JP2006094596A - コンバータ装置 - Google Patents

コンバータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006094596A
JP2006094596A JP2004274693A JP2004274693A JP2006094596A JP 2006094596 A JP2006094596 A JP 2006094596A JP 2004274693 A JP2004274693 A JP 2004274693A JP 2004274693 A JP2004274693 A JP 2004274693A JP 2006094596 A JP2006094596 A JP 2006094596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
power
value
converter
alternating current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004274693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4591007B2 (ja
Inventor
Tomonari Morimoto
友成 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2004274693A priority Critical patent/JP4591007B2/ja
Publication of JP2006094596A publication Critical patent/JP2006094596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4591007B2 publication Critical patent/JP4591007B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rectifiers (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】 交流電源から供給される交流電流値を高精度に推定できるコンバータ装置を提供すること。
【解決手段】 交流電源3からの交流電力を、コンバータ部1で直流に変換してインバータ部7に出力する。コンバータ部1は、ダイオードブリッジDB1、平滑用コンデンサC1および倍電圧用コンデンサC2,C3で交流電力を直流電力に整流すると共に、トランジスタTrが制御部8からの駆動信号によって半周期毎に短期間オンされて力率を制御する。制御部8は、コンバータ部1から出力された直流電流値Idcと、コンバータ部1のスイッチング素子の駆動信号のデューティ比Donを、Iac=A×Idc/(1−C×Don)+Bで求められる式に代入して、交流電流値Iacを推定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば空気調和機のインバータ装置に直流電力を供給するコンバータ装置に関する。
従来より、例えば空気調和機では、交流電源から受けた交流電力をコンバータ装置で直流電力に変換し、この直流電力をインバータ装置で所定の周波数の交流電力に変換して圧縮機に供給して、この圧縮機の回転数を制御している。上記空気調和機では、交流電源から供給される交流電流の値を検出し、この検出値が所定値を越えた場合、上記インバータ装置を垂下制御して、電力消費量が最も大きい上記圧縮機への供給電力を低減する。これにより、上記交流電源からの交流電流値を低減して、この交流電源のブレーカの作動を防止している。
従来の空気調和機では、上記交流電源とコンバータ装置との間にカレントトランス(以下、CTという)を設け、このCTで上記交流電源からの交流電流値を測定していた。
しかしながら、上記CTを用いると、空気調和機のコストアップを招くという問題があった。また、空気調和機の回路構成が複雑になるという問題があった。
そこで、従来、CTを削除すると共に、コンバータ装置の出力電圧値および出力電流値に基づいて、交流電源からの交流電流値をマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)で推定するようにした空気調和機が提案されている(例えば特開2003−254591号公報:特許文献1,特開2004−153889号公報:特許文献2参照)。
この空気調和機のマイコンは、コンバータ装置が出力する直流電圧および直流電流の値と、交流電源の交流電圧の値と、力率および回路効率とを以下の式(1)に代入して演算を行って、上記交流電源からの交流電流値を推定している。
ac=Idc×(Vdc/(Vac×cosθ×η))・・・(1)
ここで、Iacは交流電源の交流電流値であり、Vacは交流電源の交流電圧値であり、Idcはコンバータ装置からの直流電流値であり、Vdcはコンバータ装置からの直流電圧値であり、cosθは力率であり、ηは回路効率である。なお、上記交流電源の交流電圧値Vacは、実測値ではなくて、上記交流電源の定格値、または、上記コンバータ装置からの直流電圧値に基づいて算出した演算値である。
しかしながら、上記従来の空気調和機は、定格値または演算値である上記交流電圧値Vacの誤差が比較的大きいので、上記式(1)による交流電流の推定値Iacは、誤差が比較的大きいという問題がある。したがって、上記式(1)の推定値Iacに基づいて、空気調和機の運転範囲を、交流電源のブレーカが作動しない範囲に設定すると、上記推定値Iacの約85%以下の範囲に設定する必要がある場合がある。つまり、上記従来の空気調和機は、現実に交流電源のブレーカを作動させないで運転可能な範囲に対して、約85%の範囲にしか運転範囲を設定できない場合がある。したがって、上記従来の空気調和機は、現実に有する性能を十分に発揮できず、また、実際に必要な性能に対して過大な性能が与えられる場合があるという問題がある。
特開2003−254591号公報 特開2004−153889号公報
そこで、本発明の課題は、交流電源から供給される交流電流値を高精度に推定できるコンバータ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のコンバータ装置は、交流電源からの交流電力を直流電力に変換する整流部と、
上記交流電源と上記整流部を接続する交流電力ラインの一方に直列に接続されたインダクタンス素子と、
上記インダクタンス素子を介して、オン時に上記交流電源を短絡するスイッチング部と、
上記スイッチング部のオンオフを制御するスイッチング制御部と、
上記整流部から出力された直流電流の値と、上記スイッチング制御部が上記スイッチング部を駆動するデューティ比に基づいて、上記交流電源から供給される交流電流の推定値を算出する推定値算出部と
を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、交流電源からの交流電力が整流部で整流されて直流電力に変換される。この変換された直流電力を、例えばインバータ装置等に供給し、このインバータ装置で所定周波数の交流電力に変換して、この交流電力が供給される例えば空気調和機の圧縮機を駆動する。このとき、スイッチング部をオンさせて、オン時にインダクタンス素子を介して交流電源を短絡することによって、力率が制御される。上記整流部からの直流電流の値と、上記スイッチング部をスイッチング制御部がオンオフ制御するときのデューティ比に基づいて、上記交流電源から供給される交流電流の推定値が、推定値算出部によって算出される。この推定値は、上記直流電流とデューティ比とに基づいて算出されるので、従来のように比較的大きい誤差を含む交流電圧値に基づいて算出された推定値よりも、誤差が比較的小さい。したがって、このコンバータ装置を用いて例えば空気調和機を構成した場合、この空気調和機の運転範囲を、現実に交流電源のブレーカが作動しない限りなく最大の範囲に設定することができる。
また、上記推定値は、上記直流電流とデューティ比との2つのパラメータに基づいて算出されるので、従来のようにコンバータ装置が出力する直流電圧値、直流電流値、および、交流電源の交流電圧との3つのパラメータに基づいて推定値を算出するよりも、推定値算出部の処理負担を軽減できる。したがって、推定値算出部を構成する例えばマイコン等のプログラムの縮小化や、処理能力が低くて安価なマイコンを使用してコストダウンを図ることができる。また、テーブルを用いて推定値を算出する場合においても、メモリ等の記憶部に予め格納するテーブルを小規模にできるから、このテーブルの記憶部における占有割合を低減でき、また、上記記憶部を小型にできる。
一実施形態のコンバータ装置は、上記交流電流の推定値は、下記の式によって求められる。
ac=A×Idc/(1−C×Don)+B
ここで、Iacは交流電流の推定値であり、Idcは整流部から出力された直流電流値であり、Donはスイッチング部が駆動されるデューティ比であり、A、BおよびCは定数である。
上記実施形態によれば、上記式により、整流部から出力された直流電流値およびスイッチング部が駆動されるデューティ比から、交流電流の値を推定することができる。
以上のように、本発明のコンバータ装置は、交流電源からの交流電力を直流電力に変換する整流部と、上記交流電源と上記整流部を接続する交流電力ラインの一方に直列に接続されたインダクタンス素子と、上記インダクタンス素子を介して、オン時に上記交流電源を短絡するスイッチング部と、上記スイッチング部のオンオフを制御するスイッチング制御部と、上記整流部から出力された直流電流の値と、上記スイッチング制御部が上記スイッチング部を駆動するデューティ比に基づいて、上記交流電源から供給される交流電流の推定値を算出する推定値算出部とを備えるので、従来のように比較的大きい誤差を含む交流電圧値に基づいて算出された推定値よりも、交流電流の推定値の誤差を小さくできる。したがって、このコンバータ装置を用いて例えば空気調和機を構成した場合、この空気調和機の運転範囲を、現実に交流電源のブレーカが作動しない限りなく最大の範囲に設定することができる。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態のコンバータ装置を用いた空気調和機の室外機を示す概略図である。
この空気調和機の室外機は、単相の交流電力を供給する交流電源3に、リレースイッチ4を介して接続されたコンバータ部1と、このコンバータ部1から直流電力が供給されるインバータ部7と、このインバータ部7から三相交流電力が供給される圧縮機9とを備える。上記コンバータ部1およびインバータ部7は、制御部8に接続されて、動作が制御されるようになっている。
上記コンバータ部1は、上記交流電源3の一方の出力ラインに、インダクタンス素子としてのリアクトル5を接続している。このリアクトル5の他端にダイオードブリッジDB1の交流入力端子の一方を接続し、このダイオードブリッジDB1の交流入力端子の他方を、交流電源3の他方の出力ラインに接続している。上記ダイオードブリッジDB1の正極側直流出力端子をインバータ部7の正極側入力端子に接続し、ダイオードブリッジDB1の負極側直流出力端子をインバータ部7の負極側入力端子に接続している。また、上記ダイオードブリッジDB1の正極側直流出力端子と負極側直流出力端子との間に、平滑用コンデンサC1を接続している。さらに、上記ダイオードブリッジDB1の正極側直流出力端子と負極側直流出力端子との間に、2つの倍電圧用コンデンサC2,C3を直列に接続している。上記ダイオードブリッジDB1と平滑用コンデンサC1および倍電圧用コンデンサC2,C3で整流回路を構成している。
また、上記2つの倍電圧用コンデンサC2,C3の間の接続点(中性点)に、ダイオードブリッジDB2の交流入力端子の一方を接続すると共に、このダイオードブリッジDB2の交流入力端子の他方を、交流電源3の他方の出力ラインに接続している。上記ダイオードブリッジDB2の正極側直流出力端子に、NPN型のトランジスタTrのコレクタを接続し、ダイオードブリッジDB2の負極側直流出力端子にトランジスタTrのエミッタを接続している。上記トランジスタTrのベースに、制御部8の出力端子を接続している。上記ダイオードブリッジDB2とトランジスタTrでスイッチング部を構成している。
上記インバータ部7は、複数のスイッチング素子からなるインバータ回路を備え、このインバータ回路は、制御部8の出力端子に接続されている。
上記制御部8は、上記コンバータ部1のトランジスタTrを駆動する駆動信号を出力すると共に、上記インバータ部7のインバータ回路を駆動する駆動信号を出力する。このインバータ回路の駆動信号に基づいて、コンバータ部1の駆動信号を生成することにより、力率の好適化を行うようになっている。
また、上記制御部8は、上記交流電源3からコンバータ部1に供給される交流電流の値を推定する推定値算出部として機能する。すなわち、上記制御部8は、プロセッサとメモリを含むマイコンを有し、このマイコンのメモリに、以下の式(2)を演算するプログラムと定数を格納している。
ac=A×Idc/(1−C×Don)+B・・・(2)
ここで、Iacは交流電源3から供給される交流電流の推定値であり、Idcはコンバータ部1から出力された直流電流値であり、Donはコンバータ部1のトランジスタTrが駆動されるデューティ比であり、A、BおよびCは定数である。
また、制御部8は、上記コンバータ部1から出力される直流電流を検出する電流検出回路を含み、この電流検出回路によって直流電流値Idcを検出する。また、上記コンバータ部1のトランジスタTrに出力する駆動信号に基づいて、この駆動信号のデューティ比Donを算出する。この制御部のマイコンにより、上記直流電流値Idcおよびデューティ比Donを式(2)に代入して演算を行って、交流電源からの交流電流値Iacを推定するようになっている。この制御部8およびコンバータ部1により、本発明のコンバータ装置を構成している。
上記構成のコンバータ装置を備える空気調和機は、以下のように動作する。
まず、空気調和機が起動されると、リレースイッチ4がオンになり、交流電源3から所定の定格電圧および周波数の交流電力がコンバータ部1に供給される。制御部8は、室内温度等の負荷に対応して、インバータ部7から圧縮機9に供給すべき交流電力の周波数および電圧値等を算出し、この周波数等に基づいて、インバータ回路に駆動信号を出力する。また、上記インバータ部7にコンバータ部1から供給すべき直流電力の電圧値等を算出し、この算出値に基づいて、上記コンバータ部1のトランジスタTrの駆動信号を出力する。
上記コンバータ部1は、制御部8からの駆動信号に基づいて、トランジスタTrが交流電源の半サイクル毎に短期間オンして、2つの倍電圧用コンデンサC2,C3の間の接続点(中間点)と、交流電源3の他方の出力ラインとを短絡する。これにより、交流電源3とリアクトル5を介して閉回路を形成して、力率を制御する。このように、上記制御部8は、スイッチング制御部として機能する。
また、上記インバータ部7では、制御部8からの駆動信号に基づいて、インバータ回路のスイッチング素子がオンオフして、所定周波数の三相交流電力を出力する。
図2は、上記コンバータ部1が交流電源3から供給される交流電力と、上記コンバータ部1が受ける駆動信号を示す図である。図2に示すように、交流電圧Vacが半周期Tで変動すると共に、交流電流Iacがコンバータ部1のトランジスタTrの動作に対応して変動する。この交流電流Iacの値は、上記制御部8によって推定される。すなわち、制御部8のマイコンのプロセッサが、上記式(2)を演算するプログラムを実行し、この式(2)に、メモリに予め格納された定数A、BおよびCを代入する。これと共に、制御部8の電流検出回路で検出された直流電流値Idcと、コンバータ部1のトランジスタTrに出力する駆動信号のデューティ比Donを式(2)に代入して演算を行い、交流電流Iacの値を算出する。なお、図2は、交流電源3が定格100Vである場合の交流電流Iacの変動を示しており、この場合、デューティ比Donは、Tを交流電流Iacの半周期として、Ton/Tにより算出する。なお、Tは交流電圧Vacの半周期である。
上記制御部8は、交流電源3からの交流電流Iacの値を、コンバータ部1が出力する直流電流値Idcと、コンバータ部1の駆動信号のデューティ比Donに基づいて推定するので、この推定値は、従来のように比較的大きい誤差を含む交流電圧値に基づいた推定値よりも、誤差が比較的小さい。図3は、入力交流電流値Idc(mA)を縦軸とすると共に、直流電流値Idcとデューティ比Donとで求められる変数Idc/(1−C×Don)を横軸とする座標に、式(2)を表す直線Fを記した図である。この座標には、上記コンバータ部1への交流電流値の実測値A,A,A・・・を、重ねて記している。図3から分かるように、式(2)は、直流電流値Idcとデューティ比Donに基づいて、交流電流値Iacを少ない誤差で推定することができる。このように、本願発明者は、交流電流値Iacに対して、直流電流値Idcとデューティ比Donとで求められる変数Idc/(1−C×Don)が比例関係を有することを発見し、この発見に基づいて本発明がなされたのである。
図3によれば、式(2)による推定値Iacの誤差は、現実の電流値の2.5%以内であることが分かった。したがって、上記制御部8によって制御されるコンバータ部1は、上記交流電源3のブレーカが作動する電流値の97.5%の範囲まで、この交流電源3から電力供給を受けることができることになる。したがって、この空気調和機の運転範囲を、交流電源3のブレーカが作動しない現実の範囲に対して、97.5%まで近づけることができるので、従来のような性能の無駄や、過大な性能を与える等の不都合を防止できる。
また、上記推定値Iacは、直流電流値Idcと、コンバータ部1の駆動信号のデューティ比Donとの2つのパラメータに基づいて算出されるので、従来のようにコンバータ装置が出力する直流電圧値、直流電流値、および、交流電源の交流電圧との3つのパラメータに基づいて算出するよりも、マイコンの処理負担を軽減できる。したがって、マイコンのプログラムの縮小化や、処理能力が低いマイコンを使用してコストダウンを図ることができる。
図4は、本発明のコンバータ装置を用いて構成した他の空気調和機の室外機を示す図である。この空気調和機の室外機は、コンバータ部1の回路構成のみが、図1の空気調和機の室外機と相違する。図4において、図1の空気調和機の室外機と同一の構成部分には、同一の参照番号を付して詳細な説明を省略する。
図4の室外機のコンバータ部1は、リアクトル5の他端に、ダイオードブリッジDB2の交流入力端子の一方を接続すると共に、このダイオードブリッジDB2の交流入力端子の他方を、交流電源3の他方の出力ラインに接続している。上記ダイオードブリッジDB2の正極側直流出力端子と負極側直流出力端子に、NPN型のトランジスタTrのコレクタとエミッタをそれぞれ接続すると共に、このトランジスタTrのベースに制御部8の出力端子を接続している。上記ダイオードブリッジDB2とトランジスタTrでスイッチング部を構成している。また、ダイオードブリッジDB1の交流入力端子の一方をリアクトル5に接続すると共に、ダイオードブリッジDB1の交流入力端子の他方を、2つの倍電圧用コンデンサC2,C3の間の接続点(中性点)に接続している。
図4の空気調和機の室外機のコンバータ部1は、制御部8からの駆動信号に基づいて、トランジスタTrが交流電源の周期毎に短期間オンする。これにより、リアクトル5を介して交流電源3の出力ラインを短絡して、力率を制御する。
図4のコンバータ装置もまた、図1のコンバータ装置と同様に、制御部8のマイコンが式(2)を演算して、コンバータ部1が出力する直流電流値Idcと、コンバータ部1の駆動信号のデューティ比Donに基づいて、交流電流Iacの値を推定する。したがって、従来よりも高精度に交流電流値Idcを推定できるので、この空気調和機の運転範囲を、交流電源3のブレーカが作動しない範囲に近づけることができる。その結果、従来のような性能の無駄や、過大な性能を与える等の不都合を防止できる。
なお、上記実施形態では、制御部8で式(2)を演算して、交流電流Iacの値を推定したが、直流電流値Idcとデューティ比Donとに対応づけて交流電流Iacの値を記載したテーブルを、マイコン等のメモリに予め格納してもよい。このテーブルを、上記電流検出回路で検出した直流電流値Idcと、上記コンバータ部1に出力する駆動信号のデューティ比Donとに基づいて参照して、交流電流値Iacを読み出して推定してもよい。この場合においても、パラメータが直流電流値Idcとデューティ比Donとで従来よりも少ないので、メモリに予め格納するテーブルを小規模にできるから、このテーブルのメモリの占有割合を低減でき、また、メモリを小型にできる。
また、上記実施形態では、本発明のコンバータ装置を用いて空気調和機の室外機を構成したが、例えば冷凍装置、照明装置、画像表示装置、あるいは、輸送装置等のような他の装置を構成してもよい。また、本発明のコンバータ装置は、直流電力をインバータに供給するのみに限られず、他の負荷に直流電流を供給することができる。
本発明の実施形態のコンバータ装置を用いた空気調和機の室外機を示す概略図である。 コンバータ部が交流電源から供給される交流電力と、コンバータ部が受ける駆動信号とを示す図である。 交流電流の推定式と実測値を座標上に記した図である。 本発明のコンバータ装置を用いた他の空気調和機の室外機を示す概略図である。
符号の説明
1 コンバータ部
3 交流電源
4 スイッチ
5 リアクトル
7 インバータ部
8 制御部
9 圧縮機
DB1,DB2 ダイオードブリッジ
C1 平滑用コンデンサ
C2,C3 倍電圧用コンデンサ
Tr トランジスタ

Claims (2)

  1. 交流電源(3)からの交流電力を直流電力に変換する整流部(DB1,C1,C2,C3)と、
    上記交流電源(3)と上記整流部(DB1,C1,C2,C3)を接続する交流電力ラインの一方に直列に接続されたインダクタンス素子(5)と、
    上記インダクタンス素子(5)を介して、オン時に上記交流電源(3)を短絡するスイッチング部(DB2,Tr)と、
    上記スイッチング部(DB2,Tr)のオンオフを制御するスイッチング制御部(8)と、
    上記整流部(DB1,C1,C2,C3)から出力された直流電流の値(Idc)と、上記スイッチング制御部(8)が上記スイッチング部(DB2,Tr)を駆動するデューティ比(Don)に基づいて、上記交流電源(3)から供給される交流電流の推定値(Iac)を算出する推定値算出部(8)と
    を備えることを特徴とするコンバータ装置。
  2. 請求項1に記載のコンバータ装置において、
    上記交流電流の推定値(Iac)は、下記の式によって求められることを特徴とするコンバータ装置。
    ac=A×Idc/(1−C×Don)+B
    ここで、Iacは交流電流の推定値であり、Idcは整流部から出力された直流電流値であり、Donはスイッチング部が駆動されるデューティ比であり、A、BおよびCは定数である。
JP2004274693A 2004-09-22 2004-09-22 コンバータ装置 Expired - Fee Related JP4591007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004274693A JP4591007B2 (ja) 2004-09-22 2004-09-22 コンバータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004274693A JP4591007B2 (ja) 2004-09-22 2004-09-22 コンバータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006094596A true JP2006094596A (ja) 2006-04-06
JP4591007B2 JP4591007B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=36235013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004274693A Expired - Fee Related JP4591007B2 (ja) 2004-09-22 2004-09-22 コンバータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4591007B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007300697A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Daikin Ind Ltd 電源回路制御装置
KR101030411B1 (ko) * 2009-08-20 2011-04-20 성균관대학교산학협력단 소프트 스위칭 컨버터를 이용한 소프트 스위칭 인버터
KR101043552B1 (ko) 2009-07-30 2011-06-21 성균관대학교산학협력단 소프트 스위칭 컨버터 및 이를 이용한 인버터
WO2012007396A3 (de) * 2010-07-16 2012-12-27 Robert Bosch Gmbh Verfahren und vorrichtung zur bestimmung eines momentanen drehmoments einer elektronisch kommutierten elektrischen maschine sowie zur regelung des mittleren drehmoments
JP2015012640A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 株式会社デンソー 電力変換装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002165384A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Denso Corp 二バッテリ搭載型車両用電源装置
JP2003254591A (ja) * 2002-03-04 2003-09-10 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機の駆動回路及び電気機器の駆動回路
JP2004153889A (ja) * 2002-10-29 2004-05-27 Daikin Ind Ltd モータ駆動装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002165384A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Denso Corp 二バッテリ搭載型車両用電源装置
JP2003254591A (ja) * 2002-03-04 2003-09-10 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機の駆動回路及び電気機器の駆動回路
JP2004153889A (ja) * 2002-10-29 2004-05-27 Daikin Ind Ltd モータ駆動装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007300697A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Daikin Ind Ltd 電源回路制御装置
KR101043552B1 (ko) 2009-07-30 2011-06-21 성균관대학교산학협력단 소프트 스위칭 컨버터 및 이를 이용한 인버터
KR101030411B1 (ko) * 2009-08-20 2011-04-20 성균관대학교산학협력단 소프트 스위칭 컨버터를 이용한 소프트 스위칭 인버터
WO2012007396A3 (de) * 2010-07-16 2012-12-27 Robert Bosch Gmbh Verfahren und vorrichtung zur bestimmung eines momentanen drehmoments einer elektronisch kommutierten elektrischen maschine sowie zur regelung des mittleren drehmoments
CN102971960A (zh) * 2010-07-16 2013-03-13 罗伯特·博世有限公司 用于确定电子换向的电机的瞬时转矩以及用于调节平均转矩的方法和设备
JP2015012640A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 株式会社デンソー 電力変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4591007B2 (ja) 2010-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008113514A (ja) 電源回路、及びこれに用いる制御回路
JP2007181362A (ja) スイッチング電源装置
JP2009261212A (ja) インバータ装置およびインバータシステム
JP4591007B2 (ja) コンバータ装置
TWI416862B (zh) 風扇及馬達控制裝置
JPS6253178A (ja) インバ−タ回路の電源装置
JP2004072806A (ja) 電力変換装置
JP6146316B2 (ja) 空気調和機
KR20200071616A (ko) 전력 변환 효율이 개선된 전력 변환 장치
JP2007089308A (ja) コンバータ回路および冷凍・空調装置
JP2008136316A (ja) 電源装置の充電装置及び電源装置の充電方法
JP4674122B2 (ja) 電源装置
JP7490089B2 (ja) 空気調和機
JP3745266B2 (ja) 電源装置およびそれを用いた空気調和機
JP4119761B2 (ja) 空調制御装置
JP4392351B2 (ja) 発動発電機用インバータ
JP2005261106A (ja) 三相整流装置
JP2008099510A (ja) 直流電源装置とそれを用いた機器
JP3604080B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2010172152A (ja) 電力変換装置
JPH0937587A (ja) 空気調和機の駆動装置
JP2005045955A (ja) 空気調和機の制御装置
JP2006020402A (ja) インバータ、電源装置、及びコンプレッサ
JPH10215566A (ja) 電源装置
JP2019122121A (ja) インバータ装置、昇圧回路制御方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100830

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4591007

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees