JP2006089685A - シリコーン樹脂組成物及び成形体 - Google Patents

シリコーン樹脂組成物及び成形体 Download PDF

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Abstract

【課題】 レンズ、光ディスク、光ファイバー及びフラットパネルディスプレイ基板等の光学用途や自動車の窓材等に適し、耐熱性が高く、着色が少なく、熱膨張係数が低く、透明導電膜を安定に成膜することができ、巻き取り性が良く、複屈折が小さいロールフイルムに使用可能なシリコーン樹脂組成物を提供する。
【解決手段】 [RSiO3/2]n (但し、Rは(メタ)アクリロイル基を有する有機官能基であり、nは8、10又は12である)で表され、構造単位中に篭型構造を有するポリオルガノシルセスキオキサンを主たる成分とするシリコーン樹脂と、分子中に−R3−CR4=CH2又は−CR4=CH2で表される不飽和基とを含み、シリコーン樹脂とラジカル共重合が可能なウレタン結合を有するオリゴマーと、それ以外の共重合が可能な不飽和化合物を、5〜80:1〜50:0〜80の重量割合で配合したシリコーン樹脂組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明はシリコーン樹脂組成物及びその成形体に関する。更に詳しくは、透明タッチパネル、インナータッチパネルに用いられる耐熱性、低熱膨張性、無色透明性、低複屈折性に優れた透明導電性フイルム基材に使用可能なシリコーン樹脂組成物及びその成形体に関する。
従来、タッチパネル用フイルムとしては、一般にポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、脂環式炭化水素ポリマーなどのフイルムが用いられているが、耐熱性の不足、熱膨張係数、複屈折の大きさなどに問題があった。これらを用いた透明導電性フイルムや該導電性フイルムを用いたタッチパネルも耐熱性の不足、熱膨張係数、複屈折の大きさなどに問題があった。一方、ポリイミド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルケトン、ポリアリレート、液晶ポリマーなどの高耐熱性ポリマーは、一般に耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性に優れているが、着色しており、光学分野での用途は限られていた。
特開2004-143449号公報
ところで、(RSiO3/2)nで表される篭型ポリオルガノシルセスキオキサンは、上記特許文献1で知られており、これが他の樹脂と混合されて使用しうることも記載されている。ここで、Rはアクリロイル基等を含有する有機官能基であり、nは8、10、12又は14である。
本発明の課題は、耐熱性が高く、着色が極めて少なく、熱膨張係数が低く、透明導電膜を安定に成膜することができ、ロール状にした場合でも巻き取り性が良い、複屈折が小さいタッチパネルなどに使用できるロールフイルムに用いることが可能なシリコーン樹脂組成物を提供することである。
本発明者等はフィルムに用いる樹脂の熱特性、機械特性、光学特性について鋭意検討した結果、上記課題が解決し得ることを見出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は、一般式(1)、
[RSiO3/2]n (1)
(但し、Rは(メタ)アクリロイル基を有する有機官能基であり、nは8、10又は12である)で表され、構造単位中に篭型構造を有するポリオルガノシルセスキオキサンを主たる成分とするシリコーン樹脂と、分子中に−R3−CR4=CH2又は−CR4=CH2(但し、R3はアルキレン基、アルキリデン基又は−OCO−基を示し、R4は水素又はアルキル基を示す)で表される不飽和基を少なくとも1個含み、前記シリコーン樹脂とラジカル共重合が可能な数平均分子量が2500以上のウレタン結合を有するオリゴマーと、それ以外の前記シリコーン樹脂とラジカル共重合が可能な不飽和化合物を、5〜80:1〜50:0〜80の重量割合で配合したことを特徴とするシリコーン樹脂組成物である。
ここで、シリコーン樹脂とラジカル共重合が可能な不飽和化合物としては、その10〜100重量%が下記一般式(2)で表される脂環式不飽和化合物であるものがある。
Figure 2006089685
(式中、Zは(2a)又は(2b)で表される何れかの基を示し、Rは水素又はメチル基を示す)
また、本発明は、前記のシリコーン樹脂組成物を、ラジカル共重合させて得られたシリコーン樹脂共重合体又は成形体である。このシリコーン樹脂成形体は、下記(イ)〜(ニ)の条件を満たすことが望ましい。
(イ)ガラス転位温度が300℃以上
(ロ)線膨張係数が70ppm/K以下
(ハ)400〜800nm波長の可視光線の透過率が85%以上
(ニ)複屈折が1.0nm以下
更に、本発明は、前記のシリコーン樹脂組成物を、加熱又はエネルギー線を照射してラジカル共重合させることを特徴とするシリコーン樹脂成形体の製造方法である。
以下、更に説明する。
本発明のシリコーン樹脂組成物は、A)前記一般式(1)で表されるシリコーン樹脂(以下、本シリコーン樹脂ともいう)、B)前記ウレタン結合を有するオリゴマー(以下、本オリゴマーともいう)と、C) 前記不飽和化合物(以下、本不飽和化合物ともいう)を必須成分とし、樹脂成分(溶媒、充填剤を除き、重合性成分を含む)の主成分とする。フイルム等の成形体は、本発明のシリコーン樹脂組成物をラジカル共重合させて得られる。本発明の成形体は、このシリコーン樹脂組成物を成形硬化又はこのシリコーン樹脂共重合体を成形して得られる。本発明のシリコーン樹脂共重合体は、架橋重合体であって、この場合、熱硬化性樹脂と同様な成形硬化法が採用できる。
本発明に用いられる本シリコーン樹脂は、上記一般式(1)で表され、構造単位中に篭型構造を有するポリオルガノシルセスキオキサン(篭型ポリオルガノシルセスキオキサンともいう)を主成分とする。
一般式(1)中、Rは(メタ)アクリロイル基を有する有機官能基であり、nは8、10又は12であるが、Rは下記一般式(4)で表される有機官能基であることが好ましい。一般式(4)中、mは1〜3の整数であり、R1は水素原子又はメチル基である。なお、一般式(4)はCH2=CR1-COO-(CH2)m-としても表すことができる。
Figure 2006089685
本シリコーン樹脂は、分子中のケイ素原子上に反応性官能基を有する。一般式(1)中のnが8、10、12である篭型ポリオルガノシルセスキオキサンの具体的な構造としては、下記構造式(5)、(6)及び(7)に示すような篭型構造体が挙げられる。なお、下記式中のRは、一般式(1)におけるRと同じものを表す。
Figure 2006089685
本シリコーン樹脂は、特許文献1等に記載の方法で製造可能である。例えば、RSiX3で表されるケイ素化合物を極性溶媒及び塩基性触媒存在下で加水分解反応させると共に一部縮合させ、得られた加水分解生成物を更に非極性溶媒及び塩基性触媒存在下で再縮合させて得ることができる。ここで、Rは(メタ)アクリロイル基を有する有機官能基であり、Xは加水分解性基を示すが、好ましくは、Rは前記一般式(4)で表される基である。好ましいRの具体例を示せば、3−メタクリロキシプロピル基、メタクリロキシメチル基、3−アクリロキシプロピル基が例示される。
加水分解性基Xは、加水分解性を有する基であれば特に限定されず、アルコキシ基、アセトキシ基等が挙げられるが、アルコキシル基であることが好ましい。アルコキシル基としてはメトキシ基、エトキシ基、n−及びi−プロポキシ基、n−、i−及びt−ブトキシ基等が挙げられる。メトキシ基は反応性が高いため好ましい。
RSiX3で表されるケイ素化合物の中で好ましい化合物を示せば、メタクリロキシメチルトリエトキシシラン、メタクリロキシメチルトリメトキシラン、3−メタクリロキシプロピルトリクロロシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリクロロシランが挙げられる。中でも、原料の入手が容易である3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランを用いることが好ましい。
加水分解反応に用いられる塩基性触媒としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化セシウムなどのアルカリ金属水酸化物、あるいはテトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド、ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、ベンジルトリエチルアンモニウムヒドロキシドなどの水酸化アンモニウム塩が例示される。これらの中でも、触媒活性が高い点からテトラメチルアンモニウムヒドロキシドが好ましく用いられる。塩基性触媒は、通常水溶液として使用される。
加水分解反応条件については、反応温度は0〜60℃が好ましく、20〜40℃がより好ましい。反応温度が0℃より低いと、反応速度が遅くなり加水分解性基が未反応の状態で残存してしまい反応時間を多く費やす結果となる。一方、60℃より高いと反応速度が速すぎるために複雑な縮合反応が進行し結果として加水分解生成物の高分子量化が促進される。また、反応時間は2時間以上が好ましい。反応時間が2時間に満たないと、加水分解反応が十分に進行せず加水分解性基が未反応の状態で残存してしまう状態となる。
加水分解反応は水の存在が必須であるが、これは塩基性触媒の水溶液から供給することもできるし、別途水として加えてもよい。水の量は加水分解性基を加水分解するに足る量以上、好ましくは理論量の1.0〜1.5倍量である。また、加水分解時には有機極性溶媒を用いることが必要で、有機極性溶媒としてはメタノール、エタノール、2−プロパノールなどのアルコール類、或いは他の有機極性溶媒を用いることができる。好ましくは、水と溶解性のある炭素数1〜6の低級アルコール類であり、2−プロパノールを用いることがより好ましい。非極性溶媒を用いると反応系が均一にならず加水分解反応が十分に進行せず未反応のアルコキシル基が残存してしまい好ましくない。
加水分解反応終了後は、水又は水含有反応溶媒を分離する。水又は水含有反応溶媒の分離は、減圧蒸発等の手段が採用できる。水分やその他の不純物を十分に除去するためには、非極性溶媒を添加して加水分解反応生成物を溶解させ、この溶液を食塩水等で洗浄し、その後無水硫酸マグネシウム等の乾燥剤で乾燥させる等の手段が採用できる。非極性溶媒を、蒸発等の手段で分離すれば、加水分解反応生成物を回収することができるが、非極性溶媒が次の反応で使用する非極性溶媒として使用可能であれば、これを分離する必要はない。
加水分解反応では加水分解と共に、加水分解物の縮合反応が生じる。加水分解物の縮合反応が伴う加水分解生成物は、通常、数平均分子量が1400〜5000の無色の粘性液体となる。加水分解生成物は、反応条件により異なるが数平均分子量が1400〜3000のオリゴマーとなり、加水分解性基Xの大部分、好ましくはほぼ全部がOH基に置換され、更にそのOH基の大部分、好ましくは95%以上が縮合されている。加水分解生成物の構造については、複数種のかご型、はしご型、ランダム型のシルセスキオキサンであり、かご型構造をとっている化合物についても完全なかご型構造の割合は少なく、かごの一部が開いている不完全なかご型の構造が主となっている。したがって、この加水分解で得られた加水分解生成物を、更に、塩基性触媒存在下、有機溶媒中で加熱することによりシロキサン結合を縮合(再縮合という)させることによりかご型構造のシルセスキオキサンを選択的に製造する。
水又は水含有反応溶媒を分離したのち、非極性溶媒及び塩基性触媒の存在下に再縮合反応を行う。再縮合反応の反応条件については、反応温度は100〜200℃の範囲が好ましく、さらには110〜140℃がより好ましい。また、反応温度が低すぎると再縮合反応をさせるために十分なドライビングフォースが得られず反応が進行しない。反応温度が高すぎると(メタ)アクリロイル基が自己重合反応を起こす可能性があるので、反応温度を抑制するか、重合禁止剤などを添加する必要がある。反応時間は2〜12時間が好ましい。非極性溶媒の使用量は加水分解反応生成物を溶解するに足る量であることがよく、塩基性触媒の使用量は加水分解反応生成物に対し、0.1〜10wt%の範囲である。
非極性溶媒としては、水と溶解性の無い又は殆どないものであればよいが、炭化水素系溶媒が好ましい。かかる、炭化水素系溶媒としてはトルエン、ベンゼン、キシレンなどの沸点の低い非極性溶媒がある。中でもトルエンを用いることが好ましい。塩基性触媒としては、加水分解反応に使用される塩基性触媒が使用でき、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化セシウムなどのアルカリ金属水酸化物、あるいはテトラメルアンモニウムヒヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド、ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、ベンジルトリエチルアンモニウムヒドロキシドなどの水酸化アンモニウム塩が挙げられるが、テトラアルキルアンモニウム等の非極性溶媒に可溶性の触媒が好ましい。
また、再縮合に使用する加水分解生成物は水洗、脱水し濃縮したものを用いるのが好ましいが、水洗、脱水を行わなくても使用できる。この反応の際、水は存在してもよいが、積極的に加える必要はなく、塩基性触媒溶液から持ち込まれる水分程度にとどめることがよい。なお、加水分解生成物の加水分解が十分に行われていない場合は、残存する加水分解性基を加水分解するに必要な理論量以上の水分が必要であるが、通常は加水分解反応が十分に行われる。再縮合反応後は、触媒を水洗し取り除き濃縮し、シルセスキオキサン混合物が得られる。
このようにして得られるシルセスキオキサンは、反応条件や加水分解生成物の状態により異なるが、構成成分は、複数種かご型シルセスキオキサンが全体の70%以上であり、複数種のかご型シルセスキオキサンの構成成分は一般式(5)で表されるT8が20〜40%、一般式(6)で表されるT10が40〜50%でその他の成分は一般式(7)で表されるT12である。T8はシロキサン混合物を20℃以下で放置することで針状の結晶として析出させ分離することができる。
本発明で使用する本シリコン樹脂は、T8〜T12の混合物であってもよく、これからT8等の1又は2を分離又は濃縮したものであってもよい。また、本発明で使用する本シリコン樹脂は、上記製法で得られたシリコン樹脂に限定されるものではない。
本発明のシリコーン樹脂組成物において、本シリコーン樹脂と共に使用される本オリゴマーは、分子中に−R3−CR4=CH2又は−CR4=CH2で表される不飽和基を少なくとも1個含み、本シリコーン樹脂とラジカル共重合が可能な数平均分子量が2500以上のウレタン結合を有するオリゴマーである。ここで、R3はアルキレン基、アルキリデン基又は−OCO−基を示すが、アルキレン基及びアルキリデン基としては、炭素数1〜6の低級アルキレン基及びアルキリデン基が好ましい。R4は水素又はアルキル基を示すが、好ましくは水素又はメチル基である。好ましい不飽和基としては、アクリロイル基、メタクリロイル基、アリル基及びビニル基からなる群から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。
本オリゴマーは、従来から一般的に用いられる方法により製造することができる。つまり、ポリオールとポリイソシアネートと末端に重合性不飽和基と水酸基とを有する化合物から合成する方法等である。その際に、原料物質の分子量、あるいは反応時のモル比を適宜調節することにより本発明の樹脂組成物に用いられるウレタンアクリレートを得ることができる。
上記ポリオールとしては、例えば多塩基酸と多価アルコールを重縮合して得られるポリエステルポリオール、ε−カプロラクトン、γ−バレロラクトン等のラクトン類を開環重合して得られるポリエステルポリオール、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド等のアルキレンオキシド、テトラヒドロフラン、アルキル置換テトラヒドロフラン等の環状エーテルの重合体又はこれらの2種以上の共重合体であるポリエーテルポリオール等が挙げられる。
また、ポリイソシアネート化合物としては、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、水添4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、トランスシクロヘキサン1,4 −ジイソシアネート、リジンジイソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシアネート、リジンエステルトリイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、1,8−ジイソシアネート−4−イソシアネートメチルオクタン、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、ビシクロヘプタントリイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ジシクロペンタジエンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート等が挙げられる。
末端に重合性不飽和基と水酸基とを有する化合物としては、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、3−アクリロイルオキシグリセリンモノ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−1−(メタ)アクリロキシ−3−(メタ)アクリロキシプロパン、グリセリンジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリε−カプロラクトンモノ(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ε−カプロラクトンモノ(メタ)アクリレート、各種エポキシアクリレート等が挙げられる。
なお、本オリゴマーは、市販されているものを使用することができ、例えば、共栄社化学(株)製のウレタンアクリレートオリゴマー UF-8001(数平均分子量:2600)やUF-503(数平均分子量:3800)が好ましく使用される。
本発明のシリコーン樹脂組成物で使用する本不飽和化合物は、本オリゴマー以外の不飽和化合物であって、本シリコーン樹脂と共重合可能なものである。本不飽和化合物としては上記条件を満足するものであれば制限はないが、本不飽和化合物中に少なくとも脂環式不飽和化合物を10〜100wt%含有させることで、低吸水性の成形体とすることができる。脂環式不飽和化合物としては、前記一般式(2)で表されるものが好ましい。一方、脂環式不飽和化合物以外の他の不飽和化合物である非脂環式不飽和化合物としては、鎖式不飽和化合物や芳香族不飽和化合物が好ましく挙げられる。
一般式(2)で表される脂環式不飽和化合物において、Zが式(2a)で表される基である場合の具体的な化合物としては、Rが水素であるペンタシクロ[6.5.1.13,6.02,7.09,13]ペンタデカンジメチロールジアクリレート、Zが式(2b)で表される基である場合の具体的な化合物としては、Rが水素であるジシクロペンタニルジアクリレート(又は、トリシクロ[5.2.1.02,6]デカンジメチロールジアクリレート)がある。
本不飽和化合物は、構造単位の繰り返し数が2〜20程度の重合体である反応性オリゴマーと、低分子量、低粘度の反応性モノマーに大別される。また、不飽和基を1個有する単官能不飽和化合物と2個以上有する多官能不飽和化合物に大別される。良好な3次元架橋体を得るためには、多官能不飽和化合物を極少量(1%以下程度)含むことがよいが、共重合体の耐熱性、強度等を期待する場合には1分子当たり平均1.1個以上、好ましくは1.5個以上、より好ましくは1.6〜5個とすることがよい。このためには、単官能不飽和化合物と不飽和基を2〜5個有する多官能不飽和化合物を混合使用して、平均の官能基数を調整することがよい。
反応性オリゴマーとしては、エポキシアクリレート、エポキシ化油アクリレート、ウレタンアクリレート、不飽和ポリエステル、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ビニルアクリレート、ポリエン/チオール、シリコーンアクリレート、ポリブタジエン、ポリスチリルエチルメタクリレート等を例示することができる。反応性モノマーには、単官能不飽和化合物と多官能不飽和化合物がある。
反応性の単官能モノマーとしては、スチレン、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドン、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、n−デシルアクリレート、イソボニルアクリレート、ジシクロペンテニロキシエチルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、トリフルオロエチルメタクリレート等を例示することができる。
反応性の多官能モノマーとしては、一般式(2)以外の不飽和化合物であるトリプロピレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ビスフェノールAジグリシジルエーテルジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等を例示することができる。
本不飽和化合物としては、以上に例示したもの以外に、各種反応性オリゴマー、モノマーを用いることができる。また、これらの反応性オリゴマーやモノマーは、それぞれ単独で使用しても、2種類以上を混合して使用してもよい。
本発明のシリコーン樹脂組成物は、A)本シリコーン樹脂及びB)本オリゴマー及びC)本不飽和化合物を主成分とする。その混合比率(重量比)は、5〜80:1〜50:0〜80の範囲であるが、好ましくは10〜70:5〜40:10〜70の範囲である。本シリコーン樹脂比率が5%未満であると、硬化後の成形体の耐熱性、透明性、吸水性等の物性値が低下するため好ましくない。また、シリコーン樹脂比率が80%を超えると、組成物の粘度が増大するため、成形体の製造が困難となるのでやはり好ましくない。また、本オリゴマーを1〜50wt%含有させることで巻き取り性良くロール状に成形することができる。比率が50%を超えるとシリコーン樹脂との相溶性が悪く均一な樹脂組成物が得られなくなるので好ましくない。本シリコーン樹脂の割合が多いと得られる共重合体は、シリコーン樹脂としての物性が優勢となる。本不飽和化合物の割合が多いと得られる共重合体は、不飽和化合物からの樹脂としての物性が優勢となるが、その欠点のいくつかが改良される。また、脂環式不飽和化合物の割合が多いと得られる共重合体は、低吸湿性に優れ、非脂環式多官能不飽和化合物の割合が多いと得られる共重合体は低線膨張性に優れる。しかしながら、A)本シリコーン樹脂、B)本オリゴマーと、C)本不飽和化合物を使用する場合は、C/(B+C)で計算される重量%を50重量%以下、好ましくは20重量%以下にとどめることがよい。
本発明のシリコーン樹脂組成物はこれをラジカル共重合することにより、シリコーン樹脂共重合体を得ることができる。シリコーン樹脂共重合体の物性を改良するため又はラジカル共重合を促進するためなどの目的で、本発明のシリコーン樹脂組成物に種々の添加剤を配合することができる。反応を促進する添加剤として熱重合開始剤、熱重合促進剤、光重合開始剤、光開始助剤、鋭感剤等を例示することができる。光重合開始剤又は熱重合開始剤を配合する場合、その添加量はシリコーン樹脂と不飽和化合物の合計100重量量に対して、0.1〜5重量部の範囲とすることがよく、0.1〜3重量部の範囲とすることが更に好ましい。この添加量が0.1重量部に満たないと硬化が不十分となり、得られる成形体の強度、剛性が低くなり、一方、5重量部を超えると成形体の着色等の問題が生じるおそれがある。
シリコーン樹脂組成物を光硬化性組成物とする場合に用いられる光重合開始剤としては、アセトフェノン系、ベンゾイン系、ベンゾフェノン系、チオキサンソン系、アシルホスフィンオキサイド系等の化合物を好適に使用することができる。具体的には、トリクロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−フェニル−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルホリノプロパン−1−オン、ベンゾインメチルエーテル、、ベンジルジメチルケタール、ベンゾフェノン、チオキサンソン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート、カンファーキノン、ベンジル、アンスラキノン、ミヒラーケトン等を例示することができる。また、光重合開始剤と組み合わせて効果を発揮する光開始助剤や鋭感剤を併用することもできる。
本発明のシリコーン樹脂組成物には、本発明の目的から外れない範囲で各種添加剤を添加することができる。各種添加剤として有機/無機フィラー、可塑剤、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、離型剤、発泡剤、核剤、着色剤、架橋剤、分散助剤、樹脂成分等を例示することができる。
本発明のシリコーン樹脂組成物をラジカル共重合することによりシリコーン樹脂共重合体を得ることができるが、また、シリコーン樹脂組成物を所定の形状として、ラジカル共重合することによりシリコーン樹脂共重合体の成形体を得ることができる。得られるシリコーン樹脂共重合体が熱可塑性である場合は、各種の成形法を採用できるが、一分子当たりの反応性置換基又は不飽和基の数が1.0を超える場合は、三次元架橋構造体を有する共重合体となるため、通常、成形硬化が採用される。そこで、ラジカル共重合のことを硬化ともいう。ラジカル共重合には、加熱又は電子線、紫外線等のエネルギー線照射が適当である。
本発明のシリコーン樹脂共重合体は、ラジカル重合開始剤を含むシリコーン樹脂組成物を加熱又は光照射によって硬化させることで製造することができる。加熱によって共重合体(成形体)を製造する場合、その成形温度は、熱重合開始剤と促進剤の選択により、室温から200℃前後までの広い範囲から選択することができる。この場合、金型内やスチールベルト上で重合硬化させることで所望の形状のシリコーン樹脂成形体を得ることができる。
また、光照射によって共重合体(成形体)を製造する場合、波長10〜400nmの紫外線や波長400〜700nmの可視光線を照射することで、成形体を得ることができる。用いる光の波長は特に制限されるものではないが、特に波長200〜400nmの近紫外線が好適に用いられる。紫外線発生源として用いられるランプとしては、低圧水銀ランプ(出力:0.4〜4W/cm)、高圧水銀ランプ(40〜160W/cm)、超高圧水銀ランプ(173〜435W/cm)、メタルハライドランプ(80〜160W/cm)、パルスキセノンランプ(80〜120W/cm)、無電極放電ランプ(80〜120W/cm)等を例示することができる。これらの紫外線ランプは、各々その分光分布に特徴があるため、使用する光開始剤の種類に応じて選定される。
光照射によってシリコーン樹脂共重合体(成形体)を得る方法としては、例えば任意のキャビティ形状を有し、石英ガラス等の透明素材で構成された金型内に注入し、上記の紫外線ランプで紫外線を照射して重合硬化を行い、金型から脱型させることで所望の形状の成形体を製造する方法や、金型を用いない場合には、例えば移動するスチールベルト上にドクターブレードやロール状のコーターを用いて本発明のシリコーン樹脂組成物を塗布し、上記の紫外線ランプで重合硬化させることで、シート状の成形体を製造する方法等を例示することができる。
このようにして得られる本発明のシリコーン樹脂共重合体(成形体)は、動的熱機械分析装置で測定したガラス転移温度が300℃以下にガラス転移温度を示さず、薄膜の蒸着などにおいて基板を高温で処理することができる。また、線膨張係数が70ppm/K以下、より好ましくは65ppm/K以下で周辺部材との熱膨張差が小さくなり寸法安定性に有利となる。そして、400〜800nm波長の可視光線の透過率が85%以上より好ましくは90%以上、さらに複屈折が1.0nm以下、より好ましくは0.8nm以下で表示部材とした場合に歪みのない鮮明な画像が得られる。
本発明によれば、高耐熱、高透明性で、高い寸法安定性を有する成形体を得ることができ、例えば、タッチパネル基板、フラットパネルディスプレイ基板、レンズ、光ディスク及び光ファイバー等の光学用途や各種輸送機械や住宅等の窓材など様々な用途に用いることができる。成形体は、軽量、高衝撃強度の透明部材であり、ガラス代替材料としてもその利用範囲は広範となり、産業上の利用価値も高い。
以下、本発明の実施例を示す。なお、下記の実施例に使用したシリコーン樹脂は、下記の合成例に示した方法で得たものである。
合成例1
撹拌機、滴下ロート、温度計を備えた反応容器に、溶媒として2−プロパノール(IPA)40mlと塩基性触媒として5%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(TMAH水溶液)を装入した。滴下ロートにIPA 15mlと3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(MTMS:東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製SZ−6300)12.69gを入れ、反応容器を撹拌しながら、室温でMTMSのIPA溶液を30分かけて滴下した。MTMS滴下終了後、加熱することなく2時間撹拌した。2時間撹拌後溶媒を減圧下で溶媒を除去し、トルエン50mlで溶解した。反応溶液を飽和食塩水で中性になるまで水洗した後、無水硫酸マグネシウムで脱水した。無水硫酸マグネシウムをろ別し、濃縮することで加水分解生成物(シルセスキオキサン)を8.6g得た。このシルセスキオキサンは種々の有機溶剤に可溶な無色の粘性液体であった。
次に、撹拌機、ディンスターク、冷却管を備えた反応容器に上記で得られたシルセスキオキサン20.65gとトルエン82mlと10%TMAH水溶液3.0gを入れ、徐々に加熱し水を留去した。更に130℃まで加熱しトルエンを還流温度で再縮合反応を行った。このときの反応溶液の温度は108℃であった。トルエン還流後2時間撹拌した後、反応を終了とした。反応溶液を飽和食塩水で中性になるまで水洗した後、無水硫酸マグネシウムで脱水した。無水硫酸マグネシウムをろ別し、濃縮することで目的物であるかご型シルセスキオキサン(混合物)を18.77g得た。得られたかご型シルセスキオキサンは種々の有機溶剤に可溶な無色の粘性液体であった。
再縮合反応後の反応物の液体クロマトグラフィー分離後の質量分析を行ったところ上記構造式(5)、(6)及び(7)の分子構造にアンモニウムイオンが付いた分子イオンが確認され、構成比率はT8:T10:T12及びその他が約2:4:1:3であり、かご型構造を主たる成分とするシリコーン樹脂であることが確認できた。
実施例1
合成例1で得たメタクリロイル基を全てのケイ素原子上に有した篭型シリコーン樹脂:25重量部、トリメチロールプロパントリアクリレート:10重量部、ジシクロペンタニルジアクリレート:60重量部、ウレタンアクリレートオリゴマー1:5重量部、光重合開始剤として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン:2.5重量部を混合し、透明なシリコーン樹脂組成物を得た。
次に、ロールコーターを用いて、厚さ0.2mmになるようにキャスト(流延)し、30W/cmの高圧水銀ランプを用い、2000mJ/cm2の積算露光量で硬化させ、所定の厚みとしたシート状のシリコーン樹脂成形体を得た。
実施例2〜5及び比較例1〜3
配合組成を表1に示す重量割合とした他は、実施例1と同様にして樹脂成形体を得た。得られた成形体の物性値をまとめて表2に示した。
表中の略号は次のとおり。
A:合成例1で得られた化合物
B:トリメチロールプロパントリアクリレート
C:ジシクロペンタニルジアクリレート(共栄社化学(株)製ライトアクリレートDCP−A:一般式(2)において、Zが(a2)で、RはH)
D:ウレタンアクリレートオリゴマー1(共栄社化学(株)製UF−8001:数平均分子量約2600)
E:ウレタンアクリレートオリゴマー2(共栄社化学(株)製UF−503:数平均分子量約3800)
F:ウレタンアクリレートオリゴマー3(新中村化学(株)製UA−102A:数平均分子量約1200)
G:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(重合開始剤)
Figure 2006089685
Figure 2006089685
なお、各種の特性の評価は以下の方法で測定した。
1)ガラス転移温度:動的熱機械分析法、昇温速度5℃/min、チャック間距離10mm
2)線膨張係数:熱機械分析法、昇温速度昇温速度5℃/min、圧縮荷重0.1N
3)全光線透過率(参考規格JIS K 7361−1):試料厚み0.2mm)
4)複屈折:分光エリプソメトリー:試料厚み0.2mm

Claims (6)

  1. 一般式(1)、
    [RSiO3/2]n (1)
    (但し、Rは(メタ)アクリロイル基を有する有機官能基であり、nは8、10又は12である)で表され、構造単位中に篭型構造を有するポリオルガノシルセスキオキサンを主たる成分とするシリコーン樹脂と、分子中に−R3−CR4=CH2又は−CR4=CH2(但し、R3はアルキレン基、アルキリデン基又は−OCO−基を示し、R4は水素又はアルキル基を示す)で表される不飽和基を少なくとも1個含み、前記シリコーン樹脂とラジカル共重合が可能な数平均分子量が2500以上のウレタン結合を有するオリゴマーと、それ以外の前記シリコーン樹脂とラジカル共重合が可能な不飽和化合物を、5〜80:1〜50:0〜80の重量割合で配合したことを特徴とするシリコーン樹脂組成物。
  2. シリコーン樹脂とラジカル共重合が可能な不飽和化合物を、10重量%以上含有し、その10〜100重量%が下記一般式(2)で表される脂環式不飽和化合物である請求項1記載のシリコーン樹脂組成物。
    Figure 2006089685
    (式中、Zは(2a)又は(2b)で表される何れかの基を示し、Rは水素又はメチル基を示す)
  3. 請求項1又は2記載のシリコーン樹脂組成物を、ラジカル共重合させて得られたシリコーン樹脂共重合体。
  4. 請求項1又は2記載のシリコーン樹脂組成物を、ラジカル共重合させて得られたシリコーン樹脂成形体。
  5. 請求項4記載のシリコーン樹脂成形体が、下記(イ)〜(ニ)の条件を満たすシリコーン樹脂成形体。
    (イ)ガラス転位温度が300℃以上
    (ロ)線膨張係数が70ppm/K以下
    (ハ)400〜800nm波長の可視光線の透過率が85%以上
    (ニ)複屈折が1.0nm以下
  6. 請求項1〜2記載のシリコーン樹脂組成物を、加熱又はエネルギー線を照射してラジカル共重合させることを特徴とするシリコーン樹脂成形体の製造方法。
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