JP2006089885A - 設定値決定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 織布を製織する工場において重視される要求情報を考慮した織機の設定値を提供することにある。
【解決手段】 設定値決定装置は、入力情報が入力される入力器と、前記入力情報に基づいて織機の運転条件の設定値を決定して出力する出力器とを含む。前記入力情報は、織布の仕様情報と前記織布の生産上の要求情報とを含み、前記出力器は、前記織布の仕様情報と前記要求情報とに基づいて前記織機の運転条件の設定値を決定して出力することを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、入力情報に基づいて織機の運転条件の設定値を決定する技術に関する。
特許文献1,2,3には、織機に設けられる表示装置が記載されている。いずれの表示装置も、ホストコンピュータに接続されている。ホストコンピュータは、糸種類、織幅、織密度、経糸組織なとからなる複数の織物条件のそれぞれに、織機の設定条件を処理することができる。
作業者は、製織する織布を変更する時に、まず、織布の条件を表示装置に入力し、次いで、ホストコンピュータが入力された条件に基づいて設定値を抽出して表示装置に表示された設定値に従って、織機の設定作業を行い、そして、試し織りをする。
しかし、表示装置に表示される設定値は、準備される経糸や緯糸の品質、織工(台持ち)の人員数などの織布工場毎に異なる事情を考慮していないし、また、織布を製織する工場において重視される要求項目(例えば織布の品質より織布の生産性を重視する又はその逆について)も、考慮していない。
また、織機の連続運転中に設定値を変更する技術が知られている(特許文献3)。この技術は、例えば連続運転中の停台回数等を織物品質データと見なし、停台回数の変化に応じて織機の設定回転数を変更する。
しかし、この技術では、電気信号によって設定値を変更することができる装置にしか適用することができない。例えば、作業者による機械的な設定作業が必要な装置には、適用することができない。
特開昭61−239057号公報 特開昭63−42943号公報 特開平1−314759号公報
本発明の目的は、織布を製織する工場において重視される要求情報を考慮した織機の設定値を提供することにある。
本発明に係る設定値決定装置は、入力情報が入力される入力器と、前記入力情報に基づいて織機の運転条件の設定値を決定して出力する出力器とを含む。前記入力情報は、織布の仕様情報と前記織布の生産上の要求情報とを含む。前記出力器は、前記織布の仕様情報と前記要求情報とに基づいて前記織機の運転条件の設定値を決定して出力することを含む。
本発明によれば、設定値決定装置は、出力情報に使用者が要求する要求情報に基づいて前記織機の運転条件の設定値を決定された値を出力するから、出力された情報に基づいて織機を設定すれば、織布工場が望む条件下での織布生産を直ちに開始することができる。
前記入力情報は、さらに、前記織機の仕様情報を含み、前記出力器は、前記織布の仕様情報と前記要求情報と前記織機の仕様情報とに基づいて、前記織機の運転条件の設定値を決定して出力することを含むようにしてもよい。織布工場に配置される織機の仕様は、同じであるとは限らず、また織機の仕様により、要求情報に対応する織機の運転条件も異なる。したがって、前記織機の運転条件の設定値の決定出力に際し、さらに織機の仕様情報を加味することにより、織機の仕様の相違にかかわらず、織布工場が望む条件下での織布生産を直ちに開始できる。
具体的には、前記要求情報は、前記織布の品質要求、前記織布の生産性要求及び前記織布の生産におけるエネルギー効率要求の少なくともいずれか1つの要求選択情報を含むようにしてもよい。
具体的には、前記要求情報は、前記織布の品質要求、前記織布の生産性要求及び前記織布の生産におけるエネルギー効率要求の少なくともいずれか1つの要求における重要度合の情報を含むようにしてもよい。そのようにすれば、織布工場が望む要求を、重要度合に対応させてより細分化して指定することが可能になり、織布工場が望む条件の精度をより高めることができる。
より具体的には、前記出力器は、前記織機の運転条件の複数の設定値が前記仕様情報と前記要求情報とに対応されて予め記憶されるデータベースと、前記入力器を介して入力される前記仕様情報と要求情報とに基づいて、前記データベースから対応する前記織機の運転条件の設定値を検索する検索手段とを含むようにしてもよい。
より具体的には、前記織機は、経糸を案内する経糸案内部材である、バックロール、イージング装置、ドロッパボックス、経糸開口装置及びテンプルの少なくともいずれか1つを含み、前記設定値は、前記経糸案内部材の取付位置に関する情報又はそれの駆動態様に関する情報のいずれかを含むようにしてもよい。
図1を参照するに、設定値決定装置10は、複数の織機12に1対1に対応して設けられている設定器14と、サーバ16と、データベース18とを含む。サーバ16は、設定器14からの要求信号に応じてデータベース18から所定の設定値を読み出したり、データベース18に所定の設定値を書き込んだりする。
サーバ16と各織機12に設けられる複数の設定器14とは、ネットワーク20を介して接続している。各設定器14は、各織機12の主制御装置22にそれぞれ接続されている。したがって、設定値決定装置10は、各織機12に1対1に対応して設けられている設定器14を介して主制御装置22に接続している。
設定器14は、いずれも図示しないが、入力器及び表示器として機能するタッチパネル、織機の主制御装置22並びにサーバ16に情報送受可能に接続するための通信ポートと、これらを制御する中央処理装置(CPU)と、上記CPUを介してタッチパネルによる入力及び表示処理並びに上記通信ポートを介した通信処理を行うための制御プログラムが格納されるメモリとを内蔵する。
設定値決定装置10の一部を構成する設定器14は、いずれも図示しないが、入力器及び表示器として機能するタッチパネル並びに織機の主制御装置22にサーバ16に情報送受可能に接続するための通信ポートと、これらを制御する中央処理装置(CPU)と、上記CPUを介してタッチパネルによる入力及び表示処理並びに上記通信ポートを介した通信処理を行うための制御プログラムが格納されるメモリとを内蔵する。
このため本件でいう入力情報が入力される入力器は、タッチパネルに対応している。また、入力情報に基づいて織機の運転条件の設定値を決定して出力情報として出力する出力器は、検索手段として機能するサーバ16、データベース18及び設定器14の全体を含む構成に対応している。
各織機12において、経糸24は、これが巻かれている送出ビーム26から、バックロール28、複数のドロッパピン30、複数の綜絖枠32及び筬34を経て織前36に繋がっている。
経糸開口内に緯入れされた緯糸38は、筬34によって織前36に筬打ちされ、織布40となる。
織布40は、織前36から、テンプル42及びガイドロール44を介して服巻ロール46に達する。服巻ロール46に達した織布40は、服巻ロール46と一対のプレスロール48とにより布巻ビーム50に送り出される。送り出された織布40は、布巻ビーム50に巻き取られる。
バックロール28を駆動するイージング装置52、複数の綜絖枠32及び筬34は、主軸モータ54の出力軸によって回転される主軸56の回転力を受けて、駆動される。
バックロール28は、イージング装置52によって揺動される。バックロール28を回転自在にその先端で枢支するアーム58は、その他端が織機12のフレームに対して揺動可能に支承されている。バックロール28は、アーム58の前後方向の揺動によって、前進又は後退方向に移動可能な状態となっている。
アーム58の略中央部には、主軸56の回転によって回転されるクランク60の先端にロッド62の一端が連結され、またロッド62の他端はアーム58の略中央部に連結されている。このため、主軸56の回転運動がこれらを介して往復運動に変換されてアーム58に伝達されることにより、バックロール28を揺動させる。
バックロール28の位置(図1において左右方向)や高さ(図1において上下方向)は、図示しない部材を介して調節可能にされており、これらを変更することにより、織布40の品質に影響する。
各経糸24は、各ドロッパピン30に設けられた穴に通されている。経糸24が切断されると、ドロッパピン30はドロッパボックス64に電気的に接触する。これにより、ドロッパボックス64は経糸24の切断を検出する。
ドロッパピン30はバックロール28と綜絖枠32との間に配置されている。したがって、ドロッパピン30は、そのボックスフレームが下口開口状態の経糸に当接する位置にあるから、ドロッパボックス64の高さや前後方向の位置が変化すると、経糸24の開口の形状が変化して経糸の張力差が発生し、ひいては、織布40の品質に影響する。
各綜絖枠32は、経糸開口装置66により上下に往復移動されて、経糸24を上下に開口させる。経糸開口装置66は、主軸モータ54により回転される主軸56の回転運動を受け、図示しない機構により往復運動に変換して各綜絖枠32に伝達する。
経糸開口装置66は、綜絖枠32が中口閉口する主軸角度であるクロスタイミング、綜絖枠32の上下に移動する範囲である開口量、織機フレーム端面を基準位置とする綜絖枠32の高さなどを調節することができる。このため、これらを変更することにより、織布40の品質に影響する。
織幅方向に左右一対のテンプル42は、織布40が中央に縮まないように、織布40の両端を織布40の外側に引っ張る。各テンプル42の高さや織り前後方向の位置などを調節可能にされている。このため、これらを変更することにより、織布40の品質に影響する。
筬34は、主軸56の回転運動を受ける筬打ち駆動部68により揺動駆動されて、経糸24の開口に緯入れされた緯糸38を織前36に打ち付ける。
筬打ち駆動部68は、筬打ちのタイミングや、筬打ち力を調節することができる。
服巻ロール46は、巻取モータ70の回転運動を受ける歯車のような減速機構で構成される図示しないギア機構を介して回転される。回転された服巻ロール46は、一対のプレスロール48と共同して織布40を布巻ビーム50に送り出す。
図2を参照して、本件設定値決定装置10を用いた設定手順を説明する。以下に示す実施例は、織布工場の作業者が入力する要求項目として、「織物品質」、又は「織布の生産性」のいずれを優先するかを設定器14の入力器としてのタッチパネルに入力し、設定値決定装置10がそれに対応する織機の運転条件を当該織機の設定器14の表示器としてのタッチパネルに表示させる実施例である。
「織物品質」を重視する設定とは、織物の地合い(風合い)が向上し、織布40に表れる筋目(いわゆる筬目)などを目立たなくする設定である。これを実現するためには、開口する上下の経糸24間での張力差が生じるような経糸24の走行経路を設定すればよい。
より具体的な設定としては、経糸24の張力差を付けるように、経糸走行経路に関係する部材(具体的には、バックロール28〜テンプル42)の高さや位置などを設定する。この設定により、経糸24に対するストレス(ダメージ)が大きくなり、停台回数が増加傾向になり、織布40の生産性(稼働率)が若干低下する。しかし、織物品質がより重視される場合には、織布工場にとってそのような設定がより有益になる。
これに対し、「織布の生産性」を重視する設定とは、逆に糸切れなどが発生しにくい設定であり、換言すれば「織物品質」重視の設定と相反する設定とである。これを実現するためには、開口する上下の経糸24間での張力差が小さくなる(同一張力も含む)ように経糸24の走行経路設定すればよい。
このため、経糸切れなどによる停台回数は確実に減少する。しかし、織物の地合い(風合い)は幾分低下し、また織布40に表れる筋目(いわゆる筬目)が目立つことになる。しかし、織物品質がさほど重視されない場合には、織布工場にとってそのような設定がより有益になる。
要求情報である品質又は稼働いずれを重視するか(その度合い)について、必要に応じて、ユーザ(又はメーカ側)が適宜決定することができる。表1は、織機上の経糸経路に関する各装置における要求情報に対応する設定要点を示す。
Figure 2006089885
図2は、表1に示すワープライン(経糸走行経路)に関する装置の設定値を決定する設定手順を一例として示す。
作業者は、設定器14のタッチパネルを操作して、これから製織を始める織布40の織物の条件(織布の仕様情報)を入力する(ST101)。このときの設定器14のタッチパネルの画面72の表示の一例を図3から図7に示す。
図3に示すように、経糸24に関する項目が、設定器14のタッチパネルの画面72の左側の領域Aに表示されている。また、右側の領域Bには、数値入力のためのテンキーが表示されている。
図示の例では、作業者は、先ず領域Aの「筬通し幅」に触れてテンキーを表示させ、表示されたテンキーを用いて「筬通し幅」の数値を入力しようとしている状態を示している。
図4は、図3において、「筬通し幅」の値として「190」を入力した状態を示す。また、経糸24に関する情報を示している左側の領域Aには、経糸24の情報として、「総本数」は「10000」本、「太さ」は「40」番手がそれぞれ入力された状態を示すとともに、「太さ単位」は「英式番手」、「種類」は「綿糸」をそれぞれ選択入力されている状態が示されている。
図4の右上側の領域Cには、緯糸38の情報として、「太さ」は「40」番手、「打込密度」は「50」本/インチをそれぞれ入力された状態を示すとともに、「太さ単位」は「英式番手」、を選択入力されている状態が示されている。
図4の右下側の領域Dには、「織物組織」は「1/1(平織)」を選択入力されている状態が示されている。このようなタッチパネルにおける表示及び入力に関する一連の処理は、メモリに格納されているプログラムにより中央処理装置(CPU)がタッチパネルを制御することにより行われる。
作業者は、図4に示すように、織布40の情報を設定器14のタッチパネルを用いて入力した後に、「2/2へ進む」のボタンEを押下して、図5に示す画面72を表示させる。
図5の左側の領域Fに、綜絖枠32を駆動する「開口カム」の種類としての上・下ドエルは「0/30」を、「織物名」は「スパン一般」を選択入力されている状態が示されている。また、織機の仕様情報としての経糸ビームの「フランジ径」は「100」cmに設定されている。綜絖枠32の「基準枠高さ」は「123」mmに設定されている。そして作業者は、図5の右側の領域Gの「重視項目」欄を押下して、表示される5段階の図示しないプルダウンメニューの中から、織布工場側が望む「品質重視度合」を選択する(ST103)。図示の例では、品質重視度合の最も高い「品質重視(モード1)」を選択している。
作業者は、織布40の仕様情報と織布40の生産上の要求情報とを含む織機の運転条件の設定値の決定に必要な入力情報を入力したのちに、設定器14のタッチパネルが表示している「調整量表示」のボタンHを押下する(ST103)。
設定器14は、これのタッチパネルが表示している「調整量表示」のボタンHが押下されると、これらの織物仕様、織機仕様及び織布工場が望む重視項目を入力情報として通信ポートを経由してサーバ16に出力(転送)する。
サーバ16は、データベース18から、入力された入力情報とデータベース18の項目とが一致する設定値を検索する(ST104)。さらにサーバ16は、検索結果である設定値を設定器14に出力(転送)する。
サーバ16は入力情報に基づいてデータベース18を検索した結果、入力情報に合致する項目がない場合、サーバ16は入力情報に近い複数の設定値を仮に選択し、仮選択された設定値から補完演算により算出された値を設定値として設定器14に出力してもよい。
また、サーバ16は、入力情報を引数とする関数により設定値を算出し、算出された設定値を設定器14に出力してもよい。
データベース18は、例えば、以下表に示すデータが格納されている。データベース18には、織機の運転条件に関する設定値が、織機の仕様情報、織布の仕様情報である織物仕様及び織布工場が望む要求情報により抽出可能に記憶されている。そこで、記憶されるデータベース18の一例として、いずれも経糸経路に関係する部材の取付位置や駆動態様に関する設定値である、バックロール28の取付位置や高さの設定値、及びバックロールを駆動するイージング装置52の駆動量の設定値が、5段階の織物品質重視度合に対応してそれぞれ記憶される例を、表2及び表3に示す。
なお、設定値抽出のために用いる入力情報としての、織機12の仕様について、例えば織機の機種、織機の称呼(織り幅)、開口装置の種類、送出装置の種類、経糸ビームフランジ径等がある。また織布の仕様である織物仕様について、例えば織物種類、織物組織(地組織)などがある。
しかし、これらの入力情報は、経糸走行経路以外の運転条件の設定値を抽出する際には、これ以外のものを加味してもよく、これ以外の入力情報に基づくようにしてもよい。また、重視度合の段階の数は、5以外とする(ただし「1」は除く)こともできる。例えば、重視度合の段階の数が「2」であるより簡略化したデータベースを用いる場合、「織物品質」と「織布の生産性」とは相反する関係にあることから、作業者は結果として、「織物品質」重視するか、又は「織布の生産性」重視するかを選択する。これにより、出力器は適した運転条件の設定値を出力する。
Figure 2006089885
Figure 2006089885
表2に示すデータは、バックロール28の位置の設定値を体系的に構成している。表に示すバックロールの位置/高さの設定値について、具体的には、バックロールを受ける受け部材の取付位置/高さのことであり、より具体的には、織前前後方向の取付位置を設定する際の、図示しないフレームに固定位置に対応して刻印された刻印番号情報/図示しないフレーム基準位置からの高さを示している。
また、表3に示すデータは、イージング装置52の位置を設定するための設定値を体系的に構成している。表に示すイージング装置のイージング量は、より具体的には、ロッド52のクランク60に対する連結点の位置情報を示している。そして、表2及び表3に示すデータは、いずれも織物品質を1つの重視項目としている。
より好ましくは、複数の要求項目における重要度合の組合せに応じて織機12の運転条件に関する設定値を抽出可能にすることも可能である。そこで、記憶されるデータベース18の他の例として、バックロール28及びイージング装置に対する上記設定値が、「織物品質」、「織布の生産性」及び「省エネ性」のそれぞれについて3段階の重視度合に対応してそれぞれ記憶される例を、表4及び表5に示す。
設定値抽出のために用いる入力情報は、経糸走行経路以外の運転条件の設定値を抽出する際には、これ以外のものを加味してもよく、これ以外の入力情報に基づくようにしてもよい。また、重視度合の段階の数は、上記3以外とする(ただし「1」は除く)こともできる。
Figure 2006089885
Figure 2006089885
表4に示すデータは、バックロール28の位置を設定するための設定値を体系的に構成している。表5に示すデータは、イージング装置52の位置を設定するための設定値を体系的に構成している。そして、表4及び表5に示すデータは、いずれも織物品質、織布40の生産性及び省エネルギー性を織布工場側が要求情報として選択可能な重視項目としている。
このようなデータベース18に基づいて検索され、サーバ20から送り込まれる運転条件の設定値を受けると、設定器14は、推奨する運転条件の設定値として表示する画面72に切り換えるとともに、サーバ20から送り込まれた設定値をタッチパネルの画面72に直ちに表示させる(ST105)。
設定器14は、サーバ20から送り込まれた設定値を、図6に示すように、タッチパネルの画面72に、バックロール28、イージング装置52、経糸開口装置66、ドロッパボックス64、テンプル42の設定値を推奨する運転条件の設定値として表示している。
また、ボタンIを押下することにより、設定器14は、図7に示すように、入力された設定値をタッチパネルの画面72に、経糸開口装置66の各綜絖枠32の開口量及び枠の高さ寸法を推奨する運転条件の設定値として表示する。
作業者は、設定器14の画面72に表示された設定値に基づいて、バックロール28、イージング装置52、経糸開口装置66、ドロッパボックス64、テンプル42、経糸開口装置66の機械的な設定を行い、その後、試し織りを行う(ST106)。
作業者は、試し織りによって製織された織布40の状態を確認し、必要に応じて、再度、「入力に戻る」のボタンを押下することにより、図4及び図5に示す画面72を表示させて、入力情報を入力し直すことも可能である。
しかし、作業者は、試し織りによって製織された織布40が所望の条件を満たしていると判断した場合、製織運転を直ちに開始する(ST107)。
以上の設定値決定装置10は、以下のようにすることができる。
設定対象の織機12の装置は、経糸走行経路であるワープラインに関係する装置として説明したが、これに限られず、他の機械的な設定作業が必要な装置に適用することもでき、また電気的な信号により設定値を設定可能な他の装置、例えば、緯入れ装置や織機回転数制御装置における各設定値である緯入れ条件(噴射タイミング、圧力)や設定回転数などを出力するようにしてもよい。
作業者が設定値を織機12の装置に手動設定してもよいが、設定値決定装置10が織機12の装置(すなわち該当する制御器)に自動設定するようにしてもよい。
重視する項目は、織物品質、織布生産性以外の項目を含んでもよい。例えば、表3から表4に示したエネルギー効率について、電力消費量や流体噴射式織機の場合における流体消費量などを考慮したものであるが、さらには製織コストとの関連がある項目を新たな要求項目として含んでもよい。
データベース18に格納されている情報である織機12の運転条件の設定値は、ユーザの入力操作によって又はメーカから供給される更新データなどによって更新できるようにしてもよい。
具体的には、ユーザがデータベース18に格納される入力情報に対応される設定値を、経験で得た設定態様に書き換えるようにしてもよいし、メーカ側からその後提供される情報に書き換えるようにしてもよい。
設定値決定装置10は、上記複数の織機12で共用されるサーバ16とデータベース18で構成したが、この代わりに、各織機12に設けられる設定器14にそのような設定値決定機能を組込んでもよい。
また、設定値決定装置10の出力器について、検索された設定値を実質的に出力する手段として、画面表示する表示器(タッチパネル)として説明したが、出力手段は、表示器に限らず、これに代えて織機管理室に設けた印刷機によって検索された設定値を印字出力してもよい。
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
本発明に係る織機及び設定値決定装置の制御ブロックの模式図である。 図1に示す設定値決定装置を用いて入力情報の入力から製織運転が開始されるまでの一連の工程を示すのフローチャート図である。 図1に示す設定値決定装置に入力情報を入力する際の画面の一例を示す図である。 図3に続く画面を示す図である。 図4に続く画面を示す図である。 図5に続く画面を示す図である。 図6に続く画面を示す図である。
符号の説明
10 設定値決定装置
12 織機
14 設定器
16 サーバ
18 データベース
20 ネットワーク
22 主制御装置
24 経糸
26 送出ビーム
28 バックロール
30 ドロッパピン
32 綜絖枠
34 筬
36 織前
38 緯糸
40 織布
42 テンプル
44 ガイドロール
46 服巻ロール
48 プレスロール
50 布巻ビーム
52 イージング装置
54 主軸モータ
56 主軸
58 アーム
60 クランク
62 ロッド
64 ドロッパボックス
66 経糸開口装置
68 駆動部
70 巻取モータ
72 画面

Claims (6)

  1. 入力情報が入力される入力器と、前記入力情報に基づいて織機の運転条件の設定値を決定して出力する出力器とを含む、設定値決定装置であって、
    前記入力情報は、織布の仕様情報と前記織布の生産上の要求情報とを含み、
    前記出力器は、前記織布の仕様情報と前記要求情報とに基づいて前記織機の運転条件の設定値を決定して出力することを含む、設定値決定装置。
  2. 前記入力情報は、さらに、前記織機の仕様情報を含み、
    前記出力器は、前記織布の仕様情報と前記要求情報と前記織機の仕様情報とに基づいて、前記織機の運転条件の設定値を決定して出力することを含む、請求項1に記載の設定値決定装置。
  3. 前記要求情報は、前記織布の品質要求、前記織布の生産性要求及び前記織布の生産におけるエネルギー効率要求の少なくともいずれか1つの要求選択情報を含む、請求項1又は2に記載の設定値決定装置。
  4. 前記要求情報は、前記織布の品質要求、前記織布の生産性要求及び前記織布の生産におけるエネルギー効率要求の少なくともいずれか1つの要求における重要度合の情報を含む、請求項1又は2に記載の設定値決定装置。
  5. 前記出力器は、前記織機の運転条件の複数の設定値が前記仕様情報と前記要求情報とに対応されて予め記憶されるデータベースと、前記入力器を介して入力される前記仕様情報と要求情報とに基づいて、前記データベースから対応する前記織機の運転条件の設定値を検索する検索手段とを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の設定値決定装置。
  6. 前記織機は、経糸を案内する経糸案内部材である、バックロール、イージング装置、ドロッパボックス、経糸開口装置及びテンプルの少なくともいずれか1つを含み、
    前記設定値は、前記経糸案内部材の取付位置に関する情報又はそれの駆動態様に関する情報のいずれかを含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の設定値決定装置。
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