JP2019122121A - インバータ装置、昇圧回路制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
(インバータ装置の回路構成)
図1は、本実施形態に係るインバータ装置の回路構成を示す図である。
インバータ装置1は、空気調和機(空調機)90の室外機に搭載される。インバータ装置1は、上記室外機の圧縮機を駆動するための三相交流モータ(モータ4)に対し、別途入力された回転数指令に応じた負荷駆動用交流電圧(三相交流電圧)を出力する。インバータ装置1は、この負荷駆動用交流電圧に基づいて、負荷である三相交流モータ(モータ4)を所望の回転数で回転駆動させる。
なお、インバータ装置1は、商用電源である三相交流電源3から供給される三相交流電圧を、上記負荷駆動用交流電圧に変換して出力する。ここで、三相交流電源3は、例えば、AC200V(実効値200V)で周波数が50Hz(若しくは60Hz)の交流電圧であって、位相が互いに120°異なるR相、S相、T相からなる三相の交流電圧を出力する。以下、三相交流電源3が出力する各相の交流電圧を、それぞれ、「R相交流電圧」、「S相交流電圧」、「T相交流電圧」とも記載する。
本実施形態に係る三相倍電圧整流回路1Aは、後述するように、入力される三相の交流電圧の最大値の倍電圧を出力する倍電圧整流回路としての機能を有する。
インバータ回路20は、モータ電流検出部22をさらに備える。
モータ電流検出部22は、三相倍電圧整流回路1Aへ戻る電流(モータ電流)を検出する。モータ電流検出部22は、検出したモータ電流の検出結果を、検出信号として、インバータ回路制御部21へ出力する。
インバータ回路制御部21には、上位装置から回転数指令を入力される。インバータ回路制御部21は、モータ電流検出部22からモータ電流の検出信号を受け付ける。
インバータ回路制御部21は、上記モータ電流を監視しながら、モータ4の回転数が、当該回転数指令に示される回転数となるようにインバータ回路20を駆動させる。ここで、インバータ回路制御部21は、一般に良く知られているPWM(Pulse Width Modulation)制御に基づいてインバータ回路20を制御する。
三相倍電圧整流回路1Aの回路構成について詳しく説明する。
図1に示すように、三相倍電圧整流回路1Aは、整流回路10と、昇圧回路11と、昇圧回路制御部12と、リアクタLと、を有している。
昇圧回路11は、昇圧回路制御部12の制御によって、三相交流電源3から入力される三相の交流電圧の最大値の2倍の電圧を、直流電圧Vdcとして出力することができる。
昇圧回路制御部12は、昇圧回路11を制御する制御用ICである。昇圧回路制御部12の具体的な機能構成については後述する。
整流回路10及び昇圧回路11は、互いに正極側同士がリアクタLを介して正極出力線αで接続されている。整流回路10及び昇圧回路11は、互いに負極側同士が負極出力線βで接続されている。
以下の説明において、正極出力線αは、リアクタLを介して、第1正極出力線α1と、第2正極出力線α2とが直列接続された線である。
したがって、整流回路10は、整流電圧Vacを、第1正極出力線α1と負極出力線βとの間に出力する。
整流回路10について詳しく説明する。
整流回路10は、三相交流電源3から供給される三相の交流電圧(R相交流電圧、S相交流電圧及びT相交流電圧)を、各相に対応する3つの入力端子(R相入力端子QR、S相入力端子QS及びT相入力端子QT)の各々から入力して整流する。
整流回路10は、6つの整流ダイオード(正極側R相整流ダイオード10Ra、負極側R相整流ダイオード10Rb、正極側S相整流ダイオード10Sa、負極側S相整流ダイオード10Sb、正極側T相整流ダイオード10Ta及び負極側T相整流ダイオード10Tb)で構成される。
昇圧回路11について詳しく説明する。
昇圧回路11は、三相倍電圧整流回路1Aの出力電圧である直流電圧Vdcとして、三相交流電源3から入力される三相の交流電圧の最大値の2倍の電圧を出力することができる。
ここで、以下の説明において、三相の交流電圧の振幅相当の直流電圧Vdcを「一倍圧直流電圧Vdc1」と記載し、三相の交流電圧の振幅の2倍相当の直流電圧Vdcを「二倍圧直流電圧Vdc2」と記載して区別する(Vdc1=1/2・Vdc2)。例えば、三相交流電源3がAC200Vの交流電圧を出力する場合、一倍圧直流電圧Vdc1は、200√2Vとなり、二倍圧直流電圧Vdc2は、400√2Vとなる。さらに、一倍圧直流電圧Vdc1と二倍圧直流電圧Vdc2との中間の電圧を「中間電圧Vdc3」と記載する。Vdc1<Vdc3<Vdc2である。
一倍圧直流電圧Vdc1は、昇圧される前の電圧である基準電圧の例に該当する。
具体的には、正極側コンデンサCaは、正極側主ダイオードDaのカソードと接続点Nとの間に接続されている。負極側コンデンサCbは、負極側主ダイオードDbのアノードと接続点Nとの間に接続されている。
なお、正極側コンデンサCa及び負極側コンデンサCbは同じ容量値である。したがって、接続点Nは、正極出力線αと負極出力線βとの電位差の中間電位点である。
負極側主ダイオードDbは、負極側コンデンサCbから整流回路10の負極出力線βにかけて順方向に接続される。具体的には、負極側主ダイオードDbのアノードが、負極側コンデンサCbに接続されて、負極側主ダイオードDbのカソードが、負極出力線βに接続されている。
正極側スイッチング素子11aは、正極出力線α(第2正極出力線α2)と接続点Nとの間に接続されている。負極側スイッチング素子11bは、負極出力線βと接続点Nとの間に接続されている。
正極側スイッチング素子11a及び負極側スイッチング素子11bは、後述する昇圧回路制御部12から出力されるスイッチング制御信号によりオン/オフ制御される。
この場合、正極側スイッチング素子11aのコレクタが、第2正極出力線α2に接続され、正極側スイッチング素子11aのエミッタが、接続点Nに接続されている。さらに、負極側スイッチング素子11bのエミッタが、負極出力線βに接続され、負極側スイッチング素子11bのコレクタが、接続点Nに接続されている。
後述する昇圧回路制御部12から正極側スイッチング素子11aのゲートに、スイッチング制御信号が印加されることによって、正極側スイッチング素子11aはオン/オフ制御される。
同様に昇圧回路制御部12から負極側スイッチング素子11bのゲートに、スイッチング制御信号が印可されることによって、負極側スイッチング素子11bはオン/オフ制御される。
昇圧回路制御部12について詳しく説明する。
図2は、昇圧回路制御部12の機能構成を示す概略ブロック図である。
図2に示すように、昇圧回路制御部12は、スイッチング動作決定部12dと、スイッチング素子制御部12gと、を備える。
スイッチング素子制御部12gは、スイッチング動作決定部12dが決定した動作に従って、正極側スイッチング素子11aおよび負極側スイッチング素子11bのオン/オフを制御する。
以下では、直流電圧Vdcが一倍圧直流電圧Vdc1である状態(昇圧回路11がインバータ回路20へ一倍圧直流電圧Vdc1)を供給する状態を一倍圧モードと記載する。直流電圧Vdcが中間電圧Vdc3である状態(昇圧回路11がインバータ回路20へ中間電圧Vdc3)を供給する状態を中間電圧モードと記載する。直流電圧Vdcが二倍圧直流電圧Vdc2である状態(昇圧回路11がインバータ回路20へ二倍圧直流電圧Vdc2)を供給する状態を二倍圧モードと記載する。
昇圧回路11からインバータ回路20へ一倍圧直流電圧を供給させる場合、スイッチング素子制御部12gは、正極側スイッチング素子11aおよび負極側スイッチング素子11bのいずれもオフ状態のままにする。
昇圧回路制御部12は、正極側スイッチング素子11aがオンになる時間を設け、正極側スイッチング素子11aのオン/オフの切替を繰り返すことで、直流電圧Vdcを一倍圧直流電圧Vdc1から中間電圧Vdc3へ切り替える。さらに、昇圧回路制御部12は、正極側スイッチング素子11aがオンになる時間を徐々に長くしていくことで、直流電圧Vdc(中間電圧Vdc3)を徐々に大きくする。昇圧回路制御部12は、例えば、一倍圧モードから中間電圧モードに変わってからの経過時間に応じて正極側スイッチング素子11aがオンになる時間を徐々に長くしていく。
昇圧回路制御部12は、正極側スイッチング素子11aがオンになる時間の時間全体に対するデューティ比50%を保持し、正極側スイッチング素子11aがオフになっている時間の範囲内で、負極側スイッチング素子11bがオンになる時間を設け、負極側スイッチング素子11bのオン/オフの切替を繰り返す。さらに、昇圧回路制御部12は、負極側スイッチング素子11bがオンになる時間を徐々に長くしていくことで、直流電圧Vdc(中間電圧Vdc3)を徐々に大きくする。
負極側スイッチング素子11bがオンになる時間が長くなり、負極側スイッチング素子11bがオンになる時間の時間全体に対するデューティ比が50%に達することで、図6に例示するオン/オフが行われる。図6の例では、昇圧回路制御部12は、正極側スイッチング素子11aおよび負極側スイッチング素子11bのうちいずれか一方がオンになり他方がオフになるように、オン/オフの切替を繰り返す。
正極側コンデンサCa、負極側コンデンサCbそれぞれの電圧が蓄電によって一倍圧直流電圧Vdc1に相当する電圧になることで、直流電圧Vdcが二倍圧直流電圧Vdc2になる。
特に、インバータ回路制御部21は、PWM制御におけるパルス幅の算出基準を、一倍圧直流電圧Vdc1のとき、二倍圧直流電圧Vdc2のときの2段階で切り替える。二倍圧直流電圧Vdc2のときは、一倍圧直流電圧Vdc1のときの半分のパルス幅に算出する基準を用いる。
また、インバータ回路制御部21は、PWM制御におけるパルス幅を2段階に切り替えるという比較的簡単な処理で、直流電圧Vdcの変化に対応してインバータ回路20の制御を行うことができる。
図7の例で、昇圧回路制御部12は、昇圧回路11を制御して、直流電圧Vdcを一倍圧直流電圧Vdc1から二倍圧直流電圧Vdc2へと徐々に変化させている。
図8の例で、昇圧回路制御部12は、昇圧回路11を制御して、直流電圧Vdcを二倍圧直流電圧Vdc2から一倍圧直流電圧Vdc1へと徐々に変化させている。
負極側スイッチング素子11bがオンになる時間が0、すなわち、負極側スイッチング素子11bがオフの状態を持続するようになると、昇圧回路制御部12は、正極側スイッチング素子11aがオンになる時間を徐々に短くしていくことで、直流電圧Vdcをさらに徐々に減少させていく。
正極側スイッチング素子11aがオンになる時間が0、すなわち、正極側スイッチング素子11aがオフの状態を持続するようになると、直流電圧Vdcは、一倍圧直流電圧Vdc1になる。
図9は、正極側スイッチング素子11aが、オンになる時間の時間全体に対するデューティ比50%でオン/オフの切替を繰り返し、負極側スイッチング素子11bがオフの状態を継続する場合の、これらスイッチング素子のオン/オフの例を示す図である。図9における横軸は時刻を示す。
図10のグラフの横軸は時刻を示し、縦軸は直流電圧Vdcを示す。
図10の例では、時刻T1からT2まで間、昇圧回路制御部12が、正極側スイッチング素子11aのオン/オフの切替を、オンになる時間の時間全体に対するデューティ比50%で繰り返させ、負極側スイッチング素子11bがオフの状態を一定時間継続させている。これにより、時刻T1からT2までの間、直流電圧Vdcの値が一定になっている。 それ以外の点では、図7の場合と同様である。
直流電圧Vdcが中間電圧Vdc3で一定値を継続する間、インバータ回路制御部21によるインバータ回路20の制御として、一倍圧モードの場合、二倍圧モードの場合の何れかと同様の制御を行うようにしてもよい。あるいは、直流電圧Vdcが中間電圧Vdc3で一定値を継続する間、インバータ回路制御部21が、一倍圧モードの場合、二倍圧モードの場合の何れとも異なる制御にてインバータ回路20を制御するようにしてもよい。
図11のグラフの横軸は時刻を示し、縦軸は直流電圧Vdcを示す。
図11の例では、時刻T3からT4まで間、昇圧回路制御部12が、正極側スイッチング素子11aのオン/オフの切替を、オンになる時間の時間全体に対するデューティ比50%で繰り返させ、負極側スイッチング素子11bがオフの状態を一定時間継続させている。これにより、時刻T1からT2までの間、直流電圧Vdcの値が一定になっている。 それ以外の点では、図8の場合と同様である。
このように、直流電圧Vdcが中間電圧Vdc3で一定値を継続する時間を設けることで、モータ4に供給される電圧の変化をさらに緩やかにすることができる。これにより、モータ4が脱調する可能性を低減させることができる。
これにより、インバータ装置1では、直流電圧Vdcを徐々に増加させることができ、モータ4が脱調する可能性を低減させることができる。
また、インバータ装置1では、正極側スイッチング素子11aをオンにする時間および負極側スイッチング素子11bをオンにする時間を同時に変化させる必要がない点で、モータ4の脱調対策を比較的簡単な方法で行うことができる。
これにより、インバータ装置1では、直流電圧Vdcを徐々に減少させることができ、モータ4が脱調する可能性を低減させることができる。
また、インバータ装置1では、正極側スイッチング素子11aをオンにする時間および負極側スイッチング素子11bをオンにする時間を同時に変化させる必要がない点で、モータ4の脱調対策を比較的簡単な方法で行うことができる。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
1A 三相倍電圧整流回路
4 モータ
10 整流回路
11 昇圧回路
11a 正極側スイッチング素子
11b 負極側スイッチング素子
Ca 正極側コンデンサ
Cb 負極側コンデンサ
12 昇圧回路制御部
12d スイッチング動作決定部
12g スイッチング素子制御部
13 回転数検出部
20 インバータ回路
21 インバータ回路制御部
Claims (4)
- モータに電力を供給するインバータ回路に対し、一倍圧直流電圧から、前記一倍圧直流電圧の2倍に相当する二倍圧直流電圧までの範囲内で直流電圧を供給する昇圧回路であって、
前記インバータ回路と直列に接続された正極側コンデンサおよび負極側コンデンサと、
自らがオンとなることで電圧供給元である整流回路の両端と前記負極側コンデンサの両端とを接続する回路を形成する正極側スイッチング素子と、
自らがオンとなることで前記整流回路の両端と前記正極側コンデンサの両端とを接続する回路を形成する負極側スイッチング素子と、
を備える昇圧回路と、
前記昇圧回路が前記インバータ回路に供給する電圧を、前記一倍圧直流電圧から前記二倍圧直流電圧まで所定時間かけて徐々に増加させるよう、前記昇圧回路を制御する昇圧回路制御部であって、
前記正極側スイッチング素子および負極側スイッチング素子のうち何れか一方のスイッチング素子をオンにする時間を増加させながらオン/オフの切替を繰り返し、当該スイッチング素子をオンにする時間の時間全体に対するデューティ比が所定値に達すると、他方のスイッチング素子をオンにする時間を増加させながらオン/オフの切替を繰り返すことで、前記直流電圧を増加させる昇圧回路制御部と、
を備えるインバータ装置。 - 前記昇圧回路制御部は、
前記正極側スイッチング素子および負極側スイッチング素子のうち何れか一方のスイッチング素子をオンにする時間を減少させながらオン/オフの切替を繰り返し、当該スイッチング素子をオンにする時間が0に達すると、他方のスイッチング素子をオンにする時間を減少させながらオン/オフの切替を繰り返すことで、前記直流電圧を減少させる、
請求項1に記載のインバータ装置。 - モータに電力を供給するインバータ回路に対し、一倍圧直流電圧から、前記一倍圧直流電圧の2倍に相当する二倍圧直流電圧までの範囲内で直流電圧を供給する昇圧回路であって、
前記インバータ回路と直列に接続された正極側コンデンサおよび負極側コンデンサと、
自らがオンとなることで電圧供給元である整流回路の両端と前記負極側コンデンサの両端とを接続する回路を形成する正極側スイッチング素子と、
自らがオンとなることで前記整流回路の両端と前記正極側コンデンサの両端とを接続する回路を形成する負極側スイッチング素子と、
を備える昇圧回路が、
前記正極側スイッチング素子および負極側スイッチング素子のうち何れか一方のスイッチング素子をオンにする時間を増加させながらオン/オフの切替を繰り返し、当該スイッチング素子をオンにする時間の時間全体に対するデューティ比が所定値に達すると、他方のスイッチング素子をオンにする時間を増加させながらオン/オフの切替を繰り返すことで、前記直流電圧を増加させるよう、前記昇圧回路を制御する
ことを含む昇圧回路制御方法。 - モータに電力を供給するインバータ回路に対し、一倍圧直流電圧から、前記一倍圧直流電圧の2倍に相当する二倍圧直流電圧までの範囲内で直流電圧を供給する昇圧回路であって、
前記インバータ回路と直列に接続された正極側コンデンサおよび負極側コンデンサと、
自らがオンとなることで電圧供給元である整流回路の両端と前記負極側コンデンサの両端とを接続する回路を形成する正極側スイッチング素子と、
自らがオンとなることで前記整流回路の両端と前記正極側コンデンサの両端とを接続する回路を形成する負極側スイッチング素子と、
を備える昇圧回路を制御するコンピュータに、
前記正極側スイッチング素子および負極側スイッチング素子のうち何れか一方のスイッチング素子をオンにする時間を増加させながらオン/オフの切替を繰り返し、当該スイッチング素子をオンにする時間の時間全体に対するデューティ比が所定値に達すると、他方のスイッチング素子をオンにする時間を増加させながらオン/オフの切替を繰り返すことで、前記直流電圧を増加させるよう、前記昇圧回路を制御させる
ためのプログラム。
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