JP2006096494A - 搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 中空部6を備えた円筒状を呈するとともに、円筒状の外周面に中空部6に挿通する吸着孔7をらせん状に形成した吸引ローラ部材3と、この吸引ローラ部材3の外周面の一部を覆うカバー部材11と、一端が、着脱自在な接続部材12を介して6中空部に挿通するとともに、他端が吸引手段に接続されたホース部材5と、を備え、ローラ部材の一部を吸引ローラ部材3で形成するとともに、吸引ローラ部材3上に被搬送物が搬送されてきたときに同期をとって吸引手段を作動し、吸引孔にて被搬送物を吸引・保持させる。
【選択図】 図2
Description
これらのコンベアは物体を搬送する手段として用いられるとともに、他の装置と同期を取って協働することが多いため、確実な搬送が望まれている。
例えば、特許文献1にあっては、協働するCCDカメラ等の撮像装置への物体(被検査物)映像の取り込みを効率よく確実に行わせるため、コンベアベルトに吸着用の孔を設け、この孔から空気を吸い込ませることにより物体(被検査物)をコンベアベルト上に吸着させて搬送するようになっている。
一方、特許文献2にあっては、物品としてのガラス基板や液晶の割断や面取りを行う加工装置と協働して、物品(ガラス基板や液晶)を加工位置に確実に位置決めするため、駆動軸をフィードバック制御用の回転検出器を内蔵したサーボモータで駆動し、駆動軸と各ローラ軸とは磁気結合部を介して連結し、ローラ軸の回転を検出する外部検出器を設けるとともに、この外部検出器の信号を受けてサーボモータを制御する加工装置(NC装置)を備えるようにしており、これによりローラ軸の応答性及び精度の高い制御を可能としている。
しかしながら、特許文献2のローラ型コンベアにあっては、駆動軸と各ローラ軸とを磁気結合部を介して連結し、かつ、駆動軸をフィードバック制御用の回転検出器を内蔵したサーボモータで駆動するため、装置が高価になるという問題がある。
また、ホース部材は、接続部材を介して任意位置に設けられた吸引ローラ部材に対し着脱自在にできる。
また、ホース部材を、接続部材を介して任意位置に設けられた吸引ローラ部材に対し着脱自在とすれば、任意位置に設けられた吸引ローラ部材にホース部材を接続することにより、被貼付物を任意位置で停止・位置決めが可能となる。
主に、図1に示すように、搬送装置1は、ローラ部材2と、吸引ローラ部材3と、前記ローラ部材2および吸引ローラ部材3を回動自在に支持するフレーム部材4、ホース部材5とを備える。
また、30は、前記搬送装置1と協働する他の装置の一例としてのラベル貼付装置である。ラベル貼付装置30については、後述する。
吸引ローラ部材3は、内部に中空部6が形成されており、外周面には前記中空部6と挿通する吸着孔7が、らせん状に設けられている。また、主に、図3に示すように、吸引ローラ部材3には、一端に軸部材8と、他端に中空軸部材9とが備えられている。中空軸部材9は、円筒状の内部が、前記中空部6へ挿通する中空部10となっており、フレーム部材4に対し前記軸部材8および中空軸部材9にて回動自在に支持されるようになっている。
なお、図示を省略するがローラ部材2には、中空部10が形成されていない軸部材8が両端に設けられており、軸部材8にてフレーム部材4に対し回動自在に支持されるようになっている。
また、11はカバー部材であり、このカバー部材11は、前記吸引ローラ部材3の外周面の半部の形状とほぼ同じ形状の半円状で、吸引ローラ部材3の下端部分を覆うように設けられている。カバー部材11に覆われた状態で、なおかつ吸引ローラ部材3は、フレーム部材4に対して回動自在に支持されており、従って、先の吸引ローラ部材3の外周面にらせん状に設けられた吸着孔7は、カバー部材8に覆われていない上端部のみが外周面に表出される。
ホース部材5は、一端が図示省略の真空発生装置などの吸引手段に接続され、他端は接続部材12が取り付けられている。この接続部材12には、中空部13が形成され、この中空部13の内壁面にて前記中空軸部材9を回転自在に支持するとともに、中空軸部材9に対する着脱が可能となっている。そして、ホース部5の一端の吸引手段(図示省略)を作動すると、吸引ローラ部材3の外周面の吸着孔7より外部のエアーAが吸引され、吸引ローラ部材3の中空部6、中空軸部材9の中空部10、接続部材12の中空部13、ホース部材5を経てエアーAが吸引されるようになっている。
なお、50は、「被貼付物」としてのオリコンと称する折り畳み自在の通い箱であり、このオリコン50は、前記フレーム部材4に適宜な間隔をあけて連接・配置された前記ローラ部材2および吸引ローラ部材3上を搬送されるようになっている。また、51は、後述するラベル貼付装置30で図示省略のラベルを貼付する貼付位置を示している(図1参照)。
先ず、ラベル貼付装置30につき説明すると、進退動自在なアーム31の先端部に図示省略のラベルを吸着・保持する吸着盤32を備えた既知の「装置」であり、ラベル(図示省略)を吸着・保持した状態でアーム31を伸長させてラベルを被貼付物としてのオリコン50に貼り付けるようになっている。
なお、33は、補助押え部材であり、この補助押え部材33は、「被貼付物」がオリコン50や、生鮮食料品の搬送に利用する発泡スチロール製の通い箱のように軽い場合に使用するものであり、吸着盤32とは、オリコン50を挟んで対峙する側に設けられ、アーム31の伸長に同期してオリコン50を押える位置に位置決めされるようになっている。
吸引手段(図示省略)が作動すると、吸引ローラ部材3の外周面に設けられた吸着孔7より中空部6にエアーAが吸引され、吸引ローラ部材3の円弧状の上端部に乗っているオリコン50を吸着するため、オリコン50は停止する。上記吸着孔7よりのエアーAの吸引時、吸引ローラ部材3の下端部はカバー部材11にて覆われており、エアーAが吸引される吸着孔7は上端部のみであるため、吸引の効率は減衰されることがない。しかも、吸着孔7は吸引ローラ部材3の外周面にらせん状にあけられているため、必ず数個の吸着孔7にてオリコン50を吸着することになる。
オリコン50が吸引ローラ部材3に停止・位置決めされるのに同期をとってラベル貼付装置30が作動し、図示省略のラベルを吸着・保持した吸着盤32を、アーム31を伸長してオリコン50の貼付位置に貼り付ける。このとき補助押え部材33をオリコン50の背面部(図1における吸着盤32と対峙する位置)に位置決めしてオリコン50へのラベル(図示省略)の貼り付けの押えの補助としても良い。
図示省略のラベルのオリコン50への貼付が終了したのに同期をとって図示省略の吸引手段を停止すると、吸着孔7より吸引していたエアーAが停止されるため、オリコン50は再び搬送される。
2 ローラ部材
3 吸引ローラ部材
4 フレーム部材
5 ホース部材
6 吸引ローラ部材3の中空部
7 吸着孔
8 軸部材
9 中空軸部材
10 中空軸部材9の中空部
11 カバー部材
12 接続部材
13 接続部材12の中空部
30 ラベル貼付装置
31 アーム
32 吸着盤
33 補助押え部材
50 オリコン(被貼付物)
51 ラベル貼付位置
Claims (2)
- 複数個連接されたローラ部材上に載せた被搬送物を搬送する搬送装置であって、
中空部を備えた円筒状を呈するとともに、前記円筒状の外周面に前記中空部に挿通する吸着孔をらせん状に形成した吸引ローラ部材と、
この吸引ローラ部材の外周面の一部を覆うカバー部材と、
一端が、着脱自在な接続部材を介して前記中空部に挿通するとともに、他端が吸引手段に接続されたホース部材と、
を備え、
前記ローラ部材の一部を前記吸引ローラ部材で形成するとともに、前記吸引ローラ部材上に被搬送物が搬送されてきたときに同期をとって前記吸引手段を作動し、前記吸着孔にて前記被搬送物を吸着・保持させることを特徴とする搬送装置。 - 前記ホース部材は、前記接続部材を介して任意位置に設けられた前記吸引ローラ部材に対し着脱自在とされることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004283255A JP2006096494A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004283255A JP2006096494A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006096494A true JP2006096494A (ja) | 2006-04-13 |
Family
ID=36236665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004283255A Pending JP2006096494A (ja) | 2004-09-29 | 2004-09-29 | 搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006096494A (ja) |
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2004
- 2004-09-29 JP JP2004283255A patent/JP2006096494A/ja active Pending
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