した外向突起条とし、該外向突起条をロア
    ーシャフト部ベアリングのインナー端縁に係止し、リン
    グ状部の内周面をロアーシャフトに固着してなることを
    特徴とするテレスコピックステアリングの衝撃吸収構
    造。
  3. 【請求項3】 ロアーシャフトとアッパーシャフトとを
    軸方向に伸縮且つ回転伝達可能に連結し、アッパーシャ
    フトをアッパーコラムチューブに、ロアーシャフトをロ
    アーコラムチューブに夫々且つロアーコラムチューブ内
    にアッパーコラムチューブを軸方向に摺動自在に遊挿
    し、ロアーシャフトとロアーコラムチューブ端部との間
    に、破壊可能な被破壊部を有するリング状の衝撃吸収カ
    ラー材を設け、該被破壊部は、リング状部の外周の円周
    方向に沿って形成した外向突起条とし、リング状部内の
    内周面に形成した突起片とし、該外向突起条をロアーシ
    ャフト部ベアリングのインナー端縁に係止し、突起片を
    ロアーシャフトに形成した孔部に挿入係止してなること
    を特徴とするテレスコピックステアリングの衝撃吸収構
    造。
  4. 【請求項4】 ロアーシャフトとアッパーシャフトとを
    軸方向に伸縮且つ回転伝達可能に連結し、アッパーシャ
    フトをアッパーコラムチューブに、ロアーシャフトをロ
    アーコラムチューブに夫々回転自在に内装し、且つロア
    ーコラムチューブ内にアッパーコラムチューブを軸方向
    に摺動自在に遊挿し、ロアーシャフトとロアーコラムチ
    ューブ端部との間に、破壊可能な被破壊部を有するリン
    グ状の衝撃吸収カラー材を設け、該被破壊部は、リング
    状部の外周の円周方向に沿って形成した外向突起条と
    し、リング状部の内周面には円周方向に沿って形成した
    内周突起条とし、該外向突起条をロアーシャフト部ベア
    リングのインナー端縁に係止し、内周突起条をロアーシ
    ャフトの溝部に挿入係止したことを特徴とするテレスコ
    ピックステアリングの衝撃吸収構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0916559A2 (en) 1997-10-22 1999-05-19 Nissan Motor Co., Ltd. Wiper device for vehicle
JP2006103366A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Nsk Ltd 伸縮構造及び車両用ステアリングコラム装置

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