JP2006099835A - 半導体メモリ - Google Patents

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Abstract

【課題】参照セルに対するデータ値の設定を自動的に行うシーケンスを提案する。
【解決手段】本発明の例に関わる半導体メモリは、メモリセルMTJ(M1)と、レファレンス電位の生成に使用される一対のレファレンスセルMTJ(D1),MTJ(D2)と、メモリセルMTJ(M1)から得られる読み出し電位とレファレンス電位とを比較してメモリセルMTJ(M1)のデータを判定する第1読み出し回路16と、一対のレファレンスセルMTJ(D1),MTJ(D2)の状態を検出し、一対のレファレンスセルMTJ(D1),MTJ(D2)の状態を示す検出信号Dout(ref)を出力する第2読み出し回路17と、検出信号Dout(ref)に基づいて、一対のレファレンスセルMTJ(D1),MTJ(D2)に対する書き込みを制御する制御回路とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体メモリに関し、特に、トグル書き込み方式を採用したトンネル磁気抵抗(Tunneling Magneto Resistive) 効果を利用する磁気ランダムアクセスメモリ(Magnetic Random Access Memory) に使用される。
磁気ランダムアクセスメモリを実用化するためには、MTJ(Magnetic Tunnel Junction)素子間でのTMR効果のばらつきを抑え、書き込み時におけるディスターブを皆無にすることが必要である。
これを実現する一つの技術として、トグル書き込み方式が注目されている(例えば、特許文献1参照)。この書き込み方式では、弱く交換結合(exchange coupling)させた2つの強磁性層によりフリー層が構成されるMTJ素子を用い、かつ、MTJ素子の磁化容易軸方向を互いに直交する2本の書き込み線が延びる方向とは異なる方向に設定する。
書き込みは、データ値によらず、常に、2本の書き込み線に一定方向の書き込み電流を流すことにより行う。
トグル書き込み方式では、書き込み対象となるMTJ素子に対して、書き込みを1回行う度に、データ値がその都度、変化する。
従って、この方式では、書き込みを行う前に、予め、書き込み対象となるMTJ素子のデータを読み出し、そのMTJ素子の状態を把握しておくことが必要となる。
つまり、書き込みデータが書き込み対象となるMTJ素子のデータと同じである場合には、書き込みを行う必要はなく、異なる場合にのみ、書き込みを1回だけ行う。
読み出しでは、通常、読み出し対象となるMTJ素子により得られる読み出し電位をレファレンス電位と比較し、データ値を判定する。
このレファレンス電位は、“1”データを記憶するレファレンスセル(MTJ素子)と“0”データを記憶するレファレンスセル(MTJ素子)とから生成される。
例えば、これら2つのレファレンスセルを並列接続し、“1”データを記憶するセルにより得られる読み出し電位と“0”データを記憶するセルにより得られる読み出し電位の中間の電位をレファレンス電位とする。
しかし、トグル書き込み方式を採用した磁気ランダムアクセスメモリにおいて、“1”データを記憶するレファレンスセルと“0”データを記憶するレファレンスセルとからレファレンス電位を生成する場合、これらレファレンスセルに対するデータ値の設定方法を検討する必要がある。
なぜなら、トグル書き込み方式を採用した磁気ランダムアクセスメモリのMTJ素子の状態は、書き込み前のMTJ素子の状態に依存し、書き込みだけではMTJ素子の状態を決定することができず、一方、例えば、出荷前のダイソートテスト時においては、レファレンスセルの状態は、セルごとに、まちまちになっているからである。
従って、レファレンスセルに対するデータ値の設定では、例えば、確実に、レファレンスセルビット線対の一方に接続される全てのレファレンスセルを“1”状態とし、他方に接続される全てのレファレンスセルを“0”状態にしなければならない。
ところが、この設定を行うために、多大な時間と手間を費やすようでは、製造コストの増大の原因ともなり、不都合である。
そこで、このような、予め読み出しを行わない限り、書き込みを行ってメモリセル(例えば、MTJ素子)の状態を決定することができないような半導体メモリに関しては、レファレンスセルに対するデータ値の設定を自動的に行うシーケンスが存在すれば、製造コストの低減に非常に有効となる。
USP6,545,906
本発明の例では、読み出し時にレファレンス電位を生成するためのレファレンスセルに対するデータ値の設定を自動的に行うシーケンスを提案する。
本発明の例に関わる半導体メモリは、メモリセルと、レファレンス電位の生成に使用される一対のレファレンスセルと、前記メモリセルから得られる読み出し電位と前記レファレンス電位とを比較して前記メモリセルのデータを判定する第1読み出し回路と、前記一対のレファレンスセルの状態を検出し、前記一対のレファレンスセルの状態を示す検出信号を出力する第2読み出し回路と、前記検出信号に基づいて、前記一対のレファレンスセルに対する書き込みを制御する制御回路とを備える。
本発明の例によれば、読み出し時にレファレンス電位を生成するためのレファレンスセルに対するデータ値の設定を自動的に行うシーケンスの提案により、この設定がダイソートテスト工程に与える負担を少なくし、製造コストの低減を実現できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の例を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
1. 概要
本発明の例は、読み出し時にレファレンス電位を生成するためのレファレンスセルに対するデータ値の設定を自動的に行うシーケンスに関するものであり、主として、レファレンス電位を用いてメモリセルのデータ値を判定する半導体メモリに使用される。
以下の実施の形態では、そのような半導体メモリのうち、予め読み出しを行わない限り、書き込みを行ってメモリセルの状態を決定することができない、という特殊な事情を持つ磁気ランダムアクセスメモリを例に説明することにする。
2. 実施の形態
最良と思われる3つの実施の形態について説明する。
(1) 第1実施の形態
[1] 全体図
図1は、本発明の第1実施の形態に関わる磁気ランダムアクセスメモリの主要部を示している。
メモリセルアレイは、1トランジスタ−1MTJタイプセルアレイ構造を有している。即ち、1つのメモリセルは、1つの読み出し選択スイッチ(トランジスタ)RSWと1つのMTJ素子MTJとから構成される。
メモリセルアレイ上には、X方向に延びる書き込みワード線WWLi,・・・及び読み出しワード線RWLi,・・・、さらに、Y方向に延びる書き込み/読み出しビット線WBLj/RBLj,・・・及びレファレンスビット線DBL,bDBLが配置される。
書き込みワード線WWLi,・・・と書き込み/読み出しビット線WBLj/RBLj,・・・の交差部には、メモリセルのMTJ素子MTJ(M1)が配置される。また、書き込みワード線WWLi,・・・とレファレンスビット線DBL,bDBLの交差部には、レファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)が配置される。
読み出しワード線RWLi,・・・は、読み出し選択スイッチRSWに接続される。
書き込みワード線WWLi,・・・及び読み出しワード線RWLi,・・・の一端は、書き込み/読み出しワード線ドライバ及びデコーダ11に接続され、それらの他端は、書き込みワード線シンカー12に接続される。
書き込み/読み出しビット線WBLj/RBLj,・・・及びレファレンスビット線DBL,bDBLの一端は、書き込みビット線ドライバ、デコーダ及びセレクタ13に接続され、それらの他端は、書き込みビット線シンカー、デコーダ及びセレクタ14に接続される。
読み出しバイアス電流生成回路15は、読み出し時に、選択された1本の読み出しワード線に接続されるメモリセル及びレファレンスセルのMTJ素子MTJ(M1),MTJ(D1),MTJ(D2)にバイアス電流を供給する。
読み出し回路16は、センスアンプを含み、読み出し時に、レファレンスセルから生成されるレファレンス電位と選択されたメモリセルから生成される読み出し電位に基づいて、その選択されたメモリセルのデータ値を判定する。
ここで、本実施の形態では、チップ内に、通常の読み出し回路16とは別に、レファレンスセルに対するデータ値の設定のために使用するレファレンスセル読み出し回路17を新規に設けている。
レファレンスセル読み出し回路17は、レファレンスセルの状態が所定状態になったときに、出力信号Dout(ref)を“H”にする機能を有する。
例えば、レファレンスビット線bDBLに接続されるMTJ素子MTJ(D1)が“0”状態(高い抵抗値のアンチパラレル状態)になり、レファレンスビット線DBLに接続されるMTJ素子MTJ(D2)が“1”状態(低い抵抗値のパラレル状態)になったとき、レファレンスセル読み出し回路17は、出力信号Dout(ref)を“H”にし、それ以外では、出力信号Dout(ref)を“L”にする。
制御回路18は、例えば、レファレンスビット線bDBLに接続されるMTJ素子MTJ(D1)の全てが“0”状態になり、レファレンスビット線DBLに接続されるMTJ素子MTJ(D2)の全てが“1”状態になるまで、後述するシーケンスに従い、レファレンスセルに対するデータ値の設定が確実に行われるように、内部回路11〜17を用いた書き込み/読み出し動作を制御する。
[2] 読み出し回路
図2は、図1における読み出し回路16,17の回路例を示している。
データ値の設定前において、レファレンスセルREFのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の状態、即ち、アンチパラレル状態か、若しくは、パラレル状態かは、不明となっている。
レファレンスセル読み出し回路17は、このような初期抵抗値の分からないレファレンスセルREFの状態を把握するために使用される。本例では、レファレンスセル読み出し回路17は、レファレンスセルのデータを判断するのではなく、レファレンスセルのデータ値が所定状態になったか否かを検出する検出回路としての機能を有する。
本例では、レファレンスセル読み出し回路17は、レファレンスビット線bDBLに接続されるMTJ素子MTJ(D1)が“0”状態、レファレンスビット線DBLに接続されるMTJ素子MTJ(D2)が“1”状態のときのみ、出力信号Dout(ref)を“H”にする。
つまり、このレファレンスセル読み出し回路17は、レファレンスビット線bDBLに接続されるMTJ素子MTJ(D1)の全てを“0”状態にし、レファレンスビット線DBLに接続されるMTJ素子MTJ(D2)の全てを“1”状態に設定するシーケンスを実施するときに使用される。
レファレンスビット線bDBLは、スイッチSW1を経由してキャパシタCに接続され、かつ、スイッチSW1,SW3を経由してキャパシタC’に接続される。
電流源としてのPチャネルMOSトランジスタP1のソースは、電源端子Vddに接続され、ドレインは、スイッチSW2を経由してレファレンスビット線bDBLに接続される。トランジスタP1のゲートには、バイアス電位Vbias1が入力される。
レファレンスビット線DBLは、スイッチSW1を経由してキャパシタCに接続される。電流源としてのPチャネルMOSトランジスタP2のソースは、電源端子Vddに接続され、ドレインは、スイッチSW2を経由してレファレンスビット線DBLに接続される。トランジスタP2のゲートには、バイアス電位Vbias2が入力される。
センスアンプS/A(ref)のプラス側入力端子は、スイッチSW4を経由してレファレンスビット線bDBLに接続され、センスアンプS/A(ref)のマイナス側入力端子は、スイッチSW4を経由してレファレンスビット線DBLに接続される。レファレンスビット線DBL,bDBLの間には、スイッチSW5が接続される。
スイッチSW1〜SW5のオン/オフは、後述するシーケンスに基づいて、図1における制御回路18により制御される。
読み出し回路16は、通常の読み出し動作時に、メモリセルのMTJ素子MTJ(M1)のデータ値を読み出すために使用される。
センスアンプS/Aのプラス側入力端子は、キャパシタCに接続されると共に、スイッチSW1,SW5を経由してレファレンスビット線DBL,bDBLに接続され、センスアンプS/Aのマイナス側入力端子は、キャパシタCに接続されると共に、スイッチSW6を経由して書き込み/読み出しビット線WBLj/RBLjに接続される。
電流源としてのPチャネルMOSトランジスタP3のソースは、電源端子Vddに接続され、ドレインは、スイッチSW2,SW6を経由して書き込み/読み出しビット線WBLj/RBLjに接続される。トランジスタP3のゲートには、バイアス電位Vbias2が入力される。
ここで、本例では、通常の読み出しのためのセンスアンプS/Aとは別に、新規にセンスアンプS/A(ref)を設けたが、両者を一つにまとめることもできる。
例えば、図3に示すように、書き込み/読み出しビット線WBLj/RBLjを、スイッチSW6を経由してセンスアンプS/A(ref)のマイナス側入力端子に接続し、通常の読み出し時に、スイッチSW1,SW2,SW41,SW5,SW6をオンにし、スイッチSW3,SW42をオフにすれば、センスアンプS/A(ref)により、メモリセルのMTJ素子MTJ(M1)のデータ値を判定することができる。
尚、図2及び図3において、PチャネルMOSトランジスタP1,P2は、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)に同じ量の電流を供給する。
[3] MTJ素子
図4は、MTJ素子の構造の例を示している。
本例では、MTJ素子(磁気抵抗効果素子)は、トグル書き込み方式に対応した構造を有する。フリー層(記憶層)21は、例えば、Ruなどのメタルとこれを挟み込む2つの強磁性層とから構成される積層フェリ構造を有する。2つの強磁性層は、弱く交換結合しており、磁場が与えられていない状態では、両者の磁化方向は、互いに逆向きとなる。
フリー層21とピン層(固着層)23との間には、トンネル絶縁層22が配置される。ピン層23の磁化方向は、固定されている。フリー層21のトンネル絶縁層22側の強磁性層の磁化方向と、ピン層23の磁化方向との関係により、MTJ素子の状態(アンチパラレル又はパラレル)が決定される。
[4] 制御回路及び書き込み回路
次に、制御回路及び書き込み回路の例について説明する。
但し、書き込み回路に関し、ここでは、説明を簡単にするため、通常の書き込み回路については、省略することにする。即ち、以下では、本発明の例に関わるレファレンスセルに対するデータ値の設定を行うために新たに必要とされる書き込み回路の例についてのみ説明する。
図5は、図1における内部回路11〜14及び制御回路18の回路例を示している。
トグル書き込み方式では、MTJ素子の状態(データ値)は、書き込みを行う度に反転する、という特徴を有するため、書き込み時、互いに直交する2本の書き込み線には、書き込みデータによらず、常に、同じ方向に書き込み電流を流す。
本例では、書き込み時、書き込みワード線WWLiには、書き込みワード線ドライバ11から書き込みワード線シンカー12に向かう方向に書き込み電流が流れる。
書き込みワード線ドライバ11は、電流源I1と、この電流源I1により発生した書き込み電流を書き込みワード線WWLiに導くためのカレントミラー回路(PチャネルMOSトランジスタ)P4,P5と、トランスファゲート(PチャネルMOSトランジスタ)P6と、デコーダとしてのNANDゲート回路ND3とを有する。
書き込みワード線シンカー12は、NチャネルMOSトランジスタN1と、デコーダとしてのANDゲート回路AD1とから構成される。
また、書き込み時、レファレンスビット線DBL,bDBLには、書き込みビット線ドライバ13から書き込みビット線シンカー14に向かう方向に書き込み電流が流れる。
書き込みビット線ドライバ13は、電流源I2と、この電流源I2により発生した書き込み電流をレファレンスビット線DBL,bDBLに導くためのカレントミラー回路(PチャネルMOSトランジスタ)P7,P8と、トランスファゲート(PチャネルMOSトランジスタ)P9,P10とを有する。
書き込みビット線シンカー14は、NチャネルMOSトランジスタN2から構成される。
制御回路18は、本発明の例に関わるレファレンスセルに対するデータ値の設定を実行するために、内部回路11〜17の動作を制御する。
本例では、制御回路18は、コントローラ19及び遅延タイプフリップフロップ回路(D-F/F)20を有している。
コントローラ19は、スタート信号START=“H”を受けると、書き込み信号WRITEを“H”にし、かつ、クロック信号CLK及びリセット信号RSTを所定のタイミングで出力する。スタート信号STARTは、レファレンスセルに対する書き込み時に“H”となる信号である。
遅延タイプフリップフロップ回路20は、クロック信号CLK及びリセット信号RSTを受け、かつ、所定のタイミングでパルス信号POUTを出力する。
このパルス信号POUTを、NANDゲート回路ND1,ND2、NORゲート回路NR1及びインバータ回路INV1,INV2,INV3、INV4からなるロジック回路で受け、書き込みワード線WWLi及びレファレンスビット線DBL,bDBLに流れる書き込み電流を制御する。
本例では、NANDゲート回路ND1,ND2のうちの一つの出力信号は、“H”になり、他の一つの出力信号は、“L”になる。このため、レファレンスビット線DBL,bDBLのうちの一方にのみ、書き込み電流が流れることになる。
また、この時、ロウアドレス信号ADDiにより選択された書き込みワード線WWLiには、書き込み電流が流れる。ロウアドレス信号ADDiに関しては、選択されたロウのロウアドレス信号ADDiの全ビットが“H”になる。
なお、後述するが、本発明の例に関わるレファレンスセルに対するデータ値の設定のためのシーケンスでは、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)が所定状態になるまで、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)に対して、交互に書き込みを行う。
本例の書き込み回路は、このように、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)に対して、自動的に、交互に書き込みを行う機能を有する。
図6は、図5の回路例の変形例である。
この例では、書き込みワード線ドライバ11内のNANDゲート回路ND3に書き込み信号WRITEを入力させた点、及び、書き込みワード線シンカー12内のANDゲート回路AD1に書き込み信号WRITEを入力させた点に特徴を有する。
その他の構成については、図5の回路例と同じである。
[5] レファレンスセルに対するデータ値の設定
以下、レファレンスセルに対するデータ値の設定シーケンスについて説明する。
本例は、図1のレファレンスビット線bDBLに接続されるレファレンスセルの状態を“0”とし、レファレンスビット線DBLに接続されるレファレンスセルの状態を“1”とするためのシーケンスである。
レファレンスセル読み出し回路としては、図2又は図3に示す回路を用い、その他の内部回路としては、図5又は図6に示す回路を用いる。
ここで、図2又は図3のレファレンスセル読み出し回路に関しては、MTJ素子MTJ(D1)が“0”状態、MTJ素子MTJ(D2)が“1”状態になったときのみ、センスアンプS/A(ref)の出力信号Dout(ref)が“H”となるように、キャパシタC,C’の大きさを、以下のように予め設定しておく。
Rp x C/(C+C’) x I < Rp x I < Ra x C/(C+C’) x I < Ra x I ・・・(1)
但し、Ra(=R+ΔR)は、“0”状態のMTJ素子の抵抗値、Rp(=R)は、“1”状態のMTJ素子の抵抗値、Cは、キャパシタCの容量、C’は、キャパシタC’の容量、Iは、MTJ素子に流れる読み出し電流の値である。
図7は、本発明の例に関わるレファレンスセルに対するデータ値の設定シーケンスを示している。
ロウアドレスは、N個あり、レファレンスセルに対するデータ値の設定は、1ロウごとに実施していくものとする。また、データ値の設定は、ロウアドレスrow1から始め、ロウアドレスrowNで終了するものとする。
まず、最初のロウアドレスrow1に属するレファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)のデータを読み出す(ステップST1)。
この読み出しでは、図2又は図3のレファレンスセル読み出し回路17内のスイッチSW1〜SW5を以下のように制御する。
スイッチSW1,SW2をオンにし、トランジスタP1,P2にバイアス電位Vbias1,Vbias2を与え、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)にそれぞれ読み出し電流(バイアス電流)Iを流した状態で、キャパシタCに電荷を蓄積する。
この後、スイッチSW2をオフにし、読み出し電流Iを遮断する。
そして、スイッチSW1,SW3,SW4をオンにし、センスアンプS/A(ref)により、リファレンスビット線対DBL,bDBLの電位比較を行う。
この電位比較により想定されるセンスアンプS/A(ref)の出力結果は、表1に示すように、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の初期状態に応じて、以下の4通りとなる。
Figure 2006099835
CASE1: D1の抵抗値: Ra 、D2の抵抗値: Rp のとき
Dout(ref) は、“H”となる。
CASE2: D1の抵抗値: Rp 、D2の抵抗値: Rp のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
CASE3: D1の抵抗値: Rp 、D2の抵抗値: Ra のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
CASE4: D1の抵抗値: Ra 、D2の抵抗値: Ra のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
CASE1 のときは、Dout(ref) が“H”となり、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)は、既に、目的のデータ値に設定されている。そこで、全てのレファレンスセルの設定を終えたか否かを確認し、終えている場合には、設定終了とし、終えていない場合には、ロウアドレスを1つ増やして、再び、データ値の設定を行う(ステップST2,ST10〜ST11)。
CASE2,CASE3,CASE4 のときは、Dout(ref) が“L”となり、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)は、まだ、目的のデータ値に設定されていない。そこで、MTJ素子MTJ(D1)に対して、書き込みを1回だけ行う(ステップST3)。
その結果、表1の括弧内に示すように、CASE2,CASE3,CASE4 におけるMTJ素子MTJ(D1)のデータ値は、それぞれ反転する。
そして、再び、ロウアドレスrow1に属するレファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)のデータを読み出す(ステップST4)。
センスアンプS/A(ref)の出力結果は、表2に示すように、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の状態に応じて、以下の3通りとなる。
Figure 2006099835
CASE1: D1の抵抗値: Ra 、D2の抵抗値: Rp のとき
Dout(ref) は、“H”となる。
CASE2: D1の抵抗値: Ra 、D2の抵抗値: Ra のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
CASE3: D1の抵抗値: Rp 、D2の抵抗値: Ra のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
CASE1 のときは、Dout(ref) が“H”となるため、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)が目的のデータ値に設定されたことが判明する。そこで、全てのレファレンスセルの設定を終えたか否かを確認し、終えている場合には、設定終了とし、終えていない場合には、ロウアドレスを1つ増やして、再び、データ値の設定を行う(ステップST5,ST10〜ST11)。
CASE2,CASE3 のときは、Dout(ref) が“L”となり、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)は、未だ、目的のデータ値に設定されていない。そこで、今度は、MTJ素子MTJ(D2)に対して、書き込みを1回だけ行う(ステップST6)。
その結果、表2の括弧内に示すように、CASE2,CASE3 におけるMTJ素子MTJ(D2)のデータ値は、それぞれ反転する。
そして、再び、ロウアドレスrow1に属するレファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)のデータを読み出す(ステップST7)。
センスアンプS/A(ref)の出力結果は、表3に示すように、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の状態に応じて、以下の2通りとなる。
Figure 2006099835
CASE1: D1の抵抗値: Ra 、D2の抵抗値: Rp のとき
Dout(ref) は、“H”となる。
CASE2: D1の抵抗値: Rp 、D2の抵抗値: Rp のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
CASE1 のときは、Dout(ref) が“H”となるため、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)が目的のデータ値に設定されたことが判明する。そこで、全てのレファレンスセルの設定を終えたか否かを確認し、終えている場合には、設定終了とし、終えていない場合には、ロウアドレスを1つ増やして、再び、データ値の設定を行う(ステップST8,ST10〜ST11)。
CASE2 のときは、Dout(ref) が“L”となり、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)は、未だ、目的のデータ値に設定されていない。そこで、今度は、MTJ素子MTJ(D1)に対して、書き込みを1回だけ行う(ステップST9)。
その結果、表3の括弧内に示すように、CASE2 におけるMTJ素子MTJ(D1)のデータ値は、反転する。
ここで、CASE2 に関しては、MTJ素子MTJ(D1)のデータ値が反転した結果、表4に示すように、MTJ素子MTJ(D1)の抵抗値は、Ra、MTJ素子MTJ(D2)D2の抵抗値は、Rpとなり、目的のデータ値に設定される。
Figure 2006099835
即ち、この段階に達すると、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の初期状態にかかわらず、必ず、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)のデータ値は、目的値(MTJ(D1)の抵抗値: Ra 、MTJ(D2)の抵抗値: Rp )に達することになる。
従って、この後、全てのレファレンスセルの設定を終えたか否かを確認し、終えている場合には、設定終了とし、終えていない場合には、ロウアドレスを1つ増やして、再び、データ値の設定を行う(ST10〜ST11)。
以上、本発明の例に関わるレファレンスセルに対するデータ値の設定シーケンスによれば、確実、短時間、かつ、自動的に、レファレンスセルに対するデータ値の設定を行うことができる。従って、この設定がダイソートテスト工程に与える負担を少なくすることができ、製造コストの低減に貢献できる。
ところで、上述の本発明のシーケンスによれば、データ値の設定は、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の初期状態に応じて、以下の順で早く終わる。
・ 最も早く設定が終わる場合A
MTJ素子MTJ(D1)の初期状態が“0”(抵抗値Ra)であり、MTJ素子MTJ(D2)の初期状態が“1”(抵抗値Rp)であるとき
この場合、書き込みなしで設定が完了する。
・ 2番目に早く設定が終わる場合B
MTJ素子MTJ(D1)の初期状態が“1”(抵抗値Rp)であり、MTJ素子MTJ(D2)の初期状態が“1”(抵抗値Rp)であるとき
この場合、MTJ素子MTJ(D1)に対する1回の書き込みで設定が完了する。
・ 3番目に早く設定が終わる場合C
MTJ素子MTJ(D1)の初期状態が“1”(抵抗値Rp)であり、MTJ素子MTJ(D2)の初期状態が“0”(抵抗値Ra)であるとき
この場合、MTJ素子MTJ(D1)に対する1回の書き込みと、MTJ素子MTJ(D2)に対する1回の書き込みの合計2回の書き込みで設定が完了する。
・ 最も遅く設定が終わる場合D
MTJ素子MTJ(D1)の初期状態が“0”(抵抗値Ra)であり、MTJ素子MTJ(D2)の初期状態が“0”(抵抗値Ra)であるとき
この場合、MTJ素子MTJ(D1)に対する2回の書き込みと、MTJ素子MTJ(D2)に対する1回の書き込みの合計3回の書き込みで設定が完了する。
もちろん、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の初期状態は、ばらばらであるので、いずれかを選択するということはできないが、レファレンスセルに対するデータ値の設定は、A>B>C>Dの順で、早く終了する。
[6] 通常の読み出し
通常の読み出しは、以下のようになる。
図2の読み出し回路を用いた場合、スイッチSW1,SW2,SW5をオンにし、スイッチSW3,SW4をオフにして、レファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)に読み出し電流(バイアス電流)を与える。
ここで、スイッチSW5をオンにして、2つのレファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)をショートさせているため、“0”状態のMTJ素子により得られる読み出し電位と“1”状態のMTJ素子により得られる読み出し電位とのちょうど中間の電位を、読み出し回路16内のセンスアンプS/Aのプラス側入力端子に与えることができる。
また、読み出し回路16では、スイッチSW2,SW6がオンとなるため、MTJ素子MTJ(M1)に読み出し電流(バイアス電流)が供給される。MTJ素子MTJ(M1)により得られる読み出し電位は、読み出し回路16内のセンスアンプS/Aのマイナス側入力端子に入力される。
図3の読み出し回路を用いた場合、スイッチSW1,SW2,SW41,SW5をオンにし、スイッチSW3,SW42をオフにして、レファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)に読み出し電流(バイアス電流)を与える。
ここで、スイッチSW5をオンにして、2つのレファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)をショートさせているため、“0”状態のMTJ素子により得られる読み出し電位と“1”状態のMTJ素子により得られる読み出し電位とのちょうど中間の電位を、読み出し回路17内のセンスアンプS/A(ref)のプラス側入力端子に与えることができる。
また、通常の読み出し時には、スイッチSW2,SW6がオンとなるため、MTJ素子MTJ(M1)に読み出し電流(バイアス電流)が供給される。MTJ素子MTJ(M1)により得られる読み出し電位は、読み出し回路17内のセンスアンプS/A(ref)のマイナス側入力端子に入力される。
[7] まとめ
以上、第1実施の形態によれば、読み出し時にレファレンス電位を生成するためのレファレンスセルに対するデータ値の設定を自動的に行うシーケンスの提案により、この設定がダイソートテスト工程に与える負担を少なくし、製造コストの低減を実現できる。
このシーケンスは、特に、予め読み出しを行わない限り、書き込みを行ってメモリセルの状態を決定することができない、という特殊な事情を持つトグル書き込み方式を採用する磁気ランダムアクセスメモリに適用することによって、最大の効果を得ることができる。
(2) 第2実施の形態
本実施の形態は、本発明の例に関わるレファレンスセルに対するデータ値の設定シーケンスに関し、レファレンスセルのデータが目的値になったか否かの検出を、MTJ素子に与えるバイアス電流の調整により行う点に特徴を有する。
[1] 全体図
図8は、本発明の第2実施の形態に関わる磁気ランダムアクセスメモリの主要部を示している。
全体図としては、図1に示す磁気ランダムアクセスメモリと同じであるため、詳細な説明については、省略する。
本例では、レファレンスセルに対するデータ値の設定時に、レファレンスセル読み出し回路17を用いて、MTJ素子に与える読み出し電流(バイアス電流)の値を調整し、レファレンスビット線bDBLに接続されるMTJ素子が“0”状態、レファレンスビット線DBLに接続されるMTJ素子が“1”状態になったか否かを検出する。
[2] 読み出し回路
図9は、図8における読み出しバイアス電流生成回路15及び読み出し回路16,17の回路例を示している。
既に説明したように、データ値の設定前において、レファレンスセルREFのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の状態、即ち、アンチパラレル状態か、若しくは、パラレル状態かは、不明となっている。
レファレンスセル読み出し回路17は、このような初期抵抗値の分からないレファレンスセルREFの状態を把握するために使用される。本例においても、レファレンスセル読み出し回路17は、レファレンスセルのデータを判断するのではなく、レファレンスセルのデータ値が所定状態になったか否かを検出する検出回路としての機能を有する。
例えば、レファレンスセル読み出し回路17は、レファレンスビット線bDBLに接続されるMTJ素子MTJ(D1)が“0”状態、レファレンスビット線DBLに接続されるMTJ素子MTJ(D2)が“1”状態のときのみ、出力信号Dout(ref)を“H”にする機能を有する。
レファレンスビット線bDBLは、スイッチSW1を経由して、通常の読み出し回路16内のセンスアンプS/Aのプラス側入力端子に接続される。
電流源としてのPチャネルMOSトランジスタP1のソースは、電源端子Vddに接続され、ドレインは、スイッチSW2を経由してレファレンスビット線bDBLに接続される。トランジスタP1は、PチャネルMOSトランジスタP5と共に、カレントミラー回路を構成している。
電流源としてのPチャネルMOSトランジスタP2のソースは、電源端子Vddに接続され、ドレインは、スイッチSW2を経由してレファレンスビット線DBLに接続される。また、電流源としてのPチャネルMOSトランジスタP4のソースは、電源端子Vddに接続され、ドレインは、スイッチSW3を経由してレファレンスビット線DBLに接続される。トランジスタP2,P4は、PチャネルMOSトランジスタP5と共に、カレントミラー回路を構成している。
ここで、例えば、トランジスタP1,P2,P4のサイズ(駆動力)は、同じに設定される。この場合、読み出しバイアス電流生成回路15内の定電流源Isrceにより定電流Iが生成されるとすると、トランジスタP1にはバイアス電流Iが流れ、これがMTJ素子MTJ(D1)に供給される。
また、読み出しバイアス電流生成回路15内の定電流源Isrceにより定電流Iが生成されるとすると、例えば、トランジスタP2,P4には、それぞれ電流Iが流れるため、合計I’(=2I)のバイアス電流がMTJ素子MTJ(D2)に供給される。
センスアンプS/A(ref)のプラス側入力端子は、スイッチSW4を経由してレファレンスビット線bDBLに接続され、センスアンプS/A(ref)のマイナス側入力端子は、スイッチSW4を経由してレファレンスビット線DBLに接続される。レファレンスビット線DBL,bDBLの間には、スイッチSW5が接続される。
スイッチSW1〜SW5のオン/オフは、上述の第1実施の形態と同様に、図7に示すシーケンスに基づいて、図8における制御回路18により制御される。
読み出し回路16は、通常の読み出し動作時に、メモリセルのMTJ素子MTJ(M1)のデータ値を読み出すために使用される。
センスアンプS/Aのプラス側入力端子は、スイッチSW1,SW5を経由してレファレンスビット線DBL,bDBLに接続され、センスアンプS/Aのマイナス側入力端子は、スイッチSW6を経由して書き込み/読み出しビット線WBLj/RBLjに接続される。
電流源としてのPチャネルMOSトランジスタP3のソースは、電源端子Vddに接続され、ドレインは、スイッチSW2,SW6を経由して書き込み/読み出しビット線WBLj/RBLjに接続される。トランジスタP3は、PチャネルMOSトランジスタP5と共に、カレントミラー回路を構成している。
トランジスタP3,P5のサイズ(駆動力)は、同じに設定されるため、読み出しバイアス電流生成回路15内の定電流源Isrceにより定電流Iが生成されるとすると、トランジスタP3にはバイアス電流Iが流れ、これがMTJ素子MTJ(M1)に供給される。
本例では、通常の読み出しのためのセンスアンプS/Aとは別に、新規にセンスアンプS/A(ref)を設けたが、両者を一つにまとめることもできる。
例えば、図10に示すように、書き込み/読み出しビット線WBLj/RBLjを、スイッチSW6を経由してセンスアンプS/A(ref)のマイナス側入力端子に接続することもできる。
この場合、通常の読み出し時には、スイッチSW1,SW2,SW41,SW5,SW6をオンにし、スイッチSW3,SW42をオフにすれば、センスアンプS/A(ref)を用いて、メモリセルのMTJ素子MTJ(M1)のデータ値を判定できる。
[3] 制御回路及び書き込み回路
制御回路及び書き込み回路については、図5又は図6に示すものをそのまま使用することができる。
[4] レファレンスセルに対するデータ値の設定
以下、レファレンスセルに対するデータ値の設定シーケンスについて説明する。
本例では、図8のレファレンスビット線bDBLに接続されるレファレンスセルの状態を“0”とし、レファレンスビット線DBLに接続されるレファレンスセルの状態を“1”とするためのシーケンスについて説明する。
レファレンスセル読み出し回路としては、図9又は図10に示す回路を用い、その他の内部回路としては、図5又は図6に示す回路を用いる。
ここで、図9又は図10のレファレンスセル読み出し回路に関しては、MTJ素子MTJ(D1)が“0”状態、MTJ素子MTJ(D2)が“1”状態になったときのみ、センスアンプS/A(ref)の出力信号Dout(ref)が“H”となるように、トランジスタP1,P2,P4のサイズ、即ち、バイアス電流I,I’の大きさを、以下のように予め設定しておく。
I x Rp < I’ x Rp < I x Ra < I’ x Ra ・・・(2)
但し、Ra(=R+ΔR)は、“0”状態のMTJ素子の抵抗値、Rp(=R)は、“1”状態のMTJ素子の抵抗値、Iは、MTJ素子MTJ(D1)に与えるバイアス電流、I’(>I)は、MTJ素子MTJ(D2)に与えるバイアス電流である。
レファレンスセルに対するデータ値の設定シーケンスは、第1実施の形態と全く同じであり、図7に示すようになる。
ロウアドレスは、N個あり、レファレンスセルに対するデータ値の設定は、1ロウごとに実施していくものとする。また、データ値の設定は、ロウアドレスrow1から始め、ロウアドレスrowNで終了するものとする。
まず、最初のロウアドレスrow1に属するレファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)のデータを読み出す(ステップST1)。
この読み出しでは、スイッチSW2,SW3をオンにし、スイッチSW1,SW4,SW5,SW6をオフにし、図9又は図10のレファレンスセル読み出し回路17を用いて、MTJ素子MTJ(D1)にバイアス電流Iを供給し、MTJ素子MTJ(D2)にバイアス電流I’を供給する。
この後、スイッチSW2,SW3をオフにし、バイアス電流I,I’を遮断する。
そして、スイッチSW4をオンにし、センスアンプS/A(ref)により、リファレンスビット線対DBL,bDBLの電位比較を行う。
この電位比較により想定されるセンスアンプS/A(ref)の出力結果は、表5に示すように、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の初期状態に応じて、以下の4通りとなる。
Figure 2006099835
CASE1: D1の抵抗値: Ra 、D2の抵抗値: Rp のとき
Dout(ref) は、“H”となる。
CASE2: D1の抵抗値: Rp 、D2の抵抗値: Rp のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
CASE3: D1の抵抗値: Rp 、D2の抵抗値: Ra のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
CASE4: D1の抵抗値: Ra 、D2の抵抗値: Ra のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
第1実施の形態と同様に、CASE1 のときは、Dout(ref) が“H”となり、CASE2,CASE3,CASE4 のときは、Dout(ref) が“L”となる。Dout(ref) が“L”のときは、MTJ素子MTJ(D1)に対して、書き込みを1回だけ行う(ステップST2,ST3,ST10〜ST11)。
その結果、表5の括弧内に示すように、CASE2,CASE3,CASE4 におけるMTJ素子MTJ(D1)のデータ値は、それぞれ反転する。
そして、再び、ロウアドレスrow1に属するレファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)のデータを読み出す(ステップST4)。
センスアンプS/A(ref)の出力結果は、表6に示すように、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の状態に応じて、以下の3通りとなる。
Figure 2006099835
CASE1: D1の抵抗値: Ra 、D2の抵抗値: Rp のとき
Dout(ref) は、“H”となる。
CASE2: D1の抵抗値: Ra 、D2の抵抗値: Ra のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
CASE3: D1の抵抗値: Rp 、D2の抵抗値: Ra のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
第1実施の形態と同様に、CASE1 のときは、Dout(ref) が“H”となり、CASE2,CASE3 のときは、Dout(ref) が“L”となる。Dout(ref) が“L”のときは、MTJ素子MTJ(D1)に対して、書き込みを1回だけ行う(ステップST5,ST6,ST10〜ST11)。
その結果、表6の括弧内に示すように、CASE2,CASE3 におけるMTJ素子MTJ(D2)のデータ値は、それぞれ反転する。
そして、再び、ロウアドレスrow1に属するレファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)のデータを読み出す(ステップST7)。
センスアンプS/A(ref)の出力結果は、表7に示すように、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の状態に応じて、以下の2通りとなる。
Figure 2006099835
CASE1: D1の抵抗値: Ra 、D2の抵抗値: Rp のとき
Dout(ref) は、“H”となる。
CASE2: D1の抵抗値: Rp 、D2の抵抗値: Rp のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
第1実施の形態と同様に、CASE1 のときは、Dout(ref) が“H”となり、CASE2 のときは、Dout(ref) が“L”となる。Dout(ref) が“L”のときは、MTJ素子MTJ(D1)に対して、書き込みを1回だけ行う(ステップST8,ST9〜ST11)。
その結果、表7の括弧内に示すように、CASE2 におけるMTJ素子MTJ(D1)のデータ値は、反転する。
ここで、CASE2 に関しては、MTJ素子MTJ(D1)のデータ値が反転した結果、表8に示すように、MTJ素子MTJ(D1)の抵抗値は、Ra、MTJ素子MTJ(D2)D2の抵抗値は、Rpとなり、目的のデータ値に設定される。
Figure 2006099835
即ち、この段階に達すると、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の初期状態にかかわらず、必ず、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)のデータ値は、目的値(MTJ(D1)の抵抗値: Ra 、MTJ(D2)の抵抗値: Rp )に達することになる。
従って、この後、全てのレファレンスセルの設定を終えたか否かを確認し、終えている場合には、設定終了とし、終えていない場合には、ロウアドレスを1つ増やして、再び、データ値の設定を行う(ST10〜ST11)。
以上、本発明の例に関わるレファレンスセルに対するデータ値の設定シーケンスによれば、確実、短時間、かつ、自動的に、レファレンスセルに対するデータ値の設定を行うことができる。従って、この設定がダイソートテスト工程に与える負担を少なくすることができ、製造コストの低減に貢献できる。
[5] 通常の読み出し
通常の読み出しは、以下のようになる。
図9の読み出し回路を用いた場合、スイッチSW1,SW2,SW5をオンにし、スイッチSW3,SW4をオフにして、レファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)に読み出し電流(バイアス電流)を与える。
ここで、スイッチSW5をオンにして、2つのレファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)をショートさせているため、“0”状態のMTJ素子により得られる読み出し電位と“1”状態のMTJ素子により得られる読み出し電位とのちょうど中間の電位を、読み出し回路16内のセンスアンプS/Aのプラス側入力端子に与えることができる。
また、読み出し回路16では、スイッチSW2,SW6がオンとなるため、MTJ素子MTJ(M1)に読み出し電流(バイアス電流)が供給される。MTJ素子MTJ(M1)により得られる読み出し電位は、読み出し回路16内のセンスアンプS/Aのマイナス側入力端子に入力される。
図10の読み出し回路を用いた場合、スイッチSW6,SW2,SW41,SW5をオンにし、スイッチSW3,SW42をオフにして、レファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)に読み出し電流(バイアス電流)を与える。
ここで、スイッチSW5をオンにして、2つのレファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)をショートさせているため、“0”状態のMTJ素子により得られる読み出し電位と“1”状態のMTJ素子により得られる読み出し電位とのちょうど中間の電位を、読み出し回路17内のセンスアンプS/A(ref)のプラス側入力端子に与えることができる。
また、通常の読み出し時には、スイッチSW2,SW6がオンとなるため、MTJ素子MTJ(M1)に読み出し電流(バイアス電流)が供給される。MTJ素子MTJ(M1)により得られる読み出し電位は、読み出し回路17内のセンスアンプS/A(ref)のマイナス側入力端子に入力される。
[7] まとめ
以上、第2実施の形態によれば、読み出し時にレファレンス電位を生成するためのレファレンスセルに対するデータ値の設定を自動的に行うシーケンスの提案により、この設定がダイソートテスト工程に与える負担を少なくし、製造コストの低減を実現できる。
また、キャパシタ(第1実施の形態)ではなく、バイアス電流の調整により、レファレンスセルのデータが目的値になったか否かを検出しているため、電流源の変更のみにより上記シーケンスを実施でき、回路面積の増大を抑えることができる。
このシーケンスは、特に、予め読み出しを行わない限り、書き込みを行ってメモリセルの状態を決定することができない、という特殊な事情を持つトグル書き込み方式を採用する磁気ランダムアクセスメモリに適用することによって、最大の効果を得ることができる。
(3) 第3実施の形態
本実施の形態は、本発明の例に関わるレファレンスセルに対するデータ値の設定シーケンスに関し、レファレンスセルのデータが目的値になったか否かの検出を、レファレンスセル読み出し回路内のセンスアンプの特性を通常のセンスアンプのそれとは異ならせることにより行う点に特徴を有する。
[1] 全体図
図11は、本発明の第3実施の形態に関わる磁気ランダムアクセスメモリの主要部を示している。
全体図としては、図1に示す磁気ランダムアクセスメモリと同じであるため、詳細な説明については、省略する。
本例では、レファレンスセル読み出し回路17内のセンスアンプの特性を通常のセンスアンプのそれとは異ならせているため、レファレンスセルに対するデータ値の設定時に、レファレンスビット線bDBLに接続されるMTJ素子が“0”状態、レファレンスビット線DBLに接続されるMTJ素子が“1”状態になったか否かを検出できる。
[2] 読み出し回路
図12は、図11における読み出しバイアス電流生成回路15及び読み出し回路16,17の回路例を示している。
レファレンスセル読み出し回路17は、レファレンスビット線bDBLに接続されるMTJ素子MTJ(D1)が“0”状態、レファレンスビット線DBLに接続されるMTJ素子MTJ(D2)が“1”状態のときのみ、出力信号Dout(ref)を“H”にする機能を有する。
レファレンスビット線bDBLは、スイッチSW1を経由して、通常の読み出し回路16内のセンスアンプS/Aのプラス側入力端子に接続される。
電流源としてのPチャネルMOSトランジスタP1のソースは、電源端子Vddに接続され、ドレインは、スイッチSW2を経由してレファレンスビット線bDBLに接続される。トランジスタP1は、PチャネルMOSトランジスタP5と共に、カレントミラー回路を構成している。
電流源としてのPチャネルMOSトランジスタP2のソースは、電源端子Vddに接続され、ドレインは、スイッチSW2を経由してレファレンスビット線DBLに接続される。トランジスタP2は、PチャネルMOSトランジスタP5と共に、カレントミラー回路を構成している。
ここで、トランジスタP1,P2,P5のサイズ、即ち、駆動力は、同じに設定される。従って、例えば、読み出しバイアス電流生成回路15内の定電流源Isrceにより定電流Iが生成されると、トランジスタP1,P2には、それぞれバイアス電流Iが流れ、これがMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)に供給される。
センスアンプS/A(ref)のプラス側入力端子は、スイッチSW4を経由してレファレンスビット線bDBLに接続され、センスアンプS/A(ref)のマイナス側入力端子は、スイッチSW4を経由してレファレンスビット線DBLに接続される。レファレンスビット線DBL,bDBLの間には、スイッチSW5が接続される。
スイッチSW1〜SW5のオン/オフは、上述の第1実施の形態と同様に、図7に示すシーケンスに基づいて、図11における制御回路18により制御される。
読み出し回路16は、通常の読み出し動作時に、メモリセルのMTJ素子MTJ(M1)のデータ値を読み出すために使用される。
センスアンプS/Aのプラス側入力端子は、スイッチSW1,SW5を経由してレファレンスビット線DBL,bDBLに接続され、センスアンプS/Aのマイナス側入力端子は、スイッチSW6を経由して書き込み/読み出しビット線WBLj/RBLjに接続される。
電流源としてのPチャネルMOSトランジスタP3のソースは、電源端子Vddに接続され、ドレインは、スイッチSW2,SW6を経由して書き込み/読み出しビット線WBLj/RBLjに接続される。トランジスタP3は、PチャネルMOSトランジスタP5と共に、カレントミラー回路を構成している。
トランジスタP3,P5のサイズ、即ち、駆動力は、同じに設定されるため、読み出しバイアス電流生成回路15内の定電流源Isrceにより定電流Iが生成されると、トランジスタP3にはバイアス電流Iが流れ、これがMTJ素子MTJ(M1)に供給される。
なお、本例では、第1及び第2実施の形態とは異なり、通常読み出し時のセンスアンプの特性とレファレンスセルの状態を確認するためのセンスアンプの特性とを変える必要があるため、両者を一つにまとめることはできない。
図13は、読み出し回路16内のセンスアンプの回路例を示している。図14は、読み出し回路17内のセンスアンプの回路例を示している。
両者の相違点は、マイナス側入力端子に接続されるトランジスタのサイズ(駆動力)が異なる点にある。
通常の読み出し回路16では、読み出し対象となるMTJ素子MTJ(M1)からの読み出し電位が、レファレンス電位よりも高いか低いかを判断するため、マイナス側入力端子に接続されるトランジスタのサイズとプラス側入力端子に接続されるトランジスタのサイズとは、同じに設定される。
これに対し、レファレンスセル読み出し回路17では、レファレンスセルを構成する2つのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)からの読み出し電位が同じになることもあり、このような場合も、その状態をセンスアンプS/A(ref)により検出しなければならないため、例えば、マイナス側入力端子に接続されるトランジスタのサイズを、プラス側入力端子に接続されるトランジスタのサイズの2倍に設定する。
この場合、仮に、センスアンプS/A(ref)のマイナス側入力端子に入力される電位INPUT(−)とプラス側入力端子に入力される電位INPUT(+)とが同じであると(両者とも、“L”又は“H”)、その出力電位Vout(ref)は、“L”になる。
なお、出力電位Vout(ref)は、INPUT(−)が“H”、INPUT(+)が“L”のときのみ、即ち、レファレンスビット線bDBLに接続されるMTJ素子MTJ(D1)が高抵抗(“0”状態)、レファレンスビット線DBLに接続されるMTJ素子MTJ(D2)が低抵抗(“1”状態)になったときのみ、“H”となる。
[3] 制御回路及び書き込み回路
制御回路及び書き込み回路については、図5又は図6に示すものをそのまま使用することができる。
[4] レファレンスセルに対するデータ値の設定
以下、レファレンスセルに対するデータ値の設定シーケンスについて説明する。
本例では、図11のレファレンスビット線bDBLに接続されるレファレンスセルの状態を“0”とし、レファレンスビット線DBLに接続されるレファレンスセルの状態を“1”とするためのシーケンスについて説明する。
レファレンスセル読み出し回路としては、図12に示す回路を用い、その他の内部回路としては、図5又は図6に示す回路を用いる。
ここで、図12のレファレンスセル読み出し回路に関しては、MTJ素子MTJ(D1)が“0”状態、MTJ素子MTJ(D2)が“1”状態になったときのみ、センスアンプS/A(ref)の出力信号Dout(ref)が“H”となるように、センスアンプS/A(ref)の特性を、以下のように予め設定しておく。
Rp x I @ INPUT(+) < Rp x I @ INPUT(-) < Ra x I @ INPUT(+) < Ra x I @ INPUT(-)
・・・(2)
但し、Ra(=R+ΔR)は、“0”状態のMTJ素子の抵抗値、Rp(=R)は、“1”状態のMTJ素子の抵抗値、Iは、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)に与えるバイアス電流である。
また、**×**@INPUT(+)とは、**×**がセンスアンプの入力端子INPUT(+)に入力されることを意味し、**×**@INPUT(−)とは、**×**がセンスアンプの入力端子INPUT(−)に入力されることを意味する。
レファレンスセルに対するデータ値の設定シーケンスは、第1実施の形態と全く同じであり、図7に示すようになる。
ロウアドレスは、N個あり、レファレンスセルに対するデータ値の設定は、1ロウごとに実施していくものとする。また、データ値の設定は、ロウアドレスrow1から始め、ロウアドレスrowNで終了するものとする。
まず、最初のロウアドレスrow1に属するレファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)のデータを読み出す(ステップST1)。
この読み出しでは、スイッチSW2をオンにし、スイッチSW1,SW4,SW5,SW6をオフにし、図12のレファレンスセル読み出し回路17を用いて、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)にバイアス電流Iを供給する。
この後、スイッチSW2をオフにし、バイアス電流Iを遮断する。
そして、スイッチSW4をオンにし、センスアンプS/A(ref)により、リファレンスビット線対DBL,bDBLの電位比較を行う。
この電位比較により想定されるセンスアンプS/A(ref)の出力結果は、表9に示すように、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の初期状態に応じて、以下の4通りとなる。
Figure 2006099835
CASE1: D1の抵抗値: Ra 、D2の抵抗値: Rp のとき
Dout(ref) は、“H”となる。
CASE2: D1の抵抗値: Rp 、D2の抵抗値: Rp のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
CASE3: D1の抵抗値: Rp 、D2の抵抗値: Ra のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
CASE4: D1の抵抗値: Ra 、D2の抵抗値: Ra のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
第1実施の形態と同様に、CASE1 のときは、Dout(ref) が“H”となり、CASE2,CASE3,CASE4 のときは、Dout(ref) が“L”となる。Dout(ref) が“L”のときは、MTJ素子MTJ(D1)に対して、書き込みを1回だけ行う(ステップST2,ST3,ST10〜ST11)。
その結果、表9の括弧内に示すように、CASE2,CASE3,CASE4 におけるMTJ素子MTJ(D1)のデータ値は、それぞれ反転する。
そして、再び、ロウアドレスrow1に属するレファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)のデータを読み出す(ステップST4)。
センスアンプS/A(ref)の出力結果は、表10に示すように、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の状態に応じて、以下の3通りとなる。
Figure 2006099835
CASE1: D1の抵抗値: Ra 、D2の抵抗値: Rp のとき
Dout(ref) は、“H”となる。
CASE2: D1の抵抗値: Ra 、D2の抵抗値: Ra のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
CASE3: D1の抵抗値: Rp 、D2の抵抗値: Ra のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
第1実施の形態と同様に、CASE1 のときは、Dout(ref) が“H”となり、CASE2,CASE3 のときは、Dout(ref) が“L”となる。Dout(ref) が“L”のときは、MTJ素子MTJ(D1)に対して、書き込みを1回だけ行う(ステップST5,ST6,ST10〜ST11)。
その結果、表10の括弧内に示すように、CASE2,CASE3 におけるMTJ素子MTJ(D2)のデータ値は、それぞれ反転する。
そして、再び、ロウアドレスrow1に属するレファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)のデータを読み出す(ステップST7)。
センスアンプS/A(ref)の出力結果は、表11に示すように、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の状態に応じて、以下の2通りとなる。
Figure 2006099835
CASE1: D1の抵抗値: Ra 、D2の抵抗値: Rp のとき
Dout(ref) は、“H”となる。
CASE2: D1の抵抗値: Rp 、D2の抵抗値: Rp のとき
Dout(ref) は、“L”となる。
第1実施の形態と同様に、CASE1 のときは、Dout(ref) が“H”となり、CASE2 のときは、Dout(ref) が“L”となる。Dout(ref) が“L”のときは、MTJ素子MTJ(D1)に対して、書き込みを1回だけ行う(ステップST8,ST9〜ST11)。
その結果、表11の括弧内に示すように、CASE2 におけるMTJ素子MTJ(D1)のデータ値は、反転する。
ここで、CASE2 に関しては、MTJ素子MTJ(D1)のデータ値が反転した結果、表12に示すように、MTJ素子MTJ(D1)の抵抗値は、Ra、MTJ素子MTJ(D2)D2の抵抗値は、Rpとなり、目的のデータ値に設定される。
Figure 2006099835
即ち、この段階に達すると、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)の初期状態にかかわらず、必ず、MTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)のデータ値は、目的値(MTJ(D1)の抵抗値: Ra 、MTJ(D2)の抵抗値: Rp )に達することになる。
従って、この後、全てのレファレンスセルの設定を終えたか否かを確認し、終えている場合には、設定終了とし、終えていない場合には、ロウアドレスを1つ増やして、再び、データ値の設定を行う(ST10〜ST11)。
以上、本発明の例に関わるレファレンスセルに対するデータ値の設定シーケンスによれば、確実、短時間、かつ、自動的に、レファレンスセルに対するデータ値の設定を行うことができる。従って、この設定がダイソートテスト工程に与える負担を少なくすることができ、製造コストの低減に貢献できる。
[5] 通常の読み出し
通常の読み出しは、以下のようになる。
図12の読み出し回路を用いた場合について説明する。
まず、スイッチSW1,SW2,SW5をオンにし、スイッチSW3、SW4をオフにして、レファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)に読み出し電流(バイアス電流)を与える。
ここで、スイッチSW5をオンにして、2つのレファレンスセルのMTJ素子MTJ(D1),MTJ(D2)をショートさせているため、“0”状態のMTJ素子により得られる読み出し電位と“1”状態のMTJ素子により得られる読み出し電位とのちょうど中間の電位を、読み出し回路16内のセンスアンプS/Aのプラス側入力端子に与えることができる。
また、読み出し回路16では、スイッチSW2,SW6がオンとなるため、MTJ素子MTJ(M1)に読み出し電流(バイアス電流)が供給される。MTJ素子MTJ(M1)により得られる読み出し電位は、読み出し回路16内のセンスアンプS/Aのマイナス側入力端子に入力される。
[7] まとめ
以上、第3実施の形態によれば、読み出し時にレファレンス電位を生成するためのレファレンスセルに対するデータ値の設定を自動的に行うシーケンスの提案により、この設定がダイソートテスト工程に与える負担を少なくし、製造コストの低減を実現できる。
また、第3実施の形態では、レファレンスセル読み出し回路内のセンスアンプの特性を通常の読み出し回路のセンスアンプの特性と異ならせることで、レファレンスセルのデータが目的値になったか否かを検出しているため、センスアンプを除き、通常の読み出し回路を使用でき、大幅な回路変更を行わなくてもよい。
このシーケンスは、特に、予め読み出しを行わない限り、書き込みを行ってメモリセルの状態を決定することができない、という特殊な事情を持つトグル書き込み方式を採用する磁気ランダムアクセスメモリに適用することによって、最大の効果を得ることができる。
3. その他
本発明の例は、トグル書き込み方式を採用した磁気ランダムアクセスメモリに適用するのが最も効果的であるが、当然に、その他の方式のものにも適用可能である。また、セルアレイ構造に関しても、実施の形態に示すような1トランジスタ−1MTJタイプに限られず、その他のセルアレイ構造にも適用できる。さらに、本発明の例は、磁気ランダムアクセスメモリの他、レファレンス電位を用いてメモリセルのデータ値を判定する半導体メモリ全般に適用可能である。
本発明の例に関わるシーケンスを使用すれば、レファレンスセルを構成するMTJ素子の初期状態にかかわらず、常に、MTJ素子の状態を所定の状態に設定することができる。この場合、レファレンスセルを構成するMTJ素子の状態を検出するためのレファレンスセル読み出し回路が必要になるが、この読み出し回路のセンスアンプに関しては、通常の読み出し回路のセンスアンプとしても使用できる。
また、レファレンスセル読み出し回路については、レファレンスセルを構成するMTJ素子の状態の検出を、バイアス電流の調整により行うようにすれば、回路面積の増大を防ぐことができる。また、レファレンスセルを構成するMTJ素子の状態の検出を、センスアンプの特性を変えることで行うようにすれば、レファレンスセル読み出し回路については、通常の読み出し回路をそのまま使用できる。
本発明の例は、上述の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、構成要素を変形して具体化できる。また、上述の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を構成できる。例えば、上述の形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
第1実施の形態に関わるMRAMの主要部を示すブロック図。 読み出し回路の例を示す回路図。 読み出し回路の例を示す回路図。 MTJ素子の構造例を示す図。 制御回路及び内部回路の例を示す回路図。 制御回路及び内部回路の例を示す回路図。 本発明の例に関わるシーケンスを示す図。 第2実施の形態に関わるMRAMの主要部を示すブロック図。 読み出し回路の例を示す回路図。 読み出し回路の例を示す回路図。 第3実施の形態に関わるMRAMの主要部を示すブロック図。 読み出し回路の例を示す回路図。 通常読み出し回路内のセンスアンプの例を示す回路図。 レファレンスセル読み出し回路内のセンスアンプの例を示す回路図。
符号の説明
11: 書き込み/読み出しワード線ドライバ及びデコーダ、 12: 書き込みワード線シンカー、 13: 書き込みビット線ドライバ、デコーダ及びセレクタ、 14: 書き込みビット線シンカー、デコーダ及びセレクタ、 15: 読み出しバイアス電流生成回路、 16: 読み出し回路、 17: レファレンスセル読み出し回路、 18: 制御回路、 19: コントローラ、 20: 遅延タイプフリップフロップ回路、 21: フリー層、 22: トンネル絶縁層、 23: ピン層、 MTJ(D1),MTJ(D2),MTJ(M1): MTJ素子、 RSW: 読み出し選択スイッチ、 SW1〜SW6,DSW: スイッチ、 S/A,S/A(ref): センスアンプ、 P1〜P10: PチャネルMOSトランジスタ、 N1〜N3: NチャネルMOSトランジスタ、C,C’: キャパシタ、 I1,I2,Isrce: 定電流源、 AD1: ANDゲート回路、 ND1,ND2,ND3: NANDゲート回路、 INV1〜INV4: インバータ回路、 NR1: NOR回路。

Claims (5)

  1. メモリセルと、レファレンス電位の生成に使用される一対のレファレンスセルと、前記メモリセルから得られる読み出し電位と前記レファレンス電位とを比較して前記メモリセルのデータを判定する第1読み出し回路と、前記一対のレファレンスセルの状態を検出し、前記一対のレファレンスセルの状態を示す検出信号を出力する第2読み出し回路と、前記検出信号に基づいて、前記一対のレファレンスセルに対する書き込みを制御する制御回路とを具備することを特徴とする半導体メモリ。
  2. メモリセルと、レファレンス電位の生成に使用される一対のレファレンスセルと、読み出し時に、前記メモリセルから得られる読み出し電位と前記レファレンス電位とを比較して前記メモリセルのデータを判定し、テスト時に、前記一対のレファレンスセルの状態を検出し、前記一対のレファレンスセルの状態を示す検出信号を出力する読み出し回路と、前記検出信号に基づいて、前記一対のレファレンスセルに対する書き込みを制御する制御回路とを具備することを特徴とする半導体メモリ。
  3. 前記読み出し回路は、第1及び第2入力端子を持つセンスアンプと、前記第1入力端子と前記一対のレファレンスセルの一方との間に接続されるスイッチ素子と、前記第2入力端子と前記一対のレファレンスセルの他方との間に接続されるスイッチ素子と、前記一対のレファレンスセルの一方と他方との間に接続されるスイッチ素子とを含むことを特徴とする請求項2に記載の半導体メモリ。
  4. 前記メモリセル及び前記一対のレファレンスセルは、それぞれ、磁気抵抗効果素子から構成され、前記磁気抵抗効果素子は、データを読み出した後でなければ、書き込みによりデータ値を決定することができないトグル書き込み方式に対応した構造を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体メモリ。
  5. 前記制御回路は、前記一対のレファレンスセルの状態が目的値になるまで、設定シーケンスに基づいて、前記一対のレファレンスセルに対する書き込みを制御し、
    前記設定シーケンスは、前記一対のレファレンスセルの状態を検出する第1、第2及び第3リードステップ、前記一対のレファレンスセルの状態が目的値になったか否かを確認する第1、第2及び第3確認ステップ、並びに、前記一対のレファレンスセルの一方に対して書き込みを行う第1書き込みステップ、他方に対して書き込みを行う第2書き込みステップ及び一方に対して書き込みを行う第3書き込みステップから構成され、前記第1リードステップ、前記第1確認ステップ、前記第1書き込みステップ、前記第2リードステップ、前記第2確認ステップ、前記第2書き込みステップ、前記第3リードステップ、前記第3確認ステップ、前記第3書き込みステップの順に実行され、前記一対のレファレンスセルの状態が前記目的値に達したときは、それ以降のステップを行わないことを特徴とする請求項4に記載の半導体メモリ。
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