JP2006103029A - 成形型 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形中に分割型がプレス圧力により反りを起こすのを抑えることが可能であり、もって優れた耐久性を発揮することができる成形型を提供する。
【解決手段】
互いに対向する分割型のパーティング部4にシート状の成形品を成形する型製品部5を有し、分割型をプレス圧力にて型締めした状態で成形品を成形する成形型1において、パーティング部4における型製品部5の四周それぞれに圧受け面12を設定することにした。また、型製品部5を複数有する場合には、パーティング部4の四周および型製品部5同士の間それぞれに圧受け面12を設定することにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、パッキン等の成形技術に係る成形型に関するものである。
パッキン等の小型(小径)の成形品を成形する成形技術においては、一回の型成形にて成形品を多数成形する多数個取りの成形が行なわれており、この場合、成形品は、個数分の製品とこれらを繋ぐバリとよりなるシート状の成形品として成形される。また、このようなシート状の成形品を成形する成形型は、互いに対向する分割型のパーティング部にシート状の成形品を成形するための型製品部を有しており、分割型をプレス圧力にて型締めした状態で成形品を成形する(例えば特許文献1参照)。
図3は、その一例として、パッキンを多数個取りする圧縮成形型における一方の分割型である下型51の平面を示しており、パーティング部52には、パッキンを多数個取り(図では、6個×2列=12個取り)するシート状成形品を成形するための型製品部53が図上上下に2箇所設けられている。
各型製品部53には、パッキンを成形するための環状の製品キャビティ空間54が個数分並べられており、また、成形生地Gの流動性を高めるべく格子溝55が縦横方向に設けられている。
また、図4の拡大断面に示すように、各製品キャビティ空間54の内周側には環状の内周バリ溝56が設けられ、製品キャビティ空間54と内周バリ溝56の間には環状の内周噛み切り部57が設けられている。また、製品キャビティ空間54の外周側には環状の外周バリ溝58が設けられ、製品キャビティ空間54と外周バリ溝58の間には環状の外周噛み切り部59が設けられている。
また、図3に戻って、パーティング部52における図上上下の対向2辺と型製品部53同士の間の都合3箇所には、プレス圧力を受けるための平面状の圧受け面60が、型製品部54を図上上下両側から挟むようにして、かつ互いに平行に設けられている(図では、圧受け面60の平面形状が良く分かるように、圧受け面60に点々を付している)。
しかしながら、上記構成の成形型によると、図5(A)から(B)へと示すように、成形中に上下両型51,61がプレス圧力により「反り」を起こすことがある。そのため、両型51,61が干渉し、型製品部53の噛み切り部57,59に型キズが発生し、これにより型寿命の低下、型費用の増加およびバリ残り等の品質不具合の問題が生じている。尚、上下両型51,61の干渉は、圧受け面60が設けられていない型製品部53の長手方向両端部位A(図3)にて起こりやすい。
特開平10−296760号公報
本発明は以上の点に鑑みて、成形中に分割型がプレス圧力により反りを起こすのを抑えることが可能であり、もって優れた耐久性を発揮することができる成形型を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による成形型は、互いに対向する分割型のパーティング部にシート状の成形品を成形する型製品部を有し、前記分割型をプレス圧力にて型締めした状態で前記成形品を成形する成形型において、前記パーティング部における型製品部の四周それぞれに圧受け面を設定したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2による成形型は、互いに対向する分割型のパーティング部にシート状の成形品を成形する型製品部を複数有し、前記分割型をプレス圧力にて型締めした状態で前記成形品を成形する成形型において、前記パーティング部の四周および前記型製品部同士の間それぞれに圧受け面を設定したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3による成形型は、上記した請求項1または2の成形型において、シート状の成形品は、パッキン等の環状体を多数個取りするための成形品であることを特徴とする。
上記図3の従来技術において分割型に反りが生じやすかったのは、パーティング部における型製品部の四周(4辺)のうち、2辺のみに圧受け面が設けられていたことから、残る2辺において圧受け力が不足したためと考えられる。
これに対して、本発明の請求項1による成形型では、型製品部の四周それぞれに圧受け面を設定し、これにより圧受け力を増大させることにした。また、本発明の請求項2による成形型では、型製品部を複数有する場合、パーティング部の四周および型製品部同士の間それぞれに圧受け面を設定し、これにより圧受け力を増大させることにした。
成形するシート状の成形品としては、パッキン等の環状体を多数個取りするための成形品がメインとなるが(請求項3)、但し、これに限定されるものではない。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明の請求項1による成形型においては、上記したように型製品部の四周それぞれに圧受け面を設定することにより圧受け力を増大させるようにしたために、これにより分割型に反りが生じるのを抑えることができる。したがって、この反りを原因として型寿命の低下、型費用の増加およびバリ残り等の品質不具合の問題が発生するのを抑制することができる。
また、本発明の請求項2による成形型においては、上記したように型製品部が複数の場合、パーティング部の四周および型製品部同士の間それぞれに圧受け面を設定することにより圧受け力を増大させるようにしたために、これにより分割型に反りが生じるのを抑えることができる。したがって、この反りを原因として型寿命の低下、型費用の増加およびバリ残り等の品質不具合の問題が発生するのを抑制することができる。
また、本発明の請求項3による成形型においては、成形するシート状の成形品としてパッキン等の環状体を多数個取りするための成形品を成形する成形型について、上記請求項1または2による作用効果を奏することができる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の実施例に係る成形型1を示しており、一層詳しくは、同成形型1における一方の分割型である下型3の平面を示している。この下型3は、上型2(図2参照)とともに当該成形型1における分割型をなすものであって、両型2,3のパーティング部4は基本的に対称構造とされている。
当該成形型1は、パッキン等の環状体を多数個取りするゴム成形用の圧縮成形型であって、互いに対向する分割型すなわち上型2および下型3のパーティング部4に、パッキン等の環状体を多数個取り(図では、6個×2列=12個取り)するシート状成形品を成形するための型製品部5が図上上下に2箇所設けられている。
各型製品部5には、パッキン等を成形するための環状の製品キャビティ空間6が個数分並べられており、また、成形生地の流動性を高めるべく格子溝7が縦横方向に設けられている。尚、製品キャビティ空間6が千鳥状に配置される場合には、格子溝7は設けられないことが多い。
また、図2の拡大断面に示すように、各製品キャビティ空間6の内周側には環状の内周バリ溝8が設けられ、製品キャビティ空間6と内周バリ溝8の間には環状の内周噛み切り部9が設けられている。また、製品キャビティ空間6の外周側には環状の外周バリ溝10が設けられ、製品キャビティ空間6と外周バリ溝10の間には環状の外周噛み切り部11が設けられている。尚、この図2に示すように、上下両型2,3は、型製品部5においては所定の型スキマcをもった状態にて型締めされるものである。
また、図1に示すように、当該成形型1においては、パーティング部4における平面長方形をなす型製品部5の四周(四辺)それぞれに圧受け面12が設定されており、特に当該成形型1には上記したように型製品部5が2箇所設けられているので、平面長方形をなすパーティング部4の四周(四辺)および型製品部5同士の間それぞれに圧受け面12が設定されている(図では、圧受け面12の平面形状が良く分かるように、圧受け面12に点々を付して示している)。
これらの圧受け面12は、以下の組み合わせによって構成されている。
(1)各型製品部5の短手方向(図上上下方向)外側端部位置に設けられた一対の圧受け面12Aが1組2面(この圧受け面12Aは、これに相当するものが図3の従来例にも設けられている)。
(2)各型製品部5の長手方向(図上左右方向)両端部位置に設けられた一対の圧受け面12Bが2組4面(この圧受け面12Bは、これに相当するものが図3の従来例には設けられていない。圧受け面12Bの幅寸法は、6mm以上が好ましい)。
(3)型製品部5同士の中間位置に設けられた圧受け面12Cが1面(この圧受け面12Cは、これに相当するものが図3の従来例にも設けられているが、その幅寸法が14mmから14〜30mmへと拡大されている)。
(4)以上の計7面よりなる(図3の従来例は平行3面のみである)。
これらの圧受け面12はそれぞれ平面状に形成され、かつその平面形状を帯状に形成されている。また、これらの圧受け面12はそれぞれ上下両型2,3に対称的に設けられており、よって型締め時、互いに圧接してプレス圧力を受けることになる。
しかして、上記構成の成形型1によれば、型製品部5の四周それぞれに圧受け面12が設定され、全体としては、パーティング部4の四周および型製品部5同士の間それぞれに圧受け面12が設定されているために、これにより図2に示した従来技術対比で圧受け力が増大されている。したがって、上下両型2,3に図5に示したような反りが生じるのを有効に抑えることができ、この反りを原因として型寿命の低下、型費用の増加およびバリ残り等の品質不具合の問題が発生するのを抑制することができる。特に、型寿命の低下抑制について、本願発明者らの行なった比較試験によると、従来は3万回程度の使用で型更新を行なっていたところ、これを12万回程度にまで延ばすことができ、よって約4倍の型寿命向上を実現することができる。
尚、本発明は、径寸法がφ30mm以上、特にφ40mm以上の比較的大径のOリング等のリング状パッキンの成形に適している。その理由は、径の大きなリングでは型も大きくなり、これに対して熱板は型の中央付近にしか設けられていないので、型の熱が外側(型製品部5における長手方向両端部位)まで伝わりにくく、生地が外側まで流れきらず、これが反り発生の一因であったところ、本発明によれば、上記したところにより、反りを抑制できるからである。
本発明の実施例に係る成形型における下型の平面図 同成形型における製品キャビティ空間の拡大断面図 従来例に係る成形型における下型の平面図 同成形型における製品キャビティ空間の拡大断面図 同成形型における反りの発生メカニズムを示す説明図
符号の説明
1 成形型
2 上型(分割型)
3 下型(分割型)
4 パーティング部
5 型製品部
6 製品キャビティ空間
7 格子溝
8 内周バリ溝
9 内周噛み切り部
10 外周バリ溝
11 外周噛み切り部
12,12A,12B,12C 圧受け面

Claims (3)

  1. 互いに対向する分割型(2)(3)のパーティング部(4)にシート状の成形品を成形する型製品部(5)を有し、前記分割型(2)(3)をプレス圧力にて型締めした状態で前記成形品を成形する成形型(1)において、
    前記パーティング部(4)における型製品部(5)の四周それぞれに圧受け面(12)を設定したことを特徴とする成形型。
  2. 互いに対向する分割型(2)(3)のパーティング部(4)にシート状の成形品を成形する型製品部(5)を複数有し、前記分割型(2)(3)をプレス圧力にて型締めした状態で前記成形品を成形する成形型(1)において、
    前記パーティング部(4)の四周および前記型製品部(5)同士の間それぞれに圧受け面(12)を設定したことを特徴とする成形型。
  3. 請求項1または2の成形型において、
    シート状の成形品は、パッキン等の環状体を多数個取りするための成形品であることを特徴とする成形型。
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