JP2006091741A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】 撮影モードが適切でない場合に確実に報知する。
【解決手段】 レンズ付きフイルムユニット2は、被写体が明るい場合に最適な露光量を得られる第1撮影モードと、被写体が暗い場合に最適な露光量を得られる第2撮影モードとを備えている。そして、被写体が明るいにも関わらず第2撮影モードが選択されている場合、及び、被写体が暗いにも関わらず第1撮影モードが選択されている場合は、ファインダ6内に設けられたLED86が点灯することで、選択された撮影モードが適切でない旨が報知される。LED86は、接眼レンズ92と対物レンズ94とを結ぶファインダ光路内に突出するように配置されているため視認性が良い。また、接眼レンズ92側、及び、対物レンズ94側の両方からLED86の点灯を確認できる。これにより、確実な報知を可能にする。
【選択図】 図6
【解決手段】 レンズ付きフイルムユニット2は、被写体が明るい場合に最適な露光量を得られる第1撮影モードと、被写体が暗い場合に最適な露光量を得られる第2撮影モードとを備えている。そして、被写体が明るいにも関わらず第2撮影モードが選択されている場合、及び、被写体が暗いにも関わらず第1撮影モードが選択されている場合は、ファインダ6内に設けられたLED86が点灯することで、選択された撮影モードが適切でない旨が報知される。LED86は、接眼レンズ92と対物レンズ94とを結ぶファインダ光路内に突出するように配置されているため視認性が良い。また、接眼レンズ92側、及び、対物レンズ94側の両方からLED86の点灯を確認できる。これにより、確実な報知を可能にする。
【選択図】 図6
Description
本発明は、接眼レンズと対物レンズとを有する光学式のファインダ装置を備えたカメラに関するものである。
下記特許文献1には、露光不足やフイルムの残量不足など使用条件が不適切な場合に、通常とは異なる動作をすることで、撮影者に異常を報知するようにしたカメラが記載されている。このカメラによれば、報知用として特別な部材を追加する必要がないので、コストの削減ができる。
特開2003−344932号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の装置は、コスト削減はできるものの、確実に報知を行うといった点において十分であるとは言い難く、撮影者が異常に気付かずそのまま撮影を行ってしまう場合があり問題であった。
本発明は、動作状態を確実に報知することのできるカメラを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のカメラは、装置の動作状態に応じて点灯するインジケータランプを備えるとともに、前記インジケータランプの発光部を、前記接眼レンズと前記対物レンズとを結ぶファインダ光路内に配置したことを特徴としている。
また、被写体の明るさを測定する照度センサを備えるとともに、被写体の明るさが高い場合に最適な露光量が得られるように設定された第1撮影モードと、被写体の明るさが低い場合に最適な露光量が得られるように設定された第2撮影モードとを備え、前記インジケータランプは、前記照度センサにより測定された被写体の明るさが、予め設定された基準照度を下回っているにもかかわらず前記第1撮影モードが選択された場合、並びに、被写体の明るさが前記基準照度を上回っているにもかかわらず前記第2撮影モードが選択された場合に点灯することを特徴とするものでもよい。
前記インジケータランプとして、LEDを用いることが好ましい。
本発明のカメラは、動作状態に応じて点灯するインジケータランプの発光部を、接眼レンズと対物レンズとを結ぶファインダ光路内に配置したので、インジケータランプが視認しやすく、カメラの動作状態を確実に報知することができる。また、接眼側及び対物側の両方からインジケータランプの確認ができるので、カメラの動作状態をより確実に報知することができる。
以下、1回使い切り型の簡易型カメラであるレンズ付きフイルムユニットに本発明を適用した場合について説明を行う。図1に、レンズ付きフイルムユニット2の外観を示す。なお、図1(A)は第1撮影モードの状態を、同図(B)は第2撮影モードの状態をそれぞれ示している。
レンズ付きフイルムユニット2は、各種撮影機構が組み込まれたユニット本体3と、このユニット本体3の製造時に装填された写真フイルム24(図2参照)と、ユニット本体3の外周に巻き付けられるようにして貼付されるラベル4とからなる。レンズ付きフイルムユニット2の前面には、撮影レンズ5、ファインダ6,撮影モード選択部8、並びに、後述する報知ユニット80(図3参照)を構成する照度センサ84が設けられている。また、レンズ付きフイルムユニット2の上面には、レリーズボタン9,カウンタ表示窓10が設けられ、背面には撮影後のフイルム巻き上げに用いられる巻上げノブ12の一部が露呈されている。
このレンズ付きフイルムユニット2は、フラッシュ装置を備えておらず、代わりに写真フイルム24として、例えば、フイルム感度がISO3200の高感度タイプのものを用いている。フラッシュ装置を用いて撮影を行うと、フラッシュ光の届く主要被写体は明るく撮影できるものの、フラッシュ光が届かない背景などは暗くなってしまうといった問題があるが、高感度の写真フイルムを用い、フラッシュによらず撮影を行うことで、このような問題を防止することができる。
しかし、このような高感度の写真フイルムを用いると、日中の撮影など、被写体の明るさが比較的高い場合に、露出オーバーになってしまうといった問題がある。このため、レンズ付きフイルムユニット2は、露出の設定が異なる第1、第2の2つの撮影モードを備え、撮影モード選択部8により撮影モードを切替えながら撮影を行うようになっている。
撮影モード選択部8は、ユニット本体3の前面に形成された操作開口14と、この操作開口14内で回動自在とされた略小判形状の操作部材15とからなる。操作部材15は、図1(A)に示される第1操作位置と、同図(B)に示されるように、第1操作位置から図中時計方向に回動された第2操作位置との間で回動される。
操作部材15が第1操作位置にある際に、小絞り及び高速シャッタにより、例えば、日中の撮影など、被写体の明るさが比較的高い場合に最適な露光量が得られる第1撮影モードとなる。また、操作部材15が第2操作位置にある際には、大絞り及び低速シャッタにより、例えば、屋内や夜間の撮影など、被写体の明るさが比較的低い場合に最適な露光量が得られる第2撮影モードとなる。
図2に示すように、ユニット本体3は、本体基部23と、本体基部23の前面側及び背面側に取り付けられる前カバー26及び後カバー27とからなり、写真フイルム24は、本体基部23に装填される。写真フイルム24は、パトローネ25から引き出された状態で装填され、撮影の進行とともにパトローネ25内に巻き取られていく。
本体基部23の前面中央には、遮光筒35が設けられている。この遮光筒35の周囲には、シャッタチャージ機構,シャッタ機構,フイルム巻上げ機構,フイルム巻止機構,フイルムカウント機構,絞り切替機構,シャッタ速度切替機構などの各種機構、並びに、ファインダ6や、報知ユニット80が取り付けられている。
図3は、遮光筒35の周囲に組み込まれた各種機構、並びに、ファインダ6、報知ユニット80の構成を表す分解斜視図である。遮光筒35の前面には、矩形状の露光開口37が形成されている。また、遮光筒35の前面には、シャッタ羽根38を揺動自在に支持するピン39と、バネ40の一端が掛けられるピン41とが設けられている。
シャッタ機構を構成するシャッタ羽根38は、ピン39に挿通される穴43aが形成されたベース部43と、露光開口37の前方に配置されて該露光開口37の開閉を行う羽根部44とからなる。ベース部43には、バネ40の他端が掛けられるピン43bと、シャッタ駆動レバー47によって蹴飛ばされる突出部43cと、速度調節突起43dとが設けられている。シャッタ羽根38は、バネ40に付勢されて露光開口37を塞ぐ閉じ位置に保持されている。
シャッタ駆動レバー47は、シャッタ機構を構成する部品の一つであり、シャッタチャージ機構によって図中矢線Aと逆方向に回動し、チャージ位置にセットされる。そして、レリーズボタン9の押圧操作に応答して、チャージ解除位置に向けて矢線A方向に回動し、その際にシャッタ羽根38の突出部43cを蹴飛ばす。シャッタ駆動レバー47に蹴飛ばされたシャッタ羽根38は、バネ40の付勢に抗して図中矢線B方向に回動し、露光開口37を全開した後に、バネ40の付勢によって閉じ位置に復帰する。シャッタ羽根38は、露光開口37を全開させる全開位置を経て、レンズホルダ56に設けられたストッパーピン56aに当接する移動端位置に達するまで回動可能にされている。
レンズホルダ56上部には、ストップレバー49を回動自在に支持するピン50が形成されている。ストップレバー49は、ピン50に支持されるボス51と、このボス51の側面から突出された2本のアーム52,53とからなり、一方のアーム52の先端にパッド52aが形成されている。ストップレバー49は、パッド52aがシャッタ羽根38の速度調節突起43dの移動軌跡内に入り込んだ高速シャッタ位置と、パッド52aがその移動軌跡から退避した低速シャッタ位置との間で回動される。
図4(A)に示すように、ストップレバー49が高速シャッタ位置にあるときにシャッタレリーズが行われると、シャッタ羽根38の速度調節突起43dがパッド52aに当接するので、シャッタ羽根38は全開位置から移動端位置への途中で回動が阻止される。これにより、短時間でシャッタ羽根38が閉じ位置に復帰する。このときのシャッタ速度は、例えば、1/100秒とされており、これが第1撮影モードの高速シャッタのシャッタ速度となる。
上記とは逆に、図4(B)に示すように、ストップレバー49が低速シャッタ位置にあるときには、速度調節突起43dがパッド52aに当接しないで回動する。このため、シャッタ羽根38は、移動端位置まで回動する。その結果、シャッタ羽根38が閉じ位置に復帰するまでの時間が長くなって、シャッタ速度が遅くなる。このときのシャッタ速度は、例えば、1/45秒とされており、これが第2撮影モードの低速シャッタのシャッタ速度となる。
図3に示されるように、遮光筒35の前方には、レンズホルダ56が取り付けられる。レンズホルダ56の前面中央には、略筒形状の鏡筒57が形成されている。鏡胴57の外周には、切替リング68が設けられている。鏡筒57内には、大絞り板62と、撮影レンズ5とが組み込まれる。また、大絞り板62と撮影レンズ5との間に絞り切替板63が設けられている。さらに、レンズホルダ56の最前面には、これらレンズホルダ56に取り付けられた部品がはずれないように、押さえ板65が取り付けられている。
大絞り板62,絞り切替板63,切替リング68等により、絞り切替機構が構成される。大絞り板62は、円形の薄板からなり、中央に大径の絞り開口62aが形成されている。絞り開口62aは、第2撮影モードの大絞りとなるものであって、例えば、絞り値がF4.0となるようにその径が決められている。
絞り切替板63は、く字形状の薄板からなり、一端に大絞り開口62aを塞ぐ大きさの小絞り部63aが設けられ、この小絞り部63aに小径の絞り開口63bが形成されている。絞り開口63aは、第1撮影モードの小絞りとなるものであって、例えば、絞り値がF18となるようにその径が決められている。絞り切替板63の他端には、穴63cと屈曲された長穴63dとが形成されている。穴63cは、レンズホルダ56の鏡筒57の近傍に形成されたピン66に挿通され、絞り切替板63を揺動自在とする。
上記の絞り切替板63は、小絞り部63aを撮影光軸上に配置する小絞り位置と、小絞り部63aを鏡筒57の外に退避させ、大絞り開口62aを露呈させる大絞り位置との間で回動される。小絞り位置となると、撮影光は、大径の絞り開口62aと、小径の絞り開口63bとを通過するようになり、結果的には径の小さい小絞り開口63bによって光量が制限される。
切替リング68は、鏡胴57に回動自在に嵌入される。切替リング68には、バネ70の一端が掛けられるバネ掛けピン68aと、絞り切替板63の長穴63dに挿入されるリンクピン68bと、ストップレバー49のアーム53を間に挟み込む一対の挟持ピン68cと、背面側に突出した従動ピン68dとが設けられている。
バネ70の他端は、レンズホルダ56の前面下部に形成されたピン71に掛けられ、切替リング68を図中矢線C方向に付勢する。なお、バネ70によって付勢された切替リング68は、絞り切替板63によって所定の初期位置に保持される。
操作部材15には、略小判形状の切替板74が一体に形成されており、この切替板74には水平方向に突出された押圧レバー74aが一体に形成されている。操作部材15が第1操作位置から第2操作位置に回動すると、押圧レバー74aが切替リング68の従動ピン68dを下方から押圧する。これにより、切替リング68は、バネ70の付勢に抗して矢線C方向と逆方向に回動される。
第1撮影モードのときの切替リング68の状態を図5(A)に、第2影モードのときの切替リング68の状態を同図(B)にそれぞれ示す。図5(A)に示されるように、操作部材15が第1操作位置のときには、操作部材15の押圧レバー74aは切替リング68の従動ピン68dに接触しない。そのため、切替リング68は、絞り切替板63によって初期位置に保持されている。
切替リング68が初期位置にある際には、リンクピン68bによって絞り切替板63の小絞り部63aが鏡筒57内に挿入される。これにより、小絞り部63aが大絞り開口62aを塞いで小絞り状態となる。また、一対の挟持ピン68cは、ストップレバー49を高速シャッタ位置に保持している。
図5(B)に示すように、操作部材15が第1操作位置から第2操作位置へと回動されると、バネ70の付勢に抗して押圧レバー74aが従動ピン68dを下方から押圧して切替リング68を図中反時計方向に回動させる。この切替リング68の回動により、リンクピン68bに押圧された絞り切替板63が図中時計方向に回動し、小絞り部63aが光軸上から退避して大絞り状態となる。また、一対の挟持ピン68cはストップレバー49を低速シャッタ位置にセットする。
このように、このレンズ付きフイルムユニット2は、操作部材15を操作して、切替リング68を回動させることでシャッタスピード及び絞りを切替えて露光量を変更することができる。このため、日中の撮影など被写体の明るさが比較的高い場合は、第1撮影モードにセットすれば露出オーバーにならず良好な撮影が行える。また、前述のように、レンズ付きフイルムユニット2は、高感度の写真フイルムを用いているので、屋内や夜間の撮影など被写体の明るさが低い場合は、第2撮影モードにセットすればフラッシュ装置を用いずに撮影を行っても露出アンダーにならず良好な撮影が行える。
しかし、モード選択が適切でないと、露出アンダーや露出オーバーとなってしまう。このため、図3に示すように、レンズ付きフイルムユニット2には、報知ユニット80が設けられている。報知ユニット80は、基盤82に、照度センサ84、LED86、モード検出スイッチ88、CPU90が配置されたものであり、モード選択が適切でない場合、これを報知するためのインジケータランプであるLED86を点灯させる。報知ユニット80は、基盤82がファインダ6の側部に取り付けられて固定される。
ファインダ6は、撮影者側に配置される接眼レンズ92と、被写体側に配置され、接眼レンズ92よりも一回り大きく形成された対物レンズ94とが、断面略コ字形状のファインダ鏡胴96に収められた光学式ファインダ装置であり、遮光筒35の上面に取り付けられる。
ファインダ鏡胴96の側面には、照度センサホルダ98、及び、LEDホルダ100が形成されている。照度センサホルダ98は、ファインダ鏡胴96の側方に突出するように形成されたステー98aと、このステー98aの先端部分に取り付けられた円筒形状の保持部98bとからなる。照度センサ84は、接眼レンズ92側から保持部98b内に嵌め込まれて保持される。照度センサ84が照度センサホルダ98に嵌め込まれると、照度センサ84の先端に形成された受光面がレンズ付きフイルムユニット2から露呈される。そして、照度センサ84は、被写体から受光面に入射した光の量から被写体の明るさを検出して、この被写体の明るさを表す照度情報をCPU90へ出力する。
LEDホルダ100は、ファインダ鏡胴96の側面に形成された開口により構成され、ここにLED86が嵌め込まれて保持される。ファインダ鏡胴96を上方から観察した図6(A)、及び、ファインダ鏡胴96を対物レンズ94側から観察した同図(B)に示すように、LED86は、ファインダ鏡胴96の側方からLEDホルダ100に嵌め込まれ、接眼レンズ92と対物レンズ94とを結ぶファインダ光路内に突出するように配置される。こうすることで、接眼レンズ92側、及び、対物レンズ93側の両側から、直接LEDを確認することができるので、LED86が点灯した際の視認性が高くなる。
モード検出スイッチ88は、平行に延びる金属製の板状の検出端子88a、88bを備え、この検出端88a、88bの端部が、切替リング68の従動ピン68dの上方に配置されている。モード検出スイッチ88は、検出端子88aと検出端子88bとが離れている場合はオフであり、検出端子88aと検出端子88bとが接触した場合はオンとなり、このときオン信号をCPU90へ出力する。
図7(A)に示すように、操作部材15が第1操作位置あり、切替リング68が初期位置に保持されている場合、すなわち、レンズ付きフイルムユニット2が第1撮影モードにセットされている場合、従動ピン68dは下側の検出端子88bから離れた位置にある。このため、検出端子88aと検出端子88とは離れた状態であり、モード検出スイッチ88は、オフ状態となる。
上記とは逆に、図7(B)に示すように、操作部材15が第1操作位置から第2操作位置へと回動された場合、すなわち、レンズ付きフイルムユニット2が第2撮影モードにセットされた場合、切替リング68が図中反時計方向に回動して、下側の検出端子88bを上方に押し上げる。これにより、検出端子88bが弾性変形して上側の検出端子88aと当接する。これにより、モード検出スイッチ88がオン状態となり、オン信号がCPU90へ出力される。
CPU90は、基盤82を介して、照度センサ84、LED86、モード検出スイッチ88と接続され、これら接続された各部を駆動制御する。また、CPU90には、良好な撮影を行うために、第1撮影モードにて撮影するべき被写体の明るさと、第2撮影モードにて撮影するべき被写体の明るさとの境界である基準照度が記憶されている。そして、CPU90は、この基準照度、並びに、照度センサ84、モード検出スイッチ88から入力される信号に基づいて前記報知を行う。
以下、図8に示すフローチャートに基づいて、報知の手順について説明する。先ず、CPU90は、基準照度と照度センサ84により得られた被写体の明るさとを比較する。続いて、CPU90は、現在選択されているモードを調べる。前述のように、第1撮影モードが選択されている場合、モード検出スイッチ88はオフとなり、第2撮影モードが選択されている場合、モード検出スイッチ88がオンとなる。CPU90は、モード検出スイッチ88からの信号に基づいて、現在選択されているモードを検知する。
そして、CPU90は、被写体の明るさが基準照度よりも高いにも関わらず、低速シャッタ及び大絞りの第2撮影モードが選択されている場合は、LED86を点灯させて、撮影モードが適切でない旨を報知する。また、CPU90は、被写体の明るさが基準照度よりも低いにも関わらず、高速シャッタ及び小絞りの第2撮影モードが選択されている場合は、LED86を点灯させて、撮影モードが適切でない旨を報知する。
以下、上記構成による本発明の作用について説明する。レンズ付きフイルムユニット2は、ストロボ装置に代えて、高感度の写真フイルム24が内蔵されており、露出の異なる第1、第2の撮影モードを切替えながら撮影を行う。撮影者は、操作部材15を操作して撮影モードを選択した後、ファインダ6によりフレーミングを行い、レリーズボタン9を押下して撮影を行う。
日中屋外等の明るい場所で撮影を行う場合には、図1(A)に示されるように、操作部材15を第1操作位置にする第1撮影モードを選択する。第1撮影モードでは、高速シャッタ、小絞りにて撮影が行われる。これにより、露出オーバーを防止した良好な条件にて撮影を行える。
一方、夜景等のように暗い被写体を撮影するような場合、あるいは室内を背景に人物等の主要被写体を撮影する場合には、図1(B)に示されるように、操作部材15を第2操作位置にする第2撮影モードを選択する。第2撮影モードでは、低速シャッタ、大絞りにて撮影が行われる。レンズ付きフイルムユニット2は、高感度の写真フイルム24を用いているので、低速シャッタ、大絞りにて撮影することで、被写体の明るさが低い場合でもストロボなしで撮影を行える。これにより、室内の照明等のアベイラブル光を活かした撮影ができ、例えば、背景と主要被写体との明るさや色合いに一体感がある写真画像を得ることができる。
選択された撮影モードが適切でない場合、すなわち、被写体の明るさが高いにも関わらず、第2撮影モードが選択されている場合、及び、被写体の明るさが低いにも関わらず、第2撮影モードが選択されている場合は、ファインダ6内に設けられたLED86が点灯することで、この旨が報知される。撮影者は、この報知を確認した場合、撮影モードを切替えればよい。
LED86は、図6に示されるように、接眼レンズ92と対物レンズ94とを結ぶファインダ光路内に突出するように配置されている。このため、LED86が点灯した際の視認性が良く、前記報知を確実に行え、撮影者がLED86の点灯に気づかずに撮影を行ってしまうといった問題を防止することができる。また、ファインダ光路内にLED86を配置することで、接眼レンズ92側、及び、対物レンズ94側の両方からLED86の点灯を確認できるので、より確実な報知を行える。さらに、接眼レンズ92からLED86までの距離は、接眼レンズ92から被写体までの距離に対して短く、フレーミングの際にLED86が消灯していれば、LED86がぼやけるのでフレーミングを妨げることがない。
なお、上記実施形態では、撮影モードの選択が適切でない場合に、LEDを点灯させる例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、シャッタを切ったときの合図や、電池切れの合図としてLEDを点灯させてもよい。また、ストロボ装置を内蔵したカメラにおいては、ストロボの使用、不使用の合図や、ストロボ充電の完了の合図としてLEDを点灯させてもよい。もちろん、上記以外の各種動作に応じてLEDを点灯させて各種報知を行ってもよい。このように、各種報知を行う場合は、報知する情報の種類に応じてLEDの発光パターンを変化させたり、複数のLEDをファインダ内に設け、報知する情報の種類に応じて異なる場所のLEDを点灯させればよい。
また、LEDを発光させることで報知を行う例で説明をしたが、LED以外の光源を用い、この光源を発光させることによって報知を行ってもよい。
なお、上記実施形態では、レンズ付きフイルムユニットを例に説明をしたが、例えば、コンパクトカメラや、デジタルカメラなど、レンズ付きフイルムユニット以外のカメラに対しても同様に本発明を適用することができる。
2 レンズ付きフイルムユニット
3 ユニット本体
6 ファインダ
8 撮影モード選択部
15 操作部材
24 写真フイルム
38 シャッタ羽根
49 ストップレバー
62 大絞り板
63 絞り切替板
80 報知ユニット
82 基盤
84 照度センサ
86 LED
88 モード検出スイッチ
90 CPU
92 接眼レンズ
94 対物レンズ
96 ファインダ鏡胴
98 照度センサホルダ
100 LEDホルダ
3 ユニット本体
6 ファインダ
8 撮影モード選択部
15 操作部材
24 写真フイルム
38 シャッタ羽根
49 ストップレバー
62 大絞り板
63 絞り切替板
80 報知ユニット
82 基盤
84 照度センサ
86 LED
88 モード検出スイッチ
90 CPU
92 接眼レンズ
94 対物レンズ
96 ファインダ鏡胴
98 照度センサホルダ
100 LEDホルダ
Claims (3)
- 接眼レンズと対物レンズとを有する光学式のファインダ装置を備えたカメラにおいて、
装置の動作状態に応じて点灯するインジケータランプを備えるとともに、前記インジケータランプの発光部を、前記接眼レンズと前記対物レンズとを結ぶファインダ光路内に配置したことを特徴とするカメラ。 - 被写体の明るさを測定する照度センサを備えるとともに、被写体の明るさが高い場合に最適な露光量が得られるように設定された第1撮影モードと、被写体の明るさが低い場合に最適な露光量が得られるように設定された第2撮影モードとを備え、
前記インジケータランプは、前記照度センサにより測定された被写体の明るさが、予め設定された基準照度を下回っているにもかかわらず前記第1撮影モードが選択された場合、並びに、被写体の明るさが前記基準照度を上回っているにもかかわらず前記第2撮影モードが選択された場合に点灯することを特徴とする請求項1記載のカメラ。 - 前記インジケータランプとして、LEDを用いたことを特徴とする請求項1又は2記載のカメラ。
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20061226 |