JP2006093739A - テープ化電子部品のトップテープ処理装置 - Google Patents

テープ化電子部品のトップテープ処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006093739A
JP2006093739A JP2005350995A JP2005350995A JP2006093739A JP 2006093739 A JP2006093739 A JP 2006093739A JP 2005350995 A JP2005350995 A JP 2005350995A JP 2005350995 A JP2005350995 A JP 2005350995A JP 2006093739 A JP2006093739 A JP 2006093739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
top tape
tape
taped
cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005350995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4014614B2 (ja
Inventor
Kouichi Asai
鎬一 浅井
Kunio Oe
邦夫 大江
Kazuaki Mori
一明 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2005350995A priority Critical patent/JP4014614B2/ja
Publication of JP2006093739A publication Critical patent/JP2006093739A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4014614B2 publication Critical patent/JP4014614B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

【課題】テープ化電子部品により電子部品をエンドレスに供給することを可能にするトップテープ処理装置を得る。
【解決手段】部品保持テープの電子部品収容凹部に電子部品が収容され、開口がトップテープにより塞がれたテープ化電子部品の部品保持テープからトップテープ24を剥がすトップテープ剥離装置を、テープ化電子部品の送り経路の下方に設ける。ほぼ水平な部品保持テープから剥がされたトップテープ24を90度捩じり、その状態でテープ化電子部品の側方を通過させて下方に導く。トップテープ24を捩じる機構を、円錐台状の捩じりローラ424,430および案内片434,436を含むものとし、テープ化電子部品の供給経路の、捩じりローラ424の小径部側とは反対側を上方から下方へ通過させる。トップテープ24を無理なく捩じりつつトップテープ剥離装置に下方へ引かせる。
【選択図】 図13

Description

本発明は、テープ化電子部品を構成するトップテープの処理装置に関するものであり、特に、エンドレスに供給されるテープ化電子部品のトップテープの処理に適したトップテープ処理装置に関するものである。
電子部品をテープ化電子部品として、電子部品装着装置等に供給することは広く行われている。テープ化電子部品は、部品保持テープの長手方向に等間隔に形成された多数の電子部品収容凹部のそれぞれに電子部品が収容されるとともに、それら電子部品収容凹部の開口がトップテープにより塞がれて成ることが多い。この種のテープ化電子部品には、厚手の部品保持テープの幅方向の中央部に電子部品収容凹部が形成されたテープ化電子部品や、薄い材料から成る部品保持テープの幅方向の中央部から下方へ容器状に突出させられた電子部品収容部に電子部品収容凹部が形成された所謂エンボスタイプのテープ化電子部品がある。エンボスタイプのテープ化電子部品は、部品保持テープの幅方向の両側において長手方向に延びる被支持部と、それら両被支持部間において両被支持部より下方へ突出した多数の電子部品収容部とを備えることとなる。
テープ化電子部品は、例えば、供給リールに巻き付けられて電子部品供給カートリッジにセットされ、電子部品装着装置等の電子部品取出装置に供給される。電子部品供給カートリッジには、テープ化電子部品を送る送り装置およびトップテープを巻き取るトップテープ巻取装置が設けられる。トップテープ巻取装置は、例えば、巻取リールおよびそれに機械的に連結された巻取リール回転装置を備え、巻取リールの回転によりトップテープを引っ張り、部品保持テープから剥がすとともに巻取リールに巻き取るものとされる。
従来は、電子部品供給カートリッジにおいてテープ化電子部品がなくなれば、一旦、供給を停止し、空の供給リールを外して新たな供給リールをセットするとともに、巻取リールを交換することが行われていた。電子部品供給カートリッジをカートリッジ支持台から外し、巻取リールと巻取リール回転装置との連結を解いて巻取リールを交換するのである。
しかしながら、電子部品の供給を停止して供給リールの交換および巻取リールの交換を行えば、供給能率が低下する。電子部品の種類が多く、電子部品供給カートリッジの数が多いほど停止時間が増大し、電子部品装着装置等、電子部品を取り出す電子部品取出装置の稼働率が低下することを避け得ない。
テープ化電子部品をエンドレスに供給すれば、この問題を解消することができる。電子部品供給カートリッジに取り付けられて現に電子部品を供給しているテープ化電子部品と、次に電子部品供給カートリッジに取り付けられて電子部品を供給する新たなテープ化電子部品とを接続テープを用いて一体的につなぐのである。このようにテープ化電子部品をつないで電子部品をエンドレスに供給するようにすれば、部品保持テープから剥がされるトップテープもエンドレスとなるため、従来のトップテープ処理装置の一種であるトップテープ巻取装置では対応できない。巻取リールと、巻取リール回転装置との連結を解除するために巻取りを停止し、電子部品の供給を中断しなければならないからであり、エンドレスでテープ化電子部品を供給することの意味がなくなってしまう。
本発明は、電子部品をエンドレスに供給することを可能にするトップテープ処理装置を提供することを課題として為されたものである。
本発明に係るトップテープ処理装置は、上記の課題を解決するために、テーパ外周面を備えて円錐台状を成すとともに前記テープ化電子部品の幅方向に平行な中心線のまわりに回転可能な捩じりローラを含み、前記部品保持テープから剥がされたトップテープの移動方向を前記テーパ外周面に沿って変更するとともにそのトップテープをほぼ90度捩じり、前記テープ化電子部品の供給経路の、前記テーパ外周面の小径部側とは反対側を上方から下方へ通過させるものとされる。
トップテープは下方へ排出して収容器に収容させることが可能である。しかし、トップテープは部品保持テープから剥がされるとき、ほぼ水平な姿勢で前方へ供給されつつあるテープ化電子部品の未だ部品保持テープから剥がされていないトップテープ側へ、すなわち後方へ折り返され、剥がされたトップテープは、テープ化電子部品の上方にある。したがって、トップテープは、テープ化電子部品を収容していて順次繰り出す供給リール等テープ化電子部品収容器を後方へ超えさせれば、供給されつつあるテープ化電子部品と交差させることなく下方へ排出し得るが、それでは排出経路が長くなって装置が大形化することを避け得ない。トップテープはテープ化電子部品収容器の前方においてテープ化電子部品と交差させて下方へ排出することが望ましいのである。しかし、トップテープをそれの幅方向が部品保持テープの幅方向と平行な姿勢でテープ化電子部品と交差させれば、少なくとも部品保持テープの幅とトップテープの幅との和の幅の空間が必要となり、トップテープ処理装置を含む電子部品供給カートリッジの幅が広くなって、電子部品供給カートリッジの配列ピッチを小さくできなくなる問題が生ずる。それに対して、本発明に係るトップテープ処理装置においては、トップテープがほぼ90度捩じられてテープ化電子部品の側方を通過させられる。トップテープをほぼ90度捩じれば、トップテープにテープ化電子部品の幅方向に対してほぼ垂直な部分が生ずるため、その部分においてテープ化電子部品と交差させれば、交差に必要な空間の幅が狭くなる。
テープ化電子部品は、電子部品を供給する先端部においてはほぼ水平な姿勢で供給されるが、その先端部とテープ化電子部品収容器との間では水平な姿勢で供給されることもあれば、テープ化電子部品送り方向において上流側が下流側より上にあって斜め下を向いた姿勢で供給されることも、逆に斜め上を向いた姿勢で供給されることもある。いずれの場合にもトップテープをほぼ90度捩じることにより、テープ化電子部品の側方の狭い空間を通過させることができる。
しかも、円錐台状を成し、テープ化電子部品の幅方向に平行な中心線のまわりに回転可能な捩じりローラを含み、捩じりローラはトップテープを捩じるとともに方向変換させる。トップテープは、捩じりローラのテーパ外周面に沿って方向変換させられるのであるが、それにつれて捩じりローラの直径の小さい側から直径の大きい側へ移動させられる。したがって、90度捩じられたトップテープを、捩じりローラの直径が小さい側とは反対側においてテープ化電子部品の片側を通過させることとすれば、トップテープを捩じりローラのテーパ外周面に無理なく沿わせることができる。
また、トップテープが捩じられる前のトップテープの厚さ方向に湾曲させられれば、電子部品供給カートリッジの部品供給部とテープ化電子部品収容器との間のテープ化電子部品が水平や斜め上を向いた姿勢で延びている場合でも、トップテープをテープ化電子部品と交差させることができる。さらに、捩じりローラは回転しつつトップテープを案内するため、捩じりローラとトップテープとの間の摩擦力が小さくて済む。特に、トップテープ剥離装置がトップテープ案内装置を通過させてトップテープを送る装置を兼ねている場合に、トップテープをスムーズに剥がすことが可能になる。
上記のように部品保持テープから剥がされたトップテープを捩じってテープ化電子部品を交差させ、下方へ排出するようにすれば、トップテープは剥がされたままにしておけばよく、従来のように巻取リールの交換を行う必要がなく、テープ化電子部品のエンドレスな供給を妨げず、かつ電子部品供給カートリッジをコンパクトに構成できるトップテープ処理装置が得られる。また、巻取リール,巻取リール回転装置が不要であり、構成の簡単なトップテープ処理装置が得られる。電子部品供給カートリッジには、電子部品が取り出された空の部品保持テープを収容するための収容器が設けられているのが普通であり、この収容器にトップテープを収容させれば、一層構成の簡易なトップテープ処理装置が得られる。
なお、本発明は、前述のように、エンドレスに供給されるテープ化電子部品のトップテープの処理に適したトップテープ処理装置を得ることを目的としてなされたものではあるが、得られたトップテープ処理装置は、エンドレスに供給されない通常のテープ化電子部品のトップテープの処理に使用しても有効なものである。
発明の実施態様
本発明は、請求項1の態様の他に下記の態様でも実施可能である。実施の態様は便宜上、請求項と同じ形式で記載する。
(1)前記捩じりローラに加えて、前記トップテープを、前記テープ化電子部品の供給経路の、前記テーパ外周面の小径部側とは反対側において案内し、前記捩じりローラにより捩じられたトップテープをさらに同一方向に捩じり、トップテープの捩じり角度を前記ほぼ90度とする捩じり部材を含む請求項1に記載のトップテープ処理装置(請求項2)。
(2)前記捩じり部材が前記トップテープを摺動接触により案内するものである(1)項に記載のトップテープ処理装置(請求項3)。
(3)前記テープ化電子部品の供給経路に沿って延び、テープ化電子部品を案内する案内部材を含み、その案内部材の一側縁から直角に延び出させられた案内片が前記捩じり部材を構成している(2)項に記載のトップテープ処理装置(請求項4)。
(4)第一捩じりローラとしての前記捩じりローラに加えて、第一捩じりローラとは別の第二捩じりローラを含む請求項1,(1)項ないし(3)項のいずれかに記載のトップテープ処理装置。
(5)部品保持テープの長手方向に等間隔に形成された多数の電子部品収容凹部にそれぞれ電子部品が収容されるとともに、それら電子部品収容凹部の開口がトップテープにより塞がれ、送り方向に送られるテープ化電子部品の前記部品保持テープから剥がされたトップテープを処理する装置であって、
前記トップテープを前記部品保持テープから剥がすトップテープ剥離装置と、
そのトップテープ剥離装置により剥がされたトップテープを、そのトップテープの長手方向に平行な一軸線まわりにほぼ90度捩じる捩じり機構を有し、その捩じり機構により捩じられたトップテープを、テープ化電子部品の上方から下方へテープ化電子部品の側方を通過させるトップテープ案内装置と
を含み、かつ、前記捩じり機構が、円錐台状を成し、前記テープ化電子部品の幅方向に平行な中心線のまわりに回転可能な捩じりローラを含むことを特徴とするトップテープ処理装置。
(6)前記捩じり機構が、前記テープ化電子部品の幅方向においてそのテープ化電子部品の中央位置から外れた位置に設けられた捩じり部材を含む(5)項に記載のトップテープ処理装置。
この態様の装置においては、トップテープが捩じられた上、捩じられる前のトップテープの幅方向に湾曲させられる。トップテープが幅方向に湾曲させられれば、テープ化電子部品の幅方向に対してほぼ垂直な部分がテープ化電子部品の片側に寄るため、電子部品供給カートリッジの幅を小さくすることが容易になる。トップテープが単純に捩じられた場合には、テープ化電子部品の幅方向に対してほぼ垂直な部分がテープ化電子部品の幅方向の中央に位置するため、テープ化電子部品はトップテープの幅の半分弱の部分に入り込めるに過ぎず、テープ化電子部品とトップテープとの両方を収容する必要のある電子部品供給カートリッジの幅を小さくすることが困難になる場合が多いのである。
(7)前記捩じり機構が、前記捩じり部材を2つ有し、一方の捩じり部材が前記テープ化電子部品の上方に設けられ、他方の捩じり部材が下方に設けられている(6)項に記載のトップテープ処理装置。
この態様の装置によれば、トップテープの2つの捩じり部材を渡る部分を、テープ化電子部品の幅方向に対して垂直にすることができる。そのため、例えば、テープ化電子部品の供給経路の上下方向寸法が比較的大きく、テープ化電子部品のその供給経路内における上下方向位置が一定しない場合でも、テープ化電子部品とトップテープとの干渉を確実に回避することができる。なお、2つの捩じり部材のうちテープ化電子部品の下方に設けられているものは、この捩じり部材を通過後にトップテープがさらに捩じられる場合には文字通り捩じり部材と言い得るが、そうでない場合には厳密には捩じり部材ではなく案内部材と称すべきものとなる。
(8)前記トップテープ剥離装置が、互いに平行な軸線のまわりにそれぞれ回転可能であり、外周面の一部同士において前記トップテープを挟む駆動剥離ローラおよび従動剥離ローラと、駆動剥離ローラを回転させる駆動剥離ローラ回転装置とを含む請求項1,(1)項ないし(7)項のいずれかに記載のトップテープ処理装置。
本態様におけるトップテープ剥離装置は、駆動剥離ローラの外周面の摩擦係数を高くしてトップテープの剥がしを容易にし、また、従動剥離ローラの外周面に先の尖った突部を設け、あるいは外周面を粘着材との粘着性の低い材料で形成する等により、トップテープの部品保持テープへの貼付面の従動剥離ローラへの貼付きを回避することが望ましい。また、トップテープの部品保持テープへの貼付面に接触するローラとトップテープとの間に先端の尖ったブレード等の分離部材を設け、ローラに貼り付いたトップテープをローラから剥がしてトップテープがローラに巻き付くことを防止することが望ましい。
駆動剥離ローラ,従動剥離ローラは、テープ化電子部品の幅方向と平行な軸線まわりに回転するものとすることが、幅の狭いトップテープ処理装置に直径の大きい駆動剥離ローラ,従動剥離ローラを配設する上で望ましいが、事情が許せば、両ローラをテープ化電子部品の幅方向と直角な軸線のまわりに回転するものとしてもよい。
トップテープ剥離装置は、テープ化電子部品の供給経路の下方に設けることも、上方に設けることも可能である。下方に設ける場合には、トップテープ剥離装置に、トップテープをトップテープ案内装置を経てトップテープ処理装置の下方へ排出するトップテープ送り装置を兼ねさせることも可能である。トップテープ剥離装置をテープ化電子部品の供給経路の上方に設ける場合には、テープ化電子部品の供給経路の下方に送り装置を設けることが望ましい。
テープ化電子部品の下方に設けられるトップテープ剥離装置もしくは送り装置のローラをテープ化電子部品の幅方向に直角な軸線のまわりに回転可能なものとする場合には、トップテープを、後に述べるように捩じり戻したり、捩じり増したりすることなく、ほぼ90度捩じったままの状態で送り、トップテープ処理装置の下方へ排出することができる。
(9)前記トップテープ剥離装置が前記テープ化電子部品の下方に設けられており、前記捩じり機構が、そのトップテープ剥離装置と、前記テープ化電子部品の上方に設けられ、送り方向と直角な軸線まわりに回転可能な案内ローラとを含む(8)項に記載のトップテープ処理装置。
トップテープは、案内ローラを通過後にほぼ90度捩じられ、テープ化電子部品の側方を上方から下方へ通過させられる。
(10)前記トップテープ案内装置が、前記案内ローラと前記トップテープ剥離装置との間に設けられ、それら案内ローラとトップテープ剥離装置との間でほぼ90度捩じられたトップテープを前記テープ化電子部品の供給経路の幅方向の片側において案内する少なくとも一つの案内部材を含む(9)項に記載のトップテープ処理装置。
本態様の装置における案内部材は、それ自体がトップテープを捩じるものであっても、他の部材により捩じられた後のトップテープを単に案内するものであってもよい。前者においては、案内部材は実施態様項6の捩じり部材に相当することになる。なお、トップテープの通過経路に沿った方向に距離を隔てて案内部材を2つ設ければ、トップテープのテープ化電子部品の幅方向に垂直な部分を長く得ることができる。
実施例の項において説明するように、トップテープ案内装置を、案内ローラやトップテープ剥離装置等、トップテープの捩じりに関与する部材により構成してもよいが、トップテープ案内装置は、捩じりには関与しない案内専用の部材を含むものとしてもよい。
(11)前記捩じり機構が、前記捩じりローラにより捩じられたトップテープをさらに捩じるとともに前記テープ化電子部品の供給経路の幅方向の片側において案内する捩じり部材を含む請求項1,(1)項ないし(10)項のいずれかに記載のトップテープ処理装置。
トップテープは捩じり部材によってほぼ90度捩じられた状態に保たれるため、トップテープのテープ化電子部品の側方を通過する部分を確実にテープ化電子部品の幅方向に対して垂直にすることができる。捩じり部材をテープ化電子部品の供給経路の上側と下側との両方に設ければ、トップテープの、テープ化電子部品の幅方向に対して垂直な部分を長くすることができ、一層望ましい。
(12)前記トップテープ剥離装置が、前記テープ化電子部品の側方を通過後のトップテープを送ることにより、トップテープを部品保持テープから剥離させるものである(5)項ないし(11)項のいずれかに記載のトップテープ処理装置。
(13)前記トップテープ案内装置が、前記トップテープを下向きの成分を持って延びる状態とする方向変換機構を有する請求項1,(1)項ないし(12)項のいずれかに記載のトップテープ処理装置。
方向変換機構は、部品保持テープの捩じられる前の部分、捩じられた後の部分、捩じり部分のいずれに設けてもよい。方向変換機構を設ければ、テープ化電子部品の供給経路の方向やトップテープの剥離方向に関係なく、トップテープを部品保持テープの上方から下方へ通過させることができ、任意の位置で交差させることができる。
(9)項の装置においては、案内ローラ,トップテープ剥離装置等が方向変換機構を構成する。
請求項1の装置においては、円錐台状の捩じりローラがトップテープを捩じるとともに方向を変換し、方向変換機構としても機能する。
(14)さらに、前記捩じり機構によりほぼ90度捩じられたトップテープを再びほぼ90度捩じる再捩じり機構を含む(5)項ないし(13)項のいずれかに記載のトップテープ処理装置。
再捩じり機構は、捩じり機構によりほぼ90度捩じられたトップテープをほぼ90度捩じり戻す捩じり戻し機構でも、ほぼ90度捩じり増す捩じり増し機構でもよい。トップテープを再びほぼ90度捩じれば、再び捩じられたトップテープをテープ化電子部品の真下の位置で、そのテープ化電子部品の幅方向と平行な軸線のまわりに回転する送りローラやガイドローラにより送り、あるいは案内することができ、トップテープ処理装置の幅を小さくすることが容易になる。
(11)項に係るトップテープ処理装置においては、トップテープは捩じり部材によってほぼ90度捩じられ、ねじり後、更にトップテープを捩じる場合、捩じり部材は再捩じり機構をも構成することとなる。また、(7)項の態様においては、一方の捩じり部材が捩じり機構を構成し、他方の捩じり部材が再捩じり機構を構成する。
(9)項においてはトップテープは案内ローラとトップテープ剥離装置との間で180度捩じられるため、案内ローラ,トップテープ剥離装置は、捩じり機構を構成するとともに、再捩じり機構を構成することとなる。
(15)前記再ねじり機構が、円錐台状を成し、円錐台の中心線のまわりに回転可能に設けられた捩じりローラを含む(14)項に記載のトップテープ処理装置。
円錐台状の捩じりローラは、トップテープを捩じるとともに方向を変える。捩じり機構の捩じりローラと、再捩じり機構の捩じりローラとは、テープ化電子部品供給経路に平行な方向においてできるだけ離れた位置に設けることが望ましい。トップテープが緩やかに方向を変換され、トップテープの捩じりローラからの浮上がりが少なく、良好に捩じりローラに沿って送られるからである。特に、トップテープ剥離装置がトップテープ案内装置を通過後のテープを送る装置とされている場合には、トップテープをスムーズに剥がすことが可能となる。
(16)前記トップテープ案内装置を通過後のトップテープを収容するトップテープ収容器を含む請求項1,(1)項ないし(15)項のいずれかに記載のトップテープ処理装置。
トップテープをトップテープ収容器に収容すれば、トップテープが散らばらず、装置周辺が汚れない。また、剥がされたトップテープを、トップテープ収容器ごと捨てたり、あるいはトップテープ収容器を外して収容されたトップテープをまとめて捨てるなど、トップテープの後始末を容易に行うことができる。なお、トップテープ処理装置が電子部品供給カートリッジに設けられるとともに、その電子部品供給カートリッジが移動して電子部品を供給する場合、トップテープ収容器を電子部品供給カートリッジを支持して移動するテーブルに取り付けるなどして、電子部品供給カートリッジと共に移動するようにすれば、電子部品供給カートリッジの移動時にトップテープがひきずられることがなくなる。
(17)前記トップテープ収容器が、電子部品が取り出された空の部品保持テープを収容する部品保持テープ収容器を兼ねている(16)項に記載のトップテープ処理装置。
この装置によれば、テープ収容器が一つで済み、装置を簡易化することができる。
(18)請求項1,(1)項ないし(17)項のいずれかに記載のトップテープ処理装置と、前記テープ化電子部品を送る送り装置とを備え、かつ、その送り装置と前記トップテープ剥離装置とが駆動源を共有している電子部品供給カートリッジ。
駆動源は、エアシリンダ,油圧シリンダ,電動モータ等、圧力流体や電気エネルギの供給を受けて駆動力を発生するものであれば何でもよい。駆動源は電子部品供給カートリッジに設けられる場合もあり、電子部品供給カートリッジとは別に設けられる場合もある。前者の場合、電子部品供給カートリッジに設けられた送り装置が駆動源を含むものとなり、後者の場合には駆動源を含まないこととなる。後者の場合は、複数の電子部品供給カートリッジの各送り装置に駆動源を共有させることができる。
トップテープ剥離装置と巻取リール回転装置とが駆動源を共有する場合、送り装置,トップテープ剥離装置,巻取リール回転装置の3つが駆動源を共有することとなり、トップテープ処理装置を備えて極めて構成が簡易な電子部品供給カートリッジが得られる。
(19)前記送り装置の駆動源の駆動力を前記駆動剥離ローラに伝達し、駆動剥離ローラを回転させる駆動力伝達装置を含む(18)項に記載の電子部品供給カートリッジ。
実施例の項において説明するように、駆動源をリンクにより構成し、リンクの回動を別のリンク,レバーを含むリンク機構によって駆動剥離ローラに伝達するようにしてもよく、あるいは駆動源をエアシリンダにより構成し、そのエアシリンダの駆動力をリンク機構によって駆動剥離ローラに伝達するようにしてもよい。あるいは駆動源を電動モータにより構成し、その駆動力を複数の歯車を有する歯車機構等によって駆動剥離ローラに伝達するようにしてもよい。
(20)前記送り装置が、カートリッジ本体に回転可能に取り付けられたスプロケット、そのスプロケットと一体的に回転するラチェットホイール、前記カートリッジ本体に回動可能に取り付けられた回動板、回動板に取り付けられて前記ラチェットホイールのラチェット歯に噛み合わされたラチェット爪、駆動源およびその駆動源の駆動力を前記回動板に伝達するリンク機構を含み、前記回動板の正方向の回動によりスプロケット,ラチェットホイールが回動してテープ化電子部品が送られ、回動板の逆方向の回動により前記ラチェット爪がラチェットホイールの歯を乗り越えて送りの準備が為されるものであり、かつ、前記駆動力伝達装置が、前記リンク機構を構成するリンクの一つに相対回動可能に連結されたリンクと、前記駆動剥離ローラを回転可能に支持する支持軸に回転可能に取り付けられた揺動レバーと、それら駆動剥離ローラと前記揺動レバーとの間に設けられて回動板の正方向の回動時には揺動レバーの回動を駆動剥離ローラに伝達するが、逆方向の回動時には伝達しない一方向伝達装置とを含む(18)項または(19)項に記載の電子部品供給カートリッジ。
回動板の正,逆両方向の回転に伴って揺動レバーが正,逆両方向に回動し、テープ化電子部品の送り時には、一方向伝達装置により駆動剥離ローラが揺動レバーと共に回転させられてトップテープが剥がされる。送り装置におけるテープ化電子部品の送りの準備時には、一方向伝達装置により駆動剥離ローラは回転させられず、剥がされたトップテープが戻されることがない。
(21)請求項1,(1)項ないし(17)項のいずれかに記載のトップテープ処理装置を備えた複数の電子部品供給カートリッジ、または(18)項ないし(20)項のいずれかに記載の電子部品供給カートリッジが幅方向に並べられて一体化された一体化電子部品供給カートリッジ。
一体化される電子部品供給カートリッジの数は、実施例の項において説明するように2つでもよく、あるいは3つ以上でもよい。
複数の電子部品供給カートリッジを一体化すれば、複数の電子部品供給カートリッジ全体の幅方向の寸法を、複数の電子部品供給カートリッジを別々に設ける場合の各電子部品供給カートリッジの幅方向の寸法の合計より小さくすることができ、複数の電子部品供給カートリッジを備えた電子部品供給装置の小形化、軽量化を図ることができる。そのため、電子部品供給カートリッジを支持するカートリッジ支持台が移動させられて電子部品を供給する電子部品供給装置において、カートリッジ支持台の移動速度を高くし、供給能率を向上させることができる。あるいは同じカートリッジ支持台に支持させ得る電子部品供給カートリッジの数を増やすことができる。また、複数の電子部品供給カートリッジについて構成部材を共有させることも可能となり、その場合には、電子部品供給カートリッジを簡易化することが可能となる。
本発明に係るトップテープ処理装置のように、トップテープを剥がしたままにおけばよい装置であれば、トップテープの処理のために電子部品供給カートリッジをカートリッジ支持台から外すことが不要であり、複数の電子部品供給カートリッジの一体化が容易である。複数の電子部品供給カートリッジの各々における電子部品の供給頻度や供給数は異なっているのが普通であり、従来のようにトップテープを巻き取った巻取リールを交換するために電子部品供給カートリッジをカートリッジ支持台から外すことが必要な場合、複数の電子部品供給カートリッジが一体化されていれば、交換の必要のない電子部品供給カートリッジまで外さなければならない。それに対し、トップテープの処理のために電子部品供給カートリッジのカートリッジ支持台からの取外しが不要であれば、複数の電子部品供給カートリッジを一体化させても支障はなく、複数の電子部品供給カートリッジを一体化することによりコンパクトな電子部品供給装置を提供することができるのである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1には、電子部品供給装置10が示されている。電子部品供給装置10は、キャスタ付きのベース12と、ベース12上に固定のカートリッジ支持台14と、カートリッジ支持台14に着脱可能に取り付けられた複数の電子部品供給カートリッジ400(以下、カートリッジ400と略称する)とを有する。
カートリッジ400により供給される電子部品は、図2および図3に示すようにテープ化電子部品20とされている。テープ化電子部品20は、部品保持テープ22とトップテープ24とによって、リード線を有する電子部品26がテーピングされたものである。厚手の部品保持テープ22の幅方向の中央部には、多数の電子部品収容凹部28が等間隔で設けられるとともに、電子部品26が1個ずつ収容されており、トップテープ24は部品保持テープ22の表面に貼り付けられて電子部品収容凹部28の開口を覆っている。また、部品保持テープ22の長手方向に平行な一方の縁部に沿って、部品保持テープ22を貫通する送り穴30が一列に等ピッチで形成されている。
テープ化電子部品20は、図1に示すように供給リール32に巻き付けられ、前記ベース12に固定されたバケット34に収容されるとともに、バケット34内に回転可能に取り付けられた複数のローラ36によって回転可能に支持されている。テープ化電子部品20は供給リール32から引き出された後、複数の案内棒38により案内されるとともに、テープエンド検出装置40を通ってカートリッジ400に導かれる。テープエンド検出装置40は透過型の光電センサにより構成されており、テープ化電子部品20の終端を検出する。なお、テープエンド検出装置は、接触式マイクロスイッチにより構成してもよい。
カートリッジ400を説明する。
カートリッジ400は、図5に示すように、2つを1組として作られている。2つのカートリッジ400が幅方向に並べられて一体化され、一体化電子部品供給カートリッジの一種であるツインカートリッジ42とされているのである。これら2つのカートリッジ400が供給する電子部品の種類は同じであることもあり、異なることもあり、一方のカートリッジ400のみによって電子部品が供給されることもある。
一方のカートリッジ400(図5においては下側に図示され、図6においては右側に図示されているカートリッジ400)のカートリッジ本体402は、図4ないし図6に示すように、厚さの薄い取付板404、取付板404に固定された支持板48、支持板48に固定された取付ブロック50および案内ブロック52を有する。取付ブロック50は、支持板48の前部(取付板404に固定された側とは反対側であって、カートリッジ400がカートリッジ支持台14に取り付けられた状態で、図示しない電子部品取出装置たる電子部品装着装置側となる部分)に固定されており、その前部の下部には、支持板48から前方へ突出する係合部53が設けられるとともに、係合部53の上面には、前方ほど下方へ傾斜する傾斜面54が形成されている。案内ブロック52は長手形状を成し、支持板48の後部に、テープ送り方向(図4において右から左へ向かう方向)において上流側から下流側へ向かうに従って上方へ向かう向きに傾斜して固定されている。テープ化電子部品20は供給リール32から引き出された後、案内ブロック52上に載せられ、支持板48および取付ブロック50上へ導かれる。
他方のカートリッジ400(図5においては上側に図示され、図6においては左側に図示されているカートリッジ400)のカートリッジ本体402も同様に、支持板48,取付ブロック50および案内ブロック52を有するが、支持板48は、取付ブロック50および案内ブロック52を間に挟んで取付板404に固定されている。取付板404は、2つのカートリッジ400のカートリッジ本体402に共用なのである。なお、一方のカートリッジ400の支持板48,取付ブロック50および案内ブロック52と、他方のカートリッジ400の支持板48,取付ブロック50および案内ブロック52とは、取付板404を間に挟んで図示しない2本の位置決めピンによって位置決めされるとともに、2本のねじ(図示省略)によって互いに固定されている。なお、支持板48,取付ブロック50はいずれも精度良く加工されており、互いに固定されたとき、2つのカートリッジ400の各取付ブロック50の下面および支持板48の下面は同一平面内に位置させられる。
他方のカートリッジ400の取付ブロック50の係合部53が設けられた部分を含む部分の下面には、図4および図6に示すように、取付ブロック50より幅が狭く、カートリッジ400の長手方向である前後方向に延びる位置決め突起60が突設されている。また、図4に示すように、他方のカートリッジ400の支持板48の下部には、位置決めブロック62が前後方向に平行に固定されている。位置決めブロック62の下面は上記取付ブロック50の下面と同一平面内に位置させられるとともに、その下面には、位置決めブロック62より幅が狭く、前後方向に長い位置決め突起63が突設されている。
一方のカートリッジ400のカートリッジ本体402を構成する前記支持板48の後部の下側の部分には、図示を省略する固定装置が取り付けられ、この固定装置により、ツインカートリッジ42がカートリッジ支持台14に固定される。
前記カートリッジ支持台14は、図7に示すように、底壁100と、底壁100の前部(図示しない電子部品装着装置側の部分)と後部(電子部品装着装置から遠い側の部分)とにそれぞれ立設された前壁102と後壁104とを有し、これら前壁102および後壁104の上面がそれぞれカートリッジ400を支持する上向きの支持面106,108を構成している。前壁102と後壁104とにはそれぞれ、支持面106,108に開口し、前後方向に貫通する複数ずつの位置決め溝110,112が形成されている。これら位置決め溝110,112は、複数組のツインカートリッジ42の取付ピッチに等しい間隔で形成されている。1つのツインカートリッジ42につき1つずつ位置決め溝110,112が形成されているのである。
前壁102にはまた、ストッパ板114が固定されている。ストッパ板114は、カートリッジ支持台14のカートリッジ400が並ぶ方向の長さにほぼ等しい長さの板状を成し、前壁102の前面に固定されている。ストッパ板114の上端部は、支持面106より上方へ突出させられており、その突出部には支持面106の上方側へ延び出す突条が設けられ、その突条の下面は、上方に向かうに従って後方へ向かう向きに傾斜させられ、前記傾斜面54と対応する傾斜の前側傾斜面116とされている。
後壁104には、係合板118が固定されている。係合板118はカートリッジ支持台14のカートリッジ400が並ぶ方向の長さにほぼ等しい長さを有し、上面が後壁104の支持面108と同一平面内に位置させられた状態で後壁104の後面に固定されている。係合板118には、後壁104に形成された位置決め溝112に続き、係合板118を前後方向に貫通する溝119が形成されている。係合板118の後壁104からの突出端部には下向きの突条が設けられ、その突条の後壁104側の面は、支持面106,108に対して前記前側傾斜面116と対称に傾斜させられ、前記図示しない固定装置の係合レバーの係合面と対応する傾斜の後側傾斜面120とされている。なお、図7においてカートリッジ支持台14は断面にされた状態で図示されているが、ストッパ板114および係合板118は断面にされない状態で図示されている。
ツインカートリッジ42をカートリッジ支持台14に取り付ける場合には、ツインカートリッジ42の前部(後述する電子部品供給部が設けられた側)を下げ、後部を上げ、位置決め突起60の前部を前壁102の位置決め溝110の後ろ側の部分に嵌合した状態で、ツインカートリッジ42の後部を下方へ回動させ、位置決め突起63を位置決め溝112および溝119に嵌合するとともに、ツインカートリッジ42を支持面106,108上に載置する。このとき、固定装置の係合レバーは非係合位置にあり、係合板118と干渉することはない。
次いで、ツインカートリッジ42を前方へ移動させ、2つのカートリッジ400の各カートリッジ本体402の取付ブロック50に形成された傾斜面54を前側傾斜面116に係合させた後、固定装置の操作レバーを操作して係合面を後側傾斜面120に係合させ、ツインカートリッジ42をカートリッジ支持台14に固定する。固定時には、係合レバーの係合面が後側傾斜面120に強固に押し付けられた状態に保たれる。
それにより2つのカートリッジ400の各支持板48および位置決めブロック62の各下面が後壁104の支持面108に押し付けられる。また、カートリッジ400の傾斜面54がストッパ板114の前側傾斜面116に押し付けられるとともに、斜面の作用によって生ずる下向きの力により、2つのカートリッジ400の各支持板48および各取付ブロック50の係合部53を含む部分の各下面が前壁102の支持面106に押し付けられる。ツインカートリッジ42は位置決め突起60,63の位置決め溝110,112への嵌合により幅方向において位置決めされるとともに、傾斜面54と前側傾斜面116との係合および係合面96と後側傾斜面120との係合により、前後方向において位置決めされた状態でカートリッジ支持台14上に固定される。
固定装置と、位置決め突起60,63および位置決め溝110,112により構成されるカートリッジ位置決め装置とは、ツインカートリッジ42を構成する2つのカートリッジ400に共用なのであり、複数組のツインカートリッジ42は、電子部品供給部が一直線状に並ぶ状態でカートリッジ支持台14上に固定される。
ツインカートリッジ42をカートリッジ支持台14から取り外す際には、固定装置によるツインカートリッジ42の固定を解き、ツインカートリッジ42を後退させ、傾斜面54と前側傾斜面116との係合を解いた後、後部が上がる方向へツインカートリッジ42を回動させ、カートリッジ支持台14から外す。
2つのカートリッジ400はそれぞれ、図4に一方のカートリッジ400を代表的に示すように、テープ化電子部品20を送る送り装置130,テープ化電子部品案内装置406およびトップテープ処理装置408を備えている。送り装置130はカートリッジ本体402を構成する支持板48に取り付けられている。テープ化電子部品案内装置406は、一対の案内部材410,412を有する。案内部材410,412は板状を成し、取付板404に直角に、かつ、テープ化電子部品送り方向(図13において右から左へ向かう方向)において下流側の部分が上流側の部分より上側に位置し、水平面に対して僅かに傾斜する姿勢で上下方向に距離を隔てて固定されている。供給リールから引き出されたテープ化電子部品20は、これら案内部材410,412の間を通り、案内ブロック52に案内されて支持板48とカバー220との間へ導かれる。各カートリッジ400の送り装置130,テープ化電子部品案内装置406およびトップテープ処理装置408の構成は同じであり、一方について代表的に説明する。
送り装置130を説明する。
支持板48の前部には、図4に示すように、支持軸140がテープ化電子部品20の送り方向と直角に固定されている。支持軸140には、スプロケット142およびラチェットホイール144が回転可能に取り付けられるとともに、これらスプロケット142,ラチェットホイール144は一体的に連結されている。テープ化電子部品20の部品保持テープ22の送り穴30は、スプロケット142の複数の歯218のうち、カートリッジ本体402の上面から突出した歯218に係合させられている。支持軸140にはまた、回動板146が回動可能に取り付けられている。回動板146には、ラチェット爪148がピン150により回動可能に取り付けられるとともに、付勢手段の一種である弾性部材としてのスプリング152によってラチェットホイール144の歯154と噛み合う向きに付勢されている。
ラチェットホイール144の歯154にはまた、取付ブロック50に軸156によって回動可能に取り付けられるとともに、付勢手段の一種である弾性部材としての引張コイルスプリング158により付勢されたストッパレバー160が噛み合わされ、ラチェットホイール144のテープ化電子部品20の送り方向の回転は許容するが、逆向きの回転は阻止するようにされている。また、ラチェットホイール144のテープ化電子部品送り方向の回転限度は、ラチェット爪148がストッパ突起162に当接することにより規定される。
回動板146にはまた、リンク166の一端部がピン168によって回動可能に連結されている。リンク166は、付勢手段の一種である弾性部材としての引張コイルスプリング170により、回動板146をテープ化電子部品20の送り方向に回動させる向きに付勢されている。リンク166の中間部には、前記取付ブロック50に支持軸172によって回動可能に取り付けられた別のリンク174の一端部がピン176によって回動可能に連結されている。リンク174の他端部にはローラ178が回転可能に取り付けられており、カートリッジ支持台14に設けられた駆動装置180(図7参照)によって回動させられる。なお、上記リンク174等は、取付ブロック50の支持板48側とは反対側の面に固定されたカバー181(図6参照)により覆われている。
カートリッジ支持台14の前記底壁100上には、一対のガイドレール182(図7には一方のみ示されている)が複数対、前後方向に延びる向きに固定されるとともに、各対のガイドレール182にはそれぞれ、複数のスライダ184にそれぞれ固定された一対ずつのガイドブロック186が摺動可能に嵌合されている。なお、図7には、ガイドレール182,ガイドブロック186およびスライダ184が1つずつ示されている。スライダ184は、カートリッジ支持台14のX方向、すなわちカートリッジ400がカートリッジ支持台14上において並ぶ方向に長く、カートリッジ支持台14に取り付けられる全部のツインカートリッジ42のうちの一部が並ぶ長さに対応する長さの板状を成し、長手方向の中央部に移動用エアシリンダ188のピストンロッド190が固定されている。移動用エアシリンダ188はガイドレール182と平行に配設され、ピストンロッド190の伸縮により、スライダ184はカートリッジ400の前後方向と平行な方向に前進,後退させられる。スライダ184の前進端位置および後退端位置はそれぞれ、カートリッジ支持台14に螺合により取り付けられた図示しないストッパにより規定される。これらストッパの螺合位置を調節することにより、スライダ184の前進端位置,後退端位置を調節することができる。図7において192,194はそれぞれ、ショックアブソーバであり、スライダ184の停止時の振動を緩和する。
スライダ184の上部には、取付板198が水平にかつX方向に延びる向きに固定されている。取付板198はスライダ184と同様にX方向に長く、取付板198のカートリッジ支持台14のカートリッジ400が取り付けられる位置に対応する位置にはそれぞれ、係合装置200が設けられている。
係合装置200は、取付板198の下面に固定された昇降用エアシリンダ202と、昇降用エアシリンダ202のピストンロッド204に回動可能に連結されたリンク206と、リンク206にピン208によって回動可能に取り付けられた係合部材210とを有する。リンク206は、取付板198に形成された貫通穴212を通って取付板198から上方へ突出させられている。係合部材210はほぼL字形を成し、L字の長い方の腕部の端部において取付板198の上面に軸214によって回動可能に取り付けられるとともに、L字の屈曲部近傍においてピン208によってリンク206に回動可能に連結され、L字の短い方の腕部は先端部が上方へ向けられている。
カートリッジ400において常には、リンク174は引張コイルスプリング170の付勢力により回動させられ、図7に二点鎖線で示す位置(図4には実線で示されている位置)にある。また、スライダ184は図7に示すように前進端位置にあり、係合部材210は図7に実線で示す非係合位置にある。電子部品26の供給およびテープ化電子部品20の送りが行われるときには、複数のカートリッジ400のうち、それら供給および送りが行われるカートリッジ400について設けられた係合装置200の昇降用エアシリンダ202のピストンロッド204が伸長させられ、図7に二点鎖線で示すように、係合部材210が係合位置へ回動させられて、リンク174のローラ178に僅かな隙間を隔てて対向させられる。スライダ184の前進端位置は、係合部材210が係合位置へ回動させられたとき、ローラ178に僅かな隙間を隔てて対向する状態となる位置に調節される。
次いで、移動用エアシリンダ188のピストンロッド190が収縮させられ、スライダ184が図7において右方へ移動させられ、前進端位置から後退端位置へ移動させられる。それにより係合部材210が移動させられるとともにローラ178に係合し、リンク174が係合部材210の移動に伴って回動させられるとともに、リンク166が引張コイルスプリング170の付勢力に抗して移動させられ、回動板146がテープ化電子部品20を送る正方向とは逆方向に回動させられ、ラチェット爪148がラチェットホイール144の歯154を乗り越えて送りの準備が為される。このとき、ラチェットホイール144の回転は、ストッパレバー160により阻止される。
この状態でスライダ184が前進させられれば、リンク174が引張コイルスプリング170の付勢力により回動させられるとともに、回動板146が正方向へ回動させられる。それによりラチェット爪148がラチェットホイール144の歯154に係合した状態を保って移動させられてラチェットホイール144を回転させ、スプロケット142が回転させられてテープ化電子部品20が1ピッチずつ、すなわち隣接する電子部品収容凹部28の間隔に等しい距離ずつ送られる。
回動板146はラチェット爪148がストッパ突起162に当接するまで回動させられ、トップテープ24を剥がされた電子部品収容凹部28に収容された電子部品26のうち、先頭の電子部品26が一定の電子部品取出位置に位置決めされる。カートリッジ400の電子部品取出位置が設けられた部分が電子部品供給部である。スライダ184が前進端位置に到達する前に、ラチェット爪148がストッパ突起162に当接して回動板146が停止し、先頭の電子部品26が電子部品取出位置に位置決めされる。スライダ184が前進端位置まで前進させられた後、ピストンロッド204が収縮させられ、係合部材210が非係合位置へ戻される。なお、1つのカートリッジ400が連続して複数個の電子部品26を供給する場合、スライダ184の前進端位置への移動後、係合部材210は次の電子部品26の供給,送りに備えて係合位置に位置させられたままとされ、電子部品26の供給終了後、非係合位置に戻される。
このように、テープ化電子部品20の送りは、移動用エアシリンダ188が生ずる駆動力および引張コイルスプリング170の引張力に基づいて行われ、両者の間にあって回動板146を回動させるリンク174が駆動源を構成している。送り装置130はカートリッジ400に駆動源が設けられた送り装置なのである。また、スライダ184,係合装置200および移動用エアシリンダ188が駆動装置180を構成しており、スライダ184および移動用エアシリンダ188は複数のカートリッジ400に共用であるが、係合装置200は個々に設けられており、一つのカートリッジ400におけるテープ化電子部品20の送り時に他のカートリッジ400のテープ化電子部品20が送られることはない。
なお、スライダ184の後退端位置を調節し、リンク174の回動角度を変えてラチェット爪148が乗り越えるラチェットホイール144の歯154の数を変えれば、テープ化電子部品20の送りピッチを変えることができる。
前述のように、案内ブロック52により案内されて支持板48および取付ブロック50上へ導かれたテープ化電子部品20は、送り穴30がスプロケット142の歯218に係合させられ、送り穴30が形成されていない側の縁部が支持板48上に載置されるとともに、カバー220が被せられる。
カバー220は、図8ないし図10に示すように、薄い板状の固定飛出防止部222と、固定飛出防止部222の長手方向に平行な一方の縁部に沿って固定飛出防止部222から直角に延び出させられた側壁部224とを有し、側壁部224の後部において案内ブロック52に軸226によって回動可能に取り付けられている。固定飛出防止部222の前部には、半円環状断面の係合部228が設けられるとともに、図4に示すように、前記支持板48に取り付けられた係合部材230が係合させられている。
係合部材230は板状を成し、支持板48と平行に配設されており、長手方向に平行に形成された長穴232において、支持板48に立設されたピン234に相対移動可能に嵌合されるとともに、付勢手段の一種である弾性部材たる引張コイルスプリング236によって下方へ付勢されている。係合部材230の上部には係合ピン238がカートリッジ400の幅方向に平行に突設されるとともに、カバー220の上記係合部228に係合させられており、カバー220は係合部材230を介して引張コイルスプリング236によって下方へ付勢され、固定飛出防止部222の下面がテープ化電子部品20のトップテープ24(トップテープ24が剥がされた部分においては部品保持テープ22)に接触するようにされている。固定飛出防止部222の下面が固定飛出防止面240を構成している。
また、係合部材230の上端部は係合部228上へ延び出させられるとともに、その延出部には前方ほど下方へ傾斜する案内部242が設けられている。支持板48にはまた、案内板244が固定されている。案内板244は、図6に示すように、支持板48からカートリッジ400の前側へ延び出させられ、電子部品26が取り出された部品保持テープ22を係合部材230の案内部242と共にシュータ246(図1参照)へ案内するようにされている。
シュータ246は、図1に示すように、前記ベース12の下部に着脱可能に取り付けられたテープ収容器248と一体的に設けられている。テープ収容器248およびシュータ246はX方向に長く、全部のカートリッジ400に共通に使用される。
カバー220には、図8に示すように、テープ化電子部品20の送り方向と直角な方向に延びるスリット250が設けられている。部品保持テープ22から剥がされたトップテープ24は、このスリット250を通って引き出される。
また、カバー220の部品保持テープ22に形成された送り穴30に対応する部分には長穴252が形成されており、前記スプロケット142の歯218とカバー220との干渉が回避されている。さらに、カバー220のスリット250より先端側(テープ化電子部品送り方向において下流側)には矩形の開口254が形成され、ここから電子部品26が電子部品装着装置に設けられた部品吸着ヘッド256(図4参照)によって取り出される。
部品吸着ヘッド256は、図示しない移動装置によりX方向および水平面内においてX方向と直角なY方向(カートリッジ400の前後方向と平行な方向)に移動させられ、電子部品取出位置上に位置決めされるとともに、図示しない昇降装置により昇降させられ、電子部品取出位置に位置決めされた電子部品収容凹部28から電子部品26を取り出す。
カバー220の開口254は、一部がシャッタ260により覆われたり、完全に開放されたりする。シャッタ260は、回動板146とラチェットホイール144との間に嵌入させられ、テープ化電子部品20の送り方向に延びる板状のスライド部262と、スライド部262の上縁からカバー220の固定飛出防止部222上へ延び出させられた延出部264とを有する。
スライド部262には、図9に示すように、下面に開口し、上下方向に延びる切欠266が形成され、回動板146に回転可能に取り付けられたローラ268(図4参照)が回転可能に嵌合されており、回動板146の回動に伴ってシャッタ260が前進,後退させられる。延出部264の前後方向の両端部はそれぞれ、カバー220の前後方向の両端部にそれぞれ固定された案内板270,272とカバー220の固定飛出防止部222との間に移動可能に嵌合させられており、それによりシャッタ260の移動が案内される。
延出部264の前後方向の中間部には飛出防止部274が設けられている。飛出防止部274は、シャッタ260が前進端位置へ移動させられても後端部がカバー220とオーバラップした状態に保たれる長さを有する。飛出防止部274は、スライド部262からカバー220の固定飛出防止部222の幅方向の中央の位置まで延び出させられた後、下方へ曲げられ、飛出防止片276が形成されている。カバー220には、開口254のテープ送り方向において上流側の縁に開口し、テープ送り方向に平行に延びるスリット278が形成され、飛出防止片276との干渉が回避されるようになっている。飛出防止片276はスリット278内に相対移動可能に嵌入させられるとともに、図10に示すように、その下端面は固定飛出防止面240と同一平面内に位置させられ、電子部品収容凹部28からの電子部品26の飛出しを防止する可動飛出防止面279とされている。
取付板404の案内部材410が固定された部分より上側の部分の前部には、案内ローラ420が支持軸422によりテープ化電子部品送り方向と直角な軸線まわりに回転可能に取り付けられている。取付板404にはまた、案内ローラ420よりテープ化電子部品送り方向において上流側であって、案内部材410の上側に第一捩じりローラ424が取付板404に固定の支持軸426により案内ローラ420と平行な軸線まわりに回転可能に取り付けられている。第一捩じりローラ424は、図13に示すように、外周面が軸線に対して約30度傾斜した円錐台状を成し、直径の小さい側が取付板404側に位置する状態で取り付けられている。
また、取付板404の案内部材412より下側の部分であって、テープ化電子部品送り方向において第一捩じりローラ424から上流側へ離れた位置には、第二捩じりローラ430が支持軸432によって回転可能に取り付けられている。第二捩じりローラ430は、図13に示すように第一捩じりローラ424と同じ角度の傾斜の円錐台状を成し、直径の小さい側が取付板404側に位置する状態で取り付けられている。
さらに、案内部材410,412には、第一捩じりローラ424の軸線方向において取付板404とは反対側の部分と、第二捩じりローラ430の軸線方向において取付板404とは反対側の部分とを結ぶ線と交差する位置にそれぞれ、案内片434,436が設けられている。案内片434は、案内部材410の取付板404とは反対側の縁部から下方へ延び出させられ、案内片436は案内部材412の取付板404とは反対側の縁部から上方へ延び出させられている。
取付板404の第二捩じりローラ430より下側に、トップテープ剥離装置440が設けられている。トップテープ剥離装置440は、駆動剥離ローラ442および従動剥離ローラ444を備え、テープ化電子部品20の送り時における送り装置130のリンク174の回動により、リンク174と揺動レバー446とを連結する連結リンク448が移動し、揺動レバー446が回転させられるとともに駆動剥離ローラ442が回転させられ、トップテープ24が剥がされる。
図示は省略するが、駆動剥離ローラ442,駆動剥離ローラ442を回転可能に支持する支持軸および揺動レバー446との間には2つの一方向クラッチが設けられており、駆動剥離ローラ442がテープ化電子部品20の送り時にのみ回転させられ、逆向きには回転させられず、トップテープ24が戻されることがないようにされている。
また、従動剥離ローラ444の外周面には、図示は省略するが、断面形状が三角形状を成し、回転軸線方向に延びる複数の突部が周方向に並んで設けられている。さらに、取付板404に回動可能に取り付けられ、従動剥離ローラ444を回転可能に支持するレバー450は、付勢手段の一種である弾性部材としての引張コイルスプリング454により、従動剥離ローラ444が駆動剥離ローラ442に接触する向きに付勢されている。このレバー450には、トップテープ24を従動剥離ローラ444から離す分離部452が設けられている。分離部452の先端面は、従動剥離ローラ444の回転軸線を中心とする部分円筒面とされ、従動剥離ローラ444に極く僅かな隙間を隔てて対向させられている。
カバー220のスリットから引き出されたトップテープ24は、案内ローラ420に掛けられた後、第一捩じりローラ424に上側から巻き掛けられる。第一捩じりローラ424は円錐台状を成すため、トップテープ24は、90度捩じられるとともに、ほぼ水平な状態から斜め下向きに方向を変換され、案内部材410,412の案内片434,436の外側を90度捩じられた状態で通過させられる。トップテープ24は、案内部材410,412との干渉を避けて配設されるのであり、案内部材412上を通るテープ化電子部品20と干渉することがない。
さらに、トップテープ24は第二捩じりローラ430に上側から巻き掛けられる。第二捩じりローラ430は第一捩じりローラ424と同じ向きに傾斜させられているため、トップテープ24は第一捩じりローラ424により捩じられた方向とは逆の方向へ90度捩じられる。捩じり戻されるのであり、それにより案内部材412の側方から案内部材412の下側に入り、案内部材412の下方に設けられたトップテープ剥離装置440の駆動剥離ローラ442と従動剥離ローラ444とに挟まれる。
トップテープ24は、テープ化電子部品20の送り時に駆動剥離ローラ442が回転させられる際に引っ張られ、部品保持テープ22から剥がされる。そして、駆動剥離ローラ442と従動剥離ローラ444との間を通過したトップテープ24は、空の部品保持テープ22を収容するテープ収容器に収容される。
トップテープ24は、第一捩じりローラ424に上側から巻き掛けられ、90度の捩じり後、第二捩じりローラ430に上側から巻き掛けられるとともに90度捩じり戻されるため、第一,第二捩じりローラ424,430は、トップテープ24の部品保持テープ22に貼り付けられていた貼付面とは反対側の面に接触することとなり、貼付面に粘着剤が残っていても、トップテープ24が第一,第二捩じりローラ424,430に貼り付いてトップテープ剥離装置440による剥離を妨げることはない。
また、トップテープ剥離装置440の従動剥離ローラ444は、トップテープ24の貼付面に接触するが、従動剥離ローラ444の外周面には先端の尖った突部が設けられているため、貼付面に粘着剤が残っていても貼り付き難く、貼り付いたとしてもレバー450に設けられた分離部452によって従動剥離ローラ444から離され、トップテープ24が従動剥離ローラ444に巻き付いてしまうことがない。
なお、第一,第二捩じりローラ424,430に巻き掛けられたトップテープ24は、それらローラ424,430の軸線方向において直径の大きい側から小さい側へずれる傾向があるが、第一,第二捩じりローラ424,430からの外れは、取付板404により防止される。
本電子部品供給装置10は、図11に示す制御装置360により制御される。制御装置360は、CPU362,ROM364,RAM366およびそれらを接続するバス368を有するコンピュータ370を主体とするものである。バス368には入力インタフェース372が接続されるとともに、前記テープエンド検出装置40が接続されている。バス368にはまた、出力インタフェース376が接続され、駆動回路378,380を介して前記駆動装置180の移動用エアシリンダ188,昇降用エアシリンダ202が接続されている。なお、制御装置360は、電子部品供給装置10を制御するとともに、図示しない電子部品装着装置も制御し、前記部品吸着ヘッド256の移動および昇降等を制御する。
次に作動を説明する。
電子部品26の供給時には、部品吸着ヘッド256がX方向,Y方向に移動させられ、電子部品を供給するカートリッジ400の電子部品取出位置上に位置決めされた後、下降させられて電子部品26を取り出す。カートリッジ400においては、電子部品26の供給に備えてテープ化電子部品20が送られ、トップテープ24を剥がされた先頭の電子部品26がシャッタ260により覆われた状態で電子部品取出位置に位置決めされている。シャッタ260は前進端位置にあるのである。
部品吸着ヘッド256が下降させられるとき、電子部品26が取り出されるカートリッジ400について設けられた係合装置200の係合部材210が係合位置へ移動させられるとともに、駆動装置180のスライダ184が後退させられる。それにより回動板146が逆方向へ回動させられ、ラチェット爪148がラチェットホイール144の歯154を乗り越えて送りの準備が為されるとともに、シャッタ260が回動板146の回動に伴って後退端位置へ移動させられる。
回動板146の逆方向への回動時には、ラチェットホイール144は回転させられないため、テープ化電子部品20は送られず、シャッタ260のみが前進端位置から後退端位置へ後退させられ、飛出防止片276が電子部品取出位置に位置決めされた電子部品26上から退避させられる。スリット250は、図8に示すように、スリット278よりテープ化電子部品送り方向において上流側に設けられており、スリット250から引き出されたトップテープ24が飛出防止片276と干渉することはない。
部品吸着ヘッド256は、飛出防止片276が電子部品全体から外れた位置まで後退させられた後に電子部品26に接触するタイミングで下降させられ、電子部品26を吸着する。吸着後、部品吸着ヘッド256は上昇させられるとともに、X方向,Y方向へ移動させられ、プリント基板等の装着対象部材に電子部品26を装着する。
カートリッジ400においては、電子部品26の取出し後、テープ化電子部品20が送られる。駆動装置180のスライダ184が前進させられ、回動板146が正方向に回動させられるのであり、このとき、シャッタ260がテープ化電子部品20と共に後退端位置から前進端位置へ移動させられる。トップテープ24が剥がされた電子部品26のうち、先頭の電子部品26がシャッタ260の飛出防止片276によって電子部品収容凹部28からの飛出しを防止された状態で電子部品取出位置へ送られるのである。
飛出防止部274は、シャッタ260が前進端位置へ移動しても後端部がカバー220とオーバラップした状態に保たれる長さを有するものとされているため、トップテープ24が剥がされた電子部品収容凹部28に収容された電子部品26は、部品吸着ヘッド256によって吸着されるまで、カバー220の固定飛出防止面240とシャッタ260の可動飛出防止面279との少なくとも一方によって飛出しを防止される。
電子部品26の供給が進み、供給リール32に巻き付けられたテープ化電子部品20がなくなれば、テープエンド検出装置40の検出に基づいて作業者にテープ化電子部品20がなくなったことが報知され、それに基づいて作業者がテープ化電子部品20を補給する。テープ化電子部品20の終端部は、供給リール32に固定されておらず、自然に供給リール32から外れ、テープエンド検出装置40により検出される。作業者は、テープ化電子部品20がなくなった供給リール32を外し、次にテープ化電子部品20を供給する供給リール32をセットするとともに、現に電子部品26を供給しているテープ化電子部品20の終端と、次に電子部品26を供給するテープ化電子部品20の始端とを図12に示す接続テープ390によりつなぐ。
接続テープ390は、テープ化電子部品20の送り穴30が形成された部分を除いた部分の幅より狭く、一方の面に粘着剤が塗布されている。接続テープ390は、合成樹脂により作られて薄く、透明なテープ保持シート392に貼り付けられている。テープ保持シート392は、テープ化電子部品20の保持に必要十分な幅および厚さを有し、幅方向においてテープ化電子部品20の送り穴30が形成された部分に対応する位置には、複数の位置決め突部394が送り穴30の形成ピッチと等しいピッチで形成されている。このテープ保持シート392の位置決め突部394が突設された側の面に粘着剤が塗布され、幅方向のほぼ中央部であって位置決め突部394と干渉しない位置に接続テープ390が、その粘着剤が塗布された貼付面とは反対側の面において貼り付けられている。また、接続テープ390の貼付面は、図示しないカバーシートにより覆われている。
接続テープ390は、2つのテープ化電子部品20をつなぐのに十分な長さを有する。テープ化電子部品20の接続時には、接続テープ390を覆うカバーシートを剥がし、現に電子部品26を供給しているテープ化電子部品20の終端部の部品保持テープ22側の面を、接続テープ390の長手方向のほぼ半分の側の貼付面上に載せるとともに、送り穴30をテープ保持シート392に設けられた位置決め突部394に嵌合する。次いで、次に電子部品26を供給するテープ化電子部品20の始端部の部品保持テープ22側の面を、現に電子部品26を供給しているテープ化電子部品20に対して、長手方向において反対側から接続テープ390の残りの貼付面上に載せるとともに、送り穴30を位置決め突部394に嵌合する。
現に電子部品26を供給しているテープ化電子部品20の終端縁と次に電子部品26を供給するテープ化電子部品20の始端縁とは、両テープ化電子部品20を、両縁を最も近づけた状態で送り穴30を位置決め突部394に嵌合したとき、最後の電子部品収容凹部28と先頭の電子部品収容凹部28との距離が電子部品収容凹部28の形成間隔に等しい距離となるように作業者によって切断されている。
次に、2つのテープ化電子部品20のトップテープ24側の面に、別の接続テープ390を、位置決め突部394を送り穴30に嵌合させるとともに、2つのテープ化電子部品20の終端部と始端部とにまたがった状態で貼り付ける。テープ保持シート392により保持された2枚の接続テープ390により、2つのテープ化電子部品20の終端部および始端部を厚さ方向の両側から挟むのである。この状態でテープ保持シート392を取れば、2つのテープ化電子部品20は、接続テープ390により厚さ方向の両側から挟まれた状態で接続される。この2つのテープ化電子部品20の接続は、電子部品供給装置10による電子部品26の供給を停止することなく行われ、電子部品26をエンドレスに供給することができる。
一方、トップテープ24は巻取リールに巻き付けられることなく、テープ収容器に収容されるため、トップテープ24について行う処理はなく、電子部品26の供給を止めることなく、テープ化電子部品20の補給のみを行えばよく、作業を容易にかつ迅速に行うことができる。なお、テープ収容器は大きく、適宜の時期、例えば、電子部品供給装置による電子部品の供給が終了し、供給が停止されているとき等にテープを捨てればよく、テープ化電子部品20の補給の度毎に捨てる必要はない。
また、第一,第二捩じりローラ424,430はテープ化電子部品20の送り方向において距離を隔てて設けられているため、トップテープ24の方向の水平な姿勢からテープ化電子部品20の下方への変換が緩やかに行われ、トップテープ24の第一,第二捩じりローラ424,430からの浮上がりが少なくて済み、駆動剥離ローラ442および従動剥離ローラ444はトップテープ24を捩じり後に引っ張るが、トップテープ24をスムーズに引っ張ることができる。
本実施例においては、カートリッジ400は2つが一体的に設けられたツインカートリッジ42とされており、別々に設ける場合に比較してカートリッジ1つ当たりの幅を小さくすることができる。例えば、2つのカートリッジ400は、カートリッジ本体402を構成する取付板404を共用し、各カートリッジ400の駆動剥離ローラ474を回転可能に支持する支持軸や、従動剥離ローラ444を支持するレバー450の支持軸は、一方が雄ねじ部、他方が雌ねじ部として機能し、取付板404に固定されるようになっており、支持軸をそれぞれ別々の雄ねじ部およびナットによって取付板に固定する場合に比較して部品点数が少なくて済むとともに、それら雄ねじ部およびナットを配設するスペースが不要であり、幅を狭くできるのである。2つのカートリッジ400のうち、一方のカートリッジ400にはカバー181が固定されているが、他方のカートリッジ400については一方のカートリッジ400がカバー181として機能し、この点においてもカートリッジ400の幅を狭くすることができる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、駆動源たる送り装置130のリンク174と、リンク174の回動を伝達する連結リンク448および揺動レバー446,図示しない第一,第二一方向クラッチを含む駆動力伝達装置とが駆動剥離ローラ回転装置を構成している。送り装置130およびトップテープ剥離装置440は駆動源を共有しているのである。
また、案内ローラ420,第一捩じりローラ424および案内片434が捩じり機構を構成し、第二捩じりローラ430,案内片436およびトップテープ剥離装置440が再ねじり機構の一種である捩じり戻し機構を構成し、第一,第二捩じりローラ424,430が方向変換機構を構成し、これらがトップテープ処理装置408を構成している。
なお、前記第一,第二捩じりローラ424,430の外周面の傾斜角度は、30度に限らず、トップテープ24の長手方向において第一,第二捩じりローラ424,430を設ける位置に応じて、トップテープ24が第一,第二捩じりローラ424,430に浮上がり少なく接触し得る角度に設定される。
また、従動剥離ローラ444の外周面に、断面形状が三角形状を成し、回転軸線方向に延びる突部を周方向に並んで設けるとともに、あるいはそれとは別に、従動剥離ローラ444よりトップテープ剥離方向において下流側に、トップテープ24を従動剥離ローラ444から離す分離部材を設けてもよい。
また、本発明は、水平面内における任意の方向あるいは電子部品供給カートリッジが並ぶ方向に移動させられて電子部品を供給する電子部品供給カートリッジのトップテープ処理装置にも適用することができる。
さらに、複数の電子部品供給カートリッジを一体的に設けることは、本発明に係るトップテープ処理装置を備えた電子部品供給カートリッジに限らず、従来のトップテープ巻取装置を備えた電子部品供給カートリッジについても実施することができる。
その他、特許請求の範囲を逸脱することなく、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施することができる。
本発明の一実施例であるトップテープ処理装置を有する電子部品供給カートリッジを備えた電子部品供給装置を概略的に示す側面図である。 上記電子部品供給カートリッジにより供給されるテープ化電子部品を示す平面図である。 上記テープ化電子部品を示す側面断面図である。 上記電子部品供給カートリッジを示す正面図である。 上記電子部品供給カートリッジを示す平面図である。 上記電子部品供給カートリッジを示す左側面図である。 上記電子部品供給カートリッジの送り装置のリンクを駆動する駆動装置を示す正面図(一部断面)である。 上記電子部品供給カートリッジの構成要素であるカバーおよびシャッタを示す平面図である。 上記カバーおよびシャッタを示す正面図である。 上記カバーのシャッタの飛出防止片が嵌合された部分を示す側面断面図である。 上記電子部品供給装置を制御する制御装置のうち、本発明に関連の深い部分を示すブロック図である。 上記テープ化電子部品の補給時のテープ化電子部品のつなぎに用いられる接続テープを示す平面図である。 図4に示したトップテープ処理装置を概略的に示す図である。
符号の説明
20:テープ化電子部品 22:部品保持テープ 24:トップテープ 26:電子部品 28:電子部品収容凹部 360:制御装置 408:トップテープ処理装置 424:第一捩じりローラ 430:第二捩じりローラ 434,436:案内片 440:トップテープ剥離装置 460:トップテープ処理装置 466,468:案内片

Claims (4)

  1. 部品保持テープの長手方向に等間隔に形成された多数の電子部品収容凹部にそれぞれ電子部品が収容されるとともに、それら電子部品収容凹部の開口がトップテープにより塞がれ、送り方向に送られるテープ化電子部品の前記部品保持テープから剥がされたトップテープを処理する装置であって、
    テーパ外周面を備えて円錐台状を成すとともに前記テープ化電子部品の幅方向に平行な中心線のまわりに回転可能な捩じりローラを含み、前記部品保持テープから剥がされたトップテープの移動方向を前記テーパ外周面に沿って変更するとともにそのトップテープをほぼ90度捩じり、前記テープ化電子部品の供給経路の、前記テーパ外周面の小径部側とは反対側を上方から下方へ通過させるものであることを特徴とするトップテープ処理装置。
  2. 前記捩じりローラに加えて、前記トップテープを、前記テープ化電子部品の供給経路の、前記テーパ外周面の小径部側とは反対側において案内し、前記捩じりローラにより捩じられたトップテープをさらに同一方向に捩じり、トップテープの捩じり角度を前記ほぼ90度とする捩じり部材を含む請求項1に記載のトップテープ処理装置。
  3. 前記捩じり部材が前記トップテープを摺動接触により案内するものである請求項2に記載のトップテープ処理装置。
  4. 前記テープ化電子部品の供給経路に沿って延び、テープ化電子部品を案内する案内部材を含み、その案内部材の一側縁から直角に延び出させられた案内片が前記捩じり部材を構成している請求項3に記載のトップテープ処理装置。
JP2005350995A 2005-12-05 2005-12-05 テープ化電子部品のトップテープ処理装置 Expired - Lifetime JP4014614B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005350995A JP4014614B2 (ja) 2005-12-05 2005-12-05 テープ化電子部品のトップテープ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005350995A JP4014614B2 (ja) 2005-12-05 2005-12-05 テープ化電子部品のトップテープ処理装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003315833A Division JP3769275B2 (ja) 2003-09-08 2003-09-08 テープ化電子部品のトップテープ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006093739A true JP2006093739A (ja) 2006-04-06
JP4014614B2 JP4014614B2 (ja) 2007-11-28

Family

ID=36234345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005350995A Expired - Lifetime JP4014614B2 (ja) 2005-12-05 2005-12-05 テープ化電子部品のトップテープ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4014614B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013061775A1 (ja) * 2011-10-28 2013-05-02 富士機械製造株式会社 テープフィーダ
CN107068597A (zh) * 2017-04-26 2017-08-18 东莞市柏尔电子科技有限公司 一种结构优化的电子元件分离装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013061775A1 (ja) * 2011-10-28 2013-05-02 富士機械製造株式会社 テープフィーダ
JP2013098225A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Fuji Mach Mfg Co Ltd テープフィーダ
CN107068597A (zh) * 2017-04-26 2017-08-18 东莞市柏尔电子科技有限公司 一种结构优化的电子元件分离装置
CN107068597B (zh) * 2017-04-26 2023-08-04 东莞市柏尔电子科技有限公司 一种结构优化的电子元件分离装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4014614B2 (ja) 2007-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6681344B2 (ja) フィーダ装置
JP2010212681A (ja) 部品実装機用キャリアテープ自動供給装置
WO2014002911A1 (ja) フィーダ及びフィーダ制御方法並びに電子部品装着装置
EP0954212B1 (en) Method and apparatus for feeding components
JP3935579B2 (ja) カバーテープ送り装置,カバーテープ処理装置およびフィーダユニット
JP2014236126A (ja) サプレッサ、フィーダ、フィーダ制御方法及び電子部品装着装置
WO2012039172A1 (ja) テープフィーダ,部品供給装置および部品供給方法
JPH11135986A (ja) 電気部品フィーダ
JP2020009929A (ja) 部品供給装置
JP2004022868A (ja) テープフィーダ
JP4556851B2 (ja) 部品供給装置および部品供給ユニット
JP4014614B2 (ja) テープ化電子部品のトップテープ処理装置
JP3769275B2 (ja) テープ化電子部品のトップテープ処理装置
JP3982481B2 (ja) テープフィーダ
KR100942164B1 (ko) 부품 실장기용 캐리어 테이프 자동공급장치
WO2020012875A1 (ja) 部品供給装置
KR20020047860A (ko) 부품실장기용 테이프 피더
JPH09246780A (ja) テープ化電子部品のトップテープ処理装置
JP7030138B2 (ja) フィーダ
JP4540871B2 (ja) トップカバーテープ押込装置および処理装置
WO2016199314A1 (ja) 紙幣計数機
JP3860821B2 (ja) 部品供給装置
JP3976559B2 (ja) 電気部品供給装置、電気部品供給方法および電気部品装着システム
JP6166373B2 (ja) フィーダ
EP3817538A1 (en) Feeder

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070814

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070911

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120921

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130921

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term