JP2006102824A - アイスブラストによる氷粒搬送装置およびその氷粒搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 氷粒を高圧水と共に噴射させてワークの表面に発生したバリ取りを行うアイスブラストによる氷粒搬送装置1において、上部に配置され、氷粒を製造する製氷手段2と、その製氷手段2の下部に配置され、製氷機2から排出された氷粒を収集する氷粒収集手段4と、その氷粒収集手段4の下部に配置され、氷粒収集手段4から流下した氷粒を受け取り、ホースへ搬送するための氷粒受取手段5とを備えたことを特徴とするアイスブラストによる氷粒搬送装置1である。
【選択図】 図1
Description
http://www.sugino.com/ (メディア噴射バリ取り洗浄機)
また、ドライアイスブラスト方式では、ブラスト材であるドライアイスは噴射後、固体から気体へ昇華するため除去作業(二次処理)が不要という利点があるが、ドライアイスのペレット(球状の玉)を製造する必要がある。このドライアイスのペレットの製造には非常にコストがかかり、また、空気を含む気体によって搬送されるため、気体を供給するブロワなどポンプ装置が大きく、モーターの馬力も大きいため、消費電力が大きいという問題があった。
図1は、アイスブラストによる氷粒搬送装置を示し、図1の(a)は平面図、図1の(b)は正面図である。図1の(b)に示すように、本発明のアイスブラストによる氷粒搬送装置1において、氷粒を製造する製氷手段は、ここでは、内ドラム式の製氷機2である。この内ドラム式の製氷機2が架台3の上面に載置されている。その製氷機2の下部には、製氷機2の底面から排出され落下する氷粒を受けて収集する氷粒収集手段が配置されている。氷粒収集手段は、ここでは、漏斗(ろうと)4である。漏斗(じょうごともいう)4の下部近傍には、漏斗4の下部から流下した氷粒を受け取り、ホース部5c(図2参照)へ搬送するための氷粒受取手段が配置されている。氷粒受取手段は、ここでは、氷粒受取部5である。そして、この氷粒受取部5の先端部には、ホース部5cが接続され、ホース部5cの先端にはバリ取りのためワークに向かって噴射する高圧水噴射ノズル(図示せず)が接続されている。
なお、水噴射時は、図示しない最終の高圧水噴射ノズルは停止し、また、氷粒受取部5も漏斗4の真下の位置から横に移動している。
図3は、図2に示す氷粒受取部の断面図である。図3に示すように、氷粒受取部5は、漏斗4の管部4fの下部に接続なしに近接して配置されており、漏斗4の管部4fより少し大きな径を有する漏斗部5aにより受けた氷粒は、ホース部5c最終端の図示しない高圧水噴射ノズルの噴射によるエジェクター効果によって、氷粒受取部5の屈曲形状にエルボ部5bへ方向を変えられながら氷粒を吸引させる。さらに、図示しない最終端の高圧水噴射ノズルの発する噴射エネルギーにより、氷粒はホース部5cを通り、ワークまで搬送され、そして、高圧水の衝撃エネルギーを貰った氷粒は、ワークに向かって噴射し、ワークのバリを根元から折損してバリ取りを行う。
なお、高圧水は、冷却した冷水が好ましく、ホース部5c最終端の高圧水噴射ノズルでの氷粒と水との熱交換が少なくなるため、氷粒を保持したままでワークまで達する。高圧水噴射ノズルからの冷水の噴射は、連続して噴射される。
これは、内ドラム式の製氷機2はすぐには停止できないため、高圧水噴射ノズルの噴射を停止させると、氷粒受取部5の位置を移動させて氷粒受取部5の詰まりを防止する。この氷粒受取部5の移動方向は左右前後、どの方向であってもよい。
さらに、下面には開口部9を有するタンク6を設け、漏斗4から流下した氷粒を回収して再利用する。
氷粒を高圧水と共に噴射させてワークのバリ取りを行うアイスブラストによる氷粒搬送方法において、
第1工程は、上部に設けられた製氷手段である製氷機2によって氷粒を製造する。
第2工程は、製氷手段の下部に氷粒収集手段である漏斗4が配置され、製氷機2により落下する氷粒を集める。
第3工程は、氷粒収集手段である漏斗4の下部に氷粒受取部5が設けられ、漏斗4から流下した氷粒を受け取り、ワークへ搬送する。
この3つの工程を含む工程によって、容易に効率よく氷粒を搬送することができる。
図1(b)に示すように、製氷手段である内ドラム式の製氷機2にスイッチが入ると、ドラムが回転し、低温を保つドラムの内側へ散水され、瞬時にドラムの内側にできた氷を回転ドア2aの先端に設けられた回転ツメ2bで剥離し、掻き落す。
掻き落された氷粒は下方へ落下し、下方へ配置された漏斗4の中に落下する。落下した氷粒は漏斗4の上部の円筒部4bに配置された、8個の水噴射用ノズル4cが定期的に、間欠動作により下方に向けて冷水を噴射し、堆積を防止する。氷粒が氷粒受取部5に流下すると、今度は、高圧水噴射ノズルの噴射により、氷粒は吸い込まれ、氷粒にその高圧の衝撃エネルギーが負荷されて、ワークのバリに対して氷粒を衝突させ、バリの根元から折損させてバリを除去する。
次のワークがセットされると、高圧水噴射ノズルの噴射が再開すると同時に、エアシリンダ8が駆動して氷粒受取部5を元の位置に移動させ、漏斗4から流下した氷粒をワークへ搬送し、ワークのバリに対して氷粒を衝突させ、バリの根元から折損させてバリを除去する。
2 製氷機(製氷手段)
2a 回転ドア
2b 回転ツメ
3 架台
4 漏斗(氷粒収集手段)
4a 開口部
4b 円筒部
4c 水噴射用ノズル
4d 水噴射用ホース
4e ボルト通し穴
4f 管部
5 氷粒受取部(氷粒受取手段)
5a 漏斗部
5b エルボ部
5c ホース部
5d エアブロー用ノズル
5e ホースバンド
6 タンク
8 エアシリンダ
9 開口部
Claims (8)
- 氷粒を高圧水と共に噴射させてワーク表面のコーナーに発生したバリを取るアイスブラストによる氷粒搬送装置(1)において、
上部に配置され、前記氷粒を製造する製氷手段と、
前記製氷手段の下部に配置され、製氷手段から排出された氷粒を収集する氷粒収集手段と、
前記氷粒収集手段の下部に配置され、氷粒収集手段から流下した氷粒を受け取り、ワークへ搬送するための氷粒受取手段と、
を備えたことを特徴とするアイスブラストによる氷粒搬送装置(1)。 - 前記製氷手段は、ドラムの内側に薄く氷を張らせ、これを回転ツメ(2b)で掻き落して氷粒を作る内ドラム式の製氷機(2)であることを特徴とする請求項1に記載のアイスブラストによる氷粒搬送装置(1)。
- 前記氷粒収集手段は、円錐状に形成され漏斗(4)であることを特徴とする請求項1に記載のアイスブラストによる氷粒搬送装置(1)。
- 前記漏斗(4)は、テフロン(登録商標)またはポリプロピレンから形成され、または、内周面にテフロン(登録商標)テープが貼付されたことを特徴とする請求項3に記載のアイスブラストによる氷粒搬送装置(1)。
- 前記漏斗(4)の上端部には水噴射用ノズル(4c)が配置されたことを特徴とする請求項3に記載のアイスブラストによる氷粒搬送装置(1)。
- 前記氷粒受取手段は、エルボ状の経路を有する氷粒受取部(5)であり、この氷粒受取部(5)の外周にエアブロー用噴射ノズル(5d)が配置されたことを特徴とする請求項1に記載のアイスブラストによる氷粒搬送装置(1)。
- 前記氷粒受取部(5)を前記漏斗(4)の真下の位置から横に移動させる移動手段を設けたことを特徴とする請求項6に記載のアイスブラストによる氷粒搬送装置(1)。
- 氷粒を高圧水と共に噴射させてワークのバリ取りを行うアイスブラストの氷粒搬送方法 において、上部に設けられた製氷手段である製氷機(2)によって前記氷粒を製造する 第1工程と、
前記製氷機(2)の下部に氷粒収集手段である漏斗(4)が配置され、前記製氷機(2)から落下する氷粒を集める第2工程と、
前記氷粒収集手段の漏斗(4)の下部に氷粒受取部(5)が設けられ、前記漏斗(4)から流下した氷粒を受け取り、ワークへ搬送する第3工程と、
を含むことを特徴とするアイスブラストの氷粒搬送方法(1)。
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---|---|---|---|---|
JP2012161884A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Toyo Union:Kk | ドライアイスパウダーブラスト装置及び方法 |
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- 2004-09-30 JP JP2004288546A patent/JP4500143B2/ja not_active Expired - Fee Related
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