JP2006100493A - パーティクル除去方法および基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浸漬型の基板処理装置において、オペレータの作業負担が軽く、装置稼動率を低下させることもないパーティクル除去技術を提供する。
【解決手段】処理槽10内の処理液にバブラー30からの気泡を供給する。そして、処理液の循環系40の経路途中に設けられた気泡除去部61,62において気泡を除去する。処理槽10内のパーティクルは、気泡とともに処理液の流れに乗って循環され、気泡除去部61,62において気泡とともに除去される。気泡除去部61,62では、処理液を旋回することによって、その旋回中心に気泡を集合させて除去するので、フィルタを用いることなくパーティクルを除去することができる。このため、フィルタの交換作業等による作業負担を軽減することができ、装置稼動率が低下することもない。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体基板、液晶表示用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板等の基板を液体に浸漬して処理を行う基板処理装置において、液体を貯留する処理槽からパーティクルを除去する技術に関する。
従来より、基板の製造工程においては、純水や薬液に基板を浸漬して処理する浸漬型の基板処理装置が知られている。浸漬型の基板処理装置は、純水や薬液を貯留するための処理槽を備え、その処理槽の中で基板に洗浄処理等を行う。
このような基板処理装置では、処理槽内に発生したパーティクルを、基板の処理中または処理間(一組の基板を処理した後、次の一組の基板を処理するまでの間)に除去する。通常、処理槽の上部から溢れ出る液体をフィルタを通して濾過し、処理槽の底部から再度供給することによって、処理槽内のパーティクルを低減させている。
このような従来のパーティクル除去技術については、例えば、特許文献1に開示されている。
特開平07−326570号公報
上記のように、従来のパーティクル除去方法では、フィルタを用いて液体中のパーティクルを除去していた。しかしながら、フィルタは、過度にパーティクルが蓄積すると目詰まりを起こすため、定期的な交換が必要であった。このフィルタの交換作業は、オペレータの作業負担を増加させ、また、装置稼動率を低下させる要因ともなっていた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、浸漬型の基板処理装置において、オペレータの作業負担が軽く、装置稼動率を低下させることもないパーティクル除去技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、基板を液体により処理する基板処理装置であって、液体を貯留する処理槽と、前記処理槽内の液体へ気泡を供給する気泡供給手段と、前記処理槽の上部からオーバーフローする液体を前記処理槽の底部へ帰還させる循環手段と、前記循環手段の経路途中において、液体を旋回させることにより液体中の気泡を旋回中心に集めて気泡を除去する気泡除去手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の基板処理装置であって、前記循環手段は、第1の経路と第2の経路とを有し、前記第1の経路途中に前記気泡除去手段を備えるとともに、前記第2の経路途中にフィルタを備え、前記第1の経路と前記第2の経路のいずれかを選択する選択手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の基板処理装置であって、前記選択手段は、前記処理槽に貯留された液体による基板の処理中には前記第2の経路を選択し、基板の処理を行う前または基板の処理間には前記第1の経路を選択することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2に記載の基板処理装置であって、前記選択手段は、前記処理槽に貯留された液体が基板の表面を親水化する処理液である場合には、前記第1の経路を選択し、前記処理槽に貯留された液体が基板の表面を疎水化する処理液である場合には、前記第2の経路を選択することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から4のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記気泡除去手段において気泡とともに除去される液体の量を調節する調節手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1から5のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記気泡除去手段において気泡とともに除去される液体の量を計測する計測手段と、前記処理槽へ液体を補充する補充手段と、前記計測手段の計測結果に基づいて前記補充手段を動作させる制御手段と、をさらに備えることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項2から4のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記循環手段の経路途中において、複数の前記第1の経路が並列に設けられていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、処理槽に貯留された液体に基板を浸漬して処理する基板処理装置において、前記処理槽内のパーティクルを除去するパーティクル除去方法であって、前記処理槽内の液体へ気泡を供給する第1の工程と、前記処理槽の上部からオーバーフローした液体を、前記処理槽の底部へ帰還させる第2の工程と、を備え、前記第2の工程においては、帰還途中の液体を旋回させることにより、液体に含まれる気泡を旋回中心に集めて除去することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載のパーティクル除去方法であって、前記処理槽の上部からオーバーフローした液体を、フィルタを通して前記処理槽の底部へ帰還させる第3の工程をさらに備えることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項9に記載のパーティクル除去方法であって、前記処理槽に貯留された液体による基板の処理中には前記第1および第2の工程を実行し、基板の処理を行う前または基板の処理間には前記第3の工程を実行することを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項9に記載のパーティクル除去方法であって、前記処理槽に貯留された液体が基板の表面を親水化する処理液である場合には、前記第1および第2の工程を実行し、前記処理槽に貯留された液体が基板の表面を疎水化する処理液である場合には、前記第3の工程を実行することを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項8から11のいずれかに記載のパーティクル除去方法であって、気泡とともに除去される液体の量を調節する第4の工程をさらに備えることを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項8から12のいずれかに記載のパーティクル除去方法であって、気泡とともに除去される液体の量を計測する第5の工程と、第5の工程における計測結果に基づいて前記処理槽へ液体を補充する第6の工程と、をさらに備えることを特徴とする。
請求項1〜13に記載の発明によれば、処理槽内の液体に気泡を供給し、その気泡を、液体の循環経路途中において除去することができる。このため、処理槽内のパーティクルを気泡に吸着させ、気泡とともに除去することができる。したがって、フィルタを用いることなくパーティクルを除去することができ、フィルタの交換作業等による作業負担を軽減することができる。また、装置稼動率が低下することもない。
特に、請求項2または9に記載の発明によれば、気泡とともにパーティクルを除去する場合と、フィルタによりパーティクルを除去する場合とを、必要に応じて使い分けることができる。
特に、請求項3または10に記載の発明によれば、処理中には気泡を発生させないため、処理中の基板が気泡によって悪影響を受けることがない。また、基板の処理を行う前または基板の処理間にはフィルタを利用しないため、従来と比べてフィルタの交換頻度を低減することができる。
特に、請求項4または11に記載の発明によれば、基板の表面を疎水化する処理液を使用している場合には、気泡を発生させない。このため、気泡によって基板が悪影響を受ける恐れは少ない。また、基板の表面を親水化する処理液を使用している場合には、フィルタを利用しない。このため、従来と比べてフィルタの交換頻度を低減することができる。
特に、請求項5または12に記載の発明によれば、気泡とともに除去される液体の量を必要最小限に抑えることができる。
特に、請求項6または13に記載の発明によれば、気泡とともに除去された分だけ液体を補充することができる。したがって、循環に必要な液体の量を維持することができる。
特に、請求項7に記載の発明によれば、複数の第1の経路により並行して気泡を除去することができる。このため、各気泡除去手段における負担が軽減し、より効率よく気泡およびパーティクルを除去することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.基板処理装置の構成>
図1は、本発明の基板処理装置1を基板Wと平行な平面で切断した縦断面図である。図1には、併せて配管や制御系の構成も示している。図2は、基板処理装置1を基板Wと垂直な平面で切断した縦断面図である。
図1〜図2に示したように、基板処理装置1は、主として処理槽10と、リフタ20と、バブラー30と、循環系40と、フィルタ50と、気泡除去部61,62と、処理液供給系70と、制御部80とを備える。
処理槽10は、純水等の処理液を貯留するための容器である。処理槽10に貯留された処理液に基板Wを浸漬することにより、洗浄処理等の処理を行う。処理槽10の底部には処理液吐出部11が設けられており、処理液は処理液吐出部11から処理槽10内へ供給される。また、処理槽10の上面は開放されており、その外側面の上端には外槽12が設けられている。処理液吐出部11から供給された純水は、処理槽10の上方へ向かって流れ、やがて上部の開口から外槽12へオーバーフローする。
リフタ20は、リフタヘッド21と保持板22との間に、3本の保持棒23を備えている。保持棒23には図示しない複数の保持溝が刻設されており、複数の基板Wはその保持溝に起立姿勢で保持される。
リフタ20には、サーボモータやタイミングベルト等を有するリフタ駆動部24が接続されている。リフタ駆動部24を動作させると、リフタ20は昇降移動し、処理槽10内の浸漬位置と、処理槽10上方の引き上げ位置との間で基板Wを移動する。処理槽10内において処理液による基板Wの処理中には、リフタ20を降下させて基板Wを処理槽10内の処理液に浸漬し、ある基板Wの処理と次の基板Wの処理との間には、リフタ20を上昇させておく。
バブラー30は、処理槽10の底部に配置され、処理槽10内の処理液へ気泡を吐出する。バブラー30は、気体を通すパイプ31の先に、気泡を吐出する多孔質の吐出部32が複数個連結された構成となっている。パイプ31の他端は、配管33とバルブ34とを介して窒素供給源35に連結されている。したがって、バルブ34を開くと、窒素供給源35から窒素ガスが供給され、吐出部32から窒素ガスの気泡が処理液へ吐出される。
循環系40は、ポンプ41と配管42とを有し、処理槽10の上部からオーバーフローした処理液を、処理液吐出部11へ帰還させる。配管42は、複数の配管42a〜42iを備えており、処理液を複数通りの経路で処理液吐出部11へ帰還させる。配管42aは、一端が外槽12に連結されており、ポンプ41が介挿され、他端は2本の配管42b,42cへ分岐する。配管42bにはバルブ43とフィルタ50とが介挿されている。一方、配管42cにはバルブ44が介挿されており、その先はさらに2つの配管42d,42eに分岐する。配管42d,42eは、それぞれ気泡除去部61,62の導入口61i,62iに連結する。気泡除去部61,62の処理液排出口61o,62oには、それぞれ配管42f,42gが連結されている。配管42f,42gには、それぞれバルブ45,46が介挿されており、その先は一本の配管42hへ合流する。さらに、配管42bと配管42hは、一本の配管42iへ合流し、ヒータ70を介して処理液吐出部11へ連結されている。
このような循環系40において、バルブ44を閉じてバルブ43を開け、ポンプ41を動作させると、フィルタ50経由で処理液は循環される。また、バルブ43を閉じてバルブ44,45,46を開け、ポンプ41を動作させると、気泡除去部61,62経由で処理液は循環される。
気泡除去部61,62は、処理液を旋回させることにより処理液中に含まれる気泡を旋回中心に集めて除去する装置である。気泡除去部61,62の構成は同等であり、その一方の気泡除去部61の構成を図3に示す。図3に示すように、気泡除去部61は、略円筒形のケース610の中に、予備旋回流室611と、旋回流室612と、ろ液室613と、気泡除去管614とを備えている。予備旋回流室611は、ケース610の上部を取り巻くように形成されている。また、旋回流室612は、予備旋回流室611の内側で下方に向かって収束するような円錐形に形成されている。
導入口61iから導入された処理液は、予備旋回流室611内を一周し、ケース610の接線方向へ進む旋回流となって旋回流室612へ流入する。そして、旋回流室612内では、処理液は、旋回流室612の側面に沿って旋回しながら下方へ流れる。このとき、遠心力により、密度の大きい液体は旋回流室612の外周部に、密度の小さい気泡は中心部に集合する(サイクロンの原理)。
旋回流室612とろ液室613との間には、複数の小孔612aが形成されている。このため、旋回流室612の外周部に集合した処理液は、小孔612aからろ液室613へ導入され、処理液排出口61oから配管42fへ排出される。
一方、旋回流室612と気泡除去管614との間にも、複数の小孔614aが形成されている。このため、旋回流室612の中心部に集合した気泡は、少量の処理液とともに小孔614aから気泡除去管614へ導入され、気泡排出口61aから排出される。
この基板処理装置1では、このような構成を有する気泡除去部61と、同等の構成を有する気泡除去部62とを、並列に設けている。このため、各気泡除去部における負担が軽減し、より効率よく気泡を除去できる。
図1に戻り、気泡除去部61,62の気泡排出口61a,62aには、それぞれ配管61b,62bが連結されている。そして、配管61b,62bは、一本の配管60bへ合流し、その先は排液ラインへつながっている。気泡排出口61a,62aから排出された気泡は、少量の処理液とともに、配管61b,62b,60bを通って排液ラインへ排出される。
配管61b,62bには、それぞれ可変流量バルブ61c,62cが介挿されており、気泡とともに排液される処理液の量を調節する。また、配管60bには、流量計60cが介挿されており、気泡とともに排液される処理液の量を計測する。
処理液供給系70は、処理液供給源71と、処理槽10と処理液供給源71とを結ぶ配管72と、配管72に介挿されたバルブ73とを備えている。このため、バルブ73を開けることにより、処理液供給源71から処理槽10へ、処理液は供給される。
制御部80は、リフタ駆動部24、ポンプ41、ヒータ70、バルブ34,43〜46,61c,62c,73と電気的に接続されており、これらの動作を制御する。また、制御部80は、流量計60cの計測結果を受信する。
<2.基板処理装置の動作>
続いて、基板処理装置1の動作について説明する。図4は、基板処理装置1の動作の流れを示したフローチャートである。なお、以下に説明する動作は、制御部80が、リフタ20、ポンプ41、ヒータ70、バルブ43〜46,73、可変流量バルブ61c,62c等を制御することにより進行する。
まず、基板Wの浸漬処理を行う前に、処理槽10内のパーティクルを除去する(ステップS1)。このとき、あらかじめ処理槽10内には、循環系40の循環に十分な量の処理液が貯留されている。
図5は、ステップS1のパーティクル除去工程の動作を示したフローチャートである。パーティクル除去工程では、まず、バルブ43を閉じ、バルブ44〜46を開く。これにより、循環系40の経路を、気泡除去部61,62経由に設定する(ステップS11)。次に、ポンプ41を動作させ、気泡除去部61,62経由で処理液を循環させる(ステップS12)。そして、バルブ34を開き、バブラー30から気泡を供給する(ステップS13)。
処理槽10内では、処理槽の上方へ向かう処理液の流れが形成され、その中でバブラー30からの気泡が処理槽の上方へ向かって浮上する。このため、処理槽10内に残存するパーティクルは、気泡に吸着し、気泡とともに処理槽10の上方へ運搬される。気泡およびパーティクルを含んだ処理液は、処理槽10の上部から外槽12へオーバーフローし、循環系40へ流れ込む。
その後、処理液は、配管42a,42c,42dまたは42eを通って、導入口61i,62iから気泡除去部61,62へ導入される。気泡除去部61,62内では、上記したように処理液が旋回され、その旋回中心へ処理液中の気泡を集めて除去する。このとき、気泡に吸着しているパーティクルも、気泡とともに除去される。各気泡除去部61,62において除去された気泡およびパーティクルは、少量の処理液とともに気泡排出口61a,62aから排出され、配管61b,62b、配管60bを通って、排液ラインへ排出される。
一方、気泡が除去された後の処理液は、処理液排出口61o,62oから配管42f,42gへ排出される。そして、処理液は配管42hと合流した後、配管42iを経由して、再び処理液吐出部11から処理槽10内へ供給される。
なお、気泡除去部61,62では、気泡とともに少量の処理液が排出されるので、循環する処理液の量は、少しずつ低下する。このため、気泡除去部61,62の気泡排出側に設けた可変流量バルブ61c,62cを、気泡除去に必要な最小限のレベルに絞っている。また、排出される処理液の量を流量計60cで計測し、その計測結果に基づいてバルブ73を開けることにより、不足した処理液を処理槽10へ補充するようにしている。
図4に戻り、ステップS1では、このような気泡除去部61,62経由の循環を所定時間継続し、気泡とともにパーティクルを十分に除去する。そして、パーティクルの除去が完了すると、バブラー30とポンプ41を停止させ、続いて、基板Wの浸漬処理を行う(ステップS2)。
図6は、ステップS2の浸漬処理の動作を示したフローチャートである。基板Wの浸漬処理においては、まず、バルブ44を閉じてバルブ43を開く。これにより、循環系40の経路を、フィルタ50経由に設定する(ステップS21)。次に、リフタ駆動部24を動作させ、基板Wを処理槽10内へ浸漬する(ステップS22)。そして、ポンプ41を動作させ、フィルタ50経由で処理液を循環させる(ステップS23)。
処理槽10内では、基板Wに対して処理液による処理(エッチング処理や洗浄処理など)が行われる。また、このとき処理槽10内に発生したパーティクルは、処理液の流れに乗って処理槽10の上部へ運搬され、処理液とともに外槽12へオーバーフローする。処理液は、配管42a,42b,42iを通って、再び処理液吐出部11から処理槽10内へ供給され、その経路途中のフィルタ50でパーティクルが除去される。ステップS2では、このようなフィルタ50経由の循環を行い、処理中に発生したパーティクルを随時に除去する。
図4に戻り、基板Wの浸漬処理が終了すると、リフタ20を上昇させて、基板Wを引き上げる(ステップS3)。その後、基板Wは他の装置へ搬送され、基板処理装置1における一組の基板Wの処理は終了する。なお、基板処理装置1内で基板Wを引き上げた状態で、または他の装置に基板Wを搬送した後に、基板Wの乾燥処理が行われる。
一組の基板Wの処理が終了すると、オペレータまたは制御部80は、次の一組の基板Wを処理するか否かを判断する(ステップS4)。そして、次の処理を行う場合には、ステップS1に戻り、処理槽10内に残存するパーティクルの除去処理を行う。
以上のように、この基板処理装置1では、基板Wの浸漬処理中にはフィルタ50を用いてパーティクルを除去し、基板Wの処理を行う前またはある基板Wの処理と次の基板Wの処理との間にはバブラー30と気泡除去部61,62とを用いてパーティクルを除去するようにしている。このため、処理中にバブラー30を動作させることはなく、気泡によって基板Wに悪影響を与えることはない。また、処理間にはフィルタを使用しないので、フィルタの交換頻度を従来よりも低減することができる。
<3.その他>
上記のように、この基板処理装置1では、処理槽10内に気泡を供給し、その気泡を気泡除去部61,62で除去することができる。このため、処理槽10内のパーティクルを気泡に吸着させ、気泡とともに除去することができる。したがって、フィルタを用いることなくパーティクルを除去することができ、フィルタの交換作業等による作業負担を軽減することができる。また、装置稼動率の低下も防止することができる。
また、循環系40は、気泡除去部61,62経由の経路と、フィルタ50経由の経路とを有し、バルブ43〜46の開閉によって、両経路を選択できるようになっている。このため、気泡除去部61,62を用いてパーティクルを除去する場合と、フィルタ50を用いてパーティクルを除去する場合とを、必要に応じて使い分けることができる。
上記の例では、基板Wの浸漬処理中にはフィルタ50経由の経路を使用し、ある基板Wの処理を行う前またはある基板Wの処理と次の基板Wの処理との間には気泡除去部61,62経由の経路を使用するようにした。これにより、処理中の基板Wに、気泡による悪影響を与えないようにした。しかしながら、気泡によって基板Wが悪影響を受けるのは、主として、基板Wの表面を疎水化する処理液(フッ酸など)を用いて基板Wを処理している場合である。したがって、基板Wの表面を親水化する処理液(SC1など)を用いて基板Wを処理している場合には、バブラー30を動作させ、気泡除去部61,62経由の経路を使用してもよい。すなわち、処理中と処理間とに関わらず、基板Wの表面を疎水化する処理液を用いている場合には、フィルタ50経由の経路を使用し、基板Wの表面を親水化する処理液を用いている場合には、バブラー30を動作させるとともに気泡除去部61,62経由の経路を使用するようにしてもよい。
基板Wの浸漬処理においては、パーティクルの除去以外の目的で、処理槽内の液体へ気泡を供給する場合もある。そのような場合には、気泡除去部61,62経由の経路を使用すれば、パーティクルを除去する効果を得ることができる。このため、何らかの目的で処理槽内へ気泡を供給している場合には気泡除去部61,62経由の経路を使用し、その他の場合には、フィルタ50経由の経路を使用するようにしてもよい。
上記の例では、気泡除去部61,62経由の経路には、フィルタが一切設けられていなかった。しかしながら、気泡除去部61,62の下流側に、直列にフィルタをさらに設けてもよい。このようにすれば、気泡除去部61,62において除去しきれなかったパーティクルを、下流側のフィルタで除去することができ、パーティクルの除去効率が向上する。また、この場合には、大部分のパーティクルは気泡除去部61,62で除去されているので、フィルタの交換頻度は、従来と比較して極めて低いものとなる。
基板処理装置を基板と平行な平面で切断した縦断面図である。 基板処理装置を基板と垂直な平面で切断した縦断面図である。 気泡除去部の構成を示した縦断面図である。 基板処理装置の動作の流れを示したフローチャートである。 パーティクル除去工程の動作を示したフローチャートである。 浸漬処理の動作を示したフローチャートである。
符号の説明
1 基板処理装置
10 処理槽
11 処理液吐出部
12 外槽
20 リフタ
30 バブラー
40 循環系
50 フィルタ
60c 流量計
61,62 気泡除去部
61c,62c 可変流量バルブ
70 処理液供給系
80 制御部
W 基板

Claims (13)

  1. 基板を液体により処理する基板処理装置であって、
    液体を貯留する処理槽と、
    前記処理槽内の液体へ気泡を供給する気泡供給手段と、
    前記処理槽の上部からオーバーフローする液体を前記処理槽の底部へ帰還させる循環手段と、
    前記循環手段の経路途中において、液体を旋回させることにより液体中の気泡を旋回中心に集めて気泡を除去する気泡除去手段と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置であって、
    前記循環手段は、第1の経路と第2の経路とを有し、
    前記第1の経路途中に前記気泡除去手段を備えるとともに、前記第2の経路途中にフィルタを備え、
    前記第1の経路と前記第2の経路のいずれかを選択する選択手段をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項2に記載の基板処理装置であって、
    前記選択手段は、前記処理槽に貯留された液体による基板の処理中には前記第2の経路を選択し、基板の処理を行う前または基板の処理間には前記第1の経路を選択することを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項2に記載の基板処理装置であって、
    前記選択手段は、前記処理槽に貯留された液体が基板の表面を親水化する処理液である場合には、前記第1の経路を選択し、前記処理槽に貯留された液体が基板の表面を疎水化する処理液である場合には、前記第2の経路を選択することを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記気泡除去手段において気泡とともに除去される液体の量を調節する調節手段をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記気泡除去手段において気泡とともに除去される液体の量を計測する計測手段と、
    前記処理槽へ液体を補充する補充手段と、
    前記計測手段の計測結果に基づいて前記補充手段を動作させる制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項2から4のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記循環手段の経路途中において、複数の前記第1の経路が並列に設けられていることを特徴とする基板処理装置。
  8. 処理槽に貯留された液体に基板を浸漬して処理する基板処理装置において、前記処理槽内のパーティクルを除去するパーティクル除去方法であって、
    前記処理槽内の液体へ気泡を供給する第1の工程と、
    前記処理槽の上部からオーバーフローした液体を、前記処理槽の底部へ帰還させる第2の工程と、
    を備え、
    前記第2の工程においては、帰還途中の液体を旋回させることにより、液体に含まれる気泡を旋回中心に集めて除去することを特徴とするパーティクル除去方法。
  9. 請求項8に記載のパーティクル除去方法であって、
    前記処理槽の上部からオーバーフローした液体を、フィルタを通して前記処理槽の底部へ帰還させる第3の工程をさらに備えることを特徴とするパーティクル除去方法。
  10. 請求項9に記載のパーティクル除去方法であって、
    前記処理槽に貯留された液体による基板の処理中には前記第1および第2の工程を実行し、基板の処理を行う前または基板の処理間には前記第3の工程を実行することを特徴とするパーティクル除去方法。
  11. 請求項9に記載のパーティクル除去方法であって、
    前記処理槽に貯留された液体が基板の表面を親水化する処理液である場合には、前記第1および第2の工程を実行し、前記処理槽に貯留された液体が基板の表面を疎水化する処理液である場合には、前記第3の工程を実行することを特徴とするパーティクル除去方法。
  12. 請求項8から11のいずれかに記載のパーティクル除去方法であって、
    気泡とともに除去される液体の量を調節する第4の工程をさらに備えることを特徴とするパーティクル除去方法。
  13. 請求項8から12のいずれかに記載のパーティクル除去方法であって、
    気泡とともに除去される液体の量を計測する第5の工程と、
    第5の工程における計測結果に基づいて前記処理槽へ液体を補充する第6の工程と、
    をさらに備えることを特徴とするパーティクル除去方法。
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