JP2006088297A - 切削加工装置および切削加工方法 - Google Patents

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俊道 森脇
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Abstract

【課題】切削油の使用量を低減しつつ、被削材と切削工具との接触面に適切に切削油を供給することが可能な切削加工装置および切削加工方法を提供することである。
【解決手段】 切削加工装置100は、工具シャンク10、チップブレーカ20、工具ティップ30、マイクロポンプ40および給油孔50を含む。給油孔50は、工具ティップ30および工具シャンク10を貫通して設けられる。給油孔50の一端はマイクロポンプ40と接続され、給油孔50の他端は工具ティップ30の先端部近傍に開口孔51として設けられる。マイクロポンプ40から切削油が給油孔50内を流通し、開口孔51から切削加工装置100と被削材との接触面に直接的に供給される。
【選択図】図2

Description

本発明は、切削工具により被削材を加工する際に使用する切削油の供給が可能な切削加工装置および切削加工方法に関するものである。
従来、被削材の切削加工を行う際には、切削工具の刃先に切削油をホースまたはノズル等を用いて供給することにより、刃先を冷却させるとともに、刃先と被削材との切削抵抗を低減させている。その結果、切削工具の劣化速度を抑制して切削工具の長寿命化を図りつつ、被削材の加工面の仕上がり向上を図っている。
また、近年環境問題に対する関心から切削油の使用量を低減する動きが高まっている。
例えば、代表的な方法としてMinimum Quantity Lubrication方法(以下、MQL方法と略記する。)またはセミドライ加工方法等があげられる。このMQL方法またはセミドライ加工方法は、極微量の切削油とエアーとを混合させることにより、切削油をオイルミスト状に変化させ、切削工具の刃先に吐出する方法である。それにより、切削油の使用量を低減させている。
このようなMQL方法およびセミドライ加工方法に基づいて種々の加工装置が開発されている(特許文献1〜特許文献6参照)。
例えば、特許文献1記載の内部給油式クランプバイトでは、従来のホースまたはノズルの代わりに切削工具の刃先から離れた部分の押え金の内部に孔を設けた構造を採用している。そして、被削材の切削加工を行う際に、孔から刃先に向けて切削油を吐出させつつ切削を行うものである。それにより、従来のホースまたはノズルを用いる場合よりも、切削油を効率よく刃先付近に吐出させることができる。
特開平9−155604号公報 特開平10−175114号公報 特開平10−180590号公報 特開2001−129746号公報 特開2002−46014号公報 特開2003−136322号公報
しかしながら、特許文献1記載の内部給油式クランプバイトでは、切削油を吐出させる孔と刃先との距離があるため、被削材と刃先との周囲に切削油が供給されたとしても、本来必要である被削材と切削工具との接触面である刃先に、確実に切削油を供給することができない。特に、アルミニウム合金からなる被削材(例えば珪素系アルミニウム(4000番系))の加工時に、適量の切削油が刃先に供給されないと、刃先に被削材が溶着し、刃先に被削材が固着する場合がある。この場合、刃先の破損(チッピング)および欠損等、または被削材の仕上げ面の劣化が生じる。
本発明の目的は、切削油の使用量を低減しつつ、被削材と切削工具との接触面に適切に切削油を供給することが可能な切削加工装置および切削加工方法を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明に係る切削加工装置は、被削材を切削する切削工具を備え、切削工具に被削材が接する接触面に、切削工具の切削効果を向上させるための媒体を供給する供給孔の開口部を設けたものである。
本発明に係る切削加工装置においては、切削工具に被削材が接する接触面に、供給孔の開口部が設けられる。
この場合、切削加工装置を用いて切削加工を行う際に、切削工具の開口部から切削工具の切削効果を向上させるための媒体が供給されるため、切削工具と被削材との接触面に直接的に切削油を供給させることができる。したがって、切削工具と被削材との接触面に被削材が溶着し、固着することを防止することができる。その結果、切削加工装置の長寿命化および被削材の仕上げ面の向上を図ることができる。
また、切削工具と被削材との接触面に設けられた開口部から媒体を供給するため、切削工具の刃先に直接的に媒体を供給することができるとともに、媒体の使用量を最大限に低減させることができる。
(2)
供給孔に媒体を供給するための供給装置をさらに備えてもよい。この場合、供給装置を制御することにより、切削工具と被削材との接触面に設けられた開口部から媒体を適量吐出させることができる。
(3)
供給装置は、媒体を噴霧状にし、接触面に設けられた開口部に噴霧状の媒体を高圧供給することが可能なポンプであってもよい。
この場合、供給装置により噴霧状にされた媒体が、切削工具と被削材との接触面に設けられた開口部から高圧で供給される。その結果、被削材が切削工具に押圧された状態であっても、切削工具の内部から被削材と切削工具との間に直接的に媒体を供給することができる。また、被削材と切削工具との間に直接的に媒体を供給するので、噴霧状の媒体が周囲に飛散することを防止できる。
(4)
供給孔の開口部は、直径80μm以下であることが好ましい。この場合、切削工具により切削された被削材の粉体が供給孔の開口部に進入することを防止することができる。その結果、供給孔の開口部が閉塞されることを防止でき、直接的に供給孔の開口部から媒体を吐出させることができる。
(5)
供給孔は、供給装置から供給された媒体の圧力損失を低減することが可能な縮径形状から形成されてもよい。
この場合、供給孔が縮径形状から形成されているので、供給装置から供給された媒体の圧力損失を低減することができる。その結果、供給装置の負荷を低減するとともに、適切な量の媒体を開口部から効率よく吐出させることができる。
(6)
切削工具は、切削工具に被削材が接する接触面に多孔質部材を含み、供給孔の開口部は、多孔質部材の多孔の少なくとも一部により形成されてもよい。
この場合、切削工具の多孔質部材の多孔の少なくとも一部により供給孔の開口部が形成されるので、切削工具に被削材が接する接触面にある多孔から被削材と切削工具との間に直接的に媒体を供給することができる。
(7)
多孔の各々は、直径2μm以下であることが好ましい。この場合、切削工具により切削された被削材の粉体が供給孔の開口部に進入することを確実に防止することができる。その結果、供給孔の開口部が閉塞されることを防止でき、直接的に供給孔の開口部から媒体を吐出させることができる。また、毛細血管現象によって直接的に供給孔の開口部から媒体を吐出させることができる。
(8)
被削材は、主にアルミニウムを含有する合金であってもよい。この場合、切削工具に被削材が接する接触面に設けられた開口部から媒体が供給される。したがって、切削工具の刃先に溶着し易いアルミニウム合金であっても、切削工具とアルミニウム合金との接触面にアルミニウム合金が溶着し、固着することを防止することができる。その結果、切削加工装置の長寿命化およびアルミニウム合金の仕上げ面の向上を図ることができる。
(9)
本発明に係る切削加工方法は、切削工具により被削材を切削する切削方法において、切削工具と被削材とが接する接触面に設けられた供給孔の開口部から、切削工具の切削効果を向上させるための媒体を吐出させる工程を備えたものである。
本発明に係る切削加工方法においては、切削工具により被削材を切削する際に、供給孔の開口部から媒体を吐出させるものである。
この場合、切削加工を行う際に、切削工具の開口部から切削工具の切削効果を向上させるための媒体が供給されるため、切削工具と被削材との接触面に直接的に切削油を供給させることができる。したがって、切削工具と被削材との接触面に被削材が溶着し、固着することを防止することができる。その結果、切削加工装置の長寿命化および被削材の仕上げ面の向上を図ることができる。
また、切削工具と被削材との接触面に設けられた開口部から媒体を供給するため、切削工具の刃先に直接的に媒体を供給することができるとともに、媒体の使用量を最大限に低減させることができる。
以下、本発明に係る実施の形態について説明する。第1の実施の形態〜第4の実施の形態においては、切削工具に切削油供給孔およびマイクロポンプを設けた切削加工装置について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る切削加工装置の一例を示す模式的斜視図であり、図2は図1に示す切削加工装置のすくい面および逃げ面を示す模式的断面図である。以下、図中におけるαがすくい面を示し、γが逃げ面を示す。
図1および図2に示すように、切削加工装置100は、工具シャンク10、チップブレーカ20、工具ティップ30、マイクロポンプ40および給油孔50を含む。また、以下で説明する切削工具は、工具シャンク10、チップブレーカ20および工具ティップ30からなる。
図1および図2に示すように、工具シャンク10の先端部には、工具ティップ30が設けられる。図1に示す切削工具は、いわゆる付刃バイトと呼ばれている。
また、図1および図2に示すように、切削加工装置100のすくい面αには、チップブレーカ20が設けられる。このチップブレーカ20は、超硬の切削工具で鋼のような材料を高速切削した場合に生じる連続形の切りくずが、被削材または切削工具に付着したり、仕上げ面または作業者を傷つけたりすることを防止するために取付けられる。
次に、図2に示すように、マイクロポンプ40は切削加工装置100のすくい面αに対向する面(以下、下面と呼ぶ。)に設けられる。ここで、マイクロポンプ40とは、例えば圧電素子を用いて切削油を高圧供給することができる小型のポンプである。
給油孔50は、工具ティップ30および工具シャンク10を貫通して設けられる。給油孔50の一端はマイクロポンプ40と接続され、給油孔50の他端は工具ティップ30の先端部近傍に開口孔51として設けられる。工具ティップ30の開口孔51aは、すくい面α上において被削材と接触する面(以下、接触面と呼ぶ)に設けられる。
ここで、接触面とは、すくい面α上において被削材が初めて接触する領域を示す。したがって、接触面は、被削材がすくい面αより離間した後に再接触する領域を含まないものとする。
また、開口孔51の直径φ1は、例えば80μm以下であることが好ましい。図2に示す給油孔50は、孔径が一定であるため、例えば放電加工またはレーザ加工等により容易に形成することが可能である。
次に、図3は図1および図2に示した切削加工装置100により被削材を切削する状態を示す模式的断面図である。
図3に示すように、切削加工装置100により被削材500を切削する場合、切削加工装置100が被削材500の加工面に当接するとともに、被削材500および切削加工装置100が相対的に移動する。図3においては、被削材500がX方向に移動する、または切削加工装置100が−X方向に移動する。
この際、一般に切りくずと呼ばれる被削材の一部510は、切削加工装置100のすくい面αに沿って上方に移動し、一般に加工面と呼ばれる被削材の一部520は、切削加工装置100の逃げ面γに沿って移動した後、一定の角度を維持してX方向に移動する。
また、図3に示すように、切削加工装置100により被削材500を切削する場合、図2に示すマイクロポンプ40が駆動される。それにより、マイクロポンプ40から切削油が給油孔50を流通し、工具ティップ30の開口部51から切削加工装置100と被削材500との接触面(図3参照)に直接的に供給される。
次に、第1の実施の形態に係る切削加工装置100の給油孔50の他の例について説明する。
図4は図2に示す切削加工装置100の給油孔50の他の例を示す模式的断面図であり、図5は図2および図4に示す切削加工装置100の給油孔50のさらに他の例を示す模式的断面図である。
図4に示す切削加工装置100aの給油孔50aは、給油孔50aの直径が開口孔51aに近づくにつれて徐々に縮径するテーパ形状からなる。一方、図5に示す切削加工装置100bの給油孔50bは、給油孔50bの直径が開口孔51bに近づくにつれて階段状に縮径する形状からなる。このように、図4および図5に示す切削工具に設けた給油孔50a,50bは、マイクロポンプ40から供給された切削油の圧力低下を防止しつつ、開口孔51a,51bから工具ティップ30と被削材との接触面に切削油を直接的に供給することができる。
以上のことにより、第1の実施の形態に係る切削加工装置100,100a,100bにおいては、切削加工を行う際に、切削加工装置100,100a,100bに被削材が接する接触面(すくい面α)に設けられた開口孔51,51a,51bから切削油が供給されるため、切削加工装置100,100a,100bと被削材との接触面に直接的に切削油を供給することができる。したがって、切削油の使用量を最大限に低減させることができる。
また、被削材が切削加工装置100,100a,100bの刃先に溶着し易いアルミニウム合金であっても、溶着が生じる接触面に設けられた開口孔51,51a,51bから切削油が供給されるため、切削加工装置100,100a,100bとアルミニウム合金との接触面にアルミニウム合金が溶着し、固着することを防止することができる。その結果、切削加工装置100,100a,100bの長寿命化およびアルミニウム合金の仕上げ面の向上を図ることができる。
さらに、マイクロポンプ40により切削油が噴霧状にされた場合でも、切削加工装置100,100a,100bと被削材との接触面に設けられた開口孔51,51a,51bから高圧で切削油を供給することができるので、切削材が切削加工装置100,100a,100bに押圧された状態であっても、被削材と切削加工装置100,100a,100bとの間に切削油を供給することができる。また、噴霧状の切削油が周囲に飛散することを防止することもできる。
さらに、開口孔51,51a,51bは、直径80μm以下であるため、切削工具により切削された被削材の粉体が開口孔51,51a,51bに進入することを防止することができるため、開口孔51,51a,51bが閉塞されることを防止でき、直接的に開口孔51,51a,51bから切削油を吐出させることができる。
なお、上記の実施の形態においては、図2、図3および図4に示す給油孔50,50a,50bのいずれかの形状を有することとしたが、これに限定されず、マイクロポンプ40から供給された切削油の圧力損失を低減しつつ、開口孔51,51a,51bから切削油を吐出できる形状であれば、他の任意の形状を有してもよい。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る切削加工装置100cが、第1の実施の形態に係る切削加工装置100,100a,100bの構造と異なるのは、以下の点である。図6は、第2の実施の形態に係る切削加工装置100cのすくい面αおよび逃げ面γを示す模式的断面図である。
図6に示すように、切削加工装置100cは、工具シャンク10、チップブレーカ20、工具ティップ30、マイクロポンプ40および給油孔50cを含む。
図6に示すように、マイクロポンプ40は切削加工装置100cの下面に設けられる。給油孔50cは、工具シャンク10を貫通するとともに、工具ティップ30内でL字状に回折して設けられる。それにより、工具ティップ30内に形成した給油孔50cにより工具ティップ30に薄肉部が生じないため、切削加工を行う際の工具ティップ30の強度を高く保持することができる。
また、給油孔50の一端はマイクロポンプ40と接続され、給油孔50の他端は工具ティップ30の先端部近傍に開口孔51cとして設けられる。工具ティップ30の開口孔51cは、逃げ面γ上において被削材と接触する接触面に設けられる。
ここで、接触面とは、逃げ面γ上において被削材が初めて接触する領域を示す。したがって、接触面は、被削材が逃げ面γより離間した後に再接触する領域を含まないものとする。
以上のことにより、第2の実施の形態に係る切削加工装置100cにおいては、切削加工を行う際に、切削加工装置100cに被削材が接する接触面(逃げ面γ)に設けられた開口部51cから切削油が供給されるため、切削加工装置100cと被削材との接触面に直接的に切削油を供給することができる。したがって、切削油の使用量を最大限に低減させることができる。
また、被削材が切削加工装置100cの刃先に溶着し易いアルミニウム合金であっても、溶着が生じる接触面に設けられた開口孔51cから切削油が供給されるため、切削加工装置100cとアルミニウム合金との接触面にアルミニウム合金が溶着し、固着することを防止することができる。その結果、切削加工装置100cの長寿命化およびアルミニウム合金の仕上げ面の向上を図ることができる。
さらに、マイクロポンプ40により切削油が噴霧状にされるとともに、切削加工装置100cと被削材との接触面に設けられた開口孔51cから高圧で切削油を供給する事ができるので、被削材が切削加工装置100cに押圧された状態であっても、被削材と切削加工装置100cとの間に切削油を供給することができる。また、噴霧状の切削油が周囲に飛散することを防止することもできる。
さらに、開口孔51cは、直径80μm以下であるため、切削工具により切削された被削材の粉体が開口孔51cに進入することを防止することができるため、開口孔51cが閉塞されることを防止でき、直接的に開口孔51cから切削油を吐出させることができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係る切削加工装置100dが、第1および第2の実施の形態に係る切削加工装置100,100a〜100cの構造と異なるのは、以下の点である。
図7は、第3の実施の形態に係る切削加工装置100dのすくい面αおよび逃げ面γを示す模式的断面図である。
図7に示すように、切削加工装置100dは、工具シャンク10、チップブレーカ20、工具ティップ30、マイクロポンプ40および給油孔50d,50eを含む。
図7に示すように、マイクロポンプ40は切削加工装置100dの下面に設けられる。給油孔50dは、工具ティップ30および工具シャンク10を貫通して設けられる。さらに、給油孔50eは、工具ティップ30内で給油孔50dと連通するように設けられる。
給油孔50dの一端はマイクロポンプ40と接続され、給油孔50dの他端は工具ティップ30の先端部近傍に開口孔51dとして設けられる。工具ティップ30の開口孔51dは、すくい面α上において被削材と接触する接触面に設けられる。一方、給油孔50eの一端は給油孔50dと接続され、給油孔50eの他端は工具ティップ30の開口孔51eとして設けられる。工具ティップ30の開口孔51eは、逃げ面γ上において被削材と接触する接触面に設けられる。
このように、第3の実施の形態に係る切削加工装置100dにおいては、切削加工装置100dのすくい面αに設けた開口孔51dおよび逃げ面γに設けた開口孔51eから切削加工装置100dの工具ティップ30と被削材との接触面に切削油を直接的に供給することができる。
以上のことにより、第3の実施の形態に係る切削加工装置100dにおいては、切削加工を行う際に、切削加工装置100dに被削材が接する接触面(すくい面αおよび逃げ面γ)に設けられた開口孔51d,51eから切削油が供給されるため、切削加工装置100dと被削材との接触面に直接的に切削油を供給することができる。したがって、切削油の使用量を最大限に低減させることができる。
また、被削材が切削加工装置100dの刃先に溶着し易いアルミニウム合金であっても、溶着が生じる接触面に設けられた開口孔51d,51eから切削油が供給されるため、切削加工装置100dとアルミニウム合金との接触面にアルミニウム合金が溶着し、固着することを防止することができる。その結果、切削加工装置100dの長寿命化およびアルミニウム合金の仕上げ面の向上を図ることができる。
さらに、マイクロポンプ40により切削油が噴霧状にされた場合でも、切削加工装置100dと被削材との接触面に設けられた開口孔51d,51eから高圧で切削油を供給することができるので、被削材が切削加工装置100dに対して押圧された状態であっても、被削材と切削加工装置100dとの間に切削油を供給することができる。また、噴霧状の切削油が周囲に飛散することを防止することもできる。
さらに、開口孔51d,51eは、直径80μm以下であるため、切削工具により切削された被削材の粉体が開口孔51d,51eに進入することを防止することができるため、開口孔51d,51eが閉塞されることを防止でき、直接的に開口孔51d,51eから切削油を吐出させることができる。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態に係る切削加工装置100fが、第1〜第3の実施の形態に係る切削加工装置100,100a〜100dの構造と異なるのは、以下の点である。図8は、第4の実施の形態に係る切削加工装置100fのすくい面αおよび逃げ面γを示す模式的断面図である。
図8に示すように、切削加工装置100fは、工具シャンク10、チップブレーカ20、工具ティップ30f、マイクロポンプ40、給油たまり部52fおよび給油孔50fを含む。
図8に示すように、工具シャンク10の先端部には、多孔質からなる工具ティップ(以下、単に多孔質ティップと呼ぶ)30fが設けられる。多孔質ティップ30fは、直径10μm以下の複数の孔51fを有する。また、多孔質ティップ30fの表面全体に形成された複数の孔51fのうち、すくい面αおよび逃げ面γにおいて被削材と接触する部分の複数の孔51fを除いて他の複数の孔には、シーリング等の表面加工が施されている。第4の実施の形態においては、多孔質ティップ30fの複数の孔51fの直径φ2は、例えば2μm以下であることが好ましい。この多孔質ティップ30fの製造方法については後述する。
図8に示すように、マイクロポンプ40は工具シャンク10の下面に設けられる。また、工具シャンク10および多孔質ティップ30fの接続面には、給油たまり部52fが設けられる。給油孔50fは、工具シャンク10内部を貫通するように設けられる。給油孔50fの一端は、マイクロポンプ40と接続され、他端は給油たまり部52fと接続される。
切削加工装置100fにより被削材を切削する場合(図3参照)、マイクロポンプ40が駆動される。それにより、マイクロポンプ40から切削油が工具シャンク10の内部に設けられた給油孔50fを流通し、給油たまり部52fに供給される。給油たまり部52fに供給された切削油が、多孔質ティップ30f内を流通(毛細管現象)し、複数の孔51fから切削加工装置100fと被削材との接触面(すくい面αおよび逃げ面γ)に直接的に供給される。
続いて、多孔質ティップ30fの製造方法の一例について説明する。例えば、ダイヤモンド粒子(C)に、金属(例えば、コバルト(Co))を混合し、高温高圧下におく。ここでの圧力は、例えば5万気圧〜数万気圧の範囲であり、温度は例えば千数百度である。それにより、ダイヤモンド粒子同士の隙間にコバルト粒子が溶浸され、ダイヤモンド粒子同士が結合してダイヤモンド焼結体が得られる。このダイヤモンド焼結体を王水(濃塩酸と濃硝酸とを約3対1で混合させた溶液)に浸漬することにより、コバルト粒子等の金属が除去され、隙間がつながった多孔質ティップ30fが形成される。
以上のことにより、第4の実施の形態に係る切削加工装置100fにおいては、切削加工を行う際に、切削加工装置100fに被削材が接する接触面(すくい面αおよび逃げ面γ)に設けられた開口孔51fから切削油が供給されるため、切削加工装置100fと被削材との接触面に直接的に切削油を供給することができる。したがって、切削油の使用量を最大限に低減させることができる。
また、被削材が切削加工装置100fの刃先に溶着し易いアルミニウム合金であっても、溶着が生じる接触面に設けられた開口孔51fから切削油が供給されるため、切削加工装置100fとアルミニウム合金との接触面にアルミニウム合金が溶着し、固着することを防止することができる。その結果、切削加工装置100fの長寿命化およびアルミニウム合金の仕上げ面の向上を図ることができる。
さらに、マイクロポンプ40により高圧で切削油を供給することができるので、切削材が切削加工装置100fに押圧された状態であっても、被削材と切削加工装置100fとの間に切削油を供給することができる。
また、開口孔51fは、直径2μm以下であるため、切削工具により切削された被削材の粉体が開口孔51fに進入することを防止することができるため、開口孔51fが閉塞されることを防止でき、直接的に開口孔51fから切削油を吐出させることができる。
さらに、被削材として切削工具の刃先に溶着し易いアルミニウム合金を用いた場合であっても、切削工具の刃先への溶着および固着を防止することができるので、被削材の仕上げおよび切削工具の寿命を向上させることができる。
上記第1〜第4の実施の形態においては、給油孔50,50a〜50fが供給孔に相当し、開口孔51,51a〜51eが開口部に相当し、マイクロポンプ40が供給装置に相当し、切削油が媒体に相当し、給油孔50a,50bが縮径形状に相当し、すくい面α(および/または)逃げ面γが接触面に相当し、多孔質ティップ30fが多孔質部材に相当し、開口孔51fが多孔に相当する。
なお、上記第4の実施の形態においては、切削加工装置の材料として、ダイヤモンドを用いた場合について説明しているが、これに限定されず、他の硬質材料または超硬質材料、具体的には、超硬合金、サーメット、セラミックスまたはcBN焼結体等、任意の材料を用いてもよい。
さらに、上記第1〜第4の実施の形態においては、切削工具として付刃バイトについて説明を行ったが、これに限定されるものではなく、他のむくバイト、スローアウェー式クランプバイト等、他の任意の切削工具にも本発明を適用することができる。
また、上記第1〜第4の実施の形態においては、小スペース化を図るため、圧電素子を用いたマイクロポンプ40,40gを用いることとしたが、これに限定されるものではなく、他の任意のポンプを用いてもよい。
さらに、本発明は、上記の好ましい第1〜第4の実施の形態に記載されているが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
第1の実施の形態に係る切削加工装置の一例を示す模式的斜視図 図1に示す切削加工装置のすくい面および逃げ面を示す模式的断面図 図1および図2に示した切削加工装置により被削材を切削する状態を示す模式的断面図 図2に示す切削加工装置の給油孔の他の例を示す模式的断面図 図2および図4に示す切削加工装置の給油孔のさらに他の例を示す模式的断面図 第2の実施の形態に係る切削加工装置のすくい面および逃げ面を示す模式的断面図 第3の実施の形態に係る切削加工装置のすくい面および逃げ面を示す模式的断面図 第4の実施の形態に係る切削加工装置のすくい面および逃げ面を示す模式的断面図
符号の説明
10 工具シャンク
20 チップブレーカ
30 工具ティップ
30f 多孔質ティップ
40 マイクロポンプ
50,50a〜50f 給油孔
51,51a〜51f 開口孔
100 切削加工装置
α すくい面
γ 逃げ面

Claims (9)

  1. 被削材を切削する切削工具を備え、
    前記切削工具に前記被削材が接する接触面に、前記切削工具の切削効果を向上させるための媒体を供給する供給孔の開口部を設けたことを特徴とする切削加工装置。
  2. 前記供給孔に前記媒体を供給するための供給装置をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の切削加工装置。
  3. 前記供給装置は、前記媒体を噴霧状にし、前記接触面に高圧供給することが可能なポンプであることを特徴とする請求項1または2記載の切削加工装置。
  4. 前記供給孔の開口部は、直径80μm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の切削加工装置。
  5. 前記供給孔は、前記供給装置から供給された前記媒体の圧力損失を低減することが可能な縮径形状から形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の切削加工装置。
  6. 前記切削工具は、前記切削工具に前記被削材が接する接触面に多孔質部材を含み、
    前記供給孔の開口部は、前記多孔質部材の多孔の少なくとも一部により形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の切削加工装置。
  7. 前記多孔の各々は、直径2μm以下であることを特徴とする請求項6記載の切削加工装置。
  8. 前記被削材は、主にアルミニウムを含有する合金であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の切削加工装置。
  9. 切削工具により被削材を切削する切削方法において、
    前記切削工具と前記被削材とが接する接触面に設けられた供給孔の開口部から、前記切削工具の切削効果を向上させるための媒体を吐出させる工程を備えたことを特徴とする切削加工方法。
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