JP7016255B2 - インバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インバータ装置に関する。
特許文献1、2には、冷凍サイクル適用機器に用いられる圧縮機モータを駆動する電源装置に適用される三相倍電圧整流回路が開示されている。さらに、特許文献1、2には、三相倍電圧整流回路の各コンデンサへの充電を行うスイッチング素子のオンデューティを変化させることで、全波整流モード(1倍圧モード)における直流電圧と、昇圧モード(2倍電圧モード)における直流電圧との中間電圧を出力することが記載されている。
再公表WO2015/186229号公報 再公表WO2015/125240号公報
インバータ回路は、例えば、良く知られているPWM制御に基づいて、整流回路から入力する直流電圧を所望の交流電圧に変換する。ここで、中間電圧を出力可能な三相倍電圧整流回路、及び、当該中間電圧を入力とするインバータ回路の制御につき、全体として効率のよい制御方法が求められている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、三相倍電圧整流回路を有するインバータ装置であって、高効率でモータを駆動可能なインバータ装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、インバータ装置は、三相交流電源から供給される三相の交流電圧を入力して整流する整流回路と、前記整流回路の正極出力線にアノードが接続された正極側主ダイオードと、前記整流回路の負極出力線にカソードが接続された負極側主ダイオードと、接続点と前記正極出力線との間に接続された正極側スイッチング素子と、前記接続点と前記負極出力線との間に接続された負極側スイッチング素子と、を有する倍電圧回路と、前記正極側主ダイオードのカソードと前記接続点との間に接続された正極側コンデンサと、前記接続点と前記負極側主ダイオードのアノードとの間に接続された負極側コンデンサと、回転数指令値に応じて、前記倍電圧回路が1倍圧直流電圧、2倍圧直流電圧、及び、前記1倍圧直流電圧と前記2倍圧直流電圧との間の直流電圧である中間電圧のいずれかを出力するように、前記正極側スイッチング素子及び前記負極側スイッチング素子をスイッチングさせる倍電圧回路制御部と、前記倍電圧回路から出力される直流電圧を入力して、前記回転数指令値に応じた交流電圧をモータに出力するインバータ回路と、前記インバータ回路に対し、前記モータに出力する交流電圧が前記回転数指令値に比例する周波数及び振幅となるようにPWM制御を行うインバータ回路制御部と、を備える。前記インバータ回路制御部は、前記倍電圧回路から出力される前記1倍圧直流電圧、前記2倍圧直流電圧、及び、前記中間電圧のそれぞれに対応するPWM制御を行う。
また、本発明の第2の態様によれば、前記倍電圧回路制御部は、前記正極側スイッチング素子及び前記負極側スイッチング素子の何れか一方をオフのままとし、他方をスイッチングさせることで前記中間電圧を出力するように制御する。
また、本発明の第3の態様によれば、前記倍電圧回路制御部は、前記回転数指令値に比例して増減する前記中間電圧を出力する。
また、本発明の第4の態様によれば、前記インバータ回路制御部は、前記倍電圧回路が前記中間電圧を出力している間、前記回転数指令値に対して負の変化率でPWM制御信号のパルス幅を増減させる。
上述の何れかの態様によれば、三相倍電圧整流回路を有するインバータ装置であって、高効率でモータを駆動可能なインバータ装置を提供することができる。
第1の実施形態に係るインバータ装置の回路構成を示す図である。 第1の実施形態に係る制御装置の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る倍電圧回路制御部の動作を説明するための図である。 第1の実施形態に係る倍電圧回路制御部の動作を説明するための図である。 第1の実施形態に係る制御装置全体の動作を説明するための図である。 第2の実施形態に係る倍電圧回路制御部の動作を説明するための図である。 第2の実施形態に係る制御装置全体の動作を説明するための図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係るインバータ装置について、図1~図5を参照しながら詳細に説明する。
(インバータ装置の回路構成)
図1は、第1の実施形態に係るインバータ装置の回路構成を示す図である。
インバータ装置1は、例えば、空気調和機(空調機)90の室外機に搭載される。インバータ装置1は、圧縮機を駆動するための三相交流モータ(モータ4)に対し、当該三相交流モータを所望に回転駆動させるための三相交流電圧(以下、「負荷駆動用交流電圧」とも記載する。)を出力する。インバータ装置1は、上位装置から回転数指令値の入力を受け付ける。インバータ装置1は、回転数指令値に応じた負荷駆動用交流電圧を出力する。これにより、三相交流モータ(モータ4)は、回転数指令値どおりの回転数で回転駆動する。
なお、インバータ装置1が三相交流モータを駆動させる方式としては、よく知られているV/f制御(即ち、負荷駆動用交流電圧の周波数及び振幅の両方を、回転数指令値に比例して増減させる制御)とされている。
インバータ装置1は、商用電源である三相交流電源3から供給される三相交流電圧を、負荷駆動用交流電圧に変換して、モータ4に出力する。
三相交流電源3は、例えば、AC200V(実効値200V)で周波数が50Hz(若しくは60Hz)の交流電圧であって、位相が互いに120°異なるR相、S相、T相からなる三相の交流電圧を出力する。以下、三相交流電源3が出力する各相の交流電圧を、それぞれ、「R相交流電圧」、「S相交流電圧」、「T相交流電圧」とも記載する。
図1に示すように、インバータ装置1は、三相倍電圧整流回路1Aと、インバータ回路20と、制御装置1Bと、を備える。
三相倍電圧整流回路1Aは、三相交流電源3から供給される三相交流電圧を変換して、「直流電圧Vdc」を出力する。三相倍電圧整流回路1Aの出力電圧である直流電圧Vdcは、図1に示す正極側出力端子Qaと負極側出力端子Qbとの間に出力される。
本実施形態に係る三相倍電圧整流回路1Aは、後述するように、三相交流電源3から供給される三相交流電圧の振幅相当の直流電圧(1倍圧直流電圧)、及び、当該振幅の2倍相当の直流電圧(2倍圧直流電圧)を出力可能とする。さらに、本実施形態に係る三相倍電圧整流回路1Aは、1倍圧直流電圧と2倍圧直流電圧との間の直流電圧である「中間電圧」も出力可能とする。
三相倍電圧整流回路1Aの回路構成については後述する。
インバータ回路20は、三相倍電圧整流回路1Aから出力された直流電圧Vdcを入力して、回転数指令値に応じた負荷駆動用交流電圧(インバータ出力電圧)に変換する。そして、インバータ回路20は、負荷駆動用交流電圧をモータ4に出力する。
インバータ回路20は、正極側出力端子Qaと負極側出力端子Qbとの間に直列に接続された2つのスイッチング素子の対を3対有する。ここで、スイッチング素子とは、例えば、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor:IGBT)等のパワートランジスタである。上記直列接続されたスイッチング素子の各対は、三相交流モータ(モータ4)を回転駆動させるための3つの相のそれぞれに対応して設けられる。
インバータ回路20は、モータ電流検出部22をさらに備える。モータ電流検出部22は、三相倍電圧整流回路1Aへ戻る電流(モータ電流)を検出する。モータ電流検出部22は、検出したモータ電流の検出結果を、検出信号として、制御装置1B(インバータ回路制御部21)へ出力する。
制御装置1Bは、インバータ装置1全体を制御するための演算装置(プロセッサ)である。制御装置1Bは、三相倍電圧整流回路1Aの倍電圧回路11(後述)を制御するための倍電圧回路制御部12と、インバータ回路20を制御するためのインバータ回路制御部21とを有してなる。
(三相倍電圧整流回路の構成)
三相倍電圧整流回路1Aの回路構成について詳しく説明する。
図1に示すように、三相倍電圧整流回路1Aは、整流回路10と、倍電圧回路11と、整流電圧検出部13と、リアクタLと、2つのコンデンサ(正極側コンデンサCa及び負極側コンデンサCb)と、を有している。
整流回路10は、三相交流電源3から供給される三相交流電圧を整流して整流電圧Vacを出力する。
倍電圧回路11は、整流電圧Vacを入力する。倍電圧回路11は、制御装置1B(後述する倍電圧回路制御部12)の制御に応じて、直流電圧Vdcとして、1倍圧直流電圧Vdc1、2倍圧直流電圧Vdc2及び中間電圧Vmの何れかを出力することができる。1倍圧直流電圧Vdc1、2倍圧直流電圧Vdc2及び中間電圧Vmの各々については後述する。
整流電圧検出部13は、整流回路10の出力電圧である整流電圧Vacを監視する。
整流回路10及び倍電圧回路11は、互いに正極側同士がリアクタLを介して正極出力線αで接続されている。整流回路10及び倍電圧回路11は、互いに負極側同士が負極出力線βで接続されている。
リアクタLは、正極出力線αに流れる電流を平滑化する。
以下の説明において、正極出力線αは、リアクタLを介して、第1正極出力線α1と、第2正極出力線α2とが直列接続された線である。
したがって、整流回路10は、整流電圧Vacを、第1正極出力線α1と負極出力線βとの間に出力する。
2つのコンデンサ(正極側コンデンサCa及び負極側コンデンサCb)は、倍電圧回路11の出力の間において直列に接続されている。
具体的には、正極側コンデンサCaは、後述する正極側主ダイオードDaのカソードと接続点Nとの間に接続されている。負極側コンデンサCbは、後述する負極側主ダイオードDbのアノードと接続点Nとの間に接続されている。
なお、正極側コンデンサCa及び負極側コンデンサCbは同じ容量値である。したがって、接続点Nは、正極出力線αと負極出力線βとの電位差の中間電位点である。
(整流回路の構成)
整流回路10について詳しく説明する。
整流回路10は、三相交流電源3から供給される三相の交流電圧(R相交流電圧、S相交流電圧及びT相交流電圧)を、各相に対応する3つの入力端子(R相入力端子QR、S相入力端子QS及びT相入力端子QT)の各々から入力して整流する。
R相交流電圧、S相交流電圧及びT相交流電圧の各々は、互いに120°の位相でずれながらそれぞれ一定の周期で振動している。
整流回路10は、6つの整流ダイオード(正極側R相整流ダイオード10Ra、負極側R相整流ダイオード10Rb、正極側S相整流ダイオード10Sa、負極側S相整流ダイオード10Sb、正極側T相整流ダイオード10Ta及び負極側T相整流ダイオード10Tb)で構成される。
整流回路10の正極側R相整流ダイオード10Ra及び負極側R相整流ダイオード10Rbは、三相交流電源3からR相入力端子QRを通じて入力されたR相交流電圧を整流する。具体的には、正極側R相整流ダイオード10Raは、R相入力端子QRから第1正極出力線α1にかけて順方向接続されている。また、負極側R相整流ダイオード10Rbは、負極出力線βからR相入力端子QRにかけて順方向接続されている。
整流回路10の正極側S相整流ダイオード10Sa及び負極側S相整流ダイオード10Sbは、三相交流電源3からS相入力端子QSを通じて入力されたS相交流電圧を整流する。具体的には、正極側S相整流ダイオード10Saは、S相入力端子QSから第1正極出力線α1にかけて順方向接続されている。また、負極側S相整流ダイオード10Sbは、負極出力線βからS相入力端子QSにかけて順方向接続されている。
整流回路10の正極側T相整流ダイオード10Ta及び負極側T相整流ダイオード10Tbは、三相交流電源3からT相入力端子QTを通じて入力されたT相交流電圧を整流する。具体的には、正極側T相整流ダイオード10Taは、T相入力端子QTから第1正極出力線α1にかけて順方向接続されている。また、負極側T相整流ダイオード10Tbは、負極出力線βからT相入力端子QTにかけて順方向接続されている。
以上の構成により、整流回路10は、三相交流電源3から供給される三相交流電圧に対し三相全波整流した整流電圧Vacを出力する。これにより、整流電圧Vacは、三相交流電圧の最大値を中心とする位相60°の領域を繰り返して脈動する電圧波形となる。
(倍電圧回路の構成)
倍電圧回路11について詳しく説明する。
倍電圧回路11は、三相倍電圧整流回路1Aの出力電圧である直流電圧Vdcとして、三相交流電源3から供給される三相交流電圧の振幅の2倍の電圧を出力することができる。
ここで、以下の説明において、三相交流電源3から供給される三相交流電圧の振幅相当の直流電圧Vdcを「1倍圧直流電圧Vdc1」と記載し、同三相交流電圧の振幅の2倍相当の直流電圧Vdcを「2倍圧直流電圧Vdc2」と記載して区別する(Vdc1=1/2・Vdc2)。例えば、三相交流電源3がAC200Vの交流電圧を出力する場合、1倍圧直流電圧Vdc1は、200√2Vとなり、2倍圧直流電圧Vdc2は、400√2Vとなる。
また、倍電圧回路11は、三相倍電圧整流回路1Aの出力電圧である直流電圧Vdcとして、1倍圧直流電圧Vdc1と2倍圧直流電圧Vdc2との間の直流電圧である「中間電圧Vm」も出力できる。
倍電圧回路11は、正極側主ダイオードDaと、負極側主ダイオードDbと、正極側スイッチング素子11aと、負極側スイッチング素子11bと、を備える。
正極側主ダイオードDaは、整流回路10の正極出力線αから正極側コンデンサCaにかけて順方向に接続される。具体的には、正極側主ダイオードDaのアノードが、第2正極出力線α2に接続され、正極側主ダイオードDaのカソードが、正極側コンデンサCaに接続されている。
負極側主ダイオードDbは、負極側コンデンサCbから整流回路10の負極出力線βにかけて順方向に接続される。具体的には、負極側主ダイオードDbのアノードが、負極側コンデンサCbに接続されて、負極側主ダイオードDbのカソードが、負極出力線βに接続されている。
正極側スイッチング素子11a及び負極側スイッチング素子11bは、それぞれパワートランジスタである。
正極側スイッチング素子11aは、正極出力線α(第2正極出力線α2)と接続点Nとの間に接続されている。負極側スイッチング素子11bは、負極出力線βと接続点Nとの間に接続されている。
正極側スイッチング素子11a及び負極側スイッチング素子11bは、後述する倍電圧回路制御部12から出力されるスイッチング制御信号によりオン/オフ制御される。
本実施形態の場合、正極側スイッチング素子11a及び負極側スイッチング素子11bは、それぞれIGBTである。
この場合、正極側スイッチング素子11aのコレクタが、第2正極出力線α2に接続され、正極側スイッチング素子11aのエミッタが、接続点Nに接続されている。さらに、負極側スイッチング素子11bのエミッタが、負極出力線βに接続され、負極側スイッチング素子11bのコレクタが、接続点Nに接続されている。
後述する倍電圧回路制御部12から正極側スイッチング素子11aのゲートに、スイッチング制御信号が印加されることによって、正極側スイッチング素子11aはオン/オフ制御される。
同様に倍電圧回路制御部12から負極側スイッチング素子11bのゲートに、スイッチング制御信号が印加されることによって、負極側スイッチング素子11bはオン/オフ制御される。
(制御装置の機能構成)
図2は、第1の実施形態に係る制御装置の機能構成を示す図である。
以下、図1、図2を参照しながら、制御回路1Bについて詳しく説明する。
図2に示すように、制御装置1Bは、倍電圧回路制御部12と、インバータ回路制御部21とを備えている。
本実施形態に係る倍電圧回路制御部12は、後述するプログラムを実行することにより、以下の機能を発揮する。
倍電圧回路制御部12は、整流電圧検出部13が検出する整流電圧Vacの検出結果を検出信号として受け付ける。倍電圧回路制御部12は、受け付けた検出信号から、整流電圧Vacの脈動が最小値となる位相(タイミング)を検出する。
ここで検出する「最小値」とは、整流電圧Vac定常時の脈動の最小値であって、脈動の一周期Tcにおける電圧の時間変化のうちの最小値である。
後述する「最大値」とは、整流電圧Vac定常時の脈動の最大値であって、脈動の一周期Tcにおける電圧の時間変化のうちの最大値である。
倍電圧回路制御部12は、回転数指令値に応じて、三相倍電圧整流回路1A(倍電圧回路11)の出力電圧である直流電圧Vdcが1倍圧直流電圧Vdc1、2倍圧直流電圧Vdc2及び中間電圧Vmの何れかとなるように、正極側スイッチング素子11a、負極側スイッチング素子11bの一方又は両方をスイッチングさせる。
倍電圧回路制御部12は、整流電圧Vacの脈動が最小値となるタイミングで、正極側スイッチング素子11a、負極側スイッチング素子11bの各々がオン又はオフするように、スイッチング制御信号を発生させる。倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11に対し発生したスイッチング制御信号を出力する。
スイッチング制御信号とは、正極側スイッチング素子11a及び負極側スイッチング素子11bのオン/オフを制御する信号であって、具体的には、正極側スイッチング素子11a、負極側スイッチング素子11bの各ゲート端子に入力される信号である。
インバータ回路制御部21は、インバータ回路20を構成する各スイッチング素子のオン/オフを制御する。
インバータ回路制御部21には、上位装置から回転数指令値の入力を受け付ける。また、インバータ回路制御部21は、モータ電流検出部22からモータ電流の検出信号を受け付ける。
インバータ回路制御部21は、モータ電流を監視しながら、モータ4の回転数が、回転数指令値に示される回転数となるようにインバータ回路20を駆動させる。ここで、インバータ回路制御部21は、一般に良く知られているPWM(Pulse Width Modulation)制御に基づいてインバータ回路20を制御する。より具体的には、インバータ回路制御部21は、インバータ回路20に対し、モータ4に出力する負荷駆動用交流電圧が回転数指令値に応じた周波数及び振幅となるようにPWM制御を行う。
更に、本実施形態に係るインバータ回路制御部21は、(倍電圧回路11)から出力される1倍圧直流電圧Vdc1、2倍圧直流電圧Vdc2、及び、中間電圧Vmのそれぞれに対応するPWM制御を行う。
(倍電圧回路制御部の動作)
図3、図4は、それぞれ、第1の実施形態に係る倍電圧回路制御部の動作を説明するための図である。
以下、図3、図4を参照しながら、第1の実施形態に係る倍電圧回路制御部12の動作について詳細に説明する。
図3(a)は、倍電圧回路11(三相倍電圧整流回路1A)から1倍圧直流電圧Vdc1を出力させるためのスイッチング制御信号を示している。
図3(a)に示すように、倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11の正極側スイッチング素子11a及び負極側スイッチング素子11bの両方について、常にオフとなるようなスイッチング制御信号を出力する。
これにより、正極出力線α及び負極出力線βに印加される整流電圧Vac(三相交流電源3から供給される振幅相当の整流電圧)が、直列接続されている正極側コンデンサCa及び負極側コンデンサCbに印加される。この正極側コンデンサCa及び負極側コンデンサCbが平滑コンデンサとして機能することで、倍電圧回路11は、直流電圧Vdcとして1倍圧直流電圧Vdc1を出力する。
図3(b)は、倍電圧回路11(三相倍電圧整流回路1A)から2倍圧直流電圧Vdc2を出力させるためのスイッチング制御信号を示している。
図3(b)に示すように、倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11の正極側スイッチング素子11a及び負極側スイッチング素子11bの両方について、周期Tでオンとオフとを繰り返すようなスイッチング制御信号を出力する。また、倍電圧回路制御部12は、各スイッチング制御信号におけるオンのパルス幅をT/2としながら、正極側スイッチング素子11aへのスイッチング制御信号と、負極側スイッチング素子11bへのスイッチング制御信号とを交互にオンさせる。なお、周期Tは、整流電圧Vacの脈動が最小値(又は最大値)となるタイミングの周期とされる。
これにより、正極出力線α及び負極出力線βに印加される整流電圧Vacが、正極側コンデンサCa、負極側コンデンサCbのそれぞれに交互に印加され、蓄電される。正極側コンデンサCa、負極側コンデンサCbの一方に整流電圧Vacが印加されている間、他方側に蓄電されていた電荷は正極側主ダイオードDa又は負極側主ダイオードDbによって逆流が防止される。したがって、倍電圧回路11は、直流電圧Vdcとして2倍圧直流電圧Vdc2を出力する。
図4は、倍電圧回路11(三相倍電圧整流回路1A)から中間電圧Vmを出力させるためのスイッチング制御信号を示している。
図4に示すように、倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11の正極側スイッチング素子11aについて、常にオフとなるようなスイッチング制御信号を出力する。
また、倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11の負極側スイッチング素子11bについて、図3(b)と同様に、周期T、かつ、パルス幅T/2でオンとオフとを繰り返すようなスイッチング制御信号を出力する。
負極側スイッチング素子11bのみがオンしている期間は、正極出力線α及び負極出力線βに印加される整流電圧Vacが正極側コンデンサCaに印加され、蓄電される。また、正極側スイッチング素子11aと負極側スイッチング素子11bとが共にオフしている期間は、整流電圧Vacは、直列接続されている正極側コンデンサCa及び負極側コンデンサCbに印加される。
これにより、負極側コンデンサCbには1倍圧直流電圧Vdc1出力時(図4(a))相当の電荷が蓄電される一方、正極側コンデンサCaには2倍圧直流電圧Vdc2出力時(図4(b))相当の電荷が蓄電される。したがって、倍電圧回路11は、直流電圧Vdcとして中間電圧Vm(Vm=3/2・Vdc1)を出力する。
(制御装置全体の動作)
図5は、第1の実施形態に係る制御装置全体の動作を説明するための図である。
以下、図5を参照しながら、第1の実施形態に係る制御装置1B全体の動作について詳細に説明する。
図5(a)は、倍電圧回路制御部12の動作を示すグラフであって、入力した回転数指令値と、倍電圧回路11に出力させる直流電圧Vdcとの関係を示すグラフである。
具体的には、回転数指令値がモータ4の最小回転数R0以上、かつ、所定の第1回転数閾値Ra未満の範囲に属する場合には、倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11に1倍圧直流電圧Vdc1を出力させる。
また、回転数指令値が上記第1回転数閾値Ra以上、かつ、所定の第2回転数閾値Rb未満(Rb>Ra)の範囲に属する場合には、倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11に中間電圧Vmを出力させる。
また、回転数指令値が上記第2回転数閾値Rb以上、かつ、モータ4の最大回転数Rmの範囲に属する場合には、倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11に2倍圧直流電圧Vdc2を出力させる。なお、モータ4の最大回転数Rmは、負荷駆動用交流電圧Vcの実効値が(1/√2)・Vdc2のときに得られる回転数である。
図5(b)は、インバータ回路制御部21の動作を示すグラフであって、入力した回転数指令値と、PWM制御信号のパルス幅PWとの関係を示すグラフである。
具体的には、回転数指令値がモータ4の最小回転数R0以上、かつ、第1回転数閾値Ra未満の範囲に属する場合、インバータ回路制御部21は、当該範囲の回転数指令値に比例するように、PWM制御信号のパルス幅PWを、所定の最小パルス幅PW_minから最大パルス幅PW_maxまでの範囲で増減させる。
また、回転数指令値が第1回転数閾値Ra以上、かつ、第2回転数閾値Rb未満の範囲に属する場合、インバータ回路制御部21は、上記と同様に、当該範囲の回転数指令値に比例するように、PWM制御信号のパルス幅PWを、最小パルス幅PW_minから最大パルス幅PW_maxまでの範囲で増減させる。
また、回転数指令値が第2回転数閾値Rb以上、かつ、モータ4の最大回転数Rm未満の範囲に属する場合、インバータ回路制御部21は、上記と同様に、当該範囲の回転数指令値に比例するように、PWM制御信号のパルス幅PWを、最小パルス幅PW_minから最大パルス幅PW_maxまでの範囲で増減させる。
図5(c)は、回転数指令値と、インバータ回路制御部21が出力する負荷駆動用交流電圧Vc(実効値)との関係を示すグラフである。
図5(a)、(b)に示す制御によれば、1倍圧直流電圧Vdc1、中間電圧Vm、及び、2倍圧直流電圧Vdc2のそれぞれに対応して、PWM制御信号のパルス幅PWが、最小パルス幅PW_minから最大パルス幅PW_maxまで、回転数指令値に比例して増減する。これにより、インバータ回路20は、図5(c)に示すように、最小回転数R0から最大回転数Rmまでの全範囲に渡って、回転数指令値に比例する負荷駆動用交流電圧Vcを出力することができる。
(作用、効果)
以上のとおり、第1の実施形態に係るインバータ回路制御部21は、倍電圧回路11から出力される1倍圧直流電圧Vdc1、2倍圧直流電圧Vdc2、及び、中間電圧Vmのそれぞれに対応するPWM制御を行う(図5(a)、(b)参照)。
このようにすることで、三相倍電圧整流回路1Aが出力する1倍圧直流電圧Vdc1及び2倍圧直流電圧Vdc2のみならず、中間電圧Vmにも対応したPWM制御がなされる。したがって、回転数指令値に応じて、従来よりもきめ細かく直流電圧Vdcを変更することができ、効率よくモータ4を回転駆動させることができる。
以上より、三相倍電圧整流回路を有するインバータ装置であって、高効率でモータを駆動することができる。
また、第1の実施形態に係る倍電圧回路制御部12は、正極側スイッチング素子11aをオフのままとし、負極側スイッチング素子11bを周期Tでスイッチングさせることで中間電圧Vmを出力するように制御する。
正極側スイッチング素子11aへのスイッチング制御信号が常にオフとされるため、全体として簡素な制御となり、制御に伴う電力損失を低減することができる。
なお、第1の実施形態に係る倍電圧回路制御部12は、正極側スイッチング素子11aをオフのままとし、負極側スイッチング素子11bを周期Tでスイッチングさせるものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。即ち、他の実施形態に係る倍電圧回路制御部12は、負極側スイッチング素子11bをオフのままとし、正極側スイッチング素子11aを周期Tでスイッチングさせるものとしてもよい。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態に係るインバータ装置について、図6~図7を参照しながら詳細に説明する。
なお、第2の実施形態に係るインバータ装置の回路構成、機能構成については第1の実施形態(図1、図2)と同様であるため、図面を用いた詳細な説明を省略する。
(倍電圧回路制御部の動作)
図6は、第2の実施形態に係る倍電圧回路制御部の動作を説明するための図である。
以下、図6を参照しながら、第2の実施形態に係る倍電圧回路制御部12の動作について詳細に説明する。
なお、第2の実施形態において、「中間電圧Vm」とは、1倍圧直流電圧Vdc1より大きく2倍圧直流電圧Vdc2よりも小さい全ての値の直流電圧を指すものとする。
図6(a)は、倍電圧回路11(三相倍電圧整流回路1A)から、Vdc1<Vm≦3/2・Vdc1の範囲の中間電圧Vmを出力させるためのスイッチング制御信号を示している。
図6(a)に示すように、倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11の正極側スイッチング素子11aについて、常にオフとなるようなスイッチング制御信号を出力する。
また、倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11の負極側スイッチング素子11bについては、周期Tでオンとオフとを繰り返すようなスイッチング制御信号を出力する。このとき、図6(a)に示すように、倍電圧回路制御部12は、負極側スイッチング素子11bへのスイッチング制御信号のパルス幅を0~T/2の範囲で調整する。これにより、当該パルス幅に応じて正極側コンデンサCaに蓄電される電荷量が増減するので、倍電圧回路11は、Vdc1<Vm≦3/2・Vdc1の範囲で、中間電圧Vmを所望に出力することができる。
図6(b)は、倍電圧回路11(三相倍電圧整流回路1A)から、3/2・Vdc1<Vm<2・Vdc1(=Vdc2)の範囲の中間電圧Vmを出力させるためのスイッチング制御信号を示している。
図6(b)に示すように、倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11の負極側スイッチング素子11bについて、周期Tでオンとオフとを繰り返すようなスイッチング制御信号を出力する。負極側スイッチング素子11bへのスイッチング制御信号のパルス幅は、T/2で一定とされる。
また、倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11の正極側スイッチング素子11aについて、周期Tで、オンとオフとを繰り返すようなスイッチング制御信号を出力する。正極側スイッチング素子11aへのスイッチング制御信号は、負極側スイッチング素子11bへのスイッチング制御信号がオフとなっている期間内にオンとされる。
さらに、図6(b)に示すように、倍電圧回路制御部12は、正極側スイッチング素子11aへのスイッチング制御信号のパルス幅を0~T/2の範囲で調整する。これにより、当該パルス幅に応じて負極側コンデンサCbに蓄電される電荷量が増減するので、倍電圧回路11は、3/2・Vdc1<Vm<2・Vdc1(=Vdc2)の範囲で、中間電圧Vmを所望に出力することができる。
(制御装置全体の動作)
図7は、第2の実施形態に係る制御装置全体の動作を説明するための図である。
以下、図5を参照しながら、第2の実施形態に係る制御装置1B全体の動作について詳細に説明する。
図7(a)は、倍電圧回路制御部12の動作を示すグラフであって、入力した回転数指令値と、倍電圧回路11に出力させる直流電圧Vdcとの関係を示すグラフである。
具体的には、回転数指令値がモータ4の最小回転数R0以上、かつ、所定の第1回転数閾値Ra未満の範囲に属する場合には、倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11に1倍圧直流電圧Vdc1を出力させる。
また、回転数指令値が上記第2回転数閾値Rb以上、かつ、モータ4の最大回転数Rmの範囲に属する場合には、倍電圧回路制御部12は、倍電圧回路11に2倍圧直流電圧Vdc2を出力させる。
また、回転数指令値が上記第1回転数閾値Ra以上、かつ、第2回転数閾値Rb未満の範囲に属する場合には、倍電圧回路制御部12は、回転数指令値に比例するように、1倍圧直流電圧Vdc1から2倍圧直流電圧Vdc2までの範囲で増減させる。
なお、Vdc1<Vm≦3/2・Vdc1の範囲では、倍電圧回路制御部12は、負極側スイッチング素子11bへのスイッチング制御信号のパルス幅を調整することで回転数指令値に比例する中間電圧Vmを出力する(図6(a)参照)。
また、3/2・Vdc1<Vm<2・Vdc1の範囲では、倍電圧回路制御部12は、負極側スイッチング素子11aへのスイッチング制御信号のパルス幅を調整することで回転数指令値に比例する中間電圧Vmを出力する(図6(b)参照)。
図7(b)は、インバータ回路制御部21の動作を示すグラフであって、入力した回転数指令値と、PWM制御信号のパルス幅PWとの関係を示すグラフである。
具体的には、回転数指令値がモータ4の最小回転数R0以上、かつ、第1回転数閾値Ra未満の範囲に属する場合、インバータ回路制御部21は、当該範囲の回転数指令値に比例するように、PWM制御信号のパルス幅PWを、所定の最小パルス幅PW_minから最大パルス幅PW_maxまでの範囲で増減させる。
また、インバータ回路制御部21は、回転数指令値が第2回転数閾値Rb以上、かつ、モータ4の最大回転数Rm未満の範囲に属する場合、上記と同様に、当該範囲の回転数指令値に比例するように、PWM制御信号のパルス幅PWを、最小パルス幅PW_minから最大パルス幅PW_maxまでの範囲で増減させる。
また、インバータ回路制御部21は、回転数指令値が第1回転数閾値Ra以上、かつ、第2回転数閾値Rb未満の範囲に属する場合、第1回転数閾値Raから第2回転数閾値Rbにかけて、一定の変化率で、PWM制御信号のパルス幅PWを、最大パルス幅PW_minから最小パルス幅PW_maxまで減少させる。
図7(c)は、回転数指令値と、インバータ回路制御部21が出力する負荷駆動用交流電圧Vc(実効値)との関係を示すグラフである。
図7(a)、(b)に示す制御によれば、1倍圧直流電圧Vdc1、及び、2倍圧直流電圧Vdc2のそれぞれに対応して、PWM制御信号のパルス幅PWが、最小パルス幅PW_minから最大パルス幅PW_maxまで、回転数指令値に比例して増減する。
また、回転数指令値が第1回転数閾値Ra以上、かつ、第2回転数閾値Rb未満の範囲においては、第1回転数閾値Raから第2回転数閾値Rb(Rb>Ra)にかけて、PWM制御信号のパルス幅PWを一定の変化率で減少している。しかし、同範囲においては、中間電圧Vmが、1倍圧直流電圧Vdc1から2倍圧直流電圧Vdc2にかけて増加する。したがって、結果として、負荷駆動用交流電圧Vcは、同範囲において、回転数指令値に比例して増加する。
これにより、インバータ回路20は、図7(c)に示すように、最小回転数R0から最大回転数Rmまでの全範囲に渡って、回転数指令値に比例する負荷駆動用交流電圧Vcを出力することができる。
(作用、効果)
以上のとおり、第2の実施形態に係る倍電圧回路制御部12は、回転数指令値に比例して増減する中間電圧Vmを出力する(図7(a)参照)。
このようにすることで、連続的に変化する中間電圧Vmにも対応したPWM制御がなされる。したがって、回転数指令値に応じて、よりきめ細かく直流電圧Vdcを変更することができ、効率よくモータ4を回転駆動させることができる。
以上より、三相倍電圧整流回路を有するインバータ装置であって、高効率でモータを駆動することができる。
また、第2の実施形態に係るインバータ回路制御部21は、倍電圧回路11が中間電圧Vm(Vdc1<Vm<2・Vdc1(=Vdc2))を出力している間、回転数指令値に対して負の変化率でPWM制御信号のパルス幅PWを増減させる(図7(b)参照)。
このようにすることで、負荷駆動用交流電圧Vcを、回転数指令値の全範囲において連続的に変化させることができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。また、三相倍電圧整流回路1Aを構成するコンピュータが実行するプログラムの一部または全部は、通信回線またはコンピュータ読み取り可能な記録媒体を介して頒布することができる。
1 インバータ装置
1A 三相倍電圧整流回路
1B 制御装置
3 三相交流電源
4 モータ
10 整流回路
10Ra 正極側R相整流ダイオード
10Rb 負極側R相整流ダイオード
10Sa 正極側S相整流ダイオード
10Sb 負極側S相整流ダイオード
10Ta 正極側T相整流ダイオード
10Tb 負極側T相整流ダイオード
11 倍電圧回路
11a 正極側スイッチング素子
11b 負極側スイッチング素子
12 倍電圧回路制御部
13 整流電圧検出部
20 インバータ回路
21 インバータ回路制御部
22 モータ電流検出部

Claims (3)

  1. 三相交流電源から供給される三相の交流電圧を整流して整流電圧を出力する整流回路と、
    前記整流回路の正極出力線にアノードが接続された正極側主ダイオードと、前記整流回路の負極出力線にカソードが接続された負極側主ダイオードと、接続点と前記正極出力線との間に接続された正極側スイッチング素子と、前記接続点と前記負極出力線との間に接続された負極側スイッチング素子と、を有する倍電圧回路と、
    前記正極側主ダイオードのカソードと前記接続点との間に接続された正極側コンデンサと、
    前記接続点と前記負極側主ダイオードのアノードとの間に接続された負極側コンデンサと、
    回転数指令値に応じて、前記倍電圧回路が1倍圧直流電圧、2倍圧直流電圧、及び、前記1倍圧直流電圧と前記2倍圧直流電圧との間の直流電圧である中間電圧のいずれかを出力するように、前記正極側スイッチング素子及び前記負極側スイッチング素子をスイッチングさせる倍電圧回路制御部と、
    前記倍電圧回路から出力される直流電圧を入力して、前記回転数指令値に応じた交流電圧をモータに出力するインバータ回路と、
    前記インバータ回路に対し、前記モータに出力する交流電圧が前記回転数指令値に比例する周波数及び振幅となるようにPWM制御を行うインバータ回路制御部と、
    を備え、
    前記インバータ回路制御部は、
    前記倍電圧回路から出力される前記1倍圧直流電圧、前記2倍圧直流電圧、及び、前記中間電圧のそれぞれに対応するPWM制御を行い、
    前記倍電圧回路制御部は、
    前記正極側スイッチング素子及び前記負極側スイッチング素子の何れか一方を前記整流電圧の脈動の複数周期に亘ってオフのままとし、他方をスイッチングさせることで前記中間電圧を出力するように制御する
    ンバータ装置。
  2. 前記倍電圧回路制御部は、
    前記回転数指令値に比例して増減する前記中間電圧を出力する
    請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記インバータ回路制御部は、
    前記倍電圧回路が前記中間電圧を出力している間、前記回転数指令値に対して負の変化率でPWM制御信号のパルス幅を増減させる
    請求項に記載のインバータ装置。
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