JP2014171017A - 通信情報検出装置、方法、及びプログラム - Google Patents

通信情報検出装置、方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高い汎用性を持って、様々な通信装置のIPv6の利用形態を把握する技術を提供する。
【解決手段】通信情報検出装置2000は、メッセージ送信部2020、メッセージ受信部2040、及びアドレス抽出部2060を有し、ネットワーク4000を介してノード3000と接続されている。メッセージ送信部2020は、ネットワーク4000上に、ノード3000が保持するIPv6アドレスに含まれていないネットワークプレフィックスを示すRA(Router Advertisement)メッセージを送信する。
メッセージ受信部2040は、メッセージ送信部2020が送信したRAメッセージを受信したノード3000によって送信されたNSメッセージを受信する。アドレス抽出部2060は、メッセージ受信部2040が受信したNSメッセージから、ノード3000のレイヤ2アドレスを抽出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、IPv6(Internet Protocol version 6)技術に関する。
現在、パソコンや携帯機器等の様々な端末において、既に、IPv6がサポートされており、ネットワークには既にIPv6パケットが流れている。また、今後新たに取得されるグローバルアドレスは、IPv6アドレスしかなく、今後、更に急速に、ネットワークのIPv6化が進むことになる。これにより、IPv4とIPv6とが混在する環境が今後拡大していくことになる。
ここで、IPv6アドレスを扱う先行技術文献として、以下に示す特許文献1〜4がある。
再表2008−013218号公報 特開2007−124216号公報 特開2007−053681号公報 特開2006−287299号公報
現状、公衆網だけでなく、企業網等のプライベート網においても、IPv6の利用形態が把握されていない状況にある。例えば、或るネットワーク内における各端末に関しIPv4アドレスは管理されている可能性が高いが、各端末がIPv6をサポートしているか否か、各端末がIPv6通信を行っているか否か等については、管理されていない。
このような状況は、IPv6の次のような特性により説明される。まず、IPv6では、1つのネットワークインタフェースに複数のIPv6アドレスが設定される。IPv6アドレスには、リンクローカルスコープ、グローバルスコープ、ユニークローカルスコープ等のようなスコープが設けられており、これらスコープに応じて、リンクローカルアドレス、グローバルアドレス、ユニークローカルアドレス等のような複数のIPv6アドレスが設定される。
また、IPv6には、アドレス自動設定機能がある。例えば、リンクローカルアドレスは、IPv6プロトコルスタック起動時に、データリンク層アドレス(MAC(Media Access Control)アドレス等)に応じて自動的に設定される。また、グローバルアドレスは、RA(Router Advertisement)やDHCPv6(IPv6用のDynamic Host Configuration Protocol)に応じて、自動的に設定される。その他、IPv6アドレスは手動でも設定可能である。更に、IPv6アドレスは、状態管理されており、RFC(Request for Comments)3041で定義されるテンポラリアドレスのように更新されるアドレスや、期限切れで捨てられるアドレスも存在し得る。
このように、IPv6環境では、各通信装置には、ユーザが意図しない状態で、複数のIPv6アドレスがそれぞれ設定され、設定されたIPv6アドレスが時間に応じて更新される。従って、IPv6の利用形態を正確に把握することは非常に困難である。
しかしながら、このような非管理状態のままでIPv6の導入が進めば、或る種の混沌状態に陥る可能性がある。このような混沌状態では、通信不可、通信遅延等の通信障害が発生する可能性がある。例えば、IPv4からIPv6へ移行するために、各端末の通信スタックは、IPv6通信を優先実行し、IPv6通信に失敗した場合に、IPv4通信を行うというフォールバック処理を行う。このフォールバック処理では、通常、IPv6通信の失敗と判断するのに待ち時間が設定されるため、これにより通信遅延が生じることになる。
従って、IPv6導入において、上述のような混沌状態を正しく整理し、通信障害の影響を低減させることが重要となる。即ち、ネットワーク内のIPv6の利用形態を正しく把握することが重要となる。但し、この把握にあたり、非検出側に多くの制約を設けたのでは、現状の膨大な数かつ様々な形態のネットワークに対応することができなくなってしまう。非検出側への制約には、例えば、非検出側となる各通信装置への機能追加や機能修正の必要性、ネットワーク形態の条件等がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、高い汎用性を持って、様々な通信装置のIPv6の利用形態を把握する技術を提供する。
本発明が提供する通信情報検出装置は、IPv6のプロトコルスタックを持つIPv6ノードが接続されているネットワーク上に、ネットワークプレフィックスを示すRA(Router Advertisement)メッセージを送信するメッセージ送信手段と、前記RAメッセージを受信した前記IPv6ノードによって送信された、該ノードのレイヤ2アドレスを示すNS(Neighbor Solicitation)メッセージを受信するメッセージ受信手段と、前記NSメッセージから、前記IPv6ノードのレイヤ2アドレスを抽出するアドレス抽出手段を有する。
本発明が提供するプログラムは、コンピュータに、通信情報検出装置として動作する機能を持たせるプログラムである。当該プログラムは、前記コンピュータに、本発明が提供する通信情報検出装置の各機能構成部が有する機能を持たせる。
本発明が提供する方法は、コンピュータが、通信情報検出装置として動作する方法である。当該方法は、前記コンピュータが、IPv6のプロトコルスタックを持つIPv6ノードが接続されているネットワーク上に、ネットワークプレフィックスを示すRA(Router Advertisement)メッセージを送信するメッセージ送信ステップと、前記コンピュータが、前記RAメッセージを受信した前記IPv6ノードによって送信された、該ノードのレイヤ2アドレスを示すNS(Neighbor Solicitation)メッセージを受信するメッセージ受信ステップと、前記コンピュータが、前記NSメッセージから、前記IPv6ノードのレイヤ2アドレスを抽出するアドレス抽出ステップを有する。
上記各態様によれば、高い汎用性を持って、様々な通信装置のIPv6の利用形態を把握する技術を提供することができる。
実施形態1に係る通信情報検出装置を示すブロック図である。 IPv6ルータがRAメッセージを送信する様子を概念的に示す図である。 IPv6ノードが行うDAD処理を概念的に示す図である。 IPv6ノードが行うDAD処理を概念的に示す図である。 通信情報検出装置がRAメッセージを送信する様子を概念的に示す図である。 実施形態1の通信情報検出装置のハードウエア構成の例を示すブロック図である。 実施形態1の通信情報検出装置によるOne−shot RA処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態2に係る通信情報検出装置を示すブロック図である。 実施形態2の通信情報検出装置の動作を概念的に示す図である。 実施形態2の通信情報検出装置によるOne−shot RA処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態3に係る通信情報検出装置を示すブロック図である。 実施形態3の通信情報検出装置によるOne−shot RA処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態4に係る通信情報検出装置を示すブロック図である。 実施形態4の通信情報検出装置によるOne−shot RA処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る通信情報検出装置2000を示すブロック図である。図1において、矢印は情報の流れを示している。図1において、各機能構成部は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。
<想定環境>
通信情報検出装置2000は、ネットワーク4000に接続されている。ネットワーク4000は、有線で構成されるネットワークでもよいし、無線で構成されるネットワークでもよいし、有線と無線とが混在して構成されるネットワークでもよい。
通信情報検出装置2000は、ネットワーク4000を介して、ノード3000と通信可能に接続されている。ここで、ノードとは、PC(Personal Computer)、サーバマシン、又は携帯型計算機などの計算機を指す。また、ノードは、物理的な計算機であってもよいし、仮想的な計算機であってもよい。仮想的な計算機は、例えば仮想マシンである。
ノード3000は、IPv6プロトコルスタックを持つ。以下、IPv6プロトコルスタックを持つノードを、IPv6ノードと表記する。したがって、ノード3000は、IPv6ノードである。ノード3000は、複数存在してもよい。
IPv6のプロトコルスタックを持つノード3000は、IPv6アドレスの生成、及び保持ができる。「IPv6ノードがIPv6アドレスを保持する」とは、そのIPv6ノードが、そのIPv6アドレスを利用し、ネットワーク4000上の別のノード、ルータ、又は通信情報検出装置2000などと通信可能であることを意味する。
IPv6アドレスは、ネットワークプレフィックスを含むアドレスである。2000:0001:0000:000AというIPv6アドレスは、例えば2000:0001というネットワークプレフィックスを含んでいる。ネットワークプレフィックスは、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルのネットワーク層(レイヤ3)レベルにおけるサブネットワークの識別子である。ネットワークプレフィックスが共通しているIPv6アドレスをそれぞれ持つ各ノードは、レイヤ3レベルで同じサブネットワークに属している。
ノード3000は、レイヤ2アドレスが割り当てられたネットワークインタフェースを備える。ノード3000は、このネットワークインタフェースを介して、ネットワーク4000と接続されている。以下、ノード3000が、あるレイヤ2アドレスを割り当てられているネットワークインタフェースを備えていることを、ノード3000が、そのレイヤ2アドレスを保持しているとも表記する。
ノード3000は、複数のネットワークインタフェースを有してもよい。ノード3000が複数のネットワークインタフェースを有する場合、ノード3000は、各ネットワークインタフェースのレイヤ2アドレスを保持する。したがってこの場合、ノード3000は、複数のレイヤ2アドレスを保持する。
ここで、レイヤ2アドレスは、OSI参照モデルのデータリンク層(レイヤ2)で扱われるアドレスである。レイヤ2アドレスは、例えばイーサネット(登録商標)プロトコルにおけるMACアドレスである。
ノード3000が備えるネットワークインタフェースは、物理的なネットワークインタフェースであってもよいし、仮想的なネットワークインタフェースであってもよい。例えば、仮想的なネットワークインタフェースは、仮想マシンが備える仮想NIC(Network Interface Card)である。
上述した想定環境の下、通信情報検出装置2000は、ネットワーク4000上の各ノードによるIPv6の利用形態を検出する。具体的には、通信情報検出装置2000は、IPv6プロトコルスタックを有するノード(ノード3000)を検出することで、ネットワーク4000上の、どのノードによって、IPv6が利用されているかを割り出す。
ここで、上述したように、各ノード3000は、レイヤ2アドレスを保持している。そこで、通信情報検出装置2000は、ノード3000が保持するレイヤ2アドレスを検出することで、ノード3000を検出する。
以下、通信情報検出装置2000が、IPv6プロトコルスタックを有するノード3000を検出する処理を、One−shot RA処理と表記する。ここで、ノードがIPv6プロトコルを有することは、そのノードが、IPv6を利用して通信を行うことができることを意味する。したがって、One−shot RA処理は、ネットワーク4000上のノードの中から、IPv6を利用して通信可能であるノードを検出する処理であるとも言い換えられる。
<メッセージ送信部2020>
通信情報検出装置2000は、メッセージ送信部2020を有する。メッセージ送信部2020は、ネットワーク4000上に、ノード3000が保持するIPv6アドレスに含まれていないネットワークプレフィックスを示すRA(Router Advertisement)メッセージを送信する。具体的には、通信情報検出装置2000は、このRAメッセージを、レイヤ2レベルでブロードキャストする。
RAメッセージは、IPv6プロトコルで規定されている。RAメッセージは、例えばIPv6パケットのルーティングを行うルータによって利用される。以下、IPv6パケットのルーティングを行うルータを、IPv6ルータと表記する。
IPv6ルータは、自身が管理するサブネットワークのネットワークプレフィックスを示すRAメッセージを、レイヤ2レベルでブロードキャストする。こうすることで、IPv6ルータは、そのIPv6ルータと通信可能なノードに対し、そのIPv6ルータが管理しているサブネットワークのネットワークプレフィックスを通知する。
メッセージ送信部2020が送信するRAメッセージは、ノード3000が、NS(Neighbor Solicitation)メッセージを送信することを誘発する。具体的には、ノード3000は、メッセージ送信部2020が送信したRAメッセージを受信すると、NSメッセージを、レイヤ2レベルでブロードキャストする。ノード3000のレイヤ2アドレスは、NSメッセージのソースアドレスとして格納されている。RAメッセージによって、ノード3000によるNSメッセージの送信が誘発される理由は、後述する。
<メッセージ受信部2040>
通信情報検出装置2000は、メッセージ受信部2040を有する。メッセージ受信部2040は、メッセージ送信部2020が送信したRAメッセージを受信したノード3000によって送信されたNSメッセージを受信する。
<アドレス抽出部2060>
通信情報検出装置2000は、アドレス抽出部2060を有する。アドレス抽出部2060は、メッセージ受信部2040が受信したNSメッセージから、ノード3000のレイヤ2アドレスを抽出する。上述したように、ノード3000のレイヤ2アドレスは、ノード3000が送信したNSメッセージに、ソースアドレスとして格納されている。そこで、メッセージ受信部2040は、受信したNSメッセージから、ソースアドレスとして格納されているレイヤ2アドレスを抽出する。
<RAメッセージによるNSメッセージ送信の誘発>
上述したように、メッセージ送信部2020が送信するRAメッセージは、ノード3000によるNSメッセージの送信を誘発する。以下、その理由を説明する。
IPv6ノードは、RAメッセージを受信した場合に、受信したRAメッセージが示すネットワークプレフィックスを含むIPv6アドレスを自動生成する機能を持つ。この機能は、SLAAC(Stateless Address Autoconfiguration)機能と呼ばれる。
さらに、IPv6ノードは、新たなIPv6アドレスを生成した後、そのIPv6アドレスを保持する前に、そのIPv6アドレスが他のノードによって保持されていないことを確認する処理を行う。この処理は、DAD(Duplicate Address Detection)処理と呼ばれる。DAD処理を行うことで、IPv6ノードは、他のIPv6ノードと同じIPv6アドレスを保持することを避ける。
具体的には、DAD処理は、以下に示す処理である。まず、DAD処理を行うIPv6ノードは、新たに生成したIPv6アドレスを示すNSメッセージを、レイヤ2レベルでブロードキャストする。NSメッセージは、IPv6で規定されているメッセージである。上記IPv6ノードは、上記IPv6アドレスを、上記NSメッセージに、ターゲットアドレスとして格納する。
NSメッセージを受信したIPv6ノードは、NSメッセージが示すIPv6アドレスと、そのIPv6ノードが保持しているIPv6アドレスが同一であるか否かを確認する。NSメッセージを受信したIPv6ノードが保持するIPv6アドレスと、NSメッセージが示すIPv6アドレスが同一である場合、このIPv6ノードは、NSメッセージを送信したIPv6ノードに対して、NA(Neighbor Advertisement)メッセージを送信する。NAメッセージは、IPv6で規定されている。
DAD処理を行うIPv6ノードは、他のIPv6ノードからNAメッセージを受信した場合、生成したIPv6アドレスが、他のIPv6ノードによって保持されていると判断する。その結果、DAD処理を行うIPv6ノードは、生成したIPv6アドレスを保持しない。
一方、DAD処理を行うIPv6ノードは、例えばNSメッセージを送信してから所定時間が経過しても、他のIPv6ノードからNAメッセージを受信しない場合、生成したIPv6アドレスが、他のIPv6ノードによって保持されていないと判断する。その結果、DAD処理を行うIPv6ノードは、生成したIPv6アドレスを保持する。
図2は、IPv6ルータがRAメッセージを送信する様子を概念的に示す図である。図2において、IPv6ルータは、RAメッセージをレイヤ2レベルでブロードキャストする。ノード1〜ノード4は、このRAメッセージを受信する。そして、ノード1〜ノード4はそれぞれ、DAD処理のために、NSメッセージを、レイヤ2レベルでブロードキャストする。
図3及び図4は、IPv6ノードが行うDAD処理を概念的に示す図である。図3は、あるIPv6ノードが生成したIPv6アドレスが、他のIPv6ノードによって保持されている場合におけるDAD処理を示している。ノード1は、新たなIPv6アドレスとして、IPv6アドレスXを生成する。そして、ノード1は、IPv6アドレスXが、他のIPv6ノードによって保持されていないことを確かめるために、DAD処理を行う。具体的には、ノード1は、ターゲットアドレスにIPv6アドレスXを格納したNSメッセージを、レイヤ2レベルでブロードキャストする。
ノード1と同じネットワークに接続されているノード2〜ノード4はそれぞれ、ノード1が送信したNSメッセージを受信する。ここで、ノード2は、ノード1がDAD処理を行う前から、IPv6アドレスXを保持しているノードである。したがって、ノード2は、ノード1からNSメッセージを受信した後、ノード1に対してNAメッセージを送信する。
ノード1は、ノード2からNAメッセージを受信する。これにより、ノード1は、生成したIPv6アドレスXが、他のノードによって保持されていると判断する。その結果、ノード1は、IPv6アドレスXを保持しないことを決定する。
一方、図4は、あるIPv6ノードが生成したIPv6アドレスが、他のIPv6ノードによって保持されていない場合のDAD処理を示している。図3と同様に、ノード1は、IPv6アドレスXを生成した後、ターゲットアドレスにIPv6アドレスXを格納したNSメッセージを、レイヤ2レベルでブロードキャストする。
図4の場合、ノード2〜ノード4は、IPアドレスXを保持していない。そのため、ノード1は、所定時間が経過しても、NAメッセージを受信しない。これにより、ノード1は、IPv6アドレスXが、他のノードによって保持されていないと判断する。その結果、ノード1は、IPv6アドレスXを保持することを決定する。
以上のように、IPv6ノードは、RAメッセージを受信すると、SLAAC機能によって、RAメッセージが示すネットワークプレフィックスを含む新たなIPv6アドレスを生成する。さらに、IPv6ノードは、生成したIPv6アドレスが、他のIPv6ノードによって保持されていないことを確かめるために、NSメッセージを送信するDAD処理を行う。ここで、ノード3000は、IPv6ノードであるため、RAメッセージを受信すると、上述した一連の動作をする。
そこで、通信情報検出装置2000は、メッセージ送信部2020によって、RAメッセージを、レイヤ2レベルでブロードキャストする。こうすることで、通信情報検出装置2000は、RAメッセージを受信したノード3000が、新たなIPv6アドレスを生成した後に、そのIPv6アドレスを示すNSメッセージを送信することを誘発する。このように、メッセージ送信部2020が送信するRAメッセージは、ノード3000にNSメッセージを送信させる「呼び水」となる。そして、通信情報検出装置2000は、メッセージ受信部2040によって、ノード3000が送信したNSメッセージを受信する。
図5は、通信情報検出装置2000がRAメッセージを送信する様子を概念的に示す図である。図5において、通信情報検出装置2000は、RAメッセージを、レイヤ2レベルでブロードキャストする。RAメッセージを受信したノード1〜ノード4はそれぞれ、DAD処理のためのNSメッセージを、レイヤ2レベルでブロードキャストする。通信情報検出装置2000は、これらのNSメッセージを受信する。
<RAメッセージが示すネットワークプレフィックス>
通信情報検出装置2000は、ノード3000によるNSメッセージの送信を誘発することを目的として、RAメッセージを送信する。したがって、メッセージ送信部2020が送信するRAメッセージが示すネットワークプレフィックスは、IPv6ルータが管理するサブネットワークのプレフィックスとして用いられない、非実用的な値であることが好ましい。
そこで、例えばメッセージ送信部2020は、ノード3000によって保持されていないと推測されるネットワークプレフィックスを、RAが示すネットワークプレフィックスとする。
メッセージ送信部2020が、ノード3000が保持するIPv6アドレスに含まれていないネットワークプレフィックスを推測する方法は様々である。例えば、通信情報検出装置2000は、ネットワーク4000上のIPv6ルータが管理するサブネットワークのネットワークプレフィックス以外のネットワークプレフィックスが、ノード3000が保持するIPv6アドレスに含まれていないネットワークプレフィックスであると推測する。
前述したように、IPv6ノードは、通信可能に接続されているIPv6ルータから、そのルータが管理するサブネットワークのネットワークプレフィックスを示すRAメッセージを受信する。そして、IPv6ノードは、受信したRAメッセージが示すネットワークプレフィックスを含むIPv6アドレスを生成する。したがって、ノード3000は、ネットワーク4000上のIPv6ルータが管理するサブネットワークのネットワークプレフィックスを含むIPv6アドレスを生成し、保持していると考えられる。
そこで通信情報検出装置2000は、例えばネットワーク4000上の各IPv6ルータが通知したネットワークプレフィックスを記憶する。そして、通信情報検出装置2000は、ネットワーク4000上のIPv6ルータによって通知されたネットワークプレフィックス以外のネットワークプレフィックスは、ノード3000が保持するIPv6アドレスに含まれていないと推測する。
その他にも例えば、メッセージ送信部2020は、ノード3000が保持するIPv6アドレスに含まれていないと推測されるネットワークプレフィックスを示す情報を、外部から取得してもよい。上記情報の入力は、手動による入力であってもよいし、別の装置からの入力であってもよい。また、メッセージ送信部2020は、ノード3000が保持するIPv6アドレスに含まれていると推測されるネットワークプレフィックスの情報を、外部から取得してもよい。この場合、メッセージ送信部2020は、取得した情報に含まれていないネットワークプレフィックスが、ノード3000によって使用されていないネットワークプレフィックスであると推測する。
また、メッセージ送信部2020は、RAが示すネットワークプレフィックスとして用いる値を、外部から取得してもよい。この値の入力は、手動による入力であってもよいし、別の装置からの入力であってもよい。
<ハードウエア構成>
図6は、実施形態1に係る通信情報検出装置2000のハードウエア構成の例を示すブロック図である。図6において、通信情報検出装置2000は、バス1020、CPU1040、RAM1060、ストレージ1080、ネットワークインタフェース1100を有する。
バス1020は、CPU1040、RAM1060、ストレージ1080、及びネットワークインタフェース1100が相互に情報を送受信するための伝送路である。
ネットワークインタフェース1100は、ネットワーク4000を介してノード3000と通信を行うネットワークインタフェースである。ネットワークインタフェース1100は、無線回線を接続するネットワークインタフェースでもよいし、有線回線を接続するネットワークインタフェースでもよい。
CPU1040は、メッセージ送信モジュール1220を実行することで、メッセージ送信部2020の機能を実現する。CPU1040は、メッセージ受信モジュール1240を実行することで、メッセージ受信部2040の機能を実現する。CPU1040は、アドレス抽出モジュール1260を実行することで、アドレス抽出部2060の機能を実現する。
メッセージ送信モジュール1220、メッセージ受信モジュール1240、及びアドレス抽出モジュール1260は、例えばストレージ1080に格納される。そして、上記各モジュールは、CPU1040により、例えばRAM1060に読み出される。ここで、上記各モジュールは、RAM1060に格納されていてもよい。また、通信情報検出装置2000がROMを有する場合、上記各モジュールは、そのROMに格納されていてもよい。
ストレージ1080は、例えばハードディスク、USBメモリ、又はSSD(Solid State Drive)などの記憶装置である。また、ストレージ1080は、RAMやROM等の記憶装置であってもよい。
<One−shot RA処理の流れ>
図7は、実施形態1の通信情報検出装置2000によるOne−shot RA処理の流れの例を示すフローチャートである。
ステップS102において、メッセージ送信部2020は、RAメッセージを送信する。
ステップS104〜ステップS110は、所定時間が経過するまで繰り返し行うループ処理Aである。ステップS104において、通信情報検出装置2000は、所定時間が経過したか否かを判定する。所定時間が経過した場合、One−shot RA処理は終了する。所定時間が経過していない場合、One−shot RA処理は、ステップS106に進む。
ステップS106において、メッセージ受信部2040は、NSメッセージを受信する。ステップS108において、アドレス抽出部2060は、NSメッセージから、レイヤ2アドレスを抽出する。
ステップS110は、ループ処理Aの終端である。One−shot RA処理は、ステップS104に戻る。
実施形態1の通信情報検出装置2000が行うOne−shot RA処理は、図7のフローチャートに示す処理に限られない。例えば、ステップS104において、ループ処理Aを継続する条件は、別の条件でもよい。例えば通信情報検出装置2000は、所定の数のNSメッセージを受信した場合に、ループ処理Aを終了してもよい。また、上述した各ステップの順番は、処理に矛盾が生じない範囲で変更されてもよい。
<作用・効果>
以上のように、本実施形態の通信情報検出装置2000は、IPv6ルータによって利用されることを想定して規定されているRAメッセージを、元来の目的とは異なる目的で利用する。IPv6ルータは、自身が管理するサブネットワークのネットワークプレフィックスを、IPv6ノードに通知することを目的として、RAメッセージを送信する。したがって、IPv6ルータは、このRAメッセージを受信したIPv6ノードから、NSメッセージを受信することを目的としていない。
一方、通信情報検出装置2000は、RAメッセージを受信したIPv6ノードによるNSメッセージの送信を誘発し、IPv6ノードからNSメッセージを受信することを目的として、RAメッセージを利用する。こうすることで、通信情報検出装置2000は、NSメッセージが示すIPv6ノードのレイヤ2アドレスを抽出する。
通信情報検出装置2000によれば、ネットワーク4000上のIPv6ノードのレイヤ2アドレスが、1つのRAメッセージを契機として収集される。したがって、通信情報検出装置2000を利用すると、ネットワーク4000上のノードによるIPv6の利用形態を把握するために必要な時間が短い。
また、通信情報検出装置2000を利用すると、ネットワーク4000上のノードによるIPv6の利用形態を収集する際に、ネットワーク4000にかかる通信負荷が小さい。
さらに、通信情報検出装置2000を利用すると、ネットワーク4000上のノードによるIPv6の利用形態を把握するために必要な計算機リソースが少ない。
また、一般に、RAメッセージを受信した場合に、そのRAメッセージに基づいて新たなIPv6アドレスを生成するIPv6ノードは、RAメッセージが示す情報に基づいて、デフォルトルータを設定する。ここで、デフォルトルータを設定するIPv6ノードは、ルータを超えた外部のネットワークと通信できるIPv6ノードであると考えられる。そこで、通信情報検出装置2000は、アドレス抽出部2060によってNSメッセージからレイヤ2アドレスを抽出することで、ルータを超えた外部のネットワークと通信できるIPv6ノードを検出してもよい。通信情報検出装置2000を利用することで、ルータを超えた外部と通信可能なノード3000を、短い時間で把握することができる。
<変形例1−1>
実施形態1の通信情報検出装置2000のメッセージ送信部2020が生成するRAメッセージは、このRAメッセージを受信したノード3000によって生成されるIPv6アドレスの有効期間を短くさせるという特徴を有してもよい。メッセージ送信部2020が生成するRAメッセージが上記の特徴を有する実施形態1の通信情報検出装置2000を、変形例1−1の通信情報検出装置2000と表記する。ここで、IPv6アドレスの有効期間とは、通信情報検出装置2000が、そのIPv6アドレスを保持する期間である。
通信情報検出装置2000がRAメッセージを送信する目的は、ノード3000によるNSメッセージを誘発することである。そのため、通信情報検出装置2000がノード3000を検出した後、そのノード3000は、上記RAメッセージに基づいて新たに生成したIPv6アドレスを保持しなくてよい。
そこで、上記RAメッセージに基づいてノード3000が新たに生成したIPv6アドレスは、ノード3000によって保持されないか、もしくは、ノード3000によって保持される期間が短いことが好ましい。
そこで、変形例1−1のメッセージ送信部2020は、RAメッセージを受信したノード3000によって生成したIPv6アドレスが、ノード3000によって保持される期間(有効期間)が短くなるようにする。
例えばメッセージ送信部2020は、送信するRAメッセージのルータライフタイム(router lifetime)に、短い時間を設定する。ルータライフタイムが示す時間は、RAメッセージが示すネットワークプレフィックスが有効である期間の長さを示す。ここで、IPv6ノードは、IPv6アドレスに含まれるネットワークプレフィックスが有効である間、そのIPv6アドレスを保持する。そのため、メッセージ送信部2020は、送信するRAメッセージのルータライフタイムに短い時間を設定することで、ノード3000がこのRAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスの有効期間を短くする。
<作用・効果>
変形例1−1の通信情報検出装置2000を利用することで、ノード3000が、通信情報検出装置2000から受信したRAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを、長期間保持しないようにすることができる。
<変形例1−2>
通信情報検出装置2000のメッセージ送信部2020が生成するRAメッセージは、このRAメッセージを受信したノード3000に、このRAメッセージに基づいたIPv6アドレスを保持させないという特徴を有してもよい。メッセージ送信部2020が生成するRAメッセージが上記の特徴を持つ実施形態1の通信情報検出装置2000を、変形例1−2の通信情報検出装置2000と表記する。
メッセージ送信部2020は、例えば上述した、RAメッセージに示すルータライフタイムに0を設定する。ルータライフタイムに0が設定されたRAメッセージは、このRAメッセージを送信した装置がデフォルトルータでないことを示す。この場合、このRAメッセージを受信したIPv6ノードは、このRAメッセージに基づくIPv6アドレスを保持しない。
<作用・効果>
変形例1−2の通信情報検出装置2000を利用することで、ノード3000が、通信情報検出装置2000から受信したRAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを、保持しないようにすることができる。
<変形例1−3>
実施形態1の通信情報検出装置2000のアドレス抽出部2060は、メッセージ受信部2040が受信したNSメッセージが示すIPv6アドレスを抽出してもよい。アドレス抽出部2060がこの機能を有する実施形態1の通信情報検出装置2000を、変形例1−3の通信情報検出装置2000と表記する。
<作用・効果>
変形例1−3の通信情報検出装置2000を利用することで、ネットワーク4000上のノードによるIPv6の利用形態を、さらに詳細に把握することが出来る。ここで、IPv6アドレスは、ネットワークプレフィックスに加え、インタフェースIDを含む。したがって、変形例1−3の通信情報検出装置2000は、ノード3000が送信したNSメッセージによって示されるIPv6アドレスを抽出することで、ノード3000が生成したIPv6アドレスのインタフェースIDを抽出することが出来る。これにより、ノード3000がIPv6アドレスにどのようなインタフェースIDを用いるかを把握できるため、ノード3000によるIPv6アドレスの生成方法の特徴を把握することができる。
その他にも、ノード3000が保持しているその他のIPv6アドレスを取得することで、例えばノード3000が保持する複数のIPv6アドレスに共通する特徴を把握することができる。
[実施形態2]
図8は、実施形態2に係る通信情報検出装置2000を示すブロック図である。ここで、図8に示す機能構成部のうち、図1に同符号の機能構成部が示されている機能構成部は、図1における同符号の機能構成部と同様の機能を有する。また、図8において、各機能構成部は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。
実施形態2のメッセージ受信部2040が受信するNSメッセージは、メッセージ送信部2020によって送信されたRAメッセージを受信したノード3000が、このRAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを示している。具体的には、上記IPv6アドレスは、NSメッセージのターゲットアドレスに格納されている。
実施形態2の通信情報検出装置2000は、アドレス無効化部2080を有する。アドレス無効化部2080は、ノード3000から受信したNSメッセージによって示されるノード3000のIPv6アドレスが、別のノードによって保持されていることを擬似的に示すNAメッセージを、ノード3000に対して送信する。こうすることで、アドレス無効化部2080は、ノード3000が、上記IPv6アドレスを保持しないようにする。ここで、上記の「擬似的に」とは、NSメッセージによって示されるIPv6アドレスを保持しているIPv6ノードが実際に存在するか否かに関係ないということを意味する。
図9は、実施形態2の通信情報検出装置2000の動作を概念的に示す図である。通信情報検出装置2000のメッセージ送信部2020は、RAメッセージを、レイヤ2レベルでブロードキャストする。ノード1〜4はそれぞれ、このRAメッセージを受信する。そして、ノード1〜4は、このRAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを示すNSメッセージを、レイヤ2レベルでブロードキャストする。通信情報検出装置2000のメッセージ受信部2040は、ノード1〜4が送信したNSメッセージをそれぞれ受信する。そして、通信情報検出装置2000のアドレス無効化部2080は、ノード1〜4それぞれに対し、NAメッセージを送信する。NAメッセージを受信したノード1〜4は、RAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを保持することができないと判断する。
<One−shot RA処理の流れ>
図10は、実施形態2の通信情報検出装置2000が行うOne−shot RA処理の流れの一例である。図10のフローチャートは、ステップS202を有することを除いて、図7のフローチャートと同様である。
ステップS202は、ステップS108の後に行われる。ステップS202において、アドレス無効化部2080は、ステップS106で受信したNSメッセージを送信したノード3000に対して、NAメッセージを送信する。
<作用・効果>
実施形態2の通信情報検出装置2000を利用することで、ノード3000が、通信情報検出装置2000から受信したRAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを、保持しないようにすることができる。
[実施形態3]
図11は、実施形態3に係る通信情報検出装置2000を示すブロック図である。ここで、図11に示す機能構成部のうち、図1に同符号の機能構成部が示されている機能構成部は、図1における同符号の機能構成部と同様の機能を有する。また、図11において、各機能構成部は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。
実施形態3の通信情報検出装置2000は、IPv6ノードリスト生成部2100を有する。IPv6ノードリスト生成部2100は、IPv6ノードリストを生成する。IPv6ノードリストは、アドレス抽出部2060によって抽出されたノード3000のレイヤ2アドレスを示すリストである。
<One−shot RA処理の流れ>
図12は、実施形態2の通信情報検出装置2000が行うOne−shot RA処理の流れの一例である。図12のフローチャートは、ステップS302及びS304を有することを除いて、図7のフローチャートと同様である。
ステップS302は、例えばステップS102の前に行われる。ただし、ステップS302は、ステップS304より前であれば、どの時点で行われてもよい。ステップS302において、IPv6ノードリスト生成部2100は、空のIPv6ノードリストを生成する。
ステップS304は、ステップS108の後に行われる。ステップS304において、IPv6ノードリスト生成部2100は、ステップS108で抽出したレイヤ2アドレスを、IPv6ノードリストに追加する。
<作用・効果>
実施形態3の通信情報検出装置2000を利用することで、ネットワーク4000上のIPv6ノードのリストを取得することができる。
[実施形態4]
図13は、実施形態4に係る通信情報検出装置2000を示すブロック図である。ここで、図13に示す機能構成部のうち、図11において同符号の機能構成部が示されている機能構成部は、図11における同符号の機能構成部と同様の機能を有する。また、図13において、各機能構成部は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を示している。
実施形態4の通信情報検出装置2000は、ノードリスト2120及び非IPv6ノードリスト生成部2140を有する。
ノードリスト格納部2120は、ノードリストを格納する。ノードリストは、ネットワーク4000上の各ノードが保持するレイヤ2アドレスのリストである。
非IPv6ノードリスト生成部2140は、非IPv6ノードリストを生成する。非IPv6ノードリストは、ネットワーク4000上のノードのうち、IPv6ノード以外のノードのリストである。非IPv6ノードリスト生成部2140は、ノードリストに示されるレイヤ2アドレスのうち、IPv6ノードリスト生成部2100が生成したIPv6ノードリストに含まれていないレイヤ2アドレスのリストを、非IPv6ノードリストとして生成する。
<One−shot RA処理の流れ>
図14は、実施形態4の通信情報検出装置2000が行うOne−shot RA処理の流れの一例である。図14のフローチャートは、ステップS402を有することを除いて、図12のフローチャートと同様である。
ステップS402は、ステップS110の後に行われる。ステップS402において、非IPv6ノードリスト生成部2140は、非IPv6ノードリストを生成する。
<作用・効果>
実施形態4の通信情報検出装置2000を利用することで、ネットワーク4000上のノードが、IPv6プロトコルスタックを有するノードと、IPv6プロトコルスタックを有しないノードに分類される。さらに、IPv6プロトコルスタックを有するノードのリストと、IPv6プロトコルスタックを有しないノードのリストをそれぞれ取得することができる。
以下、参考形態の例を付記する。
1.IPv6のプロトコルスタックを持つIPv6ノードが接続されているネットワーク上に、ネットワークプレフィックスを示すRA(Router Advertisement)メッセージを送信するメッセージ送信手段と、
前記RAメッセージを受信した前記IPv6ノードによって送信された、該ノードのレイヤ2アドレスを示すNS(Neighbor Solicitation)メッセージを受信するメッセージ受信手段と、
前記NSメッセージから、前記IPv6ノードのレイヤ2アドレスを抽出するアドレス抽出手段と、
を有する通信情報検出装置。
2.前記メッセージ送信手段が送信するRAメッセージは、該RAメッセージを受信した前記IPv6ノードによって、該RAメッセージに基づいて生成されるIPv6アドレスの有効期間を短くさせることを特徴とする1.に記載の通信情報検出装置。
3.前記メッセージ送信手段が送信するRAメッセージは、該RAメッセージを受信した前記IPv6ノードに、該RAメッセージに基づいたIPv6アドレスを生成させないことを特徴とする1.に記載の通信情報検出装置。
4.前記メッセージ受信手段が受信するNSメッセージは、前記RAメッセージを受信した前記IPv6ノードが、該RAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを示し、
前記IPv6ノードに対し、前記NSメッセージに示される前記IPv6アドレスが、別のIPv6ノードによって保持されていることを擬似的に示すNA(Neighbor Advertisement)メッセージを送信するアドレス無効化手段をさらに有する3.に記載の通信情報検出装置。
5.前記アドレス抽出手段によって抽出されたレイヤ2アドレスを含む、IPv6ノードリストを生成するIPv6ノードリスト生成手段をさらに有する1.乃至4.いずれか1つに記載の通信情報検出装置。
6.前記ネットワークと通信可能に接続されているノードのレイヤ2アドレスのリストであるノードリストを格納するノードリスト格納手段と、
前記ノードリストに含まれているレイヤ2アドレスであり、かつ、前記アドレス抽出手段によって抽出されなかったレイヤ2アドレスを含む、非IPv6ノードリストを生成する非IPv6ノードリスト生成手段と、
をさらに有する5.に記載の通信情報検出装置。
7.前記ノードが送信する前記NSメッセージは、前記ノードが、前記RAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを示しており、
前記アドレス抽出手段は、前記ノードが、前記RAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを、前記NSメッセージから抽出する1.乃至6.いずれか1つに記載の通信情報検出装置。
8.コンピュータに、通信情報検出装置として動作する機能を持たせるプログラムであって、
前記コンピュータに、
IPv6のプロトコルスタックを持つIPv6ノードが接続されているネットワーク上に、ネットワークプレフィックスを示すRA(Router Advertisement)メッセージを送信するメッセージ送信機能と、
前記RAメッセージを受信した前記IPv6ノードによって送信された、該ノードのレイヤ2アドレスを示すNS(Neighbor Solicitation)メッセージを受信するメッセージ受信機能と、
前記NSメッセージから、前記IPv6ノードのレイヤ2アドレスを抽出するアドレス抽出機能と、
を持たせるプログラム。
9.前記メッセージ送信機能が送信するRAメッセージは、該RAメッセージを受信した前記IPv6ノードによって、該RAメッセージに基づいて生成されるIPv6アドレスの有効期間を短くさせることを特徴とする8.に記載のプログラム。
10.前記メッセージ送信機能が送信するRAメッセージは、該RAメッセージを受信した前記IPv6ノードに、該RAメッセージに基づいたIPv6アドレスを保持させないことを特徴とする8.記載のプログラム。
11.前記メッセージ受信機能が受信するNSメッセージは、前記RAメッセージを受信した前記IPv6ノードが、該RAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを示し、
前記コンピュータに、前記IPv6ノードに対し、前記NSメッセージに示される前記IPv6アドレスが、別のIPv6ノードによって保持されていることを擬似的に示すNA(Neighbor Advertisement)メッセージを送信するアドレス無効化機能をさらに持たせる10.に記載のプログラム。
12.前記コンピュータに、前記アドレス抽出機能によって抽出されたレイヤ2アドレスを含む、IPv6ノードリストを生成するIPv6ノードリスト生成機能をさらに持たせる8.乃至11.いずれか1つに記載のプログラム。
13.前記コンピュータに、
前記ネットワークと通信可能に接続されているノードのレイヤ2アドレスのリストであるノードリストを格納するノードリスト格納機能と、
前記ノードリストに含まれているレイヤ2アドレスであり、かつ、前記アドレス抽出機能によって抽出されなかったレイヤ2アドレスを含む、非IPv6ノードリストを生成する非IPv6ノードリスト生成機能と、
をさらに持たせる12.記載のプログラム。
14.前記ノードが送信する前記NSメッセージは、前記ノードが、前記RAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを示しており、
前記アドレス抽出機能は、前記ノードが、前記RAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを、前記NSメッセージから抽出する8.乃至13.いずれか1つに記載のプログラム。
15.コンピュータが、通信情報検出装置として動作する方法であって、
前記コンピュータが、IPv6のプロトコルスタックを持つIPv6ノードが接続されているネットワーク上に、ネットワークプレフィックスを示すRA(Router Advertisement)メッセージを送信するメッセージ送信ステップと、
前記コンピュータが、前記RAメッセージを受信した前記IPv6ノードによって送信された、該ノードのレイヤ2アドレスを示すNS(Neighbor Solicitation)メッセージを受信するメッセージ受信ステップと、
前記コンピュータが、前記NSメッセージから、前記IPv6ノードのレイヤ2アドレスを抽出するアドレス抽出ステップと、
を有する方法。
16.前記メッセージ送信ステップが送信するRAメッセージは、該RAメッセージを受信した前記IPv6ノードによって、該RAメッセージに基づいて生成されるIPv6アドレスの有効期間を短くさせることを特徴とする15.に記載の方法。
17.前記メッセージ送信ステップが送信するRAメッセージは、該RAメッセージを受信した前記IPv6ノードに、該RAメッセージに基づいたIPv6アドレスを保持させないことを特徴とする15.に記載の方法。
18.前記メッセージ受信ステップが受信するNSメッセージは、前記RAメッセージを受信した前記IPv6ノードが、該RAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを示し、
前記コンピュータが、前記IPv6ノードに対し、前記NSメッセージに示される前記IPv6アドレスが、別のIPv6ノードによって保持されていることを擬似的に示すNA(Neighbor Advertisement)メッセージを送信するアドレス無効化ステップをさらに有する17.記載の方法。
19.前記コンピュータが、前記アドレス抽出ステップによって抽出されたレイヤ2アドレスを含む、IPv6ノードリストを生成するIPv6ノードリスト生成ステップをさらに有する15.乃至18.いずれか1つに記載の方法。
20.前記コンピュータが、前記ネットワークと通信可能に接続されているノードのレイヤ2アドレスのリストであるノードリストを格納するノードリスト格納ステップと、
前記コンピュータが、前記ノードリストに含まれているレイヤ2アドレスであり、かつ、前記アドレス抽出ステップによって抽出されなかったレイヤ2アドレスを含む、非IPv6ノードリストを生成する非IPv6ノードリスト生成ステップと、
をさらに有する19.記載の方法。
21.前記ノードが送信する前記NSメッセージは、前記ノードが、前記RAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを示しており、
前記アドレス抽出ステップは、前記ノードが、前記RAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを、前記NSメッセージから抽出する15.乃至20.いずれか1つに記載の方法。
1020 バス
1040 CPU
1060 RAM
1080 ストレージ
1100 ネットワークインタフェース
1220 メッセージ送信モジュール
1240 メッセージ受信モジュール
1260 アドレス抽出モジュール
2000 通信情報検出装置
2020 メッセージ送信部
2040 メッセージ受信部
2060 アドレス抽出部
2080 アドレス無効化部
2100 IPv6ノードリスト生成部
2120 ノードリスト格納部
2140 非IPv6ノードリスト生成部
3000 ノード
4000 ネットワーク

Claims (9)

  1. IPv6のプロトコルスタックを持つIPv6ノードが接続されているネットワーク上に、ネットワークプレフィックスを示すRA(Router Advertisement)メッセージを送信するメッセージ送信手段と、
    前記RAメッセージを受信した前記IPv6ノードによって送信された、該ノードのレイヤ2アドレスを示すNS(Neighbor Solicitation)メッセージを受信するメッセージ受信手段と、
    前記NSメッセージから、前記IPv6ノードのレイヤ2アドレスを抽出するアドレス抽出手段と、
    を有する通信情報検出装置。
  2. 前記メッセージ送信手段が送信するRAメッセージは、該RAメッセージを受信した前記IPv6ノードによって、該RAメッセージに基づいて生成されるIPv6アドレスの有効期間を短くさせることを特徴とする請求項1記載の通信情報検出装置。
  3. 前記メッセージ送信手段が送信するRAメッセージは、該RAメッセージを受信した前記IPv6ノードに、該RAメッセージに基づいたIPv6アドレスを保持させないことを特徴とする請求項1記載の通信情報検出装置。
  4. 前記メッセージ受信手段が受信するNSメッセージは、前記RAメッセージを受信した前記IPv6ノードが、該RAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを示し、
    前記IPv6ノードに対し、前記NSメッセージに示される前記IPv6アドレスが、別のIPv6ノードによって保持されていることを擬似的に示すNA(Neighbor Advertisement)メッセージを送信するアドレス無効化手段をさらに有する請求項3記載の通信情報検出装置。
  5. 前記アドレス抽出手段によって抽出されたレイヤ2アドレスを含む、IPv6ノードリストを生成するIPv6ノードリスト生成手段をさらに有する請求項1乃至4いずれか一項に記載の通信情報検出装置。
  6. 前記ネットワークと通信可能に接続されているノードのレイヤ2アドレスのリストであるノードリストを格納するノードリスト格納手段と、
    前記ノードリストに含まれているレイヤ2アドレスであり、かつ、前記アドレス抽出手段によって抽出されなかったレイヤ2アドレスを含む、非IPv6ノードリストを生成する非IPv6ノードリスト生成手段と、
    をさらに有する請求項5記載の通信情報検出装置。
  7. 前記ノードが送信する前記NSメッセージは、前記ノードが、前記RAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを示しており、
    前記アドレス抽出手段は、前記ノードが、前記RAメッセージに基づいて生成したIPv6アドレスを、前記NSメッセージから抽出する請求項1乃至6いずれか一項に記載の通信情報検出装置。
  8. コンピュータに、通信情報検出装置として動作する機能を持たせるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    IPv6のプロトコルスタックを持つIPv6ノードが接続されているネットワーク上に、ネットワークプレフィックスを示すRA(Router Advertisement)メッセージを送信するメッセージ送信機能と、
    前記RAメッセージを受信した前記IPv6ノードによって送信された、該ノードのレイヤ2アドレスを示すNS(Neighbor Solicitation)メッセージを受信するメッセージ受信機能と、
    前記NSメッセージから、前記IPv6ノードのレイヤ2アドレスを抽出するアドレス抽出機能と、
    を持たせるプログラム。
  9. コンピュータが、通信情報検出装置として動作する方法であって、
    前記コンピュータが、IPv6のプロトコルスタックを持つIPv6ノードが接続されているネットワーク上に、ネットワークプレフィックスを示すRA(Router Advertisement)メッセージを送信するメッセージ送信ステップと、
    前記コンピュータが、前記RAメッセージを受信した前記IPv6ノードによって送信された、該ノードのレイヤ2アドレスを示すNS(Neighbor Solicitation)メッセージを受信するメッセージ受信ステップと、
    前記コンピュータが、前記NSメッセージから、前記IPv6ノードのレイヤ2アドレスを抽出するアドレス抽出ステップと、
    を有する方法。
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