JP2006086687A - 情報処理装置、通信処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び通信処理方法 - Google Patents

情報処理装置、通信処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び通信処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】反復してパケットを送信する情報処理装置と、そのパケットを受信するサーバ装置とを備える情報処理システムにおいて、サーバ装置の処理負担を軽減する。
【解決手段】情報処理装置1は、反復パケットを送信するかどうか判断する送信判断部11と、反復パケットを第1のサーバ装置3に送信するかどうか判断する送信先判断部12と、送信先判断部12によって反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断された場合に、反復パケットの送信先を、第2のサーバ装置4に設定し、送信先判断部12によって反復パケットを第1のサーバ装置3に送信すると判断された場合に、反復パケットの送信先を、第1のサーバ装置3に設定する送信先設定部13と、送信判断部11が反復パケットを送信すると判断した場合に、送信先設定部13が設定した送信先に反復パケットを送信する送信部14を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、反復してパケットを送信する情報処理装置等に関する。
情報処理装置、通信処理装置、及びサーバ装置を含む情報処理システムにおいて、例えば、家庭用のPC(Personal Computer)や家電機器などの情報処理装置から通信処理装置を介して、所定のパケットをサーバ装置に反復して送信することが行われている(例えば、特許文献1参照)。ここで、通信処理装置は、例えば、NAT(Network Address Translation)機能を有するルータなどである。情報処理装置がパケットを反復してサーバ装置に送信するひとつの目的は、通信処理装置のポートの維持のためであり、他の目的は、サーバ装置における所定の処理のためである。
まず、通信処理装置のポートの維持について説明する。ルータ等のNAT機能を有する通信処理装置では、LAN(Local Area Network)側からWAN(Wide Area Network)側へパケットを送信するときにLAN側のプライベートIPアドレスとポート番号を、WAN側のグローバルIPアドレスとポート番号に変換する。また、WAN側からの反復パケットを受信した場合には、所定の受信フィルタルールによるフィルタ処理を行うと共に、アドレス変換の逆変換を行うことによって、情報処理装置にパケットを渡す。ここで、NATのLAN側からパケットが送信されたポートに対してWAN側からのパケットの受信可能性を判断する受信フィルタルールには、そのポートからパケットを送信したアドレスからのみしかパケットを受信しないAddress Sensitiveフィルタと、そのポートからパケットを送信したポートからのみしかパケットを受信しないPort Sensitiveフィルタと、フィルタが存在しないNoフィルタがある。通信処理装置では、そのようなアドレス変換を行う時間が設定されている。具体的には、WAN側とLAN側との間において、あるアドレス変換が最後になされてから所定の期間経過した後には、WAN側から受け取ったパケットに対するそのアドレス変換は行われなくなる(LAN側から受け取ったパケットに対しては、新たなアドレス変換がなされることになる)。すなわち、そのWAN側からのパケットは情報処理装置で受信されないことになり、携帯電話等の外部の装置から情報処理装置にサーバ装置を経由してアクセスできないことになる。その所定の期間のことをポート維持時間と呼ぶことにする。したがって、携帯電話等の外部の装置から情報処理装置にサーバ装置を経由してアクセスすることができるように、通信処理装置のポートを維持する(すなわち、WAN側からのパケットが通信処理装置を経由して情報処理装置に送信されるようにしておく)ために反復してパケットが送信される。
次に、反復して送信されるパケットに対して、サーバにおいてなされる所定の処理について説明する。サーバにおける所定の処理とは、例えば、通信処理装置のWAN側のIPアドレスが変化したかどうかを知るためなどの処理である。通信処理装置のWAN側のIPアドレスは、接続プロバイダ等の設定により、所定の期間ごとに変更されることもある。そのような場合に、サーバ装置がそのアドレスの変化を知らなかった場合には、サーバ装置が通信処理装置を介して情報処理装置に情報を送信できないこととなり、その結果、携帯電話等の外部の装置から情報処理装置にサーバ装置を経由してアクセスできないことになる。したがって、サーバ装置が通信処理装置のアドレスの変化を知るなどの処理ができるように、反復してパケットが送信される。
国際公開第2004/030292号パンフレット(第1頁、第1図等)
しかしながら、反復して頻繁に送信されるパケットをサーバ装置が受け付ける場合には、それだけサーバ装置の処理負担が増大するという問題がある。特に、情報処理装置が接続されているNAT機能を有する通信処理装置のポート維持時間が短い場合には、その問題が顕著となる。さらに、通常、ひとつのサーバ装置には、複数の情報処理装置から反復してパケットが送信されるため、サーバ装置での処理負担は、それだけ増大することになる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、反復してパケットを送信する情報処理装置と、そのパケットを受信するサーバ装置とを備える情報処理システムにおいて、サーバ装置の処理負担を軽減することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明による情報処理装置は、サーバ装置に対して、1以上の通信処理装置を介してパケットを送信する情報処理装置であって、反復して送信されるパケットである反復パケットを送信するかどうか判断する送信判断部と、前記反復パケットを前記サーバ装置に送信するかどうか判断する送信先判断部と、前記送信先判断部によって前記反復パケットを前記サーバ装置に送信しないと判断された場合に、前記反復パケットの送信先を、前記サーバ装置とは別の装置に設定し、前記送信先判断部によって前記反復パケットを前記サーバ装置に送信すると判断された場合に、前記反復パケットの送信先を、前記サーバ装置に設定する送信先設定部と、前記送信判断部が反復パケットを送信すると判断した場合に、前記送信先設定部が設定した送信先に反復パケットを送信する送信部と、を備えたものである。
このような構成により、反復パケットをサーバ装置に送信しないと判断された場合には、反復パケットがサーバ装置に送信されないようにすることができる。その結果、すべての反復パケットがサーバ装置に送信されていた場合に比べて、サーバ装置における処理負担を軽減させることができる。一方、反復パケットをサーバ装置が受信し、そのパケットを用いて所定の処理(例えば、通信処理装置のWAN側のIPアドレスが変化したかどうか判断する処理など)をしなければならない頻度は、あまり高くないものと考えられ、情報処理装置からサーバ装置に送信される反復パケットのうち、いくつかの反復パケットがサーバ装置に送信されなかったとしても、大きな影響はないと考えられる。例えば、通信処理装置のWAN側のIPアドレスが変化する頻度は、ポート維持時間と比べると、非常に低いと考えられるからである。また、反復パケットをサーバ装置に送信しないと判断された場合であっても、他の装置に送信されるため、通信処理装置におけるポートを維持することができ、サーバ装置から通信処理装置に送信されたパケットを、情報処理装置において受信することができる。
また、本発明による情報処理装置では、前記送信先判断部が、送信される反復パケットのうち、所定の割合の反復パケットについて、当該反復パケットを前記サーバ装置に送信しないと判断してもよい。
このような構成により、所定の割合の反復パケットがサーバ装置に送信されないこととなり、すべての反復パケットがサーバ装置に送信される場合に比べて、サーバ装置における処理負担を軽減することができる。
また、本発明による情報処理装置では、前記送信先判断部が、送信される反復パケットのうち、所定の条件を充たす反復パケットについて、当該反復パケットを前記サーバ装置
に送信しないと判断してもよい。
このような構成により、所定の条件を充たす反復パケットがサーバ装置に送信されないこととなり、すべての反復パケットがサーバ装置に送信される場合に比べて、サーバ装置における処理負担を軽減することができる。
本発明による通信処理装置は、情報処理装置からサーバ装置に対して、反復して送信されるパケットである反復パケットを中継する通信処理装置であって、前記反復パケットを受信する受信部と、前記受信部が受信した反復パケットの送信先を変更するかどうか判断する変更判断部と、前記変更判断部が前記反復パケットの送信先を変更すると判断した場合に、前記受信部が受信した反復パケットの送信先を、前記サーバ装置とは別の装置に変更する送信先変更部と、前記反復パケットを送信する送信部と、を備えたものである。
このような構成により、反復パケットをサーバ装置に送信しないと判断された場合には、その反復パケットがサーバ装置に送信されないようにすることができる。その結果、すべての反復パケットがサーバ装置に送信された場合に比べて、サーバ装置における処理負担を軽減させることができる。
また、本発明による通信処理装置では、前記変更判断部が、送信される反復パケットのうち、所定の割合の反復パケットについて、当該反復パケットの送信先を変更すると判断してもよい。
このような構成により、所定の割合の反復パケットがサーバ装置に送信されないこととなり、すべての反復パケットがサーバ装置に送信された場合に比べて、サーバ装置における処理負担を軽減することができる。
また、本発明による通信処理装置では、前記変更判断部が、送信される反復パケットのうち、所定の条件を充たす反復パケットについて、当該反復パケットの送信先を変更すると判断してもよい。
このような構成により、所定の条件を充たす反復パケットがサーバ装置に送信されこととなり、すべての反復パケットがサーバ装置に送信された場合に比べて、サーバ装置における処理負担を軽減することができる。
また、本発明による通信処理装置では、前記通信処理装置が、前記情報処理装置からインターネット・エクスチェンジに至るまでのルータであり、前記サーバ装置とは別の装置が、前記反復パケットの送信元の装置であってもよい。
このような構成により、反復パケットの送信先を変更すると判断された場合に、インターネット・エクスチェンジを越えて公共のインターネット網に反復パケットが送信される事態を防止することができ、公共のインターネット網におけるトラフィックの増大を防止することができる。
また、本発明による通信処理装置では、前記通信処理装置が、前記情報処理装置からインターネット・エクスチェンジに至るまでのルータであり、前記サーバ装置とは別の装置が、前記通信処理装置であってもよい。
このような構成により、反復パケットの送信先を変更すると判断された場合に、インターネット・エクスチェンジを越えて公共のインターネット網に反復パケットが送信される事態を防止することができ、公共のインターネット網におけるトラフィックの増大を防止することができる。
本発明による情報処理装置等によれば、情報処理装置から反復して送信される反復パケットのうち、いくらかの反復パケットを、反復パケットを本来、受信するはずのサーバ装置に送信しないようにすることができ、そのサーバ装置における処理負担を軽減させることができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による情報処理システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態による情報処理システムの構成を示す図である。図1において、本実施の形態による情報処理システムは、情報処理装置1と、通信処理装置2と、第1のサーバ装置3と、第2のサーバ装置4とを備える。図1では、1個の情報処理装置1が通信処理装置2に接続されている場合について記載しているが、2個以上の情報処理装置が通信処理装置2に接続されていてもよい。情報処理装置1は、例えば、コンピュータ、電子レンジ、電話機、プリンタ、ファクシミリ装置、冷蔵庫、洗濯機、空調装置、テレビ、映像録画装置、セットトップボックス等である。通信処理装置2と、第1のサーバ装置3及び第2のサーバ装置4とは、有線または無線の通信回線100を介して接続されている。通信回線100は、例えば、インターネットやイントラネットなどである。なお、図1では、1個の通信処理装置2が通信回線100に接続されている場合について記載しているが、2個以上の通信処理装置が通信回線100に接続されていてもよい。
情報処理装置1は、送信判断部11と、送信先判断部12と、送信先設定部13と、送信部14とを備える。
送信判断部11は、反復パケットを送信するかどうか判断する。ここで、反復パケットとは、情報処理装置1が反復して送信するパケットである。反復して送信するとは、繰り返して何度も送信することであり、その送信の周期は一定(例えば、5分ごとなど)であってもよく、不定(例えば、4分から5分の間で変化するなど)であってもよい。前者の場合には、送信判断部11は、例えば、設定された所定の時間(例えば、5分)ごとに、反復パケットを送信すると判断する。なお、反復パケットを送信する周期は、通常、通信処理装置2のポート維持時間よりも短く設定されているものとする。反復パケットのペイロードには、何らかのデータが含まれていてもよく、何もデータが含まれていなくてもよい。反復パケットは、例えば、UDP(User Datagram Protocol)やTCP(Transmission Control Protocol)のパケットである。
送信先判断部12は、反復パケットを第1のサーバ装置3に送信するかどうか判断する。送信先判断部12は、例えば、送信される反復パケットのうち、所定の割合の反復パケットについて、その反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断してもよく、あるいは、送信される反復パケットのうち、所定の条件を充たす反復パケットについて、その反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断してもよい。本実施の形態では、前者の場合について説明する。
送信先設定部13は、送信先判断部12によって反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断された場合に、その反復パケットの送信先を、第1のサーバ装置3とは別の装置に設定する。また、送信先設定部13は、送信先判断部12によって反復パケットを第1のサーバ装置3に送信すると判断された場合に、その反復パケットの送信先を、第1のサーバ装置3に設定する。ここで、「送信先判断部12によって反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断された」とは、送信先判断部12によって反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断されなかった場合であってもよい。また、「送信先判断部12によって反復パケットを第1のサーバ装置3に送信すると判断された
」とは、送信先判断部12によって反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断されなかった場合であってもよい。したがって、送信先判断部12は、「第1のサーバ装置3に反復パケットを送信する」、あるいは「第1のサーバ装置3に反復パケットを送信しない」のいずれか一方のみの判断を行うものであってもよい。
なお、第1のサーバ装置3とは別の装置とは、例えば、第1のサーバ装置3とは異なる第2のサーバ装置4であってもよく、情報処理装置1から第1のサーバ装置3までのパケットの送信においてパケットが経由する、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードのいずれかであってもよい。本実施の形態では、前者の場合について説明する。
ここで、中継ノードについて説明する。中継ノードとは、パケットをルーティングするルーティング機能を有しているものであり、いわゆる「ルータ」と呼ばれるものである。この中継ノードは、NAT機能を有してもよく、有しなくてもよい。すなわち、中継ノードは、アドレス変換を行わず、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継してもよく、アドレス変換を行い、プライベートアドレスとグローバルアドレスとの間でパケットを中継してもよい。「グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する」とは、中継ノードによって受信されたパケット、及び中継ノードから送信されたパケットの両者のヘッダに含まれるアドレス情報(送信元アドレス、及び送信先アドレスを含む情報)が、グローバルアドレスのアドレス情報であることを意味する。一方、「プライベートアドレスとグローバルアドレスとの間でパケットを中継する」とは、中継のために受信したパケット、及び送信したパケットのうち、いずれかのパケットのヘッダに含まれるアドレス情報にプライベートアドレスが含まれ、他方のパケットのヘッダに含まれるアドレス情報がグローバルアドレスのアドレス情報であることを意味する。なお、パケットを中継する場合には、パケットのペイロードに含まれる情報について変更を行ってもよく、行わなくてもよい。また、通信処理装置2も中継ノードに含まれる。
送信部14は、送信判断部11が反復パケットを送信すると判断した場合に、送信先設定部13が設定した送信先に反復パケットを送信する。なお、送信部14は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい(この場合には、送信部14と通信回線100との間に図示しない送信デバイスが存在することとなる)。また、送信部14は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
また、情報処理装置1は、第1のサーバ装置3から送信された情報を受信する機構を有してもよいが、それらの機構については図1において明示していない。すなわち、図1は、本実施の形態による情報処理装置1の特徴的な構成のみを示す図である。
通信処理装置2は、中継ノードのひとつであり、NAT機能を有している。すなわち、通信処理装置2は、アドレス変換を行い、プライベートアドレスとグローバルアドレスとの間でパケットを中継するものである。
第1のサーバ装置3は、情報処理装置1から送信された反復パケットを受信し、その反復パケットを用いて、所定の処理を行う。所定の処理とは、例えば、通信処理装置2のWAN側(通信回線100側)のグローバルアドレスが変更されたかどうかの判断処理や、通信処理装置2のWAN側のグローバルアドレスが変更されている場合に、第1のサーバ装置3において登録している通信処理装置2のアドレスを変更する処理等である。
第2のサーバ装置4は、情報処理装置1から送信された反復パケットを受信する。第2
のサーバ装置4は、その反復パケットに対して、どのような処理を行ってもよい。例えば、その反復パケットを受信した後に廃棄してもよく、その反復パケットを用いて、何らかの処理を行ってもよい。
次に、本実施の形態による情報処理装置の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)送信判断部11は、反復パケットを送信するかどうか判断する。そして、反復パケットを送信する場合には、ステップS102に進み、そうでない場合には、反復パケットを送信すると判断するまで、ステップS101の処理を繰り返す。
(ステップS102)送信先判断部12は、反復パケットを第1のサーバ装置3に送信するかどうか判断する。そして、第1のサーバ装置3に送信する場合には、その旨を送信先設定部13に伝えてステップS103に進み、第1のサーバ装置3に送信しない場合、すなわち、第1のサーバ装置3とは別の装置に送信する場合には、その旨を送信先設定部13に伝えてステップS104に進む。
(ステップS103)送信先設定部13は、反復パケットの送信先を第1のサーバ装置3に設定する。この送信先の設定は、例えば、所定のメモリに第1のサーバ装置3のIPアドレスを示す情報を書き込むことによって行われる。
(ステップS104)送信先設定部13は、反復パケットの送信先を第1のサーバ装置3とは別の装置、例えば、第2のサーバ装置4に設定する。この送信先の設定は、例えば、所定のメモリに第2のサーバ装置4のIPアドレスを示す情報を書き込むことによって行われる。
(ステップS105)送信部14は、ステップS103、あるいはステップS104で送信先設定部13が設定した送信先に反復パケットを送信する。そして、ステップS101に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、本実施の形態による情報処理システムの動作について、具体例を用いて説明する。この具体例において、通信処理装置2のポート維持時間は2分30秒であり、送信判断部11は、2分ごとに反復パケットを送信すると判断するものとする。また、送信先判断部12は、10個の反復パケットうち、1個の反復パケットを第1のサーバ装置3に送信するようにする。その他の9個の反復パケットは、第2のサーバ装置4に送信するようにする。また、送信先判断部12は、カウンタを有しており、反復パケットが送信されるたびにそのカウンタの値を1だけインクリメントするものとする。そして、そのカウンタの値の1桁目(最下位の桁)が「0」である場合に、反復パケットの送信先を第1のサーバ装置3に送信すると判断し、カウンタの値の1桁目が「0」以外である場合に、第2のサーバ装置4に送信すると判断するものとする。そのカウンタの初期値は「0」であるとする。また、情報処理装置1、通信処理装置2、第1のサーバ装置3、第2のサーバ装置4のIPアドレスは、以下のとおりであるとする。ここで、通信処理装置2のIPアドレスは、通信処理装置2のWAN側のIPアドレスである。
情報処理装置1:192.168.1.11
通信処理装置2:202.132.10.6
第1のサーバ装置3:155.32.10.10
第2のサーバ装置4:123.123.123.123
まず、情報処理装置1の電源が投入され、情報処理装置1が起動されたとする。すると
、送信判断部11は、反復パケットを送信するタイミングであると判断する(ステップS101)。この場合には、1回目の反復パケットの送信であり、送信先判断部12が有するカウンタの値が「0」であるので、送信先判断部12は、反復パケットを第1のサーバ装置3に送信すると判断し(ステップS102)、送信先設定部13は、反復パケットの送信先として第1のサーバ装置3のIPアドレス「155.32.10.10」を設定する(ステップS103)。送信部14は、送信先設定部13が設定した第1のサーバ装置3のIPアドレス「155.32.10.10」に対して、反復パケットを送信する(ステップS105)。なお、この反復パケットのペイロードには、情報処理装置1を識別する情報である装置識別情報が含まれるものとする。この装置識別情報は、例えば、情報処理装置1のMACアドレスである。この装置識別情報によって、第1のサーバ装置3は、情報処理装置1を識別することができる。
情報処理装置1から送信された反復パケットの送信元(ソース)IPアドレスは、通信処理装置2において「202.132.10.6」に変換される。また、通信処理装置2において、アドレスの変換と共に、送信元(ソース)ポートの変換(ポートの割り当て)も行われる。そして、アドレス等の変換後の反復パケットは、通信処理装置2から第1のサーバ装置3に送信され、第1のサーバ装置3において受信される。第1のサーバ装置3における反復パケットに対する処理の説明は省略する。
送信判断部11は、送信部14が反復パケットを送信したタイミングで、タイマをスタートさせる。また、送信先判断部12は、送信部14が反復パケットを送信したため、カウンタを1だけインクリメントさせる。ここでは、1回目の反復パケットの送信であったため、カウンタの値は「1」となる。
送信判断部11は、タイマの値が2分になると、反復パケットを送信するタイミングであると判断する(ステップS101)。この場合には、カウンタの値が「1」であるため、送信先判断部12は、反復パケットを第2のサーバ装置4に送信すると判断する(ステップS102)。その結果、送信先設定部13は、反復パケットの送信先として、第2のサーバ装置4のIPアドレス「123.123.123.123」を設定する(ステップS104)。送信部14は、送信先設定部13が設定した第2のサーバ装置4のIPアドレス「123.123.123.123」に対して、反復パケットを送信する(ステップS105)。この送信によって、送信判断部11においてタイマがリセットされて、計時が再度、再開される。また、送信先判断部12において、カウンタの値が1だけインクリメントされて「2」となる。
このようにして、カウンタの値が「2」から「9」までの場合には、カウンタの値が「1」の場合と同様に、第2のサーバ装置4に対して反復パケットを2分おきに送信する。情報処理装置1が起動されてから10番目の反復パケットが送信されると、タイマがリセットされると共に、カウンタが1だけインクリメントされ、「0」になる。ここで、カウンタの値は、10進数の1桁目の値のみを有するものであるとする。したがって、カウンタの値「9」がインクリメントされると、「0」となる。
その後、タイマの値が2分になると、送信判断部11は、反復パケットを送信するタイミングであると判断する(ステップS101)。この場合には、カウンタの値が「0」であるため、送信先判断部12は、反復パケットが第1のサーバ装置3に送信すると判断する(ステップS102)。その結果、送信先設定部13は、反復パケットの送信先として第1のサーバ装置3のIPアドレス「155.32.10.10」を設定する(ステップS103)。そして、送信部14は、反復パケットを第1のサーバ装置3に送信する(ステップS105)。このようにして、2分おきに反復パケットの送信が繰り返され、通信処理装置2におけるポートが維持される。
以上のように、本実施の形態による情報処理装置1では、第1のサーバ装置3に反復パケットを送信しないと送信先判断部12によって判断された場合に、反復パケットの送信先として、第1のサーバ装置3とは別の装置である、第2のサーバ装置4を送信先設定部13によって設定し、第2のサーバ装置4に反復パケットを送信することによって、第1のサーバ装置3に送信しないと判断された場合には、反復パケットが第1のサーバ装置3に送信されないようにすることができる。その結果、すべての反復パケットが第1のサーバ装置3に送信されていた場合に比べて、第1のサーバ装置3における処理負担を軽減させることができる。
一方、反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断された場合であっても、送信先設定部13において、反復パケットの送信先として第1のサーバ装置3とは別の装置を設定しておくことにより、通信処理装置2におけるポートを維持することができ、第1のサーバ装置3から通信処理装置2に送信されたパケットを、情報処理装置1において受信することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2による情報処理システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による情報処理システムは、反復パケットを中継する、NAT機能を有する通信処理装置において、反復パケットの送信先を変更し得るものである。
図3は、本実施の形態による情報処理システムの構成を示す図である。図3において、本実施の形態による情報処理システムは、情報処理装置5と、通信処理装置6と、第1のサーバ装置3と、第2のサーバ装置4とを備える。図3では、1個の情報処理装置5が通信処理装置6に接続されている場合について記載しているが、2個以上の情報処理装置が通信処理装置6に接続されていてもよい。情報処理装置5は、例えば、コンピュータ、電子レンジ、電話機、プリンタ、ファクシミリ装置、冷蔵庫、洗濯機、空調装置、テレビ、映像録画装置、セットトップボックス等であり、実施の形態1における情報処理装置1と同様に、反復パケットを反復して第1のサーバ装置3に送信するものである。通信処理装置6と、第1のサーバ装置3とは、有線または無線の通信回線100を介して接続されている。なお、図3では、1個の通信処理装置6が通信回線100に接続されている場合について記載しているが、2個以上の通信処理装置が通信回線100に接続されていてもよい。また、反復パケットなど、実施の形態1と共通して使用される用語等については、実施の形態1と同様のものであり、その説明を省略することがある。
情報処理装置5は、第1のサーバ装置3に対して、反復して送信されるパケットである反復パケットを送信する。反復パケットの送信については、実施の形態1や従来例と同様であり、その説明を省略する。
通信処理装置6は、情報処理装置5から第1のサーバ装置3に対して、反復して送信されるパケットである反復パケットを中継するものであり、NAT機能を有しており、受信部61と、変更判断部62と、送信先変更部63と、送信部64とを備える。
受信部61は、情報処理装置5から送信された反復パケットを受信する。なお、受信部61は、受信を行うための受信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい(この場合には、受信部61と情報処理装置5との間に図示しない受信デバイスが存在することとなる)。また、受信部61は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは受信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
変更判断部62は、受信部61が受信した反復パケットの送信先を変更するかどうか判断する。変更判断部62は、例えば、受信部61が受信した反復パケットのうち、所定の割合の反復パケットについて、その反復パケットの送信先を変更すると判断してもよく、あるいは、受信部61が受信した反復パケットのうち、所定の条件を充たす反復パケットについて、その反復パケットの送信先を変更すると判断してもよい。本実施の形態では、前者の場合について説明する。
送信先変更部63は、変更判断部62が反復パケットの送信先を変更すると判断した場合に、受信部61が受信した反復パケットの送信先を、第1のサーバ装置3とは別の装置に変更する。一方、変更判断部62が反復パケットの送信先を変更すると判断しなかった場合には、受信部61が受信した反復パケットに対する送信先の変更を行わない。
なお、第1のサーバ装置3とは別の装置とは、例えば、第1のサーバ装置3とは異なる第2のサーバ装置4であってもよく、情報処理装置5から第1のサーバ装置3までのパケットの送信においてパケットが経由する、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードのいずれかであってもよい。本実施の形態では、前者の場合について説明する。
ここで、通信処理装置6も中継ノードのひとつであり、NAT機能を有するため、パケットの送信先を変更する機能(例えば、パケットのヘッダに含まれている送信先のアドレスを変更する機能)を有することになる(このアドレスの変更は、WAN側から受け取ったパケットを情報処理装置5等のLAN側の装置に送信するために行われる)。しかしながら、この中継ノードのひとつとしての送信先の変更は、送信先変更部63による送信先の変更に含まれないものとする。すなわち、送信先変更部63による送信先の変更は、情報処理装置5から送信された反復パケットを、第1のサーバ装置3に到達させない目的で行われるものであるとする。
送信部64は、反復パケットを送信する。送信部64が送信する反復パケットは、送信先変更部63によって送信先の変更された反復パケット、あるいは、送信先変更部63によって送信先の変更されていない反復パケットである。なお、送信部64は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい(この場合には、送信部64と通信回線100との間に図示しない送信デバイスが存在することとなる)。また、送信部64は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
なお、通信処理装置6は、NAT機能を有しており、情報処理装置5または第1のサーバ装置3から送信されたパケットに対してアドレス変換を行う。したがって、通信処理装置6は、そのアドレス変換を行う機構や、第1のサーバ装置3から送信されたパケットを受信して、情報処理装置5に送信する機構等を有しているが、それらの機構等については、図3において明示していない。すなわち、図3は、本実施の形態による通信処理装置6の特徴的な構成のみを示す図である。
第1のサーバ装置3、及び第2のサーバ装置4は、実施の形態1において説明したものと同様のものであり、その説明を省略する。
次に、本実施の形態による通信処理装置6の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)受信部61は、パケットを受信したかどうか判断する。そして、パケットを受信した場合には、ステップS202に進み、そうでない場合には、パケットを受信するまで、ステップS201の処理を繰り返す。
(ステップS202)受信部61は、受信したパケットが反復パケットかどうか判断する。そして、反復パケットである場合には、ステップS203に進む。受信したパケットが反復パケットでない場合には、そのパケットを、送信先変更部63を介して送信部64に渡して、ステップS205に進む。
(ステップS203)変更判断部62は、受信された反復パケットの送信先を変更するかどうか判断する。そして、送信先を変更する場合には、送信先を変更する旨を送信先変更部63に伝えてステップS204に進み、そうでない場合には、送信先を変更しない旨を送信先変更部63に伝えてステップS205に進む。
(ステップS204)送信先変更部63は、受信部61が受信した反復パケットの送信先を変更する。この送信先の変更は、前述のように、反復パケットが第1のサーバ装置3に到達しないようにするために行われるものである。そして、送信先を変更した反復パケットを送信部64に渡す。
(ステップS205)送信部64は、受信されたパケットを送信する。その送信先は、送信先変更部63によって送信先が変更された場合には、変更後の送信先であり、変更されていない場合には、受信部61においてパケットが受信されたときの送信先と同じ送信先である。このときに、通信処理装置6は、NAT機能を有するため、送信されるパケットの送信元のIPアドレス、及びポートが、通信処理装置6のWAN側のIPアドレス、及びポートに変換される。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、本実施の形態による情報処理システムの動作について、具体例を用いて説明する。この具体例において、情報処理装置5は、通信処理装置6のポート維持時間よりも短い周期で反復パケットを送信するものとする。また、変更判断部62は、10個の反復パケットうち、1個の反復パケットが第1のサーバ装置3に到達するように送信先の変更を行うものとする。また、情報処理装置5、通信処理装置6、第1のサーバ装置3、第2のサーバ装置4のIPアドレスは、情報処理装置1、通信処理装置2がそれぞれ情報処理装置5、通信処理装置6となった以外、実施の形態1の具体例と同様であるとする。したがって、通信処理装置2のWAN側のIPアドレスは、グローバルアドレスである。さらに、パケットのヘッダには、反復パケットであるかどうかを示すフラグが含まれており、反復パケットである場合には、フラグに「1」が代入され、反復パケットでない場合には、フラグに「0」が代入されるものとする。受信部61は、そのフラグに代入されている値を参照することにより、受信したパケットが反復パケットかどうかを判断することができる。
まず、情報処理装置5から1個目の反復パケットが第1のサーバ装置3に送信されたとする。すると、その反復パケットは、受信部61において受信される(ステップS201)。その反復パケットのヘッダに含まれるフラグに「1」が代入されていることにより、受信部61は、受信したパケットが反復パケットであると判断する(ステップS202)。その反復パケットは、送信先変更部63に渡される。
反復パケットのヘッダには、送信元(情報処理装置5)のIPアドレス「192.168.1.11」と、送信先(第1のサーバ装置3)のIPアドレス「155.32.10.10」とが含まれている。変更判断部62は、その送信元と送信先のIPアドレスを参照し、その送信元から送信先に対して、過去に反復パケットが送信されたかどうか判断する。この場合には、1個目の反復パケットであるため、過去に送信されておらず、その場
合には、送信先の変更を行わないと判断する(ステップS203)。その結果、その反復パケットは、送信部64から送信され(ステップS205)、第1のサーバ装置3において受信される。
なお、変更判断部62は、1個目の反復パケットを受信すると、その反復パケットに関する情報を、反復パケットテーブルに登録する。図5は、反復パケットテーブルの一例を示す図である。反復パケットテーブルは、図5で示されるように、反復パケットの送信元のIPアドレスと、反復パケットの送信先のIPアドレスと、その反復パケットに関するカウンタのフィールドがある。ここで、カウンタとは、対応する送信元アドレスから、送信先アドレスに対して送信された反復パケットの個数を示す値の1桁目のみを示す値である。すなわち、カウンタの値「9」の次の値は、「0」となる。図5(a)の1番目のレコードは、情報処理装置5から送信された1個目の反復パケットに関するものである。
次に、情報処理装置5から2個目の反復パケットが第1のサーバ装置3に送信されると、その反復パケットも受信部61で受信される(ステップS201)。そして、反復パケットであると判断され(ステップS202)、送信先の変更が必要かどうか判断される。変更判断部62は、受信された反復パケットのアドレスに対応するレコードが反復パケットテーブルに登録されているかどうか判断する。この場合には、図5(a)の一番目のレコードが対応する。したがって、受信された反復パケットに対応するカウンタの値が「1」であるため、変更判断部62は、送信先を変更すると判断し(ステップS203)、送信先変更部63は、反復パケットに設定されている送信先のIPアドレスを、第2のサーバ装置4のIPアドレス「123.123.123.123」に変更する(ステップS204)。その結果、送信先が第2のサーバ装置4に変更された反復パケットが送信部64から送信される(ステップS205)。送信先が変更された反復パケットは、第2のサーバ装置4で受信されることになる。また、変更判断部62によって、図5(a)の1番目のレコードにおけるカウンタの値が「2」にインクリメントされる。同様にして、反復パケットに対応するカウンタの値が2〜9の場合にも、情報処理装置5から第1のサーバ装置3に送信された反復パケットの送信先が第2のサーバ装置4に変更され、その反復パケットは、第1のサーバ装置3に到達しないことになる。
一方、カウントの値がインクリメントされ図5(b)の1番目のレコードで示されるように「0」になったとする。その後、通信処理装置6が情報処理装置5から第1のサーバ装置3に送信された反復パケットを受信すると(ステップS201、S202)、カウントの値が「0」であるため、送信先の変更を行わないと判断され(ステップS203)、反復パケットが送信部64から第1のサーバ装置3に送信され、その反復パケットは、第1のサーバ装置3において受信される。
なお、反復パケットでないパケットが情報処理装置5から送信された場合には、受信部61において、反復パケットでないと判断され、送信先の変更が行われることなく、送信部64から、そのパケットの送信先に対して送信される。
以上のように、本実施の形態による通信処理装置6では、第1のサーバ装置3に反復パケットを送信しないと変更判断部62によって判断された場合に、反復パケットの送信先を、第1のサーバ装置3と別の装置である第2のサーバ装置4に送信先変更部63によって変更し、第2のサーバ装置4に反復パケットを送信することによって、第1のサーバ装置3に送信しないと判断された場合には、反復パケットが第1のサーバ装置3に送信されないようにすることができる。その結果、すべての反復パケットが第1のサーバ装置3に送信されていた場合に比べて、第1のサーバ装置3における処理負担を軽減させることができる。
一方、反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断された場合であっても、他の装置に反復パケットが送信されることにより、通信処理装置6におけるポートが維持されることになり、第1のサーバ装置3から通信処理装置6に送信されたパケットが、維持されているポートを介して情報処理装置5に送信されることになる(その経路については図示していない)。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3による情報処理システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による情報処理システムは、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する通信処理装置において反復パケットの送信先を変更し得るものである。
図6は、本実施の形態による情報処理システムの構成を示す図である。図6において、本実施の形態による情報処理システムは、情報処理装置5と、通信処理装置2と、通信処理装置7と、第1のサーバ装置3と、第2のサーバ装置4とを備える。なお、通信処理装置7は、NAT機能を有しておらず、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継するものである点以外は、実施の形態2による通信処理装置6と同様のものであり、その説明を省略する。すなわち、受信部71、変更判断部72、送信先変更部73、送信部74は、それぞれ、受信部61、変更判断部62、送信先変更部63、送信部64と同様のものである。なお、この通信処理装置7は、通信回線100における、情報処理装置5から第1のサーバ装置3までのパケットの送信において、パケットが経由する中継ノードである。また、情報処理装置5は、実施の形態2と同様のものであり、通信処理装置2、第1のサーバ装置3、第2のサーバ装置4は、実施の形態1と同様のものであり、それらの説明を省略する。
また、本実施の形態による通信処理装置7の動作についても、実施の形態2における通信処理装置6と同様であり、その説明を省略する。
以上のように、本実施の形態による通信処理装置7でも、第1のサーバ装置3に反復パケットを送信しないと判断された場合には、反復パケットが第1のサーバ装置3に送信しないようにすることができ、すべての反復パケットを第1のサーバ装置3に送信していた場合に比べて、第1のサーバ装置3における処理負担を軽減させることができる。
一方、反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断された場合であっても、すでにNAT機能を有する通信処理装置(図6では、通信処理装置2)を反復パケットが通過しているため、通信処理装置2におけるポートが維持されることになり、第1のサーバ装置3から通信処理装置2に送信されたパケットが、維持されているポートを介して情報処理装置5に送信されることになる。
このように、本実施の形態では、通信処理装置7が受信した反復パケットは、すでにNAT機能を有する通信処理装置(図6では、通信処理装置2)を通過しており、そのNAT機能を有する通信処理装置におけるポートの維持が行われているため、送信先変更部73は、変更判断部72によって反復パケットの送信先を変更すると判断された場合に、反復パケットの送信先を、第1のサーバ装置3とは別の装置としての通信処理装置7に変更してもよい。すなわち、通信処理装置7において、送信先を変更すると判断された反復パケットを廃棄してもよい。
または、送信先変更部73は、変更判断部72によって反復パケットの送信先を変更すると判断された場合に、反復パケットの送信先を、第1のサーバ装置3とは別の装置としての、その反復パケットの送信元の装置に変更してもよい。すなわち、送信先変更部73において、反復パケットのヘッダに含まれる送信元のアドレスを読み出し、反復パケット
の送信先アドレスを、その読み出した送信元のアドレスに変更してもよい。ここで、反復パケットの送信元の装置とは、例えば、反復パケットのヘッダに含まれる送信元のアドレスによって示される装置であり、本実施の形態の場合には、通信処理装置2においてアドレス変換が行われているため、通信処理装置2となる。また、この場合には、図7で示されるように、送信先変更部73によって送信先が通信処理装置2に変更された反復パケットが、送信部75から送信されることとなり、その反復パケットは通信処理装置2においてアドレス変換が行われ、情報処理装置5において受信される。なお、図7において、受信部71と、送信部75とは、物理的に同一の手段であってもよく、あるいは別の手段であってもよい。
このように、変更判断部72によって反復パケットの送信先を変更すると判断された場合に、送信先変更部73によって、反復パケットの送信先を通信処理装置7に変更する場合、あるいは、その反復パケットの送信元に変更する場合には、通信処理装置7から先に反復パケットが送信されないこととなり、WANにおける不要なトラフィックの増大を回避することができるというメリットも得られる。特に、通信処理装置7が、情報処理装置5からインターネット・エクスチェンジに至るまでのルータ(例えば、いわゆるキャリア内のルータ)である場合には、インターネット・エクスチェンジより先のインターネット網に不要なパケットを送信しないこととなり、インターネット網におけるトラフィックの増大を効果的に防止することができる。
また、本実施の形態において、送信先変更部73が反復パケットの送信先を情報処理装置5から第1のサーバ装置3までのパケットの送信においてパケットが経由する中継ノード(ただし、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継するものであるとする)に変更する場合には、その変更先の中継ノードは、通信処理装置7よりも第1のサーバ装置3に近い側に存在してもよく、あるいは、通信処理装置7よりも通信処理装置2に近い側に存在してもよい。
また、上記各実施の形態では、反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断されると、情報処理装置から第1のサーバ装置3までのパケットの送信においてパケットが経由する中継ノード(ただし、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継するものであるとする)を反復パケットの送信先として設定する場合について説明したが、反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断されると、情報処理装置から第1のサーバ装置3までの送信においてパケットが経由しない、他の中継ノード(ただし、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継するものであるとする)を反復パケットの送信先として設定してもよい。この場合には、その通信先の中継ノードを、第2のサーバ装置4と同様に考えることができる。したがって、上記各実施の形態において、第2のサーバ装置4には、情報処理装置から第1のサーバ装置3までのパケットの送信においてパケットが経由しない中継ノード(ただし、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継するものであるとする)も含まれるものとする。
また、上記各実施の形態において、送信先判断部12、変更判断部62、72が、反復パケットのうち、所定の割合の反復パケットについて、その反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断する場合について主に説明したが、前述のように、送信先判断部12等は、反復パケットのうち、所定の条件を充たすものについて、その反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断してもよい。例えば、反復パケットがTCPのパケットである場合には、そのパケットのヘッダにTCPシーケンス番号が含まれている。送信先判断部12等は、反復パケットに含まれるTCPシーケンス番号を参照し、その番号が所定の条件(例えば、シーケンス番号を10進数で示した場合に、1桁目の値が0以外であることなど)を充たす場合には、反復パケットが第1のサーバ装置3に到達しない寿命を設定すると判断してもよい。
また、例えば、実施の形態2、3において、情報処理装置5から送信される反復パケットに、反復パケットの送信回数を示すカウント値が含まれており、そのカウント値が所定の条件を充たすかどうか(例えば、カウント値の1桁目の値が0以外であるかどうかなど)に応じて、反復パケットの寿命を変更するかどうかを判断してもよい。あるいは、情報処理装置5から送信される反復パケットに第1のサーバ装置3まで到達する必要のあるパケットであるかどうかを示す情報が含まれており、その情報に応じて、反復パケットの寿命を変更するかどうかを判断してもよい。
なお、「反復パケットのうち、所定の条件を充たすものについて、その反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断する」とは、所定の条件Aを充たす反復パケットについて、第1のサーバ装置3送信しないと判断することであってもよく、条件Aを充たさない反復パケットについて、第1のサーバ装置3に送信すると判断することであってもよく、その両方の判断を行うことであってもよい。
また、上記各実施の形態では、情報処理装置が、通信処理装置を1個だけ介して通信回線100に接続される場合について説明したが、複数の通信処理装置を介して通信回線100に接続されてもよい(すなわち、多段接続の通信処理装置が構成されていてもよい)。
また、上記各実施の形態において、送信先判断部12等によって反復パケットを第1のサーバ装置3に送信しないと判断された場合に、第2のサーバ装置4に送信する場合について主に説明したが、そのように判断された場合に、前述のように、情報処理装置から第1のサーバ装置3までのパケットの送信においてパケットが経由する中継ノード(ただし、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継するものであるとする)のいずれかに送信するようにしてもよい。この場合には、その中継ノードのアドレスを知る必要があるが、その中継ノードのアドレスは、手入力等によって情報処理装置1等に設定されてもよく、あるいは、第1のサーバ装置3までのトレースルートを実行することによって、その中継ノードのアドレスを検出するようにしてもよい。ここで、トレースルートについて簡単に説明しておく。例えば、情報処理装置1から第1のサーバ装置3に対してトレースルートを実行することにより、図8で示される結果が得られる。図8において、各行がひとつの中継ノードに対応している(厳密には、最後の行は中継ノードではなく第1のサーバ装置3に対応している)。各行の一番右側の情報が、中継ノードのIPアドレスである。また、このトレースルートでは、ひとつのTTL(Time To Live)の値に対して3個のパケットを送信している。その3個のパケットの返信までの時間が、各行に含まれる。各行の一番左側の情報は、情報処理装置1からの中継ノードの個数である。したがって、図8で示されるトレースルートの結果から、アドレスが「155.32.10.10」である第1のサーバ装置3に至るまでの、グローバルアドレスを有するいずれかの中継ノード(例えば、IPアドレスが「155.32.10.4」の中継ノード)を、変更後のアドレスとして用いてもよい。
また、上記各実施の形態では、通信処理装置2、6がNATの機能を有するものであると説明したが、通信処理装置2、6は、NATの機能に代えて、あるいはNATの機能と共にパケットフィルタリングのファイアウォール(Firewall)の機能を有するものであってもよい。ここで、パケットフィルタリングとは、例えば、前述の受信フィルタルールに基づいた受信パケットの選択を行うものである。通信処理装置2等が、そのような受信フィルタルールに基づいたファイアウォール機能を有する場合、LAN側(情報処理装置1、5側)からWAN側(通信回線100側)への反復パケットの送信によって通信処理装置2等に送信履歴を残すことで、第1のサーバ装置3から通信処理装置2等に送信されたパケットを受け付けることができるようになる。
また、上記各実施の形態では、サーバ装置をIPアドレスによって特定する場合について説明したが、サーバ装置をドメイン名(例えば、server.pana.netなど)によって特定してもよい。この場合には、そのドメイン名がDNSサーバを用いて、IPアドレスに変換されることにより、サーバ装置を特定することができる。
また、上記各実施の形態における通信プロトコルは、例えば、IPv4(Internet Protocol version 4)であってもよく、あるいは、IPv6(Internet Protocol version 6)であってもよい。
また、上記各実施の形態において、反復パケットがUDPとTCPのパケットである場合について説明したが、反復パケットは、反復して送信されるパケットであれば、それら以外のパケットであってもよい。
また、上記各実施の形態において、反復パケットの送信タイミングを、タイマを用いて計時する場合について説明したが、タイマに代えて、例えば、時計やクロック信号等を用いてもよく、その計時の手段は問わない。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。なお、上記各実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、サーバ装置に対して、1以上の通信処理装置を介してパケットを送信する処理を実行させるためのプログラムであって、反復して送信されるパケットである反復パケットを送信するかどうか判断する送信判断ステップと、前記反復パケットを前記サーバ装置に送信するかどうか判断する送信先判断ステップと、前記送信先判断ステップにおいて前記反復パケットを前記サーバ装置に送信しないと判断された場合に、前記反復パケットの送信先を、前記サーバ装置とは別の装置に設定し、前記送信先判断ステップにおいて前記反復パケットを前記サーバ装置に送信すると判断された場合に、前記反復パケットの送信先を、前記サーバ装置に設定する送信先設定ステップと、前記送信判断ステップで反復パケットを送信すると判断した場合に、前記送信先設定ステップで設定した送信先に反復パケットを送信する送信ステップと、を実行させるためのものである。
また、上記各実施の形態における通信処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、情報処理装置からサーバ装置に対して、反復して送信されるパケットである反復パケットを中継する処理を実行させるためのプログラムであって、前記反復パケットを受信する受信ステップと、前記受信ステップで受信した反復パケットの送信先を変更するかどうか判断する変更判断ステップと、前記変更判断ステップで前記反復パケットの送信先を変更すると判断した場合に、前記受信ステップで受信した反復パケットの送信先を、前記サーバ装置とは別の装置に変更する送信先変更ステップと、前記反復パケットを送信する送信ステップと、を実行させるためのものである。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信
ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明による情報処理装置等は、情報処理装置から送信する反復パケットのうち、いくらかの反復パケットをサーバ装置に送信しないようにすることができ、サーバ装置における処理負担を軽減させることができる情報処理装置等として有用である。
本発明の実施の形態1による情報処理システムの構成を示すブロック図 同実施の形態による情報処理装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2による情報処理システムの構成を示すブロック図 同実施の形態による通信処理装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態における反復パケットテーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態3による情報処理システムの構成を示すブロック図 同実施の形態による情報処理システムの構成を示すブロック図 同実施の形態におけるトレースルートを説明するための図
符号の説明
1、5 情報処理装置
2、6、7 通信処理装置
3 第1のサーバ装置
4 第2のサーバ装置
11 送信判断部
12 送信先判断部
13 送信先設定部
14、64、74、75 送信部
61、71 受信部
62、72 変更判断部
63、73 送信先変更部

Claims (21)

  1. サーバ装置に対して、1以上の通信処理装置を介してパケットを送信する情報処理装置であって、
    反復して送信されるパケットである反復パケットを送信するかどうか判断する送信判断部と、
    前記反復パケットを前記サーバ装置に送信するかどうか判断する送信先判断部と、
    前記送信先判断部によって前記反復パケットを前記サーバ装置に送信しないと判断された場合に、前記反復パケットの送信先を、前記サーバ装置とは別の装置に設定し、前記送信先判断部によって前記反復パケットを前記サーバ装置に送信すると判断された場合に、前記反復パケットの送信先を、前記サーバ装置に設定する送信先設定部と、
    前記送信判断部が反復パケットを送信すると判断した場合に、前記送信先設定部が設定した送信先に反復パケットを送信する送信部と、を備えた情報処理装置。
  2. 前記サーバ装置とは別の装置は、前記サーバ装置とは異なる第2のサーバ装置である、請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記サーバ装置とは別の装置は、前記情報処理装置から前記サーバ装置までのパケットの送信においてパケットが経由する、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードのいずれかである、請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記送信先判断部は、送信される反復パケットのうち、所定の割合の反復パケットについて、当該反復パケットを前記サーバ装置に送信しないと判断する、請求項1から3のいずれか記載の情報処理装置。
  5. 前記送信先判断部は、送信される反復パケットのうち、所定の条件を充たす反復パケットについて、当該反復パケットを前記サーバ装置に送信しないと判断する、請求項1から3のいずれか記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置からサーバ装置に対して、反復して送信されるパケットである反復パケットを中継する通信処理装置であって、
    前記反復パケットを受信する受信部と、
    前記受信部が受信した反復パケットの送信先を変更するかどうか判断する変更判断部と、前記変更判断部が前記反復パケットの送信先を変更すると判断した場合に、前記受信部が受信した反復パケットの送信先を、前記サーバ装置とは別の装置に変更する送信先変更部と、
    前記反復パケットを送信する送信部と、を備えた通信処理装置。
  7. 前記変更判断部は、送信される反復パケットのうち、所定の割合の反復パケットについて、当該反復パケットの送信先を変更すると判断する、請求項6記載の通信処理装置。
  8. 前記変更判断部は、送信される反復パケットのうち、所定の条件を充たす反復パケットについて、当該反復パケットの送信先を変更すると判断する、請求項6記載の通信処理装置。
  9. 前記通信処理装置は、NAT機能を有するものである、請求項6から8のいずれか記載の通信処理装置。
  10. 前記通信処理装置は、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継するルータである、請求項6から8のいずれか記載の通信処理装置。
  11. 前記通信処理装置は、前記情報処理装置からインターネット・エクスチェンジに至るまでのルータである、請求項10記載の通信処理装置。
  12. 前記サーバ装置とは別の装置は、前記サーバ装置とは異なる第2のサーバ装置である、請求項6から11のいずれか記載の通信処理装置。
  13. 前記サーバ装置とは別の装置は、前記情報処理装置から前記サーバ装置までのパケットの送信においてパケットが経由する、グローバルアドレスからグローバルアドレスにパケットを中継する中継ノードのいずれかである、請求項6から11のいずれか記載の通信処理装置。
  14. 前記サーバ装置とは別の装置は、前記反復パケットの送信元の装置である、請求項10または11記載の通信処理装置。
  15. 前記サーバ装置とは別の装置は、前記通信処理装置である、請求項10または11記載の通信処理装置。
  16. 請求項1から5のいずれか記載の情報処理装置と、前記1以上の通信処理装置と、前記サーバ装置とを備えた情報処理システム。
  17. 請求項6から15のいずれか記載の通信処理装置と、前記反復パケットを送信する前記情報処理装置と、前記サーバ装置とを備えた情報処理システム。
  18. サーバ装置に対して、1以上の通信処理装置を介してパケットを送信する情報処理方法であって、
    反復して送信されるパケットである反復パケットを送信するかどうか判断する送信判断ステップと、
    前記反復パケットを前記サーバ装置に送信するかどうか判断する送信先判断ステップと、前記送信先判断ステップにおいて前記反復パケットを前記サーバ装置に送信しないと判断された場合に、前記反復パケットの送信先を、前記サーバ装置とは別の装置に設定し、前記送信先判断ステップにおいて前記反復パケットを前記サーバ装置に送信すると判断された場合に、前記反復パケットの送信先を、前記サーバ装置に設定する送信先設定ステップと、
    前記送信判断ステップで反復パケットを送信すると判断した場合に、前記送信先設定ステップで設定した送信先に反復パケットを送信する送信ステップと、を備えた情報処理方法。
  19. 情報処理装置からサーバ装置に対して、反復して送信されるパケットである反復パケットを中継する通信処理方法であって、
    前記反復パケットを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信した反復パケットの送信先を変更するかどうか判断する変更判断ステップと、
    前記変更判断ステップで前記反復パケットの送信先を変更すると判断した場合に、前記受信ステップで受信した反復パケットの送信先を、前記サーバ装置とは別の装置に変更する送信先変更ステップと、
    前記反復パケットを送信する送信ステップと、を備えた通信処理方法。
  20. コンピュータに、
    サーバ装置に対して、1以上の通信処理装置を介してパケットを送信する処理を実行させ
    るためのプログラムであって、
    反復して送信されるパケットである反復パケットを送信するかどうか判断する送信判断ステップと、
    前記反復パケットを前記サーバ装置に送信するかどうか判断する送信先判断ステップと、前記送信先判断ステップにおいて前記反復パケットを前記サーバ装置に送信しないと判断された場合に、前記反復パケットの送信先を、前記サーバ装置とは別の装置に設定し、前記送信先判断ステップにおいて前記反復パケットを前記サーバ装置に送信すると判断された場合に、前記反復パケットの送信先を、前記サーバ装置に設定する送信先設定ステップと、
    前記送信判断ステップで反復パケットを送信すると判断した場合に、前記送信先設定ステップで設定した送信先に反復パケットを送信する送信ステップと、を実行させるためのプログラム。
  21. コンピュータに、
    情報処理装置からサーバ装置に対して、反復して送信されるパケットである反復パケットを中継する処理を実行させるためのプログラムであって、
    前記反復パケットを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで受信した反復パケットの送信先を変更するかどうか判断する変更判断ステップと、
    前記変更判断ステップで前記反復パケットの送信先を変更すると判断した場合に、前記受信ステップで受信した反復パケットの送信先を、前記サーバ装置とは別の装置に変更する送信先変更ステップと、
    前記反復パケットを送信する送信ステップと、を実行させるためのプログラム。
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