JP2006099960A - 電子装置、制御装置及び処理制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型光ディスクの属性を自動的に判別すると共に、その属性に対応するシステムを起動させることにより、ユーザにかかる作業の簡略化を計ることを目的とする。
【解決手段】小型光ディスクに格納されている情報の読み出しを行う読み出し手段(1)と、前記読み出し手段(1)の読み出した情報のフォーマットに基づいて前記小型光ディスクの属性を識別する識別手段(2)と、個々の小型光ディスクの属性に対応する実行部を有し、前記小型光ディスクの属性に対応する実行部により小型光ディスクの再生・実行を行う処理手段(3)と、前記各部の制御を行う制御手段(4)とを備える小型光ディスク自動判別起動システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、音楽用コンパクトディスク、辞書検索用コンパクト、システムコンパクトディスク等の各種コンパクトディスクの読み出し・書き込みを可能とするシステムにおいて、特に、ディスクドライブにセットされたコンパクトディスクの属性を自動的に識別して、その属性に対応するソフトウェアを自動的に起動する方式に関する。
最近では、ソフトウェア技術の進歩と共に、ハードウェア技術の進歩が図られており、コンパクト且つ大容量である効率の良い記憶媒体の開発が進められている。
ここで、次世代の記憶媒体として小型光ディスク(以下、コンパクトディスクと記す)が注目されている。このコンパクトディスクは、元々音楽情報を記録するために開発されたものであり、高密度のディジタル情報を格納し、良質の音を再生可能としている。そこで、従来では、このコンパクトディスクの特徴である小型形状且つ大記憶容量、さらに複製が容易な点に着目し、この応用形態としてコンパクトディスク・ロム(以下CDーROMと略称する)が考え出された。このCDーROMは、その特性から主にデータベースとして利用されているが、システム起動にかかるプログラムを格納するシステムのフロッピー(登録商標)ディスクに代わるものとしても普及してきている。即ち、パーソナルコンピュータ等に、このコンパクトディスクを再生可能とするディスクドライブを接続したシステムが知られている。
上記のシステムでは、ユーザがシステムを電源投入後、再生するコンパクトディスクの属性に対応するプログラムを立ち上げる。例えば、音楽用コンパクトディスクを再生する場合には、コンパクトディスクプレーヤーを起動させるためのアプリケーションプログラムを起動させる。そして、ディスクドライブに音楽用コンパクトディスクをセットし、再生開始ボタンを操作することにより、当該システムでは、前記のアプリケーションプログラムに基づいてコンパクトディスクに格納されている音楽情報を読み出す。そして、この音楽情報をデジタル信号形式の情報形態からアナログ信号形式の情報形態に変換後、音情報として出力する。これにより、ユーザは、コンパクトディスクに格納されている音楽を聴くことができる。
また、データベース格納用コンパクトディスクを使用する場合には、ユーザは、データベース検索装置を起動させるべくアプリケーションプログラムを起動させる。そして、ディスクドライブにデータベース格納用コンパクトディスクをセットし、再生開始ボタンを操作することにより、当該システムでは、前記のアプリケーションプログラムに基づいてデータベース検索装置を制御する。ここで、ユーザは、当該システムの備える入力装置から検索すべき情報のキーワードを入力する。
データベース検索装置は、前記キーワードに基づいてコンパクトディスクを検索し、このキーワードにかかる情報を検出・出力することが可能である。また、単一のコンパクトディスクに複数種のデータベースを格納している場合、例えば、「国語辞書」、「英和辞書」、「和英辞書」、「独和辞書」、「和独辞書」の5つのデータベースが格納されている場合には、当該システムの備えるディスプレイ上に検索可能な辞書の選択画面を表示し、五者択一を促すメッセージを表示する。ここで、ユーザが「国語辞書」を選択した場合には、データベース検索装置は当該コンパクトディスクにアクセスし、「国語辞書」格納領域を検出する。
これにより、ユーザは、検索したい単語を入力することにより、データベース検索装置がその単語にかかる情報を検索・検出し、これをディスプレイ上に表示させることができる。
. 次に、システムプログラム格納コンパクトディスクを使用する場合には、ユーザは、システムプログラムをロードすべきプログラムロード装置を起動させる。そして、ディスクドライブにシステムプログラム格納コンパクトディスクをセットすることにより、当該コンパクトディスクに格納されているシステムプログラムからIPL(INITIAL PROGRAM LOAD)が起動され、システムプログラムが当該パーソナルコンピュータのメモリにロードされる。次に、パーソナルコンピュータの備える処理装置がメモリにロードされたシステムプログラムに従い、処理を開始する。
以上、コンパクトディスクドライブを備えたシステムでは、単一のディスクドライブにより、音楽用コンパクトディスク、データベース格納コンパクトディスク、システムプログラム格納コンパクトディスクの再生を行うことが可能である。
ところが、前記したシステムでは、ユーザが再生すべきコンパクトディスクの属性を認識した上で、その属性に対応するアプリケーションプログラムを起動させる必要がある。すなわち、音楽情報を格納するコンパクトディスクを再生する場合においても、電源投入、システム起動、アプリケーションプログラムの起動を行わなければならず、作業が煩雑である。
そこで、本発明は、小型光ディスクに格納されている情報の属性を自動的に判別すると共に、その属性に対応するアプリケーションプログラムを自動的にたち上げることにより、ユーザにかかる作業の簡略化を計り、実用性の高いシステムを提供することを課題とする。
本発明では、前記課題を解決するために以下のようにした。これを図1の原理図に基づいて説明する。
本発明におけるシステムは、同一形状であり、情報格納フォーマットの異なる複数種の小型光ディスクを再生可能とするシステムにおいて、読み出し手段1、識別手段2、処理手段3、制御手段4を備える。
前記読み出し手段1は、小型光ディスクに格納されている情報を読み出すものであり、例えば、小型光ディスク専用のディスクドライブが考えられる。識別手段2は、前記読み出し手段1により読み出される情報のフォーマットを解析し、小型光ディスクに格納されている情報の属性を識別する。
処理手段3は、小型光ディスクの個々の属性に対応する少なくとも一つの実行部を有し、小型光ディスクの属性に対応する実行部を起動させて小型光ディスクの再生を行うものである。
制御手段4は、前記各部の動作を制御するものである。ここで、前記処理手段3の有する実行部としては、第一に、ディジタル信号形式の音楽情報をアナログ信号形式の音情報に変換・出力する第一の実行部3aが考えられる。この第一の実行部3aは、例えばコンパクトディスクプレーヤとこの動作を制御するアプリケーションプログラムである。
第二に、任意のデータにかかる情報を検索・出力する第二の実行部3bが考えられる。この第二の実行部3bは、例えばデータ検索を行うアプリケーションプログラムである。
さらに、第三に、システムプログラムを実行する第三の実行部3cが考えられる。この第三の実行部3cは、例えば小型光ディスクに格納されているシステムプログラムを実行するCPU(CENTRAL PROCESSING UNIT;中央処理装置)である。
(作用)本発明によれば、制御手段4は、電源投入後、読み出し手段1に任意の小型光ディスクがセットされた場合、前記読み出し手段1により当該小型光ディスクの上位に格納されている情報を読み出させる。
そして、識別手段4は、読み出し手段1の読み出した情報を解析して、当該小型光ディスクに格納されている情報の属性を判別し、その属性情報を処理手段3へ通知する。
処理手段3では、前記の属性に対応する実行部3を起動させ、当該小型光ディスクに記録されている情報を実行する。すなわち、小型光ディスクの属性が音楽用の小型光ディスクの場合には、この小型光ディスクに記録されている音楽情報を出力すべく第一の実行部3aを起動させる。
また、小型光ディスクの属性がデータベース、例えば、国語辞書、英語辞書等の辞書データの場合には、第二の実行部3bを起動する。第二の実行部3bは、当該システムのユーザが入力する情報にかかるデータをこの小型光ディスクから検出することができる。
上記した小型光ディスクの属性がシステムプログラムの場合、第三の実行部3cを起動させて、当該小型光ディスクに記録されているシステムプログラムを実行することが可能である。
ここで、識別手段2は、小型光ディスクの上位アドレスに格納されているリードインエリアにアクセスし、ここに音楽情報以外のデータを格納している旨を示すデータ格納情報が登録されているか否かを判別する。ここで、リードインエリアにデータ格納情報が未登録の場合は、当該小型光ディスクの属性を音楽情報として識別する。
また、前記のリードインエリアにデータ格納情報が登録されている場合には、リードインエリアの下位アドレスに格納されているユーザデータエリアにアクセスし、データベース識別情報が格納されているか、または自動起動プログラムが格納されているかを識別する。
上記したデータベース識別情報は、例えば、データベース認識用ファイルであり、自動起動プログラムは、例えば、IPL(INITIAL PROGRAM LOADER)である。
ここで、自動起動プログラムが格納されている場合には、当該小型光ディスクの属性をシステムプログラムとして識別する。一方、データベース識別情報が格納されている場合には、当該光小型ディスクの属性をデータベースとして識別する。
そして、処理手段3は、識別手段2から受け取った属性情報に基づき、その属性に対応する実行部(3a、3b、3c)を実行させる。以上から、ユーザは、当該システムに小型光ディスクをセットするだけでよく、システムは読み出し手段2にセットされる小型光ディスクの属性を自動的に判別し、その属性に従った実行部を動作させることができる。
なお、前記した第一〜第三の実行部の他に、小型光ディスクの属性に応じた事実行部を備えることも可能である。
本発明によれば、システムが小型光ディスクの属性を自動的に判別すると共に、その属性に対応するソフトウェアまたは装置を自動的に立ち上げることができ、ユーザは、煩雑な操作をせずにシステムを利用することが可能となる。
(実施例)
以下に、本発明の具体的な実施例に次いて説明する。本実施例におけるコンパクトディスク自動判別起動システムの構成を図2に示す。
本実施例にかかるコンパクトディスク自動判別起動システムは、音楽用コンパクトディスク、辞書検索用データベースコンパクトディスク、システムプログラムコンパクトディスクを再生可能とする。
同図において、コンパクトディスク自動判別起動システムは、本発明にかかる読み取り手段としてのディスクドライブ5、識別回路6、入力装置としてのキーボード7、情報出力装置としてのディスプレイ装置8、処理手段としての処理装置9、制御手段としての制御回路14から構成する。
上記したディスクドライブ5は、小型光ディスク(以下、コンパクトディスクと称する)に格納されている情報の読み出しを行うものである。識別回路6は、ディスクドライブ5にセットされているコンパクトディスクの属性を識別するものである。
. キーボード7は、任意の情報を入力するためのものである。ディスプレイ装置8は、任意の情報を画面表示するものである。処理装置9は、コンパクトディスクの属性に応じて、コンパクトディスクの格納情報を再生または実行するものである。
この処理装置9には、本発明にかかる第一の実行部としてのCDプレイヤ制御プログラム10及びCDプレイヤ11、第二の実行部としてのデータ検索プログラム12、第三の実行部としてのシステムプログラム実行プログラム13を備える。
制御回路14は、前記各部の動作を制御するものである。以下に、識別回路6によるコンパクトディスクの属性識別手順について説明する。
図3に、本実施例におけるコンパクトディスクのフレーム構成を示す。コンパクトディスクのデータ格納方式は、データをフレーム構造に展開し、これをインタリーブによりディスク上に拡散された形式で格納している。
このフレーム構成は、1フレーム288ビットからなり、上位から同期パターン、サブコード信号、データエリア、パリティビット、データエリア、パリティエリアを有する。
サブコード信号は、P〜Wの8ビットを有し、ディスクドライブは、読み出し時には、サブコード信号を98フレーム集めたものをサブコードブロックとして読み出す。この具体例を図4に示す。
同様に、データエリアについても、98フレーム集めたものを1つのブロックとして扱い、それを1セクタと称する。従って1セクタ当りのデータエリアは2352バイトである。ディスクドライブは、このセクタ単位に1ブロックを読み出す。
さらに、コンパクトディスクは、リードインエリア、ユーザデータエリア、リードアウトエリアに分割され、上記したサブコードブロックは、これら各エリアに存在する。本実施例では、リードインエリアのサブコードブロックに着目し、特にQチャネルを98フレーム集めたQチャネルデータ(以下、TOCと称す)に着目し、このTOCを参照して音楽用コンパクトディスクか否かを判別する。この具体的な説明は後述する。
また、辞書検索用データベースコンパクトディスクの場合、ユーザエリアに辞書検索データベース認識用のファイルが格納されます。識別回路6は、この辞書検索データベース認識用のファイルの有無により辞書検索データベースコンパクトディスクか否かを判別する。ここで、前記した辞書検索データベース認識用ファイルに対するアクセスは、当該ユーザデータエリアのアドレス情報、すなわちルートディレクトリの位置情報に基づいて行う様にした。また、辞書検索用データベースコンパクトディスクにおいて、上記したような辞書検索データベース認識用ファイルが存在しないものがあるので、この場合は、ルートディレクトリに従って固定位置の識別データをチェックするようにしてもよい。
さらに、システムプログラムコンパクトディスクの場合には、ユーザデータエリアの最上位アドレスにIPL(INITIAL PROGRAM LOADER)が格納されており、識別回路6は、前記した辞書検索データベース認識用ファイルが未格納の場合に、ユーザデータエリアの最上位アドレスにアクセスし、IPLの有無を判別する。
図5にQチャネルデータのフォーマットを示す。Q1〜Q98の98ビットからQチャネ
ルデータは、先頭の2ビットを同期パターン信号に割り当て、残りのQ2〜Q98の96ビ
ットをコントロールビットとして割り当てている。
コントロールビットは、上位からコントロールフラグ、アドレス、DATA−Q、CRCエリアに分割される。コントロールフラグには、コンパクトディスクの格納情報を識別するフラグが格納される。つまり、音楽情報か否かを示すフラグである。
アドレスには、DATA−Qにかかる制御情報が格納される。DATA−Qには、当該コンパクトディスクにかかる制御データ、例えば、音楽情報の場合には、インデックス情報、トラック時間、フレーム番号等が格納される。さらに、辞書検索用データベースの場合には、ここにデータトラック情報が格納される。
CRCは、エラー訂正用のコード情報が格納される。以下、本実施例における小型光ディスク自動判別起動システムの動作過程を説明する。
図6は、本実施例における小型光ディスク自動判別起動システムの動作過程を示すフローチャート図である。本実施例における小型光ディスク自動判別起動システムは、ユーザがディスクドライブ5に任意のコンパクトディスクをセットした場合、制御回路14はこれを認識し(ステップ601)、識別回路6を動作させる。
識別回路6は、当該コンパクトディスクのリードインエリアにアクセスし(ステップ602)、当該コンパクトディスクにデータトラックが格納されているか否かを判別する(ステップ603)。
ここで、データトラックが未格納の場合には、識別回路6は、当該コンパクトディスクの属性を音楽用コンパクトディスクと識別し、この旨を処理装置9へ通知する(ステップ604)。
当該コンパクトディスクの属性情報を受け取った処理装置9では、CDプレイヤ制御プログラム10を起動させ、このプログラムに基づいてCDプレイヤ11を動作させる(ステップ605)。
また、前述のステップ603において、当該コンパクトディスクにデータトラックが格納されている場合には、識別回路6は、ユーザデータエリアのアドレス情報格納領域にアクセスする(ステップ606)。そして、このアドレス情報に基づいてルートディレクトリを検索し(ステップ607)、辞書検索データベース認識用ファイルが登録されているか否かを判別する(ステップ608)。
ここで、辞書検索データベース認識用ファイルが登録されている場合には、当該コンパクトディスクの属性を辞書検索用データベースコンパクトディスクと識別し、この旨を処理装置9へ通知する(ステップ609)。
そして、処理装置9は、前記属性情報に基づいてデータ検索プログラム12を起動させる(ステップ610)。これにより、ユーザは、キーボード7から検索すべき単語を入力することにより、制御回路14は、処理装置9をコンパクトディスクのユーザデータエリアにアクセスさせる。そして、当該単語にかかる情報を検索し、ディスプレイ装置8から画面表示することができる。
一方、前述のステップ608において辞書検索データベース認識用ファイルが未登録の場合には、ユーザデータエリアにアクセスして(ステップ611)、IPLが格納されているか否かを判別する(ステップ612)。
ここで、IPLが登録されている場合には、当該コンパクトディスクの属性をシステムプログラムと識別し、この旨を処理装置9へ通知する(ステップ613)。
前記の属性情報を受け取った処理装置9は、システムプログラム実行プログラムを起動させる(ステップ614)。一方、上記のステップ612においてユーザデータエリアにIPLが未格納の場合には、予め当該システムに登録されているメッセージをディスプレイ装置8により画面表示するようにしてもよい。
以上、本実施例によれば、当該システムのユーザは、ディスクドライブ5に任意のコンパクトディスクをセットする作業のみ行えばよく、システムがコンパクトディスクの属性を自動的に判別し、かかるプログラムを自動的にたち上げることができる。
なお、本実施例においては、音楽情報用コンパクトディスク、辞書検索用データベースコンパクトディスク、システムプログラム用コンパクトディスクに限定したが、音楽情報と共に任意のデータを格納したコンパクトディスクについてもQチャネルデータのコントロールフラグにより識別可能である。
本発明の原理図 本実施例における小型光ディスク自動判別起動システムの全体構成ブロック図 本実施例におけるコンパクトディスクのフレーム構成図 サブコードブロックの構成を示す具体例 本実施例におけるQチャネル情報のフォーマット 本実施例における小型光ディスク自動判別起動システムの動作過程を示すフローチャート図
符号の説明
1・・読み出し手段
2・・識別手段3・・処理手段
3a・・第一の実行部
3b・・第二の実行部
3c・・第三の実行部
4・・制御手段
5・・ディスクドライブ
6・・識別回路
7・・キーボード
8・・ディスプレイ装置
9・・処理装置
10・・CDプレイヤ制御プログラム
11・・CDプレイヤ
12・・データ検索プログラム
13・・システムプログラム実行プログラム
14・・制御回路

Claims (3)

  1. 同一形状であり、情報格納フォーマットの異なる複数種の小型光ディスクを再生可能とするシステムにおいて、
    前記小型光ディスクに格納されている情報の読み出しを行う読み出し手段と、
    前記読み出し手段の読み出した情報のフォーマットに基づいて前記小型光ディスクの属性を識別する識別手段と、
    個々の小型光ディスクの属性に対応する実行部を有し、前記小型光ディスクの属性に対応する実行部により小型光ディスクの再生・実行を行う処理手段(3)と、
    前記各部の制御を行う制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記読み出し手段に任意の小型光ディスクがセットされた場合に、この読み出し手段を動作させて当該小型光ディスクの上位に格納されている情報を読み出し、
    前記識別手段は、前記読み出し手段により読み出される情報のフォーマットを解析して、当該小型光ディスクの属性を判別し、
    前記処理手段は、前記識別手段により識別される属性に対応する実行部を起動させて当該小型光ディスクに格納されている情報の再生・実行を行うことを特徴とする小型光ディスク自動判別起動方式。
  2. 前記処理手段は、ディジタル信号形式の音楽情報をアナログ信号形式の音情報に変換・出力する第一の実行部と、
    任意のデータにかかる情報を検索・出力する第二の実行部と、
    システムプログラムを実行する第三の実行部とを有し、
    前記処理手段は、前記識別手段により小型光ディスクに格納されている情報の属性を音楽情報として認識した場合に、前記第一の実行部を起動させてアナログ信号形式のデータに変換・出力することで当該音楽情報の再生・出力を行い、
    前記格納情報の属性をデータベースと認識した場合に、前記第二の実行部を起動させて、任意のデータにかかる情報を前記小型光ディスクから検索・出力し、
    前記格納情報の属性をシステムプログラムと識別した場合には、前記第三の実行部を起動させて、当該システムプログラムを実行することを特徴とする請求項1記載の小型光ディスク自動判別起動方式。
  3. 前記識別手段は、前記読み出し手段を介して小型光ディスクにアクセスし、最上位アドレスに格納されているリードインエリアを読み込み、このエリアに、音楽情報以外のデータ格納状態を示すデータ格納情報が登録されているか否かを判別し、
    データ格納情報が未登録の場合には、当該小型光ディスクの属性を音楽情報と識別し、
    データ格納情報が登録されている場合には、前記リードインエリアの下位アドレスに格納されているユーザデータエリアにアクセスし、データベース識別情報が記録されているか、または自動起動プログラムが記録されているか否かを判別し、
    データベース識別情報が記録されている場合には、当該小型光ディスクの属性をデータベースとして識別し、
    自動起動プログラムが記録されている場合には、当該小型光ディスクの属性をシステムプログラムとして識別することを特徴とする請求項1記載の小型光ディスク自動判別起動方式。
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