JP2006090237A - スロットルバルブ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スロットルバルブ本体の回転に対するダストシールのフリクションを低減してスロットル操作の滑らか感を高める。
【解決手段】 スロットルバルブ本体10は、バルブ11、バルブ11から両側に突出された軸部12、およびスロットルケーブルの端部を保持すドラム部13からなる。スロットルボディ8は、軸部12を回動自在に支持した状態でスロットルバルブ本体10を収容する。スロットルボディ8から突出してドラム部13および軸部12の軸受を同心的に包囲する筒状の壁部16を設ける。壁部16の端部に被せられたカバー28とドラム部13との間に介在されたトーションばね27は、ドラム部13をバルブ11の閉方向に付勢する。壁部16の端部とカバー28との間にダストシール30を配置する。
【選択図】 図1
【解決手段】 スロットルバルブ本体10は、バルブ11、バルブ11から両側に突出された軸部12、およびスロットルケーブルの端部を保持すドラム部13からなる。スロットルボディ8は、軸部12を回動自在に支持した状態でスロットルバルブ本体10を収容する。スロットルボディ8から突出してドラム部13および軸部12の軸受を同心的に包囲する筒状の壁部16を設ける。壁部16の端部に被せられたカバー28とドラム部13との間に介在されたトーションばね27は、ドラム部13をバルブ11の閉方向に付勢する。壁部16の端部とカバー28との間にダストシール30を配置する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スロットルバルブ装置に関し、特に、スロットルボディにダストシールを設けてあるスロットルバルブ装置に関する。
内燃エンジンの燃焼室に吸入される混合気の量を調節して内燃エンジンの出力を調節するためにキャブレータや電子燃料噴射装置にスロットルバルブ装置が組み込まれる。スロットルバルブ装置には、スロットルバルブ本体だけでなく、スロットルセンサ、アイドル制御弁(IACV)等、電気的動作要素を備えたものが知られる。特開平9−303164号公報には、スロットルセンサや圧力センサなどを収容するハウジングをスロットルボディと別個に成形してスロットルボディの外壁に取り付けるとともに、別の電気的動作要素を収容するケースをスロットルボディと一体成型したスロットルバルブ装置が記載されている。
また、特開平4−66738号公報には、ECUを構成するプリント配線板をスロットルボディ内に配置したシステムが記載されている。
特開平9−303164号公報
特開平4−66738号公報
従来のスロットルバルブ装置には、スロットル軸とスロットルボディとの間にダストが浸入しないようにダストシールが設けられる。しかし、このダストシールはスロットル操作のために軸部を回動させるときの抵抗となる。このために、スロットル操作の滑らか感が損なわれるおそれがある。
本発明の目的は、スロットル操作の滑らか感を損なわないようなダストシールの構造を有するスロットルバルブ装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明は、バタフライバルブ部、該バタフライバルブ部から両側に突出された軸部、およびスロットル調整用操作力を外部から伝達するため、前記軸部の一端に拡大形成されたドラム部からなるスロットルバルブ本体と、前記軸部を回動自在に支持した状態で前記スロットルバルブ本体を収容するスロットルボディとを有する内燃エンジン用スロットルバルブ装置において、前記スロットルボディから前記スロットルバルブ本体の長手方向に突出し、前記ドラム部および前記軸部の軸受を同心的に包囲する筒状壁部と、前記筒状壁部の端部に被せられたカバーと、前記ドラム部と前記カバーとの間に介在され、該ドラム部を前記バタフライバルブ部の閉方向に付勢するトーションばねと、前記筒状壁部の端部と前記カバーとの間に介在されたダストシールとを具備した点に第1の特徴がある。
また、本発明は、前記ダストシールが、Oリング、または樹脂成型された前記カバーに対して一体成型された弾性重合体からなる環状体である点に第2の特徴がある。
また、本発明は、前記筒状壁部の外周面に突起部を形成する一方、前記カバーに前記突起部に係合する引っ掛け部を形成し、前記引っ掛け部は、前記筒状壁部の軸方向に沿って前記ダストシールの弾性に抗して押し込み、その後に該壁部の外周に沿って回動させることで、前記突起部に係合するよう屈曲形状に形成されている点に第3の特徴がある。
また、本発明は、前記筒状壁部が、基部で外径が絞られた段付き形状に形成されており、前記カバーが前記筒状壁部に形成された段に引っ掛けられる鉤部を具備している点に第4の特徴がある。
また、本発明は、バタフライバルブ部、該バタフライバルブ部から両側に突出された軸部、およびスロットル調整用操作力を外部から伝達するため、前記軸部の一端に拡大形成されたドラム部からなるスロットルバルブ本体と、前記軸部を回動自在に支持した状態で前記スロットルバルブ本体を収容するスロットルボディとを有する内燃エンジン用スロットルバルブ装置において、前記スロットルボディから前記スロットルバルブ本体の長手方向に突出し、前記ドラム部および前記軸部の軸受を同心的に包囲する筒状壁部と、前記筒状端部と前記ドラム部との間に配置された環状のダストシールとを備え、前記ダストシールが、その周縁を波形に形成した弾性体である点に第5の特徴がある。
また、本発明は、前記スロットルバルブ本体と前記スロットルボディとの間を気密にシールするため、前記バタフライバルブ部から該バタフライバルブ部と前記軸部との境界に至る範囲を覆う弾性重合体からなる被覆部材を備え、前記ダストシールが、該被覆部材とともに一体成型された弾性重合体からなる点に第6の特徴がある。
また、本発明は、前記スロットルバルブ本体が樹脂成型品であり、前記ダストシールおよび前記被覆部材が、前記スロットルバルブ本体に二重成型により付加されている点に第7の特徴がある。
第1の特徴を有する本発明によれば、ダストシールが、相互位置関係が変化しないカバーとスロットルボディとの間に設けられているので、スロットル調整のためにスロットルバルブ本体が回動せられてもダストシールとスロットルバルブ本体との間にフリクションが生じることはない。したがって、スロットル調整の操作に際して滑らかな操作感覚が得られる。
第2の特徴によれば、Oリングや弾性重合体による弾力性で良好なシール性が得られる。特に弾性重合体をカバーに一体成型することで部品点数が削減され、組み立て工数の削減が図られる。
第3、第4の特徴によれば、カバーを押し込んで突起部に引っ掛け部を係合させるので、この押し込み操作により、ダストシールを一旦圧縮させて、その形状復元力によるシール性を確保できる。
第5の特徴によれば、ダストシールがスロットルボディの筒状壁部の端面に配置されていて、ダストシールとスロットルボディとの接触面積が小さいので、フリクションが大きくならない。また、ダストシール周縁の波形形状によりフリクションの調整代を大きくできる。したがって、スロットル調整の操作に際して滑らかな操作感覚を損ないにくい。
第6の特徴によれば、弾性重合体をスロットルバルブ本体に一体成型することで部品点数が削減され、組み立て工数の削減が図られる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図2は本発明の一実施形態に係るスロットルバルブ装置を含む内燃エンジンの要部断面図である。同図において、内燃エンジンのシリンダヘッド1に形成された吸気ポート2には、吸気弁3が配置される。吸気ポート2に混合気を導入する吸気管4は、シリンダヘッド1に結合された口金5と、断熱材で形成されたヒートインシュレータ6と、エアクリーナケース7と、スロットルボディ8とで構成される。エアクリーナケース7の下部で形成された吸気管4の部分には、燃料噴射弁9がその噴射孔を吸気管4内に向けて配置されている。ヒートインシュレータ6は、エアクリーナケース7やスロットルボディ8にエンジンからの熱が直接伝導するのを防止して、エアクリーナケース7およびスロットルボディ8を、耐熱性が比較的低い樹脂材料で形成するのを可能にする。
スロットルボディ8は、エアクリーナケース7の内部に組み込まれていて、吸気口81は、エアクリーナケース7内に突出している。図示しないエアクリーナ本体(エアフィルタ)で清浄化された空気が、内燃エンジンの吸気行程でスロットルボディ8の上部の拡張された吸入口81から吸気管4内に導入される。スロットルボディ8には、スロットルバルブ本体10が揺動自在に軸支される。スロットルバルブ本体10は、バタフライバルブ部(以下、単に「バルブ部」という)11とバルブ部11をスロットルボディ8に支持させる軸部12とからなる。
図1は、スロットルバルブ装置の断面図であり、図3は同正面図である。図1および図3において、スロットルボディ8に組み付けられているスロットルバルブ本体10は、バルブ部11、軸部12、およびドラム部13からなる。軸部12は、バルブ部11をスロットルボディ8に両端で支持させる。ドラム部13には、外部からバルブ8をスロットル開度調整のために回動させるスロットルケーブル(図示しない)が結合される。バルブ部11、軸部12、およびドラム部13は、樹脂で一体成型される。
バルブ部11、および少なくともバルブ部11が配置された位置での吸気管4の断面形状は略正方形であり(図3参照)、バルブ部11は、スロットルバルブ閉状態でスロットルボディ8内に形成された段差の面に当接する。この段差は、バルブ部11の上流側と下流側とで吸気管4の軸線をシフトさせて形成される(図2の、スロットルボディ8の断面形状参照)。
スロットルボディ8は、ドラム部13側に突出した壁部16および壁部16の内周側に形成された円筒形のスリーブ17を有する。また、スロットルボディ8は、ドラム部13とは反対側に突出した壁部18および壁部18の内周側に形成されたスリーブ19を有する。
軸部12は、図1においてバルブ部11の上方に位置する軸部分14とバルブ部11の下部に位置する軸部分15とからなる。軸部分14の外周には、軸部12の軸線に沿った面で2分割されたブッシュ20を設け、軸部分14はこのブッシュ20と共にスロットルボディ8のスリーブ17に挿入される。軸部分14を取り囲むブッシュ20の直径は、バルブ部11の寸法(略正方形の一辺の長さ)より大きく、軸部分15の直径は、バルブ部11の寸法より小さく設定されている。
図1において下方に位置する軸部分15は、スリーブ19に挿入されている。軸部分15の端部はスリーブ19から突出している。この突出部には、ワッシャ21が通され、さらにストップリング22が嵌め込まれている。これらワッシャ21およびストップリング22によって、スロットルバルブ本体10がスロットルボディ8から抜け出さないように固定される。
バルブ部11は、弾性部23で被覆される。弾性部23は、バルブ部11を覆うとともに、軸部12とスロットルボディ8との間を気密に維持するシール部材として機能する。弾性部23はバルブ部11から軸部分14および軸部分15にそれぞれ延在する環状部分24,25を含む。環状部分24,25の周縁は、スロットルボディ8に当接する部分が、容易に撓んでスロットルボディ8との密着性が良好となるように波形に形成されている。弾性部23は、弾性重合体から形成されるのがよい。弾性重合体は耐薬品性に優れた材料である。弾性部23は、樹脂成形されたスロットルバルブ本体10に対して成型により付加される。つまり弾性部23は二重成型によってスロットルバルブ本体10と一体化される。二重成型は、まずスロットルバルブ本体10を樹脂のインジェクション成型によって形成する。そして、このスロットルバルブ本体10の周囲に、弾性部23を形成する弾性重合体が注入されるための空間を確保した型を配置し、この型内に弾性重合体を注入する。これによって弾性部23はスロットルバルブ本体10に付着される。
波形の周縁を有する弾性部23は、軸部12とスロットルボディ8とのシールを良好にするとともに、バルブ部11が前記スロットルボディ8の段差に当接したときの、バルブ部11とスロットルボディ8とのシール性も良好にする。
スロットルボディ8の壁部16を覆う外部カバー28とドラム部13との間には、スロットルバルブ本体10を軸部12を中心として回動付勢させるためのトーションばね27が介挿される。ドラム部13の上側つまりバルブ部11から遠い側には、凹部26が形成され、この凹部26には軸部12を一方向にねじるように作用するトーションばね27のコイル一端部が支持される。トーションばね27のコイル他端部は壁部16の上部に被せられる外部カバー28で受けられる。トーションばね27の端部271は軸部12に係止され、端部272は外部カバー28に係止される。外部カバー28は、トーションばね27の座屈を防止するガイド用の筒部分281を有する。ドラム部13には、外周に沿って溝29が形成されていて、この溝29に案内されてスロットルケーブル(図示せず)が取り付けられる。
環状部分24,25は、スロットルバルブ本体10がトーションばね27で図1中で下方に付勢されたときに、スロットルボディ8にそれぞれ着座して、スロットルボディ8内の流体通路と外部とのシール性を良好にする。
トーションばね27は、バルブ部11をスロットル全閉方向に付勢するように設定されており、スロットルケーブルを引いたときに、トーションばね27による付勢方向と逆方向に軸部12が回動してスロットルが開かれる。
外部カバー28の下面には、ダストシール用のシール部材としてのO(オー)リング30を嵌め込むための環状溝31が設けられ、壁部16の上に被せられた外部カバー28と壁部16の上端部分とはこのOリング30によってシールされる。
壁部16の外周面には、突起部32が2個所設けられている。一方、外部カバー28には、この突起部32と係合する引っ掛け部33が、突起部32と同数設けられている。図4は、引っ掛け部33と突起部32との結合部を示す側面図である。引っ掛け部33は、垂下部分331と、垂下部分331から延びて、突起部32の下側に回り込む水平部分332とからなるL字状に屈曲した鍵型になっている。
外部カバー28を壁部16に固定する場合、まず、引っ掛け部33が突起部32と干渉しない位置で上方から外部カバー28を壁部16に被せる。Oリング30は、予め環状溝31内に配置される。外部カバー28を壁部16に被せたならば、外部カバー28を水平部分332の延在方向Rに廻してこの水平部分332を突起部32の下面に係合させる。外部カバー28を壁部16に対して廻すときの操作は、外部カバー28を壁部16の端面に押し付けてOリング30を圧縮させた状態で行う。このような操作によって、引っ掛け部33を突起部32に引っ掛け、外部カバー28に対する押し付け力を解除したときにOリング30の形状が復元しようとする弾力が作用し、外部カバー28と壁部16とのシール状態を確保した状態で引っ掛け部33と突起部32とが互いに係合する。
壁部18には、樹脂材料で形成された制御ユニット34が取り付けられる。制御ユニット34は、スロットルセンサ35、連結軸36、および制御基板37、ならびに図示しないIACV機構を組み込んだブロックもしくはハウジングを備える。制御基板37は、スロットルセンサ35の検出出力を処理してIACV機構を制御するための機能を少なくとも有する回路(この回路はマイクロコンピュータで構成できる)を保持する。制御ユニット34のハウジングは第1部分341と第2部分342とからなる。第1部分341は、スロットルバルブ本体10の軸部12とスロットルセンサ35を結合する連結軸36を支持する。第1部分341には、壁部18に設けられたアイドルポート38,39をIACV機構つまり自動絞り弁機構につなげる管路40,41を含む。そして、第1部分341には複数の止めねじ42で第2部分342が結合される。第2部分342には、スロットルセンサ35および制御基板37、ならびに図示しないIACV機構が収容される。
第2部分342には、キャップ43が被せられる。キャップ43は、第2部分342から突出した環状部343に被せられ、この環状部343の一部に形成された爪344を、キャップ43側の孔431に係合させて固定される。
壁部18の端部はフランジ181を有していて、第1部分341には、このフランジ181に引っ掛かる複数の爪345を有している。爪345はフランジ181の端面に沿う形状を有していて、フランジ181のあご182に引っ掛かって制御ユニット34をスロットルボディ8に結合している。制御ユニット34のハウジングおよびスロットルボディ8は樹脂材料で形成されているので、フランジ181に対して制御ユニット34を押し付けると、爪345は押し広げられ、さらに制御ユニット34を押し込むと、爪345の先端鉤部はフランジ181のあご182に引っ掛かり、その弾性で係合状態を維持する。
スロットルボディ8にスロットルバルブ本体10を組み付ける場合、スリーブ17に対して軸部分15側からスロットルバルブ本体10をスロットルボディ8内に挿入する。そして、軸部分15を、スリーブ19を貫通させて、その端部をスリーブ19から突出させた後、ワッシャ21とストップリング22を軸部分15の端部外周に嵌め込む。スロットルバルブ本体10は、ブッシュ20の直径をバルブ部11の寸法より大きくし、軸部分15の直径をバルブ部11の寸法より小さくして、スロットルボディ8に対して一方向からの組み付けを可能にしている。しかし、軸部12はこの形状に限らず、軸部分14の直径をブッシュ20と同様に大きくして、分割型のブッシュ20を不要にすることもできる。このようにしても、スロットルバルブ本体10をスロットルボディ8に対して一方から組み付けることができる。
スロットルバルブ本体10は、トーションばね27の反発力で、弾性部21の周縁部がスロットルボディ8に押圧されて確実なシール性能が得られる。さらに、軸部分14側から軸部分15側へ指向する方向へスラスト荷重がかかった状態で、軸部12にストップリング22を嵌め込むようにすれば、より高いシール性能が得られる。
図5は、第2実施形態に係るスロットルバルブ装置の要部断面図であり、図1および図3と同符号は同一または同等部分を示す。図1および図3に関して説明したスロットルバルブ装置では、外部カバー28をスロットルボディ8の突起部32に対してL字形状の引っ掛け部33が引っ掛かるように回動させて固定した。これに対して図5のスロットルバルブ装置では、外部カバー28の深さを深くして壁部16の下部まで延長する筒状部282を形成した。そして、この筒状部282の端部283を、壁部16の下面161に引っ掛けられるように鉤形に形成した。また、外部カバー28には、スロットルボディ8の壁部16の端面が当接する部分に断面形状が矩形の環状ダストシール44として配置している。
このような外部カバー28を壁部16の端部側(図5の上側)から押し当てると、端部283が拡がるので、さらに外部カバー28を壁部16に沿って下方に押し下げる。端部283が壁部16の下面161に至るまで押し下げると、端部283の鉤形状部分が壁部16の下面161に引っ掛かって外部カバー28はスロットルボディ8に固定される。
環状ダストシール44は、弾性部23と同様、弾性重合体で形成でき、外部カバー28と別体で構成してもよいし、外部カバー28に対して二重成型で一体的に形成してもよい。つまり、外部カバー28をまず樹脂で成型し、その外部カバー28を環状ダストシール44を付加した寸法の型で囲繞し、その型と外部カバー28との間に弾性重合体を注入する。
なお、図1のように構成されたスロットルバルブ装置において、Oリング30に代えて、図5に示したような環状ダストシール44を使用してもよい。
次に本発明の第3実施形態を説明する。図6は、第3実施形態に係るスロットルバルブ装置の要部断面図であり、図1,5と同符号は同一または同等部分を示す。図6において、スロットルバルブ本体10の軸部分14はバルブ部11の寸法より大きく設定されていて、この大きい軸部分14は、肉厚が前記ブッシュ20より薄いブッシュ45を介してスロットルボディ8の壁部16に挿入されて支持されている。軸部分14には、トーションばね27の一端が固定されて支持され、このトーションばね27の他端はスロットルボディ8に固定される。
ドラム部13と軸部分14との境界部(段差部)には、ダストシール46が配置される。ダストシール46は、周縁47の形状が波形であり、周縁47の一側面(図では上面)が、ドラム部13の下面に当接し、周縁47の他側面(図では下面)が、壁部16の上面に当接して、軸部分14および壁部16間へのダストの浸入を防いでいる。このようにダストシール46は、周縁47の形状が波形になっているため、ダストの浸入を防ぎながら、壁部16とドラム部13との間のフリクションを緩和することができる。
ダストシール46は、被覆部材としての前記弾性部23の一部として一体に形成することができる。つまり、弾性部23とともに、スロットルバルブ本体10に対して弾性重合体をインジェクション成型で付加することができる。
図7は、スロットルバルブ本体10に一体成型されるダストシール46を含む弾性部23の斜視図である。弾性部23の環状部分24は、連結部48でダストシール46と結合される。軸部分14には、この連結部48に対応する部分に逃げ(凹部)を形成する。
1…シリンダヘッド、 2…吸気ポート、 4…吸気管、 7…エアクリーナケース、 8…スロットルボディ、 10…スロットルバルブ本体、 11…バルブ部、 12…軸部、 13…ドラム部、 16…筒状壁部、 27…トーションばね、 28…カバー、 30…Oリング(ダストシール)、 32…突起部、 33…引っ掛け部、 44…環状ダストシール、
Claims (8)
- バタフライバルブ部、該バタフライバルブ部から両側に突出された軸部、およびスロットル調整用操作力を外部から伝達するため、前記軸部の一端に拡大形成されたドラム部からなるスロットルバルブ本体と、前記軸部を回動自在に支持した状態で前記スロットルバルブ本体を収容するスロットルボディとを有する内燃エンジン用スロットルバルブ装置において、
前記スロットルボディから前記スロットルバルブ本体の長手方向に突出し、前記ドラム部および前記軸部の軸受を同心的に包囲する筒状壁部と、
前記筒状壁部の端部に被せられたカバーと、
前記ドラム部と前記カバーとの間に介在され、該ドラム部を前記バタフライバルブ部の閉方向に付勢するトーションばねと、
前記筒状壁部の端部と前記カバーとの間に介在されたダストシールとを具備したことを特徴とするスロットルバルブ装置。 - 前記ダストシールが、Oリングであることを特徴とする請求項1記載のスロットルバルブ装置。
- 前記カバーが樹脂成型されたものであり、前記ダストシールが前記カバーに対して一体成型された弾性重合体からなる環状体であることを特徴とする請求項1記載のスロットルバルブ装置。
- 前記筒状壁部の外周面に突起部を形成するとともに、前記カバーに前記突起部に係合する引っ掛け部を形成し、
前記引っ掛け部は、前記筒状壁部の軸方向に沿って前記ダストシールの弾性に抗して押し込み、その後に該壁部の外周に沿って回動させることで、前記突起部に係合するよう屈曲形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスロットルバルブ装置。 - 前記筒状壁部が、基部で外径が絞られた段付き形状に形成されており、前記カバーが前記筒状壁部に形成された段に引っ掛けられる鉤部を具備していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスロットルバルブ装置。
- バタフライバルブ部、該バタフライバルブ部から両側に突出された軸部、およびスロットル調整用操作力を外部から伝達するため、前記軸部の一端に拡大形成されたドラム部からなるスロットルバルブ本体と、前記軸部を回動自在に支持した状態で前記スロットルバルブ本体を収容するスロットルボディとを有する内燃エンジン用スロットルバルブ装置において、
前記スロットルボディから前記スロットルバルブ本体の長手方向に突出し、前記ドラム部および前記軸部の軸受を同心的に包囲する筒状壁部と、
前記筒状端部と前記ドラム部との間に配置された環状のダストシールとを備え、
前記ダストシールが、その周縁を波形に形成した弾性体であることを特徴とするスロットルバルブ装置。 - 前記スロットルバルブ本体と前記スロットルボディとの間を気密にシールするため、前記バタフライバルブ部から該バタフライバルブ部と前記軸部との境界に至る範囲を覆う弾性重合体からなる被覆部材を備え、
前記ダストシールが、該被覆部材とともに一体成型された弾性重合体からなることを特徴とする請求項6記載のスロットルバルブ装置。 - 前記スロットルバルブ本体が樹脂成型品であり、前記ダストシールおよび前記被覆部材が、前記スロットルバルブ本体に二重成型により付加されていることを特徴とする請求項7記載のスロットルバルブ装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20061129 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080924 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20081125 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090204 |