JP4028246B2 - 情報記録編集装置及び情報記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、メモリカード等、主にAVシステム、AV編集システムやコンピュータシステムの中で利用されるビデオデータやオーディオデータを含むデータを記録再生可能な情報記録編集装置及び情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ関連技術や情報技術の進展に伴い、様々な情報が電子化されており、映像や音声の情報も電子化されて電子情報として流通している。このような文章、映像或いは音声などを構成する電子情報や作品の内容自体は一般にコンテンツと呼ばれている。そのコンテンツを記録し得る媒体(情報記録媒体)には、光ディスク(CD,DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク(HD,FD,LS120,ZIP)、磁気テープ、メモリカード(RAM,ROM)等があるが、広く利用されているものとしては、CD−DA,DVD−Video,Video−CDなどがある。
【0003】
こうしたコンテンツの情報記録媒体には、映像情報(ビデオデータ、映像データともいう)や音声情報(オーディオデータ、音声データともいう)というコンテンツを構成する電子情報(以下「コンテンツ情報」という)の他にも、電子情報を再生する際の便宜から各標準規格に沿った形で内部的に利用するためのデータが記録されている。このようなコンテンツを構成するデータそのものではなく、それを利用するためのデータをインデックスという。このインデックスは、電子情報を再生する装置(再生装置)によって解釈され、ユーザが再生を部分的にスキップしたり、任意の箇所に記録されているコンテンツを選択して再生させたり、コンテンツの再生順序を入れ替えたりするときに利用される。なお、映像インデックス情報を記録する従来技術に関して、例えば、特開平11−288424号公報が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の情報記録媒体は、インデックスが記録されていることによって再生に便利な構成となっているが、コンテンツを記録する時にはインデックスをそれなりの手間をかけて作成した上で、付加しなければならない(オーサリング)。ところが、それなりの手間をかけているとはいっても、多くの場合、インデックスを作成するときは、ごく一般的に行われる比較的単純な再生しか考慮されてなく、記録されているインデックスも、コンテンツの内容が反映されていないし、その細部にまで踏み込んだ再生や編集には対応していないことが多かった。
【0005】
こうした問題点に対し、インデックスを利用しやすいように拡張して記録し、情報記録媒体の応用範囲を拡大できるようにすることも考えられる。しかし、そうすると、情報記録媒体は、汎用性が低下して既に市場に流通している再生装置との互換性が確保しにくくなったり、多くの再生装置で新たな情報記録媒体の再生ができなくて停止やハングアップを引き起こしたりするという欠点が浮上してくる。例えば、DVD−Video Recording Formatでは、インデックス機構を拡張しただけではなく、ファイルの配置に関するファイルシステムも拡張しており、互換性の確保を犠牲にしたアプローチを取っている。
この発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、情報記録編集装置及び情報記録媒体において、一枚の情報記録媒体の多目的利用を可能として情報記録媒体の汎用性を高めるとともに、安定確実な再生がなされるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成するため、情報記録媒体に記録されているコンテンツ情報を読み取る手段と、標準規格に沿った形で内部的に利用するためのインデックスであって上記コンテンツ情報の選択箇所の再生、選択箇所をスキップした再生、順序を入れ替えた再生等の一般的な再生に用いられる第1のインデックスとは別に、再生開始時刻からの経過時間及び再生フレーム数を表すデータを含み、そのコンテンツ情報の検索、編集等の具体的用途を考慮した1又は2以上の第2のインデックスを作成するインデックス作成手段と、その手段により作成された上記第2のインデックスを上記情報記録媒体に記録させる手段とを設けた情報記録編集装置を特徴とする。
この情報記録編集装置は上記インデックス作成手段が、上記コンテンツ情報に関連して第2のインデックスを自動的に作成するように構成されているとよい。
また、いずれの情報記録編集装置でも、上記インデックス作成手段が上記第2のインデックスの少なくとも1つを上記第1のインデックスを参照して作成するように構成されているとよい。
【0007】
さらに、上記インデックス作成手段が、テキストエディタで編集可能なように上記第2のインデックスを記述するように構成されているのが好ましい。
さらにまた、いずれの情報記録編集装置でも、第2のインデックスのいずれか1つを選択する手段と、その手段により選択された上記第2のインデックスを編集する編集手段と、その編集手段により編集された上記第2のインデックスに対応して、上記記録されているコンテンツ情報を再生するように制御する手段とを設けたものが好ましい。
そしてこの発明は、コンテンツ情報とともに、標準規格に沿った形で内部的に利用するためのインデックスであってそのコンテンツ情報の選択箇所の再生、選択箇所をスキップした再生、順序を入れ替えた再生等の一般的な再生に用いられる第1のインデックスが記録され、かつ、再生開始時刻からの経過時間及び再生フレーム数を表すデータを含み、上記記録されているコンテンツ情報を再生又は編集するための特定用途に用いられる1又は2以上の第2のインデックスが記録されている情報記録媒体を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、情報記録媒体としてスパイラル状(螺旋状)のトラックを有する光ディスクを例にとり、情報記録編集装置は光ディスクドライブを例にとって説明する。
図1は、この発明による情報記録編集装置の実施の形態である光ディスク記録編集装置1の内部構成を示すブロック図である。この光ディスク記録編集装置1は、光ディスクドライブ2と、ホストコンピュータ3とを有して構成され、光ディスクドライブ2とホストコンピュータ3とが外部インターフェイス4を介して接続されている。
光ディスクドライブ2は、駆動モータ10と、粗動モータ11と、光ピックアップ12と、制御手段13とを有して構成されている。駆動モータ10は光ディスク20を回転させるモータであり、内蔵するモータドライバにより駆動される。粗動モータ11は光ピックアップ12を光ディスク20の半径方向に移動させるモータである。光ピックアップ12は従来公知の半導体レーザ光源から射出させたレーザ光を光ディスク20に照射して記録されている情報を読み取り、その反射光を信号処理部19に入力する。
【0009】
制御手段13は回転制御部14と、粗動モータ制御部15と、ピックアップ制御部16とを有するとともに、コントローラ17と、キャッシュメモリ18及び信号処理部19を有している。回転制御部14は駆動モータ10に内蔵されるドライバを制御して線速度又は角速度が一定になるように光ディスク20の回転を制御する。粗動モータ制御部15はレーザ光のスポットが光ディスク20の目標とする箇所に位置するように粗動モータ11の回転を制御し、ピックアップ制御部16は光ピックアップ12の動作を制御する。コントローラ17は、CPU,RAM,レジスタ,プログラムを記録したROM,各種の設定に必要な情報を保持する不揮発性RAMなどを内蔵し、制御手段13全体の動作を制御するとともに、光ディスク20に対するデータの記録の開始、中断、再開等に必要な動作や光ディスク20のセットや取り出し等に必要な動作を制御する。キャッシュメモリ18は光ディスク20に記録し、又は読み出してホストコンピュータ3とで通信されるデータを記憶する手段である。信号処理部19は光学系、受光素子等を内蔵していて、光ピックアップ12から出力される反射光を入力して光ディスク20に記録されているデータの再生信号を出力し、ホストコンピュータ3から送信される光ディスク20に記録するデータの書込み信号を光ピックアップ12に出力する。
【0010】
ホストコンピュータ3は、CPU21と、RTCタイマ22と、ROM23と、RAM24とを有し、ATAPIインターフェイス25と、エンコーダ26と、A/D変換部27と、D/A変換部28とを有している。CPU21は、ROM23に記憶されているプログラムにしたがってホストコンピュータ3の全体の動作を制御する。RTCタイマ22は、実時刻を計測するReal Time Clock(リアルタイムクロック)と、時間を計測するタイマとからなり、インデックス生成のトリガーを生成する手段である。ROM23はCPU21の処理するプログラムや恒久的なデータを記憶し、RAM24はCPU21の処理する一時的なデータ等を記憶する。ATAPIインターフェイス25は、AT Attachment Packet Interfaceの規格にしたがって光ディスクドライブ2とのデータ通信を行う。エンコーダ26は動画を再生する映像データ等を圧縮する。A/D変換部27は、外部から入力する映像信号をアナログからデジタル信号への変換(AD変換)を行い、D/A変換部28はデジタル信号からアナログ信号への変換(D/A変換)に行う。このA/D変換部27の処理は後述するアンテナやネットワークからの入力に対応して行われ、D/A変換部28は後述する表示装置への出力に対応して行われる。
【0011】
以上の光ディスクドライブ2と、ホストコンピュータ3とは外部インターフェイス4を介してデータ通信を行うが、そのデータ通信は、ホストコンピュータ3からコマンドを発行し、そのコマンドを光ディスクドライブ2が受けることによって行われる。
以上のように構成された光ディスク記録編集装置1を利用して光ディスク20に対して映像データ等のコンテンツ情報の読み書きを行う情報記録編集システムは、図2に示すような第1の情報記録編集システム30と、第2の情報記録編集システム40とが考えられる。その図2は光ディスク記録編集装置1を利用した第1の情報記録編集システム30と、第2の情報記録編集システム40のシステム構成図を示したものである。第1の情報記録編集システム30は、ユーザビリティ(使い勝手)がよく簡単に利用できるようにしたもので、光ディスク記録編集装置1と、リモコン(リモートコントローラ)31とを有し、必要に応じて図に示すように表示装置32を有するようにするとよい。この第1の情報記録編集システム30では、光ディスク記録編集装置1がアンテナ,CATV(cable television),ネットワークなどのメディア33からビデオデータやオーディオデータを受信して入力し、所定の光ディスク20に記録するようになっている。リモコン31は遠隔から光ディスク記録編集装置1に情報を入力して作動させる入力装置であり、表示装置32は入力されるデータの内容等を表示する液晶ディスプレイ等の表示装置である。
【0012】
第2の情報記録編集システム40は記録されているコンテンツ情報の内容を考慮したコンテンツ情報の詳細な編集及び検索操作が可能となるようにしたもので、光ディスク記録編集装置1と、キーボード・マウス41とを有し、必要に応じて図に示すように表示装置42を有するとよい。第2の情報記録編集システム40の場合、光ディスク記録編集装置1は図示しないパーソナルコンピュータ(PC)に内蔵され、そのパーソナルコンピュータを通じてコンテンツ情報を入力し、光ディスク20に記録する。キーボード・マウス41は、そのパーソナルコンピュータに操作情報や指示情報を入力し、後述するインデックスの選択手段、編集手段として作動する。また、表示装置42は表示装置32と同様に液晶ディスプレイなどからなり、入力されるデータの内容等を表示する。
【0013】
次に、光ディスク記録編集装置1の動作内容について具体的に説明する。光ディスク記録編集装置1は、例えば、上述した第1の情報記録編集システム30又は第2の情報記録編集システム40のような情報記録編集システムにおいて利用されるが、いずれにおいても、光ディスクドライブ2のコントローラ17又はホストコンピュータ3のCPU21がインデックス作成手段として作動し、後述する第1のインデックスと第2のインデックスを作成する。そして、光ディスクドライブ2がホストコンピュータ3で作成されたコンテンツ情報と第1のインデックスとを書込む書込み命令を処理して光ディスク20に記録させ、これとは別に第2のインデックスを書込む書込み命令を処理して、例えばコンテンツ情報の記録動作中又は記録動作終了後の適当なタイミングにおいて記録させる。これにより、光ディスク20に対し、コンテンツ情報とともに、第1のインデックスと第2のインデックスとが記録されることになり、目的に応じた複数のインデックスを記録することができるようになるので、一枚の光ディスク20の多目的利用が可能となる。
【0014】
この場合、第1のインデックスは、標準規格に沿った形で内部的に利用するためのインデックスであって、既存の情報記録再生装置による比較的単純な一般的な再生(選択箇所の再生、選択箇所をスキップした再生、順序を入れ替えた再生など)に用いられ、かつ必要に応じて既存の情報記録再生装置との互換性を確保し得る内容のデータで作成する。すなわち、この第1のインデックスは、主として光ディスクに記録されている映像を再生するために用いられる再生用インデックスであって、例えば、光ディスク全体での各映像フレームの順番(チャプター)などの情報が用いられる。
【0015】
これに対し、第2のインデックスは記録されているコンテンツ情報の検索、編集等の具体的用途を考慮して作成し、例えば再生開始時刻(例えばグリニッジ標準時)からの経過時間や再生フレーム数を表すデータ(例えばテキストデータ)で作成する。すると、光ディスク20は、第1のインデックスを利用した従来から行われている一般的な比較的単純な再生はもとより、第2のインデックスを利用して、例えば再生開始時刻(例えばグリニッジ標準時)からの経過時間や再生フレーム数を検索キーに用いた検索、編集等の個別具体的な用途を実現することができる。
続いて、光ディスクドライブ2のコントローラ17又はホストコンピュータ3のCPU21がインデックス作成手段として作動する場合の処理手順について図3のフローチャートを参照して説明する。以下の説明では、記録すべきコンテンツ情報として映像データを例にとり、上述した第1の報記録編集システム30のシステム構成を想定して説明する。なお、図3及び後述する図4においてはステップをSと略記している。
【0016】
光ディスク記録編集装置1は、リモコン31から入力する情報により記録開始が指示されるとステップ1に進み、光ディスク20に記録すべき映像データをエンコーダ26に送り込み、必要に応じて圧縮処理や変換を行う。このステップ1を実行後ステップ2に進み、コントローラ17(又はCPU21)がインデックス作成手段として作動し、記録すべき映像データのフレーム数をカウントする。このカウントされたフレーム数は後のステップ5でインデックスを自動的に記録する場合のキーになる。また、映像データが表す場面の転換(場面転換)などの検出も容易に行えるから、この場面転換をフレーム数の代わりに又はフレーム数とともに検出して、第2のインデックスを自動的に記録する場合のキーにしてもよい。次に、ステップ3に進み、エンコーダ26から出力される映像データに第1のインデックスを付加する。次に、ステップ4に進み、リモコン31から第2のインデックス作成の指示入力が有るか否かを判断し、その指示入力があればステップ5に進み、無ければステップ6に進む。ステップ5に進むと、コントローラ17(又はCPU21)がインデックス作成手段として作動し、ステップ2で作成している情報(映像データのフレーム数や、場面転換)から1又は2種類以上の第2のインデックスを自動的に作成する。その後ステップ6に進み、必要に応じてファイルシステムデータを作成する。
【0017】
さらに、続くステップ7では、以上の各ステップで作成されたデータ(圧縮、変換等された映像データと第1のインデックス、第2のインデックス、ファイルシステムデータ)が光ディスクドライブ2に送り込まれ、キャッシュメモリ18を介して信号処理部19に入力され、書込むべき規定の場所が指定されて光ディスク20に記録される。こうして、第1のインデックスとともに映像データが記録されることになる。また、ファイルシステムデータが更新又は追加されることになるため、光ディスク記録編集装置1以外のコンピュータシステムにおいて、光ディスク20を認識して、コンテンツ情報を読み書きすることが可能になる。第2のインデックスもこれらのデータとは別に記録されている。なお、この第2のインデックスを記録する場所は、光ディスク記録編集装置1の物理的な特性にも依存するが、できる限り第2のインデックス専用に確保された場所であるのが好ましい。
【0018】
次いでステップ8に進み、リモコン31からの終了指示があるか否かを判断して終了指示があればステップ9に進み、無ければステップ1に戻る。ステップ9に進むと、ステップ8までの一連の動作全体に対するインデックス(例えば、記録されている映像のタイトル等)を第2のインデックスとして作成し、後続のステップ10ではファイルシステムデータを作成する。そして、ステップ11に進むと、ステップ9で作成した第2のインデックスと、ステップ10で作成したファイルシステムデータとが光ディスクドライブ2に送り込まれて光ディスク20に記録され、これをもって一連の処理が終了する。
以上のように、光ディスク記録編集装置1では、記録されているコンテンツ情報である映像データに関連しそのフレーム数や場面転換を用いて第2のインデックスを自動的に作成しているから(ステップ2,5)、第2のインデックスを作成するのに要する余計な手間が掛からない。したがって、光ディスク記録編集装置1は、ユーザビリティの高いものとなっている。
【0019】
続いて、光ディスク記録編集装置1により、第1のインデックスを参照して1又は2以上の第2のインデックスを作成する手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、以下の説明では図3と共通するステップについては説明を省略乃至簡略化する。
処理がスタートすると、図3のフローチャートと同様にしてステップ1からステップ8を実行後ステップ12に進むと、コントローラ17又はホストコンピュータ3のCPU21がインデックス作成手段として作動し、それまでに光ディスク20に記録した第1のインデックスを参照して新たなインデックスを第2のインデックスとして作成する。これは、主に再生用として記録している第1のインデックスを第2のインデックスと共通の基盤で扱えるような新たなインデックスに変換し、その新たなインデックスを第2のインデックスとする処理である。このステップ12を実行後ステップ9に進み、ステップ9以降ステップ11までを図3のフローチャートと同様に実行して、ステップ12で作成した新たなインデックスである第2のインデックスと、ファイルシステムデータとが光ディスク20に記録される。
【0020】
このようにして、第1のインデックスを第2のインデックスと共通の基盤で扱えるような新たなインデックスに変換し、それを第2のインデックスとして作成することにより、第1のインデックスにより得られる情報も第2のインデックスを利用し得る環境と同じ環境内に取り込み、それ以降のプロセスで失われることなく扱えるようになる。また、第2のインデックスを、第1のインデックスを変換して作成できるということから、光ディスク20に第1のインデックスさえ記録されていれば、その後の処理において第2のインデックスを作成することができるようになる。したがって、光ディスク20が既存のあるいは非対応の情報記録編集装置で作成されていても、第1のインデックスを参照して第2のインデックスを作成することにより、複数のインデックスを利用できるようになる。また、第1のインデックスをやや乏しい動作環境下で暫定的に記録しておき、その後の工程で第2のインデックスを記録することもでき、情報記録編集装置の設計の自由度を向上させることができる。
【0021】
ところで、上述した第2のインデックスは、可読(肉眼で判読可能)なテキストデータで記述することができる。例えば、図5に示す第2のインデックス60のようにして記述することができる。この第2のインデックス60は、ボリューム名から作成したインデックス60a(<VOLUME>NEW CINEMA)と、ボリュームNOから作成したインデックス60b(VOLUME01</VOLUME>)と、タイトルから作成したインデックス60c(<TITLE>NEW CINEMA)と、タイトルのバージョンから作成したインデックス60d(</TITLE><VER>1.0</VER>)とを有し、そのほかに、再生開始ポジションを示すインデックス60eと、各映像の場面ごとの番号(C1〜C6)と開始時間とからなる複数(6件)のインデックス60fとを有している。
この第2のインデックス60は、肉眼で判読可能なテキストデータで記述されているので内容が理解しやすい。このため、第2のインデックス60を記録している光ディスク20は、その種類の判別やインデックスの種類の判別を素早く容易に行うことができる。
【0022】
従来のインデックスの記録方式は、多くの場合、バイナリデータのまま各種の情報を記録する方式であったが、情報記録媒体の記録容量が増えて余裕があるようになってきたことから、様々な内容のインデックスの生成及び記憶が実現する可能性が広がることになる。また、特に標準的なメタ言語MPEG(Motion Picture Experts Group)や、XML(Extensible Markup Language)などで記述したインデックスを記録することにより、その情報記録媒体のコンピュータシステムやネットワークシステム中の再利用を促進することができる。しかも、インデックスをテキストラインエディタ等で編集することも可能になるから、第1の情報記録編集システム30のように、高価で複雑な専用システムに依存せずに簡単に利用できる情報記録編集システムでも、インデックスを編集し得る可能性が高まることになる。
【0023】
第1の情報記録編集システム30及び第2の情報記録編集システム40では、以上のようにして光ディスク20に対し第1のインデックスと、第2のインデックスとを記録させた後、それぞれのインデックスの選択手段であり、編集手段であるリモコン31,キーボード・マウス41を操作して、作成された第2のインデックスの中からいずれか1つを選択して編集することができる。例えば、第2のインデックス60は、インデックス60fを構成する各明細の順序を図6に示すように入れ替えるなどして編集することができる(“C5”及び“C6”の明細を選択して“C1”と“C2”の明細の間に移動させるとともに、再生開始ポジションを示すインデックス60eを“C3”と“C4”の明細の間に挿入し、さらに“C4”の明細の後に“C3”の明細を追加する)。
【0024】
また、コントローラ17を作動させて編集後の第2のインデックスを読み込ませると、コントローラ17が再生開始ポジションを発見して表示装置32に再生開始候補を表示させる。図6では、再生開始ポジションが2箇所に設けられているので、ユーザは、2つの中から再生開始ポジションを選択することができる。その選択後、コントローラ17が制御して記録されている映像を編集後の第2のインデックス60にしたがい自動的に再生させる。すると、編集前は図7に示すように、C1〜C6までが順に再生されるところ、編集後は図8に示すように、順序が変わるなどして映像が再生される。
このように、選択及び編集して生成された第2のインデックスに応じて映像が再生されるようになると、例えば、任意の要求に合致した場面のみを再生したり、再生時間が限定されたダイジェスト版のように、映像をユーザの好みに応じて再生することが可能になる。また、このような第2のインデックスを光ディスク20に記録しておくことができるから、光ディスク20を他の場所に持っていっても選択及び編集された第2のインデックスに沿って映像を再生することが可能になる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明による情報記録編集装置及び情報記録媒体によれば、情報記録媒体に対して、コンテンツ情報とともに、第1のインデックスと第2のインデックスとが記録され、複数のインデックスを記録できるようになるので、情報記録媒体の汎用性が高まり多目的利用が可能となる。また、他の再生装置との互換性も得られ、安定確実な再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報記録編集装置の実施の形態である光ディスク記録編集装置の内部構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した光ディスク記録編集装置を利用した第1の情報記録編集システムと、第2の情報記録編集システムのシステム構成図である。
【図3】コントローラ又はCPUがインデックス作成手段として作動する場合の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】コントローラ又はCPUがインデックス作成手段として作動する場合の別の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】テキストデータで記述された第2のインデックスの一例を示す図である。
【図6】図5のテキストデータを編集した後の第2のインデックスの一例を示す図である。
【図7】図5に示す第2のインデックスによる順序にしたがい再生される映像の各場面を示す図である。
【図8】図6に示す第2のインデックスによる順序にしたがい再生される映像の各場面を示す図である。
【符号の説明】
1:光ディスク記録編集装置 2:光ディスクドライブ
3:ホストコンピュータ 4:外部インターフェイス
10:駆動モータ 11:粗動モータ
12:光ピックアップ 13:制御手段
14:回転制御部 15:粗動モータ制御部
16:ピックアップ制御部 17:コントローラ
18:キャッシュメモリ 19:信号処理部
20:光ディスク 21:CPU
22:RTCタイマ 23:ROM
24:RAM 31:リモコン
25:ATAPIインターフェイス
26:エンコーダ 27:A/D変換部
28:D/A変換部 33:メディア
30:第1の情報記録編集システム
40:第2の情報記録編集システム
41:キーボード・マウス 42:表示装置
60:第2のインデックス

Claims (6)

  1. 情報記録媒体に記録されているコンテンツ情報を読み取る手段と、
    標準規格に沿った形で内部的に利用するためのインデックスであって前記コンテンツ情報の選択箇所の再生、選択箇所をスキップした再生、順序を入れ替えた再生等の一般的な再生に用いられる第1のインデックスとは別に、再生開始時刻からの経過時間及び再生フレーム数を表すデータを含み、コンテンツ情報の検索、編集等の具体的用途を考慮した1又は2以上の第2のインデックスを作成するインデックス作成手段と、
    該手段により作成された前記第2のインデックスを前記情報記録媒体に記録させる手段とを設けたことを特徴とする情報記録編集装置。
  2. 前記インデックス作成手段が、前記コンテンツ情報に関連して第2のインデックスを自動的に作成するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の情報記録編集装置。
  3. 前記インデックス作成手段が、前記第2のインデックスの少なくとも1つを前記第1のインデックスを参照して作成するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録編集装置。
  4. 前記インデックス作成手段が、テキストエディタで編集可能なように前記第2のインデックスを記述することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の情報記録編集装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項記載の情報記録編集装置において、
    前記第2のインデックスのいずれか1つを選択する手段と、
    該手段により選択された前記第2のインデックスを編集する編集手段と、
    該編集手段により編集された前記第2のインデックスに対応して、前記記録されているコンテンツ情報を再生するように制御する手段とを設けたことを特徴とする情報記録編集装置。
  6. コンテンツ情報とともに、標準規格に沿った形で内部的に利用するためのインデックスであって該コンテンツ情報の選択箇所の再生、選択箇所をスキップした再生、順序を入れ替えた再生等の一般的な再生に用いられる第1のインデックスが記録され、かつ、再生開始時刻からの経過時間及び再生フレーム数を表すデータを含み、前記記録されているコンテンツ情報を再生又は編集するための特定用途に用いられる1又は2以上の第2のインデックスが記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
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